JP2012190439A - 医療情報管理システム及び医療情報管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムにおいて、その稼働時間に拘らず医療情報の共有を可能とする。
【解決手段】医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムである。医療情報管理システムは、稼働時間情報記憶部と、稼働状況分析部と、医療情報送信部とを備える。稼働時間情報記憶部は、複数のサーバーの稼働時間をそれぞれ記憶する。管理情報記憶部は、医療情報が記憶されたサーバーを示す管理情報を記憶する。稼働状況分析部は、稼働時間に関する情報に基づいて、第1のサーバーとは異なる他のサーバーを通知する。医療情報送信部は、通知された他のサーバーから第2のサーバーを決定し、第1のサーバーの医療情報記憶部に記憶された医療情報を、第2のサーバーに送信する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、複数のサーバー間で医療情報の送受信を行う医療情報管理システムの技術に関する。
所定の地域内に含まれる複数の医療機関の間で、各医療機関にそれぞれ管理・記憶されている医療情報(例えば、患者の診療記録や読影レポート等)の共有を可能とする地域連携システムがある。地域連携システムでは、地域内の複数の医療機関から参照可能なデータセンターを備え、このデータセンターに各医療情報の所在(即ち、医療機関)を管理情報として記憶させている。この管理情報を基に、地域内の医療機関は、他の医療機関で作成された医療情報を、その医療機関からネットワークを介して取得する。このように地域連携システムでは、複数の医療情報が各医療機関に分散して管理されているような場合において、ネットワークを介して医療情報を共有することで、地域内の複数の医療機関による連携を可能としている。
一方で、地域内の複数の医療機関は、業務時間が一致しているとは限らない。そのため、医療情報を管理するサーバーの稼働時間は医療機関ごとに異なる場合がある。これにより、あるサーバーの非稼働時間中には、そのサーバーに記憶された医療情報を、他の医療機関が利用することは困難である。この非稼働時間を見越して、そのサーバーに記憶された医療情報の複製をあらかじめ各医療機関に記憶させておくことで、非稼働時間にその医療情報を参照可能とする方法もある。しかしながら、地域内の各医療機関で、全ての医療機関にそれぞれ記憶された医療情報の複製を全て記憶させるには膨大な記憶領域を必要とする。特に、地域内の医療機関に記憶された医療情報の数は、医療機関の数が増えると指数関数的に増加するため、全医療情報の複製を各医療機関に記憶させることは極めて困難である。
特開特開2008−284294号公報
この発明の実施形態は、医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムにおいて、その稼働時間に拘らず医療情報の共有を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、この実施形態の第1の態様は、医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療施設の医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムである。医療情報管理システムは、稼働時間情報記憶部と、稼働状況分析部と、医療情報送信部とを備える。稼働時間情報記憶部は、複数のサーバーの稼働時間をそれぞれ記憶する。管理情報記憶部は、医療情報が記憶されたサーバーを示す管理情報を記憶する。稼働状況分析部は、稼働時間を示す情報に基づいて、第1のサーバーとは異なる他のサーバーを通知する。医療情報送信部は、通知された当該他のサーバーから、第1のサーバーに記憶された医療情報の一時保存を行うための第2のサーバーを決定し、第1のサーバーの医療情報記憶部に記憶された医療情報を、第2のサーバーに送信する。
また、この実施形態の第2の態様は、医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療施設の医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムである。医療情報管理システムは、性能情報算出部と、医療情報送信部とを備える。性能情報算出部は、複数のサーバーの処理負荷情報を求める。管理情報記憶部は、医療情報が記憶されたサーバーを示す管理情報を記憶する。医療情報送信部は、処理負荷情報に基づいて、第1のサーバーに記憶された医療情報の一時保存を行う第2のサーバーを決定し、第1のサーバーの医療情報記憶部に記憶された医療情報を、第2のサーバーに送信する。
また、この実施形態の第3の態様は、医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えた複数の医療情報サーバーと、管理情報サーバーとを備えた医療情報管理システムである。管理情報サーバーは、複数の医療施設の情報を管理するものであり、医療情報が記憶された医療情報サーバーを示す管理情報を記憶する。医療情報サーバー及び管理情報サーバーのうち、少なくとも一方は、稼働時間情報記憶部と、稼働状況分析部と、医療情報送信部とを備える。稼働時間情報記憶部は、複数の医療情報サーバーの稼働時間を示す情報を記憶する。稼働状況分析部は、稼働時間を示す情報に基づいて、第1の医療情報サーバーとは異なる他のサーバーを通知する。医療情報送信部は、通知された当該他のサーバーから、第1の医療情報サーバーに記憶された医療情報の一時保存を行う第2の医療情報サーバーを決定し、第1の医療情報サーバーの医療情報記憶部に記憶された医療情報を、第2の医療情報サーバーに送信する。
また、この実施形態の第4の態様は、医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えた複数の医療情報サーバーと、管理情報サーバーとを備えた医療情報管理システムである。管理情報サーバーは、複数の医療施設の情報を管理するものであり、医療情報が記憶された医療情報サーバーを示す管理情報を記憶する。医療情報サーバー及び管理情報サーバーのうち、少なくとも一方は、性能情報算出部と、医療情報送信部とを備える。性能情報算出部は、複数の医療情報サーバーの処理負荷情報を求める。医療情報送信部は、処理負荷情報に基づいて第1の医療情報サーバーに記憶された医療情報の一時保存を行う第2の医療情報サーバーを決定し、第1の医療情報サーバーの医療情報記憶部に記憶された医療情報を、第2の医療情報サーバーに送信する。
また、この実施形態の第5の態様は、医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムによる医療情報管理方法である。この医療情報管理方法は、第1の群特定ステップと、第2の群特定ステップと、送信ステップと、第3の群特定ステップと、第4の群特定ステップと、参照ステップと、を備える。第1の群特定ステップは、あらかじめ記憶された複数のサーバーの稼働時間を基に、複数のサーバーに含まれる第1のサーバーの稼働時間と、第1のサーバー以外の他のサーバーの稼働時間とを比較し、他のサーバーのうち、第1のサーバーが稼働していない時間に稼働しているサーバーを含む第1の群を特定する。第2の群特定ステップは、あらかじめ記憶された医療情報が記憶されたサーバーを示す管理情報を基に、複数のサーバーのうち第1の医療情報が記憶されていないサーバーを含む第2の群を特定する。送信ステップは、第1の群及び第2の群の双方に含まれるサーバーを第2のサーバーとして特定し、第1の医療情報を第2のサーバーに送信する。第3の群特定ステップは、第1の医療情報の検索要求を受けて、複数のサーバーの稼働時間に基づき、要求を受けた時点において稼働しているサーバーを含む第3の群を特定する。第4の群特定ステップは、管理情報に基づき、第1の医療情報が記憶されているサーバーを含む第4の群を特定する。参照ステップは、第3の群及び第4の群の双方に含まれるサーバーの一つを第3のサーバーとして特定し、当該第3のサーバーに当該第1の医療情報を送信させる。
また、この実施形態の第6の態様は、医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療情報を複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムである。医療情報管理システムは、稼働時間情報記憶部と、稼働状況分析部と、を備える。稼働時間情報記憶部は、複数のサーバーの稼働時間をそれぞれ記憶する。管理情報記憶部は、医療情報が記憶されたサーバーを示す管理情報を記憶する。稼働状況分析部は、複数のサーバーに含まれる第1のサーバーの稼働時間と、第1のサーバー以外の他のサーバーの稼働時間とを比較し、他のサーバーのうち、第1のサーバーが稼働していない時間に稼働している第2のサーバーを通知する。第1のサーバーは、医療情報送信部を備える。医療情報送信部は、医療情報記憶部に記憶された第1の医療情報を、第2のサーバーに送信する。
第1の実施形態に係る医療情報管理システムのブロック図である。 医療情報の複製の転送に着目した医療情報管理システムのブロック図である。 各サーバーの稼働時間を示した図である。 稼働情報のデータ構造の一例である。 管理情報のデータ構造の一例である。 管理情報のデータ構造の一例である。 医療情報のデータ構造の一例である。 医療情報の転送に係るサーバー間の処理の流れを示した図である。 転送先となるサーバーの特定に係る処理のフローチャートである。 医療情報の参照に着目した医療情報管理システムのブロック図である。 医療情報の参照に係るサーバー間の処理の流れを示した図である。 実施形態に係る医療情報管理システムの一例を示したブロック図である。 医療情報の参照に着目した第2の実施形態に係る医療情報管理システムのブロック図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る医療情報管理システムの構成について、図1を参照しながら説明する。図1に示すように本実施形態に係る医療情報管理システムは、管理サーバー2と、クライアント3と、複数のサーバーとを含んで構成されている。以降では、複数のサーバーとして、サーバー1A〜1Fが含まれるものとして説明する。なお、サーバー1A〜1Fは、病院等の医療機関に設けられた医療情報を管理・記憶するサーバーを示している。以降では、この医療機関単位でサーバーが設けられているものとして説明する。また、本実施形態に係る医療情報管理システムは、「医療情報の複製の転送」に係る契機で動作する機能と、「医療情報の参照」に係る契機で動作する機能とを有している。以降では、この2つの契機に分けてそれぞれ説明する。
管理サーバー2は、稼働情報記憶部21と、管理情報記憶部22とを含んで構成されている。
稼働情報記憶部21には、あらかじめ作成された稼働情報D10が記憶されている。稼働情報D10は、サーバー1A〜1Fそれぞれが稼働している稼働時間を示している。例えば、図3は、サーバー1A〜1Fそれぞれの稼働時間を示している。図3に示すように、サーバー1Aの稼働時間は9:00〜18:00であり、サーバー1Bの稼働時間は12:00〜24:00である。図4は、図3に示した各サーバーの稼働時間に基づき作成された稼働情報D10の一例である。図4に示すように、稼働情報D10は、施設IDc10と、稼働開始時間c11と、稼働終了時間c12とを含んで構成されている。施設IDc10は、各サーバーを識別するための識別情報を示している。また、稼働開始時間c11は、そのサーバーが稼働を開始する時間を示しており、稼働終了時間c12は、そのサーバーが稼働を終了する時間を示している。また、図4に示すように、稼働情報D10は、開始日c13と終了日c14とを含んでもよい。開始日c13は、そのサーバーが稼働を開始した日付を示している。また、終了日c14は、そのサーバーが稼働を終了する日付を示している。このように稼働情報D10に開始日c13及び終了日c14を設けることで、各サーバーの稼働している期間を日付単位で管理することが可能となる。
管理情報記憶部22は、データ管理情報D20と、患者管理情報D30とを記憶している。なお、データ管理情報D20と患者管理情報D30とを総じて「管理情報」と呼ぶ場合がある。
データ管理情報D20は、医療情報それぞれが記憶されたサーバーを特定するための情報である。図5は、データ管理情報D20の一例である。データ管理情報D20は、患者IDc20と、診療情報IDc21と、登録日c22と、施設IDc10とを含んで構成されている。患者IDc20は、サーバー1A〜1F間で、患者を一意に識別するための識別情報である。また、診療情報IDc21は、診療の種別を識別するための情報である。図5の例では、患者IDc20と、診療情報IDc21とを組み合わせることで、その患者に関する医療情報を一意に識別される。また登録日c22は、そのデータ管理情報D20が登録された日付を示している。また、施設IDc10は、患者IDc20及び診療情報IDc21で示された医療情報が管理・記憶されているサーバーの識別情報を示している。例えば、患者ID「P1000」、診療ID「S001」で特定される医療情報は、施設ID「1A」に対応するサーバーに管理・記憶されていることを示している。なお図5は一例であり、データ管理情報D20は、ある患者の医療情報を一意に定義でき、かつ、その医療情報が管理・記憶されているサーバーを特定することが可能であれば、含まれる情報の数や種別は限定されない。
患者管理情報D30は、あらかじめ作成された患者IDc20と、各サーバーが、そのサーバー内で患者を管理するためのローカルな識別情報である施設内IDc30を、対応付けて管理するための情報である。図6は、患者管理情報D30の一例である。図6に示すように、患者管理情報D30は、患者IDc20と、施設IDc10と、施設内IDc30とを含んで構成されている。施設内IDc30は、施設IDc10が示すサーバー内で患者を管理するためのローカルな識別情報である。例えば、患者ID「P1000」に対応する患者は、施設ID「1A」に対応するサーバー内では、施設内ID、即ちそのサーバー内の識別情報「10」で管理されていることを示している。このように、患者管理情報D30により、サーバー1A〜1F間で患者を一意に識別するとともに、各サーバーにおけるその患者の情報をそれぞれ特定することが可能となる。
サーバー1A〜1Fは、それぞれ、医療情報記憶部10と、医療情報転送部11と、管理情報分析部12と、稼働状況分析部13と、医療情報記録部14と、医療情報参照部15とを含んで構成されている。
サーバー1A〜1Fそれぞれに含まれる医療情報転送部11、医療情報参照部15、及び医療情報記録部14と、クライアント3とは、ネットワークN1を介して接続されており、ネットワークN1を介して医療情報の送受信を行う。また、管理サーバー2に含まれる稼働情報記憶部21、及び管理情報記憶部22と、サーバー1A〜1Fそれぞれに含まれる管理情報分析部12、稼働状況分析部13、及び医療情報記録部14とは、ネットワークN2を介して接続されており、ネットワークN2を介して稼働情報及び管理情報の送受信を行う。なお、各構成とそれらの構成間で送受信される情報との関係が維持されていれば、ネットワークN1とネットワークN2とを分けず、1つのネットワークを介して各構成を接続させてもよい。なお、ネットワークN1とネットワークN2とを分けることで、例えば、医療情報の送受信の増加に伴いネットワークN1の輻輳が起こったとしても、この輻輳の影響を受けることなく、稼働情報及び管理情報送受信を行うことが可能である。なお、サーバー1A〜1Fが、「医療情報サーバー」に相当する。
医療情報記憶部10は、診療記録や読影レポート等の患者ごとに作成された医療情報D40を、その患者の情報と関連付けて記憶されている。図7は、医療情報D40の一例である。図7に示すように、医療情報D40は、サーバー内で患者を識別するための施設内IDc30と、診療情報IDc21と、その患者の情報(例えば、患者名c31及び年齢c32)と、キャッシュフラグc40とを含んで構成される。医療情報記憶部10に記憶されている医療情報は、施設内IDc30と、診療情報IDc21とにより、そのサーバー内で一意に識別される。
また、詳細は後述するが、本実施形態に係る医用情報管理システムでは、あるサーバーで管理・記憶されている医療情報の複製を他のサーバーに記憶させる。これにより、医用情報管理システムでは、一のサーバーに記憶された医療情報が参照できない場合に、他のサーバーに記憶されたその医療情報の複製を参照可能としている。そのため、医療情報D40にキャッシュフラグc40を設けて、このキャッシュフラグc40により、その医療情報がそのサーバー内で作成されたものか、または他のサーバーから転送された複製かを識別可能にしている。例えば、その医療情報が、そのサーバー内で作成されたものの場合は、キャッシュフラグc40に「0」が設定され、他のサーバーから転送された複製の場合は「1」が設定される。このキャッシュフラグは、医療情報記録部14により設定される。医療情報記録部14の内容については後述する。なお、キャッシュフラグc40による区別に限らず、例えば、記憶領域を分けることで、その医療情報が、サーバー内で作成されたものか、または他のサーバーから転送された複製かを区別してもよい。
なお、医療情報転送部11と、管理情報分析部12と、稼働状況分析部13と、医療情報記録部14と、医療情報参照部15とは、医療情報の複製を転送する場合と、医療情報を参照する場合とで動作する構成やその動作が異なる。そのため、以降では、「医療情報の複製の転送」と、「医療情報の参照」とに分けて、各契機で動作する構成に着目し説明する。
(医療情報の複製の転送)
まず、医療情報の複製を転送する場合に動作する構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、医療情報の複製の転送に着目した医療情報管理システムのブロック図である。図2は、サーバー1Aからサーバー1Bに医療情報の複製を転送する場合を示している。図2において、医療情報転送部11A、管理情報分析部12A、稼働状況分析部13A、及び医療情報記憶部10Aは、サーバー1Aに含まれる、医療情報転送部11、管理情報分析部12、稼働状況分析部13、及び医療情報記憶部10を示している。また、医療情報記録部14B、及び医療情報記憶部10Bは、サーバー1Bにおける医療情報記録部14、及び医療情報記憶部10を示している。なお、医療情報転送部11が、「医療情報送信部」に相当する。
医療情報転送部11Aは、医療情報の転送に係る指示を操作者から受ける。この指示を受けて、医療情報転送部11Aは、医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から、他のサーバーに転送する医療情報(以下、「転送対象」と呼ぶ場合がある)を特定する。この特定方法の一例を以下に説明する。例えば、医療情報転送部11Aは、操作者から他のサーバーに転送する医療情報の指示を受ける。この場合、医療情報転送部11Aは、この指示された医療情報を転送対象とする。また別の一例として、医療情報転送部11Aは、医療情報に記録された情報(例えば年齢や性別等の患者の情報)を基に作成された、他のサーバーに転送する医療情報の条件を操作者から受ける。この場合、医療情報転送部11Aは、この条件(例えば、高齢である、定期的に健診を受けている等)に合致する医療情報を転送対象とする。また、医療情報転送部11Aは、患者の症状の度合いに応じて転送対象を特定してもよい。具体的には、例えば、医療情報として用いられる病名や症状を示すキーワードごとに重み付けをあらかじめ行っておく。医療情報転送部11Aは、各医療情報からこれらのキーワードを抽出し、抽出されたキーワードの数や、そのキーワードの重みに応じて症状の度合いを特定し、これに基づき、例えば、最も症状の重い患者の医療情報を転送対象として特定する。また、医療情報の容量、または、医療情報の更新量(更新された情報量)に応じて転送対象を特定してもよい。また、医療情報に、その医療情報へのアクセスした履歴を示す履歴情報を関連付けておくことで、この履歴情報に基づき転送の対象とする医療情報を特定されることも可能である。この場合には、医療情報転送部11Aは、各医療情報に関連付けられた履歴情報を参照し、アクセス頻度が、操作者によりあらかじめ決められた閾値よりも高い医療情報を転送対象とする。以上のようにして、医療情報転送部11Aは、使用される可能性の高い医療情報を転送対象として特定する。
次に、医療情報転送部11Aは、転送対象を識別するための情報、即ち、患者IDc20と、診療情報IDc21とを管理情報分析部12Aに出力する。この応答として、医療情報転送部11Aは、転送対象が管理・記憶されていないサーバーの一覧を管理情報分析部12Aから受ける。また、医療情報転送部11Aは、サーバー1Aの非稼働時間に稼働しているサーバーの一覧を稼働状況分析部13Aに出力させる。なお、管理情報分析部12A及び稼働状況分析部13Aの動作については後述する。
医療情報転送部11Aは、転送対象が管理・記憶されていないサーバーの一覧と、サーバー1Aの非稼働時間に稼働しているサーバーの一覧との双方に含まれるサーバーを転送先サーバーとして特定する。即ち、転送先サーバーは、サーバー1Aの非稼働時間に稼働しており、かつ、転送対象が管理・記憶されていないサーバーを示している。以降では、医療情報転送部11Aは、転送先サーバーとしてサーバー1Bを特定したものとして説明する。
医療情報転送部11Aは、転送対象の複製を作成し、この複製をサーバー1Bの医療情報記録部14Bに転送する。
医療情報記録部14Bは、医療情報転送部11Aから転送対象の複製を受ける。医療情報記録部14Bは、キャッシュフラグc40に他のサーバーから転送された複製を示す「1」を設定したうえで、この複製を医療情報記憶部10Bに記憶させる。
また、医療情報記録部14Bは、転送対象である医療情報を示す患者IDc20及び診療情報IDc21と、自己(即ち、サーバー1B)を示す施設IDc10とを基に転送対象のデータ管理情報の行を作成する。医療情報記録部14Bは、作成されたデータ管理情報の行を、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20に追加する。
また、医療情報記録部14Bは、管理情報記憶部22に記憶された患者管理情報D30を参照し、転送対象の患者IDc20が示す患者の患者管理情報が登録されているか否かを確認する。患者管理情報が登録されていない場合、転送対象の患者IDc20と、その患者に対応する施設内IDc30と、自己(即ち、サーバー1B)を示す施設IDc10とを基に患者管理情報の行を作成する。医療情報記録部14Bは、作成された患者管理情報の行を、管理情報記憶部22に記憶された患者管理情報D30に登録する。
次に、管理情報分析部12A及び稼働状況分析部13Aの詳細な動作について説明する。
管理情報分析部12Aは、医療情報転送部11Aから、転送対象を示す情報、即ち患者IDc20と、診療情報IDc21とを受ける。管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20を参照し、転送対象を示す情報が関連付けられていない施設IDc10を特定する。管理情報分析部12Aは、特定された施設IDc10に対応するサーバーを、転送対象が管理・記憶されていないサーバーとして特定する。管理情報分析部12Aは、特定されたサーバーの一覧を作成する。
また、管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶された患者管理情報D30を参照し、通知された患者IDc20に対応する各サーバーでの施設内IDc30を特定する。管理情報分析部12Aは、この特定された各サーバーでの施設内IDc30と、データ管理情報D20を基に作成されたサーバーの一覧と関連付ける。管理情報分析部12Aは、施設内IDc30が対応付けられたサーバーの一覧を医療情報転送部11Aに出力する。これにより、医療情報転送部11Aは、転送対象の複製を、その医療情報が管理・記憶されていないサーバーにのみ転送することが可能となる。なお、このサーバーの一覧が「第2の群」に相当する。
稼働状況分析部13Aは、医療情報転送部11Aから指示を受け、サーバー1Aが稼働していない時間(以下「非稼働時間」と呼ぶ場合がある)に稼働しているサーバーの一覧を作成する。この動作について図3及び図4を参照しながら、例をあげて具体的に説明する。
まず、稼働状況分析部13Aは、稼働情報記憶部21に記憶された稼働情報D10を参照する。稼働状況分析部13Aは、稼働情報D10を基に、サーバー1Aの非稼働時間、即ち18:00〜9:00を特定する。次に、稼働状況分析部13Aは、特定された非稼働時間と、他のサーバーの稼働時間とを比較する。稼働状況分析部13Aは、この比較結果を基に、その非稼働時間中に最も長く稼働しているサーバーを特定する。この場合、図3に示すように、サーバー1Aの非稼働時間、即ち18:00〜9:00に最も長く稼働しているサーバーは、サーバー1D及び1Fである。稼働状況分析部13Aは、サーバー1D及び1Fのいずれか、または双方を候補として選択する。なお、サーバー1D及び1Fのいずれかを候補とした場合、転送対象の複製の数を少なく抑えられるため、その複製の記憶に伴う記憶領域の圧迫を軽減することが可能となる。また、サーバー1D及び1Fの双方が候補として選択されることで、医療情報転送部11Aは双方に転送対象の複製を転送する。これにより、例えば、サーバー1D及び1Fのいずれかが故障等により停止していたとしても、他方のサーバーから医療情報を取得することが可能となる。この場合、複製の増加に伴い必用な記憶領域は増大するが、全てのサーバーに複製を転送する場合よりは、必要な記憶領域を少なく抑えることが可能である。また、稼働状況分析部13Aは、サーバー1D及び1F双方に、医療情報記憶部10の空き容量を通知させ、空き容量の大きいサーバーを候補として選択するようにしてもよい。なお、以降では、サーバー1Dが候補として選択されたものとして説明する。
次に、稼働状況分析部13Aは、サーバー1Aの非稼働時間から候補として特定されたサーバー1Dの稼働時間を引き、サーバー1A及び1Dの双方が稼働していない時間を新たな非稼働時間として特定する。この非稼働時間が0ではない場合、稼働状況分析部13Aは、その非稼働時間中に最も長く稼働しているサーバーを更に候補として選択する。例えば、サーバー1A及び1Dの双方が稼働していない非稼働時間は22:00〜24:00である。そのため、稼働状況分析部13Aは、サーバー1B及び1Eを候補として選択する。このように、稼働状況分析部13Aは、サーバー1A及び候補として選択されたサーバーの全てが稼働していない非稼働時間が0となるか、または選択可能な候補がなくなるまで、上述した候補の選択を繰り返す。
稼働状況分析部13Aは、候補の選択が完了すると、候補として選択されたサーバーの一覧を作成し、この一覧を医療情報転送部11Aに出力する。なお、稼働状況分析部13Aは、このサーバーの一覧を予め作成し、記憶部に記憶させておいてもよい。この場合には、稼働状況分析部13Aは、医療情報転送部11Aから指示を受けて、記憶部に記憶されたサーバーの一覧を読出し、この一覧を医療情報転送部11Aに出力する。また、このサーバーの一覧が「第1の群」に相当する。
なお、医療情報記録部14Bは、操作者からの指示を受けて、医療情報記録部14Bに記録された複製を削除することが可能である。この場合には、医療情報記録部14Bは、医療情報に含まれるキャッシュフラグc40を参照し、その医療情報が他のサーバーから転送された複製か否かを判断する。複製を削除した場合に、医療情報記録部14Bは、削除した複製に対応するデータ管理情報を、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20から削除する。
また、転送対象のデータ管理情報の作成及び登録は、転送元である医療情報転送部11Aが行うように動作させることも可能である。この場合、医療情報転送部11Aは、転送対象である医療情報を示す患者IDc20及び診療情報IDc21と、転送先であるサーバー1Bを示す施設IDc10とを基に転送対象のデータ管理情報を作成する。
また、医療情報転送部11Aは、転送対象が管理・記憶されているサーバーにも転送対象を転送するように動作させてもよい。この場合には、そのサーバーの医療情報記録部14は、医療情報転送部11Aから転送された複製で、その複製に対応する医療情報記憶部10に記憶された医療情報を上書きするように動作する。また、その医療情報記録部14は、転送された複製で医療情報記憶部10に記憶された医療情報を上書きせずに、その複製を破棄するように動作させてもよい。
次に、図8及び図9を参照しながら、医療情報の複製の転送に係る一連の動作について説明する。まず図8を参照する。図8は、医療情報の複製の転送に係るサーバー間の処理の流れを示した図である。
(ステップS10)
医療情報転送部11Aは、医療情報の転送に係る指示を操作者から受ける。この指示を受けて、医療情報転送部11Aは、医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から転送対象を特定する。また、医療情報転送部11Aは、特定された転送対象の複製を転送する転送先サーバーを特定する。この転送対象及び転送先サーバーの特定に係る詳細な動作について、図9を参照しながら説明する。図9は、転送先となるサーバーの特定に係る処理のフローチャートである。
(ステップS101)
医療情報転送部11Aは、操作者からの転送対象の特定に係る条件を受けて、医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から転送対象を特定する。即ち、医療情報転送部11Aは、医療情報記憶部10Aを参照し、各医療情報を操作者から指示された条件と照合し、その医療情報を転送対象とするか否かを判定する。
(ステップS102)
一の医療情報が転送の対象ではない場合には(ステップS102、N)、その医療情報については以降の処理を行わず、次の医療情報の判定に遷移する。
(ステップS103)
一の医療方法が転送対象である場合には(ステップS102、Y)、医療情報転送部11Aは、その転送対象を識別するための情報、即ち、患者IDc20と、診療情報IDc21とを管理情報分析部12Aに出力する。管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20を参照し、転送対象を示す情報が関連付けられていない施設IDc10を特定する。管理情報分析部12Aは、特定された施設IDc10に対応するサーバーを、転送対象が管理・記憶されていないサーバーとして特定する。管理情報分析部12Aは、特定されたサーバーの一覧を作成する。
また、管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶された患者管理情報D30を参照し、通知された患者IDc20に対応する各サーバーでの施設内IDc30を特定する。管理情報分析部12Aは、この特定された各サーバーでの施設内IDc30と、データ管理情報D20を基に作成されたサーバーの一覧と関連付ける。管理情報分析部12Aは、施設内IDc30が対応付けられたサーバーの一覧を医療情報転送部11Aに出力する。
(ステップS104)
また、医療情報転送部11Aは、サーバー1Aの非稼働時間に稼働しているサーバーの一覧の出力を稼働状況分析部13Aに指示する。稼働状況分析部13Aは、稼働情報記憶部21に記憶された稼働情報D10を参照する。
(ステップS105)
医療情報転送部11Aは、稼働情報D10を基に、サーバー1Aの非稼働時間を特定する。
(ステップS106)
次に、医療情報転送部11Aは、特定された非稼働時間が0か否かを判定する。
(ステップS107)
特定された非稼働時間が0ではない場合には(ステップS106、Y)、稼働状況分析部13Aは、特定された非稼働時間と、他のサーバーの稼働時間とを比較する。稼働状況分析部13Aは、この比較結果を基に、その非稼働時間中に最も長く稼働しているサーバーを候補として特定する。
(ステップS109)
候補が特定できた場合(ステップS108、Y)、稼働状況分析部13Aは、特定された候補を基にサーバーの一覧を作成する。既にサーバーの一覧が作成されている(即ち、他の候補が既に特定されている)場合、稼働状況分析部13Aは、そのサーバーの一覧に特定された候補を追加する。次に、稼働状況分析部13Aは、サーバー1Aの非稼働時間から候補として特定されたサーバーの稼働時間を引き、サーバー1Aと、サーバーの一覧に含まれるサーバーの全てが稼働していない時間を新たな非稼働時間として特定する。以降、稼働状況分析部13Aは、サーバー1A及び候補として選択されたサーバーの全てが稼働していない非稼働時間が0となるか(ステップS106、N)、非稼働時間中に最も長く稼働しているサーバーの候補がなくなるまで(ステップS108、N)、候補の選択に係る処理を繰り返す。
(ステップS110)
稼働状況分析部13Aは、候補の選択が完了すると、候補として選択されたサーバーの一覧を医療情報転送部11Aに出力する。医療情報転送部11Aは、転送対象が管理・記憶されていないサーバーの一覧と、サーバー1Aの非稼働時間に稼働しているサーバーの一覧との双方に含まれるサーバーを転送先サーバーとして特定する。以降では、医療情報転送部11Aは、転送先サーバーとしてサーバー1Bを特定したものとして説明する。
(ステップS20)
ここで図8を参照する。医療情報転送部11Aは、転送対象の複製を作成し、この複製をサーバー1Bの医療情報記録部14Bに転送する。
(ステップS31)
医療情報記録部14Bは、医療情報転送部11Aから転送対象の複製を受ける。医療情報記録部14Bは、キャッシュフラグc40に他のサーバーから転送された複製を示す「1」を設定したうえで、この複製を医療情報記憶部10Bに記憶させる。
(ステップS32)
また、医療情報記録部14Bは、転送対象である医療情報を示す患者IDc20及び診療情報IDc21と、自己(即ち、サーバー1B)を示す施設IDc10とを基に転送対象のデータ管理情報の行を作成する。医療情報記録部14Bは、作成されたデータ管理情報の行を、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20に追加する。
(医療情報の参照)
次に、医療情報を参照する場合に動作する構成について、図10を参照しながら説明する。図10は、医療情報の参照に着目した医療情報管理システムのブロック図である。図10は、サーバー1Bに記憶された医療情報を、サーバー1Aから参照する場合を示している。図10において、医療情報参照部15A、管理情報分析部12A、稼働状況分析部13A、及び医療情報記憶部10Aは、サーバー1Aに含まれる、医療情報参照部15、管理情報分析部12、稼働状況分析部13、及び医療情報記憶部10を示している。また、医療情報転送部11B、及び医療情報記憶部10Bは、サーバー1Bにおける医療情報転送部11、及び医療情報記憶部10を示している。
医療情報参照部15Aは、クライアント3から医療情報の出力に係る指示、即ち検索要求を受ける。なお、以降では、この出力が指示された医療情報を「検索対象」と呼ぶ場合がある。この検索要求を受けると、医療情報参照部15Aは、自己の医療情報記憶部10Aを検索し検索対象を特定する。
自己の医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から検索対象が特定できた場合、医療情報参照部15Aは、その検索対象を医療情報記憶部10Aから読出してクライアント3に出力する。
医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から検索対象が特定できなかった場合、医療情報参照部15Aは、管理情報分析部12Aに、検索対象を示す情報、即ち患者IDc20と、診療情報IDc21とを出力する。この応答として、医療情報参照部15Aは、検索対象が管理・記憶されているサーバーの一覧を管理情報分析部12Aから受ける。また、医療情報参照部15Aは、その時点で稼働しているサーバーの一覧を稼働状況分析部13Aに出力させる。なお、管理情報分析部12A及び稼働状況分析部13Aの動作については後述する。
医療情報参照部15Aは、検索対象が管理・記憶されているサーバーの一覧と、その時点で稼働しているサーバーの一覧との双方に含まれるサーバーを転送元サーバーとして特定する。即ち、転送元サーバーは、その時点で稼働しており、かつ、検索対象が管理・記憶されているサーバーを示している。以降では、医療情報参照部15Aは、転送元サーバーとしてサーバー1Bを特定したものとして説明する。
医療情報参照部15Aは、サーバー1Bの医療情報転送部11Bに検索対象の転送を指示する。
医療情報転送部11Bは、医療情報参照部15Aからの指示を受けて、医療情報記憶部10Bを検索し、医療情報記憶部10Bに記憶された医療情報の中から検索対象を読み出す。医療情報転送部11Bは、読み出された検索対象を医療情報参照部15Aに転送する。このとき、医療情報転送部11Bは、医療情報参照部15Aからの指示に基づき、検索対象が、そのサーバー内で作成されたものか、または他のサーバーから転送された複製かを判別してから、医療情報記憶部10Bを検索するように動作させてもよい。これにより、検索範囲を事前に限定し、検索時間を短縮することが可能となる。医療情報転送部11Bから転送された検索対象を受けると、医療情報参照部15Aは、この検索対象を、医療情報の出力の依頼元であるクライアント3に出力する。
次に、管理情報分析部12A及び稼働状況分析部13Aの詳細な動作について説明する。
管理情報分析部12Aは、医療情報参照部15Aから、医療情報を示す情報、即ち患者IDc20と、診療情報IDc21とを受ける。管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20を参照し、その医療情報が管理・記憶されているサーバーを特定し、そのサーバーの一覧を作成する。
また、管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶された患者管理情報D30を参照し、通知された患者IDc20に対応する各サーバーでの施設内IDc30を特定し、作成されたサーバーの一覧と対応付ける。管理情報分析部12Aは、施設内IDc30が対応付けられたサーバーの一覧を医療情報参照部15Aに出力する。これにより、医療情報参照部15Aは、所望の医療情報が記憶されているサーバーを特定することが可能となる。なお、このサーバーの一覧が「第4の群」に相当する。
稼働状況分析部13Aは、サーバー1A以外に稼働している他のサーバーの特定を医療情報参照部15Aから指示される。この指示を受けて、稼働状況分析部13Aは、稼働情報記憶部21に記憶された稼働情報D10と、医療情報参照部15Aから指示を受けた時間とを比較し、その時間に稼働しているサーバーを特定する。稼働状況分析部13Aは、特定されたサーバーの一覧を作成し、この一覧を医療情報転送部11Aに出力する。なお、このサーバーの一覧が「第3の群」に相当する。
次に、図11を参照しながら、医療情報の参照に係る一連の動作について説明する。図11は、医療情報の参照に係るサーバー間の処理の流れを示した図である。
(ステップS41)
医療情報参照部15Aは、クライアント3から医療情報(即ち、検索対象)の出力を指示される。この指示を受けると、医療情報参照部15Aは、医療情報記憶部10Aを検索し検索対象を特定する。医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から検索対象が特定できた場合、医療情報参照部15Aは、その検索対象を医療情報記憶部10Aから読出してクライアント3に出力する。
医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から検索対象が特定できなかった場合、医療情報参照部15Aは、管理情報分析部12Aに、検索対象を示す情報、即ち患者IDc20と、診療情報IDc21とを出力する。
管理情報分析部12Aは、医療情報参照部15Aから、医療情報を示す情報、即ち患者IDc20と、診療情報IDc21とを受ける。管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶されたデータ管理情報D20を参照し、その医療情報が管理・記憶されているサーバーを特定し、そのサーバーの一覧を作成する。
また、管理情報分析部12Aは、管理情報記憶部22に記憶された患者管理情報D30を参照し、通知された患者IDc20に対応する各サーバーでの施設内IDc30を特定し、作成されたサーバーの一覧と対応付ける。管理情報分析部12Aは、施設内IDc30が対応付けられたサーバーの一覧を医療情報参照部15Aに出力する。
また、医療情報参照部15Aは、その時点で稼働しているサーバーの一覧の出力を稼働状況分析部13Aに指示する。この指示を受けて、稼働状況分析部13Aは、稼働情報記憶部21に記憶された稼働情報D10と、医療情報参照部15Aから指示を受けた時間とを比較し、その時間に稼働しているサーバーを特定する。稼働状況分析部13Aは、特定されたサーバーの一覧を作成し、この一覧を医療情報転送部11Aに出力する。
この応答として、医療情報参照部15Aは、検索対象が管理・記憶されているサーバーの一覧を管理情報分析部12Aから受ける。また、医療情報参照部15Aは、その時点で稼働しているサーバーの一覧を稼働状況分析部13Aに出力させる。
医療情報参照部15Aは、検索対象が管理・記憶されているサーバーの一覧と、その時点で稼働しているサーバーの一覧との双方に含まれるサーバーを転送元サーバーとして特定する。以降では、医療情報参照部15Aは、転送元サーバーとしてサーバー1Bを特定したものとして説明する。
(ステップS42)
医療情報参照部15Aは、サーバー1Bの医療情報転送部11Bに検索対象の転送を指示する。
(ステップS51)
医療情報転送部11Bは、医療情報参照部15Aからの指示を受けて、医療情報記憶部10Bを検索し、医療情報記憶部10Bに記憶された医療情報の中から検索対象を読出す。
(ステップS52)
医療情報転送部11Bは、読出された検索対象を医療情報記憶部10Bから読出し医療情報参照部15Aに転送する。
(ステップS43)
医療情報転送部11Bから転送された検索対象を受けて、医療情報参照部15Aは、この検索対象を、医療情報の出力の依頼元であるクライアント3に出力する。
なお、管理情報分析部12及び稼働状況分析部13は、各情報を上述した通りに医療情報転送部11及び医療情報参照部15に出力可能に動作すればよく、必ずしもサーバー1A〜1Fに含まれる構成ではなくてもよい。例えば、図12は、管理情報分析部12及び稼働状況分析部13を管理サーバー2に含まれる構成とした場合の一例を示している。この場合、管理情報分析部12及び稼働状況分析部13は、ネットワークN2を介して、各情報を医療情報転送部11及び医療情報参照部15に出力する。もちろん、管理情報分析部12及び稼働状況分析部13は、独立したサーバーに含まれる構成としてもよい。この場合には、管理情報分析部12及び稼働状況分析部13は、稼働情報記憶部21、管理情報記憶部22、医療情報転送部11、及び医療情報参照部15のそれぞれとの各情報の送受信を、ネットワークN2を介して行う。また、各構成の接続関係が維持されていれば、稼働情報記憶部21及び管理情報記憶部22の場所は限定されず、例えば、稼働情報記憶部21及び管理情報記憶部22をサーバー1A〜1Fのいずれか、一部、または全部に設けてもよい。なお、複数のサーバーに稼働情報記憶部21及び管理情報記憶部22を設ける場合、その複数のサーバー間で、稼働情報記憶部21及び管理情報記憶部22に記憶された情報の同期をとる構成を設けるとよい。
また、上記では、稼働時間に基づき転送先サーバーを特定していたが、稼働時間に加え、稼働期間、即ちそのサーバーが稼働を開始した日程から終了するまでの日程に基づき転送先サーバーを特定してもよい。この稼働期間は、稼働情報に含まれた開始日c13及び終了日c14に基づき特定可能である。このように稼働期間を考慮することで、例えば、図4のサーバー1Bは、2020/12/31に稼働が終了するが、2021/01/01以降は、サーバー1Eから情報を取得するといった運用が可能となる。
以上のように、医療情報転送部11Aは、サーバー1Aの非稼働時間に稼働しているサーバーに転送対象の複製を転送して管理・記憶させる。これにより、サーバー1Aの非稼働時間においても、サーバー1Aに記憶された医療情報の複製を他のサーバーから取得し参照することが可能となる。また、全てのサーバーに転送対象の複製を管理・記憶させる必要が無いため、複製の記憶に伴う記憶領域の圧迫を抑えることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る医療情報管理システムは、医療情報の参照時に、処理負荷の低いサーバーに検索対象である医療情報を転送させる。そのため、本実施形態に係るサーバー1A〜1Fは、第1の実施形態に係るサーバー1A〜1Fの構成に加え、性能情報算出部16を備えている。以降では、本実施形態に係る医療情報管理システムの構成について、図13を参照しながら、第1の実施形態と異なる構成に着目し説明する。図13は、医療情報の参照に着目した本実施形態に係る医療情報管理システムのブロック図である。図13は、サーバー1Bに記憶された医療情報を、サーバー1Aから参照する場合を示している。図13において、医療情報参照部15A、管理情報分析部12A、稼働状況分析部13A、及び医療情報記憶部10Aは、サーバー1Aに含まれる、医療情報参照部15、管理情報分析部12、稼働状況分析部13、及び医療情報記憶部10を示している。また、医療情報転送部11B、医療情報記憶部10B、及び性能情報算出部16Bは、サーバー1Bにおける医療情報転送部11、医療情報記憶部10、及び性能情報算出部16を示している。
性能情報算出部16Bは、医療情報参照部15Aからの指示を受けて、この指示を受けた時点におけるサーバー1Bの処理負荷を算出する。具体的な一例として、性能情報算出部16Bは、サーバー1BのCPU使用率を基に、サーバー1BのCPUに対する処理負荷を算出する。また、性能情報算出部16Bは、サーバー1Bのネットワークカードの入出力データの許容量と、そのネットワークカードに入出力されるデータのサイズとから、そのネットワークカードへの入出力負荷を算出する。このように性能情報算出部16Bは、医療情報記憶部10Bから検索対象を読出し転送する処理に係る処理負荷を算出する。性能情報算出部16Bは、算出された処理負荷を示す情報を医療情報参照部15Aに出力する。
医療情報参照部15Aは、クライアント3から医療情報(即ち、検索対象)の出力を指示される。この指示を受けると、医療情報参照部15Aは、医療情報記憶部10Aを検索し検索対象を特定する。医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から検索対象が特定できた場合、医療情報参照部15Aは、その検索対象を医療情報記憶部10Aから読出してクライアント3に出力する。この動作は第1の実施形態と同様である。
医療情報記憶部10Aに記憶された医療情報の中から検索対象が特定できなかった場合、医療情報参照部15Aは、管理情報分析部12Aに、検索対象を示す情報、即ち患者IDc20と、診療情報IDc21とを出力する。この応答として、医療情報参照部15Aは、検索対象が管理・記憶されているサーバーの一覧を管理情報分析部12Aから受ける。また、医療情報参照部15Aは、その時点で稼働しているサーバーの一覧を稼働状況分析部13Aに出力させる。なお、この場合の管理情報分析部12A及び稼働状況分析部13Aの動作は、第1の実施形態と同様である。
医療情報参照部15Aは、検索対象が管理・記憶されているサーバーの一覧と、その時点で稼働しているサーバーの一覧との双方に含まれるサーバーを転送元サーバーとして特定する。
特定された転送元サーバーが複数存在する場合、医療情報参照部15Aは、それらの転送元サーバーの性能情報算出部16に処理負荷の通知を指示する。その応答として、医療情報参照部15Aは、各転送元サーバーの性能情報算出部16から、それぞれのサーバーの処理負荷を示す情報を受ける。医療情報参照部15Aは、各サーバーから受けた処理負荷を比較し、最も処理負荷の低いサーバーを新たな転送元サーバーとして特定する。ここでは、医療情報参照部15Aは、新たな転送元サーバーとしてサーバー1Bを特定したものとして説明する。医療情報参照部15Aは、サーバー1Bの医療情報転送部11Bに検索対象の転送を指示する。なお、これらの転送元サーバーを特定する処理は、医療情報参照部15Aに替えて稼働状況分析部13Aが実行し、医療情報参照部15Aは、その結果(即ち、転送元サーバー)を医療情報参照部15Aから受けて動作するように構成してもよい。また、医療情報の参照時に限らず、例えば、医療情報の複製を転送する際に、この処理負荷を示す情報に基づき、転送先のサーバーを特定してもよい。
医療情報転送部11Bは、医療情報参照部15Aからの指示を受けて、医療情報記憶部10Bを検索し、医療情報記憶部10Bに記憶された医療情報の中から検索対象を読出す。医療情報転送部11Bは、読出された検索対象を医療情報記憶部10Bから読出し医療情報参照部15Aに転送する。医療情報転送部11Bから転送された検索対象を受けて、医療情報参照部15Aは、この検索対象を、医療情報の出力の依頼元であるクライアント3に出力する。
以上、本実施形態に係る医療情報管理システムに依れば、医療情報の参照時に、転送元サーバーが複数存在する場合に、医療情報参照部15Aは、処理負荷の最も低いサーバー(換言すると、レスポンスの早いサーバー)に医療情報の転送を指示する。これにより、第1の実施形態に係る医療情報管理システムの作用効果に加え、更に、医療情報の検索に関して特定のサーバーへの処理の集中を避けることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載されたその均等の範囲に含まれる。
1A〜1F サーバー
10、10A、10B 医療情報記憶部
11、11A、11B 医療情報転送部
12、12A 管理情報分析部
13、13A 稼働状況分析部
14、14B 医療情報記録部
15、15A 医療情報参照部
16、16B 性能情報算出部
2 管理サーバー
21 稼働情報記憶部
22 管理情報記憶部
3 クライアント

Claims (17)

  1. 医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療施設の前記医療情報を前記複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムであって、
    前記複数のサーバーの稼働時間を示す情報をそれぞれ記憶した稼働時間情報記憶部と、
    前記医療情報が記憶された前記サーバーを示す管理情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記稼働時間を示す情報に基づいて、第1のサーバーとは異なる他のサーバーを通知する稼働状況分析部と、
    通知された当該他のサーバーから、前記第1のサーバーに記憶された前記医療情報の一時保存を行うための第2のサーバーを決定し、前記第1のサーバーの前記医療情報記憶部に記憶された前記医療情報を、前記第2のサーバーに送信する医療情報送信部とを、
    備えたことを特徴とする医療情報管理システム。
  2. 前記医療情報送信部は、使用される可能性の高い前記医療情報を推定し、推定された前記医療情報を前記第2のサーバーに送信することを特徴とする請求項1に記載の医療情報管理システム。
  3. 前記医療情報送信部は、前記医療情報に対応する患者の症状の度合い、または前記医療情報に含まれる情報量に基づいて、前記使用される可能性の高い医療情報を推定することを特徴とする請求項2に記載の医療情報管理システム。
  4. 前記第2のサーバーは、
    自身に記憶されている前記医療情報と、前記第1のサーバーから送信された前記医療情報とを区別して記憶し、
    さらに、
    外部からの検索要求に基づいて前記第1のサーバーから送信された前記医療情報を検索する検索部を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療情報管理システム。
  5. 前記医療情報送信部は、前記複数のサーバーそれぞれの処理負荷情報を求め、前記処理負荷情報に基づいて、前記第2のサーバーを決定することを特徴とする請求項1に記載の医療情報管理システム。
  6. 前記医療情報送信部は、前記処理負荷情報に基づいて、レスポンスの早いサーバーを前記第2のサーバーとして決定することを特徴とする請求項5に記載の医療情報管理システム。
  7. 医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の医療施設の前記医療情報を前記複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムであって、
    前記複数のサーバーの処理負荷情報を求める性能情報算出部と、
    前記医療情報が記憶された前記サーバーを示す管理情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記処理負荷情報に基づいて、第1のサーバーに記憶された前記医療情報の一時保存を行う第2のサーバーを決定し、前記第1のサーバーの前記医療情報記憶部に記憶された前記医療情報を、前記第2のサーバーに送信する医療情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする医療情報管理システム。
  8. 医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えた複数の医療情報サーバーと、
    複数の医療施設の情報を管理するものであり、前記医療情報が記憶された前記医療情報サーバーを示す管理情報を記憶する管理情報サーバーと、
    を備えた医療情報管理システムであって、
    前記医療情報サーバー及び前記管理情報サーバーのうち、少なくとも一方は、
    前記複数の医療情報サーバーの稼働時間を示す情報を記憶した稼働時間情報記憶部と、
    前記稼働時間を示す情報に基づいて、第1の医療情報サーバーとは異なる他のサーバーを通知する稼働状況分析部と、
    通知された当該他のサーバーから、前記第1の医療情報サーバーに記憶された前記医療情報の一時保存を行う第2の医療情報サーバーを決定し、前記第1の医療情報サーバーの前記医療情報記憶部に記憶された前記医療情報を、前記第2の医療情報サーバーに送信する医療情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする医療情報管理システム。
  9. 医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えた複数の医療情報サーバーと、
    複数の医療施設の情報を管理するものであり、前記医療情報が記憶された前記医療情報サーバーを示す管理情報を記憶する管理情報サーバーと、
    を備えた医療情報管理システムであって、
    前記医療情報サーバー及び前記管理情報サーバーのうち、少なくとも一方は、
    前記複数の医療情報サーバーの処理負荷情報を求める性能情報算出部と、
    前記処理負荷情報に基づいて第1の医療情報サーバーに記憶された前記医療情報の一時保存を行う第2の医療情報サーバーを決定し、前記第1の医療情報サーバーの医療情報記憶部に記憶された前記医療情報を、前記第2の医療情報サーバーに送信する医療情報送信部と、
    を備えたことを特徴とする医療情報管理システム。
  10. 前記稼働状況分析部は、前記複数のサーバーに含まれる第1のサーバーの前記稼働時間と、前記第1のサーバー以外の他のサーバーの前記稼働時間とを比較し、前記他のサーバーのうち、前記第1のサーバーが稼働していない時間に稼働しているサーバーを含む第1の群を通知し、
    医療情報送信部は、前記医療情報記憶部に記憶された第1の医療情報を、前記第1の群に含まれる第2のサーバーに送信することを特徴とする請求項1に記載の医療情報管理システム。
  11. 前記管理情報に基づき、前記複数のサーバーのうち前記第1の医療情報が記憶されていないサーバーを含む第2の群を通知する管理情報分析部を備え、
    前記医療情報送信部は、前記第1の群及び前記第2の群の双方に含まれるサーバーを前記第2のサーバーとして特定することを特徴とする請求項10に記載の医療情報管理システム。
  12. 第2の医療情報の検索要求を受け付ける医療情報参照部を備え、
    前記稼働状況分析部は、前記複数のサーバーの稼働時間に基づき、要求を受けた時点において稼働しているサーバーを含む第3の群を通知し、
    前記管理情報分析部は、前記管理情報に基づき、前記第2の医療情報が記憶されているサーバーを含む第4の群を通知し、
    前記医療情報参照部は、前記検索要求を受けて、前記第3の群及び前記第4の群の双方に含まれるサーバーの一つを第3のサーバーとして特定し、当該第3のサーバーに当該第2の医療情報を送信させることを特徴とする請求項11に記載の医療情報管理システム。
  13. 前記サーバーは、
    自己の処理負荷を算出する性能情報算出部を備え、
    前記医療情報参照部は、前記第3の群及び前記第4の群の双方に含まれるサーバーが複数存在する場合、当該双方に含まれたサーバーの前記性能情報算出部に前記処理負荷を算出させ、当該処理負荷を比較し、当該処理負荷が最も低いサーバーを第3のサーバーとして特定することを特徴とする請求項12に記載の医療情報管理システム。
  14. 前記医療情報記憶部は、前記医療情報を、当該医療情報のアクセス回数と関連付けて記憶し、
    前記医療情報送信部は、前記医療情報記憶部に記憶された前記医療情報から、前記アクセス回数が所定の閾値以上となる前記医療情報を、前記第1の医療情報として特定することを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の医療情報管理システム。
  15. 前記医療情報送信部は、前記医療情報に含まれた少なくとも一部の情報に基づいて、前記医療情報記憶部に記憶された前記医療情報から、前記第1の医療情報を特定することを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の医療情報管理システム。
  16. 医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の前記医療情報を前記複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムによる医療情報管理方法であって、
    あらかじめ記憶された複数のサーバーの稼働時間を基に、前記複数のサーバーに含まれる第1のサーバーの前記稼働時間と、前記第1のサーバー以外の他のサーバーの前記稼働時間とを比較し、前記他のサーバーのうち、前記第1のサーバーが稼働していない時間に稼働しているサーバーを含む第1の群を特定する第1の群特定ステップと、
    あらかじめ記憶された前記医療情報が記憶された前記サーバーを示す管理情報を基に、前記複数のサーバーのうち第1の医療情報が記憶されていないサーバーを含む第2の群を特定する第2の群特定ステップと、
    前記第1の群及び前記第2の群の双方に含まれるサーバーを前記第2のサーバーとして特定し、前記第1の医療情報を前記第2のサーバーに送信する送信ステップと、
    前記第1の医療情報の検索要求を受けて、前記複数のサーバーの稼働時間に基づき、要求を受けた時点において稼働しているサーバーを含む第3の群を特定する第3の群特定ステップと、
    前記管理情報に基づき、前記第1の医療情報が記憶されているサーバーを含む第4の群を特定する第4の群特定ステップと、
    前記第3の群及び前記第4の群の双方に含まれるサーバーの一つを第3のサーバーとして特定し、当該第3のサーバーに当該第1の医療情報を送信させる参照ステップと、
    を備えたことを特徴とする医療情報管理方法。
  17. 医療情報を記憶する医療情報記憶部を備えたサーバーが、ネットワークを介して複数接続され、複数の前記医療情報を前記複数のサーバーに分散して管理する医療情報管理システムであって、
    前記複数のサーバーの稼働時間をそれぞれ記憶した稼働時間情報記憶部と、
    前記医療情報が記憶された前記サーバーを示す管理情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記複数のサーバーに含まれる第1のサーバーの前記稼働時間と、前記第1のサーバー以外の他のサーバーの前記稼働時間とを比較し、前記他のサーバーのうち、前記第1のサーバーが稼働していない時間に稼働している第2のサーバーを通知する稼働状況分析部と、
    を備え、
    前記第1のサーバーは、
    前記医療情報記憶部に記憶された第1の医療情報を、前記第2のサーバーに送信する医療情報送信部を、
    備えたことを特徴とする医療情報管理システム。
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