JP2012189285A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯端末に供給される給湯水に気泡を生成する場合において、その給湯用途に合致した性質の気泡を生成することのできる貯湯式給湯装置を提供する。
【解決手段】貯湯タンク10に貯留された湯水を蛇口42やシャワー43等の給湯端末から給湯可能な貯湯式給湯機であって、給湯配管27の途中に配設された給湯用エジェクタ48と、給湯用エジェクタ48に空気を送り込む給湯用エジェクタ空気ポンプ49と、給湯端末から給湯する場合に、給湯用エジェクタ空気ポンプ49を作動させて配管内に気泡を生成する。この際、給湯モードが洗浄モードである場合には、給湯用エジェクタ空気ポンプ49によって送り込む空気量をマイクロバブルが生成される所定の小空気量とし、節水モードである場合には、その送り込む空気量をミリバブルが生成される所定の大空気量とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
熱源器で沸き上げられた湯を貯湯タンクに一旦貯留し、該貯湯タンクに接続された給湯管路の端部に設けた給湯栓をユーザが開けたときに貯湯タンク内の湯がそのまま、または水で薄められて出湯するように構成された貯湯式給湯機が知られている。このような貯湯式給湯機では、貯湯タンク内の湯を熱源として用いた追焚き用熱交換器により浴槽内の浴水を追い焚きする追焚き機能が付加されたものも開発されている。
給湯機に上記の追焚き機能を付加する場合には、例えば、貯湯タンクの上部から湯を取水して該貯湯タンクの下部に戻す熱源用循環管路、浴槽から取水した浴水を浴槽に戻す追焚き用循環管路、および上記の追焚き用熱交換器が給湯機に付加される。追焚き用熱交換器は、熱源用循環路を流下する湯を熱源として用いて、該湯と追焚き用循環管路を流れる浴水との間で熱交換を行い、追焚き用循環管路内の浴水を加温する。
このような追焚き機能付き給湯機では、人体から浴水中に洗い流された皮脂や角質等の汚れが追焚き用循環管路を循環して該循環管路の配管内面や追焚き用熱交換器内に不可避的に付着する。そして、上記の汚れがある程度以上堆積すると、追焚き運転時に当該汚れが浴槽に再循環して浴槽や浴水を汚したり、追焚き用熱交換器の熱交換効率を低下させたりする。
上記の問題に対処するものとして、微細気泡発生装置であるエジェクタを用いて配管内に自動で微細気泡を発生させて洗浄動作を行い、追いだき配管や熱交換器内部を清潔に保ち、メンテナンスが不要である追いだき配管付給湯機が発明されている(特許文献1参照)。
特開2009−186092号公報
ところで、気泡同士が互いに結合しない小径の微細気泡は、大径の微細気泡に比して高い洗浄効果を発揮することができる。しかしながら、その一方で、気泡径の大きい微細気泡を湯水に含ませることとすれば、配管内に占める空気の割合が多くなるので、節水効果を有効に高めることができる。このように、微細気泡の性質はその気泡径によって変化することとなる。このため、給湯端末に供給される給湯水に微細気泡を生成する場合においては、その給湯用途に合致した性質の気泡を生成することが望ましい。
しかしながら、従来の装置では、微細気泡発生装置であるエジェクタの構成上、エジェクタを通過した水流量によって成り行きで吸気する空気量が決定されるため、吸気される空気量を任意に可変することはできなかった。このため、従来の装置では、生成される気泡の性質を可変させて種々の給湯用途に有効に利用することができなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、給湯端末に供給される給湯水に気泡を生成する場合において、その給湯用途に合致した性質の気泡を生成することのできる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
この発明に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクに貯留された湯水を給湯端末から給湯可能な貯湯式給湯機であって、貯湯タンクと給湯端末とを接続する給湯用流路と、給湯用流路の途中に配設された給湯用エジェクタと、給湯用エジェクタに空気を送り込む給湯用エジェクタ空気ポンプと、給湯端末から給湯する場合に、給湯用エジェクタ空気ポンプを作動させて給湯用流路内に気泡を生成する気泡生成手段と、を備え、気泡生成手段は、給湯端末からの給湯用途に応じて、給湯用エジェクタ空気ポンプによって送り込む空気量を、所定の大空気量とそれよりも小さい所定の小空気量との間で可変に制御するものである。
本発明によれば、給湯端末に供給される給湯水に気泡を生成する場合において、その給湯用途に合致した性質の気泡を生成することが可能となる。
本発明の貯湯式給湯機の実施の形態1としてのヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。 実施の形態1のヒートポンプ給湯装置が備える微細気泡発生装置の制御ブロック図である。 ユーザによって節水モードが選択されている場合の給湯動作のルーチンを示すフローチャートである。 ユーザによって洗浄モードが選択されている場合の給湯動作のルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の貯湯式給湯機の実施の形態1としてのヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。図1に示すヒートポンプ給湯装置は、ヒートポンプユニット1とタンクユニット2とを備えている。ヒートポンプユニット1は、圧縮機3、放熱器4、膨張弁5、及び蒸発器6を順に配管7で接続して構成され、ヒートポンプユニットケース8内に収められている。このヒートポンプユニット1は、自然冷媒である二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。タンクユニット2は、タンクユニットケース9内に、貯湯タンク10および風呂追いだき用のプレート式熱交換器11を内蔵している。貯湯タンク10としては、上部の高温水の層と、下部の低温水の層とに分離して蓄えられる積層式貯湯タンクが使用されている。プレート式熱交換器11としては、複数の伝熱プレートを積層したものが、縦置きで使用されている。
プレート式熱交換器11は水流が対向して流れる水−水熱交換器であり、上部にはタンク側入口111および風呂側出口114が設けられ、下部にはタンク側出口112および風呂側入口113が設けられている。上部のタンク側入口111から供給された温水は、下部のタンク側出口112から排出される。下部の風呂側入口113から供給された浴槽水は、上部の風呂側出口114から排出される。
貯湯タンク10には、上部に温水導出口101および温水導入口103が設けられ、下部に水導入口102および水導出口104が設けられている。プレート式熱交換器11の上部のタンク側入口111には、貯湯タンク10の上部の温水導出口101から配管12を通って温水が供給され、プレート式熱交換器11で熱交換後、下部のタンク側出口112から排出される。この排出された水は、タンク側送水ポンプ13により配管14を通って貯湯タンク10の下部の水導入口102から貯湯タンク10内に戻される。配管12、プレート式熱交換器11、タンク側送水ポンプ13および配管14により、プレート式熱交換器11の一次側送水回路が形成される。
一方、プレート式熱交換器11の下部の風呂側入口113には、浴槽15からの湯水が風呂側送水ポンプ16により浴槽アダプタ34を通って浴槽戻り配管17から供給され、プレート式熱交換器11で熱交換されて加温された温水となる。その後、上部の風呂側出口114から排出された温水は浴槽往き配管18と浴槽アダプタ34を通って浴槽15内に戻される。浴槽戻り配管17、風呂側送水ポンプ16、プレート式熱交換器11および浴槽往き配管18により、プレート式熱交換器11の二次側送水回路が形成される。
浴槽戻り配管17の途中には、浴槽水位を検知する水位検知装置(例えば水位センサ39)と、風呂側送水ポンプ16にて送水した際に水流有無を確認する水流有無検知装置(例えばフロースイッチ47)と、微細気泡発生用の循環用エジェクタ28とが設置されている。循環用エジェクタ28の空気取入れ部には、逆流防止用の循環用エジェクタ空気逆止弁30と、該エジェクタへの空気の導入を制御する循環用エジェクタ空気電磁弁29とが設置されている。エジェクタ空気導入口に設けられた循環用エジェクタ空気電磁弁29を閉じた状態で温水を流してから循環用エジェクタ空気電磁弁29を開けることにより、導入口は常に負圧になり空気が吸い込まれる状態になる。尚、この操作手順を守ることで循環用エジェクタ空気逆止弁30は不要になるが、誤操作を考慮した場合は循環用エジェクタ空気逆止弁30を配置することが望ましい。吸い込まれた空気を循環用エジェクタ28に通すことで微細気泡を生成させ、浴槽戻り配管17、プレート式熱交換器11および浴槽往き配管18へ流すことにより、これらの内部を洗浄することができる。
貯湯タンク10の下部の水導出口104からの水は、沸き上げ用送水ポンプ19により配管20を通ってヒートポンプユニット1の放熱器4に供給され、放熱器4で加熱された後、配管21を通って貯湯タンク10の上部の温水導入口103から貯湯タンク10内に戻される。沸き上げ用送水ポンプ19、配管20、放熱器4および配管21により貯湯回路が構成される。
風呂給湯用混合弁23は、リモコン46で設定された所望の温度の湯を貯湯タンク10からの湯と市水からの水を混合することで作り出す。この作り出された湯は、注水配管26、浴槽戻り配管17、浴槽往き配管18を通って浴槽15に注水される。注水配管26の途中には、注水配管流量調整装置(例えば注水電磁弁44)と、流量検出装置(例えば風呂給湯用流量センサ40)と、微細気泡発生用の注水用エジェクタ31とが設置されている。注水用エジェクタ31の空気取入れ部には、逆流防止用の注水用エジェクタ空気逆止弁33と、エジェクタへの空気の導入を制御する注水用エジェクタ空気電磁弁32とが設けられている。エジェクタ空気導入口に設けられた注水用エジェクタ空気電磁弁32を閉じた状態で温水を流してから注水用エジェクタ空気電磁弁32を開けることにより、導入口は常に負圧になり空気が吸い込まれる状態になる。尚、この操作手順を守ることで注水用エジェクタ空気逆止弁33は不要になるが、誤操作を考慮した場合は注水用エジェクタ空気逆止弁33を配置することが望ましい。吸い込まれた空気を注水用エジェクタ31に通すことで微細気泡を生成させ、浴槽戻り配管17及び浴槽往き配管18へ微細気泡を流すことにより、これらの内部を洗浄することができる。
減圧弁25は、水源から供給された市水を所定圧に減圧し、貯湯タンク10へ給水する。給湯用混合弁24は、リモコン46で設定された所望の温度の湯を貯湯タンク10からの湯と市水からの水を混合することで作り出す。この作り出された湯は、給湯配管27を通って蛇口42やシャワー43から給湯される。給湯配管27の途中には、流量検出装置(例えば給湯用流量センサ41)と、微細気泡発生用の給湯用エジェクタ48とが設置さえている。給湯用エジェクタ48の空気取入れ部には、逆流防止用の給湯用エジェクタ空気逆止弁50と、該エジェクタへの空気の導入量を可変する給湯用エジェクタ空気ポンプ49とが設けられている。ユーザが蛇口42またはシャワー43の使用を開始したことを給湯用流量センサ41が検知すると、給湯用エジェクタ空気ポンプ49が動作される。これにより、給湯用エジェクタ48の空気取入れ部から空気が取り込まれ、微細気泡が生成される。微細気泡を含んだ湯水は、給湯配管27を通って蛇口42またはシャワー43から出湯され、食器洗浄や人体洗浄、浴槽・浴壁洗浄に使用することが可能となる。
図2は、実施の形態1のヒートポンプ給湯装置が備える微細気泡発生装置の制御ブロック図である。図2に示すとおり、制御部45は、風呂給湯用流量センサ40、給湯用流量センサ41、フロースイッチ47、水位センサ39およびリモコン46からの信号を受けて、給湯用混合弁24、風呂給湯用混合弁23、注水電磁弁44、風呂側送水ポンプ16、沸き上げ用送水ポンプ19、タンク側送水ポンプ13、循環用エジェクタ空気電磁弁29、注水用エジェクタ空気電磁弁32および給湯用エジェクタ48の給湯用エジェクタ空気ポンプ49を制御する。このヒートポンプ給湯機の制御系においては、ユーザがリモコン46を操作することにより、制御部45へ信号が伝達され、制御部45はその信号により、各動作を制御する。リモコン46には、給湯モードを選択するための洗浄・節水選択釦461が付加されている。
次に、本ヒートポンプ給湯装置の動作について説明する。図1において、貯湯運転信号により、ヒートポンプユニット1が運転され、冷媒は圧縮機3で圧縮され高温高圧となり、放熱器4で冷却され、膨張弁5により減圧され、蒸発器6により大気から吸熱して蒸発し、圧縮機3に戻る。一方、貯湯タンク10の下部の水導出口104から沸き上げ用送水ポンプ19により配管20を通って放熱器4に水が供給され、供給された水は、放熱器4で加熱される。そして、加熱され高温となった温水は貯湯タンク10の上部の温水導入口103から流入する。従って、高温水は、貯湯タンク10の上部から順次貯湯される。
給湯動作を実施する場合においては、貯湯タンク10に貯留された湯と、市水から供給される冷水とを給湯用混合弁24によって混合し、リモコン46で設定した所望の温度で蛇口42やシャワー43から給湯する。また、本実施の形態1の装置には、給湯配管27の途中に給湯用エジェクタ48が設置されている。給湯用エジェクタ48は、給湯用流量センサ41が流水を検知した場合に微細気泡の生成を行う。具体的には、給湯用エジェクタ空気ポンプ49を動作させることで、給湯用エジェクタ48に空気が導入される(気泡生成手段)。これにより、微細気泡を含んだ給湯水が、蛇口42やシャワー43等の給湯端末から給湯される。
ここで、本実施の形態1の装置は、ユーザが給湯水の使用用途に応じて、「洗浄モード」と「節水モード」の何れか一方の給湯モード(指令)を選択することができる。尚、ここでいう「洗浄モード」とは、気泡同士が互いに結合しない洗浄効果の高い微細気泡として、平均径が10μm〜100μm程度のマイクロバブルと呼ばれる気泡を生成するモードを指している。洗浄モードによれば、洗浄効果の高い湯水を蛇口42やシャワー43から給湯することができるので、例えば、この湯水を皿、洗濯物、配管、或いは浴槽等の洗浄対象物の洗浄に用いることにより、洗浄効果を有効に高めることができる。
また、ここでいう「節水モード」とは、節水効果の高い微細気泡として、平均径が1mm以上のミリバブルと呼ばれる気泡を生成するモードを指している。節水モードによれば、気泡径の大きい微細気泡を湯水に含ませることで配管内に占める空気の割合が多くなるので、例えば、この湯水をシャワー43からの給湯に使用することにより、節水効果を有効に高めることができる。
微細気泡の気泡径は、給湯用エジェクタ空気ポンプ49によって給湯用エジェクタ48内に取り込まれる空気量を増減させることで可変させることができる。このため、ユーザに選択された給湯モードに応じて、給湯用エジェクタ空気ポンプ49への指示電圧を可変させて回転数を制御することで、所望の気泡径の微細気泡を生成することができる。
図3は、ユーザによって節水モードが選択されている場合の給湯動作のルーチンを示すフローチャートである。以下、この図を参照して、節水モードが選択されている場合の給湯動作について、その具体的処理を詳細に説明する。
先ず、ステップS5では、ユーザがリモコン46内の洗浄・節水選択釦461を押下することにより給湯モードとして「節水モード」が選択される。この場合、次のステップS1に進み、給湯配管27内が流水しているか否かを給湯用流量センサ41によって確認し、制御部45へ伝達する。その結果、流水している場合には給湯中であると判断してステップS6に進み、流水していない場合には給湯中でないと判断して再びフローチャートの先頭に戻る。尚、このとき所定時間のあいだ給湯中でないと判断された場合、上記ステップS5で選択した「節水モード」は解除されるため、再びリモコン46内の洗浄・節水選択釦461を押下して給湯モードを選択し直す。これにより、ユーザの設定操作後の出湯に対応させながら、所定時間給湯がなければ誤操作等と判断し、設定を解除するので使い勝手が向上する。
ステップS6では、給湯用エジェクタ空気ポンプ49を高速に回転させ、給湯用エジェクタ48に多くの空気を取り入れる。制御部45は、給湯用エジェクタ48においてミリバブルが生成されるための空気量(大空気量)を、湯水の流量に対応して記憶している。ここでは、具体的には、給湯用流量センサ41によって検出された流量に対応する大空気量が制御部45から読み込まれる。そして、給湯用エジェクタ空気ポンプ49によって給湯用エジェクタ内に取り込まれる空気量が、この所定の大空気量となるように、その回転数が制御される。ミリバブルによる給湯を行うと、配管内に占める空気の割合が多くなり、その分湯水の割合は減る。このため、通常給湯している蛇口42やシャワー43の開度での水量と比較して、給湯される水量を減らすことが可能となる。
その後、ステップS3では、給湯用流量センサ41で再度流水有無を確認する。その結果、給湯中でなければステップS4に移行し、給湯用エジェクタ空気ポンプ49の動作を停止させ、気泡を添加した給湯を終了する。
このように、上述した節水モードによる給湯動作によれば、流水へのミリバブルの混入によって、配管内の湯水に対して空気の割合が多くなるため、節水効果を得ることができ、またシャワーの体感圧も向上する。具体的には、例えば、給湯用エジェクタ空気ポンプ49によって3L/minの空気を給湯用エジェクタ48へ供給した場合、気泡がない場合と比較して約20%の節水効果を得ることが可能となる。また、気泡を含むことでシャワー滴の表面積が広がり、肌にあたる表面積を大きくすることができるため、シャワー圧も気泡がない場合と比較して強く感じられ、快適なシャワー圧を体感することができた。
図4は、ユーザによって洗浄モードが選択されている場合の給湯動作のルーチンを示すフローチャートである。以下、この図を参照して、洗浄モードが選択されている場合の給湯動作について、その具体的処理を詳細に説明する。
先ず、ステップS7では、ユーザがリモコン46内の洗浄・節水選択釦461を押下することにより、給湯モードとして「洗浄モード」が選択される。この場合、次のステップS1に進み、給湯配管27内が流水しているか否かを給湯用流量センサ41によって確認し、制御部45へ伝達する。その結果、流水している場合には給湯中であると判断してステップS8に進み、流水していない場合には給湯中でないと判断して再びフローチャートの先頭に戻る。尚、このとき所定時間のあいだ給湯中でないと判断された場合、上記ステップS7で選択した「洗浄モード」は解除されるため、再びリモコン46内の洗浄・節水選択釦461を押下して給湯モードを選択し直す。これにより、節水モードの場合と同様の効果を得る。
ステップS8では、給湯用エジェクタ空気ポンプ49を低速に回転させ、給湯用エジェクタ48に少量の空気を取り入れる。制御部45は、給湯用エジェクタ48においてマイクロバブルが生成されるための空気量(小空気量)を、湯水の流量に対応して記憶している。ここでは、具体的には、給湯用流量センサ41によって検出された流量に対応する小空気量が制御部45はから読み込まれる。そして、給湯用エジェクタ空気ポンプ49によって給湯用エジェクタ内に取り込まれる空気量が、この所定の小空気量となるように、その回転数が制御される。
その後、ステップS3では、給湯用流量センサ41で再度流水有無を確認する。その結果、給湯中でなければステップS4に移行し、給湯用エジェクタ空気ポンプ49の動作を停止させ、気泡を添加した給湯を終了する。
このように、上述した洗浄モードによる給湯動作によれば、流水へのマイクロバブルの混入によって、通常の流水のみの場合と比較して、洗浄効果を向上させることができた。また、マイクロバブルを添加した流水で洗い流すことによって、油汚れのついた食器などや、人体についた皮脂汚れ、浴槽や浴室の壁に付着した皮脂汚れを除去することを可能にした。具体的には、例えば、マイクロバブルを含む流水は、それを含まない流水と比較して、単位面積あたりの汚れ成分重量を表す汚れ成分付着度を約1/5に低減できることを確認した。
ところで、上述した実施の形態1の装置では、給湯用流量センサ41によって検出された流量に対応した所定の小空気量(または大空気量)を制御部45から読み込むこととしているが、上述したマイクロバブル(またはミリバブル)を生成できる空気量であれば、その値は固定値や関数に基づく値でもよい。
また、上述した実施の形態1の装置では、ユーザがリモコン46の洗浄・節水選択釦461を押下することで給湯モードを節水モードと洗浄モードとの間で切り替えることとしているが、節水モードと洗浄モードとの切り替えはこれに限られない。すなわち、上述したとおり、節水モードはシャワー43を使用している場合に特に有効に機能する。そこで、例えば、シャワー43からの給湯を流量センサ等により検出した場合(例えば所定の流量以上やシャワーでの出湯と想定される38〜45度の出湯の場合、その組合せなど)には、自動的に節水モードに切り替わる構成を備えることとしてもよい。これにより、ユーザが特別に意識することなく、節水効果を向上させることができる。
10 貯湯タンク
12 配管(給湯用流路)
27 配管(給湯用流路)
41 給湯用流量センサ
42 蛇口(給湯端末)
43 シャワー(給湯端末)
45 制御部(気泡生成手段)
46 リモコン
461 洗浄・節水選択釦
48 給湯用エジェクタ
49 給湯用エジェクタ空気ポンプ
50 給湯用エジェクタ空気逆止弁

Claims (6)

  1. 貯湯タンクに貯留された湯水を給湯端末から給湯可能な貯湯式給湯機であって、
    前記貯湯タンクと前記給湯端末とを接続する給湯用流路と、
    前記給湯用流路の途中に配設された給湯用エジェクタと、
    前記給湯用エジェクタに空気を送り込む給湯用エジェクタ空気ポンプと、
    前記給湯端末から給湯する場合に、前記給湯用エジェクタ空気ポンプを作動させて前記給湯用流路内に気泡を生成する気泡生成手段と、を備え、
    前記気泡生成手段は、前記給湯端末からの給湯用途に応じて、前記給湯用エジェクタ空気ポンプによって送り込む空気量を、所定の大空気量とそれよりも小さい所定の小空気量との間で可変に制御することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. ユーザが前記給湯用途に関する指令を入力できるように構成されたリモコンを更に備え、
    前記気泡生成手段は、前記リモコンに入力されたユーザからの前記指令に応じて、前記給湯用エジェクタ空気ポンプによって送り込む空気量を、前記大空気量と前記空気量との間で可変させることを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記指令は、前記給湯端末から給湯される湯水の節水を行う節水指令を含み、
    前記気泡生成手段は、前記リモコンに前記節水指令が入力されている場合には、前記給湯用エジェクタ空気ポンプによって送り込む空気量を前記大空気量に制御することを特徴とする請求項2記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記指令は、前記給湯端末から給湯される湯水を対象物の洗浄を行う洗浄指令を含み、
    前記気泡生成手段は、前記リモコンに前記洗浄指令が入力されている場合には、前記給湯用エジェクタ空気ポンプによって送り込む空気量を前記小空気量に制御することを特徴とする請求項2または3記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記給湯端末は、浴室のシャワーを含み、
    前記気泡生成手段は、前記シャワーから給湯する場合に、前記給湯用エジェクタ空気ポンプによって送り込む空気量を前記大空気量に制御することを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記小空気量は、前記給湯用流路内に生成される気泡の平均径が10μm〜100μmとなる空気量であり、前記大空気量は、前記給湯用流路内に生成される気泡の平均径が1mm以上となる空気量であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の貯湯式給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014211252A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 三菱電機株式会社 風呂給湯装置
JP2015161491A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱電機株式会社 給湯装置

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