JP2012181324A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影方向に奥行きを有する複数の人物を撮影する際に、全ての人物にピントが合った画像を撮影可能にする。
【解決手段】撮像装置は、撮影光学系を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像素子と、被写体からの光束を制限する絞りと、画像信号に基づいて被写界に含まれた所定の特徴を有する複数の特定被写体を検出する検出手段と、検出された複数の特定被写体までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特定被写体から最遠方の特定被写体までの距離を算出する第1算出手段と、算出された距離のほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、絞りの絞り値と、撮影光学系の合焦位置とを算出する第2算出手段と、算出された前記絞り値となるように絞りを駆動する絞り制御手段と、算出された合焦位置に前記撮影光学系を駆動する焦点調節手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来から、至近端から無限遠までの間で顔検出を行い、顔を検出した時点で焦点調節を行うカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2010−8711号公報
しかしながら、撮影方向に奥行きを有する複数の人物を撮影する際に、全ての人物にピントが合った画像を撮影できないという問題がある。
請求項1に記載の発明による撮像装置は、撮影光学系を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像素子と、被写体から撮像素子への光束を制限する絞りと、撮像素子から出力された画像信号に基づいて、被写界に含まれた所定の特徴を有する複数の特定被写体を検出する検出手段と、検出手段により検出された複数の特定被写体までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特定被写体から最遠方の特定被写体までの距離を算出する第1算出手段と、第1算出手段により算出された距離のほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、絞りの絞り値と、撮影光学系の合焦位置とを算出する第2算出手段と、第2算出手段により算出された絞り値となるように絞りを駆動する絞り制御手段と、第2算出手段により算出された合焦位置に撮影光学系を駆動する焦点調節手段とを備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明による撮像装置は、撮影光学系を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像素子と、被写体から撮像素子への光束を制限する絞りと、撮像素子から出力された画像信号に基づいて、被写界内の一人の人物の顔を検出する検出手段と、検出手段により検出された人物の顔に含まれる複数の特徴部までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特徴部から最遠方の特徴部までの距離を算出する第1算出手段と、第1算出手段により算出された距離のほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、絞りの絞り値と、撮影光学系の合焦位置とを算出する第2算出手段と、第2算出手段により算出された絞り値となるように絞りを駆動する絞り制御手段と、第2算出手段により算出された合焦位置に撮影光学系を駆動する焦点調節手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の特定被写体のうちの最至近の特定被写体から最遠方の特定被写体までの距離を算出して、そのほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、絞りと撮影光学系と駆動することができる。
さらに、被写界内の一人の人物の顔の複数の特徴部のうち、最至近の特徴部から最遠方の特徴部までの距離を算出して、そのほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、絞りと撮影光学系と駆動することができる。
本発明の第1の実施の形態によるデジタルカメラの縦断面図 実施の形態によるデジタルカメラの制御系の構成を示すブロック図 撮影画面上に設けられた焦点検出エリアの配置の例を示す図 撮影画面内に3人の人物が検出された場合を模式的に示す図 撮影画面内に1人の人物が検出された場合を模式的に示す図 実施の形態のデジタルカメラの動作を説明するフローチャート 第2の実施の形態によるデジタルカメラの制御系の構成を示すブロック図 第3の実施の形態によるデジタルカメラの制御系の構成を示すブロック図 第4の実施の形態によるデジタルカメラの縦断面図 第4の実施の形態によるデジタルカメラの制御系の構成を示すブロック図
−第1の実施の形態−
図面を参照して、本発明による第1の実施の形態におけるカメラを説明する。図1は、第1の実施の形態のカメラの構成を示すカメラの縦断面図である。第1の実施の形態のデジタルカメラ1は、交換レンズ200とカメラボディ100から構成され、交換レンズ200がマウント部204を介してカメラボディ100に着脱可能に装着される。カメラボディ100にはマウント部204を介して種々の撮影光学系を有する交換レンズ200が装着可能である。
交換レンズ200は、レンズ209、ズーミング用レンズ210、フォーカシング用レンズ211、絞り212、レンズ駆動制御装置213などを備えている。レンズ駆動制御装置213は、不図示のマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成される。レンズ駆動制御装置213は、フォーカシング用レンズ211の焦点調節と絞り212の開口径調節のための駆動制御や、ズーミング用レンズ210、フォーカシング用レンズ211および絞り212の状態検出などを行う他、後述するカメラボディ100内の制御回路102との通信によりレンズ情報の送信とカメラ情報の受信とを行う。絞り212は、光量およびボケ量調整のために光軸中心に開口径が可変な開口を形成する。絞り212は、レンズ駆動制御装置213により駆動が制御されて、開口径を変化させることにより、交換レンズ200から撮像素子101へ導かれる被写体光束を制限する。
カメラボディ100は、撮像素子101、制御回路102、液晶表示器104、ファインダ表示部105および接眼レンズ130などを備えている。撮像素子101には、撮像画素が二次元状(行と列)に配置されるとともに、焦点検出位置に対応した部分に焦点検出用画素が組み込まれている。この撮像素子101については詳細を後述する。
図2は交換レンズ200が装着されたときのデジタルカメラ1の要部構成を示すブロック図である。なお、図2においては、図1に示した構成と同一の構成には同一の符号を付与している。デジタルカメラ1は、撮像素子101、制御回路102、LCD駆動回路103、液晶表示器104、操作部106およびメモリカードインタフェース107を備えている。なお、以後の説明では、レンズ209、ズーミング用レンズ210、フォーカシング用レンズ211を総称する場合、撮影レンズL1と呼ぶ。
撮像素子101は、撮像面上において行列状に多数配列されたCCDやCMOS等の光電変換素子(画素)や画素の駆動を制御する各種の回路により構成される。撮像素子101は、後述する制御回路102の制御に応じて駆動して、撮影レンズL1および絞り212を通して入力される被写体像を撮像し、撮像して得た撮像信号を出力する。撮像素子101は、複数の撮像用画素121と、撮影レンズL1の撮影画面内に設定された複数の焦点検出位置に対応して設けられた、複数の対の焦点検出用画素122とを含んで構成される。そのため、撮像信号には、後述するように撮像用画素121から出力された画像信号と、焦点検出用画素122から出力された、対の光像に応じた焦点検出信号とが含まれる。図3に示すように、撮影画面内(被写界内)には、たとえば5つの焦点検出エリアAr1〜Ar5が設けられ、焦点検出用画素122は焦点検出エリアAr1〜Ar5の位置に配列される。なお、焦点検出エリアを総称する場合には、符号Arを付与する。
撮像素子101の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子101がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、撮像素子101から出力される画像信号はRGB表色系の色情報を有する。
制御回路102は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを有し、制御プログラムに基づいて、デジタルカメラ1の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。制御プログラムは、制御回路102内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。制御回路102は、絞り駆動制御部102a、焦点検出部102b、画像処理部102c、被写体検出部102dおよび画像圧縮部102eを機能的に備える。
絞り駆動制御部102aは、マウント部204を介して交換レンズ200内に設けられたレンズ駆動制御装置213へ絞り制御信号を出力して、絞り212の開口制御を行う。焦点検出部102bは、同一の被写体からの光束のうち撮影レンズL1の異なる瞳領域を通過した一対の光束のずれ量(デフォーカス量)に基づいて合焦位置を算出する、公知の瞳分割位相差式焦点検出(像面位相差式焦点検出)を行う。焦点検出部102bは、入力した対の光像に応じた焦点検出信号を用いて、撮影レンズL1の焦点調節状態を検出、すなわちデフォーカス量を算出する。焦点検出部102bは、算出したデフォーカス量に基づいて、交換レンズ200に設けられたフォーカシング用レンズ211の合焦位置を検出して、フォーカシング用レンズ211の駆動量を算出する。焦点検出部102bは、算出した駆動量に応じてフォーカシング用レンズ211を駆動させるための駆動指示信号を後述するレンズ駆動制御装置213へ出力して、フォーカシング用レンズ211の合焦位置への駆動を制御させる。
画像処理部102cは、撮像素子101から出力された画像信号に対して、たとえばホワイトバランス調整やガンマ補正等の種々の画像処理を施して画像データを生成する。また、画像処理部102cは、撮像素子101からの画像信号を用いて生成した画像データ、またはメモリカード108に記録されている画像データに基づいて、後述する液晶表示器104やファインダー表示部105に表示するための表示画像データを生成する。被写体検出部102dは、画像処理部102cにより生成された画像データを用いて、公知の顔認識処理により撮影画面内の人物の顔を、所定の特徴を有する特定被写体として検出する。画像圧縮部102eは、画像処理部102cにより生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード108へ記録する。なお、絞り駆動制御部102a、焦点検出部102bおよび被写体検出部102dについては詳細を後述する。
ファインダー表示部105は電気的なビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)として機能する。ファインダー表示部105に表示された画像を撮影者は接眼レンズ130を介してライブビュー画像として観察することができる。LCD駆動回路103は、制御回路102の命令に基づいて液晶表示器104を駆動する回路である。液晶表示器104は、画像処理部102cで作成された表示画像データに対応する画像の表示を行う。液晶表示器14には、デジタルカメラ1の各種動作を設定するためのメニュー画面が表示される。また、液晶表示器14は、ライブビュー画像を表示するように構成されている。
操作部106はユーザによって操作される種々の操作部材に対応して設けられた種々のスイッチを含み、操作部材の操作に応じた操作信号を制御回路102へ出力する。操作部材は、たとえば電源ボタンや、レリーズボタンや、液晶表示器104にメニュー画面を表示させるためのメニューボタンや、各種の設定等を選択操作する時に操作される十字キー、十字キーにより選択された設定等を決定するための決定ボタン、撮影モードと再生モードとの間でデジタルカメラ1の動作を切替えるモード切替ボタン等を含む。切替ボタンにより、撮影モードとして静止画撮影モードや動画撮影モード、ライブビュー画像を表示するためのライブビューモードの設定が可能である。さらに、操作部106の操作により、後述する顔検出モードや自動深度モードの設定が可能である。顔検出モードは、撮影画面内に存在する人物の顔を検出し、検出した顔にピントが合うように撮影レンズL1を駆動させるモードである。自動深度モードは、撮影方向に奥行きを有している被写体に対して奥行き方向にピントが合うように被写界深度を調整するモードである。
次に、ユーザにより顔検出モードおよび自動深度モードが設定されている場合のデジタルカメラ1の処理について説明する。この場合、デジタルカメラ1は、公知の顔認識処理によって撮影画面内に複数の人物が検出された場合に、検出された全ての人物にピントが合うように被写界深度を調整する。以下、詳細に説明する。
ライブビューモードの最中に、ユーザによるレリーズボタンの半押し操作に応じて操作部106から半押し操作信号が出力されると、被写体検出部102dは上述した顔検出処理を行う。すなわち、被写体検出部102dは、撮像素子101の撮像用画素121から出力され画像信号を用いて画像処理部102cによって生成された画像データに含まれる色情報を用いて、たとえば肌色の領域を撮影画面内の人物の顔として検出する。なお、このときには、焦点検出エリアAr1〜Ar5に対応して配列された焦点検出用画素122からは焦点検出用信号が出力される。人物の顔が検出されると被写体検出部102dは、検出した肌色の領域に対して公知の顔認識処理を行って、人物の目、鼻、耳等の人物の顔の特徴部分を検出する。
以下、被写体検出部102dにより、撮影画面内に2人以上の人物の顔が検出された場合と、1人の人物の顔が検出された場合とに分けて説明する。
−2人以上の人物の顔が検出された場合−
図4(a)は、被写体検出部102dにより、撮影画面Prに、たとえば3人の人物の顔Fa1、Fa2、Fa3が検出された場合を示している。なお、図4(a)では、説明の都合上、撮影画面Prに焦点検出エリアAr1〜Ar5を重畳して記している。図4(a)においては、人物の顔Fa1、Fa2、Fa3のそれぞれの大きさを異ならせて示すことにより、3人の人物とデジタルカメラ1との距離がそれぞれ異なることを模式的に表している。
被写体検出部102dは、検出した顔Fa1〜Fa3、すなわち顔Fa1〜Fa3のそれぞれに対応する肌色領域の画像データ上での位置(座標値)を算出する。この場合、被写体検出部102dは、たとえば肌色領域のそれぞれの中心の座標値を顔Fa1〜Fa3の位置とする。顔Fa1〜Fa3の位置(検出対応位置)が算出されると、被写体検出部102dは、顔Fa1〜Fa3に最も近い焦点検出エリア(最至近エリア)Arをそれぞれ検出する。図4(a)に示す例では、顔Fa1の最至近エリアは焦点検出エリアAr1であり、顔Fa2の最至近エリアは焦点検出エリアAr2であり、顔Fa3の最至近エリアは焦点検出エリアAr5である。
最至近エリアArが検出されると、焦点検出部102bは、検出された最至近エリアArに含まれる焦点検出用画素122から出力された焦点検出用信号に基づいて、デジタルカメラ1から顔Fa1〜Fa3までのそれぞれの距離を算出する。この場合、焦点検出部102bは、位相差検出方式により算出した一対の光束のデフォーカス量を用いて、顔Fa1〜Fa3までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出する。
図4(b)には、デジタルカメラ1から顔Fa1〜Fa3のそれぞれに対応する人物の撮影方向上の位置を示す。図4(b)においては、焦点検出部102bにより算出された、顔Fa1の人物F1の被写体距離をd1、顔Fa2の人物F2の被写体距離をd2、顔Fa3の人物F3の被写体距離をd3として示す。なお、上記の被写体距離は、d1<d2<d3の関係を満たすものとする。
人物F1〜F3までの被写体距離d1〜d3がそれぞれ算出されると、焦点検出部102bは、デジタルカメラ1からの距離が最至近の人物と最遠方の人物とを特定する。上述したように、被写体距離はd1<d2<d3であるので、焦点検出部102bは、被写体距離d1に対応する人物F1を最至近の人物として特定し、被写体距離d3に対応する人物F3を最遠方の人物として特定する。なお、最至近の人物と最遠方の人物とが特定されると、制御回路102は、液晶表示機104に表示されているライブビュー画像上の最至近の人物と最遠方の人物とに、たとえば枠等の指標を表示させる。この場合、制御回路102は、最至近の人物と最遠方の人物との枠の形状を異ならせて表示させたり、色を異ならせて表示させる。その結果、ユーザは最至近の人物と最遠方の人物とを区別して認識することができる。なお、制御回路102は、液晶表示器104に代えて、ファインダ表示部105にライブビュー表示された画像上に指標を表示させてもよい。
最至近の人物と最遠方の人物とが特定されると、焦点検出部102bは、合焦位置および被写界深度を決定するための演算を行う。まず、焦点検出部102bは、最至近の人物から最遠方の人物までの距離dL(=d3−d1)を算出する。次に、焦点検出部102bは、距離dLの中点dM(=dL/2=(d3−d1)/2)を算出する。そして、焦点検出部102bは、合焦距離dF(=d1+dM=(d1+d3)/2)を算出する。
図4(b)に示すように、中点dMを中心として、距離dLの範囲で合焦する場合に人物F1〜F3のそれぞれに対応する顔Fa1〜Fa3が画像上でボケることなく撮影されることになる。すなわち、中点dMを中心とした距離dLが全ての人物F1〜F3が含まれる被写界深度となる。したがって、絞り駆動制御部102aは、距離dLに対応するデフォーカス量が得られる絞り値を算出する。すなわち、絞り駆動制御部102aは、全ての人物F1〜F3が含まれる被写体深度のうち、最も明るい開口径に対応する絞り値を算出する。なお、距離dLに対応するデフォーカス量と絞り値とは、予め所定の記憶領域(不図示)に記録されているものとする。
上記のようにして絞り値が算出されると、絞り駆動制御部102aは、絞り212の駆動量を算出して、算出した駆動量を絞り制御信号としてマウント部204を介して交換レンズ200内に設けられたレンズ駆動制御装置213へ出力する。その結果、絞り212が算出した絞り値が得られる開口径となるように駆動される。さらに、絞り212が駆動されると、焦点検出部102bは、上述した合焦距離dFに対応するレンズ位置、すなわち合焦位置までのフォーカシング用レンズ211の駆動量を算出して、駆動指示信号としてレンズ駆動制御装置213へ出力する。その結果、フォーカシング用レンズ211が合焦位置へ駆動される。この結果、中点dMを中心として、全ての人物F1〜F3が含まれる距離dLの範囲で合焦する。
−1人の人物の顔が検出された場合−
図5(a)は、被写体検出部102dにより、撮影画面Prに、1人の人物の顔Fa1が検出され、顔Fa1上に鼻Fnおよび耳Fe1、Fe2が検出された場合を示している。鼻Fnおよび耳Feは、上述したように被写体検出部102dによる顔認識処理により検出されたものである。なお、図5(a)においても、説明の都合上、撮影画面Prに焦点検出エリアAr1〜Ar5を重畳して記している。
被写体検出部102dは、検出した鼻Fnおよび耳Re1、Fe2の画像データ上での位置(座標値)を算出する。鼻Fnおよび耳Re1、Fe2の位置が算出されると、被写体検出部102dは、鼻Fnおよび耳Re1、Fe2に最も近い最至近エリアArをそれぞれ検出する。図5(a)に示す例では、鼻Fnの最至近エリアは焦点検出エリアAr3であり、耳Fe1の最至近エリアは焦点検出エリアAr1であり、耳Fe1の最至近エリアは焦点検出エリアAr5である。
最至近エリアArが検出されると、焦点検出部102bは、最至近エリアArに含まれる焦点検出用画素122から出力された焦点検出用信号に基づいて、デジタルカメラ1から鼻Fn、耳Fe1、Fe2までのそれぞれの距離を被写体距離として算出する。この場合、焦点検出部102bは、2人以上の人物の顔が検出された場合と同様にして、位相差検出方式により算出したデフォーカス量を用いて、それぞれの被写体距離を算出する。
図5(b)には、デジタルカメラ1から鼻Fn、耳Fe1、Fe2のそれぞれに対応する人物の撮影方向上の位置を示す。図5(b)においては、焦点検出部102bにより算出された、鼻Fnの被写体距離をd1、耳Fe1の被写体距離をd2、耳Fe2の被写体距離をd3として示す。なお、上記の被写体距離は、d1<d2<d3の関係を満たすものとする。なお、図5(b)では、被写体である人物がデジタルカメラ1を斜め右前方に見ている様子を示している。
以下、図4(b)を用いて説明した場合と同様にして、すなわち2人以上の人物の顔が検出された場合と同様にして、焦点検出部102bは、距離dL、中点dMおよび合焦距離dFを算出する。そして、絞り駆動制御部102aは、距離dLに対応するデフォーカス量が得られる絞り値を算出する。すなわち、絞り駆動制御部102aは、人物の鼻から耳までが含まれる被写体深度のうち、最も明るい開口径に対応する絞り値を算出する。
絞り値が算出されると、絞り駆動制御部102aは、絞り212の駆動量を算出して、算出した駆動量を絞り制御信号として交換レンズ200内のレンズ駆動制御装置213へ出力する。その結果、絞り212が算出した絞り値が得られる開口径となるように駆動される。さらに、絞り212が駆動されると、焦点検出部102bは、上述した合焦距離dFに対応する合焦位置までのフォーカシング用レンズ211の駆動量を算出して、駆動指示信号としてレンズ駆動制御装置213へ出力する。その結果、フォーカシング用レンズ211が合焦位置へ駆動される。この結果、中点dMを中心として、鼻、耳、目等の人物の顔の特徴部分が含まれる距離dLの範囲で合焦する。
図6に示すフローチャートを用いて、第1の実施の形態によるデジタルカメラ1の処理について説明する。図6の各処理は制御回路102でプログラムを実行して行われる。図6の各処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されている。ユーザにより電源ボタンが操作され、操作部106から電源オンを操作に応じた操作信号が出力されると制御回路102によりプログラムが起動され、実行される。
ステップS1では、ライブビューモードによる撮影を行ってステップS2へ進む。この場合、制御回路102は撮像素子101に対して所定周期ごと(たとえばフレームレート1/30[s])に逐次、画像信号を出力させて、画像処理部102cが画像データを生成する。そして、画像処理部102cは、画像データを用いて表示用画像データを生成してLCD駆動回路103に出力し、液晶表示器104にライブビュー表示を行わせる。
ステップS2においては、制御回路102は、ユーザによりレリーズボタンが半押し操作されたか否かを判定する。操作部106から半押し操作が行われたことを示す信号を入力した場合は、制御回路102はステップS2を肯定判定してステップS3へ進む。操作部106から半押し操作が行われたこと示す信号を入力しない場合には、制御回路102はステップS2を否定判定してステップS1へ戻る。
ステップS3においては、制御回路102は顔検出モードが設定されているか否かを判定する。顔検出モードが設定されている場合には、制御回路102はステップS3を肯定判定してステップS4へ進む。顔検出モードが選択されていない場合には、制御回路102はステップS3を否定判定して後述するステップS21へ進む。なお、顔検出モードは、上述したようにユーザによる操作部106の設定操作により設定されるものであってもよいし、液晶表示器104に表示されるメニュー画面上から設定されてもよい。
ステップS4では、被写体検出部102dは、ステップS1で生成された画像データを用いて、顔検出処理を行ってステップS5へ進む。ステップS5では、被写体検出部102dは、ステップS4で行った顔検出処理により検出された人物の顔が2人以上か否かを判定する。2人以上の人物の顔が検出された場合は、被写体検出部102dはステップS5を肯定判定してステップS6へ進む。検出された人物の顔が1人の場合には、被写体検出部102dはステップS5を否定判定して後述するステップS15へ進む。
ステップS6では、制御回路102は、自動深度モードが設定されているか否かを判定する。自動深度モードが設定されている場合には、制御回路102はステップS6を肯定判定してステップS7へ進む。自動深度モードが選択されていない場合には、制御回路102はステップS6を否定判定して後述するステップS22へ進む。なお、自動深度モードは、上述したようにユーザによる操作部106の設定操作により設定されるものであってもよいし、液晶表示器104に表示されるメニュー画面上から設定されてもよい。
ステップS7では、焦点検出部102bは、検出された全ての顔に対応する人物の被写体距離を算出してステップS8へ進む。ステップS8では、焦点検出部102bは、算出した被写体距離に基づいて最至近の人物を特性し、ステップS9では最遠方の人物を特定してステップS10へ進む。ステップS10では、焦点検出部102bは、最至近の人物と最遠方の人物との距離dL、距離dLの中点dM、合焦距離dFを算出してステップS11へ進む。
ステップS11では、絞り駆動制御部102aは、距離dLに対応するデフォーカス量が得られる絞り値を算出し、レンズ駆動制御装置213を介して絞り212を算出した絞り値が得られる開口径となるように駆動させてステップS12へ進む。ステップS12では、焦点検出部102bは、合焦距離dFに対応する合焦位置までのフォーカシング用レンズ211の駆動量を算出して、レンズ駆動制御装置213を介してフォーカシング用レンズ211を合焦位置へ駆動させて、ステップS13へ進む。
ステップS13では、制御回路102は、ユーザによりレリーズボタンが全押し操作されたか否かを判定する。操作部106から全押し操作が行われたことを示す信号を入力した場合は、制御回路102はステップS13を肯定判定してステップS14へ進む。操作部106から全押し操作が行われたこと示す信号を入力しない場合には、制御回路102はステップS13を否定判定して当該判定処理を繰り返す。ステップS14では、制御回路102は撮影処理を行って一連の処理を終了する。すなわち、制御回路102は撮像素子101から画像信号を出力させ、画像処理部102cは出力された画像信号から画像データを生成する。そして、画像圧縮部102eは生成された画像データに対して圧縮処理を施してメモリカード108へ記録する。
ステップS5が否定判定されると、制御回路102はステップS15において、ステップS6と同様にして自動深度モードが設定されているか否かを判定する。ステップS15が肯定判定されるとステップS16へ進み、ステップS15が否定判定されると後述するステップS22へ進む。ステップS16においては、被写体検出部102dは、ステップS4で検出された人物の顔(すなわち肌色領域)内について顔認識処理を行って、鼻の位置を特定してステップS17へ進む。ステップS17では、ステップS4で検出された人物の顔内について顔認識処理を行って、耳の位置を特定してステップS18へ進む。
ステップS18においては、焦点検出部102bは、鼻から耳までの距離dL、中点dM、合焦距離dFを算出してステップS19へ進む。ステップS19では、ステップS11と同様に、絞り駆動制御部102aは、距離dLに対応するデフォーカス量が得られる絞り値を算出し、レンズ駆動制御装置213を介して絞り212を算出した絞り値が得られる開口径となるように駆動させてステップS20へ進む。ステップS20では、ステップS12と同様にして、焦点検出部102bは、合焦距離dFに合焦位置までのフォーカシング用レンズ211の駆動量を算出して、レンズ駆動制御装置213を介してフォーカシング用レンズ211を合焦位置へ駆動させて、ステップS13へ進む。
ステップS3が否定判定されると、ステップS21において、焦点検出部102bは、合焦位置までのフォーカシング用レンズ211の駆動量を算出して、レンズ駆動制御装置213を介してフォーカシング用レンズ211を合焦位置へ駆動させて、ステップS13へ進む。ステップS6またはステップS15が否定判定されると、ステップS22においては、焦点検出部102bは、検出された人物の顔にピントが合うように合焦位置を算出し、レンズ駆動制御装置213を介してフォーカシング用レンズ211を合焦位置hw駆動させてステップS13へ進む。なお、ステップS6が否定判定されてステップS22へ進んだ場合、すなわち人物の顔が2人以上検出された場合は、焦点検出部102bは、たとえば最至近の人物の顔にピントが合うように合焦位置を算出してもよいし、最遠方の人物の顔にピントが合うように合焦位置を算出してもよい。
以上で説明した第1の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)撮像素子101は、撮影レンズL1を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力し、絞り212は、被写体から撮像素子101への光束を制限する。被写体検出部102dは、撮像素子101から出力された画像信号に基づいて、被写界に含まれた人物の顔を所定の特徴を有する複数の特定被写体として検出し、焦点検出部102bは、検出された複数の特定被写体までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特定被写体から最遠方の特定被写体までの距離dLを算出する。そして、焦点検出部102bは、算出された距離dLのほぼ中央の位置dMが被写界深度の中心となるように合焦距離dFを算出し、絞り駆動制御部102aは、絞り212の絞り値を算出して、絞り212を駆動させるようにした。さらに、焦点検出部102bは、合焦距離dFに対応する合焦位置にフォーカシング用レンズ211駆動するようにした。したがって、撮影方向に奥行きを有する複数の人物を撮影する場合であっても、全ての人物にピントが合った画像を撮影できる。
(2)撮像素子101は、撮影レンズL1を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力し、絞り212は、被写体から撮像素子101への光束を制限する。被写体検出部102dは、撮像素子101から出力された画像信号に基づいて、被写界内の一人の人物の顔を検出する。焦点検出部102bは、検出された人物の顔に含まれる複数の特徴部である耳、鼻までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特徴部である鼻から最遠方の特徴部である耳までの距離を算出する。そして、焦点検出部102bは、算出された距離dLのほぼ中央の位置dMが被写界深度の中心となるように合焦距離dFを算出し、絞り制御部102aは、絞り212の絞り値を算出して、絞り212を駆動させるようにした。さらに、焦点検出手段102bは、合焦距離dFに対応する合焦位置にフォーカシング用レンズ211駆動するようにした。したがって一人の人物の顔の一部で合焦し、他の部分では合焦していないというような、いわゆる失敗写真となることを防ぐことができる。
(3)撮像素子101には、被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像用画素121と、被写体からの一対の光束を受光して焦点検出信号を出力する焦点検出用画素122とが同一の撮像面上に配列されている。焦点検出部102bは、焦点検出用画素122から出力された焦点検出信号に基づく一対の光束のずれ量を用いて撮影レンズL1の焦点状態を検出する。さらに、焦点検出部102bは、特定被写体である人物の顔が検出された位置に対応する検出対応位置の近傍に配列された焦点検出用画素122から出力された焦点検出信号を用いて被写体距離を算出するようにした。したがって、いわゆる像面位相差式焦点検出方式により焦点状態の検出および被写体距離の算出を行うので、処理に要する時間を短縮できる。
(4)液晶表示器104は、撮像素子101から出力された画像信号に対応する画像を表示し、さらに焦点検出部102bにより検出された複数の被写体のうちの最至近の特定被写体と最遠方の特定被写体とにそれぞれ異なる指標を重畳して表示するようにした。したがって、ユーザは、どの被写体を基準として合焦位置が算出されたのかを把握することができる。
−第2の実施の形態−
図7を参照して、本発明によるデジタルカメラの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、焦点検出部が瞳分割位相差式焦点検出を行うものに代えて、撮像用画素から出力された画像信号を用いてコントラスト方式により焦点検出を行うことにより焦点状態を調節する点で、第1の実施の形態と異なる。
図7のブロック図に示すように、本実施の形態の撮像素子101には複数の撮像用画素121が配列されているが、焦点検出用画素は設けられていない。すなわち、撮像素子101は画像信号のみを出力する。焦点検出部102bは、撮像素子101から出力された画像信号を用いて、公知のコントラスト方式により焦点評価値演算を行う。
第2の実施の形態においても、ライブビューモードの最中に、ユーザによるレリーズボタンの半押し操作に応じて操作部106から半押し操作信号が出力されると、被写体検出部102dは上述した顔検出処理を行う。被写体検出部102dは、画像データに対する顔検出処理の結果、2人以上の人物の顔、すなわち複数の肌色領域が検出された場合、肌色領域の画像データ上でのそれぞれの位置(座標値)を算出する。1人の人物の顔が検出された場合には、被写体検出部102dは顔認識処理を行い、肌色領域内の鼻、目、耳等の位置を検出し、画像データ上での位置(座標値)を算出する。
焦点検出部102bは、被写体検出部102dにより算出された各座標値に対応する画像データを用いて焦点評価値を演算する。そして、焦点検出部102bは、算出した焦点評価値を用いて、肌色領域に対応する人物のデジタルカメラ1からの距離、すなわち被写体距離を算出する。以下、焦点検出部102bは、算出した被写体距離を用いて、第1の実施の形態の場合と同様にして、最至近の人物または顔の特徴部分と、最遠方の人物または顔の特徴部分とを特定し、距離dL、中点dM、合焦距離dFを算出する。絞り駆動制御部102aは、距離dLに対応するデフォーカス量が得られる絞り値を算出する。絞り値が算出されると、絞り駆動制御部102aは、絞り212の駆動量を算出し、レンズ駆動制御装置213を介して絞り212を算出した絞り値が得られる開口径に駆動させる。焦点検出部102bは、レンズ駆動制御装置213を介して、上述した合焦距離dFに対応する合焦位置までのフォーカシング用レンズ211を駆動させる。
以上で説明した第2の実施の形態のデジタルカメラによれば、第1の実施の形態のデジタルカメラにより得られた(1)、(2)、(4)の作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。
焦点検出部102bは、画像信号に基づいて撮影レンズL1の焦点状態を検出し、被写体検出部102dにより検出された特定被写体の位置に対応する検出対応位置に配列された撮像用画素121から出力された画像信号を用いて被写体距離を算出するようにした。したがって、被写界内のどのような位置で特定被写体が検出された場合であっても、精度の高い被写体距離の算出を行うことができる。
−第3の実施の形態−
図8を参照して、本発明によるデジタルカメラの第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、焦点検出部が瞳分割位相差式焦点検出を行うとともに、撮像用画素から出力された画像信号を用いてコントラスト方式による焦点検出を行うことも可能となるように構成されている点で、第1の実施の形態と異なる。
図8のブロック図に示すように、第3の実施の形態のデジタルカメラ1の焦点検出部102bは、第1焦点検出部102b1と第2焦点検出部102b2とを機能的に備えている。第1焦点検出部102b1は、第1の実施の形態の焦点検出部102bと同様に、焦点検出用画素122から出力された焦点検出用信号を用いて、公知の瞳分割位相差式焦点検出(像面位相差式焦点検出)を行う。第2焦点検出部102b2は、撮像素子101から出力された画像信号を用いて、公知のコントラスト方式により焦点評価値演算を行う。
第3の実施の形態においても、ライブビューモードの最中に、ユーザによるレリーズボタンの半押し操作に応じて操作部106から半押し操作信号が出力されると、被写体検出部102dは上述した顔検出処理を行う。顔検出の結果、第1の実施の形態の場合と同様に、図4(a)に示すように、撮影画面Prに3人の人物の顔Fa1、Fa2、Fa3が検出されたものとして説明する。
被写体検出部102dは、検出した顔Fa1〜Fa3、すなわち顔Fa1〜Fa3のそれぞれに対応する肌色領域の画像データ上での位置(座標値)を算出する。顔Fa1〜Fa3に対応する肌色領域の位置がそれぞれ算出されると、被写体検出部102dは、顔Fa1〜Fa3に最も近い焦点検出エリア(最至近エリア)Arをそれぞれ検出し、各最至近エリアArと顔に対応する肌色領域が重なっているか否かを判定する。図4(a)に示す例では、顔Fa1の最至近エリアは焦点検出エリアAr1であり、顔Fa2の最至近エリアは焦点検出エリアAr2であり、顔Fa3の最至近エリアは焦点検出エリアAr5である。図4(a)に示すように、被写体検出部102dは、顔Fa1と焦点検出エリアAr1とは重なり、顔Fa2と焦点検出エリアAr2とは重なり、顔Fa3と焦点検出エリアAr5とは重なっていないと判定する。
被写体検出部102dにより、検出された肌色領域と最至近エリアArとが重なっていると判定された場合には、第1焦点検出部102b1は、最至近エリアArの焦点検出用画素122から出力された焦点検出信号に基づいて、被写体距離を算出する。すなわち、第1焦点検出部102b1は、位相差検出方式により算出した一対の光束のデフォーカス量を用いて、顔Fa1およびFa2までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出する。
被写体検出部102dにより、検出された肌色領域と最至近エリアArとが重なっていないと判定された場合には、第2焦点検出部102b2は、肌色領域に含まれる撮像用画素121から出力された画像信号に基づいて、被写体距離を算出する。すなわち、第2焦点検出部102b2は、顔Fa3に対応する肌色領域内の撮像用画素121から出力された画像信号を用いて公知のコントラスト方式により焦点評価値演算を行い、顔Fa3までの被写体距離を算出する。
以下、焦点検出部102bは、算出した被写体距離を用いて、第1の実施の形態の場合と同様にして、最至近の人物または顔の特徴部分と、最遠方の人物または顔の特徴部分とを特定し、距離dL、中点dM、合焦距離dFを算出する。絞り駆動制御部102aは、距離dLに対応するデフォーカス量が得られる絞り値を算出する。絞り値が算出されると、絞り駆動制御部102aは、絞り212の駆動量を算出し、レンズ駆動制御装置213を介して絞り212を算出した絞り値が得られる開口径に駆動させる。焦点検出部102bは、レンズ駆動制御装置213を介して、上述した合焦距離dFに対応する合焦位置までのフォーカシング用レンズ211を駆動させる。
なお、顔検出処理により1人の人物の顔が検出された場合には、被写体検出部102dは、顔認識処理により検出した鼻、耳が最至近エリアArと重なるか否かを判定する。そして、上述した場合と同様にして、顔の特徴部分と最至近エリアとが重なっている場合には、第1焦点検出部102b1は、最至近エリアArの焦点検出用画素122から出力された焦点検出信号に基づいて、被写体距離を算出する。顔の特徴部分と最至近エリアとが重なっていない場合には、第2焦点検出部102b2が、特徴部分内の撮像用画素121から出力された画像信号を用いて公知のコントラスト方式により焦点評価値演算を行い、被写体距離を算出する。
以上で説明した第3の実施の形態のデジタルカメラによれば、第1の実施の形態のデジタルカメラにより得られた(1)、(2)、(4)の作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。
撮像素子101には、被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像用画素121と、被写体からの一対の光束を受光して焦点検出信号を出力する焦点検出用画素122とが同一の撮像面上に配列されている。焦点検出部102bは、焦点検出用画素122から出力された焦点検出信号に基づく一対の光束のずれ量を用いて撮影レンズL1の焦点状態を検出する第1焦点検出部102b1と、撮像素子101から出力された画像信号に基づいて撮影レンズL1の焦点状態を検出する第2焦点検出部102b2とを有する。そして、被写体検出部102dにより特定被写体が検出された位置に対応する検出対応位置に焦点検出用画素122が配列されている場合には、第1焦点検出部102b1が検出対応位置に配列された焦点検出用画素122から出力された焦点検出信号を用いて被写体距離を算出する。検出対応位置に焦点検出用画素122が配列されていない場合には、第2焦点検出部102b2が検出対応位置に配列された撮像用画素121から出力された画像信号を用いて被写体距離を算出するようにした。したがって、検出対応位置に焦点検出用画素122が配列されていない場合に、近傍に配列された焦点検出用画素122からの焦点検出信号を用いて被写体距離を算出するよりも、検出対応位置に配列された撮像用画素121から出力された画像信号を用いて被写体距離を算出できるので、被写体距離の算出精度を向上させることができる。
−第4の実施の形態−
図9、図10を参照して、本発明によるデジタルカメラの第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、焦点検出用画素が撮像素子と同一の平面上に設けられていない、すなわち焦点検出画素と撮影用画素とが別体に設けられている点で、第1の実施の形態と異なる。
図9はデジタルカメラ1の要部構成を示す図である。デジタルカメラ1のカメラボディ100には、ハーフミラー110、および焦点検出用センサ111が設けられている。他の構成については、図1に示す第1の実施の形態の要部構成と同様である。
交換レンズ200を通過してデジタルカメラ1に入射した被写体光の一部は、ハーフミラー110の半透過領域を通過して撮像素子101へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。なお、撮像素子101には、撮像用画素121が二次元状に配列されているが、焦点検出用画素は配列されていない。また、交換レンズ200を通過してデジタルカメラ1に入射した被写体光の他の一部はハーフミラー110により反射されて、焦点検出用センサ111へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。
焦点検出用センサ111は、撮影画面内に設定された複数の焦点検出位置に対応して設けられ、同一の被写体からの光束のうち撮影レンズL1の異なる瞳領域を通過した一対の光束に対応した焦点検出信号を出力する。図10のブロック図に示す焦点検出部102bは、焦点検出用センサ111から出力された焦点検出信号を用いて、一対の光束のずれ量(デフォーカス量)を算出する公知の位相差検出方式により、撮影レンズL1の焦点検出および焦点調節を行う。
そして、第1の実施の形態の場合と同様にして、被写体検出部102dは、撮像素子101の撮像用画素121から出力された画像信号を用いて、顔検出処理、顔認識処理等を行う。焦点検出部102bは、焦点検出用センサ111から出力された焦点検出信号を用いて、第1の実施の形態と同様にして、距離dL、中点dM、合焦距離dFを算出する。
以上で説明した第4の実施の形態のデジタルカメラによれば、第1の実施の形態のデジタルカメラにより得られた(1)、(2)、(4)の作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。すなわち、被写体からの一対の光束を受光して焦点検出信号を出力する、撮像素子101とは異なる焦点検出用センサ113をさらに備える。そして、焦点検出部102bは、焦点検出用センサ113から出力された焦点検出信号に基づいて撮影レンズL1の焦点状態を検出し、特定被写体が検出された位置に対応する焦点検出用センサ113から出力された焦点検出信号を用いて被写体距離を算出するようにした。したがって、像面位相差式焦点検出方式とは異なる位相差方式を用いる場合であっても、複数の人物の全てにピントが合った画像を撮影できる。
以上で説明した第1〜第4の実施の形態のデジタルカメラを、次のように変形できる。
(1)被写体検出部102dは、人物の顔以外にも動物等や動きのある被写体を検出するものでもよい。この場合、被写体検出部102dは、たとえば公知の動体検出処理等により被写体検出すればよい。
(2)被写体検出部102dは、顔認識処理により人物の顔の特徴部分である耳が検出できない場合、他の特徴部分に基づいて耳の位置を特定してもよい。すなわち、被写体検出部102dは、顔認識処理により検出した鼻と目の位置(座標値)から耳の位置(座標値)を推定する。この場合、鼻と目との座標値と耳の座標値とを関係付けしたデータを予め所定の記憶領域内に格納しておき、被写体検出部102dは、検出した鼻と目の座標値に応じて、関連データから耳の座標値を読み出して耳の位置を特定すればよい。この結果、耳が髪の毛により隠れいるために耳の位置が検出できない場合であっても、耳の位置を特定することができる。または、耳の位置が特定できない場合には、焦点検出部102bは、鼻の被写体距離から所定の距離を加算した値を距離dFとしてもよい。
(3)デジタルカメラ1は、交換レンズ200が着脱可能に装着されるものに代えて、レンズ固定式のカメラでもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。説明に用いた実施の形態および変形例は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
101 撮像素子、 102 制御回路、
102a 絞り駆動制御部、 102b 焦点検出部、
102b1 第1焦点検出部、 102b2 第2焦点検出部、
102d 被写体検出部、 121 撮像用画素、
122 焦点検出用画素、
212 絞り

Claims (8)

  1. 撮影光学系を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記被写体から前記撮像素子への光束を制限する絞りと、
    前記撮像素子から出力された前記画像信号に基づいて、被写界に含まれた所定の特徴を有する複数の特定被写体を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記複数の特定被写体までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特定被写体から最遠方の特定被写体までの距離を算出する第1算出手段と、
    前記第1算出手段により算出された前記距離のほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、前記絞りの絞り値と、前記撮影光学系の合焦位置とを算出する第2算出手段と、
    前記第2算出手段により算出された前記絞り値となるように前記絞りを駆動する絞り制御手段と、
    前記第2算出手段により算出された前記合焦位置に前記撮影光学系を駆動する焦点調節手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子には、前記被写体からの光束を受光して前記画像信号を出力する撮像用画素と、前記被写体からの一対の光束を受光して焦点検出信号を出力する焦点検出用画素とが同一の撮像面上に配列され、
    前記焦点調節手段は、前記焦点検出用画素から出力された前記焦点検出信号に基づく前記一対の光束のずれ量を用いて前記撮影光学系の焦点状態を検出する第1焦点検出手段と、前記画像信号に基づいて前記撮影光学系の焦点状態を検出する第2焦点検出手段とを有し、
    前記第1算出手段は、前記検出手段により前記特定被写体が検出された位置に対応する検出対応位置に前記焦点検出用画素が配列されている場合には、前記検出対応位置に配列された前記焦点検出用画素から出力された前記焦点検出信号を用いて前記被写体距離を算出し、前記検出対応位置に前記焦点検出用画素が配列されていない場合には、前記検出対応位置に配列された前記撮像用画素から出力された前記画像信号を用いて前記被写体距離を算出することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子には、前記被写体からの光束を受光して前記画像信号を出力する撮像用画素と、前記被写体からの一対の光束を受光して焦点検出信号を出力する焦点検出用画素とが同一の撮像面上に配列され、
    前記焦点調節手段は、前記焦点検出用画素から出力された前記焦点検出信号に基づく前記一対の光束のずれ量を用いて前記撮影光学系の焦点状態を検出し、
    前記第1算出手段は、前記検出手段により前記特定被写体が検出された位置に対応する検出対応位置の近傍に配列された前記焦点検出用画素から出力された前記焦点検出信号を用いて前記被写体距離を算出することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記焦点調節手段は、前記画像信号に基づいて前記撮影光学系の焦点状態を検出し、
    前記第1算出手段は、前記検出手段により前記特定被写体が検出された位置に対応する検出対応位置に配列された前記撮像用画素から出力された前記画像信号を用いて前記被写体距離を算出することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記被写体からの一対の光束を受光して焦点検出信号を出力する、前記撮像素子とは異なる焦点検出用センサをさらに備え、
    前記焦点調節手段は、前記焦点検出用センサから出力された前記焦点検出信号に基づいて前記撮影光学系の焦点状態を検出し、
    前記第1算出手段は、前記検出手段により前記特定被写体が検出された位置に対応する前記焦点検出用センサから出力された前記焦点検出信号を用いて前記被写体距離を算出することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記検出手段は、前記撮像素子から出力された前記画像信号を用いて、前記特定被写体として人物の顔を検出することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子から出力された前記画像信号に対応する画像を表示する表示手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記検出手段により検出された前記複数の被写体のうちの前記最至近の特定被写体と前記最遠方の特定被写体とにそれぞれ異なる指標を重畳して表示することを特徴とする撮像装置。
  8. 撮影光学系を介して被写体からの光束を受光して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記被写体から前記撮像素子への光束を制限する絞りと、
    前記撮像素子から出力された前記画像信号に基づいて、被写界内の一人の人物の顔を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記人物の顔に含まれる複数の特徴部までの距離を被写体距離としてそれぞれ算出し、最至近の特徴部から最遠方の特徴部までの距離を算出する第1算出手段と、
    前記第1算出手段により算出された前記距離のほぼ中央の位置が被写界深度の中心となるように、前記絞りの絞り値と、前記撮影光学系の合焦位置とを算出する第2算出手段と、
    前記第2算出手段により算出された前記絞り値となるように前記絞りを駆動する絞り制御手段と、
    前記第2算出手段により算出された前記合焦位置に前記撮影光学系を駆動する焦点調節手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
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