JP2012182769A - 映像音声再生装置及び映像音声再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続されているモニタの機器構成が変化した場合に、利用者にとって違和感の少ないタイミングでフォーマットを切り替えること。
【解決手段】映像音声再生装置100は、第1モニタ150及び第2モニタ151から、それぞれが対応する音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得するフォーマット取得部109と、この対応フォーマット情報から、第1モニタ150及び第2モニタ151がともに対応する音声フォーマットを決定する出力フォーマット決定部110と、音声データの無音区間を検出する無音区間検出部112と、この無音区間において、音声フォーマット変換部105が使用する音声フォーマットを切り替えるフォーマット制御部114と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像音声再生装置及び映像音声再生方法に関する。
近年、民生用映像音声再生装置において、複数のデジタル映像音声出力端子を持つ映像音声再生装置が増えつつある。特に車載用途においては、前列以外のシートで同乗者が車中での移動時間を退屈せずに過ごせるようなリアシートエンターテイメントと呼ばれるシステムの構築も進んできている。このようなシステムでは、中列及び後列シートにそれぞれモニタが設置されることも多い。
一方、著作権保護の観点から、技術的に著作権保護機構が破られやすいアナログ方式の映像音声出力をなくして、著作権保護のコントロールを比較的容易に行うことが可能で、強力な暗号化等の技術を用いることができるデジタル方式の映像音声出力に限定する動きもある。
以上のような状況から、今後は複数のデジタル映像音声出力端子を持つ映像音声再生装置に対する需要がますます増大すると考えられる。
このような映像音声再生装置においては、接続される複数のモニタが同じ能力を有するとは限らないため、映像データ及び音声データのフォーマットは、各モニタで共通して再生可能なものが選択される必要がある。
これに対して、特許文献1には、接続されているモニタの機器構成が変化したタイミングで、現在接続されているモニタが対応する映像データ及び音声データのフォーマットを示す情報を取得し、各モニタで共通して再生可能なフォーマットのうちで最も上位の映像フォーマット及び音声フォーマットを自動的に設定する技術が開示されている。
特開2007−324919号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、接続されているモニタの機器構成が変化したタイミングで、各モニタが共通して再生可能なフォーマットに切り替えられるため、フォーマットが変わる度に、映像ミュート又は音声ミュートが挿入されてしまう。ここで、映像ミュートとは、映像フォーマットの切り替え直前に、予め定められた映像、例えば、黒等の単一色映像を表示することで、映像フォーマットの切り替えに伴う映像信号の乱れを利用者に認知されにくくする表示形態のことである。この場合、接続状況に変化のないモニタで継続して視聴している利用者にとっては、自身に直接関係しないモニタの接続状況の変化によって、不意に映像ミュート又は音声ミュートが発生することになり、このような利用者の視聴品質が損なわれる。
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、接続されているモニタの機器構成が変化した場合に、利用者にとって違和感の少ないタイミングでフォーマットを切り替えることを目的とする。
本発明の1態様に係る映像音声再生装置は、映像音声ストリームから映像データ及び音声データを再生する再生部と、前記映像データのフォーマットを一の映像フォーマットに変換して、変換済みの映像データを生成する映像フォーマット変換部と、前記音声データのフォーマットを一の音声フォーマットに変換して、変換済みの音声データを生成する音声フォーマット変換部と、前記変換済みの映像データ及び前記変換済みの音声データを複数の映像音声出力装置に出力する複数の入出力部と、前記複数の入出力部を介して、前記複数の映像音声出力装置に含まれる各々の映像音声出力装置から、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得するフォーマット取得部と、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する音声フォーマットを、音声出力フォーマットとして決定する出力フォーマット決定部と、前記音声データの音量が予め定められた音量以下にある期間が、予め定められた期間以上の無音区間を検出する無音区間検出部と、前記無音区間において、前記音声フォーマット変換部に、前記一の音声フォーマットを前記音声出力フォーマットに切り替えさせるフォーマット制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の1態様によれば、接続されているモニタの機器構成が変化した場合に、利用者にとって違和感の少ないタイミングでフォーマットを切り替えることができる。
実施の形態1に係る映像音声再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1において、フォーマット取得部が取得した対応フォーマット情報の内容の一例を示す概略図である。 実施の形態1において、無音区間検出部で行う無音区間検出処理を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、実施の形態1において行われる無音区間検出処理の具体例を示す概略図である。 実施の形態1における無音区間検出部が管理する無音区間管理情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1における出力フォーマット決定部が行う映像出力フォーマット決定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における出力フォーマット決定部が行う音声出力フォーマット決定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるフォーマット制御部が行う映像フォーマット変更処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるフォーマット制御部が行う音声フォーマット変更処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるフォーマット制御部が行う音声フォーマット変更処理の変形例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る映像音声再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における黒画区間検出部が行う黒画区間検出処理のフローチャートである。 実施の形態2におけるフォーマット制御部が行う映像フォーマット変更処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る映像音声再生装置100の構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態1に係る映像音声再生装置100は、ドライブ部101と、分離デコード部102と、映像フォーマット変換部103と、音声データ一時記憶部としての音声データバッファ部104と、音声フォーマット変換部105と、第1HDMI入出力部106と、第2HDMI入出力部107と、再生制御部108と、フォーマット取得部109と、出力フォーマット決定部110と、フォーマット記憶部111と、無音区間検出部112と、無音区間記憶部113と、フォーマット制御部114と、使用フォーマット記憶部115と、ユーザーインターフェース部(以下、UIF部という)116と、リモコン117とを備える。ここで、ドライブ部101、分離デコード部102及び再生制御部108は、再生部118を構成する。映像音声再生装置100には、映像音声出力装置としての第1モニタ150及び第2モニタ151がHDMIケーブルで接続されている。
ドライブ部101は、DVD規格及びBlu−ray Disc規格等の光ディスク等の記憶媒体からデータを読み取る読取部としての光学ドライブである。ドライブ部101は、再生制御部108からの指示に従って、光ディスクに記録された映像音声ストリームを読み取って、この映像音声ストリームを分離デコード部102に与える。なお、本実施の形態では、ドライブ部101は、光ディスクからデータを読み取るものとしたが、映像音声ストリームを保持したものであれば、ハードディスクドライブ及びフラッシュメモリ等の記憶媒体でも構わない。
分離デコード部102には、ドライブ部101にて読み出された映像音声ストリームが入力される。分離デコード部102は、映像音声ストリームから、映像ストリームと音声ストリームとを分離するデマルチプレクサと、映像ストリームをデコードして映像データを生成する映像デコーダと、音声ストリームをデコードして音声データを生成する音声デコーダとを有している。分離デコード部102は、再生制御部108からの指示に従って、内包するデマルチプレクサと、映像デコーダと、音声デコーダとを動作させ、入力された映像音声ストリームに基づいて、映像データ及び音声データを生成して、これらのデータを出力する。
映像フォーマット変換部103には、分離デコード部102から出力された映像データが入力される。映像フォーマット変換部103は、フォーマット制御部114からの指示に従い、入力された映像データを、接続されている第1モニタ150及び第2モニタ151の両方で再生可能な映像フォーマットに変換して、変換後の映像データを出力する。
音声データバッファ部104には、分離デコード部102から出力された音声データが入力される。音声データバッファ部104は、再生制御部108から、映像データ及び音声データの同期を取るための音声データ遅延時間の指示を受け、この音声データ遅延時間に従って、音声データを遅延させて出力する。
音声フォーマット変換部105には、音声データバッファ部104から出力された音声データが入力される。音声フォーマット変換部105は、フォーマット制御部114の指示に従い、入力された音声データを、接続されている第1モニタ150及び第2モニタ151の両方で再生可能な音声フォーマットに変換して、変換後の音声データを出力する。
第1HDMI入出力部106は、フォーマット取得部109の制御に従って、HDMIケーブルで接続されたモニタが存在すれば、そのモニタで再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得する。図1においては、第1HDMI入出力部106は、HDMIケーブルにて第1モニタ150と接続されているので、接続されている第1モニタ150と通信を行い、第1モニタ150で再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得する。そして、第1HDMI入出力部106は、取得された対応フォーマット情報を、フォーマット取得部109に与える。また、第1HDMI入出力部106には、映像フォーマット変換部103から出力された変換後の映像データ、及び、音声フォーマット変換部105から出力された変換後の音声データが入力される。そして、第1HDMI入出力部106は、入力されたこれらのデータに対して、HDMI規格に従って符号化を行って、デジタル信号としてのHDMI信号を生成し、このHDMI信号を第1モニタ150へ送信する。
第2HDMI入出力部107についても、第1HDMI入出力部106と同様の処理を行う。例えば、図1においては、第2HDMI入出力部107は、HDMIケーブルにて第2モニタ151と接続されているので、接続されている第2モニタ151と通信を行い、第2モニタ151で再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得する。そして、第2HDMI入出力部107は、取得された対応フォーマット情報を、フォーマット取得部109に与える。また、第2HDMI入出力部107には、映像フォーマット変換部103から出力された変換後の映像データ、及び、音声フォーマット変換部105から出力された変換後の音声データが入力される。そして、第2HDMI入出力部107は、入力されたこれらのデータに対して、HDMI規格に従って符号化を行って、デジタル信号としてのHDMI信号を生成し、このHDMI信号を第2モニタ151へ送信する。
再生制御部108は、ドライブ部101及び分離デコード部102に指示を与えて、ドライブ部101に装填された光ディスクの規格(DVD又はBlu−ray Disc等)に従った再生方式で再生制御を行う。また、再生制御部108は、音声データバッファ部104に対して、映像データ及び音声データの同期をとるための音声データ遅延時間を指示する。さらに、再生制御部108は、フォーマット制御部114からの再生状態の問い合わせに対して、再生状態を応答する。加えて、UIF部116から再生及び停止に関する指示を受け付け、その指示に従ってドライブ部101及び分離デコード部102等の制御を行う。
フォーマット取得部109は、第1HDMI入出力部106から第1HDMI入出力部106に接続されている第1モニタ150にて再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得する処理を行う。同様に、フォーマット取得部109は、第2HDMI入出力部107から第2HDMI入出力部107に接続されている第2モニタ151にて再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得する処理を行う。なお、フォーマット取得部109は、第1HDMI入出力部106及び第2HDMI入出力部107に接続されたモニタが変化したり、モニタが切断及び接続されたりする度に、これらの情報を取得する処理を行う。
図2は、フォーマット取得部109が、第1HDMI入出力部106及び第2HDMI入出力部107から取得した対応フォーマット情報の内容の一例を示す概略図である。図2において、第1モニタ150は、映像フォーマットとして、480p、720p及び1080iの3種に対応しており、音声フォーマットとして、PCM2ch及びPCM5.1chに対応している。第2モニタ151は、映像フォーマットとして、720p及び480pに対応しており、音声フォーマットとして、PCM2chのみに対応している。
出力フォーマット決定部110は、フォーマット取得部109から、映像音声再生装置100に接続されているモニタが対応する、最新の映像フォーマット及び音声フォーマットを取得し、これらに基づいて、出力フォーマットを決定し、フォーマット制御部114に通知する。例えば、出力フォーマット決定部110は、フォーマット取得部109から取得した最新の映像フォーマット及び音声フォーマットを、モニタ毎、又は、第1HDMI入出力部106及び第2HDMI入出力部107毎に、フォーマット情報としてフォーマット記憶部111に記憶させておき、このフォーマット情報に基づいて、全てのモニタで共通して再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを出力フォーマットとして決定する。なお、出力フォーマットとして決定された映像フォーマット及び音声フォーマットを、それぞれ映像出力フォーマット及び音声出力フォーマットとする。
フォーマット記憶部111は、モニタ毎に、再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットを記憶する。
無音区間検出部112は、音声データが一時的に保持されている音声データバッファ部104にアクセスし、保持されている音声データを解析することで、無音状態が一定期間以上連続する無音区間の検出を行う。ここで、無音区間は、音声データの音量が予め定められた音量以下にある期間が、予め定められた期間以上の期間となっている区間のことである。無音区間検出部112は、無音区間が見つかった場合、この無音区間を特定する無音区間特定情報を無音区間記憶部113に記憶されている無音区間管理情報に格納する。無音区間検出及び無音区間管理情報に関しては、後ほど詳しく述べる。また、無音区間検出部112は、フォーマット制御部114から、無音区間を問い合わせる無音区間問合せがあった場合に、音声データバッファ部104より、これから出力される音声データが無音区間に該当しているか否かを示す無音区間判別応答を返答する。
無音区間記憶部113は、無音区間検出部112が検出した無音区間を特定する無音区間特定情報を含む無音区間管理情報を記憶する。なお、無音区間管理情報については、後に詳しく述べる。
フォーマット制御部114は、出力フォーマット決定部110にて決定された出力フォーマット(映像出力フォーマット及び音声出力フォーマット)の通知を受け、決定された出力フォーマットに従い、映像フォーマット変換部103及び音声フォーマット変換部105が変換する映像フォーマット及び音声フォーマットを、出力フォーマットに対応する映像フォーマット及び音声フォーマットに変更する処理を行う。なお、フォーマット制御部114は、無音区間検出部112から無音区間判別応答を取得し、また、再生制御部108から再生情報を取得し、これらの情報に基づいて、出力フォーマット決定部110にて決定された出力フォーマットに対応する映像フォーマット及び音声フォーマットへの変更タイミングを調整する。この変更タイミングの調整の仕方については、後ほど詳しく述べる。なお、フォーマット制御部114は、映像フォーマット及び音声フォーマットを変更した場合には、変更後の映像フォーマット及び音声フォーマットを示す使用フォーマット情報を使用フォーマット記憶部115に記憶させる。
使用フォーマット記憶部115は、映像フォーマット変換部103で採用されている映像フォーマット、及び、音声フォーマット変換部105で採用されている音声フォーマットを示す使用フォーマット情報を記憶する。
UIF部116は、利用者のリモコン117を用いた操作に対応するリモコン信号を受けて、このリモコン信号に対応する指示を再生制御部108に与える。
リモコン117は、利用者からの操作を受け付けて、この操作に対応するリモコン信号を発信する。
なお、UIF部116及びリモコン117により、利用者からの操作の入力を受け付ける入力部が構成される。
以上に記載した、出力フォーマット決定部110、無音区間検出部112及びフォーマット制御部114は、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現することができる。この所定のプログラムは、映像音声再生装置100を制御するプログラムとともに、図示しないプログラム記憶部に記憶されているものとする。このプログラム記憶部は、半導体の記憶素子、光ディスク又は磁気ディスク等の記憶媒体により実現することができる。
また以上に記載したフォーマット記憶部111、無音区間記憶部113及び使用フォーマット記憶部115は、一つの記憶部の領域を分けることにより構成されていてもよい。
図3は、無音区間検出部112で行う無音区間検出処理を示すフローチャートである。ここで、TH_LEVELは、各音声チャンネルにおいて無音であると判断するための音声レベル閾値である。ここでは、TH_LEVELは、最大レベルの3%とする。また、TH_DURは、無音が続いた区間長の閾値である。ここでは、TH_DURは、0.5秒とする。また、Fsは、音声データのサンプリング周波数である。さらに、SIG_MUONは、無音区間検出情報であり、「0」のときは無音区間なし、「1」のときは無音区間ありを示す。そして、AM_COUNTは、無音区間を計測するカウンタである。
まず、無音区間検出部112は、SIG_MUON及びAM_COUNTの値を初期化する(S10)。例えば、無音区間検出部112は、SIG_MUONの値を「0」とし、AM_COUNTの値を「0」とする。
次に、無音区間検出部112は、無音区間検出を実施するか否かを判断する(S11)。例えば、無音区間検出部112は、図示しない設定記憶部に記憶されている、無音区間の検出を実施するか否かを示す動作設定フラグに基づいて、この判断を行う。そして、無音区間検出部112は、無音区間検出を実施する場合(ステップS11でYes)には、ステップS12の処理に進み、無音区間検出を実施しない場合(ステップS11でNo)には、無音区間検出処理を終了する。
ステップS12では、無音区間検出部112は、音声データバッファ部104への音声データの書き込みがあるか否かを調べる。そして、無音区間検出部112は、新たな音声データが音声データバッファ部104に追加された場合(ステップS12でYes)には、ステップS13の処理に進み、追加されていない場合(ステップS12でNo)には、ステップS11の処理に戻る。
ステップS13では、無音区間検出部112は、新たに追加された音声データに対して、各音声チャンネルにおいて、音声の音量を示す音声レベルを確認する。
次に、無音区間検出部112は、ステップS13で確認された各音声レベルが、全てのチャンネルにおいて、TH_LEVEL以下になるか否かを判定する(S14)。そして、無音区間検出部112は、各音声チャンネルがすべてTH_LEVEL以下である場合(ステップS14でYes)には、ステップS15の処理に進み、各音声チャンネルのすべてがTH_LEVEL以下ではない場合、言い換えると、TH_LEVEL以下ではない音声チャンネルがある場合(ステップS14でNo)には、ステップS16の処理に進む。
ステップS15では、無音区間検出部112は、AM_COUNTの値に「1」を加算する。ステップS15の処理の後には、無音区間検出部112は、ステップS17の処理に進む。
一方、ステップS16では、無音ではないと判断された場合に相当するので、無音区間検出部112は、AM_COUNTの値を「0」に、SIG_MUONの値を「0」にして、ステップS11の処理に戻る。
ステップS17では、無音区間検出部112は、AM_COUNTの値と、TH_DURにFsを乗算した値と、を比較して、AM_COUNTの値がTH_DURにFsを乗算した値以上であるか否かを判断する。そして、無音区間検出部112は、AM_COUNTの値がTH_DURにFsを乗算した値以上である場合(ステップS17でYes)には、ステップS18の処理に進み、AM_COUNTの値がTH_DURにFsを乗算した値未満である場合(ステップS17でNo)には、ステップS11の処理に戻る。
ステップS18では、無音区間検出部112は、無音区間を検出したと判断し、SIG_MUONの値に「1」をセットする。そして、無音区間検出部112は、ステップS11の処理に戻る。
図3に示されているフローチャートでは、TH_LEVELは3%、TH_DURは0.5秒となっているが、TH_LEVELについては、ほぼ無音に聞こえる音声レベルであれば3%以外でも構わないし、TH_DURについては、音声フォーマット切り替えに要する時間以上であれば0.5秒以外でも構わない。また、TH_LEVELを固定ではなく、出力フォーマット決定部110から無音区間の問い合わせを受けてからの経過時間とともにTH_LEVELの値を上げて、無音と判断される音声レベルの範囲を広げていってもよい。この方法の効果としては、モニタの接続状況に変化があってから音声レベルが継続して低い値になることがない場合、出力フォーマット決定部110より無音区間の問い合わせを受けてからの経過時間とともにTH_LEVELを上げて、無音と判断される音声レベルの範囲を広げることで、無音区間を検出しやすくなり、いつまでも音声フォーマットを切り替えることができなくなる事態を防止することができる。上げられたTH_LEVELの値については、無音区間が検出された後に、元の初期値に戻されるのが望ましい。
図4(A)及び(B)は、無音区間検出処理の具体例を示す概略図である。簡略化のため、音声チャンネル数は「2」、音声レベルを「0」から「99」の100段階で示し、TH_LEVELは「3」、TH_DURは「0.5(秒)」、Fsは「10(Hz)」とする。また、図4(A)及び(B)では、番号欄に格納されている番号が小さいものから順に、それぞれのチャンネルで音声レベルが確認される。図4(A)では、チャンネル1及びチャンネル2の音声レベルが、ともにTH_LEVELである「3」以下の値であるため、AM_COUNTの値が加算されていき、5番目の音声データが確認されたときに、AM_COUNTの値がTH_DURにFsを乗算した値以上になり、SIG_MUONの値が「1」、つまり無音区間が検出される。一方、図4(B)では、4番目の音声データにおいて、チャンネル1の音声レベルがTH_LEVELを超える「10」であるため、この時点でAM_COUNTの値がリセットされ、無音区間は検出されない。
図5は、無音区間検出部112が管理する無音区間管理情報SDTの一例を示す概略図である。無音区間管理情報SDTは、無音区間記憶部113に記憶される。図示するように、無音区間管理情報SDTは、管理番号欄SDT1と、無音区間開始点欄SDT2と、無音区間終了点欄SDT3とを有するテーブル形式の情報である。
管理番号欄SDT1は、無音区間検出部112が検出した無音区間を管理するための管理番号を格納する。例えば、無音区間検出部112は、無音区間を検出する度に、「1」から順に連番となる整数を管理番号欄SDT1に格納する。
無音区間開始点欄SDT2は、管理番号欄SDT1で識別される無音区間の開始点となる音声データが書き込まれた、音声データバッファ部104のアドレスを格納する。例えば、無音区間検出部112は、SIG_MUONの値が「0」から「1」に変化したときに、新たに音声データの書き込みがあった音声データバッファ部104内のアドレスからTH_DUR時間分だけ戻ったアドレス(言い換えると、無音が検出されはじめた音声データが格納されているアドレス)を無音区間開始点として、無音区間開始点欄SDT2に登録する。
無音区間終了点欄SDT3は、管理番号欄SDT1で識別される無音区間の終了点となる音声データが書き込まれた、音声データバッファ部104のアドレスを格納する。例えば、無音区間検出部112は、SIG_MUONの値が「1」から「0」に変化したときに、新たに音声データの書き込みがあった音声データバッファ部104内のアドレスからTH_DUR時間分だけ前にもどったアドレスを無音区間終了点として、無音区間終了点欄SDT3に登録する。終了点をTH_DUR時間だけ戻す理由としては、フォーマット制御部114が、実際に無音の期間が終了する点の近くで音声フォーマットを切り替える指示を出してしまうと、音声フォーマットの切替処理が完了する前に無音の期間が終わり、音声が途切れる等、利用者に違和感を生じさせてしまうためである。このため、本実施の形態においては、実際に検知された無音の期間から音声フォーマット切り替えに要する時間を差し引いた期間を無音区間としている。
なお、無音区間は、音声データバッファ部104内に複数個存在する可能性があるので、管理番号にて管理される。また、音声データバッファ部104から、ある無音区間のデータが全て読み出されてしまうと、当該無音区間の情報は管理番号単位で無音区間管理情報SDTから消去される。
図6は、出力フォーマット決定部110が行う映像出力フォーマット決定処理を示すフローチャートである。
まず、出力フォーマット決定部110は、映像音声再生装置100にて対応する映像フォーマットのうち、最上位の品質のものを選択する(S20)。なお、映像音声再生装置100にて対応する映像フォーマット及び映像フォーマットの品質の順位については、フォーマット記憶部111に記憶されているものとする。
次に、出力フォーマット決定部110は、選択された映像フォーマットが、映像音声再生装置100に接続されている全てのモニタで対応可能か否かを調べる(S21)。そして、出力フォーマット決定部110は、全てのモニタが選択された映像フォーマットに対応している場合(ステップS21でYes)には、ステップS22の処理に進み、選択された映像フォーマットに対応していないモニタがある場合(ステップS21でNo)には、ステップS23の処理に進む。
ステップS22では、出力フォーマット決定部110は、選択されている映像フォーマットを映像出力フォーマットとして決定し、映像出力フォーマット決定処理を終了する。
一方、ステップS23では、出力フォーマット決定部110は、既に選択されている映像フォーマットより一つ下位の品質の映像フォーマットを新たに選択して、ステップS21の処理に戻る。
図6に示されている映像出力フォーマット決定処理を、図2に示されている第1モニタ150及び第2モニタ151にて再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットの一例に対して適用すると、ステップS20では、出力フォーマット決定部110は、映像フォーマット1080iを選択する。ステップS21では、出力フォーマット決定部110は、映像フォーマット1080iの対応状況を調べる。第1モニタ150は、映像フォーマット1080iに対応しているが、第2モニタ151は対応していないため、出力フォーマット決定部110は、ステップS23の処理に進む。ステップS23では、出力フォーマット決定部110は、映像フォーマット1080iよりも一つ下位の品質の映像フォーマット720pを選択する。そして、出力フォーマット決定部110は、ステップS21において、選択された映像フォーマット720pの対応状況を調べる。今度は第1モニタ150及び第2モニタ151が、ともに選択された映像フォーマット720pに対応しているため、ステップS22において、映像フォーマット720pが映像出力フォーマットとして決定される。なお、映像フォーマット480pについても、第1モニタ150及び第2モニタ151が、ともに対応しているが、より上位の品質の映像フォーマットを優先する仕組みになっているため、映像フォーマット720pが優先的に映像出力フォーマットとして決定される。
図7は、出力フォーマット決定部110が行う音声出力フォーマット決定処理を示すフローチャートである。
まず、出力フォーマット決定部110は、映像音声再生装置100にて対応する音声フォーマットのうち、最上位の品質のものを選択する(S30)。なお、映像音声再生装置100にて対応する音声フォーマット及び音声フォーマットの品質の順位については、フォーマット記憶部111に記憶されているものとする。
次に、出力フォーマット決定部110は、選択された音声フォーマットが、映像音声再生装置100に接続されている全てのモニタで対応可能か否かを調べる(S31)。そして、出力フォーマット決定部110は、全てのモニタが選択された音声フォーマットに対応している場合(ステップS31でYes)には、ステップS32の処理に進み、選択された音声フォーマットに対応していないモニタがある場合(ステップS31でNo)には、ステップS33の処理に進む。
ステップS32では、出力フォーマット決定部110は、選択されている音声フォーマットを音声出力フォーマットとして決定し、音声出力フォーマット決定処理を終了する。
一方、ステップS33では、出力フォーマット決定部110は、既に選択されている音声フォーマットより一つ下位の品質の音声フォーマットを新たに選択して、ステップS31の処理に戻る。
図7に示されている音声出力フォーマット決定処理を、図2に示されている第1モニタ150及び第2モニタ151にて再生可能な映像フォーマット及び音声フォーマットの一例に対して適用すると、ステップS30では、出力フォーマット決定部110は、音声フォーマットPCM7.1chを選択する。ステップS31では、出力フォーマット決定部110は、音声フォーマットPCM7.1chの対応状況を調べる。第1モニタ150及び第2モニタ151の何れも音声フォーマットPCM7.1chに対応していないため、出力フォーマット決定部110は、ステップS33の処理に進む。ステップS33では、出力フォーマット決定部110は、音声フォーマットPCM7.1chよりも一つ下位の品質の音声フォーマットPCM5.1chを選択する。そして、出力フォーマット決定部110は、ステップS31において、選択された音声フォーマットPCM5.1chの対応状況を調べる。今度は、第1モニタ150は、音声フォーマットPCM5.1chに対応しているが、第2モニタ151は、音声フォーマットPCM5.1chに対応していないため、再び、ステップS33の処理に進む。ステップS33では、音声フォーマットPCM5.1chよりも一つ下位の品質の音声フォーマットPCM2chが選択される。そして、出力フォーマット決定部110は、ステップS31において、選択された音声フォーマットPCM2chの対応状況を調べる。今度は、第1モニタ150及び第2モニタ151が、ともに選択された音声フォーマットPCM2chに対応しているため、ステップS32において、音声フォーマットPCM2chが音声出力フォーマットとして決定される。
図8は、フォーマット制御部114が行う映像フォーマット変更処理を示すフローチャートである。
まず、フォーマット制御部114は、出力フォーマット決定部110から新しい映像出力フォーマットの通知を受ける(S40)。
次に、フォーマット制御部114は、通知された映像出力フォーマットと、使用中の映像フォーマットとを比較して、映像フォーマットに変化があるか否かを判断する(S41)。使用中の映像フォーマットは、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報で示される映像フォーマットである。そして、フォーマット制御部114は、映像フォーマットに変化がある場合(ステップS41でYes)には、ステップS42の処理に進み、映像フォーマットに変化がない場合(ステップS41でNo)には、映像フォーマット変更処理を終了する。
ステップS42では、フォーマット制御部114は、現在より上位の品質の映像フォーマットに変更するか否か、言い換えると、映像出力フォーマットが、使用中の映像フォーマットよりも上位の品質のフォーマットであるか否かを確認する。そして、フォーマット制御部114は、現在より上位の品質の映像フォーマットに変更すると判断した場合(ステップS42でYes)には、ステップS43の処理に進み、現在より下位の品質の映像フォーマットに変更すると判断した場合(ステップS42でNo)には、ステップS44の処理に進む。
ステップS43では、フォーマット制御部114は、再生制御部108に再生状態を問い合わせて、再生中か否かを確認する。そして、フォーマット制御部114は、再生中であれば、ステップS43の処理を再生終了まで繰り返す。一方、フォーマット制御部114は、再生中ではないと判断した場合(ステップS43でYes)には、ステップS44の処理に進む。
ステップS44では、フォーマット制御部114は、ステップS40で通知された映像出力フォーマットに変更する映像フォーマット変更指示を映像フォーマット変換部103に与えて処理を終了する。なお、このとき、フォーマット制御部114は、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報を更新して、使用フォーマット情報が変更後の映像フォーマットを示すようにする。
なお、ステップS41において、フォーマット制御部114は、下位の品質の映像フォーマットに変更すると判断した場合に、ステップS44の処理に進み、再生終了を待たずに映像フォーマット変更指示を出す理由は、以下の通りである。映像出力フォーマットが下位の品質の映像フォーマットに決定されたことは、現在使用中の映像フォーマットには対応していないモニタが接続されたことを意味するため、接続された全てのモニタに映像を表示させるには、映像フォーマットを変更する必要があるからである。映像フォーマットを変更する際には、映像の表示は一時停止される。このため、切り替え時に再生中であった場合、継続して接続中のモニタで視聴中の利用者にとって意図しない映像ミュートが挿入されるが、下位の品質の映像フォーマットに変更する場合には、全てのモニタで映像を表示させるために、やむを得ず変更が実行される。一方、上位の品質の映像フォーマットに変更する場合には、ステップS43で再生終了を待ってから、映像フォーマットが変更されるため、再生中の映像ミュートを防止することができる。なお、映像フォーマットの切り替えを、無音区間に行うようにしてもよい。
図9は、フォーマット制御部114が行う音声フォーマット変更処理を示すフローチャートである。
まず、フォーマット制御部114は、出力フォーマット決定部110から新しい音声出力フォーマットの通知を受ける(S50)。
次に、フォーマット制御部114は、通知された音声出力フォーマットと、使用中の音声フォーマットとを比較して、音声フォーマットに変化があるか否かを判断する(S51)。使用中の音声フォーマットは、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報で示される音声フォーマットである。そして、フォーマット制御部114は、音声フォーマットに変化がある場合(ステップS51でYes)には、ステップS52の処理に進み、音声フォーマットに変化がない場合(ステップS51でNo)には、音声フォーマット変更処理を終了する。
ステップS52では、フォーマット制御部114は、無音区間検出部112に問い合わせて、音声データバッファ部104よりこれから出力される音声データが無音区間にあるか否かを確認する。例えば、無音区間検出部112は、フォーマット制御部114より問い合わせを受けた際に、音声データバッファ部104にアクセスして、出力しようとする音声データのアドレスを取得する。そして、無音区間検出部112は、無音区間記憶部113に記憶されている無音区間管理情報SDTを参照して、取得されたアドレスが無音区間に含まれているか否かを判断することにより、これから出力される音声データが無音区間にあるか否かを判別する。さらに、無音区間検出部112は、この判別結果に基づいて、無音区間にあるか否かを示す無音区間判別応答をフォーマット制御部114に返答する。そして、フォーマット制御部114は、これから出力される音声データが無音区間にあると判断した場合(ステップS52でYes)には、ステップS53の処理に進み、これから出力される音声データが無音区間にないと判断した場合(ステップS52でNo)には、再びステップS52の処理を繰り返す。
ステップS53では、フォーマット制御部114は、ステップS50で通知された音声出力フォーマットに音声フォーマットを変更する音声フォーマット変更指示を映像フォーマット変換部103に与えて処理を終了する。なお、このとき、フォーマット制御部114は、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報を更新して、使用フォーマット情報が変更後の音声フォーマットを示すようにする。
図9に示されているフローチャートでは、同時に接続されていた他のモニタの切断や、新たなモニタの接続による音声フォーマットの変更を行う際に、音声の無音区間を検出し、音声の無音区間に音声フォーマットの変更が行われることにより、継続して視聴中の利用者にとって不意な音声ミュートがかからず、違和感の少ない音声フォーマットの変更が可能となる。ただし、下位の品質の音声フォーマットに変更する必要がある場合、音声フォーマットが変更されるまで、新たに接続されたモニタで音声の出力ができないことになる。
図10は、フォーマット制御部114が行う音声フォーマット変更処理の変形例を示すフローチャートである。
まず、フォーマット制御部114は、出力フォーマット決定部110から新しい音声出力フォーマットの通知を受ける(S60)。
次に、フォーマット制御部114は、通知された音声出力フォーマットと、使用中の音声フォーマットとを比較して、音声フォーマットに変化があるか否かを判断する(S61)。そして、フォーマット制御部114は、音声フォーマットに変化がある場合(ステップS61でYes)には、ステップS62の処理に進み、音声フォーマットに変化がない場合(ステップS61でNo)には、音声フォーマット変更処理を終了する。
ステップS62では、フォーマット制御部114は、現在より上位の品質の音声フォーマットに変更するか否か、言い換えると、音声出力フォーマットが、使用中の音声フォーマットよりも上位の品質のフォーマットであるか否かを確認する。そして、フォーマット制御部114は、現在より上位の品質の音声フォーマットに変更すると判断した場合(ステップS62でYes)には、ステップS63の処理に進み、現在より下位の品質の音声フォーマットに変更すると判断した場合(ステップS62でNo)には、ステップS65の処理に進む。
ステップS63では、フォーマット制御部114は、再生制御部108に再生状態を問い合わせて、再生中か否かを確認する。そして、フォーマット制御部114は、再生中の場合(ステップS63でYes)には、ステップS64の処理に進み、再生中ではない場合(ステップS63でNo)には、ステップS65の処理に進む。
ステップS64では、フォーマット制御部114は、無音区間検出部112に問い合わせて、音声データバッファ部104よりこれから出力される音声データが無音区間にあるか否かを確認する。そして、フォーマット制御部114は、これから出力される音声データが無音区間にあると判断した場合(ステップS64でYes)には、ステップS65の処理に進み、これから出力される音声データが無音区間にないと判断した場合(ステップS64でNo)には、ステップS63の処理に進む。
ステップS65では、フォーマット制御部114は、ステップS60で通知された音声出力フォーマットに音声フォーマットを変更する音声フォーマット変更指示を映像フォーマット変換部103に与えて処理を終了する。なお、このとき、フォーマット制御部114は、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報を更新して、使用フォーマット情報が変更後の音声フォーマットを示すようにする。
図10に示すフローチャートのステップS62において、変更する音声フォーマットが、使用中の音声フォーマットよりも下位の品質の音声フォーマットである場合(ステップS62でNo)には、ステップS65の処理に進み、再生終了を待たずに音声フォーマット変更指示を出す理由は、以下の通りである。音声出力フォーマットが下位の品質の音声フォーマットに決定されたことは、現在出力している音声フォーマットには対応していないモニタが接続されたことを意味し、接続された全てのモニタに音声を再生させるには、音声フォーマットを変更する必要があるからである。音声フォーマットを変更する際には音声をミュートする必要がある。このため、再生中に音声フォーマットを変更してしまうと、継続して接続中のモニタで視聴中の利用者にとって意図しない音声ミュートが挿入されてしまうが、下位の品質の音声フォーマットに変更する場合には、全てのモニタで音声を出力するために、やむを得ず変更が実行される。
映像フォーマットを切り替える処理と音声フォーマットを切り替える処理との違いは、音声区間の判定を行うか否かである(図9のステップS52、図10のステップS64)。HDMI規格で音声を送る場合、映像信号のブランキング期間に音声データをパケット化して送る。音声フォーマットを切り替えても、映像データには影響がないため、映像を表示したまま音声フォーマットを変更できる。よって、音声が無音の状態でこの音声フォーマット切り替えを行うことで、継続して接続中のモニタで視聴中の利用者にとって、実質的に映像も音声も途切れないシームレスな音声フォーマットの切り替えができる。
以上に記載した実施の形態1に係る映像音声再生装置100は、同時に接続されていた他のモニタが切断されて上位の品質の音声フォーマットに切り替える際に、音声の無音区間を検出し、音声の無音区間で音声フォーマットを切り替えることにより、継続して視聴中の利用者にとって不意な音声ミュートがかからず、違和感の少ない音声フォーマットの切り替えを行うことができる。
また、映像音声再生装置100は、映像と音声の同期を取るための音声データバッファ部104を利用して音声の無音検出を行うため、特別なハードウェアを必要とせず、無音検出を行うソフトウェアのみで実現可能なため、コストの増大を引き起こさない。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係る映像音声再生装置200の構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態2に係る映像音声再生装置200は、ドライブ部101と、分離デコード部102と、映像フォーマット変換部103と、音声データバッファ部104と、音声フォーマット変換部105と、第1HDMI入出力部106と、第2HDMI入出力部107と、再生制御部108と、フォーマット取得部109と、出力フォーマット決定部110と、フォーマット記憶部111と、無音区間検出部112と、無音区間記憶部113と、フォーマット制御部214と、使用フォーマット記憶部115と、UIF部116と、リモコン117と、映像データ一時記憶部としての映像データバッファ部219と、黒画区間検出部220とを備える。実施の形態2に係る映像音声再生装置200は、フォーマット制御部214での処理の点、並びに、映像データバッファ部219及び黒画区間検出部220が備えられている点において、実施の形態1に係る映像音声再生装置100と異なっている。
映像データバッファ部219には、分離デコード部102から出力された映像データが入力される。映像データバッファ部219は、映像データを一時的に保持し、黒画区間検出部220で用いるTH_V_DURの時間分遅延させて、映像データを出力する。
黒画区間検出部220は、映像データバッファ部219にアクセスし、映像データを解析することで、全画面がほぼ真っ黒の状態(黒画と呼称する)が一定期間連続する黒画区間の検出を行う。ここで、黒画区間は、映像データの明るさが予め定められた明るさ以下にある期間が、予め定められた期間以上の期間となっている区間のことである。黒画区間検出については、後ほど詳しく述べる。また、黒画区間検出部220は、フォーマット制御部214から、黒画区間の問い合わせがあった場合には、黒画区間であるか否かを示す黒画区間判別応答を返答する。
フォーマット制御部214は、出力フォーマット決定部110にて決定された出力フォーマット(映像出力フォーマット及び音声出力フォーマット)の通知を受け、決定された出力フォーマットに従い、映像フォーマット変換部103及び音声フォーマット変換部105に、出力フォーマットに対応する映像フォーマット及び音声フォーマットに変換させる処理を行う。なお、フォーマット制御部214は、無音区間検出部112から無音区間判別応答、再生制御部108から再生情報、及び黒画区間検出部220から黒画区間判別応答を取得し、これらの情報に基づいて、出力フォーマット決定部110にて決定された出力フォーマットに対応する映像フォーマット及び音声フォーマットへの変更タイミングを調整する。この変更タイミングの調整の仕方については、後ほど詳しく述べる。なお、フォーマット制御部214は、出力フォーマット決定部110から通知された出力フォーマットに従って、映像フォーマット及び音声フォーマットを変更した場合には、変更後の映像フォーマット及び音声フォーマットを示す使用フォーマット情報を使用フォーマット記憶部115に記憶させる。
図12は、黒画区間検出部220が行う黒画区間検出処理のフローチャートである。図12において、TH_V_LEVELは、各映像チャンネルにおいて黒画であると判断するための映像レベル閾値である。なお、RGBなのか輝度色差なのかによって閾値の考え方が変わり、RGBと輝度の場合は、単純にTH_V_LEVEL以下か否かで判断するが、色差の場合は、中央値±TH_V_LEVEL以内か否かで、黒画であるか否かが判断される。ここでは映像チャンネルが、RGBの映像であるものとする。ここで、TH_V_LEVELは、最大レベルの3%であるものとする。また、TH_V_DURは、黒画が続いた区間長の閾値である。ここでは、TH_V_DURは0.5秒とする。Frは、映像データのフレーム周波数である。また、SIG_KUROは、黒画区間検出情報であり、この値が「0」のときは黒画区間なし、「1」のときは黒画区間ありを示す。さらに、VK_COUNTは、黒画区間を計測するカウンタである。
まず、黒画区間検出部220は、SIG_KURO及びVK_COUNTの値を初期化する(S70)。例えば、黒画区間検出部220は、SIG_KUROの値を「0」とし、VK_COUNTの値を「0」とする。
次に、黒画区間検出部220は、黒画区間検出を実施するか否かを判断する(S71)。例えば、黒画区間検出部220は、図示しない設定記憶部に記憶されている、黒画区間の検出を実施するか否かを示す動作設定フラグに基づいて、この判断を行う。そして、黒画区間検出部220は、黒画区間検出を実施する場合(ステップS71でYes)には、ステップS72の処理に進み、黒画区間検出を実施しない場合(ステップS71でNo)には、黒画区間検出処理を終了する。
ステップS72では、黒画区間検出部220は、映像データバッファ部219への映像データの書き込みがあるかどうかを調べる。そして、黒画区間検出部220は、新たな映像データが映像データバッファ部219に追加された場合(ステップS72でYes)には、ステップS73の処理に進み、追加されていない場合(ステップS72でNo)には、ステップS71の処理に戻る。
ステップS73では、黒画区間検出部220は、新たに追加された映像データに対して、各映像チャンネルにおいて、映像の明るさを示す映像レベルを確認する。
次に、黒画区間検出部220は、ステップS73で確認された各映像レベルが、全てのチャンネルにおいて、TH_V_LEVEL以下になるか否かを判定する(S74)。そして、黒画区間検出部220は、各映像チャンネルがすべてTH_V_LEVEL以下である場合(ステップS74でYes)には、ステップS75の処理に進み、各音声チャンネルのすべてがTH_V_LEVEL以下ではない場合、言い換えると、TH_V_LEVEL以下ではない映像チャンネルがある場合(ステップS74でNo)には、ステップS76の処理に進む。
ステップS75では、黒画区間検出部220は、VK_COUNTの値に「1」を加算する。ステップS75の処理の後には、黒画区間検出部220は、ステップS77の処理に進む。
一方、ステップS76では、黒画ではないと判断された場合に相当するので、黒画区間検出部220は、VK_COUNTの値を「0」に、SIG_KUROの値を「0」にして、ステップS71の処理に戻る。
ステップS77では、黒画区間検出部220は、VK_COUNTの値と、TH_V_DURの値にFrを乗算した値と、を比較して、VK_COUNTの値がTH_V_DURにFrを乗算した値以上であるか否かを判断する。そして、黒画区間検出部220は、VK_COUNTの値がTH_V_DURにFrを乗算した値以上である場合(ステップS77でYes)には、ステップS78の処理に進み、VK_COUNTの値がTH_V_DURにFrを乗算した値未満である場合(ステップS77でNo)には、ステップS71の処理に戻る。
ステップS78では、黒画区間検出部220は、黒画区間を検出したと判断し、SIG_KUROの値に「1」をセットする。そして、黒画区間検出部220は、ステップS71の処理に戻る。
図12に示されているフローチャートでは、TH_V_LEVELは3%、TH_V_DURは0.5秒となっているが、TH_V_LEVELについては、ほぼ黒画に見える映像レベルであれば3%以外でも構わないし、TH_V_DURについては、映像フォーマット切り替えに要する時間以上であれば0.5秒以外でも構わない。また、TH_V_LEVELを固定ではなく、出力フォーマット決定部110から黒画区間の問い合わせを受けてからの経過時間とともにTH_V_LEVELの値を上げて、黒画と判断される映像レベルの範囲を広げていってもよい。この方法の効果としては、モニタの接続状況に変化があってから映像レベルが継続して低い値になることがない場合、出力フォーマット決定部110から黒画区間の問い合わせを受けてからの経過時間とともにTH_V_LEVELを上げて、黒画と判断される映像レベルの範囲を広げることにより、黒画区間を検出しやすくなり、いつまでも映像フォーマットを切り替えることができなくなる事態を防止することができる。
次に、フォーマット制御部214について述べる。実施の形態2におけるフォーマット制御部214は、映像フォーマット変更処理において、実施の形態1におけるフォーマット制御部114と異なっている。
図13は、フォーマット制御部214が行う映像フォーマット変更処理を示すフローチャートである。
まず、フォーマット制御部214は、出力フォーマット決定部110から新しい映像出力フォーマットの通知を受ける(S80)。
次に、フォーマット制御部214は、通知された映像出力フォーマットと、使用中の映像フォーマットとを比較して、映像フォーマットに変化があるか否かを判断する(S81)。使用中の映像フォーマットは、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報で示される映像フォーマットである。そして、フォーマット制御部214は、映像フォーマットに変化がある場合(ステップS81でYes)には、ステップS82の処理に進み、映像フォーマットに変化がない場合(ステップS81でNo)には、映像フォーマット変更処理を終了する。
ステップS82では、フォーマット制御部214は、現在より上位の品質の映像フォーマットに変更するか否か、言い換えると、映像出力フォーマットが、使用中の映像フォーマットよりも上位の品質のフォーマットであるか否かを確認する。そして、フォーマット制御部214は、現在より上位の品質の映像フォーマットに変更すると判断した場合(ステップS82でYes)には、ステップS83の処理に進み、現在より下位の品質の映像フォーマットに変更すると判断した場合(ステップS82でNo)には、ステップS85の処理に進む。
ステップS83では、フォーマット制御部214は、再生制御部108に再生状態を問い合わせて、再生中か否かを確認する。そして、フォーマット制御部214は、再生中である場合(ステップS83でYes)には、ステップS84の処理に進み、再生中ではない場合(ステップS83でNo)には、ステップS85の処理に進む。
ステップS84では、フォーマット制御部214は、黒画区間検出部220に問い合わせて、映像データバッファ部219よりこれから出力される映像データが黒画区間にあるか否かを確認する。例えば、黒画区間検出部220は、フォーマット制御部214より問い合わせを受けた際に、黒画区間検出情報(SIG_KURO)の値を確認することで、これから出力される映像データが黒画区間にあるか否かを判別する。そして、黒画区間検出部220は、判別結果に基づいて、黒画区間にあるか否かを示す黒画区間判別応答をフォーマット制御部214に返答する。そして、フォーマット制御部214は、これから出力される映像データが黒画区間にあると判断した場合(ステップS84でYes)には、ステップS85の処理に進み、これから出力される映像データが黒画区間にないと判断した場合(ステップS84でNo)には、ステップS83の処理に戻る。
ステップS85では、フォーマット制御部214は、無音区間検出部112に問い合わせて、音声データバッファ部104よりこれから出力される音声データが無音区間にあるか否かを確認する。そして、フォーマット制御部214は、これから出力される音声データが無音区間にあると判断した場合(ステップS85でYes)には、ステップS86の処理に進み、これから出力される音声データが無音区間にないと判断した場合(ステップS85でNo)には、ステップS83の処理に戻る。
ステップS86では、フォーマット制御部214は、ステップS80で通知された映像出力フォーマットに変更する映像フォーマット変更指示を映像フォーマット変換部103に与えて処理を終了する。なお、このとき、フォーマット制御部214は、使用フォーマット記憶部115に記憶されている使用フォーマット情報を更新して、使用フォーマット情報が変更後の映像フォーマットを示すようにする。
図13に示されているフローチャートのステップS85において、映像フォーマットを切り替えるために、映像データが黒画区間だけでなく、音声データが無音区間である確認をする理由としては、HDMI規格では、音声は映像のブランキング期間にパケット化して送るので、映像フォーマットが切り替わって受信側で再同期がかかるまで、映像の表示が一時停止するだけでなく音声に関してもミュートされてしまうからである。HDMI規格ではなく、別な方式で映像と音声を独立して送る場合は、ステップS85での無音区間のチェックは不要である。
以上のように、実施の形態2に係る映像情報再生装置200によれば、映像データの黒画区間を検出し、映像データの黒画区間で映像フォーマットを切り替えることにより、同時に接続されていた他のモニタが切断されて上位の品質の映像フォーマットに切り替える際に、継続して視聴中の利用者にとって不意な映像ミュートが行われず、違和感の少ない映像フォーマットの切り替えが可能となる。
100,200:映像音声再生装置、 101:ドライブ部、 102:分離デコード部、 103:映像フォーマット変換部、 104:音声データバッファ部、 105:音声フォーマット変換部、 106:第1HDMI入出力部、 107:第2HDMI入出力部、 108:再生制御部、 109:フォーマット取得部、 110:出力フォーマット決定部、 111:フォーマット記憶部、 112:無音区間検出部、 113:無音区間記憶部、 114,214:フォーマット制御部、 115:使用フォーマット記憶部、 116:ユーザーインターフェース部、 117:リモコン、 118:再生部、 219:映像データバッファ部、 220:黒画区間検出部、 150:第1モニタ、 151:第2モニタ。

Claims (22)

  1. 映像音声ストリームから映像データ及び音声データを再生する再生部と、
    前記映像データのフォーマットを一の映像フォーマットに変換して、変換済みの映像データを生成する映像フォーマット変換部と、
    前記音声データのフォーマットを一の音声フォーマットに変換して、変換済みの音声データを生成する音声フォーマット変換部と、
    前記変換済みの映像データ及び前記変換済みの音声データを複数の映像音声出力装置に出力する複数の入出力部と、
    前記複数の入出力部を介して、前記複数の映像音声出力装置に含まれる各々の映像音声出力装置から、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得するフォーマット取得部と、
    前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する音声フォーマットを、音声出力フォーマットとして決定する出力フォーマット決定部と、
    前記音声データの音量が予め定められた音量以下にある期間が、予め定められた期間以上の無音区間を検出する無音区間検出部と、
    前記無音区間において、前記音声フォーマット変換部に、前記一の音声フォーマットを前記音声出力フォーマットに切り替えさせるフォーマット制御部と、を備えること
    を特徴とする映像音声再生装置。
  2. 前記フォーマット制御部は、前記音声出力フォーマットが前記一の音声フォーマットよりも上位の品質のフォーマットである場合に、前記無音区間において、前記一の音声フォーマットを前記音声出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項1に記載の映像音声再生装置。
  3. 前記フォーマット制御部は、前記音声出力フォーマットが前記一の音声フォーマットよりも下位の品質のフォーマットである場合には、前記無音区間であるか否かを問わずに、前記一の音声フォーマットを前記音声出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項2に記載の映像音声再生装置。
  4. 前記再生部から与えられた音声データを一時的に記憶する音声データ一時記憶部をさらに備え、
    前記無音区間検出部は、前記音声データ一時記憶部に一時的に記憶された音声データから、前記無音区間を検出すること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の映像音声再生装置。
  5. 前記対応フォーマット情報は、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマット、及び、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示し、
    前記出力フォーマット決定部は、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定し、
    前記フォーマット制御部は、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも上位の品質のフォーマットである場合に、前記映像データの再生終了後に、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の映像音声再生装置。
  6. 前記フォーマット制御部は、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも下位の品質のフォーマットである場合に、前記映像データの再生が終了しているか否かを問わずに、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項5に記載の映像音声再生装置。
  7. 前記映像データの明るさが予め定められた明るさ以下である期間が、予め定められた期間以上の黒画区間を検出する黒画区間検出部をさらに備え、
    前記対応フォーマット情報は、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマット、及び、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示し、
    前記出力フォーマット決定部は、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定し、
    前記フォーマット制御部は、前記黒画区間において、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の映像音声再生装置。
  8. 前記フォーマット制御部は、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも上位の品質のフォーマットである場合に、前記黒画区間において、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項7に記載の映像音声再生装置。
  9. 前記フォーマット制御部は、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも下位の品質のフォーマットである場合には、前記黒画区間であるか否かを問わずに、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項8に記載の映像音声再生装置。
  10. 前記映像データの明るさが予め定められた明るさ以下である期間が、予め定められた期間以上の黒画区間を検出する黒画区間検出部をさらに備え、
    前記対応フォーマット情報は、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマット、及び、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示し、
    前記出力フォーマット決定部は、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定し、
    前記フォーマット制御部は、前記黒画区間かつ前記無音区間である期間において、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の映像音声再生装置。
  11. 映像音声ストリームから映像データ及び音声データを再生する再生部と、
    前記映像データのフォーマットを一の映像フォーマットに変換して、変換済みの映像データを生成する映像フォーマット変換部と、
    前記音声データのフォーマットを一の音声フォーマットに変換して、変換済みの音声データを生成する音声フォーマット変換部と、
    前記変換済みの映像データ及び前記変換済みの音声データを複数の映像音声出力装置に出力する複数の入出力部と、
    前記複数の入出力部を介して、前記複数の映像音声出力装置に含まれる各々の映像音声出力装置から、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得するフォーマット取得部と、
    前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定する出力フォーマット決定部と、
    前記映像データの明るさが予め定められた明るさ以下である期間が、予め定められた期間以上の黒画区間を検出する黒画区間検出部と、
    前記黒画区間において、前記映像フォーマット変換部に、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせるフォーマット制御部と、を備えること
    を特徴とする映像音声再生装置。
  12. 映像音声ストリームから映像データ及び音声データを再生する再生部と、
    前記映像データのフォーマットを一の映像フォーマットに変換して、変換済みの映像データを生成する映像フォーマット変換部と、
    前記音声データのフォーマットを一の音声フォーマットに変換して、変換済みの音声データを生成する音声フォーマット変換部と、
    前記変換済みの映像データ及び前記変換済みの音声データを複数の映像音声出力装置に出力する複数の入出力部と、
    前記複数の入出力部を介して、前記複数の映像音声出力装置に含まれる各々の映像音声出力装置から、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマット及び音声フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得するフォーマット取得部と、
    前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマット及び音声フォーマットを、それぞれ映像出力フォーマット及び音声出力フォーマットとして決定する出力フォーマット決定部と、
    無音区間検出部と、
    フォーマット制御部と、を備える映像音声再生装置が行う映像音声再生方法であって、
    前記無音区間検出部が、前記音声データの音量が予め定められた音量以下にある期間が、予め定められた期間以上の無音区間を検出する無音区間検出過程と、
    前記フォーマット制御部が、前記無音区間において、前記一の音声フォーマットを前記音声出力フォーマットに切り替えさせる第1音声フォーマット切替過程と、を有すること
    を特徴とする映像音声再生方法。
  13. 前記フォーマット制御部が、前記音声出力フォーマットが前記一の音声フォーマットよりも、上位の品質のフォーマットであるか、又は、下位の品質のフォーマットであるかを判断する音声フォーマット判断過程をさらに備え、
    前記フォーマット制御部は、前記音声フォーマット判断過程において、前記音声出力フォーマットが前記一の音声フォーマットよりも上位の品質のフォーマットであると判断した場合に、前記第1音声フォーマット切替過程に進むこと
    を特徴とする請求項12に記載の映像音声再生方法。
  14. 前記フォーマット制御部が、前記音声フォーマット判断過程において、前記音声出力フォーマットが前記一の音声フォーマットよりも下位の品質のフォーマットであると判断した場合に、前記無音区間であるか否かを問わずに、前記一の音声フォーマットを前記音声出力フォーマットに切り替えさせる第2音声フォーマット切替過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項13に記載の映像音声再生方法。
  15. 前記映像音声再生装置は、前記再生部から与えられた音声データを一時的に記憶する音声データ一時記憶部をさらに備え、
    前記無音区間検出過程において、前記無音区間検出部は、前記音声データ一時記憶部に一時的に記憶された音声データから、前記無音区間を検出すること
    を特徴とする請求項12から14の何れか一項に記載の映像音声再生方法。
  16. 前記対応フォーマット情報は、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマット、及び、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示し、
    前記出力フォーマット決定部は、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定し、
    前記フォーマット制御部が、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも、上位の品質のフォーマットであるか、又は、下位の品質のフォーマットであるかを判断する映像フォーマット判断過程をさらに備え、
    前記フォーマット制御部が、前記映像フォーマット判断過程において、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも上位の品質のフォーマットであると判断した場合に、前記映像データの再生終了後に、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせる第1映像フォーマット切替過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項12から14の何れか一項に記載の映像音声再生方法。
  17. 前記フォーマット制御部が、前記映像フォーマット判断過程において、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも下位の品質のフォーマットであると判断した場合に、前記映像データの再生が終了しているか否かを問わずに、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせる第2映像フォーマット切替過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項16に記載の映像音声再生方法。
  18. 前記映像音声再生装置は、前記映像データの明るさが予め定められた明るさ以下である期間が、予め定められた期間以上の黒画区間を検出する黒画区間検出部をさらに備え、
    前記対応フォーマット情報は、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマット、及び、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示し、
    前記出力フォーマット決定部は、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定し、
    前記フォーマット制御部が、前記黒画区間において、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせる第1映像フォーマット切替過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項12から15の何れか一項に記載の映像音声再生方法。
  19. 前記フォーマット制御部が、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも、上位の品質のフォーマットであるか、又は、下位の品質のフォーマットであるかを判断する映像フォーマット判断過程をさらに備え、
    前記フォーマット制御部は、前記映像フォーマット切替過程において、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも上位の品質のフォーマットであると判断した場合に、前記第1映像フォーマット切替過程に進むこと、
    を特徴とする請求項18に記載の映像音声再生方法。
  20. 前記フォーマット制御部が、前記映像フォーマット切替過程において、前記映像出力フォーマットが前記一の映像フォーマットよりも下位の品質のフォーマットであると判断した場合に、前記黒画区間であるか否かを問わずに、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせる第2映像フォーマット切替過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項19に記載の映像音声再生方法。
  21. 前記映像音声再生装置は、前記映像データの明るさが予め定められた明るさ以下である期間が、予め定められた期間以上の黒画区間を検出する黒画区間検出部をさらに備え、
    前記対応フォーマット情報は、前記各々の映像音声出力装置が対応する音声フォーマット、及び、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示し、
    前記出力フォーマット決定部は、前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定し、
    前記フォーマット制御部が、前記黒画区間かつ前記無音区間である期間において、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせる第1映像フォーマット切替過程をさらに有すること
    を特徴とする請求項12から15の何れか一項に記載の映像音声再生方法。
  22. 映像音声ストリームから映像データ及び音声データを再生する再生部と、
    前記映像データのフォーマットを一の映像フォーマットに変換して、変換済みの映像データを生成する映像フォーマット変換部と、
    前記音声データのフォーマットを一の音声フォーマットに変換して、変換済みの音声データを生成する音声フォーマット変換部と、
    前記変換済みの映像データ及び前記変換済みの音声データを複数の映像音声出力装置に出力する複数の入出力部と、
    前記複数の入出力部を介して、前記複数の映像音声出力装置に含まれる各々の映像音声出力装置から、前記各々の映像音声出力装置が対応する映像フォーマットを示す対応フォーマット情報を取得するフォーマット取得部と、
    前記対応フォーマット情報から、前記複数の映像音声出力装置の全てが対応する映像フォーマットを、映像出力フォーマットとして決定する出力フォーマット決定部と、
    黒画区間検出部と、
    フォーマット制御部と、を備える映像音声再生装置が行う映像音声再生方法であって、
    前記黒画区間検出部が、前記映像データの明るさが予め定められた明るさ以下である期間が、予め定められた期間以上の黒画区間を検出する黒画区間検出過程と、
    前記フォーマット制御部が、前記黒画区間において、前記一の映像フォーマットを前記映像出力フォーマットに切り替えさせる映像フォーマット変更過程と、を有すること
    を特徴とする映像音声再生方法。
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