JP2012182723A - 信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信部は第2の信号送受信装置の電池容量の情報を受信する。推定部は信号処理部にて処理する所定の動作に対応して第2の信号送受信装置が必要な電池容量を推定する。比較部は第2の信号送受信装置の電池容量と必要な電池容量を比較する。表示信号生成部は比較結果を通知するための信号を生成する。
【選択図】図2
Description
例えば、近年実用化されている立体映像処理システムの方式の一つとして、左右の映像を表示装置に交互に時分割表示させ、その表示装置に表示した左右の映像と同期して左右の眼鏡が交互に開閉する液晶シャッター式眼鏡等を通して視聴することで立体映像を視聴させる方式が知られている。シャッター式眼鏡を使用する方式では視聴者の視聴時の自由度を上げるため、シャッター式眼鏡には信号受信用や電源供給用のケーブルをつけないことが望ましい。特許文献1(特開平9−5904号公報)にはシャッター式眼鏡に電池を搭載することが記載されている。また特許文献2(特開平8−265863号公報)には、シャッター式眼鏡を電池駆動する場合の電力の低減に関する記述がされている。
(a)第1の信号送受信装置(100)と、前記第1の信号送受信装置との通信を行い電池により駆動する第2の信号送受信装置(200)とを含む信号処理システムにおける前記第1の信号送受信装置としての信号処理装置であって、前記第2の信号送受信装置の電池容量の情報を受信する受信部(114)と、信号処理部(110)と、前記信号処理部にて処理する所定の動作に対応して前記第2の信号送受信装置が必要な電池容量を推定する推定部(120)と、前記推定部にて推定した電池容量と前記第2の信号送受信装置から受信した電池容量の情報とを比較する比較部(116)と、前記比較部にて比較した結果に基づいて表示信号を生成する表示信号生成部(122)とを有することを特徴とする信号処理装置。
(b)前記信号処理システムは映像表示装置(300)を更に備え、前記信号処理部で処理する信号は映像信号であって、前記信号処理装置は、処理する映像信号の対応フレームレートを検出する映像信号対応フレームレート検出部(108)と、前記映像表示装置の対応フレームレートを検出する表示装置対応フレームレート検出部(118)と、前記映像信号の表示フレームレートを決定するフレームレート決定部(112)とを更に備え、前記フレームレート決定部は前記映像信号の対応フレームレートと前記表示装置の対応フレームレートとを比較し、共通するフレームレートの内最も高いフレームレートに決定することを特徴とする(a)記載の信号処理装置。
(c)前記信号処理システムは映像表示装置を更に備え、前記信号処理部で処理する信号は映像信号であって、前記信号処理装置は、処理する映像信号の対応フレームレートを検出する映像信号対応フレームレート検出部と、前記映像表示装置の対応フレームレートを検出する表示装置対応フレームレート検出部と、前記映像信号の表示フレームレートを決定するフレームレート決定部とを更に備え、前記フレームレート決定部は前記映像信号の対応フレームレートと前記表示装置の対応フレームレートとを比較し、前記第2の送受信装置の電池容量が所定量より多い場合、共通するフレームレートの内最も高いフレームレートに決定し、前記第2の送受信装置の電池容量が所定量以下の場合、共通するフレームレートの内、最も高いフレームレートではないフレームレートに決定することを特徴とする(a)記載の信号処理装置
(d)前記第1の信号送受信装置が立体映像処理装置であり、前記第2の信号送受信装置がシャッター式眼鏡であることを特徴とする(a)〜(c)記載の信号処理装置。
また本発明の信号処理装置を応用した立体映像処理システムによれば、視聴しようとするコンテンツの再生時間に対して、シャッター式眼鏡の電池容量に余裕があるか否かをユーザーが容易に認識することができる。
図2を用いて各部の構成を説明する。図2は本発明の実施形態1に関る、立体映像処理システムの構成例を示すブロック図である。図1と共通する部分には共通の番号を付与する。
信号処理装置100は、チューナ部102、記録媒体再生部104、記録再生部106、付加情報解析部108、信号処理部110、フレームレート決定部112、状態信号受信部114、比較部116、表示装置対応フレームレート検出部118、必要電池容量算出部120、OSD生成部122、OSD合成部124、タイミング信号送信部126、映像信号送出部128から構成される。
状態信号受信部114はシャッター式眼鏡200から、電池容量に関するデータを含んだ信号を受信しシャッター式眼鏡の電池容量に関するデータを比較部116に送る。
表示装置対応フレームレート検出部118は表示装置300から受け取った信号から、表示装置300の対応フレームレートを検出し、検出結果をフレームレート決定部112に送る。
必要電池容量算出部120は視聴しようとしている番組を表示するフレームレート情報と表示時間情報から、視聴しようとしている番組を視聴するためにシャッター式眼鏡に必要な電池容量(必要電池容量)を算出し、比較部116に送る。
比較部116は状態信号受信部114から受け取ったシャッター式眼鏡200の電池容量情報と、必要電池容量算出部120から受け取った必要電池容量情報を比較し、比較結果をOSD生成部122に送る。OSD生成部122は受け取った比較結果に対応したOSD信号を生成しOSD合成部124に送る。
OSD合成部124は信号処理部110から受け取った映像信号に、OSD生成部122から受け取ったOSD信号を合成して映像信号送出部128に送る。
映像信号送出部128は映像信号を送出し、送出された映像信号は表示装置300に入力され表示される。
タイミング信号受信部202は信号処理装置100のタイミング信号送信部126から送信されたタイミング信号を受信する。タイミング信号受信部202は受信したタイミング信号を複号化して液晶シャッター駆動部204に送る。液晶シャッター駆動部204は受け取ったタイミング信号に従って左目用シャッター206Lと右目用シャッター206Rを動作させる。左目用シャッター206Lと右目用シャッター206Rは表示装置300で表示する左右映像の表示タイミングに合わせて交互に開閉される。
電池容量検出部212は、検出結果をデータ化して状態信号送信部214に送る。状態信号送信部214は、受け取ったデータを信号処理装置100との通信方式に従ってコード化し送信する。
ステップS1で、ユーザがチューナ部102を通して放送番組の視聴予約をしたり、記録媒体再生部104に再生用ディスクをセットしたり、或いは記録再生部106のHDDの再生リスト表示をしたことを付加情報解析部108が検出するとステップS2に進む。
ステップS2で表示装置対応フレームレート検出部118は表示装置300の対応フレームレートを検出し、検出結果をフレームレート決定部112に送る。表示装置300から信号処理装置100へ情報を伝送するケーブルがつながっていなかったり、元々表示装置300が対応フレームレートに関する情報を出力する機能がない等の理由で、信号処理装置100が表示装置300から対応フレームレートに関する情報を受け取れない場合、表示装置対応フレームレート検出部118は表示装置300の対応フレームレートがデフォルト値(例えば30フレーム/秒)の1種類であると判断する。
視聴しようとしている番組が放送信号の場合、EPG情報から対応フレームレートを検出する。記録媒体または記録再生部に記録された番組の場合、番組信号に付加されている仕様に関する情報から対応フレームレートを検出する。いずれの場合も対応フレームレート情報が検出できない場合、付加情報解析部108は、視聴しようとしている番組の対応フレームレートがデフォルト値(例えば30フレーム/秒)の1種類のみと判断する。
この時更に、視聴しようとしている番組の内容を加味して表示フレームレートを決定する構成としても良い。例えば視聴しようとしている番組が、スポーツ等の動きの速い映像の場合は設定可能なフレームレートの内、最も高いフレームレートに設定し、風景映像のような動きの少ない映像の場合は低いフレームレートに設定する。動きの少ない映像を高いフレームレートで表示することによる視覚上のメリットは少ないので、動きの少ない映像の場合、表示フレームレートを低く設定することでシャッター式眼鏡の電力消費を節約することができる。
視聴しようとしている番組が放送信号の場合、EPGの再生時間情報または放送開始時間情報と終了時間情報から再生時間を検出する。記録媒体または記録再生部に記録した番組を再生する場合、番組信号に付加されている仕様に関する情報から再生時間を検出する。
ステップS7で必要電池容量算出部120は、フレームレート決定部112から受け取ったフレームレート情報と付加情報解析部108から受け取った再生時間情報とから、視聴しようとしている番組を視聴するためにシャッター式眼鏡に必要な電力量を算出し、算出結果を比較部116に送る。
ステップS9で比較部116は、必要電池容量算出部120から受け取った必要電池容量情報と状態信号受信部114から受け取ったシャッター式眼鏡の電池容量情報を比較し、比較結果に応じたOSDを生成するようにOSD生成部122を制御する。
ステップS11で放送番組の視聴予約時間になったり、記録媒体再生部や記録再生部に対しユーザが再生指示をすると、OSD生成部122はOSDの生成を中止し、OSDは消えて番組の再生が開始する。この時、再生開始前に視聴者に対してシャッター式眼鏡の装着を促すためのOSDを生成して表示させても良い。
番組が終了していない場合(S12/no)、ステップS13に進み、状態信号受信部114はシャッター式眼鏡200の電池容量を検出する。ステップS14で比較部116はシャッター式眼鏡の電池容量が所定の閾値以下になっているか否か判定し、所定の閾値以下の場合(S14/yes)、ステップS15に進みOSD生成部122に対し、視聴者に注意を促すためのOSDを生成するように指示する。図6に、再生中にシャッター式眼鏡の電池容量が所定の閾値以下となった場合のOSD表示例を示す。図6(a)は文字で示した例で、再生時間がまだ90分残っているのに対し、眼鏡4の電池容量が10分しかないことを示している。図6(b)はイラスト付きで示した例で、必要容量に対して電池容量が少なくなっていることを示している。
以上のように、再生中にシャッター式眼鏡の容量が無くなりそうになった場合、OSD表示により視聴者に通知し、電池交換やバッテリー充電を促すことで、映像情報を視聴中の途中で突然電池が無くなり視聴できなくなることを防ぐことができる。
実施形態2に関る、立体映像処理システムの構成例を示すブロック図を図7に示す。実施形態2では実施形態1の構成に加え、状態信号受信部114からフレームレート決定部112に、シャッター式眼鏡の電池容量情報を送る。実施形態2では視聴しようとする番組の表示フレームレートを決定する基準として、実施形態1で説明した内容に加え、更にシャッター式眼鏡200の電池容量を参照する。具体的には、図3のフローチャートで説明したステップS5の動作が実施形態1と異なる。実施形態1でフレームレート決定部112、設定可能なフレームレートの内、最も高いフレームレートに決定したが、実施形態2では、シャッター式眼鏡の電池容量情報をフレームレート決定の基準として新たに加え、シャッター式眼鏡の電池容量が十分にある場合は設定可能なフレームレートの内で最も高いフレームレートに決定し、電池容量が少ない場合は設定可能なフレームレートの内で低いフレームレートに決定する。
シャッター式眼鏡の電池容量が少ない場合にフレームレートを低く設定することでシャッター式眼鏡の消費電力を下げ、長時間使用できるようにすることができる。
このような場合にも、場面によってその場面をクリアするための最小限の時間や、リモコンからゲーム機に対する最小限の出力の情報を有していて、この情報に基づいて、リモコンの必要な電池容量を推定することができる。そしてリモコンの電池容量との比較によって、現在の場面や、次の場面をクリアするためには必要な電池容量が不足している等の表示を、ユーザーに表示することによって、ユーザーは場面の途中でゲームを終了しなければならない等の状況を回避することができる。ここにおける電池とは一次電池、二次電池、または燃料電池であっても構わない。電池容量とはその電池の電池容量を意味するものであり限定的に解釈されるものではない。
108 付加情報解析部
110 信号処理部
112 フレームレート決定部
114 状態信号受信部
116 比較部
118 表示装置対応フレームレート検出部
120 必要電池容量算出部
122 OSD生成部
200 シャッター式眼鏡
212 電池容量検出部
214 状態信号送信部
300 表示装置
Claims (4)
- 第1の信号送受信装置と、前記第1の信号送受信装置との通信を行い電池により駆動する第2の信号送受信装置とを含む信号処理システムにおける前記第1の信号送受信装置としての信号処理装置であって、
前記第2の信号送受信装置の電池容量の情報を受信する受信部と、
信号処理部と、
前記信号処理部にて処理する所定の動作に対応して前記第2の信号送受信装置が必要な電池容量を推定する推定部と、
前記推定部にて推定した電池容量と前記第2の信号送受信装置から受信した電池容量の情報とを比較する比較部と、
前記比較部にて比較した結果に基づいて表示信号を生成する表示信号生成部とを有することを特徴とする信号処理装置。 - 前記信号処理システムは映像表示装置を更に備え、
前記信号処理部にて処理する信号は映像信号であって、
前記信号処理装置は、
処理する映像信号の対応フレームレートを検出する映像信号対応フレームレート検出部と、
前記映像表示装置の対応フレームレートを検出する表示装置対応フレームレート検出部と、
前記映像信号の表示フレームレートを決定するフレームレート決定部と
を更に備え、
前記フレームレート決定部は前記映像信号の対応フレームレートと前記表示装置の対応フレームレートとを比較し、共通するフレームレートの内最も高いフレームレートに決定することを特徴とする
請求項1記載の信号処理装置。 - 前記信号処理システムは映像表示装置を更に備え、
前記信号処理部にて処理する信号は映像信号であって、
前記信号処理装置は、
処理する映像信号の対応フレームレートを検出する映像信号対応フレームレート検出部と、
前記映像表示装置の対応フレームレートを検出する表示装置対応フレームレート検出部と、
前記映像信号の表示フレームレートを決定するフレームレート決定部と
を更に備え、
前記フレームレート決定部は前記映像信号の対応フレームレートと前記表示装置の対応フレームレートとを比較し、前記第2の送受信装置の電池容量が所定量より多い場合、共通するフレームレートの内最も高いフレームレートに決定し、前記第2の送受信装置の電池容量が所定量以下の場合、共通するフレームレートの内、最も高いフレームレートではないフレームレートに決定することを特徴とする
請求項1記載の信号処理装置。 - 前記第1の信号送受信装置が立体映像処理装置であり、前記第2の信号送受信装置がシャッター式眼鏡であることを特徴とする
請求項1〜3のいずれか1項に記載の信号処理装置。
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