JP2012192860A - 列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示方法及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定側制御装置11は、中央処理装置12と、計時装置13と、列車ID読み取り装置14と、列車停車検知装置15と、列車停車時刻送信装置16とを具備し、移動側制御装置21は、中央処理装置22と、計時装置23と、列車ID記憶装置24と、列車停車時刻受信装置25と、列車停車時刻記憶装置26と、列車ダイヤ時刻表記憶装置27と、列車停車遅延時間記憶装置28と、列車発車検知装置29と、列車発車時刻記憶装置30と、列車発車遅延時間記憶装置31と、運転台に設置した列車遅延時間表示装置32とを具備し、列車運行における正確な停車遅延時間および発車遅延時間を自動的に算出して前記列車遅延時間表示装置32に自動的に表示し運転士に報知するようにした。
【選択図】図2
Description
列車の遅延時間を運転士にわかりやすく知らせるシステムが提案されていないため、運転士はダイヤ時刻表と現在時刻を確認し、遅延時間を自ら計算しなければならず負担となっている。
〔1〕列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示方法において、列車10が駅に入ってくると、固定側制御装置11によって前記列車10のID情報を読み取り、前記列車10が停車すると、列車停車時刻を検知し、この列車停車時刻を前記固定側制御装置11から移動側制御装置21に送信し、この移動側制御装置21で受信した停車時刻をダイヤ時刻表と比較し、停車遅延時間を算出して表示装置に自動的に表示するとともに、前記列車の発車動作を検知すると、それを発車時刻とし前記ダイヤ時刻表と比較し、発車遅延時間を算出して前記表示装置に自動的に表示することにより、前記停車遅延時間および前記発車遅延時間を運転士に報知するようにしたことを特徴とする。
〔4〕上記〔2〕記載の列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システムにおいて、前記列車発車検知装置は、列車の戸閉めの表示灯の動作検知装置であることを特徴とする。
図1は本発明の実施例を示す列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システムの概要説明図、図2は本発明の実施例を示す列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示方法の概略フローチャートである。
この図において、1は駅、2は駅のホーム、3はそのホーム2における列車10の停止位置、11はその停止位置3付近に配置される固定側制御装置、21は列車10の運転台に設置される移動側制御装置である。
(1)列車が駅に入ってくると、固定側制御装置で列車ID情報を読み取る(ステップS1)。
(2)列車が停車すると列車停車時刻を検知し、この列車停車時刻を固定側制御装置から移動側制御装置に送信する(ステップS2)。
(4)算出された列車停車遅延時間を表示装置に自動的に表示し、運転士に報知する(ステップS4)。
(5)列車の発車動作を検知すると、それを列車発車時刻としダイヤ時刻表と比較し、列車発車遅延時間を算出して表示装置に自動的に表示し、運転士に報知する(ステップS5)。
図3は本発明の実施例を示す列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システムのブロック図である。
この図において、固定側制御装置11は、中央処理装置(CPU)12と、計時装置(時計)13と、列車ID読み取り装置14と、列車停車検知装置15と、列車停車時刻送信装置16とを具備し、移動側制御装置21は、中央処理装置(CPU)22と、計時装置(時計)23と、列車ID記憶装置24と、列車停車時刻受信装置25と、列車停車時刻記憶装置26と、列車ダイヤ時刻表記憶装置27と、列車停車遅延時間記憶装置28と、列車発車検知装置29と、列車発車時刻記憶装置30と、列車発車遅延時間記憶装置31と、列車遅延時間表示装置(運転台に設置)32とを具備し、列車運行の正確な遅延時間を自動的に算出・表示して、運転士に報知するようにした。
(1)列車10には列車ID記憶装置24が設けられており、列車10が駅1に入って停止位置3付近に至ると、固定側制御装置11の列車ID読み取り装置14が列車ID記憶装置24から列車10のID情報を読み取る(ステップS11)。
(3)すると、固定側制御装置11の列車停車時刻送信装置16が検知した列車10の停車時刻を列車10に対して送信し(ステップS13)、その列車停車時刻を移動側制御装置21の列車停車時刻受信装置25が受信する(ステップS14)。
(5)移動側制御装置21は、ステップ15で記憶した列車10の停車時刻と、列車ダイヤ時刻表記憶装置27に記憶されたダイヤ時刻とを比較して、列車10の停車遅延時間を算出する(ステップS16)。
(7)記憶した列車10の停車遅延時間を列車遅延時間表示装置32に自動的に表示する(ステップS18)。
(8)列車発車検知装置29が、ノッチの投入操作又は戸閉めの表示灯の動作を検知することによって列車10の発車時刻を検知する(ステップS19)。
(10)次に、その列車発車時刻に基づいて列車10の発車遅延時間を算出する(ステップS21)。
(11)算出した列車10の発車遅延時間を列車発車遅延時間記憶装置31に記憶する(ステップS22)。
このように構成することにより、列車運行における正確な遅延時間を自動的に算出し、運転士が見やすいように運転台に設置した表示装置に自動的に表示することができるので、列車の停車遅延時間と発車遅延時間を運転士に報知し、回復運転の目安とすることができる。
2 駅のホーム
3 列車の停止位置
11 固定側制御装置
12,22 中央処理装置(CPU)
13,23 計時装置(時計)
14 列車ID読み取り装置
15 列車停車検知装置
16 列車停車時刻送信装置
21 移動側制御装置
24 列車ID記憶装置
25 列車停車時刻受信装置
26 列車停車時刻記憶装置
27 列車ダイヤ時刻表記憶装置
28 列車停車遅延時間記憶装置
29 列車発車検知装置
30 列車発車時刻記憶装置
31 列車発車遅延時間記憶装置
32 列車遅延時間表示装置
Claims (4)
- 列車が駅に入ってくると、固定側制御装置によって前記列車のID情報を読み取り、前記列車が停車すると、列車停車時刻を検知し、該列車停車時刻を前記固定側制御装置から移動側制御装置に送信し、該移動側制御装置で受信した停車時刻をダイヤ時刻表と比較し、停車遅延時間を算出して表示装置に自動的に表示するとともに、前記列車の発車動作を検知すると、それを発車時刻とし前記ダイヤ時刻表と比較し、発車遅延時間を算出して前記表示装置に自動的に表示することにより、前記停車遅延時間および前記発車遅延時間を運転士に報知するようにしたことを特徴とする列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示方法。
- 列車の駅停止位置付近に配置される固定側制御装置と、前記列車の運転台に設置される移動側制御装置とを備え、前記固定側制御装置は、中央処理装置(CPU)と、計時装置(時計)と、列車ID読み取り装置と、列車停車検知装置と、列車停車時刻送信装置とを具備し、前記移動側制御装置は、中央処理装置(CPU)と、計時装置(時計)と、列車ID記憶装置と、列車停車時刻受信装置と、列車停車時刻記憶装置と、列車ダイヤ時刻表記憶装置と、列車停車遅延時間記憶装置と、列車発車検知装置と、列車発車時刻記憶装置と、列車発車遅延時間記憶装置と、運転台に設置した列車遅延時間表示装置とを具備し、列車運行における正確な停車遅延時間および発車遅延時間を自動的に算出して前記列車遅延時間表示装置に自動的に表示し運転士に報知するようにしたことを特徴とする列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システム。
- 請求項2記載の列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システムにおいて、前記列車発車検知装置は、運転席のノッチの投入操作の検知装置であることを特徴とする列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システム。
- 請求項2記載の列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システムにおいて、前記列車発車検知装置は、列車の戸閉めの表示灯の動作検知装置であることを特徴とする列車のダイヤ乱れ時の遅延時間算出・表示システム。
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