JP2012189591A - 打鈴時計用アラーム打鈴機構の打鈴機構ユニットおよび駆動機構 - Google Patents

打鈴時計用アラーム打鈴機構の打鈴機構ユニットおよび駆動機構 Download PDF

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Abstract

【課題】グランド・ストライクまたはミニッツ・リピータまたは類似の音声機構によって、打鈴機構ユニットがこの打鈴機構のために必要とされる汎用性を与える、副打鈴機構と呼ばれる別の音声送出、たとえばアラーム打鈴機構が実行されることを提供する。
【解決手段】打鈴機構ユニット2は、戻り止めラチェット9と独立であり、アラームまたは主打鈴機構のそれぞれの実行を解放するための異なる制御手段によってそれぞれ制御され、アラームまたは主打鈴をそれぞれ実行するために、決して同時ではないがフック5と両方協働するように構成されている、アラームを解放するための解放歯車118を備える。
【選択図】図30

Description

本発明は、打鈴機構ユニットが、枢動軸の周りに枢動自在に装着されたパイプを備える駆動板を備えるタイプのものであり、前記駆動板が、ばねによって前記枢動軸のほうへ復帰される、嘴部を有するフックを備えるこはぜを担持しており、前記こはぜが、前記打鈴機構ユニット内に備えられかつ主打鈴制御機構と協働するように構成された戻り止めラチェット内に備えられたピンの動作によって前記ばねに対して動くことができ、かつ、前記軸の周りで前記パイプ上に枢動自在に装着されるように、およびその位置に応じて前記パイプ・ラチェットの枢動を可能にするまたは防止する、中に備えられた歯内で前記嘴部と協働するように構成された戻りパイプ・ラチェットを備え、前記パイプ・ラチェットが、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するために、前記リピータ打鈴機構内に備えられたハンマーを駆動するために第1の上昇部片と協働するように構成された第1のアワー・ラチェットと前記軸の周りに一体に枢動するように装着され、前記打鈴機構ユニットが、主打鈴とは異なる副打鈴と呼ばれる別の音声送出の解放のための解放歯車を備え、前記解放歯車および前記戻り止めラチェットが、互いに独立であり、かつ前記副打鈴または前記主打鈴をそれぞれ駆動するように選択された異なる制御手段によってそれぞれ制御される、リピータ打鈴機構用打鈴機構ユニットに関する。
本発明は、さらに、前記時計が、駆動心棒と、時計ムーブメントによってプログラムされた時刻に、または必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段によって制御され、駆動心棒を備える少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストロークまたはミニッツ・リピータ機構を備える打鈴時計用の副打鈴駆動機構に関する。
本発明は、さらに、時計ムーブメントによってプログラムされた時刻に、または、必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段によって制御され、かつ駆動心棒を備えるリピート打鈴機構に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの時計ムーブメントと、一方では、事前設定、および/または信号の受信、および/または物理的パラメータに対する閾値侵害に関連する特定の時刻に、副打鈴を動作させるための少なくとも1つの機構と、他方では、前記時計ムーブメントによってプログラムされた時刻に、または必要に応じて、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段によって制御され、かつ駆動心棒を備える、少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構とを備える時計に関する。
本発明は、時計学の分野に関し、より具体的には、打鈴機構、特にリピータを備える時計の分野に関する。
リピータ打鈴機構は、並外れた多数の構成要素、ならびに製造および組立作業のために必要とされる手間および時間を要する時計である。打鈴機構の複雑性は、少なくとも18世紀から知られているが、1763年から20世紀半ばの間では、限られた数の出版物の主題にすぎなかった。複雑性に対する当業者に最も良く知られている参考となる業績は、本発明の発表への負荷を避けるために参照される、特にグランド・ストライクおよびリピータである、著書"Les montres compliquees"(Complicated watches)by Francois Lecoultre and edited by Editions Horlogeres in Bienneである。
しばしば、複雑な時計、特に腕時計の内部で使用可能な空間は、ケース内で、ある機能、特に音響機能を二重にすることが不可能であることが多く、それゆえ、音響および/または音楽機能の間の選択がされなければならない。
より具体的には、アラーム機能は、グランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ複雑機構とは別の複雑機構である。
CHRISTOPHE CLARET SA名義の欧州特許出願第1 925 997 A1号は、打鈴機構が動作した後のロックを有し、制御部材をロックするためのボルトを有するサイレンサを備える、カム・シャフトによって制御される打鈴機構を開示している。打鈴機構は、ラックを駆動するためのエネルギー源、およびエネルギー源を調整部材に接続する歯車列を備える。ラックが、歯車列内に配置され、かつ制御部材によって作動される打鈴機構駆動デバイスを介して、エネルギー源と運動力学的に接続されている。ラックは、現在時間に関する情報を抽出するためにスネイルと協働するように意図されている。制御部材は、打鈴機構が解放されたとき、前記カムを枢動させるために少なくとも1つの接続要素および少なくとも1つの駆動歯車群を介して駆動デバイスと協働する、少なくとも1つのカムを備えるカム・シャフトである。
ZENITH INTERNATIONAL SA名義の欧州特許第1 708 051 A1号は、結合解除が可能なアラーム機構を開示している。これは、エネルギー源を備える。機構が休止しているときはロックされ、機構が動作しているときはロック解除される。これは、打鈴時刻をプログラミングするための設定システムを備える。これは、エネルギー源のロック解除を支配する制御部材、およびムーブメントと運動学的に接続され、24時間で1回転するカムを備える解放システムを備える。これは、前記エネルギー源によって駆動され、ゴングまたは共鳴しない物体を打鈴するためのハンマーを備える打鈴機構を備える。制御部材は、第1のキャッチを終点とするアームを備え、カムは、エネルギー源をロック解除するために前記キャッチを受けるための単一の切欠部を備える。
BORDONI GUGGERI名義の仏国特許第455 174 A号は、アワー・リピータおよびクォーター・リピータによって正時および四半時を自動的に打鈴するデバイスを備えるアラーム機構を開示している。これは、アワー・スネイルを代替する、打鈴歯車と弾性的に接続された扇歯車およびラックを備える。機構が打時に対して正時打鈴を準備するとき、扇歯車が1つの歯によって前方へ移動し、周縁でラックを停止させ、その心棒を下降させることによって、前進運動が生成される。追加の打鈴を与えるために選択される伝達比により、正時打鈴と四半時打鈴の間に一時停止がある。これは、ベント・レバーがクォーター・ハンマーを解放することによって停止される。
PAILLARD名義の中国特許出願第252 169A号は、ばねによって傾斜して、2つの位置に維持されることが可能な作動部材と、調節部材の位置によって決定される時間の後、作動部材をその2つの位置のうちの一方から他方へ傾斜させる作動部材とを備える、調時デバイスを開示している。
欧州特許出願第1 925 997 A1号 欧州特許第1 708 051 A1号 仏国特許第455 174 A号 中国特許出願第252 169A号 欧州特許第1 798 611号 欧州特許第1 845 425号 欧州特許第1 921 519号 欧州特許出願第09175266.7号
"Les montres compliquees"(Complicated watches)by Francois Lecoultre and edited by Editions Horlogeres in Bienne
本発明は、グランド・ストライクまたはミニッツ・リピータまたは類似の音声機構によって、本発明は、たとえば打鈴機構ユニットがこの打鈴機構のために必要とされる汎用性を与える、副打鈴機構と呼ばれる別の音声送出、たとえばアラーム打鈴機構が実行されることを提案する。
本発明は、リピータ打鈴機構用打鈴機構ユニットであって、前記打鈴機構ユニットが、枢動軸の周りに枢動自在に装着されたパイプを備える駆動板を備えるタイプのものであり、前記駆動板が、ばねによって前記枢動軸のほうへ復帰される、嘴部を有するフックを備えるこはぜを担持しており、前記こはぜが、前記打鈴機構ユニット内に備えられかつ主打鈴制御機構と協働するように構成された戻り止めラチェット内に備えられたピンの動作によって前記ばねに対して動くことができ、かつ、前記軸の周りで前記パイプ上に枢動自在に装着されるように、およびその位置に応じてパイプ・ラチェットの枢動を可能にするまたは防止する、その中に備えられた歯内で前記嘴部と協働するように構成されたパイプ・ラチェットを備え、前記パイプ・ラチェットが、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するために、リピータ打鈴機構内に備えられたハンマーを駆動するために第1の上昇部片と協働するように構成された第1のアワー・ラチェットと前記軸の周りに一体に枢動するように装着され、前記打鈴機構ユニットが、主打鈴とは異なる副打鈴と呼ばれる別の音声送出の解放のための解放歯車を備え、前記解放歯車および前記戻り止めラチェットが、互いに独立であり、かつ前記副打鈴または前記主打鈴をそれぞれ駆動するように選択された異なる制御手段によってそれぞれ制御される、リピータ打鈴機構用打鈴機構ユニットにおいて、前記解放歯車および前記戻り止めラチェットが、それぞれ前記副またはアラーム打鈴または前記主打鈴を実行するための音声機構へのエネルギーの送出を可能にするために決して同時ではないが前記フック上で協働するように両方構成されていることを特徴とする打鈴機構ユニットに関する。
本発明はさらに、打鈴時計用の副打鈴駆動機構であって、前記時計が、時計ムーブメントによってプログラムされた時刻に、または必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段によって制御され、かつ駆動心棒を備える少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構を備える、副打鈴駆動機構において、前記副打鈴駆動機構が、少なくとも1つのハンマーを駆動するための少なくとも1つの上昇部片を制御するために、前記駆動心棒に嵌合された打鈴機構ユニットを備え、前記打鈴機構ユニットの前記戻り止めレバーの枢動が、前記副打鈴駆動機構内に備えられたレバーの第1のこはぜによって制御され、前記第1のこはぜが、前記主打鈴を動作させるための前記主打鈴制御機構によって制御されるように構成され、かつ、前記解放歯車が、前記副打鈴を制御するために前記レバー内に備えられた第2のこはぜによって枢動され、前記第2のこはぜが、前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構の制御棒連結機構と協働するように構成され、かつ、前記レバーが、所与の時刻に、前記こはぜまたはそれぞれ前記第2のこはぜのみが、前記戻り止めラチェットとまたはそれぞれ前記解放歯車と噛合するように構成されていることを特徴とする副打鈴駆動機構に関する。
本発明はさらに、時計ムーブメントによってプログラムされた時刻に、または、必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段によって制御され、かつ駆動心棒を備えるリピート打鈴機構であって、前記機構が、副打鈴と呼ばれる別の音声送出のための副打鈴解放機構および副打鈴駆動機構と協働するように構成され、前記打鈴機構ユニットが、少なくとも1つのハンマーを駆動するための少なくとも1つの上昇部片を駆動する前記駆動心棒と協働することを特徴とするリピータ打鈴機構に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの時計ムーブメントと、一方では、事前設定、および/または信号の受信、および/または物理的パラメータに対する閾値侵害に関連する特定の時刻に、副打鈴を動作させるための少なくとも1つの機構と、他方では、前記時計ムーブメントによってプログラムされた時刻に、または必要に応じて、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段によって制御され、かつ駆動心棒を備える、少なくとも1つのなくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構とを備える時計であって、前記時計が、このようなリピータ打鈴機構を備えること、および前記副打鈴制御機構によって決定された時刻での副打鈴と呼ばれる別の音声送出のための副打鈴解放機構をさらに備え、前記副打鈴解放機構が、前記副打鈴と呼ばれる他の音声送出が非作動とされたとき、第1のこはぜと前記打鈴機構ユニット間の協働を可能にするように構成された制御棒連結機構、または前記副打鈴と呼ばれる他の音声送出が作動されたとき、前記第2のこはぜが前記打鈴機構ユニットを協働させるように構成されていることを特徴とする時計に関する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、以下の詳細な説明を読めばより明らかになるであろう。
本発明による、時計機構、打鈴機構、アラーム制御機構および打鈴制御機構を備える時計ムーブメントを備える、時計の概略ブロック図である。 本発明による時計機構、リピータ打鈴機構、アラーム機構および打鈴機構ユニットを備える、時計の部品の概略部分平面底面図である。 図2の機構の概略部分平面上面図である。 本発明による打鈴機構ユニットを備える図2および3の時計のリピータ打鈴機構の概略部分図、および打鈴機構を制御するラック機構を示す図である。 時計に組み込まれたミニッツ・リピータ制御デバイスを示す図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 カラム歯車の形態での、打鈴モードセレクタ、およびアラーム音声を実行する打鈴機構を作製するために本発明に備えられた大制御デバイスとのその接続を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 大制御デバイスに与えられた命令に応じて打鈴またはアラームを駆動するための解放レバー内に備えられたこはぜに近接した位置での、この大制御デバイスによって間接的に制御されるセレクタを示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 大制御デバイスのある詳細、およびラチェットのモード選択運動を駆動または防止する、または打鈴の継続時間を制御する調時フック、第1の絶縁器、および第2の絶縁器を備える作動部材とのその接続を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 一方では、本発明による調時歯車群との、および他方では手動でアラームを停止するためのレバーとの、図8の調時フックとの間のインターフェイスをより具体的に示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 一方では、調時フックとの、他方では枢動セレクタ部品との、図8の第2の絶縁器の接続を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 図9の調時歯車群内に備えられた調時フックとラチェットの間の協働を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 アラームを手動で停止するための押釦、および調時フックとのその接続を示し、前記枢動セレクタ部品によって制御される、大制御デバイスによって担持されている第2の絶縁器と図7のセレクタとの間の枢動セレクタ部品の位置を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 前記セレクタが、打鈴機構ユニットの前に、枢動解放部品のこはぜと対向して配置されている、大制御デバイスとセレクタの間の枢動セレクタ部品を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 アラーム打鈴機構に対する少なくとも1つのハンマー上昇部片の駆動を制御することができる、噛合位置での打鈴機構ユニットに近接している、大制御デバイスによって制御される解放歯車群を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 図14と同様に示されているが、機構の他の側から見た、図14の結合歯車群および大制御デバイスの一方の端部に近接しているその環境を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 中に備えられたアラーム解放歯車上で、アラーム打鈴の継続時間を制限する機能を有する調時歯車群内に備えられた調時歯車と噛合して示されている、打鈴機構ユニットの前にあるこの解放歯車群のさらに別の図を示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 打鈴またはアラーム解放をそれぞれ制御するためのその2つのこはぜを備える図7の解放レバー、および前記解放レバーの巻上げを制御するための巻上げカムと協働するための図3に見られる1つのアームを示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 第1の絶縁器および調時フックを動作させるためのそのガイド部材とともに、第2の絶縁器が固定された大制御デバイスを示す、図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 時計のミニッツおよびクォーター部片の下の、大制御デバイスによって担持されている打鈴機構ユニット、調時歯車群、結合歯車群および歯車群を示す図2および3の時計の詳細の概略部分透視図である。 本発明の打鈴機構ユニットの概略透視分解図である。 3つの図21A、21B、21Cによって形成された、使用者による不本意な駆動から打鈴機構を保護するための、本発明の安全機構の3つの連続する動作ステップの概略平面図である。 本発明によるグランド・ストライクを介してアラーム打鈴機構を開始するための機構、この図には示されていない大制御デバイスによって作動される運動制御部材、結合歯車群、調時歯車群、本発明による打鈴機構ユニット、およびアラーム打鈴音声を実行するためのハンマーの概略透視部分図である。 本発明による絶縁器機構の概略透視図である。 本発明による調時歯車群の概略透視分解図である。 本発明によるグランド・ストライクを介してアラーム打鈴を開始するための機構の詳細、および、中に備えられた絶縁器組立体と打鈴機構のクォーター・ラックの間の協働を示す、概略透視図である。 図25の逆転図である。 図20の組み立てられた打鈴機構ユニットの概略部分透視図である。 前記打鈴機構ユニット内に備えられた実装された駆動板のサブ・アセンブリの概略透視図である。 図28の実装された駆動板のサブ・アセンブリの概略平面、上面図である。 図29の断面AAでの実装された駆動板のサブ・アセンブリの概略部分図である。 図29の断面BBでの実装された駆動板のサブ・アセンブリの概略部分図である。 図29の断面CCでの実装された駆動板のサブ・アセンブリの概略部分図である。 本発明による機構内に備えられたロック止めの別の位置の詳細を、図29と同様にして示す図である。 図28の実装された駆動板のサブ・アセンブリの概略平面底面図である。 図28の実装された駆動板のサブ・アセンブリ内に備えられた駆動板の概略透視図である。 図28の実装された駆動板のサブ・アセンブリ内に備えられた戻り止めラチェットの概略透視図である。 図28の実装された駆動板のサブ・アセンブリ内に備えられたこはぜフックと打鈴機構ユニット内に備えられ、図27に見られるパイプ・ラチェットとの間の協働の原理の概略平面上面図である。
本発明は時計学の分野、およびより具体的には、打鈴機構、特にリピータを備える時計の分野に関する。
本発明は、打鈴機構に付加される新規な複雑機構に関する。
特に、本発明は、このいわゆる主打鈴機構の全部または一部を、主打鈴機能とは異なる、副打鈴機能と呼ばれる別の機能の、特にアラーム機構の、音響的な表示として使用するための、打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を備える、時計1000の適用に関する。図面に示されている時計1000は、本発明の主題であるさまざまな複雑機構を組み込んでいる腕時計である。
「打鈴機構」という一般用語は以下で、いずれかの音声または音楽の送出、特にハンマーがゴングを打鈴することによって、または同様に、打鈴時計またはオルゴールという公知の機構によって行われる音声送出を意味する。
図1は、複雑時計1000、特に腕時計の構成を示している。この時計1000は、従来の通り、少なくとも1つの時計ムーブメント200と、一方では、事前設定、および/または信号の受信、および/または物理的なパラメータに対する閾値の侵害に関連する特定の時刻に、いわゆる副打鈴、たとえばアラーム打鈴を解放するための少なくとも1つの副打鈴制御手段400と、他方では、主打鈴制御手段10によって制御される少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100とを備える。この制御手段10は、時計ムーブメント200に相互接続されており、かつ、図に示されている例のようなミニッツ・リピータの場合、時計ムーブメント200によってプログラムされた時間に、または必要に応じて、主打鈴機構を解放するように構成されている。この機構100は、好ましくはリピータ打鈴機構である。
特定の場合によると、時計ムーブメント200または打鈴機構100は、音声機構を駆動するための駆動手段120を備える。
時計1000は、図に示されている本発明の好ましい実施形態では、アラーム機構300から成り、モード選択手段500および結合手段600を有利には備える、副打鈴解放機構1を備える。しかし、図1の作動ユニットのグループ分けは、例示的なものである。これらは、時計1000の別の機構の部品を形成してもよい。たとえば、選択手段500が、主打鈴制御手段10内に、または主打鈴機構100内にさえも組み込まれてよい。
この副打鈴解放機構1は、実際の音声送出機構へ1度に1つのみの命令しか与えられないようにすることによって、結合手段600、および組立体の動作上の安全に貢献する絶縁手段800と有利に接続された例示的な実施形態での制御棒連結機構700を介して、副打鈴制御機構によって制御される打鈴を実行するために主打鈴機構100の全部または一部が使用されることを可能にする。音声送出手段は、主打鈴機構100内に組み込まれた、または主打鈴機構と相互接続された打鈴機構ユニット2を、いずれの場合も備える。有利な変形形態では、副打鈴機構駆動機構350が、打鈴機構ユニット2と相互接続された、結合歯車群150を組み込んでいる。打鈴の継続時間を制限するための別の変形形態では、継続時間制限機構330が、これも打鈴機構ユニット2と相互接続されている調時ユニット130を組み込んでいる。別のオプションの安全機構は、ミニッツ・リピータの不本意な動作開始を防止する安全機構900であり、これは、副打鈴解放機構1と主打鈴制御手段10との間に配置されても、それらの中に、または主打鈴機構100の中に組み込まれてもよい。
アラームの場合の時間値、または圧力などのセンサによって測定された物理量の値、鉱山または魚雷発射機構の場合の圧力、または危険な領域を通過しようとする人間に対しての放射能、温度またはその他の閾値が、いずれかの事前設定値に到達したとき、音声制御機構400がこのようにして解放されてもよく、また、電話着信信号などの、時計使用者に警告することを必要とする外部信号が時計内に配置された受信機で受信されたことによって開始されてもよい。これらの適用例は、限定されない例を用いて述べられる。
図2および3は、複雑時計1000内での、リピータ打鈴機構100、およびそれに付随する複雑機構と、特にアラーム機構300によって形成された副打鈴機構との協働を示している。特定の機能が、以下で詳細に説明される。
本明細書で示されている打鈴機構100は、図2および3に見られるように、即時解放タイプのものであり、その内容が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による欧州特許第1 798 611号の特徴を適用している。特に、打鈴機構100は、以下の明細書で詳細に説明され、本発明の新しい機能に適応されている、打鈴機構ユニット2を備える。
時計ムーブメント200は、図面には示されていない日の裏機構を備える。これは、四芒星の形態の図2に示されている解放カム530を駆動する。打鈴が解放されたとき、打鈴機構ユニット2が、巻上げカム440を担持している板525を駆動する。この両者は図3で見ることができる。
自動動作では、解放カム530が、解放レバー105を、以下でより詳細に説明する打鈴機構ユニット2内に備えられている戻り止めラチェット9に向かって枢動させる。解放レバー105は、打鈴機構ユニット2の/からの歯車列を解放するために、戻り止めラチェット9を枢動させる第1のこはぜ109を備える。
手動動作では、参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による欧州特許第1 798 611号の教示によると、前で説明した第1のレバー535と接続されたミニッツ・リピータ押圧部片などの手動制御部材が、解放レバー105を機械的に作動させる。巻上げカム440が、前記レバーを復帰ばねに対して巻き上げるために、図3および17に見られる解放レバー105内に備えられたアーム441と協働する。この巻上げカム440は、解放レバー105が、再び解放状態に陥ることを可能にする段差を備える。板525は、フック位置にあるとき、その一方の端部で、板525を、打鈴歯車列によって枢動される中間歯車のラチェットと接続する枢動フック528を備える。このフック528の反対側の端部は、図2に見られるように、ロック・フック529、およびここに示されている好ましい変形形態ではフック解除レバー531の付いた制御アームを備えるロック・デバイスと協働する。その位置に応じて、ロック・フック529が、巻上げカム440をロックまたは解放する。ロック・フックは、このようにして、その位置に応じて打鈴機構のすべてが停止または解放されることを可能にする。このロック・フック529は、打鈴を手動で解放するために、手動制御レバーと協働する。
フック解除レバー531は、この手動制御レバーに枢動自在に装着され、ばねによって戻り、解放カム530を備える一方の端部を介して、およびつめを介して、ロック・フック529を備える制御アームによって担持されたピンによって協働し、フック解除レバー531が解放カム530によってそれ自体解放されたとき、ロック・フック529をロック解除位置へ枢動させる。
本発明は、時計1000用の副打鈴解放機構1に関する。
本発明によると、この副打鈴解放機構1は、副打鈴制御機構400の解放というこの特定の時刻に、主打鈴制御手段10を結合解除することによって主打鈴の実行を防止するように、および打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100、または前記機構の少なくとも1つの部品を結合することによって副打鈴音響信号を発するように構成された、結合機構600を備える。副打鈴制御機構400の解放の前記特定の時刻以外に、およびその後に、前記特定の時刻に関連する音響信号が実行され、このことが副打鈴制御機構400を解放する。機構1はまた、主打鈴制御手段10を結合することによって主打鈴の動作を可能にするように、および打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を結合することによって、主打鈴機構音響信号を発するように構成されている。
本発明による副打鈴解放機構1は、特に、階層状に配置され、互いに対して連続的に優先順位が付けられ、主打鈴制御手段10に対する優先順位がすべて高い、いくつかの副打鈴制御機構400を備える、時計1000に適用可能である。
また、本発明による副打鈴解放機構1は、副打鈴制御機構400の優先レベルを比較する手段と、前記副打鈴制御機構400の1つの解放の特定の時刻に、より高い優先順位の別の副打鈴制御機構400からの音響信号が実行されている場合その動作を防止し、それよりも高い優先順位の別の副打鈴制御機構400からの音響信号が実行されていない場合、その動作を可能にするように構成された絶縁機構800とを備える。この場合、前記絶縁機構800は、それに対して低い優先順位の他のいかなる副打鈴制御機構400の動作も防止する。
本発明の適用例が、図面に示されている特定の限定されない場合に対して、より具体的に説明される。ここで、少なくとも1つの副打鈴制御機構400は、ここで詳細に説明されない、所望のアラーム時刻を設定する手段を備えるアラーム制御機構400である。この場合、副打鈴解放機構1は、アラーム制御機構400によって制御されるアラーム機構300である。
副打鈴解放機構1または時計1000は、好ましくは、および特に図面に示されたバージョンでは、モード選択手段500を備える。
このモード選択手段500は、時計1000内で、少なくとも、一方では、副打鈴モード、特にアラーム打鈴モード、すなわちアラーム制御機構によって形成される副打鈴制御機構400を作動させること、および他方では、サイレント・モードに関連してもしなくてもよいが、1つまたはいくつかの主打鈴モード、打鈴機構ユニット2に作用する主打鈴制御機構10を作動させることの間で区別し、選択するように構成されている。
たとえば、モード選択手段500は、適切な複雑機構を備える時計1000で、アラーム、グランド・ストライク、打鈴、小音打鈴、ミニッツ・リピータ、サイレント打鈴モードの、さまざまなモードの選択を可能にしてよい。このリストはこれに限定されるものではない。
このモード選択手段500は副打鈴モード、特にアラーム打鈴モードが選択されたとき、結合機構600を巻き上げて、主打鈴機構を結合解除し、副打鈴機構、特にアラーム制御機構400によって制御されるアラーム300を結合して、グランド・ストライク機構100内に備えられた打鈴機構ユニット2を介してアラームを実行するように構成されている。この結合機構600はまた、主打鈴モードが選択されたとき、グランド・ストライク機構を使用して副打鈴またはアラーム機構を結合解除し、副打鈴またはアラームを実行すること、およびグランド・ストライク以外の機構を使用する前記副打鈴またはアラームを実行することのいずれも行わないように構成されている。
時計ムーブメント200および制御、アラームおよび打鈴機構の動作のためのエネルギーの蓄積は、再充電のまたは蓄電のいずれかであるが、ここでは詳細に説明しない。エネルギー保存手段は、その内容が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による欧州特許第1 845 425号で公知のような、たとえば時計ムーブメント200のために適した電力保存、およびある数の打鈴およびアラーム動作のための電力保存の両方を確実にする大きな寸法のバレルの形態の、単一の手段であってよい。さまざまな機能をそれぞれ行うバレルまたは類似のものを使用するエネルギー保存手段もまた、明らかである。
ミニッツ・リピータおよびグランド・ストライク時計に関連する図面に示されている限定されない例では、打鈴およびアラーム機能の選択および制御のための使用者と時計1000の間のインターフェイスは、3つの制御部材で形成される。
これら3つの制御部材は、ここでは詳細に説明されないアラーム時刻を設定するための制御部材に追加され、有利にはその内容が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による欧州特許第1 921 519号の特徴を適用している。ここでは詳細に説明されない、好ましい実施形態では、時計1000は、ムーブメントの時間を設定するため、またはアラーム時刻を設定するための押圧部片を備え、押圧部片上の動作が一方のまたは他方の日の裏機構を選択する結合を、動作中に設定する。
副打鈴モード、特にアラームモードでの動作は、アラーム機構300内に備えられた結合機構600の動作によって、プログラムされた時間に音響信号を発するように構成されている、副打鈴制御機構、特にアラーム制御機構400を使用する。
有利には、その単純性のため、結合機構600は、グランド・ストライク機構100内に備えられた打鈴機構ユニット2による副打鈴またはアラームを実行するために、および副打鈴またはアラームの継続時間を定義するために調時歯車群130を制御するために、結合歯車群150を制御するように構成された大制御デバイス401を備える制御棒連結機構700を備える。
本発明によると、アラーム制御機構400は、副打鈴またはアラームモードが選択されたとき、時計1000のグランド・ストライク機構を使用して副打鈴またはアラームを実行するように構成された結合機構600を備える。逆に、主打鈴モードが選択されたとき、この結合機構600が、グランド・ストライクを使用する副打鈴またはアラーム機構を結合解除し、副打鈴またはアラームを実行しないか、時計がこのような機構、たとえば振動デバイスを有している場合、副打鈴またはアラーム機構の表示のために準備されているグランド・ストライク以外の機構を使用して、副打鈴またはアラームを実行するかのいずれかである。図面に示されている好ましい実施形態では、大制御デバイス401によって制御されるこの結合機構600は、図14から16に示されている結合歯車群150を備える。
図2、3、4および19は、本発明によるリピータ打鈴機構100を部分的に示している。グランド・ストライクまたはリピータ打鈴機構、特にミニッツ・リピータの従来型の構成要素は、通常の組み合わせを見出すために当業者は前述の著書"Les montres compliquees"を参照することができるため、図示されていない。
打鈴機構の情報収集部材は、図4に見られる、サプライズ部片103Aを備える、従来通りのアワー・スネイル101、クォーター・スネイル102およびミニッツ・スネイル103である。図17に詳細に示されている、解放レバー105は、解放カムまたは類似のものなどの制御機構によって制御される。前記レバー105は、ばね107によって戻され、1のこはぜ109を備える。この第1のこはぜ109は、戻り止めラチェット9と協働するように意図されている。これは、打鈴機構ユニット2内に備えられ、以下で示される。
リピータ打鈴機構100は、ミニッツ・ラック110およびクォーター・ラック111、およびアワー・リピータのための、ゴング117に対して第1のハンマー108を駆動するための第1の上昇部片58を備える。特定の変形形態では、第2の上昇部片が、第2のハンマー106を駆動する。ミニッツ・リピータについては、別の上昇部片112が、小ハンマー113を駆動する。ラック115は、打鈴機構を巻き上げるために使用され、打鈴機構ユニット2内に備えられているラックかな14と協働するように意図されている。ミニッツ・フック116は、打鈴の継続時間を制限するために、打鈴されるべき分および四半時の数に応じて、クォーターとミニッツの間で機構が空転することを防止するために、クォーター・ラック111に固定されてよい。ミニッツ・ラック110はそのとき同じ休止位置で停止する。
打鈴機構100は、駆動手段を備える。これは、実際の時計ムーブメント200の駆動手段と異なっても異ならなくてもよい。この駆動手段は、ここでは詳細に説明されない。これは、ラック押圧部片または類似のものへの使用者の動作によって一般に動力供給される、バレル、ばねまたは類似のものの形態をとってよい。この駆動手段は、1つまたは複数の打鈴機構を動作させるために必要なエネルギーを供給する。これは、打鈴機構の音声生成歯車群へエネルギーを伝達する駆動心棒120のみによって、ここで示されている。この駆動心棒120は、1つまたはいくつかのハンマーの、ゴング、ベルまたは類似のものへの打鈴を、適切な時期に制御する、打鈴機構100内に備えられている1つまたはいくつかの枢動ハンマー上昇部片へ、エネルギーを直接伝達する打鈴機構ユニット2を動作状態に設定する。
以下で詳細に説明するように、図面に示されている好ましい実施形態では、副打鈴解放機構1は、本発明に固有の特殊な解放レバー105を備える。その枢動運動は、自動的な打鈴モードでは、解放カム530によって打鈴機構ユニット2の戻り止めラチェット9に向かって開始され、時計ムーブメント200の日の裏機構によって駆動される、または打鈴オンデマンドモードでは、使用者によって操作される押圧部片535によって作動されたミニッツ・リピータ棒連結機構によってラチェット9に向かって開始される。この解放レバー105の戻り止めラチェット9との協働は、解放レバー105内に備えられた第1のこはぜ109を介して行われる。この第1のこはぜ109は第1のばね109Aによって戻され、モード選択手段500によって選択されたグランド・ストライクおよび他方の主打鈴機構のための戻り止めラチェット9と協働する機能を有する。
本発明によると、図17に見られるように、解放レバー105は、第2のばね209Aによって戻される、第1のこはぜ109の平面と平行な異なる平面内に配置された、第2のこはぜ209を備える。これは、特にアラームに対して、アラーム打鈴を作動させるために打鈴機構ユニット2に追加される、副打鈴解放歯車118の歯と協働する機能を有する。第1のこはぜ109と第2のこはぜ209の間の選択は、その運動がモード選択手段500によって制御される制御棒連結機構700に関着された、段差付枢動セレクタ部品233によって行われる。
実際に、図17に見られるように、解放レバー105は、その一方の端部に、2つの平行な隣り合う平面内に2つのこはぜ109および209を備え、それぞれが、ばね109A、209Aによって戻される。第1のこはぜ109Aは、グランド・ストライクおよびカラム歯車500によって選択された主打鈴機構の他の打鈴のために戻り止めラチェット9と協働する機能を有するが、一方、第2のこはぜ209Aは、副またはアラーム打鈴を作動させるために、解放歯車118の歯と協働する機能を有する。枢動セレクタ部品233は、段差が付けられ、このようにして、選択された打鈴モードに応じて適切なこはぜを選択する機能を有し、特に、枢動セレクタ部品233は、必要時に、第2のこはぜ209の嘴部を、打鈴機構ユニット2の解放歯車118の歯から解放することができる。
このように、図7および13に見られるように、レバー105は、枢動するときに、セレクタ・レバー415および枢動セレクタ部品233を備える選択機構によって選択されたそのこはぜ109または209によって、それぞれ戻り止めラチェット9または解放歯車118を解放する。
これを達成するために、大制御デバイス401は、大制御デバイス401の棒連結機構の周りに横向きに突き出している小アーム411を備える。この小アーム411は、図10から12に見られるように、機構の板の周りにその中央に枢動自在に装着されている、セレクタ・レバー415の一方の端部に装着されたピン415Aを駆動する機能を有する。図13に見られるように、セレクタ・レバー415の他方の端部は、時計の板または受けの周りに枢動自在に装着された、その枢動セレクタ部品233との関着のためのピン415Bを備える。
アラーム解放歯車118は、打鈴機構ユニット2の戻り止めラチェット9とは独立で、それと並列されており、それぞれ、打鈴機構ユニット2内に従来通りに備えられた、パイプ・ラチェット11を駆動するフック5上で、中に備えられたピンを介して決して同時ではないが動作することが可能である。このパイプ・ラチェット11は、さらに、打鈴を実行するために少なくとも1つのハンマー上昇部片58と協働する少なくとも1つのラチェット13にと一体である。
前記手段内に備えられた、または前記手段を形成しているモード選択手段500またはカラム歯車は、受け上でのフック507の枢動を制御する。フック507の第1の端部は、モード選択手段500と一体であるラチェット505と協働し、フック507の第2の端部は、セレクタ・レバー415を介して、第1のこはぜ109と第2のこはぜ209の間での選択を行う枢動セレクタ部品233を直接的にまたは間接的に駆動するように構成された、大制御デバイス401内の制御棒連結機構700を駆動するように構成されている。
主打鈴機構および副打鈴、特にアラーム打鈴を制御する3つの制御部材は、
−ここではカラム歯車を備え、図6に見られる、モード選択手段500を形成している打鈴機構セレクタ500上のモード選択制御つめ501、
−ばね534によって休止位置に戻され、第1のミニッツ・リピータ・レバー535を直接制御する、ここでは直接示されてないミニッツ・リピータ解放押圧部片、
−以下で説明され、図2および3に見られる、副またはアラーム打鈴を停止するための手動のレバー210とばね212によって接続された、副またはアラーム打鈴を停止するための手動の押圧部片211である。この押圧部片211は、副またはアラーム打鈴のサイクルの終了前に、副またはアラーム打鈴を停止することができる。
使用者は、制御つめ501を介して、打鈴機構の所望の動作モードを選択する。使用者が副またはアラーム打鈴機能を選択した場合、押圧部片211が動作可能にされ、そうでない場合、結合解除される。カラム歯車500上での選択モードは、排他的に、副またはアラーム打鈴モードか、それに対して打鈴機構100が考案された、サイレント・モードを含む主打鈴モードのうちの1つのいずれかの、単一のモードである。サイレント・モードを除いて、ミニッツ・リピータは、いかなるときも理論上実行されるが、主打鈴機構の別の打鈴または、副打鈴またはアラームが実行しているとき、安全デバイスがミニッツ・リピータの始動を防止する、またはその逆である。以下で説明される安全機構900によって形成され、第2の枢動レバー536および枢動ボルト537を備える、特定の安全デバイスが、ミニッツ・リピータが、すでにトリガ起動され、実行中であるとき、いかなるトリガ起動も動作させないように構成されている。
図2および6は、参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人による欧州特許第1 933 212号の教示による、時間設定絶縁器521を示している。これは、打鈴機構が解放されたとき、時間設定機構をロックする。
アラーム機能では、結合機構600が、その制御棒連結機構700を介して、ある構成要素を、副打鈴またはアラームモードが選択されていないとき、当初の主打鈴機構機能に対して優先権を与えるために絶縁される位置に設定する。この制御棒連結機構700は、図18に示した棒連結機構の形態をとる、大制御デバイス401を本質的に備える。大制御デバイス401は、副またはアラーム打鈴機構の動作を制御するために、副またはアラーム打鈴の実行を解放するために、およびその継続時間を制限するために用意された構成要素と、直接的にまたは間接的に協働する。これらの後者の構成要素は、図に示す好ましい実施形態では、結合歯車群150、および調時歯車群130に付随する調時フック141によって、それぞれ形成されている。
この大制御デバイス401はまた、以下で説明するように、絶縁手段800、すなわちフィーラー・スピンドルつめまたはラックの運動を制限するための第1の絶縁器142に属する安全部材と協働する。
図6および8に見られる大制御デバイス401は、アラームを実行するためにその機構の部品を使用するために、または、逆に、打鈴機能からアラーム機能を完全に分離するために、グランド・ストライクを制御する。これはアラームの部品、結合機能をすべて支配し、全体の運動が正確に配置されることを確実にする。腕時計に対するその適用例では、大制御デバイス401が、時計1000をほぼ直径方向に通過している。このことは、その機構が部品から遠い機能の間での中間歯車を最小にして、直接作用することを可能にする。大制御デバイス401は、剛性であるように作製されてよく、したがって、機構に対して危険であるいかなる操作も防止する安全機能と効率的に協働する。
使用者のモード選択制御つめ501への動作が、カラム歯車500の枢動を開始させる。
図3および6に見られるように、特定の限定されない例では、カラム歯車500が、4つの歯を有する4つの同軸ラチェットを備える。これらのうちの2つは、反対の方向502および503であり、図で見ることができ、四葉カム504、および受け(図示せず)上で枢動するフック507と協働する、ラチェット505をさらに備える。
図6に見られるように、フック507は大制御デバイス401内の矩形穴433内で可動であるトラニオン432またはピン、およびカム504と協働する嘴部を備える。このようにして、カラム歯車500の枢動はまた、フック507の枢動を生じさせ、そのトラニオン432が、矩形穴433を介して大制御デバイス401を押圧する。
この特定の実施形態では、大制御デバイス401は、2つの位置の間を移動するのみである。そのうちの一方は、そのためにグランド・ストライクによって実行される、副打鈴機構、特にアラームの巻上げに対応し、他方は、この副打鈴機構またはアラームを降下させる。
カラム歯車500のラチェット502は、ラック・レバー512と協働し、その一方の端部は、図3に見られるように、ラック513と歯合する歯車514上に選択された打鈴モードを表示するためのラック513を備える。
ラチェット503は、小打鈴のためのアワー絶縁器506内に備えられたアームと協働する。
ミニッツ・リピータが動作状態に設定されたとき、第1のミニッツ・リピータ・レバー535が、第2のミニッツ・リピータ・レバー536を押圧し、アーム・レバー523を並進運動させ、さらに、図2に見られるように、大制御デバイス401の凹部539と協働するように構成されている曲がったアーム・レバー522を枢動させる。アーム522が次に、アラームを絶縁するために、大制御デバイス401を押圧する。大制御デバイス401は、ミニッツ・リピータの実行中、次にレバー517の嘴部518によってその嘴部430でロックされる。ミニッツ・リピータが完了した後、レバー517が結合解除され、その後、次に大制御デバイス401が、復帰ばねの動作によってその位置に戻される。第2のレバー536は、使用者による不本意な操作に対する十分な安全デバイスを構成している。
図20および27に見られるような打鈴機構ユニット2は、従来のデザインを基にした特殊な実施形態である。しかし、本発明は、さまざまな構成に困難なく適応することが可能である。
この打鈴機構ユニット2は、図35に示す、枢動軸Dの周りで枢動自在に装着されたパイプ4を備える駆動板3を備える。
この駆動板3は、こはぜ5を担持している。こはぜ5は、図28に見られるように、ばね7によって軸Dに向かって戻される嘴部6Aを備えるフック6を備える。
図28および29は、こはぜ5、ばね7、および復帰ばね183を備える枢動する止め具181を担持している、駆動板3を基にして形成された、本発明に特有の特殊な実装された駆動サブ・アセンブリを示している。これらは、以下で説明する。
打鈴機構ユニット2は、解放レバー105の第1のこはぜ109によって特に駆動される、主打鈴制御機構10と協働するように構成されている戻り止めラチェット9を備える。
パイプ4は、リピータ打鈴機構100の駆動心棒120と協働するように構成されている枢動駆動手段を備える。
本発明による機構は、図に示すように、ミニッツ・リピータ用、またはグランド・ストライク用に使用されることができる。グランド・ストライク用の通常の方式では、時計ムーブメント200が、スネイル101、102および103を駆動し、これらが、一日中正確な時間基準を提供する。
主打鈴モードでは、それが自動的に行われても、手動で行われても、打鈴の解放が、戻り止めラチェット9上での解放レバー105の第1のこはぜ109の動作を生じさせ、前記ラチェットを枢動させる。結果として、前記ラチェット9によって担持されているピン8が、駆動板3内の穴3Aの中で移動し、フック6を押圧して、ばね7の休止位置ではフック6の嘴部6Aと噛合していたパイプ・ラチェット11の歯12を解放する。
アワー・ラチェット13を備える打鈴機構ユニット2の出力ステージはそのとき、軸Dの周りを自由に枢動することができる。クォーター・ラック111およびミニッツ・ラック110と協働しているばねの動作により、アワー・ラチェット13が、ラックかな14の結果として枢動される。ラックかな14は、ラックアームがアワー・スネイル101上で停止するまで、ラック115によって恒久的に駆動される。
クォーター・ラック111のばねが、クォーター・ラック111のアームが、クォーター・スネイル102上で停止するまで、クォーター・ラック19のかなを駆動する。ミニッツ・ラック110のアームは、クォーター・ラック111の運動を介して、従来の方式で、ミニッツ・スネイル103上のその位置をとる。打鈴機構が動作状態に設定されたとき、ピン8が解放され、ばね7が、フック6の嘴部6Aをパイプ・ラチェット11の歯12と再び噛合させ、このことが、各ハンマー上のさまざまな上昇部片を作動させる。
図36に見られるこの戻り止めラチェット9は、ピン8を担持している。ピン8は、図35に示す駆動板3内に備えられた穴3Aを通してこはぜ5に作用し、主打鈴制御機構10または解放レバー105、またはリピータ打鈴機構100内に備えられたレバー105の第1のこはぜ109の動作によって、フック6を動作させる。
このこはぜ5はこのようにして、このピン8の動作によって好ましくばね7に対してはほぼ半径方向に、すなわち板3の縁部に向かって移動可能である。
図37に見られるように、打鈴機構ユニット2は、軸Dの周りで、駆動板3のパイプ4上に枢動自在に装着されるように構成されたパイプ・ラチェット11を備える。このパイプ・ラチェット11は、図37に見られるように、中に備えられた歯12を介して、こはぜ5のフック6の嘴部6Aと協働するように考案されている。この嘴部6Aは、その位置に応じて、パイプ・ラチェット11の枢動を可能にするまたは防止する。
パイプ・ラチェット11は、少なくとも1つの第1のアワー・ラチェット13とともに軸Dの周りに一体に枢動するように装着されている。アワー・ラチェット13は、主打鈴を解放するために、リピータ打鈴機構100内に設けられたハンマーを駆動するために、少なくとも1つの上昇部片58と協働するように構成されている。特定の変形形態では、第1のアワー・ラチェット13が、基本打鈴に対して時間をずらされた、および特にある時間スロット内での追加の打鈴を解放するために、それに対して角度をつけて移動された第2のアワー・ラチェット15と一体に枢動することができる。
本発明によると、図20、27および30に見られるように、打鈴機構ユニット2は、副打鈴がアラーム打鈴と無関係であるときに主打鈴とは異なる副打鈴を解放するための、解放歯車118、特にアラーム解放歯車をさらに備える。この特定の好ましい実施形態に示されているように、副打鈴は、特に、少なくとも1つの他のハンマー上への少なくとも1つの他の上昇部片の作用によって、少なくとも1つの他のゴング上で主打鈴機構を動作させるために使用されたものと同じ駆動手段120からのエネルギーを使用して、行われてもよい。この解放歯車118は、戻り止めラチェット9と並列しており、それぞれ副打鈴または主打鈴を実行するための音声機構へのエネルギーの伝達を可能にするために、それぞれが決して同時ではないがピンを介してフック6に作用することができる。
実際、解放歯車118および戻り止めラチェット9は、互いに独立であり、それぞれが、それぞれ副打鈴または主打鈴の実行を開始させるために選択された異なる制御手段によって制御される。また、解放歯車118および戻り止めラチェット9は、フック6上で決して同時ではないが協働するように構成されている。
好ましい変形形態によると、解放歯車118は、副またはアラーム打鈴の実行の継続時間を調整および制限するために、以下で説明する継続時間リミッタ調時歯車群130内に設けられた調時歯車132と協働するように構成されている。好ましくは、制御棒連結機構700、および特に大制御デバイス401は、副またはアラーム打鈴サイクルの終わりに調時歯車132をロックするように構成されている。
この調時歯車群130は、副またはアラーム打鈴の継続時間を所定の値、たとえば、図に示されている時計1000では20秒の継続時間に制限する機能を有する。
本発明による別の特徴によると、駆動板3は、副打鈴機構と呼ばれる他の音声送出に対応する副打鈴解放機構1の制御棒連結機構700によって担持されている結合歯車群150と協働するように構成されている周縁歯119を備える。
この周縁歯119は、グランド・ストライク機構からの駆動力が、副打鈴機構、ここでの図面の例ではアラーム打鈴機構を駆動するために使用されることを可能にする。アラームの例は、限定されるものではなく、自動人形などの機構を駆動するなど他の適用を想定することが可能である
より具体的には、打鈴機構ユニット2は、駆動板3を備え、駆動板3は、それと恒久的に噛合される結合歯車群150内に備えられたかな158と協働するための周縁歯119を備える。この結合歯車群150は、前記かな158を、その位置に応じて、ハンマー106がアラーム打鈴を実行するための少なくとも1つの上昇部片162と協働するように構成されている星形歯車161を担持しているかな159と協働させるまたは協働させないように、制御棒連結機構700内に備えられた大制御デバイス401によって斜めに運動する。
好ましくは、打鈴機構ユニット2は、アワー・ラチェット13と一体に軸Dの周りに枢動するように装着され、ラック115と協働するように構成されている、図27に見られる、ラックかな14をさらに備える。
好ましくは、パイプ・ラチェット11のパイプ16は、図25に見られる、打鈴機構ユニット2内に備えられた、枢動自在に運動可能な、クォーター・ラックかな19を受けるように構成された円筒形のショルダ17を備える。このかな19は、このタイプの打鈴機構100のクォーター・ラック111と協働するように構成され、ピン21を担持している。このパイプ16は、たとえば、打鈴機構ユニット2内に備えられたつめ22のための、ケリー・ブッシュまたは類似のものの形態の枢動駆動手段18を備える。このつめ22は、クォーター・ラック111がつめ22を動かすことができる単一の枢動方向に枢動するとき、かな19を枢動させるために、図27に見られるピン21と協働するように構成されているベアリング面23を備える。
つめ22は、アワー・ラチェット13と一体に、またはその正方形の雌部を介してそれに固定されており、かな19が、クォーター・ラック111のみによって作用される位置で停止することを可能にする。ベアリング面23とピン8の間の角度のずれが、打鈴が開始する前に、打鈴すべき時間の数に応じてこのように増加する。
打鈴機構ユニット2の組立は、ワッシャ24A上で支持され、駆動心棒120またはそれによって担持された歯車群に組み付けられた、ねじまたは類似のもの24によって行われる。
駆動板3のパイプ4は、リピータ打鈴機構100の駆動心棒120と協働するように構成されている、たとえば正方形雌部または類似のものの形態の枢動駆動手段を好ましくは備える。
駆動板3は、主打鈴制御機構10または解放レバー105、またはこのタイプのリピータ打鈴機構100内に備えられた、このタイプのレバー105の第1のこはぜ109の動作によって、フック6を動作させるための戻り止めラチェット9のピン8を通過させるための穴3Aを備える。
グランド・ストライク・リピータ機構100の解放レバー105は、駆動板3とアラーム解放歯車118の間に挿入された、戻り止めラチェット9上のその第1のこはぜ109と当接し、このようにして前記戻り止めラチェット9を駆動する。
戻り止めラチェット9は、駆動板3と解放歯車118の間に挿入されている。図30、31、34および36に見られるように、戻り止めラチェット9は、矩形穴171を備え、その中でねじ173が制限された角度行程で自由に動くことができる。前記ねじは、こはぜ5を担持している面に対向する駆動板3の面に固定されている。
この戻り止めラチェット9は、アラーム解放歯車118上に装着されたピン175に、それらの間の角度枢動行程を制限するような制限された運動を可能にする、別の矩形穴172をさらに備える。
解放歯車118が戻り止めラチェット9の周りを枢動するとき、それによって担持されているピン175が、図29および32に見られるように、駆動板3内に備えられた行程制限穴176によって制限される円の弧を通って移動する。このピン175は、こはぜ5の一方の端部186を押圧するように構成されている。
ロック止め181が、駆動板3上で枢動される。これは、カム182を備える。ばね183が、カム182に作用し、止め具181を枢動させ、その隅部184を、斜面を形成しているこはぜ5の傾斜面185に押圧するようにする。
ばね7の動作が、こはぜ5の内側の嘴部6Aを、図29に見られるように、まさにピン175がその穴176内で円の弧を描き、こはぜ5の前端部186を押圧しているときを除いて、下流段階1のパイプ・ラチェット11上に戻し、前記ラチェットをロックするように傾斜する。このことは、歯6Aをパイプ・ラチェット11から解放する。
ピン175が止め具181の枢動軸から最も遠い位置を占めているとき、止め具181は、図33に見られるように、ばね183の動作によって傾斜して、中に備えられた平坦な部分187を介して、ピン175を保持することができ、このようにしてロック動作を及ぼす。
いったん打鈴機構が動作状態に設定されると、止め具181は、それが解放歯車118上の調時歯車132の動作によって継続時間の終わりでロック解除されるまで、当接状態でロックされたままである。また、調時歯車132は、副またはアラーム打鈴が、設定された時間内に実行された後、前記止め具をロック解除する。好ましくは、打鈴が終了したとき、調時歯車132が回転の4分の3を完了する前に、このロック解除が行われる。
副またはアラーム打鈴機構が、副またはアラーム打鈴制御機構400によって、プログラムされた時間に解放されたとき、前記機構400が、打鈴機構ユニット2の解放歯車118を枢動させるように、解放レバー105を動作させる。
解放レバー105の手動動作が、レバー523および522を動かす。前記解放レバー522が、大制御デバイス401を上昇させる。そのばねの動作によって、嘴部517を備えるレバーが、その嘴部430に当接するこの位置に、大制御デバイス401を保持する。嘴部507を備えるレバーが、ミニッツ・リピータが動作している間、この場合、嘴部517を備えるレバーをロックする。
主打鈴機構内の打鈴機構ユニット2が動作しているとき、戻り止めラチェット9の枢動の結果、このようにして駆動板3上で枢動するこはぜと協働するそのピン8の角度移動および、打鈴機構ユニット2のパイプ・ラチェット11によって担持されている歯12からのフック6の嘴部6Aの解放が生じる。
副打鈴機構が動作しているとき、アラーム解放歯車118と一体である、またはそれに固定されているピン175が、こはぜ5の端部186を駆動し、このようにしてフック6のレバー6Aを上昇させ、止め具181によるピン175のロックが、解放歯車118が休止位置解放であるところの解放位置に懸架されることを可能にする。
本発明は利点として、絶縁機構800を備えることである。絶縁機構800は、一方では、時計ムーブメント200を、および他方では、前記時計ムーブメント200によって駆動される時間基準上に時間情報を収集するためのフィーラー・スピンドルを備える少なくとも1つの打鈴機構を備えるいずれかの時計のために考案されている。本発明によると、この絶縁機構800は、前記時計1000内に備えられた制御機構と協働するように構成されている、少なくとも1つの第1の絶縁器142を備える。第1の巻上げ位置では、時間情報収集フィーラー・スピンドルが、時間基準の情報を検索することを防止する停止位置をとり、第2の低下位置では、フィーラー・スピンドルが時間基準を通過しそれと接触することを可能にするように構成されている。
より具体的には、この絶縁機構800は、音響信号を実行するために、同じ打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を使用することによって少なくとも部分的にさまざまな音響信号を発するために時計機構を絶縁するように構成されている。特に、少なくとも1つの機構は、時計ムーブメント200によってプログラムされた時間にまたは必要に応じて主打鈴を解放するように構成されている主打鈴制御機構10である。各打鈴機構のシークエンスは、時計ムーブメント200によって駆動される時間基準の一時的な情報を収集するフィーラー・スピンドルによる、情報の検索によって決定され、これらの機構の少なくとも1つの他のものが、副打鈴制御機構400である。この時計1000は、所与の時刻に、単一の副打鈴制御機構400、または単一の主打鈴制御機構10のいずれかの、排他的な動作を可能にするように構成された結合機構600を備える副打鈴解放機構1をさらに備える。
本発明によると、絶縁機構800は、主打鈴制御手段10内に備えられた時間情報収集フィーラー・スピンドルが、時間基準に対する情報を検索することを防止する停止位置をとるように構成された副打鈴制御機構400によって巻き上げられたとき、前記結合機構600と協働するように構成されている少なくとも前記第1の絶縁器142を備える。副打鈴制御機構400、たとえば図面の例のアラーム機構400が低下位置にあり、主打鈴制御機構10が動作しているとき、逆に、前記フィーラー・スピンドルが時間基準を通過し、それと接触できるように、副打鈴制御機構400が動作する。
絶縁機構800は、前記第1の絶縁器142と同じ大制御棒連結機構401によって担持されている、大制御棒連結機構401上に枢動自在に装着され、時間情報収集フィーラー・スピンドルの行程を制限することに加わる、調時フック141によって形成された止め具部材をさらに備える。
制御棒連結機構700は、主打鈴制御手段10内に備えられた情報収集フィーラー・スピンドルが、副またはアラーム打鈴制御機構400が、副またはアラーム打鈴を駆動するように動作しているとき、時計ムーブメント200によって駆動される時間基準に関する情報を検索することを防止する停止位置をとるように、副またはアラーム打鈴制御機構400が低下位置にあり、打鈴またはグランド・ストライク機構100が動作しているとき、前記フィーラー・スピンドルが通過および接触するように、モード選択手段500によって作動される大制御デバイス401によって直接的にまたは間接的に制御される少なくとも1つの第1の絶縁器142を備える、絶縁機構800を制御する。
このようにして、解放歯車118が解放されるが、クォーター・ラック11およびミニッツ・ラック110のラック組立体115のラックは、それらのそれぞれのアワー・スネイル101、クォーター・スネイル102およびミニッツ・スネイル103から情報を収集することができない。これは、これらが、ラックをロックするための第1の絶縁器142を備える、調時フック141によっておよび絶縁機構800によって形成された止め具部材またはボルトによって妨害されるためである。この調時フック141および第1の絶縁器142は、図8に見られるように、大制御デバイス401によって、および図2および3に見られる小打鈴機構506のアワー・ブレーク・レバーによって、制御される。第1の絶縁器142は、好ましくは時間情報収集フィーラー・スピンドルに対して、特にラックまたはつめに対して平行なさまざまな平面内に障害物を形成するように意図されたボス407を備える。
結果として、駆動板3が枢動を開始するが、フック6のつめ6Aが空気中でロックされるため、これは、グランド・ストライク係数部品を駆動することができない。しかし、前に説明したように、駆動板3の周縁歯119が、結合歯車群150のアーム上に装着されたかな158を駆動する。
図14に示すがそれに限定されない実施形態では、結合歯車群150は、他の構成要素のアクセスを可能にするような、3本のアームを備える。これら3本のアーム156のうちの1つは、駆動板3の歯119と恒久的に協働するかな158を担持している。
第2のアーム154は、開口部431内で移動することができるピン157を担持している。開口部431は、ここではほぼ正方形であり、大制御デバイス401内に備えられており、その位置が結合歯車群150の角度位置をこのようにして決定する。第3のアーム155は、復帰ばね190と接触するために使用されるピン191を担持している。
結合歯車群150の結合位置のうちの1つで、かな158が、星形歯車161と一体に枢動するように装着された別のかな159と噛合する。この星形歯車161は、星形歯車161の枝の数によって決定される速度で、ハンマー106を作動させることによってアラーム打鈴を鳴動させるように、少なくとも1つの上昇部片162の運動を制御する。
この運動が行われると、調時歯車群130と呼ばれる調時制御部材が作動される。時計機構のためのこの調時歯車群130は、機能の開始の後で機能の実行の継続時間を制限するように考案され、その開始が前記機能の解放を開始する解放要素と協働するように構成されている。これは、前記機能を結合する手段600と協働するようにさらに構成されている。本発明によると、調時歯車群130は、ラチェット133と協働するように、またはラチェット133から係合解除されるように、前記結合手段600によって動作するように構成されている調時フック141を備える。このラチェット133は、それに向かって弾性の復帰手段135によって前記調時歯車132の角度位置に向かって枢動することによって戻される調時歯車132と同軸の心棒上に枢動自在に装着されている。この調時歯車132は、前記解放要素と直接的にまたは間接的に、協働するように構成されている。
図24に示されている、この調時歯車群130は、信号の継続時間、特にここではアラーム打鈴の継続時間を調節することができる。これは、いずれかの所望の調時のために、または、爆発調時デバイスまたは他のデバイスなどの時計学から派生する用途のために使用することができる。
本発明は、運動の開始によって時計機構の時計機能の解放を開始する解放要素を備え、かつ前記機能を結合する手段600をさらに備える、時計機構の時計機能の継続時間を制限するための機構330に関する。本発明によると、前記継続時間制限機構330は、前記機能の開始の後の前記機能の実行の継続時間を制限するためのこのタイプの調時歯車群130を備え、前記調時歯車群130は、前記解放要素と協働するように構成され、かつ前記結合手段600と協働するようにさらに構成されている。
本発明によると、この解放要素は,解放歯車群または打鈴機構ユニット2の解放歯車118によって形成される。
この解放歯車118は、図32に見られるように、その軸に対して平行なピン175を備える。図によって示されている適用例の解放歯車、または打鈴機構ユニット2が、図29に見られるように、一方では調時歯車132と噛合する解放歯車118のピン175によって付与され、および他方ではばね183によって付与される力が、拮抗的に付与される、ロック手段181を備える。
調時歯車132の調時ラチェット133の周りの第1の枢動行程では、ロック手段181上のピン175を介して前記弾性の復帰手段135によって付与される復元力が、駆動手段120と接続された、パイプ・ラチェット11によって駆動される、機能が実行されることを可能にするためにばね183によって前記ロック手段181に付与される力よりも小さい。一方、調時歯車132の調時ラチェット133の周りの第2の枢動行程では、ロック手段181上のピン175を介して弾性の復帰手段135によって付与される復元力が、ばね183によってロック手段181に付与される力よりも大きく、関連する機能の実行を停止するためのパイプ・ラチェット11上のこはぜ5の閉鎖運動を解放するためのピン175の運動を可能にする。
このラチェット133は、調時歯車132と一体のまたはそれに固定された相補的な停止手段137に当接することによって、調時歯車130の低下位置で協働するように構成されている停止手段136を備える。この停止手段136および相補的な停止手段137は、ラチェット133が調時フック141による枢動を防止されるとき、弾性の復帰手段135を巻き上げることにより調時歯車132を駆動する解放要素の運動によって、互いから遠ざかるように動かされる。
この調時歯車群130は、解放歯車118と噛合する調時歯車132を備える。その一方のシャフト端部が、調時歯車132上へ動かされる板131、および調時ラチェット133が、前記調時歯車132に同軸に装着されている。この調時ラチェット133は、板131と調時歯車132の間で捕捉されているが、前記板と歯車の周りを自由に枢動する。調時ラチェット133は、相補的な停止手段137を形成している、板131内に備えられた半径方向のピンと相互作用するように、停止手段136を形成している、枢動軸に対して平行に装着されたピンを備える。
調時ラチェット133のピン136は、また、弾性の復帰手段135を形成しているつるまきばねの一方の端部を引掛けるために使用される。つるまきばねの他方の端部は、その穴139が板131の別のシャフト部品138と協働する、止め具134によって担持されている。
調時ラチェット133は、図11に見られるように、好ましくは大制御デバイス401と結合され、調時ラチェット133を保持している調時フック141と協働する。
図面に示されている特定の適用例では、継続時間制限機構330が、打鈴の動作の継続時間を制限するための歯車群を形成しており、解放歯車118は、打鈴機構ユニット2に属し、枢動軸Dの周りに枢動自在に装着されたパイプ4を備える駆動板3を備え、前記駆動板3が、ばね7の軸Dに向かって戻される嘴部6Aを備えるフック6を備えるこはぜ5を担持している。このこはぜ5は、戻り止めラチェット9のピン8の動作によってばね7に対して運動することができ、戻り止めラチェット9は、打鈴機構ユニット2内に備えられ、主打鈴制御機構10と協働するように構成されている。前記パイプ・ラチェット11を備える打鈴機構ユニット2は、軸Dの周りでパイプ4に枢動自在に装着されるように、および、中に備えられた歯12を介して、その位置に応じてパイプ・ラチェット11の枢動を可能にするまたは防止する前記嘴部6Aと協働するように構成されている。このパイプ・ラチェット11は、打鈴機構のハンマーを駆動するために、第1の上昇部片と協働するように構成された第1のアワー・ラチェット13と軸Dの周りで一体に枢動するように装着されている。解放歯車118は、戻り止めラチェット9とは独立しており、この主打鈴制御機構10以外の制御手段によって制御され、また解放歯車118および戻り止めラチェット9は、それぞれ、異なる音声送出を生成するための音声機構へのエネルギーの送出を可能にするように、フック6上で決して同時ではないが両方協働するように構成されている。
この継続時間制限機構330では、ロック手段181は、駆動板3上で枢動するロック止めによって好ましくは形成されている。この止め具181は、ばね183に作用するカム182を担持しており、ばね183は、止め具181を枢動させ、その隅部184をこはぜ5の傾斜表面185上に押圧するようにする。ばね7の作用は、ピン175が、駆動板3の穴176内で円の弧を描き、解放歯6Aをパイプ・ラチェット11から解放するためにこはぜ5の前端部186を押圧するときを除いてこはぜ5の内側の嘴部6Aをパイプ・ラチェット11上に復帰させてロックするようにする。ピン175が止め具181の枢動軸から最も離れた位置を占めているとき、止め具181は、その平坦な位置187を介して、ピン175を保持するためにばね183の作用によって傾斜され、このようにしてロック動作を行う。
打鈴機構ユニット2のアラーム解放歯車118が、図22の調時歯車132を反時計方向に動かすとき、したがって板131を動かすとき、調時フック141がそのときにラチェット133をロックするためつるまきばね135が巻き上げられる。調時ラチェット133のピン136と当接していた板131の最小の保持のための半径方向のピン137が、前記ラチェットと離れて、角度行程を描く。この角度行程は、好ましくは270°に制限される。この段階で、つるまきばね135によって付与された力が、フック5のボルトのロック力とつり合う。
アラーム機能では、調時フック141が、ばね183の力に勝ち、ロック止め181(図29に示す)が休止位置に配置されることを可能にするために、駆動板3にトルクを付与するようにラチェット133を保持する。つるまきばね135は、前記ばね183の機能として較正される。このようにして、つるまきばね135の巻上げがばね183の力よりも大きいとき、アラーム解放歯車118のピン175が、ロック止め181を押し戻し、このことが、フック5を解放し、次に調時歯車群2のパイプ・ラチェット11を引掛けて、何度か枢動した後、組立体を休止位置へ戻す。すると、打鈴が停止される。
フック141が解放されたとき、ラチェット133が、ピン136が、板131のピン137と当接しているところの、その待受位置へ戻るように枢動する。フック141が上げられた場合、調時歯車群130が、自由に回転する。
調時フック141は、解放レバーに力を及ぼすように調時歯車132をロックするように構成された、図10に示すピン405を担持している。手動動作では、歯車がこのようにして、短回路調時歯車群130にロックされる。
調時フック141が自由位置に設定され、ラチェットへ戻り、打鈴機構ユニット2を解放する。調時フック141は、アラーム解放歯車118を再び引掛け、さまざまなラックを休止位置へ戻すように、あと少しの角度だけ、グランド・ストライク組立体を動かす。
このようにして、部品のすべてが休止位置になり、調時フック141が、ばね135の動作によって調時ラチェット133を解放して、休止位置へ戻す。この時間の間、大制御デバイス401上の調時フック141の枢動軸405が、調時歯車132の歯と相互作用し、前記歯車をロックする。
副またはアラーム打鈴機能の作動または非作動は、大制御デバイス401を操作することに関連する。副またはアラーム打鈴機能が非作動とされたとき、この大制御デバイス401が結合機構600の結合歯車群150に作用する。大制御デバイス401はしたがって、必要に応じて、星形歯車161を担持しているかな159から遠ざかるように、またはかな159に近づくように、かな158を動かすことによって結合歯車群150に作用する。
受け(図示せず)上の枢動軸408上に枢動自在に装着された第1の絶縁器142が、クォーター・ラック111の軌道を離れ、調時フック141が空中に保持される。
さまざまな打鈴機構のサイクルが、継続することができ、セレクタ・レバー415が、2つのこはぜ109または209のうちの1つを選択することができる。
このようにして、本発明は、副またはアラーム打鈴機能の音響表示を達成するために、グランド・ストライク機構の全部または一部を使用する。
図11に見られるように、第1の絶縁器142は、中に備えられたトラニオン404の上で、大制御デバイス401内に備えられ前記デバイスの長手方向に対して斜めに配置された溝403内を移動可能である。
この第1の絶縁器142は、クォーター・ラック111およびミニッツ・ラック110のラックの経路内に障害物を作成するように、また、図8に見られるように、それによって前記ラックがクォーター・スネイル102およびミニッツ・スネイル103とそれぞれ接触することを防止するように構成された、突き出しているボス407を担持している。したがって、この第1の絶縁器142は、打鈴機構が音響信号発生器として動作することは防止しないが、クォーター・ラック111およびミニッツ・ラック110の制御の下で動作することを防止する。打鈴ハンマー機構は、このようにしてアラーム打鈴を生成することができる。
大制御デバイス401へ付与された運動は、調時フック141が前方または後方へ移動することを可能にする。大制御デバイス401内に配置された溝403が、第1の絶縁器142が枢動されることを可能にする。大制御デバイス401の一方の端部では、開口部431が、図14から16に示す、結合歯車群150が枢動することを可能にする。歯車群150は、前記開口部431内で運動可能であるピン157を備えるアーム154を備える。
制御棒連結機構700は、絶縁機構800を制御する。絶縁機構800は好ましくは、大制御デバイス401によって直接的にまたは間接的に制御され、調時歯車群130内に備えられた調時ラチェット133と協働する調時フック141を、その位置に応じて動作または非動作状態に配置するためのモード選択手段500によって作動され、副またはアラーム打鈴信号の継続時間を調節するように構成され、副打鈴制御機構400によって制御される、少なくとも1つの第2の絶縁器143を備える。
このようにして、機構は、図8から11に見られるように、大制御デバイス401と一体である、またはそれに固定されている別の第2の絶縁器143を備える。この第2の絶縁器は、図10に見られる、大制御デバイス401の長手方向に対して斜めに突き出しており、調時フック141をその位置に応じて動作または非動作に配置する機能を有する大きいアーム143Aを担持している。調時フック141は、図10および14に見られるばね406Aによって復帰され、大アーム143Aがピン406に当接する。
継続時間制限機構330の利点は、図10に見られるように、レバー210を備えている。レバー210は、打鈴、この好ましい適用例では特にアラーム打鈴を手動で止めるために、ばね212を介して押圧部片211と連結され、使用者が押圧部片211を操作したとき調時歯車132をロック解除するように、調時フック141をフック解除するために、調時フック141を枢動させるように構成されている。調時フック141をフック解除するために、レバー210は、アーム143Aの下の調時フック141の丸い縁部と協働するように構成され、極めて長い前記レバー210のためのガイド表面として働く。その後、押圧部片211への作用が、レバー210および調時フック141を介して調時歯車132をロック解除し、その後レバー210が枢動する。
大制御デバイス401の小アーム411が大制御デバイス401の平面に対して中心のずれた平面内に配置されることを可能にする本発明の限定されない実施形態では、前記小アームが、第2の絶縁器143内に組み込まれ、大制御デバイス401に対して、大アーム143Aとは反対側に横方向に突き出している。
好ましくは、打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100が、第1のミニッツ・リピータ制御レバー535を押圧する押圧部片を押圧することによって、使用者によって作動されることが可能なミニッツ・リピータ機構を備えるとき、機構1は、安全機構900を備える。
この安全機構900は、ミニッツ・リピータの不本意な動作を防止するように考案されており、時計ムーブメント200を備え、解放カム530を駆動する日の裏機構をさらに備える時計1000のために設計されている。自動モードでは、このカム530は、解放レバー105を、ミニッツ・リピータを含むこのタイプの打鈴機構100の打鈴機構ユニット2内に備えられた戻り止めレバー9のほうへ枢動させる。この打鈴機構ユニット2は、打鈴が駆動されたとき、巻上げカム440を担持している板525を駆動するように構成されている。
本発明によると、この安全機構900は、この第1のレバー535と協働するように構成されている。これは、ミニッツ・リピータ動作状態に設定されたとき、その枢動が第1のレバー535によって制御される第2の枢動する安全レバー536を備える。この第2のレバー536は、ミニッツ・リピータがいったん動作状態に設定された後、再び解放されることを防止するために、ばねによって戻される枢動ボルト537内に備えられたつめ537Aと協働するように構成されているキャッチ536Aを備える。ボルト537は、ミニッツ・リピータによるタイム表示打鈴サイクルの終わりにのみ解放される。
この安全機構900は、ばね534によって休止位置に戻され、第1のミニッツ・リピータ・レバー535を直接制御している、このミニッツ・リピータ解放押圧部片によって形成される、使用者インターフェイスと、
第1のレバー535と協働するように構成されている打鈴の解放のための第2の安全レバー536を備える打鈴機構の解放要素と接続されている中間押圧部片との、
2つの部品で形成されている。
第1のレバー535は、ミニッツ・リピータが動作状態に設定されたとき、第2のレバー536の枢動を制御する。図21に見られるように、第2のレバー536は、一方では、ミニッツ・リピータがいったん動作状態に設定された後、再び解放されることを防止するために、ばねによって戻される枢動ボルト537のつめ537Aと協働するように構成されているキャッチ536A、および他方では、ミニッツ・ブレーク・レバー(ここでは図示せず)を結合解除する機能を有する嘴部536Cを備える。押圧部片を手動で押圧することによって、第2のレバー536が枢動され、クォーターおよびミニッツ・ラックおよび/または部片内に設けられたつめで形成された時間情報収集フィーラー・スピンドルが、時計ムーブメント200によって駆動され、スネイルまたは類似のものによって形成される時間基準上で、主打鈴機構が実行しなければならない打鈴シークエンスに関する情報を検索することを可能にするように、安全デバイスを解放するようにする。
ボルト537は、ミニッツ・リピータによるタイム・表示の打鈴サイクルの終わりでのみ解放され、第2のレバー536の枢動が、アーム・レバー523の並進運動を生じさせ、これがさらに、大制御デバイス401内の凹部539と協働するように構成されているアーム・レバー522を枢動させる。アーム・レバー522は次に、ミニッツ・リピータの動作中、アラームを絶縁するために、レバー517の嘴部518によって前記連結機構を大制御デバイス401の嘴部430にロックすることによって制御棒連結機構700、特に大制御デバイス401を押圧する。このレバー517は、大制御デバイス401が復帰ばねによってその場所へ復帰されることを可能にするように、ミニッツ・リピータが終了した後結合解除される。
このように、図5に見られるように、ミニッツ・リピータ・レバー535は、第2のミニッツ・リピータ・レバー536を枢動させるように構成され、いったん動作状態に設定された後ミニッツ・リピータが再び解放されることを防止するために、そのキャッチ536Aは、ばねによって戻される枢動ボルト537のつめ537Aと協働するように構成されている。ボルト537が解放され、ミニッツ・リピータ解放釦が動作されることを再び可能にするのは、ミニッツ・リピータによるタイム表示の打鈴サイクルの終わりのみである。
第1のレバー535は、ばね535Aを備える。第1のレバー535内に、または図21Aに見られる休止位置での前記アーム535Bのほぼ円形のカム535Dの端部に、または、図21Bの位置での打鈴の解放に対して、21Cでの中間押圧部片を形成している第2のレバー536のロックに対して、このカム535Dの内部に備えられた、傾斜端部535Cが、枢動アーム535Bを押圧する。
第2のレバー536は、アーム523内に備えられたピン523Aと当接して協働するように構成されている嘴部536Bを備える。第2のレバー536は、そのベアリング面531Aが、板または受け上に枢動自在に装着されたフック529のベアリング面529Aを押圧するように構成されている、枢動するフック解除レバー531をさらに備える。アーム523は、フック529の対向するベアリング面529Bに反対方向に圧力を付与するように構成された第2のピン523Bを備える。
図21A、21B、21Cは、この安全機構900の3つの連続する動作ステップを示している。
図21Aでは、打鈴機構が、アイドル・モードにある。ばね535Aの傾斜端部535Cが、枢動アーム535Bのカム535Dの端部と当接している。この枢動アーム535Bは、第1のベアリング表面535Eを介して、第2のレバー536と当接している。第2のレバー536は、ボルト537がキャッチ536Aから解放されるような位置にある。アーム523のピン523Bは、フック529にいかなる作用も及ぼさない。
図21Bは、打鈴の解放に関する。使用者によって作動されると、押圧部片535が、矢印Aの方向に枢動し、ばね535Aが、カム535Dの内部に当接する。このようにして、アーム535Bが、第2のベアリング表面535Fを介して、第2のレバー536を押圧する。第2のレバー536が次に、ボルト537を引掛ける。その枢動が、アーム523を動かし、アーム523が、第2のレバー536の嘴部536Bによって、そのピン523A上で動かされる。その第2のピン523Bを介して、アーム523がさらに、フック529のベアリング面529Bを動かす。この運動が、フック429を、板ばね532によって巻き上げられた図2に見られる枢動フック528から解放する。フック位置では、このフック528の一方の端部が、板525を打鈴列によって枢動される中間歯車のラチェットと接続する。ボルト537の枢動が、それがレバー540上に当接し、前記レバーを枢動させることを可能にする。このレバー540が次に、ミニッツ・ラック110の運動と接続された、ゴング絶縁機構542を解放する。これは、参照によって本明細書に組み込まれる欧州特許出願第09175266.7号の主題である。枢動フック528の枢動が、解放レバー105が、そのばね105Aによって矢印Cの方向に枢動されることを可能にし、前記フック109が次に、打鈴機構ユニットのラチェット9と協働する。次に、打鈴が、必要に応じて実行を開始する。
図21Cは、第2のレバー536のロックに関する。第1のレバー535が強く押圧されたとき、ばね534によって付与される復帰トルクが、前記第1のレバー535を休止位置へ戻すようにする。第1のレバー535によってもはや保持されていない第2のレバー536が、矢印Bの方向に枢動するようにし、この運動中、ボルト537のつめ537A内に備えられたキャッチ536Aの縁部を介して、段差537Bを引掛ける。このとき、打鈴が実行を終了するまで、再び打鈴を解放することは不可能である。
打鈴オンデマンド機構が実行を終了したとき、レバー540がボルト537を枢動させる。ボルト537が、第2のレバー536を解放し、レバー536が図21の休止位置に戻ることができる。
本発明は、さらに、本明細書で前に記載した継続時間制限機構330を備え、前記調時フック141をその位置に応じて動作状態または非動作状態に配置するための少なくとも第2の絶縁器143を有する制御棒連結機構700を備える結合機構600を備える、副打鈴解放機構1に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つのハンマーを作動させるために前記打鈴機構100内に設けられた少なくとも1つの上昇部片を制御するように、打鈴機構ユニット2がそれに嵌合されている駆動心棒120を備える、打鈴機構ユニット2の枢動を制御するように構成され、その中に組み込まれたこのタイプの副打鈴解放機構1および/または継続時間制限機構330を備える、主打鈴制御機構10をさらに備える、リピータ打鈴機構100に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの時計ムーブメント200と、一方では、事前設定、および/または信号の受信、および/または物理的なパラメータに対する閾値の侵害に関連する特定の時刻に副打鈴を動作させるための少なくとも1つの機構400と、他方では、主打鈴制御手段10によって制御され、時計ムーブメント200によってプログラムされた時刻に、または必要に応じて打鈴機構を解放するように構成された少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を備える時計1000であって、前記時計1000が、その中に組み込まれたこのタイプの副打鈴解放機構1および/または継続時間制限機構330を備える時計1000に関する。
本発明は、さらに、前記時計1000が、駆動心棒120を備え、プログラムされた時間にまたは必要に応じて主打鈴を解放するように構成された主打鈴制御手段10によって制御される、少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を備える打鈴時計1000用の副打鈴機構駆動機構350に関する。本発明によると、この副打鈴機構駆動機構350は、少なくとも1つのハンマーを作動させるための少なくとも1つの上昇部片を制御する駆動心棒120に嵌合された、本明細書で前に記載した、打鈴機構ユニット2を備える。打鈴機構ユニット2の戻り止めラチェット9の枢動が、前記副打鈴機構駆動機構350内に備えられたレバー105の第1のこはぜ109によって制御され、前記第1のこはぜ109が、主打鈴機構を動作させるために主打鈴制御機構10によって制御されるように構成されている。解放歯車118は、副またはアラーム打鈴機構を制御するために、レバー105内に備えられた第2のこはぜ209によって枢動される。この第2のこはぜ209は、副打鈴機構に対応する副打鈴解放機構1の制御棒連結機構700と協働するように構成されている。レバー105は、所与の時刻に、第1のこはぜ109または第2のこはぜ209のみがそれぞれ、戻り止めラチェット9、または解放歯車118とそれぞれ噛合するように構成されている。
この副打鈴機構駆動機構350は、副打鈴に対応する副打鈴解放機構1の制御棒連結機構700と協働するように構成されている結合歯車群150を備える。結合歯車群150は、かな158を枢動させ、それを担持している。かな158は、周縁歯119と恒久的に協働し、ピン157をまた担持し、制御棒連結機構700と協働する。その位置は、復帰ばね190によって休止位置にまた戻される結合歯車群150の角度位置を決定する。このかな158は、結合歯車群150の結合位置の1つで、星形歯車161の分岐の数によって決定される速度でハンマー106を作動させることによって副打鈴を実行するための、少なくとも1つの上昇部片162の運動を制御する、星形歯車161と一体に枢動するように装着されている別のかな159と噛合する。
図示した実施形態では具体的に、この副打鈴機構駆動機構350は、所望のアラーム時刻を設定する手段を備えるアラーム制御機構である、副打鈴制御機構400によって決定された時刻に第2のアラームを送出するためのアラーム打鈴機構駆動機構である。
本発明は、さらに、枢動軸Dの周りに枢動自在に装着された駆動心棒120を備え、少なくとも1つのハンマーを作動させるための前記打鈴機構100内に設けられた少なくとも1つの上昇部片を制御ようために、打鈴機構ユニット2がそれに嵌合されている、リピータ打鈴機構100に関する。打鈴機構100は、打鈴機構ユニット2の枢動を制御するように構成されている、主打鈴制御機構10および/または解放レバー105、および/または前記レバー105の第1のこはぜ109を備える。
特定の実施形態では、リピータ打鈴機構100は、プログラムされた時刻にまたは必要に応じて、主打鈴を解放するように構成され、副打鈴のために副打鈴解放機構1と協働するように構成されている、またはその中に組み込まれた副打鈴解放機構1を備える、主打鈴制御手段10によって制御されている。
特定の実施形態では、リピータ打鈴機構100は、打鈴機構ユニット2が、少なくとも1つのハンマーを作動させるために少なくとも1つの上昇部片を駆動するために、駆動心棒120と協働する、このタイプの副打鈴機構駆動機構350協働するように構成されている。
本発明は、さらに、第1のミニッツ・リピータ制御レバー535を押圧する押圧部片を押圧することによって使用者によって作動されることができる、時計ムーブメント200を備える時計1000用の、解放カム530を自動動作で駆動する、打鈴機構が動作しているとき打鈴機構ユニット2内に備えられた戻り止めラチェット9のほうへ解放レバー105を枢動させる、巻上げカム440を担持している板525を駆動するように構成され、本明細書で前に記載した安全機構900を備える、日の裏機構をさらに備える、打鈴機構ユニット2およびミニッツ・リピータを備える打鈴機構100に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの時計ムーブメント200、一方では、事前設定、および/または信号の受信および/または物理的なパラメータに対する閾値の侵害に関連する特定の時刻に副打鈴機構を動作させる少なくとも1つの機構400、および他方では、少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100、好ましくは駆動心棒120を備え、時計ムーブメント200によってプログラムされた時刻に、または必要に応じて打鈴機構を解放するように構成されている主打鈴制御手段10によって制御され、時計ムーブメント200が打鈴機構100を制御するように構成されている、時計1000に関する。
好ましくは、特定の実施形態では、時計1000は、副打鈴制御機構400によって決定された時刻での副打鈴のためのこのタイプの副打鈴解放機構1を備える。
特定の実施形態では、副打鈴解放機構1は、副打鈴が作動されてないとき、第1のこはぜ109と打鈴機構ユニット2の間の協働を可能にし、副打鈴が作動されているとき、第2のこはぜ209を打鈴機構ユニット2と協働させるように構成された、制御棒連結機構700を備える。
特定の実施形態では、時計1000は、このタイプの副打鈴機構駆動機構350を備え、制御棒連結機構700が、結合歯車群150の角度位置を制御するように構成されている。
特定の実施形態では、この時計1000が、階層状に配置され、互いに連続的に優先順位が付けられ、主打鈴制御手段10に対する優先順位がすべて高い、いくつかの副打鈴制御機構400を備える。時計は、これらの副打鈴制御機構400の優先のレベルを比較する手段、前記副打鈴制御機構400の1つの解放の前記特定の時刻に、それに対してより高い優先順位の別の副打鈴制御機構400からの音響信号が動作中である場合、その動作を防止し、それに対してより高い優先順位の別の副打鈴制御機構400が動作中でない場合、その動作を可能にし、その場合、絶縁機構800が、それに対してより低い優先順位の他のいかなる副打鈴制御機構400の動作も防止するように構成された、絶縁機構800を備える、副打鈴解放機構1を備える。
図示されている特定の実施形態では、時計1000は、所望のアラーム時刻を設定する手段を備えるアラーム制御機構400である、少なくとも1つの副打鈴制御機構400を備え、かつ時計が、アラーム機構300である副打鈴解放機構1を備え、結合機構600が、所望のアラーム時刻に、主打鈴制御手段10を結合解除することによって主打鈴の始動を防止し、打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100の全部または一部に結合することによって副打鈴を解放するように構成されている。
本発明は、さらに、少なくとも1つの時計ムーブメント200を備え、かつ、一方では、特定の時刻に副打鈴機構を動作させる少なくとも1つの機構400、および他方では時計ムーブメント200によってプログラムされた時刻にまたは必要に応じて打鈴機構を解放するように構成されている主打鈴制御手段10によって制御される少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を備え、かつ、各打鈴機構シークエンスが、時計ムーブメント200によって駆動される時間基準上の時間情報収集フィーラー・スピンドルによる情報の検索によって決定され、時計1000が、所与の時刻に、単一の副打鈴制御機構400、または主打鈴制御手段10のいずれかの、排他的な動作を可能にするように構成された結合機構600を備える副打鈴解放機構1をさらに備える、時計1000に関する。本発明によると、前記結合機構600は、制御棒連結機構700を備え、モード選択手段500によって作動される大制御デバイス401が、前記第1の絶縁器142を担持している。
特定の変形形態では、時計1000は、第1のミニッツ・リピータ・レバー535によって解放されるミニッツ・リピータ機構を備える、打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を備え、時計は、副打鈴解放機構1を備える。この機構1は、本明細書で前に記載した安全機構900を備える。
本発明は、さらに、時計ムーブメント200を備え、解放カム530を駆動する日の裏機構をさらに備える、時計1000に関する。自動動作中、打鈴機構100の打鈴機構ユニット2内に備えられた解放レバー105を戻り止めラチェット9のほうへ枢動させ、第1のミニッツ・リピータ制御レバー535を押圧する押圧部片を押圧することによって使用者によって作動されるミニッツ・リピータを備え、前記打鈴機構ユニット2が、打鈴機構が作動されたとき巻上げカム440を担持している板525を駆動するように構成されている。この時計1000は、前記第1のミニッツ・リピータ制御レバー535と協働するように構成されている本明細書で前に記載した安全機構900を備える。
特定の実施形態では、前記時計1000が、腕時計または懐中時計である。
より詳細には、本発明は、打鈴機構ユニット2が、枢動軸Dの周りに枢動自在に装着されたパイプ4を備える駆動板3を備えるタイプのものであり、前記駆動板3が、ばね7によって前記枢動軸Dのほうへ復帰される、嘴部6Aを有するフック6を備えるこはぜ5を担持しており、前記こはぜ5が、前記打鈴機構ユニット2内に備えられかつ主打鈴制御機構10と協働するように構成された戻り止めラチェット9内に備えられたピン8の動作によって前記ばねに対して動くができ、かつ、前記軸Dの周りで前記パイプ4上に枢動自在に装着されるように、およびその位置に応じて前記パイプ・ラチェット11の枢動を可能にするまたは防止する、その中に備えられた歯12内で前記嘴部6Aと協働するように構成されたパイプ・ラチェット11を備え、前記パイプ・ラチェット11が、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するために、前記リピータ打鈴機構100内に備えられたハンマーを駆動するために第1の上昇部片と協働するように構成された第1のアワー・ラチェット13と前記軸Dの周りに一体に枢動するように装着され、前記打鈴機構ユニット2が、主打鈴とは異なる副打鈴と呼ばれる別の音声送出の解放のための解放歯車118を備え、前記解放歯車118および前記戻り止めラチェット9が、互いに独立であり、かつ前記副打鈴または前記主打鈴をそれぞれ駆動するように選択された異なる制御手段によってそれぞれ制御される、リピータ打鈴機構100用打鈴機構ユニット2に関する。
本発明によると、前記解放歯車118および前記戻り止めラチェット9が、それぞれ前記副またはアラーム打鈴または前記主打鈴を実行するための音声機構へのエネルギーの送出を可能にするために、決して同時ではないが前記フック6上で協働するように両方構成されている。
本発明の別の特徴によると、前記戻り止めラチェット9が、前記駆動板3と前記副またはアラーム打鈴機構解放歯車118の間に挿入されること、および、前記戻り止めラチェット9が、その中でねじ173が自由に運動することができる矩形穴171を備え、前記ねじが、前記こはぜ5を担持している前記駆動板3の面に対向して固定され、前記戻り止めラチェット9が、それらの間の角度枢動行程を制限するように、ピン175の制限された運動を可能にし、前記副またはアラーム打鈴機構解放歯車118上に装着された別の矩形穴172をさらに備える。
本発明の別の特徴によると、前記駆動板3が、前記解放歯車118が前記戻り止めラチェット9に対して枢動するとき、前記ピン175の行程を制限するための穴176を備え、前記ピン175が、前記こはぜ5の一方の端部186を押圧するように構成され、前記駆動板3が、前記駆動板3上で枢動し、かつばね183によって作用されるカム182を備えるロック止め181をさらに備え、前記止め具181を枢動させて、前記止め具181の隅部184を前記こはぜ5の傾斜面185上に押圧するようにすること、および前記ばね7が、前記ピン175が、前記こはぜ5の前記前端部186を前記パイプ・ラチェット11から前記歯6Aを解放するために押圧するときを除いて、前記こはぜ5の前記内側の嘴部6Aを前記パイプ・ラチェット11上へ復帰させて、前記ラチェットをロックするようにし、前記止め具181が、前記ピン175が前記止め具181の枢動軸から最も離れた位置を占めているとき、前記止め具181内に備えられた平坦な部分187によって前記ピン175を保持し、ロック動作を付与するように、前記ばね183の動作によって傾斜するように構成されている。
本発明の別の特徴によると、前記解放歯車118が、継続時間制限調時歯車群130内に備えられた調時歯車132と協働するように構成されていること、および、いったん打鈴機構が動作状態に設定された後、前記止め具181が、前記止め具が、前記解放歯車118上の前記調時歯車132の動作によって許されて継続時間の終わりにロック解除されるまで、当接したロック状態を維持する。
本発明の別の特徴によると、前記打鈴機構ユニット2が打鈴モードで動作しているとき、前記戻り止めラチェット9の枢動が、前記駆動板3上で枢動する前記こはぜ5と協働するそのピン8の角度行程、および前記フック6の前記嘴部6Aの、前記パイプ・ラチェット11の前記歯12からの解放を生じさせること、および前記音声送出が動作しているとき、前記副またはアラーム打鈴機構解放歯車118に組み込まれた前記ピン175が、こはぜ5の前記端部186を動かし、前記フック6の前記嘴部6Aを上昇させ、前記止め具181によるロックの結果として、前記解放歯車118が解放状態で懸架される。
本発明の別の特徴によると、前記駆動板3が、前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構1の制御棒連結機構700によって担持された結合歯車群150と協働するように構成された周縁歯119を備える。
本発明の別の特徴によると、前記ユニットが、前記第1のアワー・ラチェット13と前記軸Dの周りで一体に枢動するように装着され、かつ前記リピータ打鈴機構100内に備えられたラック115と協働するように構成されているラックかな14を備える。
本発明の別の特徴によると、前記パイプ・ラチェット11が、前記打鈴機構ユニット2内に備えられた枢動自在に運動可能なクォーター・ラックかな19を受けるように構成されて、前記打鈴機構100のクォーター・ラックと協働するように構成された円筒形のショルダ17を有するパイプ16を備え、かつピン21を担持していること、および前記パイプ16が、前記打鈴機構ユニット2内に備えられたつめ22を枢動させる手段18を備え、前記つめ22が、前記クォーター・ラックが前記つめ22を動かすことが可能な第1の枢動方向に枢動するとき、前記ピン21と協働して前記歯車群1を枢動させるように構成されたベアリング面23を備える。
本発明の別の特徴によると、前記駆動板3の前記パイプ4が、リピータ打鈴機構100の駆動心棒120と協働するように構成された枢動駆動手段を備えること、および前記駆動板3が、前記主打鈴制御機構10または前記リピータ打鈴機構100内に備えられた解放レバー105または前記レバー105の第1のこはぜ109の動作による前記フック6の動作のための前記戻り止めラチェット9の前記ピン8の通過のための穴3Aを備える。
本発明は、さらに、前記時計1000が、時計ムーブメント200によってプログラムされた時刻に、または必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段10とを備え、かつ駆動心棒120を備える少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100を備える打鈴時計1000用の副打鈴駆動機構350に関する。
本発明によると、前記副打鈴駆動機構350が、少なくとも1つのハンマーを駆動するための少なくとも1つの上昇部片を制御するために、前記駆動心棒120に嵌合された前記請求項のいずれかに記載の打鈴機構ユニット2を備え、前記打鈴機構ユニット2の前記戻り止めレバー9の枢動が、前記副打鈴駆動機構350内に備えられたレバー105の第1のこはぜ109によって制御され、前記第1のこはぜ109が、前記主打鈴を動作させるための前記主打鈴制御機構10によって制御されるように構成され、かつ、前記解放歯車118が、前記副打鈴を制御するために前記レバー105内に備えられた第2のこはぜ209によって枢動され、前記第2のこはぜ209が、前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構1の制御棒連結機構700と協働するように構成され、かつ、前記レバー105が、所与の時刻に、前記こはぜ109またはそれぞれ前記第2のこはぜ209のみが、前記戻り止めラチェット9とまたはそれぞれ前記解放歯車118と噛合するように構成されている。
本発明の別の特徴によると、前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構1の制御棒連結機構700と協働するように構成された結合歯車群150を備えること、および、前記結合歯車群150が、前記周縁歯119と恒久的に協働するかな158を枢動させ、かつ担持し、さらにその位置が、前記結合歯車群150の角度位置を決定し、また復帰ばね190によって休止位置に復帰される前記制御棒連結機構700と協働するピン157を担持しており、前記かな158が、前記結合歯車群150の結合位置の1つで、星形歯車161の分岐の数によって決定される速度で、ハンマー106を駆動することによって前記副打鈴の打鈴を実行するために少なくとも1つの上昇部片162の運動を制御する星形歯車161と一体に枢動するように装着された別のかな159と噛合する。
本発明の別の特徴によると、前記機構(350)が、所望のアラーム時刻を設定する手段を備えるアラーム制御機構である副打鈴制御機構400によって設定された時刻に、副アラーム打鈴を送出するためのアラーム打鈴機構駆動機構であることを特徴とする。
本発明は、さらに、時計ムーブメント200によってプログラムされた時刻に、または、必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段10によって制御され、かつ駆動心棒120を備えるリピート打鈴機構100に関する。
本発明によると、前記機構が、副打鈴と呼ばれる別の音声送出のための副打鈴解放機構1、および副打鈴駆動機構350と協働するように構成され、前記打鈴機構ユニット2が、少なくとも1つのハンマーを駆動するための少なくとも1つの上昇部片と駆動する前記駆動心棒120と協働する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの時計ムーブメント200と、一方では、事前設定、および/または信号の受信、および/または物理的パラメータに対する閾値侵害に関連する特定の時刻に、副打鈴を動作させるための少なくとも1つの機構400と、他方では、前記時計ムーブメント200によってプログラムされた時刻に、または必要に応じて、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段10によって制御され、かつ駆動心棒120を備える、少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構100とを備える時計1000に関する。
本発明によると、前記時計が、リピータ打鈴機構100を備えること、および前記副打鈴制御機構400によって決定された時刻での副打鈴と呼ばれる別の音声送出のための副打鈴解放機構1をさらに備え、前記副打鈴解放機構1が、前記副打鈴と呼ばれる他の音声送出が非作動とされたとき、前記第1のこはぜ109と前記打鈴機構ユニット2間の協働を可能にするように構成され、または前記副打鈴と呼ばれる他の音声送出が作動されたとき、前記第2のこはぜ209と前記打鈴機構ユニット2を協働させるように構成された制御棒連結機構700を含む。
本発明の別の特徴によると、この時計1000が、副打鈴駆動機構350を備えること、および前記制御棒連結機構700が、結合歯車群150の角度位置を制御するように構成されている。
本発明の別の特徴によると、この時計1000が、腕時計または懐中時計である。
1 副打鈴解放機構
2 打鈴機構ユニット
3 駆動板
4 パイプ
5 こはぜ
6 フック
6A 嘴部
7 ばね
9 戻り止めラチェット
10 主打鈴制御手段
11 パイプ・ラチェット
12 歯
13 アワー・ラチェット
14 ラックかな
16 パイプ
17 ショルダ
18 枢動駆動手段
19 クォーター・ラック
21 ピン
22 つめ
23 ベアリング面
58 上昇部片
100 打鈴機構
101 アワー・スネイル
102 クォーター・スネイル
103 ミニッツ・スネイル
103A サプライズ部片
105 解放レバー
106 第2のハンマー
107 ばね
108 第1のハンマー
109 第1のこはぜ
109A ばね
110 ミニッツ・ラック
111 クォーター・ラック
112 上昇部片
113 小ハンマー
115 ラック
116 ミニッツ・フック
117 ゴング
118 解放歯車
119 周縁歯
120 駆動手段
130 調時ユニット
131 板
132 調時歯車
133 調時ラチェット
134 止め具
135 復帰手段
136 停止手段
137 相補的な停止手段
138 シャフト部品
139 穴
141 調時フック
143 第2の絶縁器
143A 大アーム
150 結合歯車群
154、155、156 アーム
157 ピン
158、159 かな
161 星形歯車
162 上昇部片
171、172 矩形穴
173 ねじ
175 ピン
176 行程制限穴
181 ロック止め
182 カム
183 ばね
184 隅部
185 傾斜面
186 端部
187 平坦な部分
190 復帰ばね
191 ピン
200 時計ムーブメント
209 第2のこはぜ
209A 第2のばね
210 レバー
211 押圧部片
233 枢動セレクタ部品
300 アラーム機構
330 継続時間制限機構
350 副打鈴機構駆動機構
400 副打鈴制御手段
401 大制御デバイス
405 枢動軸
407 ボス
411 小アーム
440 巻上げカム
441 アーム
415 セレクタ・レバー
415A ピン
429 フック
431 開口部
432 トラニオン
433 矩形穴
440 巻上げカム
500 モード選択手段
501 制御つめ
502、503、505 ラチェット
504 四葉カム
506 アワー絶縁器
507 フック
517 嘴部
512 ラック・レバー
513 ラック
514 歯車
521 絶縁器
522 曲がったアーム・レバー
523 アーム・レバー
523A、523B ピン
525 板
528 枢動フック
529 ロック・フック
529A、529B ベアリング面
530 解放カム
531 フック解除レバー
531A ベアリング面
535 第1のレバー
535A ばね
535B 枢動アーム
535C 傾斜端部
535D カム
536 第2のレバー
536A キャッチ
536C 嘴部
537 枢動ボルト
537A つめ
537B 段差
539 凹部
540 レバー
542 ゴング絶縁機構
600 結合手段
700 制御棒連結機構
800 絶縁手段
900 安全機構
1000 時計

Claims (16)

  1. 打鈴機構ユニット(2)は、枢動軸(D)の周りに枢動自在に装着されたパイプ(4)を備える駆動板(3)を備えるタイプのものであり、前記駆動板(3)は、ばね(7)によって前記枢動軸(D)のほうへ復帰される、嘴部(6A)を有するフック(6)を備えるこはぜ(5)を担持しており、前記こはぜ(5)は、前記打鈴機構ユニット(2)内に備えられかつ主打鈴制御機構(10)と協働するように構成された戻り止めラチェット(9)内に備えられたピン(8)の動作によって前記ばねに対して動くことができ、かつ、前記軸(D)の周りで前記パイプ(4)上に枢動自在に装着されるように、およびその位置に応じてパイプ・ラチェット(11)の枢動を可能にするまたは防止する、その中に備えられた歯(12)内で前記嘴部(6A)と協働するように構成されたパイプ・ラチェット(11)を備え、前記パイプ・ラチェット(11)は、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するために、リピータ打鈴機構(100)内に備えられたハンマーを駆動するために第1の上昇部片と協働するように構成された第1のアワー・ラチェット(13)と前記軸(D)の周りに一体に枢動するように装着され、前記打鈴機構ユニット(2)は、主打鈴とは異なる副打鈴と呼ばれる別の音声送出の解放のための解放歯車(118)を備え、前記解放歯車(118)および前記戻り止めラチェット(9)は、互いに独立であり、かつ前記副打鈴または前記主打鈴をそれぞれ駆動するように選択された異なる制御手段によってそれぞれ制御される、リピータ打鈴機構(100)用打鈴機構ユニット(2)であって、前記解放歯車(118)および前記戻り止めラチェット(9)は、それぞれ前記副またはアラーム打鈴または前記主打鈴を実行するための音声機構へのエネルギーの送出を可能にするために、決して同時ではないが前記フック(6)上で協働するように両方構成されていることを特徴とする、打鈴機構ユニット(2)。
  2. 前記戻り止めラチェット(9)は、前記駆動板(3)と前記副またはアラーム打鈴機構解放歯車(118)の間に挿入されること、および、前記戻り止めラチェット(9)は、その中でねじ(173)が自由に運動することができる矩形穴(171)を備え、前記ねじは、前記こはぜ(5)を担持している前記駆動板(3)の面に固定され、前記戻り止めラチェット(9)は、それらの間の角度枢動行程を制限するように、ピン(175)の制限された運動を可能にし、前記副またはアラーム打鈴機構解放歯車(118)上に装着された別の矩形穴(172)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  3. 前記駆動板(3)は、前記解放歯車(118)が前記戻り止めラチェット(9)に対して枢動するとき、前記ピン(175)の行程を制限するための穴(176)を備え、前記ピン(175)は、前記こはぜ(5)の一方の端部(186)を押圧するように構成され、前記駆動板(3)は、前記駆動板(3)上で枢動し、かつばね(183)によって作用されるカム(182)を備えるロック止め(181)をさらに備え、前記止め具(181)を枢動させて、前記止め具(181)の隅部(184)を前記こはぜ(5)傾斜面(185)上に押圧するようにすること、および前記ばね(7)は、前記ピン(175)が、前記こはぜ(5)の前記前端部(186)を前記パイプ・ラチェット(11)から前記歯(6A)を解放するために押圧するときを除いて、前記こはぜ(5)の前記内側の嘴部(6A)を前記パイプ・ラチェット(11)上へ復帰させて、前記ラチェットをロックするようにし、前記止め具(181)は、前記ピン(175)が前記止め具(181)の枢動軸から最も離れた位置を占めているとき、前記止め具(181)内に備えられた平坦な部分(187)によって前記ピン(175)を保持し、ロック動作を付与するように、前記ばね(183)の動作によって傾斜するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  4. 前記解放歯車(118)は、継続時間制限調時歯車群(130)内に備えられた調時歯車(132)と協働するように構成されていること、および、いったん打鈴機構が動作状態に設定された後、前記止め具(181)は、前記止め具が、前記解放歯車(118)上の前記調時歯車(132)の動作によって許されて継続時間の終わりにロック解除されるまで、当接したロック状態を維持することを特徴とする、請求項3に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  5. 前記打鈴機構ユニット(2)が打鈴モードで動作しているとき、前記戻り止めラチェット(9)の枢動は、前記駆動板(3)上で枢動する前記こはぜ(5)と協働するそのピン(8)の角度行程、および前記フック(6)の前記嘴部(6A)の、前記パイプ・ラチェット(11)の前記歯(12)からの解放を生じさせること、および前記音声送出が動作しているとき、前記副またはアラーム打鈴機構解放歯車(118)に組み込まれた前記ピン(175)は、こはぜ(5)の前記端部(186)を動かし、前記フック(6)の前記嘴部(6A)を上昇させ、前記止め具(181)によるロックの結果として、前記解放歯車(118)が解放状態で懸架されることを特徴とする、請求項4に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  6. 前記駆動板(3)は、前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構(1)の制御棒連結機構(700)によって担持された結合歯車群(150)と協働するように構成された周縁歯(119)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  7. 前記ユニットは、前記第1のアワー・ラチェット(13)と前記軸(D)の周りで一体に枢動するように装着され、かつ前記リピータ打鈴機構(100)内に備えられたラック(115)と協働するように構成されているラックかな(14)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  8. 前記パイプ・ラチェット(11)は、前記打鈴機構ユニット(2)内に備えられた枢動自在に運動可能なクォーター・ラックかな(19)を受けるように構成されて、前記打鈴機構(100)のクォーター・ラックと協働するように構成された円筒形のショルダ(17)を有するパイプ(16)を備え、かつピン(21)を担持していること、および前記パイプ(16)は、前記打鈴機構ユニット(2)内に備えられたつめ(22)を枢動させる手段(18)を備え、前記つめ(22)は、前記クォーター・ラックが前記つめ(22)を動かすことが可能な第1の枢動方向に枢動するとき、前記ピン(21)と協働して前記歯車群(1)を枢動させるように構成されたベアリング面(23)を備えることを特徴とする、前記請求項1〜7のいずれかに記載の打鈴機構ユニット(2)。
  9. 前記駆動板(3)の前記パイプ(4)は、リピータ打鈴機構(100)の駆動心棒(120)と協働するように構成された枢動駆動手段を備えること、および前記駆動板(3)は、前記主打鈴制御機構(10)または前記リピータ打鈴機構(100)内に備えられた解放レバー(105)または前記レバー(105)の第1のこはぜ(109)の動作による前記フック(6)の動作のための前記戻り止めラチェット(9)の前記ピン(8)の通過のための穴(3A)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の打鈴機構ユニット(2)。
  10. 打鈴時計(1000)用の副打鈴駆動機構(350)であって、前記時計(1000)は、時計ムーブメント(200)によってプログラムされた時刻に、または必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段(10)によって制御され、かつ駆動心棒(120)を備える少なくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構(100)を備える、副打鈴駆動機構(350)において、前記副打鈴駆動機構(350)は、少なくとも1つのハンマーを駆動するための少なくとも1つの上昇部片を制御するために、前記駆動心棒(120)に嵌合された請求項1に記載の打鈴機構ユニット(2)を備え、前記打鈴機構ユニット(2)の戻り止めレバー(9)の枢動は、前記副打鈴駆動機構(350)内に備えられたレバー(105)の第1のこはぜ(109)によって制御され、前記第1のこはぜ(109)は、前記主打鈴を動作させるための前記主打鈴制御機構(10)によって制御されるように構成され、かつ、前記解放歯車(118)は、前記副打鈴を制御するために前記レバー(105)内に備えられた第2のこはぜ(209)によって枢動され、前記第2のこはぜ(209)は、前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構(1)の制御棒連結機構(700)と協働するように構成され、かつ、前記レバー(105)は、所与の時刻に、前記こはぜ(109)またはそれぞれ前記第2のこはぜ(209)のみが、前記戻り止めラチェット(9)とまたはそれぞれ前記解放歯車(118)と噛合するように構成されていることを特徴とする副打鈴駆動機構(350)。
  11. 前記副打鈴に対応する副打鈴解放機構(1)の制御棒連結機構(700)と協働するように構成された結合歯車群(150)を備えること、および、前記結合歯車群(150)は、前記周縁歯(119)と恒久的に協働するかな(158)を枢動させ、かつ担持し、さらにその位置が、前記結合歯車群(150)の角度位置を決定し、また復帰ばね(190)によって休止位置に復帰される前記制御棒連結機構(700)と協働するピン(157)を担持しており、前記かな(158)は、前記結合歯車群(150)の結合位置の1つで、星形歯車(161)の分岐の数によって決定される速度で、ハンマー(106)を駆動することによって前記副打鈴の打鈴を実行するために少なくとも1つの上昇部片(162)の運動を制御する星形歯車(161)と一体に枢動するように装着された別のかな(159)と噛合することを特徴とする、前記請求項10に記載の副打鈴駆動機構(350)。
  12. 前記機構(350)は、所望のアラーム時刻を設定する手段を備えるアラーム制御機構である副打鈴制御機構(400)によって設定された時刻に、副アラーム打鈴を送出するためのアラーム打鈴機構駆動機構であることを特徴とする、請求項10に記載の副打鈴駆動機構(350)。
  13. 時計ムーブメント(200)によってプログラムされた時刻に、または、必要に応じて主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段(10)によって制御され、かつ駆動心棒(120)を備えるリピート打鈴機構(100)であって、前記機構は、副打鈴と呼ばれる別の音声送出のための副打鈴解放機構(1)、および請求項10に副打鈴駆動機構(350)と協働するように構成され、前記打鈴機構ユニット(2)は、少なくとも1つのハンマーを駆動するための少なくとも1つの上昇部片と駆動する前記駆動心棒(120)と協働することを特徴とする、リピータ打鈴機構(100)。
  14. 少なくとも1つの時計ムーブメント(200)と、一方では、事前設定、および/または信号の受信、および/または物理的パラメータに対する閾値侵害に関連する特定の時刻に、副打鈴を動作させるための少なくとも1つの機構(400)と、他方では、前記時計ムーブメント(200)によってプログラムされた時刻に、または必要に応じて、主打鈴と呼ばれる第1の音声送出を解放するように構成された主打鈴制御手段(10)によって制御される、少なくとも1つのなくとも1つの打鈴またはグランド・ストライクまたはミニッツ・リピータ機構(100)とを備える時計(1000)であって、前記時計は、請求項13に記載のリピータ打鈴機構(100)を備えること、および前記副打鈴制御機構(400)によって決定された時刻での副打鈴と呼ばれる別の音声送出のための副打鈴解放機構(1)をさらに備え、前記副打鈴解放機構(1)は、前記副打鈴と呼ばれる他の音声送出が非作動とされたとき、第1のこはぜ(109)と前記打鈴機構ユニット(2)間の協働を可能にするように構成され、または前記副打鈴と呼ばれる他の音声送出が作動されたとき、第2のこはぜ(209)は前記打鈴機構ユニット(2)を協働させるように構成された制御棒連結機構(700)を含むことを特徴とする、時計(1000)。
  15. 請求項11に記載の副打鈴駆動機構(350)を備えること、および前記制御棒連結機構(700)は、結合歯車群(150)の角度位置を制御するように構成されていることを特徴とする、前記請求項14に記載の時計(1000)。
  16. 腕時計または懐中時計であることを特徴とする請求項14に記載の時計(1000)。
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