JP2016118560A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻に応じて打鳴し、かつ手動で解除可能としたハンマー機構周りに機能拡張部品を配置することにより、部品間の干渉を回避し、併せて省スペース化及び簡略化を可能とした時計を提供する。【解決手段】デジタル表示部の文字ディスクを周期的に順送りするためのステッパー機構を備える時計であって、文字ディスクが、周期的に回転駆動可能な表示制御駆動部により、表示歯車列を介して周期的ステップで回転駆動可能である。ばねハウジング1に内蔵された引張りばねにより、時計のムーブメントと、表示された時刻に応じて打鳴するハンマー機構とが駆動可能であり、解除素子が、手動で非解除位置から解除位置まで移動可能に配置され、解除素子の解除位置では、ハンマー機構が解除可能であると共に、表示制御駆動部又は表示歯車列が抑止可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル表示部の文字ディスクを周期的に順送りするためのステッパー機構と、第1軸上に配置され、かつ周期的ステップで回転駆動可能な表示制御駆動部とを備え、この表示制御駆動部により文字ディスクを、表示歯車列を介して周期的ステップで回転駆動可能とした時計に関する。
時計、特に腕時計では、時刻に応じて打鳴し、かつ手動で解除可能としたハンマー機構を装備することが往々にして望まれている。その場合、ハンマー機構の打鳴動作時にデジタル表示部の順送りが行われれば、周期的ステップで順送りされるデジタル表示部が、打撃回数を規定する部品、特にカム板又はクロージャーディスクとの間で干渉を生じることがある。
本発明の課題は、時刻に応じて打鳴し、かつ手動で解除可能としたハンマー機構周りに機能拡張部品を配置することにより、上述した部品間の干渉を回避し、併せて省スペース化及び簡略化も可能とした時計を提供することである。
この課題を解決するため、本発明によれば、時計がばねハウジングに内蔵された引張りばねを備え、この引張りばねにより、時計のムーブメントと、表示された時刻に応じて発音させるハンマー機構とが駆動可能であり、手動で非解除位置から解除位置まで移動可能な解除素子を備え、その解除素子の解除位置ではハンマー機構が解除可能であると共に表示制御駆動部又は表示歯車列が抑止可能である。
ばねハウジング内の引張りばねを、ムーブメントの駆動のみならず、ハンマー機構の駆動にも使用すれば、所要スペースを減少することができ、従って時計をコンパクトに構成することが可能となる。
表示制御駆動部又は表示歯車列がハンマー機構の作動中に自動的に抑止されることにより、表示制御駆動部又は歯車列によって駆動されると共に打撃回数を規定する部品、特にカム板又はクロージャーディスクが切り替わり不能となり、カム板又はクロージャーディスクに接触する部品との衝突が生じることがない。デジタル表示部の文字ディスクも、ハンマー機構が作動している間は切り替わることができないが、ハンマー機構の作動後には復元されるため、正確な時刻が再表示される。
表示制御駆動部は、単歯又は多歯の制御駆動部を有することができる。この場合、制御駆動部における歯の周辺領域内外にて、ロック素子が周期的に旋回可能であるだけでなく、解除素子が解除位置にあるときに切り替え抑止爪が旋回可能である。
これにより、上述した単歯又は多歯の制御駆動部は、構成の省スペース化及び簡略化を図りつつ、二重機能を持たせることが可能である。
解除素子は、非解除位置及び解除位置の間で、所定の旋回軸周りに旋回可能な解除ロッカーとして構成することができる。この場合、解除ロッカーにより、切り替え抑止爪が、解除ロッカーの旋回軸と平行な爪軸周りに旋回駆動可能である。
この場合にも、解除ロッカーは、構成の省スペース化及び簡略化を図りつつ、二重機能を持たせることが可能である。ハンマー機構の解除と、表示制御駆動部又は表示歯車列による抑止が単一の部品、即ち解除ロッカーにより行われるため、ハンマー機構の解除に際しては、表示制御駆動部又は表示歯車列が確実に抑止される。
簡単な実施形態では、上記の解除ロッカーが二腕アームとして構成され、その第1アームによりハンマー機構を解除可能であり、第2アームにより切り替え抑止爪が爪軸周りに旋回駆動可能である。
ばねハウジングは、ばねハウジング車を有する。このばねハウジング車は、リューズにより、巻上げ輪列を介して、ばねハウジング車に係合可能な第1クラウン車で回転駆動可能であると共に、巻上げ方向への回転駆動によりばねハウジング内の引張りばねが巻上げ可能である。第1クラウン車は、ばねハウジング車の回転軸と平行なレバー旋回軸周りに旋回可能なクラウン車レバー上で、第1クラウン車軸周りに旋回可能に支持されている。クラウン車レバーは、解除ロッカーの第2アームにより、第1クラウン車がばねハウジング車に噛み合う係合位置と、第1クラウン車がばねハウジング車に噛み合わない非係合位置との間で、レバー旋回軸周りに旋回駆動可能である。切り替え抑止爪は、クラウン車レバーがその非係合位置に旋回したときに、単歯又は多歯の制御駆動部の歯の周辺領域内に旋回可能である。他方、クラウン車レバーがその係合位置に旋回した状態では、切り替え抑止爪が単歯又は多歯の制御駆動部の歯の周辺領域外に旋回可能である。
この場合にも、構成の省スペース化及び簡略化を図りつつ、クラウン車レバーにはニ重機能を持たせることが可能になる。即ち、一方では、解除素子を作動させたときに表示制御駆動部又は表示歯車列が抑止され、他方では、リューズに連結された巻上げ輪列がばねハウジングから分離されるため、ばねハウジングにより駆動されたハンマー機構の作動に際して、リューズが一緒に回転することはない。
切り替え抑止爪は簡単な実施態様では二腕アームとして構成され、その第1アームは、単歯又は多歯の制御駆動部における歯の周辺領域内に旋回可能な爪アームとして構成され、第2アームは、クラウン車レバーにより遊端が旋回負荷可能な連結アームとして構成される。
この場合、クラウン車レバーの旋回負荷を簡略化するために、クラウン車レバーには、レバー旋回軸の半径方向において、連結アームの遊端が突入する連行スロットを設けることができる。
上記クラウン車レバー上に、リューズに連結された巻上げ輪列を構成する第2クラウン車が、レバー旋回軸と同軸状のクラウン車軸周りに回転可能に支持されると共に第1クラウン車に係合させる構成とすることができる。この場合、第1クラウン車がばねハウジング車から分離しても、第1クラウン車と巻上げ輪列との連結状態が維持される。そのため、第1クラウン車を後で再係合させる場合、ばねハウジング車にのみ係合させればよく、第1クラウン車をばねハウジング車及び巻上げ輪列に同期係合させる必要がない。
クラウン車レバーを旋回させるための簡略化した駆動部を実現するため、解除ロッカーの第2アームの端部には長孔を形成することができる。この長孔は、ばねハウジング車に対して接線方向に、そして第2アームの旋回運動に対しては直交するように延びている。その長孔には、第1クラウン車軸に対して間隔を持たせたクラウン車レバーに配置された連行ピンを突入させることができる。この連行ピンは、クラウン車レバーにおいて、第1クラウン車軸及び第2クラウン車軸の間に配置することができる。
この場合、長孔は、その一端をフォーク状に形成することができる。
連行ピン上に連行ローラを回転可能に支持させれば、摩擦損失を低減することができる。
特に時計の省スペース化を図る場合、ステッパー機構は、ステッパー装置により周期的ステップで回転駆動可能であり、更にステッパー装置により、エスケープメントのエスケープメント軸として機能する駆動軸も周期的に回転駆動可能であり、これによりエスケープメントの蓄積ゼンマイを巻上げ可能とすることができる。これにより、単一のステッパー装置によってのみ、文字ディスクが周期的ステップで順送りされるだけでなく、エスケープメントにおける蓄積ゼンマイの巻上げが生じる。
リピーター時計におけるエスケープメント、巻上げ輪列及び解除ロッカーを含むステッパー機構の斜視図である。 図1に示すステッパー機構のイベント直前位置における平面図である。 図1に示すステッパー機構のイベント直前位置における底面図である。 図1に示すステッパー機構のイベント直後位置における平面図である。 図1に示すステッパー機構のイベント直後位置における底面図である。 図1に示すステッパー機構をハンマー機構の解除後位置で示す平面図である。 図1に示すステッパー機構をハンマー機構の解除後位置で示す底面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
各図は、円筒状のばねハウジング1を示す。ばねハウジング1の下端部には、ムーブメントを駆動する外歯2が配置されている。
ばねハウジング1内には、渦巻き状の引張りばね(図示せず)で包囲されたばねコア3が回転可能に配置されている。この引張りばねは、外端がばねハウジング1の内壁に、そして内端がばねコア3に固定されている。
ばねハウジング1から突出するばねコア3の上端部には、ばねハウジング車4が堅固に配置されている。ばねハウジング車4には、リピーター時計のリューズ(図示せず)に連結された巻上げ輪列を構成する第1クラウン車5が係合可能である。
ばねハウジング車4には、他の箇所においてハンマー機構駆動車6が係合している。
第1クラウン車5は、クラウン車レバー7上において、第1クラウン車軸8周りに回転可能に支持されている。第1クラウン車軸8は、ばねハウジング車4の軸、従ってばねコア3と平行に延びている。
クラウン車レバー7上には、第1クラウン車5に係合する(巻上げ輪列を構成する)第2クラウン車9が第2回転軸10周りに回転可能に支持されている。この場合、クラウン車レバー7全体は、第2クラウン車10と同軸状に延びるレバー旋回軸20周りに回転可能に支持されている。
クラウン車レバー7は、第1クラウン車5がばねハウジング車4に噛み合う係合位置と、噛み合わない非係合位置との間で旋回可能である。
第1クラウン車5がばねハウジング車4に噛み合う係合位置において、ばねハウジング1内の引張りばねは、巻上げ輪列と、第2クラウン車9及び第1クラウン車5を介して、リューズで巻上げ可能である。
クラウン車レバー7の旋回駆動部は、ばねハウジング1の半径方向外方において、ばねコア3と平行に配置された旋回軸12周りに旋回可能な解除ロッカー11として構成されている。解除ロッカー11は、二腕アームで構成されると共に、ばね13に抗して非解除位置から解除位置まで手動旋回可能である。
解除ロッカー11は、その第2アーム14の端部にフォーク状の長孔15を有する。長孔15は、ばねハウジング車4に対して接線方向に延びており、連行ピン16上に回転可能に支持された連行ローラ17が突入している。さらに、連行ピン16は、クラウン車レバー7において、第1クラウン車5及び第2クラウン車9の間にばねコア3と平行に配置されている。
解除ロッカー11の第1アーム18の遊端には、ラチェット車28に係合するラチェット爪19が配置されている。解除ロッカー11を非解除位置から解除位置まで旋回させると、一方では第1クラウン車5がばねハウジング車4から分離し、他方ではラチェット爪19がラチェット車28を回転させることによりハンマー機構が作動する。
ハンマー機構駆動車6には、更にフリーホイール21が設けられている。これにより、ばねハウジング車4が巻上げ方向に回転した場合に、ハンマー機構駆動車6の回転が、リピーター時計のハンマー機構(図示せず)に直結するハンマー機構駆動系に伝達されることはない。
ばねハウジング1により、中間ピニオン29を介して、駆動軸44上に堅固に配置された第1の小底車(三番車)30が回転駆動可能である。
第1の小底車30は、表示制御駆動部31に係合している。表示制御駆動部31は第1軸32上に回転可能に配置され、第1軸32の一端には単歯制御駆動部33が回転可能に配置されている。
表示制御駆動部33を起点とし、表示歯車列の表示駆動車(図示せず)が回転駆動可能とされ、これにより分表示ディスクが周期的に回転駆動可能である。
分表示ディスク上には、周方向に均等に割り当てられた0乃至9の数字が配置されている。この場合、表示される時分は、時計のカバー(図示せず)の窓を通して視認可能である。
単歯制御駆動部33は、ステッパー装置によって1分毎に回転する。これにより、単歯制御駆動部33が約20°に亘って突発的な回転運動を行うイベントが生じる。
ステッパー装置により、エスケープメント軸として機能する駆動軸44も1分毎に回転駆動され、エスケープメントの蓄積ゼンマイ34が巻上げられる。蓄積ゼンマイ34は、駆動軸44を包囲するように配置されている。蓄積ゼンマイ34の内端は、第2の小底車(三番車)35のハブに堅固に連結され、そのハブ上で第2の小底車35は駆動軸44上で回転自在に支持されている。
第2の小底車35により、秒車37が配置された第4軸36が継続的に回転駆動可能である。秒車37は、時計における振動機構のエスケープメントを構成するガンギ車38に係合している。
第4軸36の一方の端部領域には、偏心カム39が配置されている。偏心カム39は、三腕レバー42の第1アーム41の遊端におけるフォーク40に包囲されている。三腕レバー42は、第4軸36と平行なレバー軸43周りに旋回可能に支持されている。第4軸36を回転させた場合、第1アーム41は、偏心カム39により、第1端位置及び第2端位置の間で旋回する。
三腕レバー42における第2アーム45の遊端には、第1パレット46として構成された第1ロック素子が配置されている。また、第3アーム47の遊端には、第2パレット48として構成された第2ロック素子が配置されている。
三腕レバー42が第1端位置にあれば、第1パレット46は、第1軸32上に配置された単歯制御駆動部33における歯49の周辺領域内に旋回する。
三腕レバー42が第2端位置にあれば、第1パレット46は歯49の周辺領域から離れる。他方、第2パレット48は、第4軸36と平行な第5軸51に配置された第2単歯車50の歯53の周辺領域内に旋回する。
三腕レバー42が第1端位置にあれば、第2パレット48は、第2単歯車50における歯53の周辺領域から離れた箇所にある。
第2駆動車52は、第1の小底車30によって回転駆動可能であり、第5軸51で支持されている。
三腕レバー42が第1端位置にあれば、歯49が第1パレット46に当接することにより、単歯制御駆動部33の回転が抑止される。
これにより、第1軸32及び表示制御部31を介して第1の小底車30の回転も抑止される。従って、ばねハウジング1内における引張りばねの駆動によって第1の小底車30が蓄積ゼンマイ34を直接的に巻上げることがない。
ただし、蓄積ゼンマイ34によって負荷された第2の小底車35により、第4軸36が振動機構による制御下で継続的に回転駆動し、従って偏心カム39も回転駆動する。
このように、時計の振動機構によりエスケープメントの制御が行われる。
その際、偏心カム39により、三腕レバー42が第1端位置から第2端位置に向けて旋回する。
これにより、第1パレット46が歯49の周辺領域から分離し、単歯制御駆動部33が解放される。
この解放に伴い、第2パレット48が歯53の周辺領域に向けて移動する。
この場合、ばねハウジング1内の引張りばねのばね力により、第1の小底車30が駆動軸44と共に僅かに回転する。
その際に第2駆動車52は、歯53が第2パレット48に当接するまで、第5軸51を介して回転する。
その後、偏心カム39により、レバー42が第2端位置から第1端位置に旋回する。その際に、第1パレット46は歯49の周辺領域内に移動し、第2パレット48は歯53の周辺領域外に移動する。
この場合、単歯制御駆動部33の歯49が第1パレット46に当接し、従って単歯制御駆動部33及び第1の小底車30の回転が抑止されるまで、ばねハウジング1内の引張りばねのばね力により、駆動軸44、第1の小底車30、単歯制御駆動部33及び第2単歯車50が回転駆動する。
単歯制御駆動部33が一回転することにより、分表示ディスクも1数字分だけ回転する。
第1の小底車30が回転すれば、エスケープメント及び振動機構を秒車37によって継続的に駆動するための蓄積ゼンマイ34が周期的に巻上げられる。
第5軸51には、第2単歯車50と平行な減衰車54が配置されている。この減衰車54は、羽根車57を支持する羽根車軸56上に配置されたピニオン55に係合している。
エスケープメントの運動に際しては羽根車57も駆動されるため、エスケープメントの運動が減衰される。これにより、歯49,53がパレット46,48に強く衝突することがなく、従って跳ね返りが生じることもない。
クラウン車7は、レバー旋回軸20の半径方向外側で開放する連行スロット58を有し、この連行スロット58内には対応する連結アーム59が突入している。連結アーム59は、爪軸61周りに旋回可能に支持された切り替え抑止爪60の第1アームであり、切り替え抑止爪60の第2アームは爪アーム62として構成されている。この場合に爪アーム62は、非噛み合い位置から、単歯制御駆動部33における歯49の周辺領域の噛み合い位置に旋回可能であり、従って制御駆動部33の回転運動が抑止可能である。
これは、解除ロッカー11を非解除位置から解除位置に旋回させたときに、連行スロット58によって切り替え抑止爪60を噛み合い位置に旋回させるクラウン車レバー7も同時に旋回するからである。
解除ロッカー11を非解除位置まで復帰旋回させれば、切り替え抑止爪60が制御駆動部33を解放する非噛み合い位置まで再び旋回する。
図2及び図3において、制御駆動部33は、第1パレット46によって解放される直前の状態にある。第1パレット46が歯49の周辺領域から分離すると、第2パレット48が第2単歯車50の歯53の周辺領域内に移動する。第1パレット46によって制御駆動部33が解放されると、第2パレット48が第2単歯車50における歯53の周辺領域内に当接するまで、制御駆動部33及び第2単歯車50が約20°の角運動を生じる。即ち、いわゆるイベントが生じる。図2及び図3は、このイベントが生じる直前の状況を示す。
図4及び図5は、上記のイベントが生じた直後の状態を示す。この場合、秒車37は偏心カム39と共に回転し続ける。また三腕レバー42は、第2パレット48によって第2単歯車50を解放する。これに伴い、第1パレット46が制御駆動部33の歯49の周辺領域に向けて再び移動する。
ハンマー機構を作動させなければ、制御駆動部33及び第2単歯車50の歯49が第1パレット49に衝突するまで、残りの340°に亘って回転する。この場合、分表示ディスクが切り替わると共に、ハンマー機構を構成するカム板が1段だけ切り替わる。同時に、蓄積ゼンマイ34がばねハウジング1内の引張りばねにより巻上げられる。
ハンマー機構を解除ロッカー11により作動させれば、解除ロッカー11がその作動軸12周りに旋回する。解除ロッカー11の長孔15内では、連行ピン16上に配置された連行ローラ17が回転する。これにより、クラウン車レバー7が第2クラウン車軸10周りに旋回する。第1クラウン車5は、クラウン車レバー7上で回転可能に支持されているため、クラウン車レバー7と共に移動する。クラウン車レバー7を旋回させることにより、切り替え抑止爪60も旋回し、その爪アーム62が制御駆動部33の歯49の周辺領域に到達する。
解除ロッカー11の他方の端部には、解除ロッカー11の旋回運動に際して連行され、かつラチェット爪28に係合するラチェット爪19が配置されている。これにより、ラチェット車28が回転し、従ってハンマー機構が作動する。
図6及び図7は、ハンマー機構の作動状態を示す。この場合、ばねハウジング車4の回転により、ハンマー機構輪列が駆動される。ハンマー機構が作動している間、切り替え抑止爪60は、上述したイベントを許容するが、分表示ディスクの切り替わりは抑止される。即ち、イベントが生じた後に制御駆動部33及び第2単歯車50は、約6°に亘る角運動を引き続き生じるが、この6°に亘る角運動が生じた後、制御駆動部33の歯49は、切り替え抑止爪60の爪アーム62に衝突する。従って、分表示ディスクの送りが生じず、ハンマー機構を構成するカム板も切り替わりを生じることがない。これにより、解除ロッカー11の作動時に表示されている時刻が鐘により確実に告知される。ハンマー機構による打鳴の間、カム板は回転しないから、衝突による損傷を生じることもない。
時刻の切り替わりが抑止される間、秒車37及び偏心カム39は引き続き回転する。これらが蓄積ゼンマイ34によって駆動されるからである。従って、秒に関しては正確な時刻が維持される。ハンマー機構の作動終了に伴い、解除ロッカー11が元の位置に復帰移動する。これにより、第1クラウン車5がばねハウジング車4に再係合するように旋回し、遅延していた時刻の切り替わりが行われる。
1 ばねハウジング
2 外歯
3 ばね芯
4 ばねハウジング車
5 第1クラウン車
6 ハンマー駆動車
7 クラウン車レバー
8 第1クラウン車軸
9 第2クラウン車
10 第2クラウン車軸
11 解除ロッカー
12 解除ロッカーの旋回軸
13 ばね
14 第2アーム
15 長孔
16 連行ピン
17 連行ローラ
18 第1アーム
19 ラチェット爪
20 レバー旋回軸
21 フリーホイール
28 ラチェット車
29 中間ピニオン
30 第1の小底車
31 表示制御駆動部
32 第1軸
33 単歯制御駆動部
34 蓄積ゼンマイ
35 第2の小底車
36 第4軸
37 秒車
38 ガンギ車
39 偏心カム
40 フォーク
41 第1アーム
42 三腕レバー
43 レバー軸
44 駆動軸
45 第2アーム
46 第1パレット
47 第3アーム
48 第2パレット
49 単歯制御駆部動部の歯
50 第2単歯車
51 第5軸
52 第2駆動歯車
53 第2単歯車の歯
54 減衰車
55 ピニオン小車
56 羽根車軸
57 羽根車
58 連行スロット
59 連結アーム
60 切り替え抑止爪
61 爪軸
62 爪アーム


Claims (12)

  1. デジタル表示部の文字ディスクを周期的に順送りするためのステッパー機構を備える時計であって:周期的ステップで回転駆動可能な表示制御駆動部(31)が第1軸(32)上に配置され、該表示制御駆動部(31)により、表示歯車列を介して文字ディスクが周期的ステップで回転駆動可能であり;ばねハウジング(1)に内蔵された引張りばねにより、時計のムーブメントと、表示された時刻に応じて発音させるハンマー機構とが駆動可能であり;解除素子が、手動で非解除位置から解除位置まで移動可能に配置され、その解除位置では、前記ハンマー機構が解除可能であると共に前記表示制御駆動部(31)又は前記表示歯車列が抑止可能であることを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計であって、前記表示制御駆動部(31)は、単歯又は多歯制御駆動部(33)を有し、該制御駆動部(33)の歯(49)の周辺領域内外にて、ロック素子が周期的に旋回可能であると共に、前記解除素子が解除位置にあるときに切り替え抑止爪(60)が前記歯(49)の周辺領域内に旋回可能であることを特徴とする時計。
  3. 請求項2に記載の時計であって、前記解除素子が、非解除位置及び解除位置の間で、所定の旋回軸(12)周りに旋回可能な解除ロッカー(11)として構成され、該解除ロッカー(11)により、前記切り替え抑止爪(60)が、前記旋回軸(12)と平行な爪軸(61)周りに旋回駆動可能であることを特徴とする時計。
  4. 請求項3に記載の時計であって、前記解除ロッカー(11)が二腕アームとして構成され、その第1アーム(18)により前記ハンマー機構が解除可能であり、第2アーム(14)により前記切り替え抑止爪(60)が前記爪軸(61)周りに旋回駆動可能であることを特徴とする時計。
  5. 請求項3又は4に記載の時計であって、前記ばねハウジング(1)がばねハウジング車(4)を有し、該ばねハウジング車(4)は、リューズにより、巻上げ輪列を介して、前記ばねハウジング車(4)に係合可能な第1クラウン車(5)で回転駆動可能であると共に、巻上げ方向への回転駆動により前記ばねハウジング(1)内の引張りばねが巻上げ可能であり;前記第1クラウン車(5)は、前記ばねハウジング車(4)の回転軸と平行なレバー旋回軸(20)周りに旋回可能なクラウン車レバー(7)上で、第1クラウン車軸(8)周りに旋回可能に支持され;前記クラウン車レバー(7)は、前記解除ロッカー(11)の前記第2アーム(14)により、前記第1クラウン車(5)が前記ばねハウジング車(4)に噛み合う係合位置と、前記第1クラウン車(5)が前記ばねハウジング車(4)に噛み合わない非係合位置との間で、前記レバー旋回軸(20)周りに旋回駆動可能であり;前記切り替え抑止爪(60)は、前記クラウン車レバー(7)がその非係合位置に旋回したときに、単歯又は多歯の制御駆動部(33)における歯(49)の周辺領域内に旋回可能であり、前記クラウン車レバー(7)がその係合位置に旋回したときに、前記単歯又は多歯の制御駆動部(33)における歯(49)の周辺領域外に旋回可能であることを特徴とする時計。
  6. 請求項2〜5の何れか一項に記載の時計であって、前記切り替え抑止爪(60)が二腕アームとして構成され、その第1アームは、前記単歯又は多歯制御駆動部(33)の歯(49)の周辺領域内に旋回可能な爪アーム(62)として構成され、第2アームは、連結アーム(59)として構成され、かつ前記クラウン車レバー(7)により、その自由端が旋回負荷可能であることを特徴とする時計。
  7. 請求項6に記載の時計であって、前記クラウン車レバー(7)は、レバー旋回軸(20)の半径方向において、前記連結アーム(59)の自由端が突入する連行スロット(58)を有することを特徴とする時計。
  8. 請求項5〜7の何れか一項に記載の時計であって、リューズに連結された巻上げ輪列に含まれる第2クラウン車(9)が、前記レバー旋回軸(20)と同軸のクラウン車軸(10)周りに回転可能に支持されると共に、前記第1クラウン車(5)に係合することを特徴とする時計。
  9. 請求項3〜8の何れか一項に記載の時計であって、前記解除ロッカー(11)の第2アーム(14)の端部に長孔(15)が形成され、該長孔(15)が、前記ばねハウジング車(4)に対して接線方向に、そして前記第2アーム(14)の旋回運動に対しては直交するように延び、前記長孔(15)には、前記第1クラウン車軸(8)に対して間隔を持たせた前記クラウン車レバー(7)に配置された連行ピン(16)が突入していることを特徴とする時計。
  10. 請求項9に記載の時計であって、前記連行ピン(16)が、前記クラウン車レバー(7)において、前記第1クラウン車軸(8)及び第2クラウン車軸(10)の間に配置されていることを特徴とする時計。
  11. 請求項9又は10に記載の時計であって、前記連行ピン(16)上には、連行ローラ(17)が回転可能に支持されていることを特徴とする時計。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の時計であって、前記ステッパー機構は、ステッパー装置により周期的に回転駆動可能であり、該ステッパー装置により、エスケープメント軸として機能する駆動軸(44)も周期的に回転駆動可能であり、これによりエスケープメントの蓄積ゼンマイ(34)が巻上げ可能であることを特徴とする時計。
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