JP2012179075A - 人形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】規則的な積み重ねを行うことができる人形体でありながら、各人形体を互いに絡ませることによって不規則な積み上げを行うことができる人形体の構造を提供すること。
【解決手段】
床面に伏せた際に腕および脚の先部を接地させて四つん這いになるように形成された人形体であって、前記床面に伏せた際に、床面と平行を成す略矩形の上面を有する板状体として形成された胴体部を設けるとともに、当該胴体部の前縁中央部に前方に向かって突出させた頭部を模した凸部を形成し、前記胴体部の前方部両側に前記腕を左右対称の形状となるように設けるとともに、前記胴体部の後方部両側に前記脚を左右対称の形状となるように設けた構造を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、積み上げることができる人形体に関するものである。
コマやさいころとして利用でき、積み重ねて遊ぶことができる特許文献1記載の人形体が知られている。しかしながら、当該文献には「各部位の比率を調節して姿勢を変えても違和感なく成立する人形に関するものである」(段落0001)との記載および簡単な図面は掲載されているものの、「各部位の比率」に関する具体的な例や技術的な思想は記載されておらず、コマやさいころとして利用できる、積み重ねて遊ぶことができるといった抽象的な着想が記載されているのみである。
特開2006−87893号公報
本発明の第1の課題は、コマやさいころとして利用できるとともに、規則的な多層的積み重ねができる人形体の具体的な構造を提供することにある。さらに、上記規則的な積み重ねを行うことができる人形体でありながら、各人形体を互いに絡ませることによって不規則な積み上げを行うことができる人形体の構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。すなわち、
床面に伏せた際に腕および脚の先部を接地させて四つん這いになるように形成された人形体であって、
前記床面に伏せた際に、床面と平行を成す略矩形の上面を有する板状体として形成された胴体部を設けるとともに、当該胴体部の前縁中央部に前方に向かって突出させた頭部を模した凸部を形成し、
前記胴体部の前方部両側に前記腕を左右対称の形状となるように設けるとともに、前記胴体部の後方部両側に前記脚を左右対称の形状となるように設け、
前記腕は、前方および側方に向かうように前記胴体部に取り付けた上腕部と、四つん這いになった状態で床面と平行を成した前方に向かう棒状の腕先部を有する形状に形成され、
前記脚は、胴体部との取付部位から前方および側方に向かう上脚部と、四つん這いになった状態で床面と平行を成した後方に向かう棒状の脚先部を有する形状に形成され、
前記腕先部の接地面には、前記頭部を模した凸部の先端位置に対応した段部を有する平坦面を形成し、
前記脚先部の接地面には、前記胴体部上面の後端位置に対応した段部を有する有する平坦面を形成したことを特徴とする。
また、上記人形体であって、前記上腕部および上脚部の取付部位となる前記胴体部の4角には、高さの等しい小突起が上面から突出した状態で設けられていることを特徴とする。
また、上記何れかの人形体であって、前記小突起は、前記胴体部の上面に前記腕先部および脚先部をそれぞれ2個並んで配置することができる程度の幅を隔てて設けられていることを特徴とする。
また、上記何れかの人形体であって、前記棒状に形成された腕先部および脚先部は、その断面が略円形であり先端部が球形であることを特徴とする。
本発明に係る人形体は、四つん這い姿勢になると、頭部を含む胴体部の背中が床面と平行な平面を形成するようになっている。そして、人形体を一列に並べると、前記背中の平行面は、隣り合うように一列に並べた人形体の腕と足をそれぞれ並べた状態で配置する載置面となり、順次多層的に上方に向かって人形体を積み上げることができるようになっている。
また、前記頭部を含む胴体部の背中と、当該背中に載置される腕と足は、互いに係合できるように形成されている。この係合によって、積み重ねる人形体の位置をある程度適切な位置に誘導し、重心位置の偏りを少なくしてバランスよく積み重ねることができるので、安定的に複数段に積層させることが可能となっている。
また、本発明に係る人形体は、板状の胴体部と、先端を屈曲させた腕と足を有するとともに、胴体部と腕および足で囲まれる比較的広い空間を有している。この屈曲した腕および足と前記空間を利用して各人形体を複雑に絡ませることができ、この絡み合いを利用して人形体を不規則に積み上げることが可能となっている。腕先と脚先は、先端を丸めているので絡み合った人形体間の隙間に差し込みやすく、かつ奥まで差し込むことができるので、人形体同士が絡みやすくなっている。
さらに、本発明に係る人形体は、6つの形態で床面に載置が可能な形状に形成されている。このため、当該人形体の床面上で起立した姿勢をさいころのように見立て、各種ゲームに利用することができるものとなっている。
本発明に係る人形体の外観を表した説明図である。 本発明に係る人形体を規則的に積み重ねた状態の正面および側面図である。 本発明に係る人形体を規則的に積み重ねた状態の斜視図写真である。 本発明に係る人形体を不規則的に積み上げた状態の斜視図写真である。 本発明に係る人形体が取りうる起立姿勢の説明図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は本発明に係る人形体1の外観を表した説明図であり、図1(a)は側面図、図1(b)は正面図、図1(c)は背面(後面)図、図1(d)は底面図、図1(e)は平面(上面)図を表している。また、図1(a)に記載した前/後・上/下の矢印および図1(e)に記載した左/右の矢印は本明細書中の説明で使用する向きを表している。
図1(a)、図1(b)、図1(c)は人形体1を床面Gに対して四つん這いにした状態を表している。以下、同四つん這いにした状態を人形体1の基本姿勢として、当該人形体1の形状を説明する。
人形体1は合成樹脂により一体成形されたものであり、主な形状的要素として2本一対の腕2、3と、2本一対の脚4、5と、これら腕2、3および脚4、5を取り付けた胴体部6と、当該胴体部6の先端から突出した頭部7を有したものである。大凡の全長は約5.5cmに形成されている。
本実施の形態における各腕2、3は、直径5〜6mmの丸棒を屈曲させた形状を成しており、胴体部6に取り付けた上腕部2a、3aと、屈曲部位2b、3bから先の腕先部2c、3cを有したものとなっており、先端は球形に形成されている。
また、各脚4、5は、棒を屈曲させた形状を成しており、胴体部6に取り付けた上脚部4a、5aと、屈曲部位4b、5bから先の脚先部4c、5cを有したものとなっている。当該各脚4、5の屈曲部位4b、5bから先の脚先部4c、5cは直径5〜6mmの丸棒状に形成されており、その先端は球形に形成されている。
人形体1は、図1(a)〜図1(c)に示すように、伏せると腕2および脚3の先部(2c、3c、4c、5c)が、それぞれ同一平面である床面Gに接地して四つん這いになる形状に形成された人形体である。
胴体部6は、上面から見た形状が矩形を成す板状の部位である。当該胴体部6の上面は、人形体1が四つん這いの姿勢である時に、床面Gと平行を成す平坦面として形成されている。また、当該胴体部6の前端縁の中央には、前方に向かって突出した凸部である頭部7が設けられている。後頭部に相当する当該頭部7の上面は、前記胴体部6の上面と連続した平坦面となっており、胴体部6とともに他の人形体を積み重ねる際に用いる載置面を形成するようになっている。
胴体部6に設けられた腕2、3は左右対称の形状として形成されている。胴体部6に結合されている上腕部2a、3aは、下方に向かって幅を広げつつ前方に向かうように傾斜しており、当該上腕部2a、3aの下端に相当する屈曲部位2b、3bを境にして2本の腕先部2c、3cが、前方に向かって平行に延びている。また、腕先部2c、3cは胴体部6上面とも平行を成している。
この際、頭部7と腕先部2c、3cの対応関係が重要になっている。具体的には、図1(a)に示した側面視において水平方向の関係を見ると、頭部7の先端よりも腕先部2c、3cの先端が長く(L1)なっており、上下方向の関係を見た場合に腕先部2c、3cの底面が頭部7の上面に対して載置可能となる程度の重なり(L2)を持っていることである。
前記重なりL2に相当する腕先部2c、3cの底面には、胴体部6の上面と平行を成す平坦面8,9が設けられている。平坦面8,9は、円柱状の表面の一部を削り取ったような平面に形成されたものであり、当該平面の部分と円柱状の部分との境界に段部10、11を有したものとなっている。
上記腕先部2c、3cの平坦面8,9は、三角形状に人形体を積み重ねる際に胴体部6から突出した頭部7の後頭部(上面部分)と接(係合)する部位となっている。また、段部10、11は、載置した腕先部2c、3cの後方への移動を妨げる作用を有し、後述する脚先部4c、5cに設けた段差部とともに人形体を適正な位置に保持する作用を有している。
胴体部6に設けられた脚4、5も、前記腕2、3と同様に左右対称の形状として形成されている。胴体部6に結合されている上脚部4a、5aは、下方に向かって幅を広げつつ前方に向かうように傾斜しており、当該上脚部4a、5aの下端に相当する屈曲部位4b、5bを境にして、2本の脚先部4c、5cが後方に向かって平行に延びている。また、脚先部4c、5cは胴体部6上面とも平行を成している。
この際、胴体部6の後端縁12と脚先部4c、5cの対応関係が重要になっている。具体的には、図1(a)に示した側面視において水平方向の関係を見ると、前記後端縁12よりも脚先部4c、5cの先端が長く(L3)なっており、上下方向の関係を見た場合に脚先部4c、5cの底面が胴体部6の上面に対して載置可能となる程度の重なり(L4)を持っていることである。
前記重なりL4に相当する脚先部4c、5cの底面には、胴体部6の上面と平行を成す平坦面13,14が設けられている。平坦面13,14は、円柱状の表面の一部を削り取ったような平面に形成されたものであり、当該平面の部分と円柱状の部分との境界に段部15、16を有したものとなっている。
上記脚先部4c、5cの平坦面13,14は、三角形状に人形体を積み重ねる際に胴体部6の上面と接する部位となっている。また、段部15、16は、載置した脚先部4c、5cの前方への移動を妨げる作用を有し、前述した腕先部2c、3cに設けた段部10、11とともに人形体を適正な位置に保持する作用を有している。
図1(e)に示した仮想線Aおよび仮想線A’と仮想線Bおよび仮想線B’はともに平行を成す線である。同図に示すように、丸棒状の腕先部2cと腕先部3cは人形体の前後方向に沿って平行を成すように設けられている。
また、脚先部4cと脚先部5cも同様に人形体の前後方向に沿って平行を成して設けられている。そして、腕先部2cと腕先部3cの先端を結ぶ線(仮想線B)と脚先部4cと脚先部5cの先端を結ぶ線(仮想線B’)も平行を成すように設けられている。
さらに、人形体の左側に位置する腕先部2cと脚先部4cは同軸上に設けられ、人形体の右側に位置する腕先部3cと脚先部5cも同軸上に設けられている。
図1(b)に示した前方から見た上腕部2aおよび上腕部3aの成す角度α1と、図1(c)に示した後方から見た上脚部4aおよび上脚部5aの成す角度α2は等しい。
また、図1(a)に示した仮想線C’は胴体部6の上面、仮想線Cは腕先部2c、3cおよび脚先部4cと脚先部5cが接する床面Gの表面を表しており、仮想線Cおよび仮想線C’は互いに平行な2つの平面となっている。すなわち、同図に示すように胴体部6の上面と、腕先部2c、3cおよび脚先部4cと脚先部5cの配置される平面が同一平面となるように上腕部2a、3aと上脚部4a、5aの長さ、および屈曲部位2b、3b、屈曲部位4b、5bの角度が定められている。
上腕部2a、3aと上脚部4a、5aの上端は、それぞれ胴体部6の上面よりもやや突出した突起17(17a、17b)、18(18a、18b)となっている。当該各突起17、18の高さは全て同一であり、人形体1を仰向けにした場合には、4つの突起17、18の先端が全て床面Gに接地するようになっている(図5(b)参照)。
次に、本発明に係る人形体1に関する用法の一つを説明する。第1の用法は、同一形状の複数個の人形体1を、三角形状に積み重ねることである。図2は、複数の人形体1(1a、1b、1c・・)を垂直上方に向かって三角形状(ピラミッド状)に積み重ねた状態の正面図(図2(a))および側面図(図2(b))を表している。積み重ねた状態の三角形の形状は、底辺部に対する斜面の角度θが概ね45°〜50°となるように形成されている。
図2は、人形体1を3段に積み重ねた状態を表しており、最下部に3体の人形体を横一列に並べ、2段目に2体の人形体を並べ、最上段に1体の人形体を載置した状態を表している。
最下部の人形体は、隣り合う腕先部および脚先部を互いに接触せた状態で並べられており、前後方向の位置も揃えられている。このように隣り合う人形体を横並びに整列させると、載置面を構成する複数の胴体部6が等間隔で配置されることになり、次段の人形体を載置することが可能になる。
胴体部6上面の左右方向の幅は、人形体の腕先部2c、3cおよび脚先部4c、5cを、2個隣り合った状態で並べることができる程度の幅に形成されている。また、胴体部6上面の4角には突起17a、17b、18a、18bが設けられているが、当該各突起の間の間隔は前記腕先部2c、3cおよび脚先部4c、5cを2個隣り合わせることができる間隔よりも、やや(1〜3mm程度)広い幅となるように設けられている。
人形体1を垂直上方に向かって三角形状に積み重ねる場合、図2(a)に示すように各人形体の腕先部2cと3cは、それぞれ頭部7の側縁近くに載置される。すなわち、腕先部2cと3cと頭部7の係合の程度を左右方向で見た場合、腕先部2cと3cの配置が左右の方向に偏ると、頭部7から外れる位置関係になっている。このため、頭部7の幅を調節することによって、積み上げの難易度を調節することができるようになっている。
また、図2(b)は人形体1aと当該人形体1aに載置される人形体1bおよび人形体1bに載置される人形体1cの前後の関係を示している。同図に示すように、上下に配置された人形体同士の対応関係を見ると、腕先部2c(3c)の先端は頭部7の先端を超える長さに形成されている。
そして、頭部7の上面に腕先部2c(3c)の底面に設けた平坦面8(9)が接触し、平坦面8(9)の先方に設けた段部10(11)が頭部7先端の角付近に配置される。段部10(11)は、腕先部2c(3c)が頭部7に対して後方へ移動するのを防ぐ作用を有している。
また、脚先部4c(5c)の先端は胴体部6の後端縁12を超える長さに形成されている。
そして、胴体部6の上面に脚先部4c(5c)の底面に設けた平坦面13(14)が接触し、平坦面13(14)の後方側に設けた段部15(16)が胴体部6の後端縁12の角付近に配置される。段部15(16)は、脚先部4c(5c)が胴体部6の後端縁12に対して前方へ移動するのを防ぐ作用を有している。
上記のように段部10、11および段部15、16は胴体部6との係合部位となっており、積み上げる人形体1を適切な位置に保持する保持手段ともなっている。
以上説明した構造により、本発明に係る人形体1はそれぞれの人形体が同一の四つん這い姿勢のまま上方に積み重ねることができるので、三角形状を成すように多段に積み重ねる遊びができるようになっている。
上記三角形状の積み重ねは、3段に限らずさらに多く積み上げることが出来るものであるが、段数が増えるほど不安定になり崩れやすくなる。3段〜4段程度(図3参照)の積み重ねであれば、次段以降の人形体について左右方向への大きな偏りを防ぐ突起17a、17b、18a、18bや、前後方向への偏りを防ぐ腕先部2c、3cおよび脚先部4c、5cに形成した段部10、11および段部15、16によってバランスを保ち崩れを防ぐことができる。
各人形体同士のズレは小さくても、段数が多くなるほどズレが蓄積されて大きくなり崩れやすくなる性質を有している。本発明に係る人形体は、このような性質を利用して積み重ねの個数や高さを求める遊びやゲームとして利用できるものとなっている。
また上記人形体1は、一方において、三角形状を成す積み重ねとは異なる積み上げができるようになっている。図4は、人形体1を不規則に積み上げた状態を表した写真である。当該図に示した状態は、最下部に人形体1を四つん這いの状態で載置した後、人形体1同士の腕2、3や脚4、5を不規則に絡ませながら上方に積み上げたものである。
このような不規則な積み上げを可能としているのは、胴体部6の形状と、当該胴体部6から下方に左右に向かって広がるように伸びた上腕部2a、3aおよび上脚部4a、5a形状と、その先を屈曲させるように設けた腕先部2c、3cおよび脚先部4c、5cの形と、側面から見てわかるように上腕部2a、3aと上脚部4a、5aを概ね同一の角度で前方に向かって傾斜させたことによるものである。
前述したように、人形体1は底辺部に対する斜面の角度θが概ね45°〜50°となる角度で積重ねを可能とするものである。この要請から人形体1に対する上腕部2a、3aおよび上脚部4a、5aの長さと角度は必然的に定まるものである。そして、胴体部6を肉厚の塊ではない板状にすることによって、胴体部6の下面19と上腕部2a、3aおよび上脚部4a、5aとの間に比較的広い空間が形成される。この空間に、他の人形体の頭部、胴体部、腕、脚が様々な姿勢で入り込むことができ、かつ屈曲した腕、脚が絡み合って複数の人形体を積み上げることができるようになっている。
また、側面視において胴体部6と上腕部2a、3aの成す角度は鈍角(90度より広い)であるが、胴体部6と上脚部4a、5aの成す角度は鋭角(90度より狭い)である。この腕と脚の角度の違いは、正立あるいは逆立ち等の向きの違いによって人形体同士を絡ませる際の選択肢を増やす効果がある。そして、腕先部2c、3cおよび脚先部4c、5cの先端の形を球形(角を丸めたもの、尖塔状であるものを含む)にすることによって、絡み合った人形体同士の隙間に奥まで差し込みやすく、互いを絡ませやすいものとなっている。
また上記人形体1は、種々に遊び方を提供することも課題の一つとするものであり、その一つとしてさいころのような使い方をすることができるものである。図5は、床面G上で取りうる人形体1の全ての起立姿勢を表している。
図5(a)は床面Gに全ての腕先部2c、3cおよび脚先部4c、5cを接地させた四つん這いの姿勢である。図5(b)は床面Gに全ての突起17a、17bおよび突起18a、18bを接地させた仰向けの姿勢である。図5(c)は床面Gに頭部7の先端および腕先部2c、3cの先端を接地させた逆立ちの姿勢である。図5(d)は床面Gに脚先部4c、5cの先端および上脚部4a、5aの後端部20接地させた座ったような姿勢である。図5(e)は床面Gに左側の腕2および脚4の側面を接地させた横向きの姿勢である。図5(f)は床面Gに右側の腕3および脚5の側面を接地させた横向きの姿勢である。
上記6姿勢は、安定の度合いが異なるので、床面に放り出した後の姿勢もその度合いに応じた割合で発生することになる。すなわち、四つん這い、仰向けといった姿勢は比較的生じやすい姿勢であり、次いで横向きの姿勢、座ったような姿勢、逆立ち姿勢の順で発生する割合が少なくなる。安定の度合いは、接地点と重心位置の偏りによって変化するものであるが、本発明に係る人形体は、腕先部2c、3cや脚先部4c、5cの長さ、頭部7の突出量を適切に設定することによって、設定が難しい座った姿勢と逆立ち姿勢での安定度を調節しやすい構造になっている。
当該人形体を例えばスゴロクゲームに使用するさいころに代えて使用する場合、「四つん這い姿勢」が1、「仰向け姿勢」が2,「横向き姿勢」が3、「座った姿勢」が10、「逆立ち姿勢」が20等のように、異なる点数を割り振って使用することができる。
以上説明したように、本願発明に係る人形体は、規則的な積重ねおよび不規則的な積み上げ、さらにさいころのように6姿勢で起立できるものとなっており、室内装飾、ゲーム等種々の用途を有するものとなっている。
本発明は、規則的な積重ねおよび不規則な積み上げを行うことが出来る人形体に関するものである。
1 人形体
2、3 腕
4、5 脚
2a、3a 上腕部
2b、3b 屈曲部位
2c、3c 腕先部
4、5 脚
4a、5a 上脚部
4b、5b 屈曲部位
4c、5c 脚先部
6 胴体部
7 頭部
8,9 平坦面
10、11 段部
12 後端縁
13,14 平坦面
15、16 段部
17(17a、17b) 突起
18(18a、18b) 突起
19 下面
20 後端部

Claims (4)

  1. 床面に伏せた際に腕および脚の先部を接地させて四つん這いになるように形成された人形体であって、
    前記床面に伏せた際に、床面と平行を成す略矩形の上面を有する板状体として形成された胴体部を設けるとともに、当該胴体部の前縁中央部に前方に向かって突出させた頭部を模した凸部を形成し、
    前記胴体部の前方部両側に前記腕を左右対称の形状となるように設けるとともに、前記胴体部の後方部両側に前記脚を左右対称の形状となるように設け、
    前記腕は、前方および側方に向かうように前記胴体部に取り付けた上腕部と、四つん這いになった状態で床面と平行を成した前方に向かう棒状の腕先部を有する形状に形成され、
    前記脚は、胴体部との取付部位から前方および側方に向かう上脚部と、四つん這いになった状態で床面と平行を成した後方に向かう棒状の脚先部を有する形状に形成され、
    前記腕先部の接地面には、前記頭部を模した凸部の先端位置に対応した段部を有する平坦面を形成し、
    前記脚先部の接地面には、前記胴体部上面の後端位置に対応した段部を有する有する平坦面を形成したことを特徴とする人形体。
  2. 前記上腕部および上脚部の取付部位となる前記胴体部の4角には、高さの等しい小突起が上面から突出した状態で設けられていることを特徴とする請求項1記載の人形体。
  3. 前記小突起は、前記胴体部の上面に前記腕先部および脚先部をそれぞれ2個並んで配置することができる程度の幅を隔てて設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の人形体。
  4. 前記棒状に形成された腕先部および脚先部は、その断面が略円形であり先端部が球形であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の人形体。
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