JP2006307501A - 融雪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】 単に加熱手段のみでなく、移送と同時に掻き集めた雪片を、チェーンベルトなどの搬送手段で移送し乍ら融雪できるようにし、かつ搬送手段には、加熱流体循環手段を設けて、途中通過する雪片を融解して水に変換し、下方のタンク内に収納して処理できるようにした融雪車の提供。
【解決手段】 キャタピラ2などの駆動手段1を備え、ハンドル6操作で走行でき、前部に雪掻き上げローダー5を有すると共に、このローダー5に続いて雪の搬送と落下を行う環状の雪搬送手段7を設け、この雪搬送手段7の中間位置に雪を加熱溶融するバーナー11、循環水パイプ12などの雪加熱溶解手段23を設けて、溶融して得た水分を、水槽14内に収納できるようにして成ることを特徴とする融雪車。
【選択図】 図1
【解決手段】 キャタピラ2などの駆動手段1を備え、ハンドル6操作で走行でき、前部に雪掻き上げローダー5を有すると共に、このローダー5に続いて雪の搬送と落下を行う環状の雪搬送手段7を設け、この雪搬送手段7の中間位置に雪を加熱溶融するバーナー11、循環水パイプ12などの雪加熱溶解手段23を設けて、溶融して得た水分を、水槽14内に収納できるようにして成ることを特徴とする融雪車。
【選択図】 図1
Description
本発明は、融雪機能に優れ、かつ使い易い融雪車に関する。
積雪状態を解消する手段として、一般には除雪作業が知られている。ところが、除雪により局部的な除雪が可能となるが、除雪作業車が積雪下の施設、例えばビニールハウスなどを破壊したり、或は除雪された廃棄分が積雪量をより増やして、全体の積雪量が減らない、という問題があった。
また、この除雪車に代わり、融雪車も知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
実用新案登録第3078172号公報
特開昭58−013810号公報
ところで、特許文献1に示すものは、掻き取られる雪を雪片化して燃焼装置を用いて、燃焼ガスを発生させ、融雪板を用いて暖められた融雪板上の雪を融雪しており、融雪機能に問題があった。
同様に、特許文献2は、バーナ放出により火焔融雪を試みているが、広大な地域を能率よく融雪することは困難であった。
本発明は叙上の点に着目して成されたもので、単に加熱手段のみでなく、移送と同時に掻き集めた雪片を、チェーンベルトなどの雪搬送手段で移送し乍ら融雪できるようにし、かつ雪搬送手段には、内側に雪加熱溶解手段を設けて、途中通過する雪片を融解落下させて水に変換し、下方のタンク内に収納して処理できるようにした融雪車を得ることを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために、以下(1)〜(3)の構成を備える。
(1)キャタピラなどの駆動手段を備え、ハンドル操作で走行でき、前部に雪掻き上げローダーを有すると共に、このローダーに続いて雪の搬送と落下を行う環状の雪搬送手段を設け、この雪搬送手段の中間位置に雪を加熱溶融するバーナー、循環水パイプなどの雪加熱溶解手段を設けて、溶融して得た水分を、水槽内に収納できるようにして成ることを特徴とする融雪車。
(2)雪搬送手段は、網状ベルトで形成し、ブロック状の網板を組込んで環状に形成して成ることを特徴とする融雪車。
(3)雪搬送手段には、搬送方向に向けて漸次高くなる傾斜位置に傾斜空間を設け、この傾斜空間に、雪加熱溶解手段を設けて成ることを特徴とする融雪車。
本発明によれば、各種の積雪状態の雪を、周囲の建物や施設に邪魔されることなく、能率的に融雪できる。
殊に、ビニールハウス、果実園、住宅密集地などの積雪の効率的な融雪作業により、容積の大きな雪塊を小容量化できる。
以下に本発明の一実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す、側面から見た構成図、図2は、図1の平面図、図3は、雪搬送手段の部分構成を示す網状ベルト構造である。
1は、駆動手段であって、キャタピラ2を捲装した一対の車輪3を備える。1aは、そのエンジン、4は、この駆動手段1上に配設される車台であって、前部には雪掻上げローダー5を配し、後部にはハンドル6を設けてある。7は雪の搬送および融解できる雪搬送手段であって、前記雪掻上げローダー5で掻き上げられた雪を載置できる位置に車輪8を配し、順次と中輪9、中輪9aおよび大輪10を車軸方向に配設して、全体を環状ベルトの網状ベルトAで構成するものである。
なお、網状ベルトAは、例えば図3に示すように、ブロック状の網板aを連結して形成し、素材は金属でもプラスチックでも良く、溶融した雪片や水分は網目を通して簡単に落下通過する。この網状ベルトAの雪搬送手段7の内側には、バーナー11が複数本設けられ、各バーナー11の先端より点火火焔11aを形成できると共に、その前方には、多管多層の循環水パイプ12が配せられて雪加熱溶解手段23を形成してある。
そして、前記網状ベルトAは、例えば両側にチェーンA1を設け、車輪8、中輪9,9a、および大輪10を左右に一対ずつ配設し、前記チェーンA1と、係合するスプロケットとして、スリップすることなく、網状ベルトAを矢符方向に駆動できる。しかし、その雪搬送手段7の駆動方法は何等特定されない。
なお、上記バーナー11、および雪加熱溶解手段23は環状の網状ベルトAによる、中輪9、9aと大輪10との間に形成される上方に向けて扛上する傾斜空間13内に配せられ、網状ベルトAは上方に向う搬送中の雪を載置した網状ベルトAより落下させ易い網構成となっている。
14は、前記傾斜空間13の下部に配設した融水回収槽であって、融雪した水はそのまま外部に放出せず、一時的に保存するようにしてある。15は、雪掻きローダー5を露出させて全体を覆ったカバーであり、前記傾斜空間13内のバーナー11の上方に配設した温水噴射ノズル16により、網状ベルトAの掻き取った雪に向けて高温のノズルからの熱水を吹きかけて融解できるように、まず初めに働かせる。なお、前記バーナー11および温水噴射ノズル16への燃料は、灯油タンク24から供給される。
17はエンジンを示し、主に雪掻きローダー5およびこのローダー5と連動、またはクラッチなどを介して作動する雪搬送手段7とか燃料供給手段を備えたバーナー11と接続されている。
18は、ハンドル6の近くに設けたバッテリーであって、操作ハンドル19,水タンク20を設けてこの水タンク20内の水を加熱して、前記噴射ノズル16より融雪用温水を放射できる。
なお、図において、21は網状ベルトAに突設した雪止板、22はカバー15に設けた断熱部を、それぞれ示す。
叙上の構成に基づいて説明する。
ハンドル6を持ち、操作ハンドル19を操作してキャタピラ2の駆動手段1を働かせて所望の積雪個処で走行させる。
この場合、バーナー11,網状ベルトA,温水ノズル16のそれぞれを作動状態にできるよう、エンジン17を働かせておくことは勿論である。
積雪地での走行に際し、雪掻きローダー5が矢符方向に回転することにより、多量の雪は車輪8の網状ベルトA上に載置される雪は矢符に向って移送され、次第に傾斜空間13に向う。
まず始めにカバー15の上部に設けた温水噴射ノズル16より高温湯がベルトA上の雪に降りかかる。融解した一部の水は、網状ベルトA内に侵入して傾斜空間13でバーナー11よりの火焔を受けて溶融が進む。さらに前方の多重多管の循環水パイプ12による加熱作用を受け、急速に融雪作用は進み、水分は下方の回収槽14に降下流入する。この場合、回収槽14は、網状ベルトAの内側から全域に亘っているので、通り抜けない場合でも、雪片はベルトA上に乗り乍ら加熱され、全て完全に雪を溶かすことができる。なお、回収槽14が水で充満すれば、オーバーフローさせて水タンク20内に自動排水できる。
ところで、積雪量も多く、温度も低く、雪の溶融速度もきわめて遅い場合は、操作ハンドル19で雪掻きローダー5の駆動を弱めたり、雪搬送手段7の搬送速度を低くしたり、駆動速度を遅くしたり、或は温水ノズルの温度やバーナーの火力を強めたり、自由に調節できる。
なお、雪搬送手段7は好みの構成部品のベルトを用いることができ、要は、透過性を有する部材であれば良い。
1 駆動手段
2 キャタピラ
4 車台
5 雪掻上げローダー
6 ハンドル
7 雪搬送手段
11 バーナー
12 循環水パイプ
14 回収槽
23 雪加熱溶解手段
2 キャタピラ
4 車台
5 雪掻上げローダー
6 ハンドル
7 雪搬送手段
11 バーナー
12 循環水パイプ
14 回収槽
23 雪加熱溶解手段
Claims (3)
- キャタピラなどの駆動手段を備え、ハンドル操作で走行でき、前部に雪掻き上げローダーを有すると共に、このローダーに続いて雪の搬送と落下を行う環状の雪搬送手段を設け、この雪搬送手段の中間位置に雪を加熱溶融するバーナー、循環水パイプなどの雪加熱溶解手段を設けて、溶融して得た水分を、水槽内に収納できるようにして成ることを特徴とする融雪車。
- 雪搬送手段は、網状ベルトで形成し、ブロック状の網板を組込んで環状に形成して成ることを特徴とする融雪車。
- 雪搬送手段には、搬送方向に向けて漸次高くなる傾斜位置に傾斜空間を設け、この傾斜空間に、雪加熱溶解手段を設けて成ることを特徴とする融雪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005129992A JP2006307501A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 融雪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005129992A JP2006307501A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 融雪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006307501A true JP2006307501A (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=37474696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005129992A Withdrawn JP2006307501A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 融雪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006307501A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101216944B1 (ko) * | 2011-06-28 | 2012-12-28 | 주식회사 태강기업 | 다층 발열판을 구비한 제설물 융해 저장식 제설차 |
CN104131526A (zh) * | 2013-05-03 | 2014-11-05 | 冯忠良 | 路面冰雪清除器 |
CN107571846A (zh) * | 2017-10-13 | 2018-01-12 | 华东交通大学 | 一种用于动车组检修前清除底部积雪的除雪车 |
JP6278376B1 (ja) * | 2017-05-02 | 2018-02-14 | 株式会社環境整備 | バーナーを利用した融雪装置 |
CN110528450A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-03 | 义乌初晨新能源科技有限公司 | 一种铁路轨道积雪清理装置 |
-
2005
- 2005-04-27 JP JP2005129992A patent/JP2006307501A/ja not_active Withdrawn
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JP6278376B1 (ja) * | 2017-05-02 | 2018-02-14 | 株式会社環境整備 | バーナーを利用した融雪装置 |
JP2018188855A (ja) * | 2017-05-02 | 2018-11-29 | 株式会社環境整備 | バーナーを利用した融雪装置 |
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CN107571846B (zh) * | 2017-10-13 | 2023-10-17 | 华东交通大学 | 一种用于动车组检修前清除底部积雪的除雪车 |
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