JP2012184543A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012184543A
JP2012184543A JP2011046324A JP2011046324A JP2012184543A JP 2012184543 A JP2012184543 A JP 2012184543A JP 2011046324 A JP2011046324 A JP 2011046324A JP 2011046324 A JP2011046324 A JP 2011046324A JP 2012184543 A JP2012184543 A JP 2012184543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
snow melting
melting tank
exhaust gas
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011046324A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetake Chiba
秀岳 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AAI KK
Original Assignee
AAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AAI KK filed Critical AAI KK
Priority to JP2011046324A priority Critical patent/JP2012184543A/ja
Publication of JP2012184543A publication Critical patent/JP2012184543A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 除去されて堆積した大量の雪を他の場所に搬送するための車両および要員を不要なものとすることにより、除雪に必要なコストを低減することができる融雪装置を実現する。
【解決手段】 投入された雪を融かすための融雪槽10の内部に、内燃機関40における排気口に一方の端部が接続された、内燃機関40より排出される排気ガスが流通する排気管20を導入し、排気ガスの下流側端部を融雪槽10の外部に導く。融雪槽10底部の隔壁11と融雪槽10の底壁との間の空隙部に、発電器31からの電流の供給を受けて発熱する電熱ヒータ30を配設する。融雪槽10の底部に、融雪水を融雪槽10より外部に排出するための排水口12を、融雪槽10底部の隔壁11および底壁を貫通して設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は融雪装置に関する。具体的には、例えば、人手により建物の屋根より除去され、あるいは、除雪機により道路の路面上より除去されて堆積した大量の雪を、他の場所に搬送するための車両および要員に係る費用を不要化し、また、融雪に要したエネルギーをさらに融雪に利用することにより、除雪に必要なコストを低減することができる融雪装置を提供せんとするものである。
降雪量が多く積雪が深くなると、道路交通が妨げられ、家屋の倒壊の危険性が生ずる。そのため、例えば、道路の路面上の積雪を除去する場合は、ラッセル除雪車やロータリ除雪車等を用いて、積もった雪を左右に排除したり、左右に跳ね飛ばすことが行われている。
しかし、道路の路面上の積雪を左右に排除したり跳ね飛ばすという除雪方法では、排除されたり跳ね飛ばされた雪が大量に堆積するため、堆積した大量の雪を他の場所に搬送する必要と、大量の雪を投棄する場所が必要であった。
そこで、車両に搭載した内燃機関より排出される排気ガスを、積もった雪に向けて噴射して融かす融雪装置が提案されている。この融雪装置では、車両における排気音を低減するマフラーを主要な構成要素とする主排気管のテールパイプの後端外周に、後部が下方に向けて折曲したL字状の補助排気管を、着脱自在に装着するようにしている。
したがって、車両の内燃機関を作動させると、排気ガスが、補助排気管の下端の排気口より下方に向けて噴射され、排気口の直下において積もった雪は融けることになる。
特開平9−235711号公報
しかしながら、車両におけるマフラーを主要な構成要素とする主排気管より排出される排気ガスの温度は、約40〜180℃とばらつきがある。したがって、車両を走行させることなく一定時間停車している場合は、排気口直下の積雪のみを融かすことは可能であるが、車両を走行させながら広範囲にわたって融雪することはできないという解決すべき課題があった。
そこで、上記課題を解決するために、本発明はなされたものである。そのために、本発明では、つぎのような手段を用いるようにした。すなわち、燃料の燃焼により機械的エネルギーを得る熱機関における排気ガスまたは熱機関を冷却する冷却水を排出する側に、排出される排気ガスまたは昇温した冷却水が流通する管の一方の端部を接続する。この管を、投入された雪を収容して融かす融雪槽の内部に導き、排気ガスまたは昇温した冷却水の下流側端部を融雪槽の外部に導いて排気音を低減するマフラまたは昇温した冷却水を冷却するラジエータに接続するとともに、融雪槽の内部を加熱する電熱を用いた加熱手段を配する。以上のような手段を用いるようにした。
本発明によるならば、除雪する場所において直ちに融雪することができることから、ラッセル除雪車やロータリ除雪車等により除雪する場合のように、左右に排除されたり跳ね飛ばされて堆積した大量の雪を他の場所に搬送する必要がない。すなわち、大量の雪を搬送するための車両および要員を要しないので、低コストで除雪することが可能となる。
また、単に車両より排出される排気ガスを下方に噴射する融雪装置とは異なり、移動しながら道路の路面などに積もった雪を確実に融雪することができるとともに、本発明に係る融雪装置により雪を融かして得られる融雪水を散布すれば、広範囲にわたって融雪することもできることになる。
さらに、車両の内燃機関などに所要の要素を付加して構成することが可能であるので、降雪がない時季においては、付加する要素を取り外して保管しておくことができる。したがって、本発明によりもたらされる効果は、実用上極めて大きい。
本発明の一実施例の構成を示す、一部を切欠いて断面表示した側面図である。 図1に示した排気管の融雪槽内における構成を示す平面図である。 図1に示した融雪装置を台車上に搭載してオーガ装置およびシュートを連設した構成を示す側面図である。 図1に示した排気管の融雪槽内における他の構成を示す平面図である。 図1に示した排気管の融雪槽内におけるさらに他の構成を示す平面図である。 図1に示した融雪槽に融雪水を噴射する噴射管を付設した構成を示す正面図である。
本発明による融雪装置は、熱機関における排気ガスを排出するための排気口に、熱機関より排出される排気ガスが流通する排気管の一方の端部を接続したうえで、この排気管を、投入された雪を収容して融かすための融雪槽の内部に導き、排気ガスの下流側端部を融雪槽の外部に導く。発電器より電流が供給されて発熱する電熱ヒータを、融雪槽の底部に配する。以下、実施例により詳しく説明する。
本発明の一実施例の構成を、図1に示し説明する。ここで、図1は、本実施例における融雪装置の構成を示す、一部を切欠いて断面表示した側面図である。
図1において、10は、投入されて収容された雪を融かすための融雪槽であり、四角缶状に形成され上部が開口している(融雪槽10を支持する支持部材の図示は、省略している。)。この融雪槽10の内部には、内燃機関40における図示されてはいない排気口に一方の端部が接続された、内燃機関40より排出される排気ガスが流通する四角筒状の排気管20が導入されている。ここにおける内燃機関40は、本実施例では、空冷式ポンプ用のエンジンを用いている。なお、融雪槽10の形状は四角缶状以外のものであってもよく、排気管20の形状も四角筒状以外のものであってもよい。
内燃機関40からの排気ガスが流通する排気管20は、融雪槽10内部の底部において、図2(平面図)に示すように、平面形状がコ字状に配設され、排気ガスの下流側端部が融雪槽10の外部に導かれている。融雪槽10の外部に導かれた排気管20の端部には、排気音を低減するためのマフラ50(図1)が接続されている。
図1において、融雪槽10内の排気管20の下方には、隔壁11と融雪槽10の底壁との間の空隙部に、融雪槽10の内部を加熱するための、発電器31からの電流の供給を受けて発熱する電熱ヒータ30が配設されている。また、融雪槽10の底部には、融雪水を融雪槽10より外部に排出するための排水口12が、融雪槽10底部の隔壁11および底壁を貫通して設けられている。なお、融雪槽10の内部を加熱するための電熱を用いた加熱手段は、融雪槽10の内部空間に配するようにしてもよい。
つぎに、以上のように構成された融雪装置を用いて融雪する方法について説明する。本装置により融雪する場合は、まず、内燃機関40を作動させるとともに、発電器31より電熱ヒータ30に電流を供給して電熱ヒータ30を発熱させる。
内燃機関40が作動すると、排気ガスが内燃機関40より排出され、排出された排気ガスは、排気管20内を流通して排気管20は発熱する。また、融雪槽10底部の隔壁11(図1)が、電熱ヒータ30による加熱によって発熱する。
そこで、加熱された融雪槽10内に、その上部開口を介して雪を投入すると、融雪槽10内に投入された雪は、融雪槽10内に導かれた排気管20および融雪槽10底部の隔壁11の発熱作用により融けることになる。本願発明者が行った実験によると、作動する内燃機関40の排気口における排気ガスの温度は150〜170℃、融雪槽10内に雪を投入しない状態で、融雪槽10内の排気管20の表面温度は150〜170℃、融雪槽10の底部の隔壁11(図1)の表面温度は80℃であり、融雪槽10内に投入された雪は充分に融けるとの結果を得ている。
なお、図1に示した融雪装置は、例えば、手押し式の台車上に搭載して移動可能とすることができる。その場合は、図3(側面図)に示すように、台車70上に搭載された内燃機関40が具備する回転軸41に、積もった雪を掻き込むオーガ装置60を駆動するための駆動軸61を連結して、オーガ装置60を駆動させ、これにより掻き込まれた雪を、ブロワ(図示せず)により、オーガ装置60に付設されたシュート62を介して融雪槽10内に投入するようにするとよい。
以上においては、内燃機関40としてポンプ用のエンジンを用いる場合を、例に挙げて説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。その他にも、例えば、自動車、トラクター、耕耘機などのエンジンを用いる場合にも、本発明は適用され得るものである。
また、融雪のために利用する排気ガスは、内燃機関40より排出される排気ガスに限られるものではなく、外燃機関より排出される排気ガスを利用するようにしてもよい。すなわち、燃料の燃焼により機械的エネルギーを得る熱機関を用いる場合に、本発明は適用し得るものである。
さらに、図2では、融雪槽10内に導入された排気管20は、平面形状がコ字状に形成されたものを、例として説明した。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、図4(平面図)に示すように、平面形状がジクザク状に形成された排気管20B、あるいは、図5に示すように、平面形状が単に直線状に形成された排気管20Cを、融雪槽10内に導入するようにしてもよい。
また、図6(正面図)に示すように、融雪槽10底部の排水口12を介して排出される融雪水(温度は18〜27℃)を、ポンプ90を使用して多数の噴射孔を有する噴射管80より下方に向けて噴射するようにしてもよい。このように構成すれば、融雪槽10より排出される融雪水によっても、道路の路面などに積もった雪を融かすことができることになる。
なお、本発明による融雪装置は、熱機関の排気ガスではなく、水冷式の熱機関内における冷却水の水路であるウォーター・ジャケットを流通して昇温した冷却水を用いるようにしてもよい。すなわち、ウォーター・ジャケット側と、ウォーター・ジャケットを流通して昇温した冷却水を冷却するラジエータ側とを連結するラジエータ・アッパーホースを取り外したうえで、ウォーター・ジャケットを流通して昇温した冷却水がラジエータに戻る熱機関における戻り側に、昇温した冷却水が流通する管の一方の端部を接続して、この管を融雪槽10内に導入し、かつ、昇温した冷却水の下流側端部を融雪槽10の外部に導いてラジエータにおける昇温した冷却水が流入するアッパー側に接続する構成としてもよい。
10 融雪槽
11 隔壁
12 排水口
20,20B,20C 排気管
30 電熱ヒータ
31 発電器
40 内燃機関
41 回転軸
50 マフラ
60 オーガ装置
61 駆動軸
62 シュート
70 台車
80 噴射管
90 ポンプ

Claims (2)

  1. 投入された雪を収容して融かすための融雪槽手段(10)と、
    熱機関(40)における排気ガスを排出するための排気口に一方の端部が接続されて前記融雪槽手段の内部に導かれ、前記排気ガスの下流側の端部が前記融雪槽手段の外部に導かれた、前記熱機関より排出される排気ガスが流通する管手段(20)と、
    前記融雪槽手段の内部を加熱するための電熱を用いる加熱手段(30)とを
    具備した融雪装置。
  2. 投入された雪を収容して融かすための融雪槽手段(10)と、
    水冷式の熱機関内のウォーター・ジャケットを流通して昇温した冷却水が前記昇温した冷却水を冷却するためのラジエータに戻る前記熱機関における戻り側に一方の端部が接続されて前記融雪槽手段の内部に導かれ、前記昇温した冷却水の下流側の端部が前記融雪槽手段の外部に導かれて前記ラジエータにおける昇温した冷却水が流入するアッパー側に接続された、前記昇温した冷却水が流通する管手段と、
    前記融雪槽手段の内部を加熱するための電熱を用いる加熱手段(30)とを
    具備した融雪装置。
JP2011046324A 2011-03-03 2011-03-03 融雪装置 Withdrawn JP2012184543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011046324A JP2012184543A (ja) 2011-03-03 2011-03-03 融雪装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011046324A JP2012184543A (ja) 2011-03-03 2011-03-03 融雪装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012184543A true JP2012184543A (ja) 2012-09-27

Family

ID=47014839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011046324A Withdrawn JP2012184543A (ja) 2011-03-03 2011-03-03 融雪装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012184543A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014056206A1 (zh) * 2012-10-13 2014-04-17 Yuan Ziqi 融雪箱
CN110064621A (zh) * 2019-05-16 2019-07-30 贵州电网有限责任公司 一种便携式多功能高压热水融冰装置和方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014056206A1 (zh) * 2012-10-13 2014-04-17 Yuan Ziqi 融雪箱
CN110064621A (zh) * 2019-05-16 2019-07-30 贵州电网有限责任公司 一种便携式多功能高压热水融冰装置和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5749747B2 (ja) 液体還元剤を提供する装置
CN104081013B (zh) 排气后处理单元及搭载该排气后处理单元的建筑车辆
JP6311077B2 (ja) 液化除雪装置
US9290899B2 (en) Snow removal vehicle
EP2752327A1 (en) Construction vehicle equipped with exhaust-gas post-processing device
US20140124284A1 (en) Construction Vehicle Equipped with Exhaust Aftertreatment Device
JP2008545907A (ja) 除雪システム
JP2005351253A (ja) 還元剤容器の構造
JP2012184543A (ja) 融雪装置
JP4520518B2 (ja) 融雪機
KR101697962B1 (ko) 제설장치
RU2422583C1 (ru) Устройство для уборки и переработки снега
KR100838159B1 (ko) 고용해력을 갖는 적설 용해장치
RU2428540C2 (ru) Устройство для плавления снега, допускающее работу со снежным стартом
KR100461775B1 (ko) 용해력이 향상된 적설용해장치
KR101456291B1 (ko) 클린 디젤 시스템
JP2006307501A (ja) 融雪車
KR101940667B1 (ko) 배기가스로 가열되는 가열수 분사를 이용한 제설차
KR101333619B1 (ko) 사이클론방식의 적설융해수단을 구비하는 제설차
RU2457967C2 (ru) Система подачи охлаждающего воздуха для рельсового транспортного средства
JP2537747B2 (ja) 融雪車
KR200480756Y1 (ko) 차량용 배기열과 광학적 레이저를 이용한 친환경적인 차량용 제설장치
CN217923336U (zh) 一种用于铁路轨道的融雪辅助装置
KR200480452Y1 (ko) 엔진의 연소열을 이용한 차량용 스팀제설장치
RU74135U1 (ru) Система обогрева дорожного покрытия

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140513