JP2012186465A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーンルーム内でプロセス処理の結果判定や障害調査を確実に且つ迅速に行うことができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】マイクロ波発生機構と、ガス供給機構とを備えるプロセスモジュールと、ウェハ搬送機構を備えるフロントエンドモジュールとで構成された基板処理装置において、コントローラ100は、基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワーを少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段104と、収集した情報を演算する演算手段104と、収集した情報及び演算した結果の少なくとも一方を蓄積する蓄積手段112とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板に対してプロセス処理を行う基板処理装置に関する。
従来から基板に対してプロセス処理を行う基板処理装置としては、例えば特許文献1の
ように基板に対して加熱処理、冷却処理などのプロセス処理を行う基板処理装置が挙げられる。
特許第4199324号
このような基板処理装置では、プロセス処理に関する処理結果等のデータを生産情報と
して収集し、収集された生産情報を基板処理装置の内部に蓄積し、必要に応じて外部のホ
ストコンピュータに送信し、外部のホストコンピュータで生産情報の解析を行うとされて
いる。
しかしながら、プロセス処理の結果を判定又は装置にトラブル(障害)が発生した際に
障害を調査する時、クリーンルーム内の基板処理装置が収集した生産情報が判定又は調査
材料として不足であるため、クリーンルームから離れた場所に配置されたホストコンピュータの解析結果を求めることがある。その結果、ホストコンピュータ側から解析結果を入
手する時間が必要となり、セキュリティ上の問題で解析結果を入手することが困難である
ことがある。
本発明は上述の問題点を解決し、クリーンルーム内の基板処理装置でプロセス処理の結
果判定や障害調査を確実に且つ迅速に実現することができる基板処理装置を提供すること
を目的とする。
本発明の一の態様によれば、基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供
給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える
処理室と、前記処理室に連接され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少な
くとも構成された基板処理装置であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワーを少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段と、前記収集した前記情報を演算する演算手段と、前記情報及び前記演算した結果の少なく
とも一方を蓄積する蓄積手段とを少なくとも備えた制御手段を有する基板処理装置を提供
する。
本発明によれば、クリーンルーム内の基板処理装置でプロセス処理の結果判定や障害調
査を確実に且つ迅速に実現することができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置のプロセスモジュールの概略構成図であって、特に処理室部分を縦断面で示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置のコントローラを中心とした構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の表示部に表示されるロギング条件情報設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置のコントローラにおいて実行される生産情報累積値の算出方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置のHDDに格納されているロギング条件テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置のHDDに蓄積されている生産情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の表示部に表示される生産情報表示画面の一例を示す図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態の構成>
始めに、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る基板処理装置1の構成について
説明する。ここに、図1は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す図
である。
本発明の実施形態に係る基板処理装置1は、半導体を製造するために予め定められた処
理を実行する半導体製造装置として構成されている。以下、本発明の実施形態に係る基板
処理装置1は、可変のマイクロ波(VFM:Variable Frequency M
icrowave)を利用する装置であるとして説明する。
本発明の実施形態に係る基板処理装置1は、少なくとも、ウェハ120に予め定められ
た処理を施す処理室12(図2参照)等を備えるプロセスモジュール(PM:Proce
ss Module)10と、ウェハ120が搬送される搬送室としてのフロントエンド
モジュール(EFEM:Equipment Front End Module)20
と、ウェハ120が収納された基板収容器(例えば、FOUP(Front−Openi
ng Unifiled Pod)。以下、適宜「ポッド」と略称する)を装置外部の搬
送装置と受渡しする容器載置台としてのロードポート(LP:Load Port)30
とによって構成される。
プロセスモジュール10及びロードポート30は、少なくとも1つずつ設けられる。図
1に示されるように、プロセスモジュール10及びロードポート30が3つずつ設けられ
ている(即ち、図示プロセスモジュール10a、10b、10c及びロードポート30a、30b、30c)が、この構成は一例であって、本発明の構成はこの構成に限定されな
い。なお、以下、プロセスモジュール10a、10b、10c(又はロードポート30a、30b、30c)のいずれかを特定せずに記載する場合には、単にプロセスモジュール
10(又はロードポート30)と略記する。
プロセスモジュール10は、CVD(Chemical Vapor Deposit
ion:化学気相成長)及びALD(Atomic Layer Deposition
:原子層堆積)などによる成膜、アッシング、エッチング及び膜質改善などの処理をウェ
ハ120に実施する。また、プロセスモジュール10は、ウェハ120の処理方式に合わせて、後述するように、マイクロ波発生機構、冷媒供給機構、冷媒排出管、ガス供給機構、ガス排気機構及び温度制御機構などの機構を備える。
プロセスモジュール10は、後述するゲートバルブ(GV:Gate Valve)2
42(即ち、図示ゲートバルブ242a、242b及び242c)を介して、フロントエ
ンドモジュール20と連通可能となっている。フロントエンドモジュール20は、ウェハ
120を搬送する搬送機構としての搬送ロボット200を備える。搬送ロボット200は、ウェハ120を保持する基板保持部としてのアーム(不図示)を上下に1つずつ備えて
いる。搬送ロボット200は、例えば上アームの先に未処理のウェハ120を載せ、各プ
ロセスモジュール10に対して搬入するとともに、処理済のウェハ120を下アームの先
に載せて各プロセスモジュール10から搬出すること(ウェハ120を入れ替えて搬送するスワップ搬送)ができるよう構成されている。
フロントエンドモジュール20は、シャッタ300(即ち、図示300a、300b及
び300c)を介して、ロードポート30と連通可能となっている。ロードポート30は、基板収容器としてのポッドが載置されるように、複数の載置台が設けられている。図1
に示すように、ロードポート30は、プロセスモジュール10PMと同じ数だけ設けられ
ているが、ロードポート30をいくつ設けるかは、ウェハ搬送方式によって異なる。具体
的には、例えば振分方式によってウェハ120を搬送する場合には、ロードポート30は
少なくとも1つ設けられればよく、並列方式によってウェハ120を搬送する場合には、
搬送先を記述した搬送レシピなどに応じて予め定められた数のロードポート30が少なく
とも設けられる。
次に、図2を参照しながら、プロセスモジュール10について説明する。図2は、本発
明の実施形態に係る基板処理装置1のプロセスモジュール10の概略構成図であって、特
に処理室部分を縦断面で示す図である。ここで、後述する各センサ(温度センサ400、
ガス流量センサ402、圧力センサ404、周波数センサ406、RFパワーセンサ40
8)がすべて処理室12内に存在しているように図示されているが、便宜上、処理室12
内に入れているだけで、実際の構成とは異なる場合がある。
図2に示すように、プロセスモジュール10は、処理室12に、冷媒供給機構14、マ
イクロ波発生機構16、ガス供給機構18、ガス排出機構22、ウェハ搬送機構24及び
コントローラ100が備えられた構成となっている。
処理室12を形成する処理容器122は、例えばアルミニウム(Al)やステンレス(
SUS)など金属材料により構成されており、処理室12と外部とをマイクロ波的に遮蔽
する構造となっている。処理室12内には、ウェハ120を支持する基板支持部としての
基板支持ピン124が設けられている。基板支持ピン124は、支持したウェハ120の
中心と処理室12の中心とが垂直方向で略一致するように設けられている。基板支持ピン
124は、例えば石英又はテフロン(登録商標)等からなる複数(本実施形態においては
2本)で構成され、その上端でウェハ120を支持する。ウェハ120の下方であって基
板支持ピン124の下部には、基板冷却部としての導電性の基板支持台126が設けられ
ている。基板支持台126は、例えばアルミニウムなどの導体である金属材料により構成
されている。基板支持台126は、上面から見た形がウェハ120の外径よりも大きい円
形で、円盤状又は円柱状に形成されている。
基板支持台126は金属製であるため、基板支持台126においてはマイクロ波の電位
がゼロとなる。したがって、ウェハ120を基板支持台126に直接置いた場合、マイク
ロ波の電界強度が弱い状態となる。そこで、本実施形態では、基板支持台126の表面か
らマイクロ波の1/4波長(λ/4)の位置、もしくはλ/4の奇数倍の位置にウェハ1
20を載置するようにする。ここでいう基板支持台126表面とは、基板支持台126を
構成する面の内、ウェハ120の裏面と対向する面を言う。λ/4の奇数倍の位置では電
界が強いため、ウェハ120を効率よくマイクロ波で加熱することができる。例えば、5.8GHzに固定したマイクロ波を使用し、マイクロ波の波長が51.7mmであるので、基板支持台126からウェハ120までの高さを12.9mmとすることができる。マ
イクロ波の周波数が時間とともに変化(可変)するようにしてもよい。この場合、基板支
持台126の表面からウェハ120までの高さは、変化する周波数帯の代表周波数の波長
から求めれば良い。例えば、5.8GHz〜7.0GHzまで変化する場合、代表周波数
を変化する周波数帯のセンタ周波数とし、代表周波数6.4GHzの波長46mmより、
基板支持台126の表面からウェハ120までの高さを11.5mmとすればよい。さら
に、固定周波数の電源を複数設け、それぞれから異なる周波数のマイクロ波を切り替えて
供給し、処理するようにしてもよい。
基板支持台126内には、ウェハ120を冷却するための冷媒を流す冷媒流路128が
設けられている。ここでは、冷媒として水を使用しているが、これ以外の冷媒(例えば冷
却チラー)を用いても良い。冷媒流路128は、処理室12の外部において、冷媒排出管
130及び冷媒供給機構14それぞれに接続される。冷媒排出管130は、冷媒流路12
8から冷媒を排出する。
冷媒供給機構14は、冷媒流路128へ冷媒を供給する冷媒供給管140、冷媒供給管
140を開閉する冷媒用バルブ142及び冷媒源144を備える。後述するように、冷媒
用バルブ142は、コントローラ100と電気的に接続されており、コントローラ100
により制御される。
処理容器122の上部であって処理室12の側壁には、マイクロ波発生機構16が設けられている。マイクロ波発生機構16は、マイクロ波発生部160、導波路162及び導
波口164を備え、例えば、固定周波数マイクロ波又は可変周波数マイクロ波を発生する。マイクロ波発生部160としては、マイクロトロンなどの高周波電源が用いられる。マ
イクロ波発生部160によって発生したマイクロ波は、導波路162を介して、処理室1
2と連通する導波口164から処理室12内に導入される。処理室12内に導入されたマ
イクロ波は、処理室12の壁面に対して反射を繰り返す。マイクロ波は処理室12内でいろいろな方向へ反射し、処理室12内はマイクロ波で満たされる。処理室12内のウェハ
120に当たったマイクロ波はウェハ120に吸収され、ウェハ120はマイクロ波により誘電加熱される。なお、ウェハ120の温度は、マイクロ波のパワー、処理室12の大きさや形状、導波口164の位置、及び、ウェハ120の処理室12における位置などに
よって変化する。後述するように、マイクロ波発生部160は、コントローラ100と電
気的に接続されており、コントローラ100により制御される。
処理容器122の上部であって処理室12の上壁には、ガス供給機構18が設けられて
いる。ガス供給機構18は、窒素(N2)などの不活性ガスを導入するガス供給管180、ガス供給管180を開閉するガス供給用バルブ182及びガス供給源184を備える。
ガス供給機構18は、ガス供給用バルブ182を開けることにより、ガス供給管180からのガスを処理室12内に導入し、ガス供給用バルブ182を閉めることにより、ガスの
導入を停止する。ガス供給管180から導入されるガスは、パージガスとして処理室12
内のガスを押し出したりするのに用いられる。また、ガス供給管180は、ガスをウェハ
120の表面に吹きつけるように構成されているので、ウェハ120を冷却するのにも用
いられることがある。後述するように、ガス供給用バルブ182は、コントローラ100
と電気的に接続されており、コントローラ100により制御される。
処理容器122の下部であって処理室12の側壁には、ガス排出機構22が設けられて
いる。ガス排出機構22は、処理室12内のガスを排気するガス排出管220、ガス排出
管220を開閉するガス排出用バルブ222及び排気装置としての真空ポンプ224を備
える。ガス排出機構22は、ガス排出用バルブ222の開度を調整することにより、処理
室12内の圧力を予め定められた値に調整する。後述するように、ガス排出用バルブ22
2は、コントローラ100と電気的に接続されており、コントローラ100により制御さ
れる。
処理容器122の一側面には、ウェハ搬送機構24が設けられている。ウェハ搬送機構
24は、処理室12の内外にウェハ120を搬送するためのウェハ搬送口240、図1を
参照して上述したゲートバルブ242、及び、ゲートバルブ242を駆動させるゲートバ
ルブ駆動部244を備える。
ウェハ搬送機構24は、ゲートバルブ242を開けることにより、処理室12がフロン
トエンドモジュール20(図1参照)と連通するように構成されている。フロントエンド
モジュール20には、搬送ロボット200(図1参照)が設けられている。ウェハ搬送機
構24は、ゲートバルブ242を開くことによって、搬送ロボット200が、処理室12
及びフロントエンドモジュール20の間で、ウェハ120を搬送することが可能なように
構成されている。なお、ウェハ搬送口240の近傍には、ウェハ120の有無を検知する
ウェハ検知センサ246が設けられており、ウェハ120がゲートバルブ242に巻き込
まれないように構成されている。
後述するように、ウェハ検知センサ246は、コントローラ100と電気的に接続され
ている。具体的には、ウェハ検知センサ246によってウェハ120があることが検知された場合、コントローラ100はゲートバルブ242が閉まってウェハ120を巻き込まないよう制御する。
処理室12内のウェハ120の上方には、ウェハ120の温度を検出する温度センサ4
00が設けられている。温度センサ400には、例えば、赤外線センサを用いることがで
きる。後述するように、温度センサ400は、コントローラ100と電気的に接続されて
いる。具体的には、温度センサ400によって検出されたウェハ120の温度が、予め定められた温度よりも高い場合、コントローラ100は、ウェハ120の温度が予め定められた温度となるように、冷媒用バルブ142を制御して、冷媒流路128へ流す冷却水の
流量を調節する。
また、処理室12の内部には、ガス供給管180から導入されるガスの流量を検出する
ガス流量センサ402、処理室12内の圧力を検出する圧力センサ404、マイクロ波発
生部160によって発生したマイクロ波の周波数を検出する周波数センサ406及びマイ
クロ波発生部160によって発生したマイクロ波のRF(Radio Frequenc
y:高周波)パワーを検出するRFパワーセンサが設けられている。後述するように、ガ
ス流量センサ402、圧力センサ404、周波数センサ406及びRFパワーセンサ40
8それぞれは、コントローラ100と電気的に接続されている。
以下、図1及び図2を参照し、プロセスモジュール10における動作について説明する。以下に説明する処理は、半導体装置を製造する複数の工程のうち一工程を構成するもの
である。
[第1の搬送工程]
ウェハ120を処理室12に搬入するウェハ搬入工程において、まず、ゲートバルブ2
42を開き、処理室12とフロントエンドモジュール20とを連通させる。次に、搬送ロ
ボット200により、ロードポート30に載置されたポッドからウェハ120を取り出し、フロントエンドモジュール20を経て処理室12内へ搬入する。処理室12内に搬入されたウェハ120は、搬送ロボット200により基板支持ピン124の上端に載置され、
基板支持ピン124に支持される。次に、搬送ロボット200が処理室12内からフロン
トエンドモジュール20へ戻ると、ゲートバルブ242が閉じられる。
[窒素ガス置換工程]
次に、処理室12内を窒素(N2)雰囲気に置換する。ウェハ120を搬入すると処理
室12の外の大気雰囲気が巻き込まれるので、この大気雰囲気中の水分や酸素がプロセス
に影響しないように処理室12内のN2置換を行う。ガス排出管220から、真空ポンプ
224により処理室12内のガス(雰囲気)を排出するとともに、ガス供給管180から、N2ガスを処理室12内に導入する。このとき、ガス供給用バルブ182を開閉することによって、処理室12内の圧力を予め定められた値(例えば大気圧)に調整する。
[加熱処理工程]
次に、マイクロ波発生部160で発生させたマイクロ波を、導波口164から処理室1
2内に導入し、ウェハ120の表面側から照射する。このマイクロ波照射により、ウェハ
120の表面上のHigh−k膜を100〜600℃に加熱してHigh−k膜を改質、
つまり、High−k膜からCやH等の不純物を離脱させて、緻密化し安定した絶縁体薄
膜に改質することができる(膜質改善)。High−k膜等の誘電体は、誘電率に応じてマ
イクロ波の吸収率が異なる。誘電率が高いほどマイクロ波を吸収しやすい。我々の研究に
よれば、ハイパワーのマイクロ波をウェハ120に照射し処理すると、ウェハ120上の
誘電体膜が加熱され改質される。また、マイクロ波による加熱の特徴は、誘電率εと誘電
正接tanδによる誘電加熱で、この物性値が異なる物質を同時に加熱すると、加熱されや
すい物質、すなわち、誘電率が高い方の物質だけ選択的に加熱できることである。
High−k膜のアニールについて説明すると、ウェハ120の基板材料であるシリコ
ンに比べ、High−k膜は誘電率εが高い。例えば、シリコンの誘電率εは9.6であるが、High−k膜であるHfO膜の誘電率εは25、ZrO膜の誘電率εは35である。よって、High−k膜を成膜したウェハ120にマイクロ波を照射すると、High−k膜だけ選択的に加熱することができる。また、ハイパワーのマイクロ波を照射する方が膜の改質効果が大きい。よって、ハイパワーのマイクロ波を照射すると、急速にHigh−k膜の温度を上昇させることができる。これに対し、比較的低パワーのマイクロ波を長時間照射した場合は、改質プロセス中にウェハ全体の温度が高くなってしまう。時間が経過すると、シリコン自身がマイクロ波により誘電加熱されるのと、マイクロ波が照射されるウェハ表面のHigh−k膜からウェハ裏面側のシリコンへの熱伝導により、シリコンの温度も上昇してしまうからである。ハイパワーのマイクロ波を照射する場合に膜の改質効果が大きい理由は、ウェハ全体が温度上昇し上限温度に達するまでの時間よりも早く誘電体を誘電加熱により高い温度まで加熱することができるためと考えられる。
そこで、本実施形態では、マイクロ波を照射中に、冷媒流路128に冷却水を供給する
ことにより、ウェハ120の温度上昇を抑制する。好ましくは、ウェハ120の温度が上
限温度以下になるように、バルブを制御して、冷媒流路128へ流す冷却水の流量を調節
する。このように、ウェハ120の処理温度を一定とすることにより、複数のウェハ12
0を処理した際のプロセス結果の再現性を向上することができる。
また、加熱処理工程において、ガス供給用バルブ182を開いて、処理室12内にガス
供給管180からN2ガスを導入するとともに、ガス排出用バルブ222により処理室1
2内の圧力を予め定められた値(例えば大気圧)に調整しつつ、ガス排出管220から処
理室12内のN2ガスを排出する。このようにして、加熱処理工程において、処理室12
内を予め定められた圧力値に維持する。本実施形態では、周波数5.8〜7.0GHzの
マイクロ波をパワー1600W、処理室12内の圧力を大気圧として5分間、加熱処理を
行った。このようにして、所定時間、マイクロ波を導入して基板加熱処理を行った後、マ
イクロ波の導入を停止する。ここでは、ウェハ120を水平方向に回転させることなく加
熱処理を行っているが、ウェハ120を回転させながら加熱処理を行ってもよい。
[冷却処理工程]
加熱処理工程が終了すると、処理室12内に導入するN2ガスの流量を制御するとともに、冷媒流路128に供給する冷却水の流量を制御することによって、ウェハ120を冷
却する。具体的には、ウェハ120及び基板支持台126の間にガスが流れるようにしつ
つ、ウェハ近傍のガスの流量を制御するとともに、冷媒用バルブ142を開き、冷媒流路
128に冷却水を供給することにより、ウェハ120を冷却する。このとき、ウェハ12
0の表面はN2ガスによって冷却され、ウェハ120の裏面は冷却水によって冷却され、
ウェハ120の両面が冷却されることになるので、効率よくウェハ120を冷却すること
ができる。
なお、本実施形態では、N2ガスを使用しているが、プロセス的、安全性に問題がなければ、熱伝達率の高い他のガス(例えば希釈Heガス)をN2ガスに追加し、ウェハ12
0の冷却効果を向上させてもよい。
[第2の搬送工程]
一次冷却処理工程が終了すると、上述した第1の搬送工程に示した手順とは逆の手順に
より、処理済みのウェハ120を処理室12から搬出し、フロントエンドモジュール20
に搬入する。次に処理すべき未処理のウェハ120がある場合には、処理済みのウェハ1
20及び未処理のウェハ120を入れ替えて搬送する(スワップ搬送)。
[第3の搬送工程]
第2の搬送工程が終了すると、上述した第1の搬送工程に示した手順とは逆の手順により、処理済みのウェハ120をフロントエンドモジュール20から搬出し、ロードポート
30に載置されたポッドに収納する。
次に、図3を参照し、本発明の実施形態に係るコントローラ100について説明する。
ここに、図3は、本発明の実施形態に係る基板処理装置のコントローラを中心とした構成
の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、コントローラ100は、本発明に係る「制御手段」の一例であり、
I/F部102、メインコントローラ104、HDD112、表示部114及び等を備え、プロセスモジュール10の動作全体を制御可能に構成された電子制御ユニットである。
コントローラ100は、後述するロギング条件の設定処理、生産情報の蓄積処理及び生産
情報の表示処理の一連処理を実行することが可能に構成されている。
I/F部102は、温度センサ400、ガス流量センサ402、圧力センサ404、周
波数センサ406、RFパワーセンサ408、及び基板処理装置1が設置されている図示
しないクリーンルーム外に設置されているホストコンピュータ40等の各部品と各種情報
の送受信を行うことが可能に構成されている。
メインコントローラ104は、基板処理装置1全体の動作を制御するCPU108と、
制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを
一時的に記憶するRAM110とを有している。メインコントローラ104は、本発明に
係る「収集手段」及び「演算手段」の一例であり、例えばROM106に格納された収集
用のプログラムに従って、温度センサ400、ガス流量センサ402、圧力センサ404、周波数センサ406又はRFパワーセンサ408により検出された各情報をI/F部1
02を介して収集し、例えばROM106に格納された収集用のプログラムに従って、収
集された情報に対する演算処理、例えば累積値を演算する処理を実行可能に構成されている。なお、収集された各情報は、各センサにより検出された測定値であってもよいし、実
測値であってもよい。
HDD112は、表示部114及び入力部116などを介して入力された指示データ、
各種レシピ及び各種パラメータに関する情報をファイルとして格納している。HDD11
2は、本発明に係る「蓄積手段」の一例であり、例えば後述するロギング条件テーブル及
び生産情報蓄積データを記憶して保持することが可能に構成されている。
表示部114及び入力部116は、基板処理装置1と一体に、又はネットワークを介し
て設けられている。表示部114は、少なくともモニタ表示、ログ及びアラームなどの解
析並びにパラメータ編集などを行うための操作画面を表示し、後述するロギング条件情報
設定画面500及び生産情報表示画面600を表示することが可能に構成されている。入
力部116は、基板処理装置1の制御コマンドなどのコマンド及び各種レシピ作成時における各種パラメータの設定値を入力することが可能に構成されている。
なお、本発明の実施形態において、HDD112は、図3に示すように、コントローラ
100内に設けられ、メインコントローラ104と別体で設けられているが、クリーンルーム装置内でプロセス処理の結果判定や障害調査を確実に且つ迅速に実現することが可能
である限りにおいて、特に限定されず各種の態様を有してよい。例えば、HDD112は、コントローラ100と別体で設けられてもよいし、メインコントローラ104と一体で
設けられてもよい。
<実施形態の動作>
続いて、図3乃至図8を参照しながら、本発明の実施形態に係る基板処理装置1の動作、即ち後述するロギング条件の設定処理、生産情報の蓄積処理及び生産情報の表示処理に
ついて説明する。
まず、図4乃至図6を参照し、ロギング条件の設定処理について説明する。ここに、図
4は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1の表示部116に表示されるロギング条件
情報設定画面500の一例を示す図であり、図5は、本発明の実施形態に係る基板処理装
置1のコントローラ100において実行される生産情報累積値の算出方法の一例を示す図
であり、図6は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1のHDD112に格納されているロギング条件テーブルの一例を示す図である。
図4に示すように、表示部114及び入力部116によりロギング条件の設定指示を受
けると、ロギング条件が、表示部112に表示されているロギング条件情報設定画面50
0から、表示部114及び入力部116を介して設定される。
ロギング条件情報設定画面500は、ロギング条件表示エリア502、ステップID設
定エリア504、ロギング項目設定エリア506及び種別設定エリア508を有する。ス
テップID設定エリア504には、生産情報の蓄積処理が実行されるタイミングのプロセ
ス処理のステップIDが設定される。図4に示すように、ステップID設定エリア504
は、プロセス処理のうちすべての実行可能なステップID、例えば「WAIT」、「Tr
ansfer」及び「Process」などから選択して設定することが可能に構成され
ている。
ロギング項目設定エリア506には、基板処理装置1の各センサから検出され収集され
可能な生産情報がロギング項目として設定される。例えば、図4に示すように、ロギング
項目設定エリア506は、温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワーから選択して設定
することが可能に構成されている。即ち、ロギング項目が設定されることにより、本発明
に係る「温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワーを少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段」の一例が実現されている。
種別設定エリア508には、収集された生産情報に対する行う演算の演算方法がロギン
グ項目の種別として設定される。ここで、種別それぞれに対応する算出値の演算方法とし
ては、種別が素データに設定された場合は、温度センサ400、ガス流量センサ402、
圧力センサ404、周波数センサ406、RFパワーセンサ408により検出された測定
値又は実測値をそのまま算出値とし、最大値に設定された場合は、生産情報の蓄積期間開
始後、定周期で取得した素データのうちで最も大きい値を算出値とし、最小値に設定され
た場合は、生産情報の蓄積期間開始後、定周期で取得した素データのうちで最も小さい値を算出値とし、平均値に設定された場合は、生産情報の蓄積期間開始後、定周期で取得し
た素データの平均値を算出値とし、累積値に設定された場合は、生産情報の蓄積期間開始
後、定周期で取得した素データを合計した値を算出値とする。
なお、本発明の実施形態において、図4に示すように、本発明の「演算手段」一例であるメインコントローラ104に実行される演算方法としては、最大値、最小値、平均値、
累積値の演算が例示されているが、本発明に係る「制御手段」の一例であるコントローラ
100がクリーンルーム装置内でプロセス処理の結果判定や障害調査を実現することが可
能である限りにおいて、特に限定されず各種の態様を有してよい。例えば、プロセス処理
の結果判定や障害調査の必要に応じて、別の演算方法を種別として追加してもよい。また、ロギング条件の項目は、プロセス処理の結果判定や障害調査の必要に応じて、ステップ
ID、ロギング項目及び種別に限定されず、各種の態様を有してよい。
ここで、図5を参照し、メインコントローラ104において実行される生産情報の累積
値の算出方法について説明する。累積値の算出方法の一例としては、生産情報の実測値(
即ち、図示トレースデータ)は、各センサにより定周期、例えば図5に示すように1秒で
検出され加算される。図5に示すように、例えば生産情報の蓄積期間が2010年12月
24日9時14分34秒から36秒までの期間と設定される場合、検出されたトレース項
目1のデータ値及びトレース項目2のデータ値それぞれを1秒ごとに合計して算出するようになっている。
各ロギング条件が設定されると、設定されたロギング条件がロギング条件表示エリア5
02に表示されるとともに、RAM108に一時的に格納される。ロギング条件情報設定
画面500からロギング条件の設定が終了すると、図6(a)に示すように、RAM10
8に一時的に格納されているロギング条件がHDD112に送信され、ロギング条件テー
ブルとして格納されている。ロギング条件テーブルの詳細な内容としては、図6(b)に
示すように、ヘッダ情報と詳細情報で構成され、ヘッダ情報はロギング条件テーブル名称
と総ロギング項目数で構成され、詳細情報は図4に示すロギング条件情報設定画面500
から設定されたロギング条件項目に応じて、ステップID、ロギング項目及び種別などで
構成されている。
なお、本発明の実施形態において、ロギング条件が基板処理装置1側の表示部114及
び入力部116を介して設定されているが、特に限定されず、例えばホストコンピュータ
40側で設定されてもよい。
次に、図7及び図8を参照し、生産情報の蓄積処理、生産情報の表示処理について説明
する。図7は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1のHDD112に蓄積されている
生産情報の一例を示す図であり、図8は、本発明の実施形態に係る基板処理装置1の表示
部116に表示される生産情報表示画面600の一例を示す図である。
CPU108は、シーケンスプログラムを起動し、該シーケンスプログラムに従って、
例えばHDD112に格納されたレシピのコマンドを呼び込み実行することで、レシピの
ステップが逐次実行され、I/F部102を介してウェハ120を処理するための制御指
示が送信され、基板処理装置1内の各部の制御を行なう。これにより、上述したウェハ1
20(図2参照)の処理が行なわれる。なお、ホストコンピュータ40からの指示についても同様に上記のレシピ実行処理が行われるようにしてもよい。
レシピ実行時に生産情報の蓄積処理を行うため、ロギング条件テーブルをHDD112
に格納されたレシピに関する情報とリンク付けする。ロギング条件テーブルとリンク付け
されている場合、蓄積すべき期間であるか否か、即ち実行されているステップのIDがロ
ギング条件の設定処理において設定エリア504に設定されたステップIDであるか否か
を判定する。蓄積期間であると判定された場合、該当するロギング項目の情報を生産情報
蓄積データとして蓄積処理を行う。即ち、設定されたステップID及びロギング項目ごと
にデータを生産情報として収集して、収集された情報を設定された種別で演算して、HD
D112に送信する。図7(a)及び図7(b)に示すように、2010年12月24日
の8時30分20秒から10時15分20秒までの成膜プロセスの実行が行われると共に、生産情報の蓄積処理が行われる。
次に、図8を参照し、生産情報の表示処理について説明する。ユーザがプロセス処理の
結果を判定する、或いは基板処理装置1に実行されたプロセス処理に発生したトラブル(
障害)を調査する際、生産情報の表示処理が実行される。例えば、ユーザの指示に応じて、図8に示すように、生産情報の蓄積処理で蓄積された生産情報蓄積データが生産情報表
示画面600の形で表示部116の表示画面に表示される。
このように、メインコントローラ104に実行されるロギング条件の設定処理、生産情
報の蓄積処理及び生産情報の表示処理により、クリーンルーム内でプロセス処理の結果判
定や障害調査を確実に且つ迅速に実現することができる。
<具体的な実施例>
次に、具体的な実施例を挙げて本願実施の形態において説明する。ここで、上述した各工程において、加熱処理工程以外の工程については同一であるため、加熱処理工程以外の各搬送工程や窒素ガス置換工程等の説明は省略する。そして、本実施形態に係る基板処理装置1の動作、ロギング条件の設定処理、生産情報の蓄積処理及び生産情報の表示処理についても同様に、上述した内容と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<加熱処理工程>
本実施形態では、周波数5.8〜7.0GHzの間で周波数を任意に可変させながらマイクロ波をパワー1600W、処理室12内の圧力を大気圧、設定時間(加熱処理時間)を5分間として、加熱処理を行った。このようにして、所定時間、マイクロ波を導入して基板加熱処理を行った後、マイクロ波の導入を停止した。
このとき、上記周波数のセンタ周波数である6.4GHzの波長46mmより、基板支持台126の表面からウェハ120までの高さは11.5mmとしている。しかしながら、ウェハ120毎に周波数を可変させながらマイクロ波で加熱させているが、設定時間5分に対して誤差が生じてしまうことがある。つまり、本実施形態において、供給されるRFパワーについて誤差が生じてしまう。
一般的に、基板処理装置1で実行されたプロセス処理に発生したトラブル(障害)を調査する際、基板に所定の処理を施す工程である加熱処理工程における生産情報の表示処理が実行される。特に本実施形態において、基板加熱処理で処理時間の設定が5分であるのに対して、実際の処理時間に誤差が生じてしまう要因が着目される。例えば、加熱処理工程において、ウェハ120への加熱がどのように行われていたかの詳細情報が必要である。
そこで、図8に示すように、例えば、生産情報の蓄積処理で蓄積された生産情報蓄積データが生産情報表示画面600の形で表示部116の表示画面に表示される。そして、ユーザは、表示された生産情報のうちステップIDが「Process」のロギング項目であるRFパワーの種別や値を確認することにより、ウェハ120への加熱状態を容易に把握できる。特に、種別が「累積値」は、加熱処理工程におけるRFパワーの実測値を示すので、ウェハ120に加えられた正確なRFパワーを把握することが可能となる。
このように、RFパワーは、膜質に大きく影響されるので、所定の期間にウェハ120に加わる正確なRFパワーの実測値を操作画面上に表示することにより、操作者(ユーザ)に障害調査に必要な情報を容易に提供することができる。
また、図4に示すロギング条件において、ステップIDが「Process」、ロギング項目が「RFパワー」、種別が「素データ」をそれぞれ選択(設定)して、加熱処理工程におけるRFパワーの素データを蓄積するようにして、図8に示す生産情報表示画面600から選択すると、加熱処理工程におけるRFパワーのトレースグラフ(縦軸がRFパワーの実測値で横軸がステップID時間の折れ線グラフ)が表示されるように構成しても良い。このように構成することにより、更に、操作者(ユーザ)に障害調査に必要な情報を提供することができ、障害調査を確実に且つ迅速に実現することができる。
本発明の実施形態では、基板上に薄膜を形成する半導体製造装置だけでなく、LCD(
Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)装置のようなガラ
ス基板を処理する処理装置にも適用することができる。成膜処理には、例えば、CVD、
PVD(Physical Vapor Deposition:物理気相成長法)、酸
化膜、窒化膜を形成する処理、金属を含む膜を形成する処理等を含む。また、本発明の実
施形態は、他の基板処理装置、例えば露光装置、リソグラフィ装置、塗布装置、プラズマ
を利用したCVD装置等にも適用できる。
〔付記〕
以下に、本実施形態に係る好ましい態様を付記する。
〔付記1〕
基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
置であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、
RFパワーを少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段と、前記収集した前記情報を演
算する演算手段と、前記情報及び前記演算した結果の少なくとも一方を蓄積する蓄積手段とを少なくとも備えた制御手段を有し、前記演算した結果は、前記情報を累積した累積値
を含む基板処理装置。
〔付記2〕
基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
置であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、
RFパワーを少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段と、前記収集した前記情報を演
算する演算手段と、前記情報及び前記演算した結果の少なくとも一方を蓄積する蓄積手段とを少なくとも備えた制御手段を有し、前記蓄積手段は、前記基板を処理する際に実行されるレシピに関する情報を蓄積する基板処理装置。
〔付記3〕
基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
置であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、
RFパワーを少なくとも一つ含む情報を所定周期で一時的に蓄積する手段を有し、前記所
定周期で前記情報を蓄積する際に、前記情報の累積値を演算する演算手段と、を少なくと
も備えた制御手段を有する基板処理装置。
〔付記4〕
基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かっ
て不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
置であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、
RFパワーを少なくとも一つ含む情報を蓄積する条件を設定する設定画面や前記設定画面
に設定された条件に従って蓄積された情報(生産情報)を表示する生産情報画面を少なく
とも表示する表示手段を有する基板処理装置。
〔付記5〕
基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
置における表示方法であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワーを少なくとも一つ含む情報を蓄積する条件を設定し、前記設
定された条件に従って蓄積された情報(生産情報)を表示する基板処理装置の表示方法。
〔付記6〕
基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
置であって、前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、
RFパワーを少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段と、少なくとも一つの所定の設
定条件(ロギング条件テーブル)をファイルとして格納する格納手段と、前記収集される
情報に関して前記設定条件に従い蓄積される情報(生産情報)をファイルとして蓄積する
蓄積手段を有する基板処理装置。
〔付記7〕
前記ファイルは、ヘッダ情報とデータ詳細情報で構成される付記6の基板処理装置。
〔付記8〕
前記データ詳細情報は、データ番号毎に、ステップIDに関する情報、データ項目情報、データ種別情報を有する付記7の基板処理装置。
〔付記9〕
基板を処理する際に生成される温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワーを少なくと
も一つ含む情報を蓄積し、蓄積された情報のうち所定の情報を演算し、前記情報と共に前
記演算した結果をそれぞれ画面上に表示する基板処理装置の表示方法。
本発明に係る基板処理装置は、基板に対してプロセス処理を行う基板処理装置に利用可
能である。
1 基板処理装置
10 プロセスモジュール
12 処理室
14 冷媒供給機構
16 マイクロ波発生機構
18 ガス供給機構
20 フロントエンドモジュール
22 ガス排出機構
24 ウェハ搬送機構
30 ロードポート
40 ホストコンピュータ
100 コントローラ
102 I/F部
104 メインコントローラ
106 ROM
108 CPU
110 RAM
112 HDD
114 表示部
116 入力部
120 ウェハ
400 温度センサ
402 ガス流量センサ
404 圧力センサ
406 周波数センサ
408 RFパワーセンサ
500 ロギング条件設定画面
502 ロギング条件表示エリア
504 ステップID設定エリア
506 ロギング項目設定エリア
508 種別設定エリア
600 生産情報表示画面

Claims (1)

  1. 基板の表面に向かってマイクロ波を供給するマイクロ波供給部と、基板の表面に向かって不活性ガスを供給するガス供給部と、を少なくとも備える処理室と、前記処理室に連接
    され、前記基板を搬送する搬送機構を備える搬送室とで少なくとも構成された基板処理装
    置であって、
    前記基板を処理する際において発生される温度、ガス流量、圧力、周波数、RFパワー
    を少なくとも一つ含む情報を収集する収集手段と、前記収集した前記情報を演算する演算
    手段と、前記情報及び前記演算した結果の少なくとも一方を蓄積する蓄積手段とを少なく
    とも備えた制御手段を有する基板処理装置。
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