JP2012187996A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】荷台としてバックボードが十分な強度を備え、かつ、表面側に設けられた布部材に皺等が生じることを防止できる(布部材の張り感を出すことができる)簡易な構成の車両用シートを提供すること。
【解決手段】シート本体11がシートフレーム12に支持されたシートバック10と、このシートバック10の背面に設けられるバックボード20と、このバックボード20の表面を覆う布部材30と、を備え、前記バックボード20は、その表面の中央部が盛り上がった凸状となるように前記シートフレーム12に取り付けられている車両用シート1とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートバックの背面側に荷台となるバックボードが設けられた車両用シートに関する。
下記特許文献1に記載されるように、車両用シートのシートバック(背もたれ)の背面側にバックボードが設けられた構成が知られている。かかる車両用シートによれば、シートバックを手前側に傾倒させ、シートクッション(着座部)と密着させることにより、バックボードを荷台として利用することができる。また、この種の車両用シートの多くは、バックボードの表面(荷物が載置される面)を覆うように布部材(カーペット)が設けられる。
特開2005−306357号公報
上記のように、バックボードは荷台となる部材であるため、荷物を支える強度(剛性)が必要である。しかし、特許文献1に記載の車両用シートのように、通常バックボードは平板状であり(荷台として利用する状態で水平となる)、その厚みが十分でないと荷台としての強度が確保できないという問題がある。これに対し、樹脂製のバックボードであれば裏面にリブを形成したりする等、木製のバックボードであれば裏面に補強材を配したりする等の対策が施されることがあるが、いずれの手法もバックボードの製造コスト増加や重量増加につながるため、好ましい対策とはいえない。
また、平板状のバックボードの表面側に布部材を設ける場合、製造誤差等により、布部材に皺等が生じてしまう(布部材の張り感が低下してしまう)という問題もある。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、荷台としてバックボードが十分な強度を備え、かつ、表面側に設けられた布部材に皺等が生じることを防止できる(布部材の張り感を出すことができる)簡易な構成の車両用シートを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる車両用シートは、シート本体がシートフレームに支持されたシートバックと、このシートバックの背面に設けられるバックボードと、このバックボードの表面を覆う布部材と、を備え、前記バックボードは、その表面の中央部が盛り上がった凸状となるように前記シートフレームに取り付けられていることを要旨とする。
本発明にかかる車両用シートにおいて、荷台となるバックボードは、シートバックの背面に中央部が盛り上がった凸状となるように設置される。そのため、バックボード上に働く荷重(荷物の重量)は、バックボード内部における圧縮力に変換される構成となるから、バックボードの材質や厚みを変更することなくバックボードの強度(剛性)を向上させることができる。加えて、バックボードが盛り上がった分、バックボードの表面を覆うように配置されている布部材が引っ張られるため、布部材に皺等が生じることを防止することができる(布部材の張り感を出すことができる)。
また、前記バックボードは、上下方向における中央部が最も後方に突出した凸状となるように前記シートフレームに取り付けられているとよい。
かかる構成とすれば、バックボードを凸状にすることによる美的外観の低下が防止できる。
また、前記シートフレームは、前記バックボードの上側が接続される幅方向に延びる上側支持部材と、前記バックボードの下側が接続される幅方向に延びる下側支持部材と、前記バックボードの上下方向における中央部が接続される中央支持部材と、を有し、前記中央支持部材における前記バックボードとの接続部分は、前記上側支持部材と前記下側支持部材を繋ぐ平面よりも後方に突出していればよい。
かかる構成とすれば、平板状の材料をシートフレームに取り付けると、上側支持部材および下側支持部材よりも後方に突出した中央支持部材によって平板の中央部分が押し上げられた状態となる。つまり、平板状の材料をシートフレームに取り付けるだけで、凸状に盛り上がったバックボードをシートバックの背面に構築することができる。また、バックボードは、上側支持部材、下側支持部材、および中央支持部材によって三点支持された状態となるから、荷台としての強度がさらに向上する。
一方、前記シートフレームは、同一平面上に並ぶ、上側接続部材を介して前記バックボードの上側と接続される幅方向に延びる上側支持部材と、下側接続部材を介して前記バックボードの下側が接続される幅方向に延びる下側支持部材と、中央接続部材を介して前記バックボードの上下方向における中央部が接続される幅方向に延びる中央支持部材と、を有し、前記中央接続部材における前記バックボードとの接続部分と前記中央支持部材との接続部分の間隔は、前記上側接続部材および前記下側接続部材における前記バックボードとの接続部分と前記上側支持部材および前記下側支持部材との接続部分の間隔よりも大きく設定されている構成としてもよい。
このように、中央接続部材におけるバックボードとの接続部分と中央支持部材との接続部分の間隔を他の接続部材に比べて大きくする(例えば、中央接続部材を他の接続部材よりも大きく形成する)ことにより、平板状の材料を接続部材を介して各支持部材に取り付けるだけで、凸状に盛り上がったバックボードをシートバックの背面に構築することができる。また、バックボードは、各接続部材を介して、上側支持部材、下側支持部材、および中央支持部材によって三点支持された状態となるから、荷台としての強度がさらに向上する。
本発明によれば、バックボードの材質や厚みを変更することなくバックボードの強度(剛性)を向上させることができる。加えて、バックボードが盛り上がった分、バックボードの表面を覆うように配置されている布部材が引っ張られるため、布部材に皺等が生じることを防止することができる(布部材の張り感を出すことができる)。
本発明の実施形態にかかる車両用シートの側面図であり、図1(a)はシートバックが起立した状態、図1(b)はシートバックをシートクッションに密着させた状態(手前側に傾倒させた状態)である。 本発明の実施形態にかかる車両用シートバックの外観斜視図(シートバックをシートクッションに密着させた状態)であり、シートフレームの構成を示すために一部バックボードおよびシートカバー(点線で示す)を破断させて示した図である。 本発明の実施形態にかかる車両用シートを上下方向に沿った平面で切断した断面を模式的に示した図である。 本発明の実施形態にかかる車両用シートが幅方向に並んで設けられた構成を示した外観斜視図である。 変形例にかかる車両用シートバックの外観斜視図(シートバックをシートクッションに密着させた状態)であり、シートフレームの構成を示すために一部バックボードおよびシートカバー(点線で示す)を破断させて示した図である。 変形例にかかる車両用シートを上下方向に沿った平面で切断した断面を模式的に示した図である。 従来の車両用シートを上下方向に沿った平面で切断した断面を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態にかかる車両用シートについて図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に上下方向とは、図1(a)における上下方向(車両用シートの上下方向)をいい、単に前後(背面)方向とは、図1(a)における左右方向(車両用シートの前後(背面)方向)をいい、単に幅方向とは、上下方向および前後方向に直交する方向(車両用シートの幅方向)をいう。また、これらの方向は、全てシートバックが起立した状態(図1(a)に示す状態)を基準とする(図1(b)に示すようなシートバックが傾倒した状態であっても起立した状態を基準とした方向を用いて説明する)。
本発明の実施形態にかかる車両用シート1は、シートバック10と、このシートバック10の背面に設けられるバックボード20と、バックボード20の表面を覆う布部材30と、を備える。
シートバック10は、起立した状態において乗員の背もたれとなる部分である。図中に示す乗員の着座部となるシートクッション40とともにシート部分を構成する。シートバック10は、公知のリクライニング機構により、シートクッション40に対して前後方向に傾倒可能である。かかるシートバック10は、シート本体11およびこのシート本体11を支持するシートフレーム12を有する。シート本体11は、クッション材111がシートカバー112(表皮)によって覆われてなる。シートフレーム12は、シート本体11を支えるシートバック10の骨格となる部材である。本実施形態では、このシートフレーム12にバックボード20が取り付けられる。シートフレーム12の詳細な構成については後述する。
バックボード20は、シートバック10の背面に設けられた荷台となる部分である。シートバック10を図1(b)に示すように手前側に傾倒させてシートクッション40と密着させた状態とすると、シートバック10の背面は略水平となる。車両用シート1を備える車両のユーザは、シートバック10を手前側に傾倒させることによって広くなった車両空間を活用しつつ、シートバック10の背面に設けられたバックボード20上に荷物等を載置することができる。
本実施形態において、かかるバックボード20は、表面(後方側の面)の上下方向における中央部が最も盛り上がった凸状となるように上記シートフレーム12に取り付けられている。具体的な構造は次の通りである。
図2および図3に示すように、シートフレーム12は、図示されないフレームの枠体に取り付けられた、上側支持部材122、下側支持部材123、および中央支持部材124という三つの支持部材を有する。上側支持部材122は、これら支持部材のうち、最も上側に位置する幅方向に真っ直ぐ延びる軸状の部材である。下側支持部材123は、最も下側に位置する幅方向に真っ直ぐ延びる軸状の部材である。上側支持部材122および下側支持部材123は、互いに平行に位置し、枠体の上下方向に延びる部分を橋渡しするように取り付けられている。一方、中央支持部材124は、上側支持部材122と下側支持部材123の間に取り付けられている。この中央支持部材124も枠体の上下方向に延びる部分を橋渡しするように取り付けられている。本実施形態では、中央支持部材124の一部は、後方に突出した形状となっている(「コ」)の字状に変形した部分を有する)。具体的には、上側支持部材122と下側支持部材123を繋ぐ平面よりも後方に突出した部分を有する。かかる部分は、中央支持部材124におけるバックボード20との接続部分124aとなる(以下、単に接続部分124aと称する)。接続部分124aは、上側支持部材122および下側支持部材123と平行に位置する。なお、本実施形態では、各支持部材の太さは同じであり、断面は円形(丸棒あるいは管状)である。
つまり、上記構成をより具体的に言えば、上側支持部材122の軸線、下側支持部材123の軸線、および、中央支持部材124における接続部分124aの軸線は互いに平行であり、かつ、上側支持部材122の軸線と下側支持部材123の軸線を繋いだ平面の後方に、中央支持部材124における接続部分124aの軸線が位置するということである。後述するように、上側支持部材122の軸線と下側支持部材123の軸線を繋いだ平面と、中央支持部材124における接続部分124aの軸線との距離は、バックボード20の盛り上がりの大きさに比例する。つまり、かかる距離を大きくすればするほど、バックボード20の盛り上がりは大きくなる。この距離は、例えば5mm程度に設定される。
このような構成を有するシートフレーム12に対してバックボード20は次のように取り付けられている。シートフレーム12に取り付けられていない状態において、バックボード20は、略矩形の平板状の部材(平板)である。その材質や厚みは、全く撓み変形することができない構成でなければ、特に限定されない。例えば、木製や合成樹脂製の平板を用いることができる。
バックボード20に用いる平板は、その一側縁が上側支持部材122に接続される。また、当該一側縁に対向する他側縁は、下側支持部材123に接続される。そして、一側縁と他側縁のほぼ中央に位置する部分は、中央支持部材124における接続部分124aに接続される。なお、かかる接続(固定)方法は、どのようなものであってもよい。平板の所定部分と各支持部材とを直接接続してもよいし、図2および図3に示すような接続部材21を別途用意し、この接続部材21を介して平板の所定部分と各支持部材とを接続してもよい。なお、図2および図3に示すような接続部材21を用いてバックボード20をシートフレーム12に取り付ける場合、各接続部材21は同一形状のものを適用することができる。
このようにして平板がシートフレーム12に接続されると、平板は上下方向における中央部が盛り上がった形状に変形する。具体的には、上側支持部材122の軸線と下側支持部材123の軸線を繋いだ平面よりも、中央支持部材124における接続部分124aの軸線は後方に位置するから、上側支持部材122の軸線と下側支持部材123の軸線を繋いだ平面と、中央支持部材124における接続部分124aの軸線との距離分中央部が盛り上がった形状となる。これにより、上下方向における中央部が後方に凸状(アーチ状)に盛り上がったバックボード20がシートバック10の背面に構築された構成が得られる。例えば、上記距離が5mmに設定された場合には、バックボード20における盛り上がった部分の頂線(頂点)と、上側支持部材122および下側支持部材123に接続された部分との高さの差が5mmである凸状となる。
布部材30は、バックボード20の表面(後方向きの面)を覆う部材である。荷台となるバックボード20を保護する部材として機能するとともに、シートバック10背面の美的外観を高める部材として機能する。かかる布部材30としては、例えば厚手のカーペット(絨毯)を適用することができる。
本実施形態では、布部材30は、クッション材111を覆うシートカバー112に取り付けられている(縫い付けられている)。具体的には、矩形状であるバックボード20の各側縁より外側位置でシートカバー112に縫い付けられている。これにより、バックボード20の表面全部が布部材30に覆われている。つまり、本実施形態では、バックボード20はシートバック10のシートフレーム12に取り付けられ、布部材30はシートバック10のシートカバー112に取り付けられ、両者は接着されていない。バックボード20はその中央部が盛り上がった凸状であり、布部材30は少なくとも当該凸状の部分に接触した状態にある。すなわち、凸状のバックボード20に押圧されて、布部材30も上下方向における中央部が盛り上がった凸状となっている。したがって、布部材30は、その上側縁および下側縁を支点として上下方向に引っ張られた状態にある。
以上の構成を備える車両用シート1によれば、次のような作用効果が奏される。本実施形態にかかる車両用シート1において、バックボード20は、中央部が盛り上がった凸状となるようにシートバック10の背面に設置される。そのため、シートバック10をシートクッション40に密着するまで前方に傾倒させ、バックボード20を荷台として使用する際、荷物の荷重は凸状(アーチ状)のバックボード20を水平にしようとする方向に働く。つまり、バックボード20はその内部に生ずる圧縮応力によって荷物を支える。したがって、従来のように平板(水平)の状態でバックボード20を設置した場合(曲げ応力によって荷物を支える構成)と比較して、荷台としての強度が向上する。つまり、バックボード20を構成する板材の材質や厚みを変えることなく、荷台としての強度を向上させることができる。
さらに、凸状であるバックボード20により、その表面を覆うように取り付けられた布部材30は上下方向に引っ張られた状態となる。したがって、布部材30に皺等が発生することを防止することができる(布部材30の張り感を出すことができる)。つまり、車両用シート1の美的外観の低下を防止することができる。例えば、図7に示した平板(水平)の状態でバックボード90が設置される従来構成の場合、製造誤差等により、布部材92の上側縁における取り付け位置と下側縁における取り付け位置の間隔が小さくなったりすると、その分布部材92が弛んで布部材92に皺等が発生してしまうおそれがあるが、本実施形態では凸状のバックボード20によって布部材30も凸状となるように上下方向に引っ張られた状態となるから、このようなおそれがない。
このように、本実施形態にかかる車両用シート1は、バックボード20を凸状(アーチ状)とすることによって単に荷台としての強度を向上させるだけでなく、併せて布部材30の張り感を出すことができるという点で優れる。
ここで、適用する布部材30に伸縮しやすい方向がある場合(一方向に伸縮性がある場合)、当該伸縮しやすい方向に引っ張られるように布部材30を配置するとよい。つまり、本実施形態のようにバックボード20が上下方向における中央部が最も盛り上がった凸状となるように配置されるのであれば、布部材30の伸縮しやすい方向が上下方向と一致するように配置するとよい。このようにすれば、伸縮性のある方向に布部材30が引っ張られた状態となるから、さらに皺等が発生しにくくなる。また、布部材30の取り付けが容易である。
また、本実施形態のように、バックボード20が上下方向に盛り上がった凸状である構成とすれば、図4に示すように、バックボード20が設けられた複数の車両用シート1が幅方向に並んで設けられる場合、各シートに設けられたバックボード20同士が段差なく幅方向に連なった形状となるから、バックボード20を凸状にすることによる美的外観の低下が防止できる。なお、例えば、バックボード20が幅方向に盛り上がった凸状である構成としても、上述した「荷台としての強度の向上」および「布部材30の張り感の向上」という効果は発現されるが、各シートに設けられたバックボード20同士の間に段差(谷間)が生じるから、バックボード20が上下方向に盛り上がった凸状である構成よりもシートの美的外観が低下するおそれがある。
また、本実施形態では、バックボード20は、シートフレーム12が有する上側支持部材122、下側支持部材123、および中央支持部材124に取り付けられる。このうち、中央支持部材124は、バックボード20との接続部分124aが、上側支持部材122と下側支持部材123を繋ぐ平面よりも後方に突出している。つまり、平板をシートフレーム12に取り付けるだけで、中央部が凸状に盛り上がったバックボード20をシートバック10の背面に構築することができる。また、このようにして取り付けられたバックボード20は、上側支持部材122、下側支持部材123、および中央支持部材124によって三点支持された状態となるから、荷台としての強度がさらに向上する。
かかるシートフレームへのバックボード20の取り付け構造としては、種々の構成が考えられる。例えば、次のような構成(変形例にかかる車両用シート1)が考えられる。
図5および図6に示すように、この変形例にかかる車両用シート1は、シートフレーム13の構成が上記実施形態にかかる車両用シート1と異なる。具体的には、シートフレーム13の中央支持部材134は、上側支持部材132および下側支持部材133と同じ幅方向に真っ直ぐ延びる部材である点で異なる。つまり、上側支持部材132(の軸線)、下側支持部材133(の軸線)、および中央支持部材134(の軸線)は同一平面状に並ぶ。
このような構成のシートフレーム13に対し、バックボード20は接続部材を介して取り付けられる。接続部材は、バックボード20の上側とシートフレーム13の上側支持部材132を接続する上側接続部材22と、バックボード20の下側とシートフレーム13の下側支持部材133を接続する下側接続部材23と、バックボード20の上下方向における中央部とシートフレーム13の中央支持部材134を接続する中央接続部材24と、を用いる。このうち、上側接続部材22と下側接続部材23とは全く同一の構成である。一方、中央接続部材24は、上側接続部材22および下側接続部材23よりも大きい。
具体的には次のような構成の違いがある。上側接続部材22および下側接続部材23は、バックボード20に接続されるバックボード接続部および支持部材に接続される支持部材接続部を有する。両接続部ともその構成は特に限定されるものではない。例えば、バックボード接続部は、バックボード20をその厚み方向に挟み込んで保持する構成が適用できる。支持部材接続部は、二股状の爪片の間に支持部材を挟み込んで保持する構成が適用できる。
同様に、中央接続部材24もバックボード接続部および支持部材接続部を有する。本変形例では、図6から分かるように、この中央接続部材24におけるバックボード20との接続部分J1(バックボード接続部)と中央支持部材134との接続部分J2(支持部材接続部)の間隔(D1)が、上側接続部材22および下側接続部材23におけるバックボード20との接続部分J3(バックボード接続部)と支持部材との接続部分J4(支持部材接続部)の間隔(D2)よりも大きく設定されている。したがって、上側接続部材22、下側接続部材23、および中央接続部材24を用いてバックボード20をシートフレーム13に取り付けると、バックボード20の中央部が(D1−D2)分盛り上がった凸状となる。
このように、シートフレーム13が有する同一平面上に並ぶ各支持部材に対し、バックボード20の中央部を接続するための中央接続部材24における上記間隔(D1)を、上側接続部材22および下側接続部材23における上記間隔D2よりも大きくすれば、その間隔の差分、接続部材を介してシートフレーム13に取り付けられたバックボード20の中央部が凸状に盛り上がった状態とすることができる。つまり、平板状の材料を各接続部材を介して各支持部材に取り付けるだけで、凸状に盛り上がったバックボード20をシートバック10の背面に構築することができる。また、かかる変形例においても、バックボード20は、各接続部材を介して、上側支持部材132、下側支持部材133、および中央支持部材134によって三点支持された状態となるから、荷台としての強度がさらに向上する。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、布部材30はシートカバー112に取り付けられている(縫い付けられている)ことを説明したが、このような構成に限るものではない。例えば、布部材30の周縁部がバックボード20の周縁部に接続されて取り付けられる構成であってもよい。つまり、凸状に盛り上がったバックボード20によって布部材30が引っ張られた状態となる構成であれば(バックボード20の表面と布部材30の裏面を接着させたものでなければ)、どのような取り付け方法を採用してもよい。
1 車両用シート
10 シートバック
11 シート本体
112 シートカバー
12(13) シートフレーム
122(132) 上側支持部材
123(133) 下側支持部材
124(134) 中央支持部材
124a 接続部分
20 バックボード
22 上側接続部材
23 下側接続部材
24 中央接続部材
30 布部材

Claims (4)

  1. シート本体がシートフレームに支持されたシートバックと、
    このシートバックの背面に設けられるバックボードと、
    このバックボードの表面を覆う布部材と、を備え、
    前記バックボードは、その表面の中央部が盛り上がった凸状となるように前記シートフレームに取り付けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記バックボードは、上下方向における中央部が最も後方に突出した凸状となるように前記シートフレームに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記シートフレームは、
    前記バックボードの上側が接続される幅方向に延びる上側支持部材と、
    前記バックボードの下側が接続される幅方向に延びる下側支持部材と、
    前記バックボードの上下方向における中央部が接続される中央支持部材と、を有し、
    前記中央支持部材における前記バックボードとの接続部分は、前記上側支持部材と前記下側支持部材を繋ぐ平面よりも後方に突出していることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記シートフレームは、同一平面上に並ぶ、
    上側接続部材を介して前記バックボードの上側と接続される幅方向に延びる上側支持部材と、
    下側接続部材を介して前記バックボードの下側が接続される幅方向に延びる下側支持部材と、
    中央接続部材を介して前記バックボードの上下方向における中央部が接続される幅方向に延びる中央支持部材と、を有し、
    前記中央接続部材における前記バックボードとの接続部分と前記中央支持部材との接続部分の間隔は、前記上側接続部材および前記下側接続部材における前記バックボードとの接続部分と前記上側支持部材および前記下側支持部材との接続部分の間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
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