JP2012183854A - 車両用灯体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用灯体の光源としてLEDを用いた場合、灯体の点灯時の眩しさを低減すると共に車両の走行状態によっては灯体の点灯を早く知覚させるようにする。
【解決手段】 制御手段3は、消灯状態における光度を消灯光度、通常点灯状態における光度を定常光度として、定常光度よりも低く人が点灯を知覚できる光度を第1光度、定常光度以上の光度を第2光度と定めたとき、光度を消灯光度から第1光度まで増大させて、第1の所定時間が経過した時に定常光度まで漸増するように設定される第1パターンと、光度を消灯光度から第2光度まで増大させて、第2の所定時間が経過した時に定常光度であるように設定される第2パターンとを有する。制御手段3は、車両の走行状態に応じて選択したパターンに従って2つの灯体2a,2bの点灯を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)を光源とする車両用灯体の点灯を制御する車両用灯体制御装置に関する。
一般に、LEDは、ハロゲンランプやHIDランプ等に比べて消灯から発光するまでの時間(以下、「立ち上がり時間」という)が非常に短いが、人は立ち上がり時間が短い発光には眩しさを感じやすい。このため、車両用灯体の光源としてLEDを用いた場合には、その点灯が、後続車や対向車等の他の車両の運転者や歩行者にとって、眩しさを感じにくくすることが要求される。このような要求に応えるため、LEDランプの点灯時に眩しさ等の不快感を軽減する車両用リアコンビネーションランプが提案されている(特許文献1)。
特開2007−106383号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用リアコンビネーションランプは、例えばブレーキをかけた場合等の点灯時に、光度が最大になるまでの時間を遅らせることで眩しさを低減している。このため、光度の立ち上がりが遅くなり、このランプの点灯を後続車が気付くのが遅れる原因となる。このように車両の走行状態によってはランプの点灯を他者に早く気付かせることが必要である。
そこで、本発明は、車両用灯体の光源としてLEDを用いた場合に、灯体の点灯時の眩しさを低減すると共に車両の走行状態によっては灯体の点灯を早く知覚させることができる車両用灯体制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、LEDを光源とする車両用灯体と灯体の点灯を制御する制御手段とを備えた車両用灯体制御装置であって、制御手段は、灯体の点灯時の光度を変化させるために少なくとも2つの光度変化パターンを有し、灯体の消灯状態における光度を消灯光度、灯体の通常点灯状態における光度を定常光度として、定常光度よりも低い光度であって人が点灯を知覚できる光度を第1光度、定常光度以上の光度を第2光度と定めたとき、2つの光度変化パターンのうちの第1パターンは、灯体の光度を消灯光度から第1光度まで増大させ、その後第1の所定時間が経過した時に定常光度まで漸増するように設定され、2つの光度変化パターンのうちの第2パターンは、灯体の光度を消灯光度から第2光度まで増大させ、その後第2の所定時間が経過した時に定常光度であるように設定され、制御手段は、当該車両の走行状態に応じて光度変化パターンの1つを選択し、その選択した光度変化パターンに従って灯体の点灯を制御することを特徴とする。
本発明によれば、第1パターンは、灯体の光度を、消灯光度から第1光度まで増大させ、この増大させた後から第1の所定時間が経過した時に定常光度まで漸増するように設定される。このため、灯体の点灯が第1パターンに従って制御されるときには、他者に対して灯体の点灯を知覚させながら、点灯時の眩しさを低減できる。一方、第2パターンは、灯体の光度を、消灯光度から第2光度まで増大させ、この増大させた後から第2の所定時間の経過時までに定常光度とする。このため、灯体の点灯が第2パターンに従って制御されるときには、灯体の点灯を早目に知覚させることができる。
制御手段は、このような2つのパターンを車両の走行状態に応じて選択するので、光源としてLEDを用いた灯体の点灯時の眩しさを低減する場合と、灯体の点灯を早く知覚させることが必要な場合の両方に対応できる。
本発明において、灯体が、車両の制動手段が作動しているときに点灯するストップランプである場合、制御手段は、当該車両が所定の減速度未満の減速度で走行している走行状態では第1パターンを選択し、所定の減速度以上の減速度で走行している走行状態では第2パターンを選択して、ストップランプの点灯を制御することが好ましい。これにより、減速度が所定の減速度未満の場合(減速が小さい場合)には、眩しさを低減する第1パターンが選択されるため、他車(後続車)の運転者が眩しく感じることがない。また、減速度が所定の減速度以上の場合(大きな減速をしている場合)には、灯体の点灯を早目に知覚させやすい第2パターンが選択されるため、灯体の点灯に対して他車の運転者に早く知覚させることで、安全性を向上できる。
本発明において、灯体が、車両の旋回時に点灯される方向支持器である場合、制御手段は、当該車両の走行状態を走行速度で表わし、走行速度が0の場合に第1パターンを選択し、走行速度が0でない場合に第2パターンを選択して、方向支持器の点灯を制御することが好ましい。これにより、走行速度が0のとき(停車しているとき)には、眩しさを低減する第1パターンが選択されて他車(対向車や後続車)の運転者が眩しく感じることがない。また、車両が走行速度が0でないとき(走行している状態のとき)には、例えば旋回していることを周囲に知らせる必要があるときには、点灯を早目に知覚させる第2パターンが選択されて他車の運転者に旋回中であることを早く通知することができ安全性を向上できる。
本発明において、制御手段は、上記のような2つの光度変化パターンのほか、灯体を点滅させるように設定された第3パターンを有することが好ましい。第3パターンによれば、灯体が点滅することで第2パターンを用いたときよりも早目に知覚されやすくなる。
本発明において、灯体が、車両の制動手段が作動しているときに点灯されるストップランプである場合、制御手段は、当該車両が第1の減速度未満の減速度で走行している走行状態では第1パターンを選択し、第1の減速度以上第2の減速度未満の減速度で走行している走行状態では第2パターンを選択し、第2の減速度以上の減速度で走行している走行状態では上記の第3パターンを選択して、ストップランプの点灯を制御することが好ましい。これにより、減速度が第1の減速度未満の場合(減速が小さい場合)には、眩しさを低減する第1パターンが選択されるため、他車(後続車)の運転者が眩しく感じることを低減できる。また、減速度が第1の減速度以上且つ第2の減速度未満の場合(大きな減速をしている場合)には、灯体の点灯が早目に知覚されやすい第2パターンが選択されるため、他車の運転者に早く知覚させることで、安全性を向上できる。更に、減速度が第2の減速度以上の場合(急ブレーキのような非常に大きな減速をしている場合)には、第2パターンよりも灯体の点灯を早目に知覚させやすい第3パターンが選択させるため、他車の運転者の知覚を更に促進させ、安全性を向上できる。
本発明の第1実施形態の灯体制御装置のブロック図。 (a)は第1実施形態の第1パターンの説明図、(b)は第1パターンの変形例、(c)は第1パターンの更に別の変形例。 (a)は第1実施形態の第2パターンの説明図、(b)は第2パターンの変形例、(c)は第2パターンの更に別の変形例。 (a)は第1実施形態の第3パターンの説明図、(b)は第3パターンの変形例。 (a)は第1実施形態の各パターンの選択の説明図、(b)は各パターンの選択の変形例。 第1実施形態の灯体制御装置の点灯制御の処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の灯体制御装置のブロック図。 第2実施形態の灯体制御装置の点灯制御の処理手順を示すフローチャート。
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明の第1実施形態の車両用灯体制御装置(以下、「灯体制御装置」という)の構成について説明する。
第1実施形態の灯体制御装置1は、ストップランプ2a及びハイマウントストップランプ2bの2つの灯体2a,2bと制御手段3とを備える。また、灯体制御装置1が搭載された車両は、ブレーキセンサ4と速度センサ5とを備える。
2つの灯体2a,2b(ストップランプ2a及びハイマウントストップランプ2b)は、LEDを光源としており、外部から印加される電圧が高くなるほど光度が大きく(明るく)なる。第1実施形態では、ストップランプ2a及びハイマウントストップランプ2bの2つの灯体2a,2bが、本発明における車両用灯体に相当する。
2つの灯体2a,2bは、車両の制動装置(図示省略)が作動した際に点灯し、後続車等の他の車両の運転者に制動装置の作動によって減速していることを知らせるための灯体である。このため、2つの灯体2a,2bは車両の後部に配置されている。更に、ハイマウントストップランプ2bは、ストップランプ2aよりも高い位置に配置され、例えば、車両の後部の一番高い位置に配置される。
制御手段3は、2つの灯体2a,2bの点灯を制御する。制御手段3は、各種演算処理を実行するCPU(中央演算処理装置)3aと、このCPUで実行される各種演算プログラム、各種テーブル、演算結果等を記憶するROM及びRAMからなるメモリ(内部記憶手段)3bとを備える。制御手段3は、ブレーキセンサ4及び速度センサ5から各種電気信号が入力されると共に、演算結果等に基づいて制御信号を外部に出力する。
ブレーキセンサ4は、車両のブレーキペダル(図示省略)の操作量を検知するセンサであり、検知した操作量を電気信号として外部に出力する。速度センサ5は、車両の走行速度を検知するセンサであり、検知した走行速度を電気信号として外部に出力する。
次に、制御手段3が実行する2つの灯体2a,2bの点灯を制御する処理について説明する。制御手段3は、車両のブレーキペダルが操作されて車両の制動装置が作動している場合に、2つの灯体2a,2bが点灯するように制御する。また、制御手段3は、2つの灯体2a,2bの点灯及び消灯が同じタイミングになるように制御する。
2つの灯体2a,2bは、上述のようにLEDを光源としているため、立ち上がり時間(消灯している状態から通常点灯状態になるまでの時間)が短い。人は立ち上がり時間が短い発光には眩しさを感じやすいので、制御手段3は、他者(後続車や対向車等の他の車両の運転者又は歩行者等)が眩しさを感じにくくなるように2つの灯体2a,2bの点灯を制御する。
図2は、2つの灯体2a,2bの点灯時に眩しさが感じにくくなる光度の時間変化(以下、「光度変化パターン」又は単に「パターン」という)の一例を示す図である。図2(a)に示されるパターン(以下、これを「第1パターン」という)P1aは、2つの灯体2a,2bが消灯している状態から点灯する場合に、2つの灯体2a,2bの光度を消灯している場合の光度(以下、「消灯光度」という)から第1光度h1になるまで瞬時に増加させる(この例では、消灯光度は0である)。
そして、第1パターンP1aは、第1の所定時間t1が経過した時に2つの灯体2a,2bの通常の点灯状態における光度(以下、「定常光度」という)h0まで漸増するように設定され、その後、定常光度h0を維持するように設定される。ここで、第1光度h1は、定常光度h0よりも低い光度であって、且つ人が点灯を知覚できる光度に設定される。更に、第1光度h1は、消灯光度から第1光度h1まで瞬時に増加したときであっても、人が眩しさを感じない光度である。
また、第1の所定時間t1は、人の視覚特性に基づいて眩しさを強く感じる時間より長い時間、且つ点灯に対する反応時間が遅くなり過ぎない時間に設定される。一般に人は、同一光度の場合、立ち上がり時間を100[ms]以内にしたときには、それ以上の長さの時間にしたときに比べて眩しさを非常に感じやすい。また、立ち上がり時間が長くなるほど眩しさの感じやすさが徐々に低減する。
しかしながら、眩しさを低減するために立ち上がり時間を長くし過ぎると点灯に対する人の反応時間が長くなる恐れがある。第1実施形態のように車両の制動装置が作動したときに灯体が点灯する場合には、反応時間が長くなると後続車が制動装置を作動するまでの時間が長くなり、制動距離が延びる原因となる。このため、第1の所定時間t1は、眩しさを低減できる時間であると共に点灯に対する反応時間が長くなり過ぎないように設定される。第1実施形態では、第1の所定時間t1を100[ms]に設定している。なお、第1の所定時間t1は、50[ms]〜400[ms]の範囲に設定し、100[ms]以上にすることが望ましい。立ち上がり時間が100[ms]以上であれば、上述のように眩しく感じることを軽減でき、400[ms]以内であれば、点灯に対する人の反応時間が長くなり過ぎることを防止できる。
制御手段3は、2つの灯体2a,2bの点灯時の光度の時間変化が第1パターンP1aとなるように、2つの灯体2a,2bに印加する電圧を制御する。詳細には、制御手段3は、消灯している状態から点灯する場合に、2つの灯体2a,2bに印加される電圧値を、消灯光度に対応する電圧値(0[V])から第1光度h1に対応する電圧値に瞬時に増加させ、第1の所定時間t1が経過した時に定常光度h0に対応する電圧値まで漸増させる。これによって、2つの灯体2a,2bの光度の時間変化が第1パターンP1aとなる。このように、2つの灯体2a,2bの光度の時間変化が所定のパターンになるようにする場合には、所定のパターンの各時間において、当該時間の光度に対応する電圧値を2つの灯体2a,2bに印加すればよい。一般にLEDは、印加された電圧値の増加に応じて光度も増加する。
以上のように、第1パターンP1aでは、消灯している状態から点灯するときに、定常光度h0まで瞬時に増加させずに、定常光度h0より低く人が点灯を知覚できると共に眩しさを感じない第1光度h1まで瞬時に増加する。これによって、人が点灯時に感じる眩しさを低減できる。
なお、第1パターンP1aは、図2(a)に示されるように、第1光度h1から定常光度h0に漸増する場合に、最初の増加量が大きく次第に増加量が小さくなるようなパターンに限る必要はなく、図2(b)に示されるように最初の増加量が小さく次第に増加量が大きくなるようなパターンP1bや、図2(c)に示されるように均一に増加するようなパターンP1cであってもよい。これによっても、点灯時の眩しさを低減できるという効果が得られる。以降、図2(a)〜(c)に示されるような第1パターンをまとめてP1という符号で表わす。
2つの灯体2a,2bの点灯を車両の走行状態に依らず、常に第1パターンP1のみに従って制御すると、強めに制動した場合(減速度が大きい場合)に後続車の反応時間が遅くなる可能性がある。このため、制御手段3は、車両の走行状態に応じて、図3(a)に示されるように、2つの灯体2a,2bの点灯を他者が早目に知覚しやすい第2パターンP2aに従って制御する。
第2パターンP2aは、2つの灯体2a,2bが消灯している状態から点灯する場合に、消灯光度から第2光度h2になるまで増加させる。第1パターンP1と同様に、この増加は瞬時に行なう。そして、第2パターンP2aは、第2の所定時間t2が経過した時に定常光度h0であるように設定され、その後、定常光度h0を維持するように設定される。ここで、第2光度h2は、定常光度h0以上の光度であり、且つ人が点灯時の眩しさを許容できる光度に設定される。ここで、「眩しさを許容できる光度」とは、眩しさを感じるが運転に支障は出ない程度の眩しさの光度とする。
また、第2の所定時間t2は、人が点灯を知覚し反応できる程度の時間(例えば20[ms])以上且つ人に効果的に点灯を知覚できる程度の時間(例えば100[ms])に設定される。上述したように、人は、立ち上がり時間が100[ms]以内の場合には、点灯時の眩しさを感じやすい。第2実施形態では、第2の所定時間t2を100[ms]に設定することで、他者に点灯を早目に知覚させることができる。
なお、第2パターンP2aは、図3(a)に示されるように、第2光度h2から定常光度h0に減少する場合に最初の減少量が大きく次第に減少量が小さくなるようなパターンP2aに限る必要はなく、図3(b)に示されるように均一に減少するようなパターンP2bであってもよい。また、図3(c)に示されるように第2の所定時間t2の間は第2光度h2を保ち、第2の所定時間t2が経過すると同時に、瞬時に定常光度h0になるパターンP2cであってもよい。また、第2光度h2を定常光度h0と同じ値に設定してもよい。これらによっても、他者に点灯を早目に知覚させることができるという効果が得られる。以降、図3(a)〜(c)に示されるような第2パターンをまとめてP2という符号で表わす。
また、2つの灯体2a,2bの点灯を第2パターンP2を使用した場合よりも更に効果的に点灯を知覚させる必要が生じる場合もある。例えば、第2パターンP2での制動よりも強い制動である所謂急制動等の場合には、より効果的に点灯を知覚させる必要がある。
このような場合には、制御手段3は、第2パターンP2とは異なる図4(a)に示されるような第3パターンP3aに従って2つの灯体2a,2bの点灯を制御する。
第3パターンP3aは、2つの灯体2a,2bを周期的に点滅させるように、消灯光度と定常光度h0とを周期的に繰り返すように設定される。この点滅の周波数は、方向指示器と区別するために2Hzより大きくなるように設定される。これによって、第3パターンP3aに従って制御された2つの灯体2a,2bの点灯が、通常の点灯とは異なるため、第2パターンP2を使用したときよりも、他者に効果的に点灯を知覚させることができる。
なお、第3パターンP3aは、図4(a)に示されるように、消灯光度と定常光度h0との2つの光度のみを交互に繰り返す矩形波に限る必要はなく、図4(b)に示されるように、消灯光度と定常光度h0との増減を線形に変化させる三角波のようなパターンP3bであってもよい。また、点灯時の光度は、定常光度h0に限る必要はなく、例えば第2パターンP2で用いた第2光度h2程度の光度であってもよい。これらによっても、第2パターンP2を使用したときよりも、他者に効果的に点灯を知覚させることができるという効果が得られる。以降、図4(a),(b)に示されるような第3パターンをまとめてP3という符号で表わす。
以上のような第1パターンP1、第2パターンP2及び第3パターンP3の3つのパターンP1,P2,P3が制御手段3のメモリ3bに記憶されている。制御手段3は、2つの灯体2a,2bの点灯を制御するときに、車両の走行状態に応じてこれらの3つのパターンP1,P2,P3のうち1つのパターンを選択して、この選択したパターンに従って2つの灯体2a,2bの点灯を制御する。
図5は、車両の走行状態に応じてパターンを選択する一例を示す。図5(a)に示されるように、第1実施形態では、車両が第1の減速度D1未満の減速度で走行している状態では第1パターンP1を選択し、第1の減速度D1以上第2の減速度D2未満の減速度で走行している状態では第2パターンP2を選択し、第2の減速度D2以上の減速度で走行している状態では第3パターンP3を選択する。第1の減速度D1は、車両の制動装置の作動によって通常よりも大きく減速し、後続車との車間距離が充分に確保できなくなるような減速度に設定される。また、第2の減速度D2は、車両の制動装置の作動によって第1の減速度D1の場合よりも更に大きな減速になり、後続車との車間距離が非常に早く縮まるような減速度に設定される。
第1実施形態では、減速度を以下のように決定している。速度センサ5の検知した車両の走行速度の単位時間の変化量を単位時間で除算することで加速度を算出する。そして、算出された加速度に「−1」を乗算することで減速度に変換している。すなわち、単位時間Δtの間に、走行速度がv1からv2に変化した場合には、加速度aは、「(v2−v1)/Δt」となり、減速度は、「D=−1×a=(v1−v2)/Δt」となる。
このように設定された第1の減速度D1及び第2の減速度D2に応じてパターンを選択することで、灯体の点灯時の眩しさを低減できる(第1パターンP1選択時)と共に車両の走行状態によっては灯体の点灯を早く知覚させることができる(第2パターンP2又は第3パターンP3選択時)。
なお、パターンの選択は、図5(a)に示されるものに限らず、図5(b)に示されるように、走行速度が大きくなるに従って第1の減速度D1及び第2の減速度D2の値が大きくなるようにしてもよい。これは、同じ減速度の場合には、車両の走行速度が小さい場合の方が速度に対して減速する割合が大きい上に各車両の車間距離が短かい可能性が高い。このため、他者は、早目に2つの灯体2a,2bの点灯を知覚できる必要がある。従って、走行速度が小さい場合には減速度が小さい場合であっても、第2パターンP2又は第3パターンP3に従った点灯が行なわれることで、効果的に他者に2つの灯体2a,2bの点灯を知覚させることができる。
上記のような第1パターンP1、第2パターンP2及び第3パターンP3、第1の減速度D1及び第2の減速度D2等は、予め実験等によって決定されて、メモリ3bに記憶される。なお、第1の減速度D1は、本発明における「第1の減速度」に相当すると共に「所定の減速度」にも相当する。
次に、図6を参照して、上記構成の灯体制御装置1の制御手段3のCPU3aが実行する2つの灯体2a,2bの点灯制御の処理手順を説明する。図6のフローチャートで示される制御処理プログラムは、所定時間(例えば、10msec)毎に呼び出されて実行される。
最初のステップST1では、ブレーキペダルがオンか否かを判定する。この判定は、ブレーキセンサ4が検知したブレーキペダルの操作量が0か否かで判定する。ブレーキペダルの操作量が0以外の場合にはブレーキペダルがオンであると判定し、ブレーキペダルの操作量が0の場合にはブレーキペダルがオンではないと判定する。
ステップST1でブレーキペダルがオンではないと判定された場合には(ステップST1の判定結果がNO)、2つの灯体2a,2bを点灯しないため、本制御処理を終了する。ステップST1でブレーキペダルがオンであると判定された場合には(ステップST1の判定結果がYES)、ステップST2に進む。
ステップST2では、速度センサ5によって車両の走行速度を検知する。次にステップST3に進み、上述したように車両の加速度を算出する。次にステップST4に進み、上述したようにステップST3で算出された加速度に「−1」を乗算して加速度から減速度に変換する。この変換された減速度を車両の減速度として決定する。
次にステップST5に進み、車両の減速度が第1の減速度D1未満か否かを判定する。ステップST5で減速度が第1の減速度D1未満と判定された場合(ステップST5の判定結果がYES)、ステップST6に進み、第1パターンP1を選択し、メモリ3bに記憶された第1パターンP1を読み込む。
ステップST5で減速度が第1の減速度D1未満ではないと判定された場合(ステップST5の判定結果がNO)、ステップST7に進み減速度が第2の減速度D2未満か否かを判定する。ステップST7で減速度が第2の減速度D2未満と判定された場合(ステップST7の判定結果がYES)、ステップST8に進み、第2パターンP2を選択し、メモリ3bに記憶された第2パターンP2を読み込む。
ステップST7で減速度が第2の減速度D2未満ではないと判定された場合(ステップST7の判定結果がNO)、ステップST9に進み、第3パターンP3を選択し、メモリ3bに記憶された第3パターンP3を読み込む。
ステップST6,ST8又はST9の処理が終了すると、ステップST10に進み、ステップST6,ST8又はST9で選択したパターンに従って、2つの灯体2a,2bの点灯を制御する。
ここで、「ステップST5の判定結果がYESであり、ステップST6の処理をすること」が、本発明の「車両が所定の減速度未満の減速度で走行している状態では第1パターンを選択すること」又は「車両が第1の減速度未満の減速度で走行している状態では第1パターンを選択すること」に相当する。また、「ステップST7の判定結果がYESであり、ステップST8の処理をすること」が、本発明の「車両が第1の減速度以上第2の減速度未満の減速度で走行している状態では第2パターンを選択すること」に相当する。また、「ステップST7の判定結果がNOであり、ステップST9の処理をすること」が、本発明の「車両が第2の減速度以上の減速度で走行している状態では第3パターンを選択すること」に相当する。
次に、ステップST11に進み、ブレーキペダルがオフか否かを判定する。この判定は、ブレーキセンサ4が検知したブレーキペダルの操作量が0か否かで判定する。ブレーキペダルの操作量が0の場合にはブレーキペダルがオフであると判定し、ブレーキペダルの操作量が0以外の場合にはブレーキペダルがオフではないと判定する。
ステップST11でブレーキペダルがオフではないと判定された場合には(ステップST11の判定結果がNO)、上述のステップST2に戻る。ステップST11でブレーキペダルがオフであると判定された場合には(ステップST11の判定結果がYES)、ステップST12に進む。
ステップST12では、制動装置が作動していないため2つの灯体2a,2bを消灯する。2つの灯体2a,2bを消灯する場合には、2つの灯体2a,2bの光度が0になるように2つの灯体2a,2bに印加される電圧を0[V]にする。ステップST12の処理が終了すると、本制御処理を終了する。
以上のように第1実施形態の灯体制御装置1では、車両の減速度が第1の減速度D1未満の場合には(通常の制動の場合)、2つの灯体2a,2bの点灯が眩しさを低減する第1パターンP1に従って制御されるため、後続車等の他の車両の運転者や歩行者が感じる眩しさを低減できる。また、車両の減速度が第1の減速度D1以上第2の減速度D2未満の場合には(通常よりも大きな制動の場合)、2つの灯体2a,2bの点灯が点灯を他者に早目に知覚させる第2パターンP2に従って制御されるため、後続車等の他の車両の運転者や歩行者が早目に点灯を知覚できる。
また、車両の減速度が第2の減速度D2以上の場合には(急制動等のように非常に大きな制動の場合)、2つの灯体2a,2bの点灯が第2パターンP2よりも他者が早目に知覚できる第3パターンP3に従って制御されるため、第2パターンP2に比べて後続車等の他の車両の運転者や歩行者が更に早く点灯を知覚できる。
これによって、第1実施形態の灯体制御装置1では、車両用灯体としての2つの灯体2a,2bの光源としてLEDを用いた場合に、2つの灯体2a,2bの点灯時の眩しさを低減する場合と、2つの灯体2a,2bの点灯を早く知覚させることが必要な場合の両方に対応できる。
また、例えば、車両用灯体の制御装置として、減速度に応じて点滅のパターンを変更することで減速度の大きさを他者に通知するようなものが考えられるが、このようなものでは、「減速度」と「点滅のパターン」との対応を他者が学習する必要がある。しかしながら、第1実施形態の第2の所定時間t2は、人の視覚等の感覚器官の特性に基づいて決定される。このため、他者が学習しなくとも直感的に2つの灯体2a,2bの点灯を早目に気付かせることができる。
また、第1実施形態では車両用灯体を、車両の制動時に点灯するストップランプ2a及びハイマウントストップランプ2bとしている。通常の制動時の場合には、第1パターンP1が選択されることで、後続車の運転者が感じる眩しさが低減されるため他者の運転の妨げにならず車両の安全性を向上できる。また、通常よりも大きな制動や急制動の場合には、通常の制動時よりも短時間で後続車との車間距離が縮まるため、第2パターンP2又は第3パターンP3が選択されることでストップランプ2a及びハイマウントストップランプ2bの点灯を早目に知覚させることができ、車両の安全性を向上できる。
なお、第1実施形態では、第1パターンP1、第2パターンP2及び第3パターンP3の3つのパターンを用いているが、第1パターンP1及び第2パターンP2の2つのパターンであってもよい。この場合であっても、2つの灯体2a,2bの点灯時の眩しさを低減する場合と、2つの灯体2a,2bの点灯を早く知覚させることが必要な場合の両方に対応できる。
また、第1実施形態では、第1の減速度D1及び第2の減速度D2の2つの減速度D1,D2を閾値として設定しているが第3の減速度D3を閾値として追加してもよい。この場合には減速度の大きさが「D1<D2<D3」となるように設定する。そして、車両の減速度が、第1の減速度D1未満の場合には第1パターンP1を選択し、第1の減速度D1以上第2の減速度D2未満の場合には第2光度h2が定常光度h0である第2パターンP2を選択し、第2の減速度D2以上第3の減速度D3未満の場合には第2光度h2が定常光度h0より大きい第2パターンP2を選択し、第3の減速度D3以上の場合には第3パターンP3を選択する。
第2光度h2が定常光度h0である第2パターンP2は、第2光度h2が定常光度h0より大きい第2パターンP2に比べて他者が感じる眩しさが軽減される。通常よりも大きな制動であっても比較的に小さめの制動の場合には第2光度h2が定常光度h0である第2パターンP2を選択し、急制動よりも小さな制動であっても比較的に大きめの制動の場合には第2光度h2が定常光度h0より大きい第2パターンP2を選択すれば、制動の大きさに合わせて2つの灯体2a,2bの点灯の知覚のタイミングを調整できる。
第3の減速度D3を追加する場合には、第3の減速度D3が本発明における第2の減速度となり、第2の減速度D2は複数の第2パターンP2を選択し分けるための閾値となる。
また、第3の減速度を追加する場合に、第2光度h2が定常光度h0より大きい第2パターンP2を2つのパターンから選択するようにしてもよい。この場合には第2光度h2を値の異なる2種類の光度とすればよい。同様の理由により、第3の減速度D3又は第4の減速度D4などのように閾値となる値が多くてもよい。
また、第1実施形態では、減速度を速度センサ5が検知した走行速度に基づいて検知しているがこれに限らない。例えば、車両に搭載された加速度センサの検知結果に「−1」を乗算してもよい。
[第2実施形態]
次に図7を参照して、本発明の第2実施形態の車両用灯体制御装置の構成について説明する。
第2実施形態の灯体制御装置6は、方向指示器7と制御手段8とを備える。また、灯体制御装置6が搭載された車両は、速度センサ5と方向指示器スイッチ9とを備える。
方向指示器7は、LEDを光源としており、外部から印加される電圧が高くなるほど光度が大きく(明るく)なる。第2実施形態では、方向指示器7が、本発明における車両用灯体に相当する。
方向指示器7は、運転者が車両の方向指示器スイッチ9を操作したときに点灯し、周囲(対向車、前方の車、後続車及び歩行者)に車両が左右のどちらの方向に進むのかを知らせるための灯体である。このため、方向指示器7は車両の前部と後部とに配置されている。
制御手段8は、方向指示器7の点灯を制御する。制御手段8は、各種演算処理を実行するCPU(中央演算処理装置)8aと、このCPUで実行される各種演算プログラム、各種テーブル、演算結果等を記憶するROM及びRAMからなるメモリ(記憶手段)8bとを備える。制御手段8は、速度センサ5及び方向指示器スイッチ9から各種電気信号が入力されると共に、演算結果等に基づいて制御信号を外部に出力する。
速度センサ5は、第1実施形態と同様に、車両の走行速度を検知するセンサであり、検知した走行速度を電気信号として外部に出力する。方向指示器スイッチ9は、運転者が操作に応じて方向指示器7を点灯するためのスイッチである。方向指示器スイッチ9は、操作されると操作の内容を電気信号として外部に出力する。
次に、制御手段8が実行する方向指示器7の点灯を制御する処理について説明する。制御手段8は、方向指示器スイッチ9から操作されたことを表す電気信号が入力されると方向指示器7が点灯するように制御する。
方向指示器7は、第1実施形態の2つの灯体2a,2bと同様に、LEDを光源としているため、立ち上がり時間(消灯している状態から通常点灯状態になるまでの時間)が短い。このため、制御手段8は、方向指示器7の点灯を制御する場合に車両の走行状態に応じて、方向指示器7の点灯時の眩しさを低減することと、方向指示器7の点灯を早く知覚させることとの何れかを選択する。
詳細には、制御手段8は、車両の速度センサ5が検知した走行速度が0である場合(停車している場合)に第1実施形態で説明した第1パターンP1を選択する。車両の走行速度が0でない場合(前進及び後退の何れかで走行している場合)に第1実施形態で説明した第2パターンP2を選択する。車両の走行速度が0である場合、例えば、右折する場合に対向車が通過するのを待っている場合や左折又は右折するときに赤信号で停車中の場合等では、眩しさを低減できる第1パターンP1に従って方向指示器7の点灯が制御されるため、対向車や後続車の運転者や歩行者が感じる眩しさが低減される。
一方、車両の速度センサ5が検知した走行速度が0でない場合、例えば、走行中に車線変更する場合や対向車や歩行者が近くにおらず停止せずに右折できる場合等では、方向指示器7の点灯を他者が早目に知覚しやすい第2パターンP2に従って方向指示器7の点灯が制御されるため、当該車両が右左折や車線変更をすることを周囲に強く意思表示でき、対向車や後続車の運転者や歩行者等に注意を促すことができる。
第2実施形態の方向指示器7は、第1実施形態の2つの灯体2a,2bとは異なり、通常の点灯において1分間に60〜120回の点滅をするため、第3パターンP3による点滅は行なわない。また、上記の第1パターンP1又は第2パターンP2は各点滅に対してそれぞれ適用される。
次に、図8を参照して、上記構成の灯体制御装置1の制御手段8のCPU8aが実行する方向指示器7の点灯制御の処理手順を説明する。図8のフローチャートで示される制御処理プログラムは、所定時間(例えば、10msec)毎に呼び出されて実行される。
最初のステップST101では、方向指示器スイッチ9がオンか否かを判定する。この判定は、方向指示器スイッチ9が操作されている場合には方向指示器スイッチ9がオンであると判定し、操作されていない場合には方向指示器スイッチ9がオフであると判定する。
ステップST101で方向指示器スイッチ9がオンではないと判定された場合には(ステップST101の判定結果がNO)、方向指示器7を点灯しないため、本制御処理を終了する。ステップST101で方向指示器スイッチ9がオンであると判定された場合には(ステップST101の判定結果がYES)、ステップST102に進む。
ステップST102では、速度センサ5によって車両の走行速度を検知する。次にステップST103に進み、ステップST102で検知した走行速度が0か否かを判定する。ステップST103で走行速度が0と判定された場合(ステップST103の判定結果がYES)、ステップST104に進み、第1パターンP1を選択し、メモリ3bに記憶された第1パターンP1を読み込む。
ステップST103で走行速度が0でないと判定された場合(ステップST103の判定結果がNO)、ステップST105に進み、第2パターンP2を選択し、メモリ3bに記憶された第2パターンP2を読み込む。
ステップST104又はステップST105の処理が終了すると、ステップST106に進み、ステップST104又はST105で選択したパターンに従って、方向指示器7の点灯を制御する。
次に、ステップST107に進み、方向指示器スイッチ9がオフか否かを判定する。方向指示器スイッチ9が操作されていない場合には方向指示器スイッチ9がオフであると判定し、方向指示器スイッチ9が操作されている場合には方向指示器スイッチ9がオフではないと判定する。
ステップST107で方向指示器スイッチ9がオフではないと判定された場合には(ステップST107の判定結果がNO)、上述のステップST102に戻る。ステップST107で方向指示器スイッチ9がオフであると判定された場合には(ステップST107の判定結果がYES)、ステップST108に進む。
ステップST108では、方向指示器スイッチ9が操作されていないため方向指示器7を消灯する。方向指示器7を消灯する場合には、方向指示器7の光度が0になるように方向指示器7に印加される電圧を0[V]にする。ステップST108の処理が終了すると、本制御処理を終了する。
以上のように第2実施形態の灯体制御装置1では、車両の走行速度が0の場合には(停車している場合)、方向指示器7の点灯が眩しさを低減する第1パターンP1に従って制御されるため、対向車又は後続車等の他の車両の運転者や歩行者が感じる眩しさを低減できる。また、車両の走行速度が0でない場合には(「走行中に車線変更する場合」又は「対向車や歩行者が近くにおらず停止せずに右折できる場合」)、方向指示器7の点灯が方向指示器7の点灯を他者が早目に知覚しやすい第2パターンP2に従って制御されるため、当該車両が右左折や車線変更をすることを周囲に強く意思表示でき、対向車や後続車の運転者や歩行者等に注意を促すことができる。
これによって、第2実施形態の灯体制御装置1では、車両用灯体としての方向指示器7の光源としてLEDを用いた場合に、方向指示器7の点灯時の眩しさを低減する場合と、方向指示器7の点灯を早く知覚させることが必要な場合の両方に対応できる。
また、第2実施形態では車両用灯体を、方向指示器スイッチ9が操作されているときに点灯する方向指示器7としている。対向車の通過待ちの場合などで交差点内に停車中の場合等のように走行速度が0の場合には、第1パターンP1が選択されることで周辺の車両、特に対向車の運転の妨げにならず車両の安全性を向上できる。また、走行中に車線変更する場合や、停車せずに左折又は右折する等のように走行速度が0でない場合、すなわち走行している場合には、第2パターンP2が選択されることで周辺の車両や歩行者に対して当該車両が右左折や車線変更をすることを周囲に強く意思表示でき、車両の安全性を向上できる。
1…灯体制御装置(第1実施形態)、2a…ストップランプ(車両用灯体)、2b…ハイマウントストップランプ(車両用灯体)、3…制御手段、3a…CPU、3b…メモリ、6…灯体制御装置(第2実施形態)、7…方向指示器(車両用灯体)、8…制御手段、8a…CPU、8b…メモリ、P1…第1パターン、P2…第2パターン、P3…第3パターン、h0…定常光度、h1…第1光度、h2…第2光度、D1…第1の減速度(所定の減速度)D2…第2の減速度。

Claims (5)

  1. LEDを光源とする車両用灯体と前記灯体の点灯を制御する制御手段とを備えた車両用灯体制御装置であって、
    前記制御手段は、前記灯体の点灯時の光度を変化させるために少なくとも2つの光度変化パターンを有し、
    前記灯体の消灯状態における光度を消灯光度、前記灯体の通常点灯状態における光度を定常光度として、前記定常光度よりも低い光度であって人が点灯を知覚できる光度を第1光度、前記定常光度以上の光度を第2光度と定めたとき、
    前記2つの光度変化パターンのうちの第1パターンは、前記灯体の光度を前記消灯光度から前記第1光度まで増大させ、その後第1の所定時間が経過した時に前記定常光度まで漸増するように設定され、
    前記2つの光度変化パターンのうちの第2パターンは、前記灯体の光度を前記消灯光度から前記第2光度まで増大させ、その後第2の所定時間が経過した時に前記定常光度であるように設定され、
    前記制御手段は、当該車両の走行状態に応じて前記光度変化パターンの1つを選択し、その選択した光度変化パターンに従って前記灯体の点灯を制御することを特徴とする車両用灯体制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用灯体制御装置において、
    前記灯体は、車両の制動手段が作動しているときに点灯するストップランプであり、
    前記制御手段は、当該車両が所定の減速度未満の減速度で走行している走行状態では前記第1パターンを選択し、所定の減速度以上の減速度で走行している走行状態では前記第2パターンを選択して、前記ストップランプの点灯を制御することを特徴とする車両用灯体制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両用灯体制御装置において、
    前記灯体は、車両の旋回時に点灯される方向支持器であり、
    前記制御手段は、当該車両の走行状態を走行速度で表わし、走行速度が0の場合に前記第1パターンを選択し、走行速度が0でない場合に前記第2パターンを選択して、前記方向支持器の点灯を制御することを特徴とする車両用灯体制御装置。
  4. 請求項1に記載の車両用灯体制御装置において、
    前記制御手段は、前記2つの光度変化パターンのほか前記灯体を点滅させるように設定された第3パターンを有することを特徴とする車両用灯体制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両用灯体制御装置において、
    前記灯体は、車両の制動手段が作動しているときに点灯されるストップランプであり、
    前記制御手段は、当該車両が第1の減速度未満の減速度で走行している走行状態では前記第1パターンを選択し、該第1の減速度以上第2の減速度未満の減速度で走行している走行状態では前記第2パターンを選択し、該第2の減速度以上の減速度で走行している走行状態では前記第3パターンを選択して、前記ストップランプの点灯を制御することを特徴とする車両用灯体制御装置。
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