JP2012187351A - 吸引カテーテル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸引カテーテルのカテーテル本体11には、軸線L方向の略全体に亘って吸引用ルーメン13が形成されている。当該吸引用ルーメン13には、カテーテル本体11の遠位側に形成された吸引口14,15を通じて血栓が吸引される。本吸引カテーテルでは、当該吸引口14,15を2つ備えている。これら吸引口14,15は、軸線Lを挟んで対峙するようにして、軸周りに離間させて形成されている。この場合に、吸引用ルーメン13には、第1吸引口14から通じる空間と、第2吸引口15から通じる空間とを仕切るようにして仕切壁部25が形成されている。
【選択図】図2
Description
以下、血栓を吸引除去するための吸引カテーテルに本発明を具体化した第1の実施の形態を、図面に基づいて説明する。先ず図3を参照しながら吸引カテーテル10の概略構成を説明する。図3は吸引カテーテル10の構成を示す概略全体側面図である。
図5に示す吸引カテーテル30では、仕切壁部25の近位端部の位置が、一対の吸引口14,15の近位端部よりも遠位側に存在している。但し、仕切壁部25の近位端部の位置は、吸引口14,15の軸線方向の中央位置よりも当該吸引口14,15の近位端側となっており、さらに吸引口14,15の近位端部付近となっている。当該近位端部付近とは、吸引口14,15の近位端部と仕切壁部25の近位端部との間の軸線方向の距離が、吸引口14,15の近位端部における吸引用ルーメン13の内径R(例えば0.5mm〜2.5mm)に対して120%以下となることである。これにより、第1吸引口14から吸引された血栓により第2吸引口15が塞がれないようにすることが可能となる。また、より好ましくは、100%以下である。なお、本吸引カテーテル30は、上記吸引カテーテル10に対して、上記仕切壁部25の近位端部の位置のみが相違し、他の構成は同一である。
図6に示す吸引カテーテル40は、仕切壁部25の近位端部の位置が、一対の吸引口14,15の近位端部よりも近位側に存在している。但し、仕切壁部25の近位端部の位置は、吸引口14,15の近位端部付近となっている。当該近位端部付近とは、吸引口14,15の近位端部と仕切壁部25の近位端部との間の軸線方向の距離が、吸引口14,15の近位端部における吸引用ルーメン13の内径R(例えば0.5mm〜2.5mm)に対して120%以下となることである。これにより、第1吸引口14から吸引された血栓により当該第1吸引口14が塞がれたとしても、第2吸引口15を通じた吸引の継続により当該血栓を近位側に移動させることが可能となる。また、より好ましくは、100%以下である。なお、本吸引カテーテル40は、上記吸引カテーテル10に対して、上記仕切壁部25の近位端部の位置のみが相違し、他の構成は同一である。
図7に示す吸引カテーテル50は、一対の吸引口14,15の軸線方向の長さ寸法が相違している。この場合、これら吸引口14,15の近位端部の各位置は、軸線方向において相互に同じ位置となっているのに対して、これら吸引口14,15の遠位端部の各位置は、軸線方向において相互に異なる位置となっている。この場合であっても、仕切壁部25の近位端部は、各吸引口14,15の近位端部と軸線方向において同一の位置となっている。
図8に示す吸引カテーテル60は、一対の吸引口14,15の軸線方向の長さ寸法が相違している。この場合、これら吸引口14,15の近位端部の各位置が、軸線方向において相互に異なる位置となっているとともに、これら吸引口14,15の遠位端部の位置も、軸線方向において相互に異なる位置となっている。詳細には、第1吸引口14の遠位端部は、第2吸引口15の遠位端部よりも遠位側に存在しているとともに、第1吸引口14の近位端部は、第2吸引口15の近位端部よりも近位側に存在している。
図9に示す吸引カテーテル70では、軸周りに複数の吸引口が形成されているだけでなく、軸線方向にも複数の吸引口が形成されている。具体的には、上記吸引カテーテル10と同一の第1吸引口14及び第2吸引口15の他に、第3吸引口71及び第4吸引口72が形成されている。第3吸引口71は、第1吸引口14よりも近位側において、当該第1吸引口14と同一線(軸線Lに平行)上に存在するように形成されている。第4吸引口72は、第2吸引口15よりも近位側において、当該第2吸引口15と同一線(軸線Lに平行)上に存在するように形成されている。
本発明は上記各実施の形態の記載内容に限定されず例えば次のように実施しても良い。
Claims (12)
- 吸引口を介して異物を吸引除去する吸引カテーテルにおいて、
前記吸引口として、軸周りに異なる位置となるように形成された複数の吸引口を備え、
吸引カテーテルの内部に、前記複数の吸引口のうち第1吸引口から通じる空間と第2吸引口から通じる空間とを仕切る仕切壁部を備えていることを特徴とする吸引カテーテル。 - 前記第1吸引口から通じる空間及び前記第2吸引口から通じる空間は、前記仕切壁部よりも近位側において前記吸引カテーテル内の同一の空間に連通されていることを特徴とする請求項1に記載の吸引カテーテル。
- 前記仕切壁部の近位端部は、軸線方向において前記第1吸引口の近位端部と同一の位置又はその付近に存在していることを特徴とする請求項2に記載の吸引カテーテル。
- 前記第1吸引口の近位端部及び前記第2吸引口の近位端部は、軸線方向の位置が同一の位置となっており、
前記仕切壁部の近位端部は、軸線方向においてそれら第1吸引口及び第2吸引口の近位端部と同一の位置又はその付近に存在していることを特徴とする請求項2に記載の吸引カテーテル。 - 前記仕切壁部の近位端部は、前記第1吸引口の近位端部と同一の位置又はそれよりも遠位側に存在していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1に記載の吸引カテーテル。
- 前記第1吸引口及び前記第2吸引口は、吸引カテーテルの軸線を挟んで対峙するようにして形成されており、
前記仕切壁部は、前記第1吸引口と前記第2吸引口との間の中間位置において前記軸線を含むように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の吸引カテーテル。 - 前記第1吸引口及び前記第2吸引口よりも遠位側に延在するようにしてガイドワイヤ用ルーメンを備えており、
当該ガイドワイヤ用ルーメンは、その少なくとも一部が前記仕切壁部内を通るようにして形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の吸引カテーテル。 - 前記ガイドワイヤ用ルーメンは、前記仕切壁部の幅方向の中央を通るようにして形成されていることを特徴とする請求項7に記載の吸引カテーテル。
- 前記仕切壁部は、吸引カテーテルの軸線を含むようにして形成されており、
前記ガイドワイヤ用ルーメンにおいて少なくとも前記仕切壁部内を通る領域は、前記軸線上又はその付近に存在するように形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の吸引カテーテル。 - 前記ガイドワイヤ用ルーメンは、
その遠位端部から近位側に向けた所定範囲を構成するとともに、吸引カテーテルの軸線上又はその付近に存在する軸線上領域と、
当該軸線上領域に対して近位側にて連続するとともに、前記軸線に対して所定方向に存在する吸引カテーテルの壁部に偏倚した状態へと遷移させるために形成された遷移領域と、
を備え、
前記軸線上領域は、前記仕切壁部を通るように形成されているとともに、当該軸線上領域と前記遷移領域との境界部分が前記仕切壁部の近位端部又はそれよりも近位側に存在するように形成されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1に記載の吸引カテーテル。 - 前記遷移領域は、前記仕切壁部を近位側に延長させた範囲を通るように形成されていることを特徴とする請求項10に記載の吸引カテーテル。
- 前記第1吸引口及び前記第2吸引口は、その開口面が遠位側に向かうほど吸引カテーテルの軸線寄りとなるように当該軸線に対して傾斜させて形成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1に記載の吸引カテーテル。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018025860A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2019-06-06 | 株式会社カネカ | 吸引カテーテル及び吸引カテーテルの製造方法 |
JP7019329B2 (ja) | 2017-07-10 | 2022-02-15 | 株式会社カネカ | 吸引カテーテル |
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JPH09501337A (ja) * | 1993-08-11 | 1997-02-10 | メドープロ・デザイン,インコーポレイテッド | トリプルルーメンカテーテル |
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2011
- 2011-03-14 JP JP2011055517A patent/JP2012187351A/ja active Pending
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