JP2012183242A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外槽の振動による排水ホースの亀裂や破れ等を低減する洗濯機を提供することを課題とする。
【解決手段】洗濯水を溜める外槽と、外槽から洗濯水を排水する排水手段と、排水手段に接続され、蛇腹を設けた排水ホースと、下部に配置される合成樹脂製のベース部材4と、を備える洗濯機であって、ベース部材4には、略U字状の断面を持つ排水ホースの固定部411と、固定部411にヒンジ415によって自在に開閉するように接続された前記排水ホース12の押さえ部412とを有し、固定部411は、洗濯機1の幅方向に対して傾斜した向きに排水ホース12を固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯機に関するもので、特に排水ホースの固定支持に関する。
洗濯機の外枠体内に有する外槽は、外枠体上端から吊り下げられた防振装置である吊棒により支持されて外槽内に収納されている。外槽の底部には排水バルブが設けられ、前記排水バルブの片端は排水ホースが挿着されている。また排水ホース他端側部分は、外枠体下部に嵌合された合成樹脂製のベース部材の側壁から外部に延出させて、外槽内に溜められた洗濯水を排水するようにしている。
洗濯機の外槽は脱水運転時において、外槽内に備えられた洗濯兼脱水槽に有する洗濯物のアンバランスによって大きく振動することがある。
外槽が振動すると、これと連動し、排水ホースにも同様に振動が伝達され、外槽下部に螺着された駆動部や外枠体に接触することにより、排水ホースに亀裂や破れ等が生じる可能性がある。
こうした排水ホースの亀裂や破れを防止するために、排水ホースの部位を機内に固定支持している。例えば、特開平5−68785号公報(特許文献1)に記載されているような技術がある。特許文献1記載の技術においては、外槽を収容する外箱にプラスチック製の台板を結合したものにあって、その台板に、外箱から離間させてホース支持部を形成し、排水ホースの機内途中部位をそのホース支持部により支持している。
特開平5−68785号公報
排水ホースの亀裂や破れの問題は、脱水運転時の外槽の振動が主な原因と考えられていた。このため、脱水運転時の洗濯物のアンバランスによって発生する振動を抑制するために、防振装置である吊棒は弾性部材、およびダンパー機構を設けている。
しかしながら、外槽の振動は、脱水運転時の洗濯物のアンバランスによって発生する振動のみではなく、洗濯運転およびすすぎ運転時においても、洗濯水の水流によって外槽が上下方向に振幅を繰り返す振動や、攪拌翼により洗濯物を攪拌することによっても外槽の振動が発生し、排水ホースに悪影響を及ぼすことが徐々に解明されてきた。
特許文献1に記載の技術では、プラスチック製の台板に有するホース支持部が外槽に対し平行に設けられていることから、洗濯及びすすぎ運転時の排水ホースの状態は、外槽からは下部方向に略垂直に伸びているため、外槽とホース支持部の中間部においては直角に曲がる。これにより、排水ホースは柔らかい材料で製造されているため、洗濯及びすすぎ運転時に発生する振動により、直角に曲がっている部分は蛇腹同士がこすれることによって、亀裂や破れが生じる恐れがある。
更に、洗濯機の各工程時に発生する振動の形態は、各々異なる振動形態(上下方向振動、横方向振動等)があり、洗濯機の設置状態や、洗濯物の容量、種類によっても大きく異なるものである。
そこで、本発明は、外槽の振動による排水ホースの亀裂や破れ等を低減する洗濯機を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、洗濯水を溜める外槽と、前記外槽から洗濯水を排水する排水手段と、前記排水手段に接続され、蛇腹を設けた排水ホースと、下部に配置される合成樹脂製のベース部材と、を備える洗濯機であって、前記ベース部材には、略U字状の断面を持つ前記排水ホースの固定部と、前記固定部にヒンジによって自在に開閉するように接続された前記排水ホースの押さえ部とを有し、前記固定部は、前記洗濯機の幅方向に対して傾斜した向きに前記排水ホースを固定することを特徴とする。
また、本発明は、洗濯水を溜める外槽と、前記外槽から洗濯水を排水する排水手段と、前記排水手段に接続され、蛇腹を設けた排水ホースと、下部に配置される合成樹脂製のベース部材と、を備える洗濯機であって、前記ベース部材には、略U字状の断面を持つ前記排水ホースの固定部と、前記固定部にヒンジによって自在に開閉するように接続された前記排水ホースの押さえ部とを有し、前記固定部と前記押さえ部とで成される略円形断面形状の床面からの高さは、前記洗濯機の据付床面に対して、前記排水ホースと前記排水手段の接続部側に近い側の前記固定部の方が、他端側よりも高いことを特徴とする。
本発明によれば、外槽の振動による排水ホースの亀裂や破れ等を低減する洗濯機を提供することができる。
本実施形態に係る洗濯機の内部構成を示す模式断面図である。 本実施形態に係る洗濯機が備えるベース部材を底面側から見た斜視図である。 ベース部材の排水ホース固定支持部を拡大した図2に示すA矢視線底面図である。 排水弁、排水ホース、ホース固定支持部の関係を示す洗濯機の底面図である。 ベース部材のホース固定支持部の図3のB−B矢視線断面図である。 (a)は洗濯・すすぎ運転時の本実施形態に係る洗濯機を後方から見た構成模式図であり、(b)は図6(a)におけるP部拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
<洗濯機>
図1は、本実施形態に係る洗濯機1の内部構成を示す模式断面図である。
図1に示すように、洗濯機1は、内部機構を内包する略箱形の鋼板製の外枠2と、外枠2の上部に合成樹脂で形成された上面カバー3と、外枠2の下部に合成樹脂で形成されたベース部材4と、を有しており、ベース部材4の4隅には脚部4aが嵌挿され、脚部4aが床面と直接接して洗濯機1本体を支えている。
<上面カバー>
上面カバー3の中央部には洗濯物19等を出し入れする洗濯物投入口3aを有しており、この洗濯物投入口3aを開閉するための蓋体3bが設けられている。
上面カバー3の内部に有する電気部品は、上面カバー3の前側と後側の2箇所に設けられており、前側にフロントパネル31、後側にバックパネル32を装着している。フロントパネル31には、電源スイッチや洗濯等の各工程などを操作するスイッチを有する入力スイッチ部33、各工程の進行状況を表示する進行表示部34等が収納されている。バックパネル32には、制御部であるコントロールユニット35、外槽5に洗濯水を給水する給水電磁弁36、外槽5に溜められた洗濯水の水位を検知する感圧式の水位センサ37等が収納されている。また、バックパネル32の外側には、一端が水道の蛇口に接続された給水ホース10が設けられ、その他端は給水電磁弁36に接続されている。上面カバー3は、外枠2の上方開口部を包括するように、外枠2上部にフロントパネル31、バックパネル32を介して、上方からネジ39にて外枠2に固着されている。
<外槽>
外枠2の枠体内には、洗濯水を溜める有底略円筒状の合成樹脂で形成された外槽5を有している。外槽5は、外枠2の上端から吊り下げ支持する防振機構9により垂下防振支持されている。
外槽5の下部壁面には、水位検出のためのエアートラップ5aが形成されている。外槽5内の洗濯水の水位の検出は、このエアートラップ5aから、エアーチューブ37aを介し水位検出手段である感圧式の水位センサ37にて行われる。
例えば洗濯工程等、外槽5に洗濯水を溜める際、コントロールユニット35は、給水電磁弁36に開弁指令を送信することにより給水電磁弁36を開弁させ、外槽5に洗濯水を給水する。そして、コントロールユニット35は、水位センサ37により外槽5に溜められた洗濯水の水位を検知し、検知した水位が所定の水位になると、給水電磁弁36に閉指令を送信することにより給水電磁弁36を閉弁させ、給水を停止する。
外槽5の底部には、外槽5の洗濯水を排水するための外槽排水口5bが形成されている。また、外槽5の底部外側には、排水弁11および排水ホース12が設けられ、外槽排水口5bと排水弁11とは嵌着され、排水弁11と排水ホース12の一端とは嵌着されており、外槽排水口5b、排水弁11および排水ホース12で排水装置を構成している。
例えば洗濯工程等、外槽5に洗濯水を溜める際、コントロールユニット35は、排水弁11に閉弁指令を送信することにより排水弁11を閉弁させ、外槽5に洗濯水を溜める。
また、例えば脱水工程等、外槽5の洗濯水を排水する際、コントロールユニット35は、排水弁11に開弁指令を送信することにより排水弁11を開弁させ、外槽5の洗濯水は、外槽排水口5bから排水ホース12を介して、排水ホース12の他端(排水弁11と嵌着された端と反対の端)から洗濯機1の機外へ排水することができるようになっている。
排水ホース12は、表面に蛇腹(ベローズ)を有しており(図4、図6参照)、合成樹脂にて一体成型されたものである。排水ホース12は、一端が排水弁11に嵌着され、ベース部材4の内部空間側の後部に形成されたホース固定支持部41で固定され、ベース部材4の側面に形成されたホース引出口44a(44b(図2参照))から、排水ホース12の他端が洗濯機1の機外(ベース部材4の外部空間側)へ延出する。
また、外槽5の底部外側には、鋼板製の取付けベース15を介して、駆動用モータ13および駆動用モータ13の回転速度を減速する減速機14が取り付けられている。
<洗濯兼脱水槽>
外槽5の内側には、洗濯兼脱水槽6が回転自在に取り付けられている。洗濯兼脱水槽6は、壁面となるステンレス鋼板を用いた円筒形状に形成された胴板6aと、底面となる椀形状に形成された底板6bと、を有しており、底板6bが胴板6aの端部に止着され、軸方向に長い有底円筒形状に形成されている。
洗濯兼脱水槽6の上部には、流体バランサ6cを有し、洗濯兼脱水槽6の回転時、洗濯物19の偏りと反対方向にバランス用の流体が移動して、洗濯物19の偏りによる外槽5の振動を抑制する。
洗濯兼脱水槽6の側面(胴板6a)には、脱水孔6dが複数個設けられている。脱水工程時、コントロールユニット35は、駆動用モータ13を制御して、洗濯兼脱水槽6を高速で回転させ、洗濯兼脱水槽6の内部の洗濯物19を遠心脱水し、洗濯物19に含まれている洗濯水を脱水孔6dから洗濯兼脱水槽6の外側(外槽5と洗濯兼脱水槽6との間の空間)に分離して排出する。
また、洗濯兼脱水槽6の内底面の中央部には、攪拌翼7が回転自在に設けられている。攪拌翼7は、駆動用モータ13の回転速度を減速機14により減速され、例えば、毎分90〜120回転の回転速度で回転される。洗濯工程時、コントロールユニット35は、駆動用モータ13および減速機14を制御して、攪拌翼7の正転/逆転を繰り返し、洗濯兼脱水槽6の内部の洗濯物19を上下動に攪拌することにより、洗濯、すすぎ等を行う。
<防振機構>
防振機構9は、吊棒8、吊棒保持具8a、摺動筒9a、防振バネ9b、バネ受9c等から構成されている。吊棒8の上端には凸球面を持った吊棒保持具8aが固着され、吊棒保持具8aは外枠2の上部4隅に設けられたコーナープレート2aの凹球面に嵌着されている。摺動筒9aは、外槽5に設けられた摺動筒受け5cの凹球面に嵌着されるよう凸球面を有し、内部には防振バネ9b、バネ受9cを設け、外槽5の振動を抑制している。
<ベース部材>
図2は、本実施形態に係る洗濯機1が備えるベース部材4を底面側から見た斜視図である。なお、以下の説明において、洗濯機1の右側面とは洗濯機1を前方向から見た際の右側の側面をいい、洗濯機1の左側面とは、洗濯機1を前方向から見た際の左側の側面をいうものとして、以下に説明する。
ベース部材4は、外枠2(図1参照)とネジ(図示せず)を用いて固定されており、外枠2の鋼板下端部の露出を防止し、耐食性を向上させているとともに、洗濯機1の外部障害からの保護を図っている。
また、合成樹脂製の部材であるベース部材4には、ホース固定支持部41、ホース拘止部42、ホース整合部43、ホース引出口44a,44bがベース部材4と一体に形成されている。
ホース固定支持部41は、洗濯機1の後部(ベース部材4の内部空間側の後部)に配置され、排水ホース12を固定する部材である。脱水工程時、洗濯兼脱水槽6を高速で回転させ洗濯兼脱水槽6の内部の洗濯物19を遠心脱水するが、洗濯物19の配置に偏り(アンバランス)があると、外槽5に大きな振動が発生する。外槽5の振動は排水弁11を介して嵌着される排水ホース12にも伝達するが、ホース固定支持部41で固定されることにより、排水ホース12が洗濯機1の内部で大きく振動して洗濯機1の内部機構(例えば、駆動用モータ13)と接触することを防止している。
なお、ホース固定支持部41は、外槽5の底部外側に取り付けられた駆動用モータ13の外径よりも離れた後側に設けられることが望ましい(図4参照)。
ホース固定支持部41は、略U字状の断面を持つホース固定部411と、略U字状の断面を持つホース押さえ部412と、ホース固定部411に形成されたホース固定フック孔部413と、ホース押さえ部412に形成されたホース固定フック部414と、ホース固定部411およびホース押さえ部412を接続してホース押さえ部412を自在に開閉する固定支持ヒンジ部415と、ホース固定部411の内表面に形成された凸形状部416と、ホース押さえ部412の内表面に形成された凸形状部417と、を有している。
排水ホース12をホース固定部411の略U字状の内部を通して、ホース押さえ部412を固定支持ヒンジ部415に沿って排水ホース12を挟み込むように回転させ、ホース固定フック部414をホース固定フック孔部413に係合させることにより、排水ホース12はホース固定支持部41(ベース部材4)に固定される(図4参照)。この際、凸形状部416,417が排水ホース12の表面に有した蛇腹の凹部と嵌着することにより、ホース固定支持部41は排水ホース12を拘止する。
ホース拘止部42およびホース整合部43は、ホース固定支持部41で固定された排水ホース12を洗濯機1の機外へ導くための略U字状の部材である。
ホース引出口44a,44bは、ベース部材4の内部空間と機外とを連通する開口であり、ホース引出口44aはベース部材4の右側面に形成され、ホース引出口44bはベース部材4の左側面に形成されている。
洗濯機1の製造時において、排水ホース12の一端が排水弁11に嵌着され、排水ホース12の途中でホース固定支持部41によりベース部材4に固定され、残りの排水ホース12(固定支持部41により固定された部分から排水ホース12の他端(吐出側)まで)がベース部材4の内部空間に納められ、排水ホース12の他端(吐出側)がホース整合部43で固定されている。
洗濯機1の右側から排水ホース12を機外に引き出して設置する場合、設置作業者は、ホース固定支持部41で固定された排水ホース12を、ホース拘止部42でガイドされるように配置し、ホース引出口44aから排水ホース12の他端(吐出側)が機外に延出するように配置する。
一方、洗濯機1の左側から排水ホース12を機外に引き出して設置する場合、設置作業者は、ホース固定支持部41で固定された排水ホース12を、ホース拘止部42でガイドされるように配置し、略180度屈曲させて、ホース整合部43でガイドされるように配置し、ホース引出口44bから排水ホース12の他端(吐出側)が機外に延出するように配置する。
ホース固定支持部41について、さらに説明する。
図3は、ベース部材4の排水ホース固定支持部41を拡大した図2に示すA矢視線底面図である。
図3に示すように、ホース固定支持部41のホース固定部411は、ベース部材4の内側壁より内側に突出して排水ホース12を支持するようになっているが、左側(排水弁11の接続部側に近い側、排水ホース12の上流側)の突出する長さ(La)の方が、右側(排水弁11の接続部側に近い側と対する側、排水ホース12の下流側)の突出する長さ(Lb)に対して、前方向に突出するよう傾斜している。
即ち、洗濯機1を底面視した際、排水ホース12の上流側が、左右方向に対して傾斜角度θ1で前方向に傾斜するように、ホース固定支持部41が排水ホース12を固定するようになっている。
なお、傾斜角度θ1は、洗濯機1の本体構造上9〜10°が好適である。
図4は、排水弁11、排水ホース12、ホース固定支持部41の関係を示す洗濯機1の底面図である。なお、図4において、ホース拘止部42を省略して図示している。
図4に示すように、排水ホース12は、ホース固定支持部41に固定した状態において、外槽5下部に設けた排水弁11の他端(排水ホース12の一端と嵌着される側の端)の中心方向に導かれる。そして、排水ホース12は、直立する方向に屈曲し(図6参照)、排水ホース12の一端が排水弁11の他端に嵌着される。
このように、ホース固定支持部41で固定された排水ホース12が、排水弁11の他端の中心方向に導かれるため、ホース固定支持部41と排水弁11との間の排水ホース12は、緩やかに屈設される。
図5は、ベース部材4のホース固定支持部41の図3のB−B矢視線断面図である。
図5に示すように、ホース固定支持部41のホース固定部411は、左側(排水弁11の接続部側に近い側、排水ホース12の上流側)の高さ(Ha)の方が、右側(排水弁11の接続部側に近い側と対する側、排水ホース12の下流側)の高さ(Hb)に対して、高くなるように排水ホース12を支持するようになっている。
即ち、洗濯機1を水平視した際、排水ホース12の上流側が、洗濯機1が設置される床面に対して(水平面に対して)、傾斜角度θ2で上方向に傾斜するように、ホース固定支持部41が排水ホース12を固定するようになっている。
なお、傾斜角度θ2は、洗濯機1の本体構造上9〜10°が好適である。
これにより、排水ホース12は、ホース固定支持部41に固定した状態において、外槽5下部に設けた排水弁11の方向に導かれるため、ホース固定支持部41と排水弁11との間の排水ホース12は、緩やかに屈設される。
図6の(a)は、洗濯・すすぎ運転時の本実施形態に係る洗濯機を後方から見た構成模式図であり、(b)は、図6(a)におけるP部拡大図である。
図6(a)に示すように、洗濯運転およびすすぎ運転時のような外槽5の内部に洗濯水が溜められた状態では、洗濯水と洗濯物19の重量により防振機構9に有する螺旋状の防振バネ9bは圧縮された密着状態となる。この状態において、外槽5は垂直方向の最下点に位置するため、これに連動してホース固定支持部41と排水弁11との間の排水ホース12は、たわんだ状態となる。
従来技術(例えば特許文献1に記載の洗濯機)においては、前記たわんだ状態(外槽が垂直方向の最下点に位置した状態)における排水ホースの状態は、ホース固定支持部と排水弁との間において、略直角に屈曲される。さらに、底面視して、ホース固定支持部から延出する排水ホースは、排水弁の中心方向に向かっておらず、捻れるようにして排水弁に嵌着される。
排水ホース12は合成樹脂材料で製造されているため、略直角に曲がっている部分は蛇腹凹凸部同士が接近し擦れることによって、洗濯運転およびすすぎ運転時に発生する振動により、排水ホース12に亀裂や破れが生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態に係る洗濯機1においては、図3および図4に示すように、ホース固定支持部41は、底面視して洗濯機1の幅方向(左右方向)に対して、並行ではなく、傾斜した向きに排水ホース12を固定する。更に、図5に示すように、ホース固定部411とホース押さえ部412とで成される略円形断面形状の高さは、洗濯機1の据付床面に対して、排水ホース12と排水弁11の接続部側に近い側のホース固定支持部41の方(Ha)が、他端側(Hb)よりも高いことから、図6(b)に示すように、ホース固定支持部41と排水弁11との間の排水ホース12に生じる排水ホース12の屈曲量は低減される。
これにより、洗濯運転およびすすぎ運転時に発生する振動により、排水ホース12の蛇腹(ベローズ)の凹凸部同士が擦れあって生じる磨耗を軽減することが可能であることから、排水ホース12に生じる亀裂や破れ等を防止することができる。
また、図6(b)に示すように、たわんだ状態(外槽が垂直方向の最下点に位置した状態)において、排水ホース12の屈曲部12aの蛇腹(ベローズ)の凹凸部同士が互いに接触せず間隔を有するように、傾斜角度θ2を決定することが好適である。
以上、本実施形態に係る洗濯機1によれば、ホース固定支持部41と排水弁11との間の排水ホース12の屈曲量を軽減し、かつ、底面視して排水弁11とホース固定支持部41との間を略直線的に排水ホース12を配置することにより、排水ホース12の蛇腹の凹凸部同士が擦れあって生じる磨耗を軽減することが可能であることから、排水ホース12に生じる亀裂や破れ等を防止することができる。
なお、本実施形態に係る洗濯機1は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態において、底面視して排水弁11の右側にホース固定支持部41を設けるものとして説明したが、左側にあってもよい。
この場合、ホース固定部411は、右側(排水弁11の接続部側に近い側、排水ホース12の上流側)の突出する長さの方が、左側(排水弁11の接続部側に近い側と対する側、排水ホース12の下流側)の突出する長さ(Lb)に対して、前方向に突出するよう傾斜する。また、右側(排水弁11の接続部側に近い側、排水ホース12の上流側)の高さの方が、左側(排水弁11の接続部側に近い側と対する側、排水ホース12の下流側)の高さに対して、高くなるように排水ホース12を支持する。
1 洗濯機
2 外枠
3 上面カバー
3a 洗濯物投入口
3b 蓋体
31 フロントパネル
32 バックパネル
33 入力スイッチ部
34 進行表示部
35 コントロールユニット
36 給水電磁弁
37 水位センサ
37a エアーチューブ
39 ネジ
4 ベース部材
4a 脚部
41 ホース固定支持部
411 ホース固定部(固定部)
412 ホース押さえ部(押さえ部)
413 ホース固定フック孔部
414 ホース固定フック部
415 固定支持ヒンジ部(ヒンジ)
416、417 凸形状部
42 ホース拘止部
43 ホース整合部
44a、44b 排水ホース引出口
5 外槽
5a エアートラップ
5b 外槽排水口(排水手段)
6 洗濯兼脱水槽
6a 胴板
6b 底板
6c 流体バランサ
6d 脱水孔
7 攪拌翼
8 吊棒(支持装置)
8a 吊棒保持具(支持装置)
9 防振機構(支持装置)
9a 摺動筒(支持装置)
9b 防振バネ(支持装置、弾性体)
9c バネ受(支持装置)
10 給水ホース
11 排水弁(排水手段)
12 排水ホース
12a 屈曲部
13 駆動用モータ(駆動部)
14 減速機(駆動部)
15 取付けベース
19 洗濯物

Claims (6)

  1. 洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽から洗濯水を排水する排水手段と、
    前記排水手段に接続され、蛇腹を設けた排水ホースと、
    下部に配置される合成樹脂製のベース部材と、を備える洗濯機であって、
    前記ベース部材には、
    略U字状の断面を持つ前記排水ホースの固定部と、
    前記固定部にヒンジによって自在に開閉するように接続された前記排水ホースの押さえ部とを有し、
    前記固定部は、前記洗濯機の幅方向に対して傾斜した向きに前記排水ホースを固定する
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽から洗濯水を排水する排水手段と、
    前記排水手段に接続され、蛇腹を設けた排水ホースと、
    下部に配置される合成樹脂製のベース部材と、を備える洗濯機であって、
    前記ベース部材には、
    略U字状の断面を持つ前記排水ホースの固定部と、
    前記固定部にヒンジによって自在に開閉するように接続された前記排水ホースの押さえ部とを有し、
    前記固定部と前記押さえ部とで成される略円形断面形状の床面からの高さは、前記洗濯機の据付床面に対して、前記排水ホースと前記排水手段の接続部側に近い側の前記固定部の方が、他端側よりも高い
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 前記固定部と前記押さえ部とで成される略円形断面形状の床面からの高さは、前記洗濯機の据付床面に対して、前記排水ホースと前記排水手段の接続部側に近い側の前記固定部の方が、他端側よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  4. 弾性体を有し、該弾性体を圧縮することにより前記外槽を垂下防振支持する支持装置をさらに備え、
    前記固定部の略円形断面形状の中心線と洗濯機の据付床面の角度は、
    前記外槽が垂直方向の最下点に位置した状態において、前記排水手段と前記固定部により屈設された前記排水ホースの蛇腹の凹凸部同士が、互いに間隔を有するように前記排水ホースを前記固定部で固定する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記外槽に回動自在に内置された洗濯兼脱水槽と、
    前記外槽の下部に配置され洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動部と、をさらに備え、
    前記固定部は、前記外槽下部に設けた前記駆動部の外径よりも後側に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記固定部は、
    前記排水ホースを拘止する凸部形状部が形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の洗濯機。
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