JP2015191497A - 分散ファイルシステム及びそのデータ可用性管理制御方法 - Google Patents

分散ファイルシステム及びそのデータ可用性管理制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い分散ファイルシステム及びそのデータ可用性管理制御方法を提供する。
【解決手段】複数のノードとネットワークを介して接続され、ノードがそれぞれ保持するデータを管理する管理装置4と、ノードがそれぞれ保持するデータの災害に対する可用性を管理及び制御するデータ可用性管理制御装置5とを設け、データ可用性管理制御装置が、ノードの設置場所と、ノードが利用する設備の設置場所との災害に対する被災リスク値、ノードが使用するネットワークの配線路設備経路情報及び、ノード、ネットワークの保守スケジュールに関する情報を管理装置から受け取り、被災リスク値、配線路設備経路情報及び保守スケジュールに関する情報に基づいて、ノードが保持するデータへのアクセス可能性を算出し、データの配置されているノードとノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散ファイルシステム及びそのデータ可用性管理制御方法に関し、特に、1つのノードに格納されたデータを複数のノードに複製して管理するデータ管理方式が採用された分散ファイルシステム(DFS:Distributed File System)に適用して好適なものである。
従来、データ管理方式の1つとして、分散ファイルシステムがある。分散ファイルシステムは、複数のコンピュータが保持するフォルダ群を1つの共有フォルダのサブフォルダとして扱うことにより、共有フォルダからフォルダ群に容易にアクセスできるようにするデータ管理方式である。
このような分散ファイルシステムに関連して、例えば特許文献1には、異なる拠点にそれぞれ設置された、それぞれ記憶媒体を備える複数の装置(以下、これをノードと呼ぶ)をネットワークを介して接続し、1つのノードに格納されたデータを複数のノードに複製することによってデータの保全性を高めるための技術が開示されている。
具体的に、特許文献1では、いずれかのノードに格納されたデータを、所定のトリガ条件を満たす契機で他のノードに複製することにより、ネットワーク障害やノードの障害に起因するデータへのアクセス不能や、データの減失及びデータ保全性の低下を防止している。
特開2006−350470号公報
ところが、かかる引用文献1に開示されたデータ管理方法によると、分散ファイルシステムにおけるデータの減失の可能性を低減することはできるものの、ノードが設置される建屋や、ノードが接続された物理回線、回線が敷設される管路、ノードに対して電力を供給する電力供給設備、物理回線が収容される回線事業者の建屋といった物理的設備に対するリスクを考慮していないため、例えば自然災害によりこれらの物理的設備に損壊が生じた場合に、ノード(データ)にユーザがアクセスできなくなるおそれがあった。
従って、分散ファイルシステムにおいて、1つのノードに格納されたデータを複数のノードに複製するデータ管理方式を採用するに際しては、自然災害による物理的設備の損壊までを考慮したデータ複製先のノード(以下、これを複製先ノードと呼ぶ)の選定が必要となる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、分散ファイルシステムにおいて、データの減失を回避し、さらに予め想定される災害の発生時にもデータにアクセス可能な状態を維持できるようにデータの可用性を管理するための情報を提供し得る分散ファイルシステム及びそのデータ可用性管理制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、分散ファイルシステムにおいて、複数のノードとネットワークを介して接続され、前記ノードがそれぞれ保持するデータを管理する管理装置と、前記ノードがそれぞれ保持する前記データの災害に対する可用性を管理及び制御するデータ可用性管理制御装置とを設け、前記データ可用性管理制御装置が、ノードの設置場所と、ノードが利用する設備の設置場所との災害に対する被災リスク値、前記ノードが使用するネットワークの配線路設備経路情報及び、前記ノード、ネットワークの保守スケジュールに関する情報を前記管理装置から受け取り、前記被災リスク値、前記配線路設備経路情報及び前記保守スケジュールに関する情報に基づいて、前記ノードが保持する前記データへのアクセス可能性を算出し、データの配置されているノードと前記ノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力するようにした。
また本発明においては、データ可用性管理制御方法において、分散ファイルシステムにおけるデータ可用性管理制御装置がノードの設置場所と、ノードが利用する設備の設置場所との災害に対する被災リスク値、前記ノードが使用するネットワークの配線路設備経路情報及び、前記ノード、ネットワークの保守スケジュールに関する情報を前記管理装置から受け取り、データ可用性管理制御装置が、前記被災リスク値に基づいて、前記ノードが保持するデータへのアクセス可能性を算出し、データ可用性管理制御装置が、データの配置されているノードと前記ノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力することを特徴とする分散ファイルシステムにおけるデータ可用性管理制御方法ようにした。
本発明によれば、分散ファイルシステムにおいて、データの減失を回避し、さらに予め想定される災害の発生時にもデータにアクセス可能な状態を維持できるようにデータの可用性を管理するための情報を提供し得る分散ファイルシステム及びデータ可用性管理制御方法を実現できる。
本実施の形態による分散ファイルシステムの全体構成を示すブロック図である。 ノード管理テーブルの構成例を示す概念図である。 ネットワーク情報管理テーブルの構成例を示す概念図である。 屋内電力設備情報管理テーブルの構成例を示す概念図である。 商用電力設備情報管理テーブルの構成例を示す概念図である。 配線設備情報管理テーブルの構成例を示す概念図である。 災害リスク管理テーブルの構成例を示す概念図である。 (A)−(C)は、メイン画面及びノード管理のための各種GUI画面の構成例を示す略線図である。 (A)−(E)は、想定リスクを設定するための各種GUI画面の構成例を示す略線図である。 (A)−(I)は、ノード検索時の条件を詳細に設定するための各種GUI画面の構成例を示す略線図である。 検索キー優先度指定テーブル編集画面の構成例を示す略線図である。 (A)−(D)は、ノード検索時の条件を簡易に設定するための各種GUI画面の構成例を示す略線図である。 シミュレーション実行画面の構成例を示す略線図である。 (A)−(C)は、アクセス可能性シミュレーションに関する各種GUI画面の構成例を示す略線図である。 データ可用性管理制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 ノード情報取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 シミュレーション画面表示及び一覧作成処理の処理手順を示すフローチャートである。 シミュレーション画面表示及び一覧作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態による分散ファイルシステムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による分散ファイルシステムを示す。この分散ファイルシステム1は、ネットワーク2を介して相互に接続された複数のノード3、分散ファイルシステム管理装置(以下、これをDFS管理装置と呼ぶ)4及びデータ可用性管理制御装置5を備えて構成される。
各ノード3は、分散ファイルシステムデータ処理部(以下、これをDFSデータ処理部と呼ぶ)10及び記憶装置11を備えて構成される。
記憶装置11は、例えばハードディスク装置から構成され、ユーザ等により格納された共有ファイルのファイルデータ(以下、これを単にデータと呼ぶ)のほか、そのノード3の設置場所と、そのノード3に搭載されたハードウェアに関する各種情報(CPU(Central Processing Unit)使用率、メモリ残量など)と、そのノード3に実装されたソフトウェアに関する各種情報と、そのノード3がネットワーク2を利用するにあたって必要となる設定情報となどが格納される。
なお、以下においては、ノード3のハードウェアに関する各種情報と、ノード3に実行されたソフトウェアに関する各種情報と、そのノード3がネットワーク2を利用するにあたって必要となる設定情報となど、そのノード3に関する情報をまとめてノード情報と呼ぶものとする。
DFSデータ処理部10は、記憶装置11に対するデータの読み書きのほか、記憶装置11に書き込まれたデータ及びその属性情報(以下、これをデータ属性情報と呼ぶ)のDFS管理装置4への送信、DFS管理装置4からのデータ操作要求に応じたデータ操作処理(例えば、データの他のノード3への複製)、及び、データ処理結果のDFS管理装置4への通知などを行う。
DFS管理装置4は、分散ファイルシステム1内の各ノード3がそれぞれ保持するデータを管理する機能を有し、分散ファイルシステム管理部(以下、これをDFS管理部と呼ぶ)20及び記憶装置21を備えて構成される。
DFS管理部20は、管理対象の各ノード3のノード情報と、分散ファイルシステム1上に存在する各データの所在、及び、これらデータのデータ属性情報となどを各ノード3から定期的に収集し、収集したこれらの情報を記憶装置21に格納して管理する。また記憶装置21は、例えばハードディスク装置から構成され、DFS管理部20が各ノード3から収集したノード情報や、データの所在及びデータ属性情報などが格納される。
以上の各ノード3及びDFS管理装置4によって既存の分散ファイルシステムが構築される。従って、本分散ファイルシステム1は、かかる構成に加えてデータ可用性管理制御装置5をさらに備えることを特徴とする。
データ可用性管理制御装置5は、画面処理部30、データ可用性管理制御部31及び記憶装置32を備えたコンピュータ装置である。このうち画面処理部30は、データ可用性管理制御部31の制御の下に、図8〜図14について後述する各種GUI(Graphical User Interface)画面を図示しない液晶ディスプレイ等の表示装置に表示させる機能を有する。
またデータ可用性管理制御部31は、DFS管理装置4から取得した各ノード3のノード情報と、画面処理部30が表示したGUI画面を利用したシステム管理者からの入力となどに基づいて、自然災害に対するデータ可用性が低いノード3を抽出し、そのノード3が保持するデータの奨励される複製先ノード(以下、これを奨励複製先ノードと呼ぶ)3と、データの複製先とすべきでないノード(以下、これを複製禁止ノードと呼ぶ)3とを決定する。
そしてデータ可用性管理制御部31は、上述のように抽出した自然災害に対するデータ可用性が低いノード3と、当該ノード3の奨励複製先ノード3又は複製禁止ノード3とをDFS管理装置4に通知する。かくしてDFS管理装置4は、この通知に基づいて、自然災害に対するデータ可用性が低いノード3に対して上述のデータ操作要求を送信することにより、当該ノード3が保持するデータをデータ可用性管理制御部31から通知された推奨複製先ノード3に複製させ又は複製禁止ノード3以外のノード3に複製させる。
記憶装置32は、例えばハードディスク装置から構成され、データ可用性管理制御部31が上述の処理を実行するために必要となる各種管理テーブル等が格納される。具体的に、記憶装置32には、ノード管理テーブル40、ネットワーク情報管理テーブル41、屋内電力設備情報管理テーブル42、商用電力設備情報管理テーブル43、配線設備情報管理テーブル44、災害リスク管理テーブル45及び検索キー優先度指定テーブル46と、複製先ノード一覧情報47及び複製禁止ノード一覧情報48とが格納される。
なおDFS管理装置4の機能と、データ可用性管理制御装置5の機能とを同一の装置に搭載するようにしても良い。またデータ可用性管理制御装置5の機能をいずれかのノード3に搭載するようにしても良い。
さらにノード3のDFSデータ処理部10と、DFS管理装置4のDFS管理部20と、データ可用性管理制御装置5の画面処理部30及びデータ可用性管理制御部31との一部又は全部を、専用のハードウェアにより構成しても、また対応するプログラムを実行することにより具現化される機能として構成するようにしても良い。
ノード3のDFSデータ処理部10や、DFS管理装置4のDFS管理部20、データ可用性管理制御装置5の画面処理部30及び又はデータ可用性管理制御部31をプログラムを実行することにより具現化される機能として構成する場合、そのノード3、DFS管理装置4及び又はデータ可用性管理制御装置5は、上述の記憶装置11,21,32に加えて、内部バスを介して相互に接続されたCPU、メモリ、通信装置、入出力装置及び表示装置を備えたコンピュータ装置として構成される。そしてCPUは、メモリにプログラムを読み込み、読み込んだプログラムを実行することにより、かかるDFSデータ処理部10、DFS管理部20、画面処理部30及び又はデータ可用性管理制御部31が具現化される。
この場合、かかるプログラムは、予め記憶装置11,21,32に格納されていても良いし、CD−ROM(Compact Disk − Read Only Memory)等の記憶媒体からそのノード3、DFS管理装置4又はデータ可用性管理制御装置5に供給するようにしても、またネットワーク経由で他の装置からダウンロードすることによりノード3、DFS管理装置4又はデータ可用性管理制御装置5が取得するようにしても良い。
(2)データ可用性管理制御装置が保持する各種テーブルの構成
図2は、データ可用性管理制御装置5が保持するノード管理テーブル40の概略構成を示す。ノード管理テーブル40は、データ可用性管理制御部31が各ノード3のノード情報を管理するために利用するテーブルであり、図2に示すように、例えばノード識別子欄40A、残容量欄40B、ノード名欄40C、ネットワークアドレス欄40D、管理情報更新日欄40E、設置場所欄40F、障害発生回数欄40G、メーカ保証期限欄40H、CPUコア数欄40I、メモリ量欄40J、ネットワーク管理情報識別子欄40K、屋内電力設備管理情報識別子欄40L及び商用電力設備管理情報識別子欄40Mを備えて構成される。
そしてノード識別子欄40Aには、対応するノード3に付与されたそのノード3に固有の識別子(ノード識別子)が格納され、残容量欄40Bには、そのノード3の記憶装置11(図1)の残容量が格納される。またノード名欄40Cには、対応するノード3のノード名が格納され、ネットワークアドレス欄40Dには、IP(Internet Protocol)アドレス等のそのノード3に付与されたネットワーク上のアドレスが格納される。なお、そのノード3が複数のネットワークに接続されている場合には、それぞれのネットワーク上のアドレスがネットワークアドレス欄40Dに格納される。
さらに管理情報更新日欄40Eには、そのノード3のノード情報が最後に更新された日にちが格納され、設置場所欄40Fには、住所、緯度・経度などのそのノード3が設置されている物理的な位置を表す文字列等が格納される。さらに障害発生回数欄40Gには、今までにそのノード3に発生した故障や障害の回数が格納され、メーカ保証期限欄40Hには、そのノード3に対するメーカの保証期限や保守期限が格納される。
CPUコア数欄40Iには、そのノード3に搭載されるCPUの仕様(ソケット数、コア数、駆動周波数など)が格納され、メモリ量欄40Jには、そのノード3に搭載されたメモリの仕様(容量など)が格納される。さらにネットワーク管理情報識別子欄40Kには、そのノード3が接続されたネットワークに付与された管理用の識別子(ネットワーク管理情報識別子)が格納される。この場合、そのノード3が複数のネットワークに接続されているときには、当該ノード3が接続された各ネットワークのネットワーク管理情報識別子がネットワーク管理情報識別子欄40Kに格納される。
さらに屋内電力設備管理情報識別子欄40Lには、そのノード3に電力を供給する屋内電力設備に付与された識別子(屋内電力設備管理情報識別子)が格納され、商用電力設備管理情報識別子欄40Mには、そのノード3に電力を供給する商用電力設備に付与された識別子(商用電力設備管理情報識別子)が格納される。
なおノード管理テーブル40に格納された情報は、データ可用性管理制御装置5のデータ可用性管理制御部31がDFS管理装置4から取得したものであっても、また予めシステム管理者によって格納されたものであっても良い。ただし、残容量欄40Bに格納される残容量については、DFS管理装置4のDFS管理部20が定期的に各ノード3から収集したものをノード管理テーブル40に格納するものとする。
また本実施の形態においては、上述のようにノード管理テーブル40にノード3ごとのノード識別子や残容量等の情報を格納して管理するようにしているが、ノード情報としてデータ可用性管理制御装置5が取得できる情報であれば、例えばノード3におけるCPU利用率、メモリ使用量、そのノード3に搭載された通信インタフェースの最大通信レート性能、ノード故障率、搭載された記憶装置11,21,32の故障予測情報、そのノード3が接続されたネットワークの遅延時間、スループット及び又はゆらぎなどの通信性能を格納するようにしても良い。
図3は、データ可用性管理制御装置5が保持するネットワーク情報管理テーブル41の構成例を示す。ネットワーク情報管理テーブル41は、分散ファイルシステム1内のいずれかのノード3が接続されたネットワークをデータ可用性管理制御部31が管理するために利用するテーブルであり、ノード3ごとに作成される。
このネットワーク情報管理テーブル41は、図3に示すように、ネットワーク管理情報識別子欄41A、ネットワークサービス業者欄41B、ネットワークサービス名欄41C、サービス保守計画欄41D、物理回線業者欄41E、物理回線収容拠点/基地局の場所欄41F、物理回線種別欄41G、物理回線保守計画欄41H、配線路設備経路情報(2)欄41I及び配線路設備保守計画(1)欄41Jから構成される。
そしてネットワーク管理情報識別子欄41Aには、対応するネットワークに付与された識別子(ネットワーク管理情報識別子)が格納され、ネットワークサービス業者欄41B及びネットワークサービス名欄41Cには、それぞれそのネットワークを提供する業者の名称及びネットワークサービスの種類が格納される。またサービス保守計画欄41Dには、そのネットワークについて予め計画された保守作業の実行日時が格納される。
物理回線業者欄41Eには、そのネットワークが利用する物理回線を提供する業者の名称が格納され、物理回線収容拠点/基地局の場所欄41Fには、拠点名や基地局名などのその物理回線の収容拠点を表す情報が格納される。さらに物理回線種別欄41Gには、その物理回線の種別(光ファイバ、メタル又は無線など)が格納され、物理回線保守計画欄41Hには、その物理回線について予め計画された保守作業のスケジュール(実行予定日)が格納される。
さらに配線路設備経路情報(2)欄41Iには、物理回線や回線設備を敷設する「配線設備に関する情報」が格納され、配線路設備保守計画(1)欄41Jには、その配線設備について予め計画された保守点検や工事のスケジュール(実行日時)が格納される。
ここで、配線設備とは、物理回線を敷設する管路、洞道、マンホール及び又はハンドホールなどの地中配線設備や、電柱、鉄塔及び又は橋梁などの空中配線設備、接続箱、並びに、終端箱などを指す。また「配線設備に関する情報」とは、配線設備を設置又は敷設する場所を一意に識別するための識別子を指し、例えば国土交通省により規定された光ファイバ線路監視に関する光ファイバ線路アドレス仕様などを指す。本実施の形態では、「配線設備に関する情報」として、かかる光ファイバ路線アドレス仕様に従って例示するが、配線設備の設置又は敷設場所を一意に識別できるのであれば、本仕様に限定する必要はない。
図4は、データ可用性管理制御装置5が保持する屋内電力設備情報管理テーブル42の構成例を示す。屋内電力設備情報管理テーブル42は、データ可用性管理制御部31が、各ノード3にそれぞれ電力を供給する各屋内電力設備等を管理するために利用するテーブルであり、ノード3ごとに作成される。
この屋内電力設備情報管理テーブル42は、図4に示すように、屋内電力管理情報識別子欄42A、遮断機番号欄42B、予備発電装置番号欄42C、無停電電源装置番号欄42D及び屋内電源設備計画保守日欄42Eから構成される。
そして屋内電力管理情報識別子欄42Aには、対応するノード3に電力を供給する屋内電力設備に対して付与された識別子(屋内電力設備情報識別子)が格納され、遮断機番号欄42Bには、その屋内電力設備における対応するノード3への電力供給を遮断する遮断機(ブレーカ等)に付与されたブレーカ番号等の識別子(遮断機番号)が格納される。
また予備発電装置番号欄42C及び無停電電源装置番号欄42Dには、かかる屋内電力設備が保持する予備発電装置や無停電電源装置にそれぞれ付与された識別子(予備発電装置番号、無停電電源装置番号)がそれぞれ格納され、屋内電源設備計画保守日欄42Eには、その屋内電源設備について予め計画された保守点検や停電予定のスケジュール(実行日時)が格納される。
ネットワーク情報管理テーブル41や屋内電力設備情報管理テーブル42の情報は、データ可用性管理制御装置5のマンマシンインタフェースを用いてユーザが入力してもよいが、ネットワークで接続された通信回線を提供する企業のサーバより入手するようにすれば最新の情報に更新することが容易となる。
図5は、データ可用性管理制御装置5が保持する商用電力設備情報管理テーブル43の構成例を示す。商用電力設備情報管理テーブル43は、データ可用性管理制御部31が、各ノード3にそれぞれ電力を供給する商用電力設備を管理するために利用するテーブルであり、ノード3ごとに作成される。
この商用電力設備情報管理テーブル43は、図5に示すように、商用電力管理情報識別子欄43A、契約商用電源欄43B、商用電源配電エリア欄43C、商用電源計画停電日欄43D、配線路設備経路情報(2)欄43E及び配線路設備保守計画(2)欄43Fから構成される。
そして商用電力管理情報識別子欄43Aには、対応するノード3に電力を供給する商用電力設備に対して付与された識別子(商用電力設備情報識別子)が格納され、契約商用電源欄43Bには、その商用電力設備の使用契約を行った電力会社(発電会社又は配電会社など)の会社名が格納される。
また商用電源配電エリア欄43Cには、その商用電力設備の配電エリア、配電経路又は変電所を一意に識別するための情報(エリア名、変電所名、経理上の管路や電柱を識別するための情報など)が格納され、商用電源計画停電日欄43Dには、対応する商用電力設備について予め計画されている保守点検や計画停電日のスケジュール(実行日時)が格納される。
さらに配線路設備経路情報(2)欄43Eには、上述の光ファイバ路線アドレス仕様に従った対応する物理回線や回線設備の「配線設備に関する情報」が格納され、配線路設備保守計画(2)欄43Fには、その配線設備について予め計画された保守点検や工事のスケジュール(実行日時)が格納される。
一方、図6は、データ可用性管理制御装置5が保持する配線設備情報管理テーブル44の構成例を示す。この配線設備情報管理テーブル44は、データ可用性管理制御部31が、国内の通信に関連する各種設備の内容及び場所を管理するために利用するテーブルである。
この配線設備情報管理テーブル44は、設備情報欄44A、設備内容欄44B及び設置場所欄44Cから構成される。そして設備情報欄44Aには、各設備にそれぞれ付与された上述の光ファイバ路線アドレス仕様に従った「配線設備に関する情報」が格納され、設備内容欄44Bには、対応する設備の具体的内容が格納される。また設置場所欄44Cには、対応する設備が設置又は敷設された場所の住所を表す文字列が格納される。
配線設備情報管理テーブル44に格納する各情報や、商用電力設備情報管理テーブル43、その他のノードが使用する設備の情報は、電力会社、回線業者及び又は官公庁など、その配線設備を管理する組織から入手した管理情報に基づいてシステム管理者がデータ可用性管理制御装置5に登録するものとする。ただし、かかる組織が運用管理するデータ管理システムとデータ可用性管理制御装置5とをオンライン接続し、データ可用性管理制御装置5が当該データ管理システムから配線設備情報管理テーブル44に格納すべき情報を自動的に取得するようにすれば最新の情報に更新することが容易となる。
他方、図7は、データ可用性管理制御装置5が保持する災害リスク管理テーブル45の構成例を示す。この災害リスク管理テーブル45は、データ可用性管理制御部31が、個々の想定リスクに対する市区町村ごとの被災リスク値を管理するために利用するテーブルである。
ここで想定リスクとは、想定される自然災害の種別(地震、水害、津波又は火山噴火など)と、その規模との組合せを指す。以下においては、自然災害の規模として、被害が市区町村の範囲内に留まると予測される「小規模」、被害が都道府県の全体に及ぶと予測される「中規模」、被害規模が地方部ブロック全体にまで及ぶと予測される「大規模」、被害規模が国内全体に及ぶと予想される「超大規模」との4つがあるものとする。従って、想定リスクとしては、例えば「小規模の地震」や、「中規模の水害」、「超大規模の火山噴火」などが定義される。ただし、予測される被災面積や、災害原因までの距離、又は、復旧までに要する時間に基づいて自然災害の規模を定義するようにしても良い。
また被災リスク値とは、地震、水害、津波及び火山噴火などの自然災害発生時における各地の倒壊面積割合(地震)や、床上浸水発生割合(水害)、3〔m〕以上の津波到来確率(津波)又は噴火物による被害発生率(火山噴火)といった、自然災害発生時の被害の程度や自然災害の被害を受ける可能性を表す数値を指す。被災リスク値は、自然災害の種別とその規模とに基づいて算出される。
災害リスク管理テーブル45は、図7に示すように、場所欄及び複数の想定リスク欄から構成される。そして場所欄には、関連するすべての市区町村の名称が格納され、想定リスク欄には、対応する想定リスクに対する市区町村の被災リスク値がそれぞれ格納される。
なお図7においては、「大規模の地震」、「中規模の水害」、「大規模の津波」及び「小規模の火山噴火」の4つの想定リスク欄についてのみ例示しているが、災害リスク管理テーブル45には、「地震」、「水害」、「津波」及び「火山噴火」などの想定されるすべての自然災害と、「小規模」、「中規模」、「大規模」及び「超大規模」というすべての規模との組合せ数と同じ数の想定リスク欄が設けられることになる。
災害リスク管理テーブル45に格納する各情報は、国土交通省や地方自治体が公開するハザードマップや災害リスクに関する数値情報を入手し、システム管理者がデータ可用性管理制御装置5に登録するものとする。ただし、国土交通省や地方自治体が運用管理するデータ管理システムとデータ可用性管理制御装置5とをオンライン接続し、データ可用性管理制御装置5が当該データ管理システムから災害リスク管理テーブル45に格納すべき情報を自動的に取得するようにすれば最新の情報に更新することが容易となる。
他方、検索キー優先度指定テーブル46は、後述のようにデータ可用性管理制御装置5のデータ可用性管理制御部31が上述の奨励複製先ノード3や複製禁止ノード3を検索する際の条件を保持するために利用されるテーブルである。この検索キー優先度指定テーブル46の詳細については、後述する。
また複製先ノード一覧情報47は、データ可用性管理制御部31が上述の検索により検出した奨励複製先ノード3の一覧の情報であり、該当するノード3ごとに作成される。また複製禁止ノード一覧情報48は、データ可用性管理制御部31が上述の検索により検出した複製禁止ノード3の一覧の情報であり、該当するノード3ごとに作成される。
上述した各管理テーブル40〜46のうち、ネットワーク情報管理テーブル41、屋内電力設備情報管理テーブル42及び商用電力設備情報管理テーブル43に格納された情報については、図8(C)について後述するノード管理情報編集画面70において追記や編集を行うことができる。また検索キー優先度指定テーブル46に格納された情報のうち、後述する優先度については、図11について後述する検索キー優先度指定テーブル編集画面120を用いて条件ごとに設定を行うことができる。
(3)各種画面の構成
(3−1)メイン画面
次に、データ可用性管理制御装置5の画面処理部30により図示しない表示装置に適宜表示されるGUI画面について説明する。
図8(A)は、システム管理者がデータ可用性管理制御装置5に対して所定の操作を行うことにより当該データ可用性管理制御装置5の表示装置に表示させることができるメイン画面50を示す。この図8(A)からも明らかなように、メイン画面50には、ノード情報管理ボタン51、想定リスク設定ボタン52、条件設定(詳細)ボタン53、条件設定(簡易)ボタン54及びシミュレーション開始ボタン55が設けられている。
(3−2)ノード管理のための各種GUI画面
システム管理者は、メイン画面50のノード情報管理ボタン51をクリックすることによって、図8(B)に示すノード管理画面60を表示させることができる。このノード管理画面60では、ノード3を管理するための画面であり、画面の下側中央部にテキストボックス61が設けられている。
このテキストボックス61は、ノード管理テーブル40(図2)の更新周期を指定するためのボックスである。システム管理者がこのテキストボックス61に所望する時間を入力することによって、その時間周期でデータ可用性管理制御部31がDFS管理装置4(図1)から各ノード3のノード情報を取得し、取得した各ノード3のノード情報に基づいてノード管理テーブル40を最新の情報に更新する。
またノード管理画面60の画面中央部には、ノード一覧表示領域62が設けられ、その上側には、ノード一覧表示ボタン63、新規発見ノード表示ボタン64及び未発見ノード表示ボタン65が表示される。
そしてシステム管理者は、ノード一覧表示ボタン63をクリックすることによって、そのとき稼働しているすべてのノード3が掲載されたノード一覧をノード一覧表示領域62に表示させることができ、新規発見ノード表示ボタン64をクリックすることによって、直前のノード管理テーブル40の更新時に新規発見したノード3のみが掲載されたノード一覧をノード一覧表示領域62に表示させることができる。
またシステム管理者は、未発見ノード表示ボタン65をクリックすることによって、ノード管理テーブル40には登録されているものの、直前のノード管理テーブル40の更新時にはノード情報を取得できなかったノード3(例えばネットワークから取り外され、又は、電源がオフとなっているノード3)のみが掲載されたノード一覧をノード一覧表示領域62に表示させることができる。
なお、かかるノード一覧には、該当する各ノード3のノード名、設置場所、管理情報の有無及びその管理情報の更新日時がそれぞれ掲載される。
さらにノード一覧表示領域62の下側には、戻るボタン66及びノード管理情報編集ボタン67が表示される。そしてシステム管理者は、戻るボタン66をクリックすることによって、ノード管理画面60を閉じさせてメイン画面50に戻ることができる。
またシステム管理者は、ノード一覧表示領域62に表示されたノード一覧に掲載されたノード3の中から所望するノード3に対応する行をクリックすることにより選択し、その後、ノード管理情報編集ボタン67をクリックすることによって、ノード管理画面60に代えて図8(C)に示すノード管理情報編集画面70を表示させることができる。
このノード管理情報編集画面70は、上述のようにノード管理画面60のノード一覧において選択されたノード3についてデータ可用性管理制御装置5が管理している各種の管理情報(ノード情報を含む)を編集するための画面であり、図8(C)に示すように、ノード管理情報一覧71と、完了ボタン72とを備えて構成される。
そしてノード管理情報一覧71には、予め設定されている幾つかの項目(以下、これをノード管理情報項目と呼ぶ)の項目名と、上述のようにノード管理画面60のノード一覧において選択されたノード3についてデータ可用性管理制御装置5が保持しているそのノード管理情報項目の値とが表示される。
そしてシステム管理者は、ノード管理情報一覧71に掲載されたノード管理情報項目の中から所望するノード管理情報項目をクリックすることにより1つのノード管理情報項目を選択することができ、このように1つのノード管理情報項目を選択することによって、そのノード管理情報項目の値を自由に編集することができる。ただし、ノード管理情報項目のうち、「管理情報更新日時」についてはシステム管理者による編集を行うことはできず、このためノード管理情報一覧71において、「管理情報更新日時」の行は無効状態に表示される。
またシステム管理者は、完了ボタン72をクリックすることによって、ノード管理情報編集画面70を閉じさせてノード管理画面60(図8(B))に戻ることができる。この際、ノード管理情報編集画面70における編集内容が、対応するノード管理テーブル40、ネットワーク情報管理テーブル41、屋内電力設備情報管理テーブル42及び又は商用電力設備情報管理テーブル43に反映される。
(3−3)想定リスクを設定するための各種GUI画面
またシステム管理者は、メイン画面50(図8(A))の想定リスク設定ボタン52をクリックすることによって、メイン画面50に代えて、図9(A)に示す想定リスク設定画面80を表示させることができる。
この想定リスク設定画面80は、後述のように、地震、津波、水害及び火山噴火の4つの自然災害の中から自然災害及びその規模(想定リスク)を設定して、その自然災害がその規模で発生した場合に、各ノード3がそれぞれ保持するデータにアクセスできる可能性をシミュレーション(以下、これをアクセス可能性シミュレーションと呼ぶ)する際の当該想定リスクを設定するための画面である。
想定リスク設定画面80は、図9(A)からも明らかなように、リスク情報取込みボタン81と、地震ボタン82、津波ボタン83、水害ボタン84及び火山噴火ボタン85と、テキストボックス86と、メインボタン87とを備えて構成される。
そしてシステム管理者は、リスク情報取込みボタン81をクリックすることによって、そのときシステム管理者がデータ可用性管理制御装置5に登録した情報を取り込ませて災害リスク管理テーブル45(図7)に格納させ、又は、データ可用性管理制御装置5に、国土交通省や地方自治体が運用管理するデータ管理システムから必要な情報を取得させ、取得させた情報を災害リスク管理テーブル45に格納させることができる。このとき取り込まれる情報は、場所ごとの被災リスク値である。
またシステム管理者は、地震ボタン82をクリックすることによって、図9(B)に示す想定地震規模設定画面90を表示させることができる。この想定地震規模設定画面90は、想定リスクとして地震及びその規模を設定するための画面であり、画面中央部に規模設定領域91が表示される。そして規模設定領域91内には、「超大規模」、「大規模」、「中規模」及び「小規模」にそれぞれ対応させてトグルボタン92A〜92Dが表示される。
かくして、システム管理者は、想定地震規模設定画面90において、いずれかのトグルボタン92A〜92Dをクリックすることにより、アクセス可能性シミュレーション時における想定リスクとして、想定される自然災害を「地震」、規模をそのトグルボタン92A〜92Dに対応する規模に選択することができる。この場合、そのときクリックされたトグルボタン92A〜92Dは、表示状態が選択されていることを表す状態に変化する。
またシステム管理者は、上述のようにして地震の規模を選択した後、閉じるボタン93をクリックすることによって、この想定地震規模設定画面90を閉じて想定リスク設定画面80に戻ることができる。このとき地震と、当該想定地震規模設定画面90において設定された規模とがアクセス可能性シミュレーション時における想定リスクとして設定される。
なお想定地震規模設定画面90には、アクセス可能性シミュレーション時における想定リスクとして地震を設定しないことを意味する「条件指定なし」に対応するトグルボタン92Eも表示される。そしてこのトグルボタン92Eが選択(「条件指定なし」が選択)された場合には、アクセス可能性シミュレーション時における想定リスクとして地震は設定されない。
またシステム管理者は、想定リスク設定画面80の津波ボタン83をクリックすることによって、図9(C)に示す想定津波規模設定画面94を表示させることができ、想定リスク設定画面80の水害ボタン84をクリックすることによって、図9(D)に示す想定水害規模設定画面95を表示させることができ、想定リスク設定画面80の火山噴火ボタン85をクリックすることによって、図9(E)に示す想定火山噴火規模設定画面96を表示させることができる。
想定津波規模設定画面94、想定水害規模設定画面95及び想定火山噴火規模設定画面96は、それぞれ想定される津波、水害又は火山噴火による災害規模を設定するための画面である。これら想定津波規模設定画面94、想定水害規模設定画面95及び想定火山噴火規模設定画面96の画面構成等は、想定地震規模設定画面90と全く同様であるため、これらの詳細説明は省略する。想定地震規模設定画面90、想定津波規模設定画面94、想定水害規模設定画面95及び想定火山噴火規模設定画面96を用いた設定内容は、上述のようにアクセス可能性シミュレーション時に適用される。
なおアクセス可能性シミュレーション時における想定リスクとして2つ以上の想定リスクを設定することもできる。この場合、アクセス可能性シミュレーションでは、設定されたすべての想定リスクが同時に発生した場合における、各ノード3がそれぞれ保持するデータへのアクセス可能性をシミュレートすることになる。
他方、想定リスク設定画面80では、上述のように設定した想定リスクが発生した場合に、データへのアクセス可能性の閾値(以下、これをアクセス可能性下限値と呼ぶ)をテキストボックス86に入力することにより設定することができる。後述のように、アクセス可能性シミュレーションの結果、あるノード3が保持するデータへのアクセス可能性がこのアクセス可能性下限値未満であった場合、データ可用性管理制御部31によりそのノード3についての奨励複製先ノード3や複製禁止ノード3が検索されて、システム管理者に提示される。
さらに想定リスク設定画面80では、メインボタン87をクリックすることによって、この想定リスク設定画面80を閉じてメイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
なお本実施の形態においては、上述のように想定地震規模設定画面90、想定津波規模設定画面94、想定水害規模設定画面95及び想定火山噴火規模設定画面96において災害規模を「超大規模」、「大規模」、「中規模」、「小規模」又は「条件指定なし」の5つから選択できるようにしているが、例えば「国土規模」又は「大陸規模」といったより大きな規模の指定や、「町内規模」又は「番地規模」といったより小さな規模の指定、又は、数値面積での規模指定ができるようにしても良い。
(3−4)ノード検索時の条件を詳細に設定するための各種GUI画面
一方、システム管理者は、メイン画面50(図8(A))の設定条件(詳細)ボタン53をクリックすることによって、メイン画面50に代えて、図10(A)に示す条件設定(詳細)画面100を表示させることができる。
この条件設定(詳細)画面100は、上述のようにアクセス可能性シミュレーションの結果、あるノード3が保持するデータへのアクセス可能性が想定リスク設定画面80のテキストボックス86に入力された上述のアクセス可能性下限値未満であった場合に、データ可用性管理制御部31がそのデータの奨励複製先ノードや複製禁止ノードを検索する際の条件を詳細に設定するための画面である。
条件設定(詳細)画面100は、図10(A)からも明らかなように、複製先距離ボタン101、複製先ノード障害回数ボタン102、複製先ノード性能ボタン103、複製先電力設備構成ボタン104、データ複製基本設定ボタン105、複製先ノード残保守期間ボタン106、ネットワーク伝送性能ボタン107及び複製先ネットワーク設備構成ボタン108と、メインボタン109及び検索キー優先度編集ボタン110とを備えて構成される。
そしてシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の複製先距離ボタン101をクリックすることによって、図10(B)に示すようなノード間距離指定画面111を表示させることができる。このノード間距離指定画面111は、アクセス可能性シミュレーションの結果、データへのアクセス可能性がアクセス可能性下限値未満であった、データの複製元となるノード3(以下、これを複製元ノードと呼ぶ)から複製先ノード3までの最大の直線距離を指定するための画面である。
そしてノード間距離指定画面111では、複製元ノード3から複製先ノード3までの直線距離が予め設定された距離(図10(B)では「100km」)よりも長い「条件指定あり(距離が長い)」と、複製元ノード3から複製先ノード3までの直線距離を複製先ノード3等の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。またノード間距離指定画面111では、「条件指定あり(距離が長い)」を選択した場合、さらに複製元ノード3から複製先ノード3までの直線距離として、所望する距離を設定することができる。
なおノード間距離指定画面111は、閉じるボタン111Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、このノード間距離指定画面111を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46(図1)に反映される。
またシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の複製先ノード障害回数ボタン102をクリックすることによって、図10(C)に示すような複製先ノード障害発生回数指定画面112を表示させることができる。この複製先ノード障害発生回数指定画面112は、システム管理者が許容する複製先ノード3における障害発生回数を指定するための画面である。
そして複製先ノード障害発生回数指定画面112では、複製先ノード3における障害発生回数が予め定められた回数(図10(C)では「3」回以下)よりも少ない「条件指定あり(回数が少ない)」と、複製先ノード3における障害発生回数を複製先ノード3の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。また複製先ノード障害発生回数指定画面112では、「条件指定あり(回数が少ない)」を選択した場合、さらに複製先ノード3における障害発生回数として具体的な回数を指定することができる。
なお複製先ノード障害発生回数指定画面112は、閉じるボタン112Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、この複製先ノード障害発生回数指定画面112を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
さらにシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の複製先ノード性能ボタン103をクリックすることによって、図10(D)に示すような複製先ノード性能指定画面113を表示させることができる。この複製先ノード性能指定画面113は、システム管理者が所望する複製先ノード3の性能(本実施の形態ではCPUコア数及びメモリ容量)を指定するための画面である。
そして複製先ノード性能指定画面113では、複製先ノード3の性能が予め定められた性能(図10(D)ではCPUコア数は「4」以上、メモリ容量は「4」GByte以上)よりも高い「条件指定あり(数値が大きい)」と、複製先ノード3の性能を複製先ノード3の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。また複製先ノード性能指定画面113では、「条件指定あり(数値が大きい)」を選択した場合、さらに複製先ノード3におけるCPUコア数及びメモリ容量の下限値をそれぞれ別個に指定することができる。
なお複製先ノード性能指定画面113は、閉じるボタン113Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、この複製先ノード性能指定画面113を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
さらにシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の複製先電力設備構成ボタン104をクリックすることによって、図10(E)に示すような複製先ノード電力設備構成指定画面114を表示させることができる。この複製先ノード電力設備構成指定画面114は、複製元ノード3に電力を供給する電力設備(以下、これを複製元ノード用電力設備と呼ぶ)と、複製先ノード3に電力を供給する電力設備(以下、これを複製先ノード用電力設備と呼ぶ)との関係を指定するための画面である。
そして複製先ノード電力設備構成指定画面114では、複製元ノード用電力設備と複製先ノード用電力設備との関係として、これらがすべて異なることを意味する「すべて異なる」と、これらの一部が異なることを意味する「一部異なる」と、これらの関係を複製先ノード3の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。また複製先ノード電力設備構成指定画面114では、「一部異なる」を選択した場合、さらに複製元ノード用電力設備と複製先ノード用電力設備との間で異ならせるべき電力設備(遮断機、予備発電装置及び無停電電源装置等)を個別に指定することができる。
なお複製先ノード電力設備構成指定画面114は、閉じるボタン114Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、この複製先ノード電力設備構成指定画面114を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
さらにシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100のデータ複製基本設定ボタン105をクリックすることによって、図10(F)に示すようなデータ複製数指定画面115を表示させることができる。このデータ複製数指定画面115は、データの複製数を指定するための画面である。
そしてデータ複製数指定画面115では、データの複製数を具体的に指定することができる。例えば複製数として「2」を指定した場合、各データは、複製元ノード3と、2つの複製先ノード3とにそれぞれ保持されることになる。またデータ複製数指定画面115では、指定した複製数を超過する複製が作成された場合に、その超過する分の複製を削除するか否かを指定することもできる。
なお、データ複製数指定画面115は、閉じるボタン115Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、このデータ複製数指定画面115を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
さらにシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の複製先ノード残保守期間ボタン106をクリックすることによって、図10(G)に示すような複製先ノード残保守期間指定画面116を表示させることができる。この複製先ノード残保守期間指定画面116は、アクセス可能性シミュレーションの実行時を基準として、システム管理者が希望する、複製先ノード3について残存する最低限度の保守期間(以下、これを残存保守期間と呼ぶ)を指定するための画面である。
そして複製先ノード残保守期間指定画面116では、複製先ノード3の残存保守期間が予め定められた期間(図では「365」日以上)よりも長い「条件指定あり(残存期間が長い)」と、複製先ノード3の残存保守期間を複製先ノード3の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。また複製先ノード残保守期間指定画面116では、「条件指定あり(残存期間が長い)」を選択した場合、さらに複製先ノード3における残存保守期間を具体的に指定することができる。
なお、複製先ノード残保守期間指定画面116は、閉じるボタン116Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、この複製先ノード残保守期間指定画面116を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
さらにシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100のネットワーク伝送性能ボタン107をクリックすることによって、図10(H)に示すようなネットワーク伝送性能指定画面117を表示させることができる。このネットワーク伝送性能指定画面117は、システム管理者が所望する、DFS管理装置4(又は複製元ノード3)から複製先ノード3までのネットワーク2の伝送性能を指定するための画面である。
そしてネットワーク伝送性能指定画面117では、DFS管理装置4(又は複製元ノード3)から複製先ノード3までのネットワーク2における遅延時間及びスループットが予め定められた遅延時間(図10(H)では「50」m秒以下)及びスループット(図10(H)では「200」kbps以上)よりも性能が良いことを表す「条件指定あり(性能が良い)」と、かかる遅延時間及びスループットを複製先ノード3の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。またネットワーク伝送性能指定画面117では、「条件指定あり(性能が良い)」を選択した場合、さらにDFS管理装置4(又は複製元ノード3)から複製先ノード3までのネットワーク2における遅延時間の上限値と、スループットの下限値とをそれぞれ別個に指定することができる。
なお、ネットワーク伝送性能指定画面117は、閉じるボタン117Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、このネットワーク伝送性能指定画面117を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
さらにシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の複製先ネットワーク設備構成ボタン108をクリックすることによって、図10(I)に示すような複製先ネットワーク設備構成指定画面118を表示させることができる。この複製先ネットワーク設備構成指定画面118は、複製元ノード3が利用するネットワーク2の設備環境(以下、これを複製元ノード用ネットワーク設備環境と呼ぶ)と、複製先ノード3が利用するネットワークの設備環境(以下、これを複製先ノード用ネットワーク設備環境と呼ぶ)との関係を指定するための画面である。
そして複製先ネットワーク設備構成指定画面118では、複製元ノード用ネットワーク設備環境及び複製先ノード用ネットワーク設備環境の関係として、これらがすべて異なることを意味する「すべて異なる」と、これらの一部が異なることを意味する「一部異なる」と、これらの関係を複製先ノード3の検索時の条件として指定しない「条件指定なし」とのいずれかを選択することができる。また複製先ネットワーク設備構成指定画面118では、「一部異なる」を選択した場合、さらに複製元ノード用ネットワーク設備環境及び複製先ノード用ネットワーク設備環境の間で異ならせるべきネットワーク設備(ネットワークサービス会社、ネットワークサービス種別及びサービス保守日等)を個別に指定することができる。
なお、複製先ネットワーク設備構成指定画面118は、閉じるボタン118Aをクリックすることによって閉じることができる。この場合、この複製先ネットワーク設備構成指定画面118を用いたシステム管理者の指定内容が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
なおシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100のメインボタン109をクリックすることによって、この条件設定(詳細)画面100を閉じさせてメイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
またシステム管理者は、条件設定(詳細)画面100の検索キー優先度編集ボタン110をクリックすることによって、条件設定(詳細)画面100に代えて、図11に示すような検索キー優先度指定テーブル編集画面120を表示させることができる。
この検索キー優先度指定テーブル編集画面120は、検索キー優先度一覧121及び閉じるボタン122を備えて構成される。そして検索キー優先度一覧121には、検索キー優先度指定テーブル46(図1)の内容が当該検索キー優先度指定テーブル46のテーブル構成と同じ構成でそのまま格納される。
具体的に、検索キー優先度一覧121は、キーアイテム(「Key Item」)欄121A、チェック(「Check」)欄121B、評価(「Evaluation」)欄121C及びプライオリティ(「Priority」)欄121Dから構成される。そしてキーアイテム欄121Aには、図8〜図10について上述した各画面において設定可能な各条件の名称がそれぞれ格納され、チェック欄121Bには、対応する条件が設定されたか否かを表すフラグ(設定された場合には「1」、設定されていない場合には「0」)が格納される。
例えば、図11の例では、図10(B)について上述したノード間距離指定画面111において複製元ノード3から複製先ノード3までの距離が指定されていないため、キーアイテム欄121Aの「DISTANCE」の行のチェック欄121Bに「0」が格納され、図10(C)について上述した複製先ノード障害発生回数指定画面112でも複製先ノード3における障害発生回数が指定されていないため、キーアイテム欄121Aの「NODE_FAILURE」の行のチェック欄121Bに「1」が格納されている。
また評価欄121Cには、図8〜図10について上述した画面において対応する条件が指定された場合に、その指定された条件の内容が格納され、対応する条件が指定されていない場合には、その条件について予め定められた値が格納される。
例えば図11の例では、上述のノード間距離指定画面111(図10(B))では複製元ノード3から複製先ノード3までの距離が指定されておらず、そのデフォルト値が「100km以上」であるため、キーアイテム欄121Aの「DISTANCE」の行の評価欄121Cに「>100km」が格納され、複製先ノード障害発生回数指定画面112(図10(C))でも複製先ノード3における障害発生回数が指定されておらず、そのデフォルト値が「3回以下」であるため、キーアイテム欄121Aの「NODE_FAILURE」の行の評価欄121Cに「<3」が格納される。
さらにプライオリティ欄121Dには、この検索キー優先度指定テーブル編集画面120を利用してシステム管理者により設定された個々の条件の優先度が格納される。優先度は「1」が最も高く、降順に優先度が低くなる。検索キー優先度指定テーブル編集画面120では、この優先度のみをシステム管理者が編集することができる。なお、チェック欄121Bに「0」が格納された条件(つまりシステム管理者により値が指定されていない条件)については、優先度も「0」に設定(つまり優先度がない状態に設定)される。
なお検索キー優先度指定テーブル編集画面120は、閉じるボタン122をクリックすることにより閉じることができる。この場合、この検索キー優先度指定テーブル編集画面120を用いたシステム管理者の設定内容(各条件の優先度の値)が検索キー優先度指定テーブル46に反映される。
(3−5)ノード検索時の条件を簡易に設定するための各種GUI画面
他方、システム管理者は、メイン画面50(図8(A))の設定条件(簡易)ボタン54をクリックすることによって、メイン画面50に代えて、図12(A)に示す条件設定(簡易)画面130を表示させることができる。この条件設定(簡易)画面130は、個々のノード3が保持するデータの複製先ノード3を選択するための条件を簡易に設定可能とするための画面であり、データ可用性重視ボタン131、性能重視ボタン132及びカスタマイズボタン133と、メインボタン134とを備えて構成される。
そしてシステム管理者は、条件設定(簡易)画面130のデータ可用性重視ボタン131をクリックすることによって、図12(B)に示すようなデータ可用性重視用の条件設定画面(以下、これをデータ可用性重視用条件設定画面と呼ぶ)140を表示させることができる。
このデータ可用性重視用条件設定画面140は、データの可用性を重視し、複製先ノード3の検索条件として、複製元ノード3及び複製先ノード3間の距離と、複製先ノード3における障害発生回数の上限値と、複製先ノード3に電力供給するための電力設備環境と、システムにおけるデータの複製数の上限値と、複製先ノード3の残存保守期間と、DFS管理装置4(又は複製元ノード3)から複製先ノード3までのネットワーク性能とのみを設定するための画面である。
このためデータ可用性重視用条件設定画面140では、図10(A)について上述した条件設定(詳細)画面100と同様の複製先距離ボタン141、複製先ノード障害回数ボタン142、複製先ノード性能ボタン143、複製先電力設備構成ボタン144、データ複製基本設定ボタン145、複製先ノード残保守期間ボタン146、ネットワーク伝送性能ボタン147及び複製先ネットワーク設備構成ボタン148が表示されるものの、このうちの複製先距離ボタン141、複製先ノード障害回数ボタン142、複製先電力設備構成ボタン144、データ複製基本設定ボタン145、複製先ノード残保守期間ボタン146及び複製先ネットワーク設備構成ボタン148のみが有効表示され、他のボタン(複製先ノード性能ボタン143及びネットワーク伝送性能ボタン147)が無効表示される。
そしてデータ可用性重視用条件設定画面140では、有効表示された複製先距離ボタン141、複製先ノード障害回数ボタン142、複製先電力設備構成ボタン144、データ複製基本設定ボタン145、複製先ノード残保守期間ボタン146及び複製先ネットワーク設備構成ボタン148のうちの所望するボタンをクリックすることにより、図10について上述したノード間距離指定画面111、複製先ノード障害発生回数指定画面112、複製先ノード電力設備構成指定画面114、データ複製数指定画面115、複製先ノード残保守期間指定画面116及び複製先ネットワーク設備構成指定画面118のうちの対応する画面を表示させることができる。かくしてシステム管理者は、その画面を用いて上述と同様にして、所望する条件を複製先ノード3の検索時の条件として指定することができる。
なおシステム管理者は、データ可用性重視用条件設定画面140のメインボタン149をクリックすることによって、このデータ可用性重視用条件設定画面140を閉じてメイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
一方、システム管理者は、条件設定(簡易)画面130の性能重視ボタン132をクリックすることによって、図12(C)に示すような性能重視用の条件設定画面(以下、これを性能重視用条件設定画面と呼ぶ)150を表示させることができる。この性能重視用条件設定画面150は、データのデータ転送性能やノード3の性能を重視し、複製先ノード3の検索条件として複製先ノード3の性能と、ネットワーク2の性能とのみを設定するための画面である。
このため性能重視用条件設定画面150では、図10(A)について上述した条件設定(詳細)画面100と同様の複製先距離ボタン141、複製先ノード障害回数ボタン142、複製先ノード性能ボタン143、複製先電力設備構成ボタン144、データ複製基本設定ボタン145、複製先ノード残保守期間ボタン146、ネットワーク伝送性能ボタン147及び複製先ネットワーク設備構成ボタン148が表示されるものの、このうちの複製先ノード性能ボタン153及びネットワーク伝送性能ボタン157のみが有効表示され、他のボタンが無効表示される。
そして性能重視用条件設定画面150では、有効表示された複製先ノード性能ボタン153及びネットワーク伝送性能ボタン157のうちの所望するボタンをクリックすることにより、図10(D)について上述した複製先ノード性能指定画面113又は図10(H)について上述したネットワーク伝送性能指定画面117のうちの対応する画面を表示させることができる。かくしてシステム管理者は、その画面を用いて上述と同様にして、所望する条件を複製先ノード3の検索時の条件として指定することができる。
なおシステム管理者は、性能重視用条件設定画面150のメインボタン159をクリックすることによって、この性能重視用条件設定画面150を閉じてメイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
他方、システム管理者は、条件設定(簡易)画面130のカスタマイズボタン133をクリックすることによって、図10(D)に示すような保守性重視用の条件設定画面(以下、これをカスタマイズ用条件設定画面と呼ぶ)160を表示させることができる。このカスタマイズ用条件設定画面160は、保守性を重視し、複製先ノード3の検索条件として複製先ノード3に電力供給するための電力設備環境と、複製先ノード3の残存保守期間とのみを設定するための画面である。
このためカスタマイズ用条件設定画面160では、図10(A)について上述した条件設定(詳細)画面100と同様の複製先距離ボタン161、複製先ノード障害回数ボタン162、複製先ノード性能ボタン163、複製先電力設備構成ボタン164、データ複製基本設定ボタン165、複製先ノード残保守期間ボタン166、ネットワーク伝送性能ボタン167及び複製先ネットワーク設備構成ボタン168が表示されるものの、このうちの複製先電力設備構成ボタン164及び複製先ノード残保守期間ボタン166のみが有効表示され、他のボタンが無効表示される。
そしてカスタマイズ用条件設定画面160では、有効表示された複製先電力設備構成ボタン164及び複製先ノード残保守期間ボタン166のうちの所望するボタンをクリックすることにより、図10(E)について上述した複製先ノード電力設備構成指定画面114又は図10(G)について上述した複製先ノード残保守期間指定画面116のうちの対応する画面を表示させることができる。かくしてシステム管理者は、その画面を用いて上述と同様にして、所望する条件を複製先ノード3の検索時の条件として指定することができる。
なおシステム管理者は、カスタマイズ用条件設定画面160のメインボタン169をクリックすることによって、このカスタマイズ用条件設定画面160を閉じてメイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
またシステム管理者は、条件設定(簡易)画面130(図12(A))のメインボタン134をクリックすることによって、この条件設定(簡易)画面130を閉じてメイン画面50に戻ることができる。
(3−6)アクセス可能性シミュレーションに関する各種GUI画面
システム管理者は、メイン画面50(図8(A))のシミュレーション開始ボタン55をクリックすることによって、メイン画面50に代えて、図13に示すシミュレーション実行画面170を表示させることができる。このシミュレーション実行画面170は、図9(A)〜図9(E)について上述した各画面を用いて設定した想定リスクが発生した場合における、各ノード3がそれぞれ保持するデータへのアクセス可能性のシミュレーション結果を表示するための画面であり、想定リスクマップ表示領域171、アクセス可能性表示領域172、中止ボタン173及び確認ボタン174を備えて構成される。
そしてシミュレーション実行画面170の想定リスクマップ表示領域171には、設定されている想定リスクに応じた想定リスクマップ175が表示される。この想定リスクマップ175は、地図上に同じ被災リスク値の範囲(図13では「30%以上」、「50%以上」及び「80%以上」)が等高線状に表記されたものである。なお図13は、想定リスクとして「中規模」の「水害」が設定された場合の表示例である。
各被災リスク値の範囲は、図7について上述した災害リスク管理テーブル45から対象となる想定リスク(ここでは図7の破線Kで示す領域)を抽出し、その想定リスクにおける各場所の被災リスク値のうち、幾つかの同じ所定の被災リスク値の市区町村をそれぞれ破線L1〜L3で結ぶことにより、上述のように地図上に等高線状に表示される。
またシミュレーション実行画面170のアクセス可能性表示領域172には、管理対象のノード3ごとに、設定された想定リスクが発生した場合における、そのノード3の設置場所(「設置場所」)や、そのノード3の物理回線設備の設置場所(「回線設備設置場所」)、及び、そのノード3が使用する回線の収容場所(「回線収容場所」)などのそのノード3に関連する幾つかの場所の被災リスク値(図13では「被害確率」)と、そのノード3が保持するデータへのアクセス可能性(「災害時のデータアクセス可能性」)となどの情報が表形式でデータアクセス可能性一覧として表示される。
なお、本実施の形態の場合、ノード3が保持するデータへのアクセス可能性は、アクセス可能性の最大値である100%から、そのノード3に関連する各場所の被災リスク値のうちの最大の被災リスク値を差し引いたものとして算出する。例えば「Node0001」というノード3であれば、被災リスク値の最大値が「39%」であった場合には、100%から39%を差し引いた「61%」がそのノード3が保持するデータへのアクセス可能性ということになる。
システム管理者は、シミュレーション実行画面170において、中止ボタン173をクリックすることによって、アクセス可能性シミュレーションを中止し、このシミュレーション実行画面170を閉じてメイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
またシステム管理者は、シミュレーション実行画面170において、確認ボタン174をクリックすることによって、このシミュレーション実行画面170を閉じて図14(A)に示す複製元ノード一覧画面180を表示させることができる。
この複製元ノード一覧画面180は、アクセス可能性シミュレーションの結果、設定された想定リスクの発生時に、保持するデータへのアクセス可能性が図9(A)について上述した想定リスク設定画面80のテキストボックス86に入力されたアクセス可能性下限値未満であったノード3をシステム管理者が確認するための画面である。
この複製元ノード一覧画面180は、図14(A)からも明らかなように、複製元ノード一覧表示領域181と、条件変更ボタン182、複製先一覧ボタン183、複製禁止一覧ボタン184及びポリシ通知ボタン185とを備えて構成される。
そして複製元ノード一覧表示領域181には、上述のアクセス可能性シミュレーションの結果、設定された想定リスクの発生時に、保持するデータへのアクセス可能性がアクセス可能性下限値未満であった各ノード3のノード名、設置場所、管理情報更新日時及び注意事項などが掲載されたノード一覧(以下、これを複製元ノード一覧と呼ぶ)が表示される。
そしてシステム管理者は、複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧表示領域181に表示された複製元ノード一覧に掲載されたノード3の中から所望するノード3をクリックするようにして選択した後、複製先一覧ボタン183をクリックすることによって、図14(B)に示す複製先ノード一覧画面190を表示させることができる。
この複製先ノード一覧画面190は、上述の複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧において選択されたノード3が保持するデータの複製先として推奨されるノード3(推奨複製先ノード3)をシステム管理者に提示するための画面であり、推奨複製先ノード一覧表示領域191と、管理情報参照ボタン192及び戻るボタン193を備えて構成される。
そして複製先ノード一覧画面190では、推奨複製先ノード一覧表示領域191に、上述のようにして複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧において選択したノード3が保持するデータのすべての推奨複製先ノード3について、そのノード名、設置場所及び空き容量が掲載された推奨複製先ノード一覧が表示される。
そしてシステム管理者は、複製先ノード一覧画面190において、奨励複製先ノード一覧に掲載された奨励複製先ノード3の中からいずれか1つの奨励複製先ノード3をクリックするようにして選択した後に管理情報参照ボタン192をクリックすることによって、その奨励複製先ノード3のノード管理情報が掲載された図8(C)について上述したノード管理情報編集画面70を表示させることができる。
またシステム管理者は、複製先ノード一覧画面190において、戻るボタン193をクリックすることによって、この複製先ノード一覧画面190を閉じて、複製元ノード一覧画面180に戻ることができる。
これに対して、システム管理者は、複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧表示領域181に表示された複製元ノード一覧に掲載されたノード3の中から所望のノード3をクリックするようにして選択した後、複製禁止一覧ボタン184をクリックすることによって、図14(C)に示す複製禁止ノード一覧画面200を表示させることができる。
この複製禁止ノード一覧画面200は、上述の複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧において選択されたノード3が保持するデータの複製禁止ノード3をシステム管理者に提示するための画面であり、複製禁止ノード一覧表示領域201と、管理情報参照ボタン202及び戻るボタン203とを備えて構成される。
そして複製禁止ノード一覧画面200では、複製禁止ノード一覧表示領域201に、上述のようにして複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧において選択したノード3に対するすべての複製禁止ノード3について、そのノード名、設置場所及び空き容量が掲載された複製禁止ノード一覧が表示される。
そしてシステム管理者は、複製禁止ノード一覧画面200において、複製禁止ノード一覧に掲載された複製禁止ノード3の中からいずれか1つの複製禁止ノード3をクリックするようにして選択した後に管理情報参照ボタン202をクリックすることによって、その複製禁止ノード3のノード管理情報が掲載された図8(C)について上述したノード管理情報編集画面70を表示させることができる。
またシステム管理者は、複製禁止ノード一覧画面200において、戻るボタン203をクリックすることによって、この複製禁止ノード一覧画面200を閉じて、複製元ノード一覧画面180に戻ることができる。
なお本実施の形態の場合、複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧の情報や、複製元ノード3となり得る各ノード3とそれぞれ対応する複製先ノード一覧画面190の複製先ノード一覧の情報、及び、複製元ノード3となり得る各ノード3とそれぞれ対応する複製禁止ノード一覧画面200の複製禁止ノード一覧の情報は、いずれも図13について上述したシミュレーション実行画面170の確認ボタン174がクリックされた段階で生成される。
そして、このうちの複製元ノード3となり得る各ノード3とそれぞれ対応する複製先ノード一覧画面190の複製先ノード一覧の情報がそれぞれ複製先ノード一覧情報47(図1)としてデータ可用性管理制御装置5の記憶装置32(図1)に格納されて管理され、複製元ノード3となり得る各ノード3とそれぞれ対応する複製禁止ノード一覧画面200の複製禁止ノード一覧の情報がそれぞれ複製禁止ノード一覧情報48(図1)としてかかる記憶装置32に格納されて管理される。
また、この後、複製元ノード一覧画面180のポリシ通知ボタン185がクリックされた場合には、複製元ノード一覧画面180の複製元ノード一覧表示領域181に表示された複製元ノード一覧の情報(以下、これを複製元ノード一覧情報と呼ぶ)と、データ可用性管理制御装置5の記憶装置32に格納された上述のすべての複製先ノード一覧情報47又は複製禁止ノード一覧情報48とがDFS管理装置4に送信される。
かくして、DFS管理装置4は、これら複製元ノード一覧情報と、複製先ノード一覧情報47又は複製禁止ノード一覧情報48とに基づいて、複製元ノード一覧に掲載された各ノード3をそれぞれ制御(これらの各ノード3に上述のデータ操作要求を送信)することにより、これらのノード3が保持するデータをそれぞれそのノード3の奨励複製先ノード3に複製させ、又は、そのノード3の複製禁止ノード3以外のノード3に複製させる。
なおシステム管理者は、複製元ノード一覧画面180において、条件変更ボタン182をクリックすることによって、当該複製元ノード一覧画面180を閉じて、メイン画面50(図8(A))に戻ることができる。
また、システム管理者は、DFS管理部20においてデータが保持されるノードを特定するためのコマンド実行することで、複製されたデータが保持される奨励複製先ノード3を特定し、さらに、特定した奨励複製先のノード3をキーとしてノード管理テーブル40を検索することで、データが複製されたことの把握、及び、データが複製された奨励複製先ノード3やその所在を把握することができる。
(4)データ可用性管理制御部の処理
次に、上述の各種GUI画面の表示に関連してデータ可用性管理制御装置5のデータ可用性管理制御部31により実行される一連の処理(以下、これをデータ可用性管理制御処理と呼ぶ)について説明する。
図15は、かかるデータ可用性管理制御処理の一連の処理の流れを示す。データ可用性管理制御部31は、システム管理者によるメイン画面50(図8(A))の表示命令に応じてこの図15に示すデータ可用性管理制御処理を開始し、まず、記憶装置32(図1)に格納されているノード管理テーブル40、ネットワーク情報管理テーブル41、屋内電力設備情報管理テーブル42、商用電力設備情報管理テーブル43、配線設備情報管理テーブル44、災害リスク管理テーブル45及び検索キー優先度指定テーブル46をメモリに読み出す(SP1)。
続いて、データ可用性管理制御部31は、DFS管理装置4に対して各ノード3の最新のノード情報の転送を要求し、この結果としてDFS管理装置4から転送されてきた各ノード3のノード情報をノード管理テーブル40に格納する(SP2)。
次いで、データ可用性管理制御部31は、システム管理者の操作に応じて図8〜図14について上述した各種GUI画面のうちの対応するGUI画面を適否表示するよう画面処理部30(図1)を制御すると共に、表示されたGUI画面を用いたシステム管理者からの入力を受け付け、適宜、ノード管理テーブル40、ネットワーク情報管理テーブル41、屋内電力設備情報管理テーブル42、商用電力設備情報管理テーブル43、配線設備情報管理テーブル44及び災害リスク管理テーブル45及び検索キー優先度指定テーブル46を必要に応じて更新する(SP3)。
この後、データ可用性管理制御部31は、メイン画面50(図8(A))のシミュレーション開始ボタン55がクリックされると、図9の想定リスク設定画面80等を用いて設定された想定リスクが発生した場合における各ノード3がそれぞれ設置された場所や、そのノード3が利用する物理回線設備の設置場所、及び、そのノード3が利用する回線収容場所などの被災リスク値を、災害リスク管理テーブル45(図7)からそれぞれ取得すると共に、各ノード3が保持したデータへのアクセス可能性をそれぞれ算出する。またデータ可用性管理制御部31は、このように取得又は算出したこれらの情報に基づいて、各ノード3が保持するデータへのアクセス可能性を算出し、算出結果に基づくシミュレーション実行画面170を画面処理部30に表示させる(SP4)。
またデータ可用性管理制御部31は、この後、複製元ノード一覧画面180(図14(A))のポリシ通知ボタン185がクリックされると、上述の複製元データイラン情報と、データ可用性管理制御装置5の記憶装置32に格納されている、複製元ノード一覧に掲載された各ノード3の複製先ノード一覧情報47及び複製禁止ノード一覧情報48とをDFS管理装置4に送信し(SP5)、この後、このデータ可用性管理制御処理を終了する。
なお、上述したデータ可用性管理制御処理のステップSP2におけるデータ可用性管理制御部31のより具体的な処理内容を図16に示す。データ可用性管理制御部31は、データ可用性管理制御処理のステップSP2に進むと、この図16に示すノード情報取得処理を開始し、まず、現在時刻を取得する(SP10)。
続いて、データ可用性管理制御部31は、DFS管理装置4にアクセスして、管理対象の各ノード3のノード情報を取得し(SP11)、取得した各ノード3のノード情報に基づいて、ノード管理テーブル40(図2)を最新の状態に更新する(SP12)。そしてデータ可用性管理制御部31は、この後、このノード情報取得処理を終了する。
因みに、このノード情報取得処理は、図8(B)について上述したノード管理画面60のテキストボックス61に設定された時間周期で実行される。
一方、図17A及び図17Bは、上述したデータ可用性管理制御処理のステップSP4においてデータ可用性管理制御部31により実行されるアクセス可能性シミュレーション処理のうち、特にシミュレーション実行画面170(図13)の表示と、複製先ノード一覧情報47及び複製禁止ノード一覧情報48の作成に関する一連の処理(以下、これをシミュレーション画面表示及び一覧作成処理と呼ぶ)の具体的な処理手順を示す。
データ可用性管理制御部31は、データ可用性管理制御処理のステップSP4に進むとこの図17A及び図17Bに示すシミュレーション画面表示及び一覧作成処理を開始し、まず、図9(A)〜図9(E)について上述した想定リスク設定画面80等を用いてシステム管理者により設定された想定リスクを検索キーとして、災害リスク管理テーブル45(図7)から検索キーに対応する列の情報を抽出する(SP20)。例えば想定リスクとして「中規模の水害」が設定されている場合、データ可用性管理制御部31は、災害リスク管理テーブル45に登録された各場所についての被災リスク値のうち、図7において破線Kで囲まれた領域内の各被災リスク値を抽出することになる。
続いて、データ可用性管理制御部31は、ノード管理テーブル40(図2)に登録された各ノード3について、設定された想定リスクの発生時における、そのノード3が設置された場所の被災リスク値を取得する(SP21)。具体的に、データ可用性管理制御部31は、各ノード3の設置場所をノード管理テーブル40の設置場所欄40F(図2)から読み出し、設定された想定リスクの発生時におけるこれらの場所の被災リスク値をそれぞれ災害リスク管理テーブル45から読み出すことにより取得する。
次いで、データ可用性管理制御部31は、設定された想定リスクの発生時における、配線設備情報管理テーブル44(図6)に登録された各配線設備がそれぞれ設置された場所の被災リスク値をそれぞれ取得する(SP22)。具体的に、データ可用性管理制御部31は、配線設備情報管理テーブル44に登録された各配線設備がそれぞれ設置された場所を当該配線設備情報管理テーブル44から読み出し、設定された想定リスクの発生時における、読み出したこれら場所の被災リスク値をそれぞれ災害リスク管理テーブル45から読み出すことにより取得する。
さらにデータ可用性管理制御部31は、ノード管理テーブル40に登録された各ノード3について、そのノード3が接続されたネットワーク2の配線設備が設置された場所と、そのノード3に電力を供給する商用電力設備が設置された場所となどの予め定められた場所をそれぞれ取得する(SP23)。
具体的に、データ可用性管理制御部31は、ノード管理テーブル40に登録されたノード3ごとに、そのノード3が接続されたネットワーク2の配線設備の「配線設備に関する情報」を、対応するネットワーク情報管理テーブル41(図3)の配線設備経路情報(2)欄41I(図3)から読み出し、読み出した「配線設備に関する情報」に基づき、配線設備情報管理テーブル44を参照して、そのノード3の配線設備が設置された場所を取得する。同様に、データ可用性管理制御部31は、ノード管理テーブル40に登録されたノード3ごとに、そのノード3に電力を供給する商用電力設備の「配線設備に関する情報」を、対応する商用電力設備情報管理テーブル43(図5)から読み出し、読み出した「配線設備に関する情報」に基づき、配線設備情報管理テーブル44を参照して、そのノード3に電力を供給する商用電力設備が設置された場所を取得する。さらにデータ可用性管理制御部31は、これらネットワーク2の配線設備の設置場所及び商用電力設備の設置場所以外の予め定められたそのノード3に関連する場所についても同様に取得する。
そしてデータ可用性管理制御部31は、この後、設定された想定リスクの発生時における、ステップSP23で取得した各配線設備の設置場所と、各商用電力設備の設置場所となどの予め定められた場所の被災リスク値を災害リスク管理テーブル45からそれぞれ読み出すことにより取得する(SP24)。
さらにデータ可用性管理制御部31は、各ノード3について、ステップSP21で取得したそのノード3の設置場所の被災リスク値と、ステップSP23で取得した各配線設備の設置場所と、各商用電力設備の設置場所となどの被災リスク値に基づいて、そのノード3に保持されたデータへのアクセス可能性を算出し(SP25)、この後、ステップSP21〜ステップSP25の処理により得られた情報を画面処理部30(図1)に与えることにより、図13について上述したシミュレーション実行画面170を表示させる。
続いて、データ可用性管理制御部31は、シミュレーション実行画面170の確認ボタン174(図13)がクリックされるのを待ち受け(SP27)、やがて確認ボタン174がクリックされると、ステップSP25において算出した各ノード3のアクセス可能性と、図9(A)について上述した想定リスク設定画面80において設定されたアクセス可能性下限値とに基づいて、アクセス可能性が当該アクセス可能性下限値未満のノード3を複製元ノードとして抽出し、抽出したすべての複製元ノード3に関する必要な情報を画面処理部30に与えることにより、図14について上述した複製元ノード一覧画面180を表示させる(SP28)。
またデータ可用性管理制御部31は、ステップSP25において算出したアクセス可能性が、アクセス可能性下限値を上回るすべてのノード3がそれぞれ登録された複製先ノード一覧を、複製元ノード3ごとに作成する(SP29)。
次いで、データ可用性管理制御部31は、検索キー優先度指定テーブル46(図1及び図11を参照)を読み込み(SP30)、読み込んだ検索キー優先度指定テーブル46に登録された各条件の中から、チェック欄に格納された数値が「0」の条件を除外する(SP31)。
さらにデータ可用性管理制御部31は、ステップSP31において不要な条件を除外した検索キー優先度指定テーブル46に登録されている各条件を、プライオリティ欄に格納された優先度に従って昇順にソートする。具体的に、データ可用性管理制御部31は、優先度が「1」である条件を最上段とし、優先度が「2」、「3」、……と小さくなるにつれより下段となるように検索キー優先度指定テーブル46の各行を並べ替える(SP32)。
続いて、データ可用性管理制御部31は、複製元ノード3の中から1つの複製元ノード3を選択すると共に(SP33)、その複製元ノード3に対応する複製先ノード一覧に登録されたノード3の中から1つのノード3を選択し(SP34)、ステップSP33で選択した複製元ノード3について、検索キー優先度指定テーブル46に登録された優先度が高い条件から順番に、かかる複製元ノード3に対応する複製先ノード一覧に登録されているすべてのノード3の値とそれぞれ比較する(SP35)。
次いで、データ可用性管理制御部31は、ステップSP34で選択したノード3が条件をすべて満たすか否かを判断し(SP36)、この判断で肯定結果を得るとステップSP38に進む。これに対してデータ可用性管理制御部31は、ステップSP36の判断で否定結果を得ると、ステップSP34で選択したノード3をステップSP33で選択した複製元ノード3に対応する複製先ノード一覧から削除すると共に、当該ノード3をステップSP33で選択した複製元ノード3と対応付けられた複製禁止ノード一覧に登録する(SP37)。
データ可用性管理制御部31は、この後、ステップSP33で選択した複製元ノード3と対応付けられた複製先ノード一覧に登録されているすべてのノード3についてステップSP34〜ステップSP37の処理を実行し終えたか否かを判断する(SP38)。そしてデータ可用性管理制御部31は、この判断で否定結果を得るとステップSP34に戻り、この後、ステップSP34で選択するノード3を未処理の他のノード3に順次切り替えながら、ステップSP34〜ステップSP38の処理を繰り返す。
そしてデータ可用性管理制御部31は、やがてステップSP33で選択した複製元ノード3と対応付けられた製先ノード一覧に登録されたすべてのノード3についてステップSP34〜ステップSP37の処理を実行し終えることによりステップSP38で肯定結果を得ると、すべての複製元ノード3(アクセス可能性がアクセス可能性下限値未満のすべてのノード3)についてステップSP33〜ステップSP38の処理を実行し終えたか否かを判断する(SP39)。
そしてデータ可用性管理制御部31は、この判断で否定結果を得るとステップSP33に戻り、この後、ステップSP33で選択する複製元ノード3を未処理の他の複製元ノード3に順次切り替えながら、ステップSP33〜ステップSP39の処理を繰り返す。
そしてデータ可用性管理制御部31は、やがてすべての複製元ノード3についてステップSP33〜ステップSP38の処理を実行し終えることによりステップSP39で肯定結果を得ると、このシミュレーション画面表示及び一覧作成処理を終了する。
(5)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態による分散ファイルシステム1では、データ可用性管理制御装置5が、設定リスクの発生時における各ノード3がそれぞれ保持するデータへのアクセス可能性をそれぞれ算出し、データの配置されているノード3と当該ノード3のアクセス可能性とを対応付けて画面表示する。従って、本分散ファイルシステム1によれば、システム管理者がデータの可用性を満足するために選択したノード3の特定、ノード3の所在、当該ノード3にデータが記憶されていることを把握できる。このように本分散ファイルシステム1によれば、データの減失を回避し、さらに予め想定される自然災害の発生時にもデータにアクセス可能な状態を維持できるようにデータの可用性を管理するための情報を提供することができる。
また本分散ファイルシステム1では、アクセス可能性がアクセス可能性下限値未満の各ノード3については推奨複製先ノード3及び複製禁止ノード3をそれぞれ決定して、これらをDFS管理装置4に通知する。またDFS管理装置4が、データ可用性管理制御装置5から通知された、複製元ノードとすべきノード3を、当該ノード3が保持するデータを通知された推奨複製先ノード3又は複製禁止ノード3以外のノード3に複製するよう複製元ノードとすべきノード3を制御する。
従って、本分散ファイルシステム1によれば、分散ファイルシステム1内の各ノード3がそれぞれ保持するデータの減失を回避し、さらに予め想定される自然災害の発生時にもデータにアクセス可能な状態を維持できるようにデータの可用性を管理制御することができる。かくするにつき、本分散ファイルシステム1によれば、信頼性の高い分散ファイルシステムを構築することができる。
(6)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、各管理テーブルを図2〜図7のように構成し、各GUI画面を図8〜図14のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、設定リスクとして設定可能な自然災害として「地震」、「水害」、「津波」及び「火山噴火」の4つを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらに代えて又はこれらに加えて、これら以外の自然災害(高潮及び土砂災害や、液状化、地割れ及び地滑りなどの地盤災害)についても同様に設定リスクとして設定し、その自然災害について上述のアクセス可能性シミュレーションを実行できるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、災害として自然災害だけを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、自然災害以外の火災事故、交通事故、作業事後及び又は地位情勢(紛争など)をも災害として、上述と同様のアクセス可能性シミュレーションを実行できるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、ノード管理テーブル40(図2)や、ネットワーク情報管理テーブル41(図3)、商用電力設備情報管理テーブル43(図5)、配線設備情報管理テーブル44(図6)及び災害リスク管理テーブル45(図7)において、ノード3や、各設備の住所を文字列や、光ファイバ路線アドレス仕様に従った「配線設備に関する情報」に従ったコードとして管理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばISOで規定される地域コード(ISO3166,ISO3166−2など)や、JISで規定された都道府県コード(JIS X0401)及び市区町村コード(JIS X0402)、総務省が定める全国地方公共団体コード、経緯・緯度を示す数値などで管理するようにしても良い。
1……分散ファイルシステム、2……ネットワーク、3……ノード、4……DFS管理装置、5……データ可用性管理制御装置、30……画面処理部、31……データ可用性管理制御部、32……記憶装置、40……ノード管理テーブル、41……ネットワーク情報管理テーブル、42……屋内電力設備情報テーブル、42……商用電力設備情報管理テーブル、44……配線設備情報管理テーブル、45……災害リスク管理テーブル、46……検索キー優先度指定テーブル、47……複製先ノード一覧情報、48……複製禁止ノード一覧情報、50……メイン画面、60……ノード管理画面、70……ノード管理情報編集画面、80……想定リスク設定画面、90……想定地震規模設定画面、94……想定津波規模設定画面、95……想定水害規模設定画面、96……想定火山噴火規模設定画面、100……条件設定(詳細)画面、120……検索キー優先度指定テーブル編集画面、130……条件設定(簡易)画面、140……データ可用性重視用条件設定画面、150……性能重視用条件設定画面、160……カスタマイズ用条件設定画面、170……シミュレーション実行画面、180……複製元ノード一覧画面、190……複製先ノード一覧画面、200……複製禁止ノード一覧画面。

Claims (16)

  1. 複数のノードとネットワークを介して接続され、前記ノードがそれぞれ保持するデータを管理する管理装置と、
    前記ノードがそれぞれ保持する前記データの災害に対する可用性を管理及び制御するデータ可用性管理制御装置とを有し、
    前記データ可用性管理制御装置は、
    ノードの設置場所と、ノードが利用する設備の設置場所との災害に対する被災リスク値、前記ノードが使用するネットワークの配線路設備経路情報及び、前記ノード、ネットワークの保守スケジュールに関する情報を前記管理装置から受け取り、
    前記被災リスク値、前記配線路設備経路情報及び前記保守スケジュールに関する情報に基づいて、前記ノードが保持する前記データへのアクセス可能性を算出し、
    データの配置されているノードと前記ノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力することを特徴とする分散ファイルシステム。
  2. 前記データ可用性管理制御装置は、データの配置されているノードと前記ノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力するときに、前記ノードに配置されているデータの割合をノードに対応付けて出力することを特徴とする請求項1に記載の分散ファイルシステム。
  3. 前記データ可用性管理制御装置は、前記算出したアクセス可能性が予め定められた値よりも低いノードについて、当該ノードが保持する前記データの複製先とすべきノードを決定し、データの複製元と複製先とを前記管理装置に通知し、
    前記管理装置は、前記データの複製元と複製先とに基づいて、前記ノードのデータを複製することを特徴とする請求項2に記載の分散ファイルシステム。
  4. 前記データ可用性管理制御装置は、
    前記ノードの設置場所と、前記ノードが利用する設備の被災リスク値とを保持し、
    保持した被災リスク値に基づいて、災害発生時における前記ノードが保持するデータへのアクセス可能性を算出することを特徴とする請求項3に記載の分散ファイルシステム。
  5. 前記被災リスク値は、
    災害の種別及び規模に基づいて算出されたものであることを特徴とする請求項4に記載の分散ファイルシステム。
  6. 前記データ可用性管理制御装置は、
    想定されるリスクの入力要求を表示し、
    入力された想定されるリスクの発生時における前記ノードがそれぞれ保持するデータへのアクセス可能性を算出することを特徴とする請求項4に記載の分散ファイルシステム。
  7. 前記データ可用性管理制御装置は、
    予め設定された条件を満たすノードをデータの複製先として決定することを特徴とする請求項3に記載の分散ファイルシステム。
  8. 前記データ可用性管理制御装置は、
    データ複製先ノード条件の入力要求を表示し、
    受け付けた前記条件を満たすノードをノード管理テーブルから選択し、データの複製先として決定することを特徴とする請求項7に記載の分散ファイルシステム。
  9. 分散ファイルシステムにおけるデータ可用性管理制御装置がノードの設置場所と、ノードが利用する設備の設置場所との災害に対する被災リスク値、前記ノードが使用するネットワークの配線路設備経路情報及び、前記ノード、ネットワークの保守スケジュールに関する情報を前記管理装置から受け取り、
    データ可用性管理制御装置が、前記被災リスク値に基づいて、前記ノードが保持するデータへのアクセス可能性を算出し、
    データ可用性管理制御装置が、データの配置されているノードと前記ノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力することを特徴とする分散ファイルシステムにおけるデータ可用性管理制御方法。
  10. 前記データ可用性管理制御装置は、データの配置されているノードと前記ノードのアクセス可能性とを対応付けて画面に出力するときに、前記ノードに配置されているデータの割合をノードに対応付けて出力することを特徴とする請求項9に記載のデータ可用性管理制御方法。
  11. 前記データ可用性管理制御装置は、前記算出したアクセス可能性が予め定められた値よりも低いノードについて、当該ノードが保持する前記データの複製先とすべきノードを決定し、
    データの複製元と複製先とをデータ格納先ノード管理する管理装置に通知し、
    前記管理装置が、前記データの複製元と複製先とに基づいて、前記ノードのデータを複製することを特徴とする請求項10に記載のデータ可用性管理制御方法。
  12. 前記データ可用性管理制御装置は、前記ノードの設置場所と、前記ノードが利用する設備の被災リスク値とを保持し、
    保持した被災リスク値に基づいて、災害発生時における前記ノードが保持するデータへのアクセス可能性を算出することを特徴とする請求項11に記載のデータ可用性管理制御方法。
  13. 前記被災リスク値は、
    災害の種別及び規模に基づいて算出されたものであるとの組合せであることを特徴とする請求項12に記載のデータ可用性管理制御方法。
  14. 前記データ可用性管理制御装置は、想定されるリスクの入力要求を表示し、
    入力された想定されるリスクの発生時における前記ノードがそれぞれ保持するデータへのアクセス可能性を算出することを特徴とする請求項11に記載のデータ可用性管理制御方法。
  15. 前記データ可用性管理制御装置は、
    予め設定された条件を満たすノードをノード管理テーブルから選択しデータの複製先として決定することを特徴とする請求項11に記載のデータ可用性管理制御方法。
  16. 前記データ可用性管理制御装置は、データ複製先ノード条件の入力要求を表示し、
    受け付けた前記条件を満たすノードをノード管理テーブルから選択し、データの複製先として決定することを特徴とする請求項15に記載のデータ可用性管理制御方法。
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