JP2013154030A - 立体ゲーム器 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類のブロックを変幻自在に立体的に並べられるようにする。
【解決手段】1個の台座1の連結部5;6のうちの1個ともう1個の台座1の被連結部7;8のうちの1個とが互いに上下方向で嵌め合わされることにより、複数個の台座1が互いに平面状に連結された状態になり、先攻の競技者と後攻の競技者とがブロック2;3を1個ずつ交互に台座1の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック2の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック3の上に積み上げて行き、同種類のブロック2又は同種類のブロック3が連結された台座1に対して平面上に横又は斜めに又は上下方向に斜めに又は垂直上に一列に競技ルールとして競技を行なう競技者により予め決められた個数並ぶことにより、その並べられた方のブロックを使用した競技者が勝者になるという立体ゲームを行なえる。
【選択図】図1

Description

本発明は、台座の上に複数種類のブロックを立体的に並べて、勝負を競う立体ゲーム器に関する。
特許文献1の段落0011と図1及び図3には、立体ゲーム器が記載されている。この特許文献1に示された立体ゲーム器は、立体収容体が3行3列の9個の収容部を水平状に並べたものを3段に積層した構造であり、2人の競技者が上記立体収容体の合計27個の収容部に2種類のブロックを1個ずつ交互に挿入して立体的に並べて、勝負を競う構造になっているので、2種類のブロックを変幻自在に立体的に並べることができないという欠点がある。
特開2006−75344号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、複数種類のブロックを変幻自在に立体的に並べられるようにすることを目的とする。
本発明は、台座の上に複数種類のブロックを立体的に並べて、勝負を競う立体ゲーム器であって、台座が板状の土台と土台の側面に設けられて複数個の土台どうしを平面的に連結する連結部と土台の側面に上記連結部と別に設けられて複数個の土台どうしを平面的に連結する被連結部と土台の上面部に設けられたブロック受部とを備え、複数種類のブロックが板状の土台と土台の上面部に設けられた嵌合部と土台の底面部に設けられて上記嵌合部又は上記ブロック受部に嵌め合わされる被嵌合部とを備えたことを主要な特徴とする。
本発明は、例えば、1個の土台の連結部ともう1個の土台の被連結部とを互いに嵌め合わせるというように、連結部と被連結部とを利用して複数個の台座が平面状で直線状又は格子状又はL字状等の造形を描く平面的な連結台座を構成することができ、その連結された台座の上に複数種類のブロックの種類に対応する人数の競技者が互いに別々の種類のブロックを交互に台座の上に積み上げるか又は台座に積み上げられたブロックの上に積み上げて行きとうように変幻自在に立体的に並べることができるという効果がある。本発明では、複数種類のブロックが2種類であり、1種類のブロックの土台が円盤形状であり、もう1種類のブロックの土台が十字形状であれば、2種類のブロックを容易に識別することができるという効果がある。又、本発明では、連結部及び被連結部が平面視鳩尾状であれば、上下方向での嵌め合いの操作が容易になるという効果がある。
実施の形態に係る立体ゲーム器を示す分解斜視図。 A図は実施の形態に係る台座を裏側から示す斜視図、B図は実施の形態に係る1種類のブロックを裏側から示す斜視図、C図は示す実施の形態に係る別の種類のブロックを裏側から示す斜視図。 A図は実施の形態に係る連結台座を示す斜視図、B図は実施の形態に係る同種類の3個のブロックが連結台座に対し平面上に横又は斜めに一列に並べられた状態を示す斜視図。 A図は実施の形態に係る同種類の3個のブロックが連結台座に対し上下方向に斜めに一列に並べられた状態を示す斜視図、B図は実施の形態に係る同種類の3個のブロックが連結台座に対し垂直上に一列に並べられた状態を示す斜視図。 A図乃至F図は実施の形態に係る連結台座の種々の造形を示す斜視図。
本明細書における「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図1の状態に台座1とブロック2;3とを置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。
図1を参照し、実施の形態に係る立体ゲーム器の構造について説明する。立体ゲーム器は、台座1と2種類のブロック2;3とを備える。台座1は、土台4の側面部に2個の連結部5;6と2個の被連結部7;8とを備え、土台4の上面部に1個のブロック受部9を備える。2個の連結部5;6と2個の被連結部7;8とが、土台4の上面部に平行な平面において当該平面の中心を通って互いに直交する2本の直線が土台4の側面部に交差する4箇所に分かれて1個ずつ設けられる。連結部5;6と被連結部7;8とは、複数個の台座1どうしを互いに平面状に連結するものである。連結部5;6としては、土台4の側面部から土台4の直径方向外側に突出する凸部により構成されたものを例示する。被連結部7;8としては、土台4の側面部で土台4の直径方向内側と外側と土台4の底面部とに開口するように窪む凹部により構成されたものを例示する。
例えば、図1における連結部5;6のうちの1個と図1に図示をしていない別の台座における被連結部のうちの1個とが互いに上下方向で嵌め合わされるか、又は、図1における被連結部7;8のうちの1個と図1に図示をしていない別の台座の連結部のうちの1個とが互いに上下方向で嵌め合わされることにより、図1における上面部10に平行な方向に離れないように、図1における台座1と図1に図示をしていない台座とが互いに平面状に連結された状態になる。図1に図示をしていない台座は、図1における台座1と同じ大きさで同じ形である。尚、連結部5;6と被連結部7;8とによる離れないようになる造形については、図2のA図で説明する。
図1では、1個の連結部5と1個の被連結部7とは土台4の中心を通る1本の直線が土台4の側面部と交差する2箇所に分かれて設けられ、別の1個の連結部6と別の1個の被連結部8とは土台4の中心を通る別の1本の直線が土台4の側面部と交差する別の2箇所に分かれて設けられる。上記土台4の中心を通る1本の直線と上記土台4の中心を通る別の1本の直線とは土台4の上面部に平行な平面上で直交する2本の直線である。よって、連結部5;6が土台4の側面部を土台4の中心を中心として1周する方向に90度離れ配置され、被連結部7;8が土台4の側面部を土台4の中心を中心として1周する方向に90度離れ配置され、連結部5;6と被連結部7;8とが土台4の側面部を土台4の中心を中心として1周する方向に90度ずつ離れて配置された構成である。
上記土台4に対する連結部5;6と被連結部7;8との構成により、図1における連結部5;6のうちの1個と図1に図示をしていない別の台座における被連結部のうちの1個とが互いに上下方向で嵌め合わされるか、又は、図1における被連結部7;8のうちの1個と図1に図示をしていない別の台座の連結部のうちの1個とが互いに上下方向で嵌め合わされるというように、複数個の台座1が平面状で直線状又は格子状又はL字状等の造形を描く平面的な連結台座を構成する。連結台座については図3のA図及び図5で説明する。
図1に戻り、例えば、台座1の土台4として8角形の板状のものを例示して説明する。土台4は、平面視8角形の上面部10から8個の側面部11;12;13;14;15;16;17;18を土台4の後側に向けて直角に突出した造形である。土台4の中心を通る1本の直線が交差する2個の側面部17;13には連結部5と被連結部7とが別々に設けられ、土台4の中心を通るもう1本の直線が交差する2個の側面部11;15には連結部6と被連結部8とが別々に設けられる。土台4としては、8角形の板状に限定されるものではなく、方形又は円形又は楕円形な板状であってもよい。土台4の上面部10の中心部に設けられたブロック受部9は、中心部に平面視円形で上面部10より下方内部に窪む有底状の肉取部19を備えた、円筒状の凸部により構成されたものを例示する。
図1において、2種類のブロック2;3について説明する。以下、2種類のブロック2;3のうちの1種類のブロック2をブロック2と言い、2種類のブロック2;3のうちのもう1種類のブロック3をブロック3と言う。ブロック2は、円盤形状の土台21の上面部の中心に嵌合部22を備える。嵌合部22は、中心部に平面視円形で上下方向に貫通する円形孔23を備えた、円筒状の凸部により構成されたものを例示する。ブロック3は、十字形状の土台24の上面部の中心部に嵌合部25を備える。嵌合部25は、中心部に平面視十字形で上下方向に貫通する十字形孔26を備えた、円筒状の凸部により構成されたものを例示する。土台21が円盤形状に限定されるものではなく、土台24が十字形状に限定されるものではないが、土台21;24の形状が互いに異なれば、2種類のブロック2;3を容易に識別することができる。ブロック2が嵌合部22よりも直径の大きな土台21を備えた構成であるので、土台21の底面部を例えばテーブル等の上に置くことにより、ブロック2が倒れることのないように安定して置かれる。ブロック3が嵌合部25よりも直径の大きな土台24を備えた構成であるので、土台24の底面部を例えばテーブル等の上に置くことにより、ブロック3が倒れることのないように安定して置かれる。
図1に示すブロック2;3において、土台21の上面部の中心を中心とする直径と土台24の上面部の中心直径とは、同じ寸法であり、土台21の被嵌合部28の(図2のB図参照)又は土台24の被嵌合部29がブロック受部9に嵌め込まれて台座1の土台4の上に置かれた場合に、土台21又は土台24が土台4よりも横方向外側に突出しない大きさである。又、嵌合部22の土台21の上面部からの高さと嵌合部25の土台24の上面部からの高さとは同じ寸法である。又、台座1と2種類のブロック2;3とにおいて、ブロック受部9の直径と嵌合部22の直径と嵌合部25の直径とは同じ寸法である。
図2を参照し、実施の形態に係る台座1とブロック2;3の裏面側の構造について説明する。図2のA図に示すように、連結部5;6と被連結部7;8とは、平面視鳩尾状になっている。連結部5;6の平面視鳩尾状とは、連結部5;6における土台4の上面部10の中心を中心として1周する方向の横幅が、側面部11;17から土台4の直径方向外側に行く従って徐々に大きくなる造形である。被連結部7;8の平面視鳩尾状とは、被連結部7;8における土台4の上面部10の中心を中心として1周する方向の横幅が、側面部13;15から土台4の直径方向内側に行く従って徐々に大きくなる造形である。又、台座1の土台4には、肉取部27が底面部より上面部10の側に窪むと共に側面部11乃至18と連結部5;6とで囲まれかつ被連結部7;8により土台4の外側に繋がる造形に設けられる。
よって、図2のA図に示した台座1における連結部5;6のうちの1個が図2のA図に図示をしていない別の台座における被連結部のうちの1個に下方から嵌め合わされることにより、図2のA図に示した台座1と図2のA図に図示をしていない別の台座とが互いに図2のA図に示した土台4の上面部10に平行な方向に離れないようになり、又、図2のA図に示した台座1における被連結部7;8のうちの1個が図2のA図に図示をしていない別の台座の連結部のうちの1個に上方から嵌め合わされることにより、図2のA図に示した台座1と図2のA図に図示をしていない別の台座とが互いに図2のA図に示した土台4の上面部10に平行な方向に離れないように連結された態様になる。
図2のB図に示すように、ブロック2の土台21には、被嵌合部28が底面部より嵌合部22の側に窪む造形に設けられる。被嵌合部28は図1のA図に示すブロック受部9又は図2のC図に示す嵌合部25に嵌め合わされる窪みである。被嵌合部28が図1のA図に示すブロック受部9に嵌め合わされると、図2のB図に示す土台21の底面部が図1のA図に示す土台4の上面部に接触する。又、被嵌合部28が図2のC図に示す嵌合部25に嵌め合わされると、図2のB図に示す土台21の底面部が図2のC図に示す土台24の上面部に接触する。被嵌合部28は、円形孔23に繋がっている。
図2のC図示すように、ブロック3の土台24には、被嵌合部29が底面部より嵌合部25の側に窪む造形に設けられる。被嵌合部29は、図1のA図に示すブロック受部9又は図2のB図に示す嵌合部22に嵌め合わされる窪みである。被嵌合部29が図1のA図に示すブロック受部9に嵌め合わされると、図2のC図に示す土台24の底面部が図1のA図に示す土台4の上面部10に接触する。又、被嵌合部29が図2のB図に示す嵌合部22に嵌め合わされると、図2のC図に示す土台24の底面部が図2のB図に示す土台21の上面部に接触する。被嵌合部29は、十字形孔26に繋がっている。
図2のB図に示す土台21の底面部からの高さと図2のC図示す土台24の底面部からの高さとが同じ寸法であり、図2のB図に示す被嵌合部28における土台21の底面部からの深さと図2のC図示す被嵌合部29における土台24の底面部からの深さとが同じ寸法であるので、被嵌合部28又は被嵌合部29が図1に示すブロック受部9に嵌め合わされると、土台21の底面部又は土台24の底面部が図1に示す土台4の上面部10に接触してブロック2又はブロック3が台座1の上に置かれた場合には、ブロック2の台座1からの高さとブロック3の台座1からの高さが同じになる。又、図2のB図に示す被嵌合部28が図1に示すブロック3の嵌合部25に嵌め込まれてブロック2がブロック3の上に置かれるか又は図2のC図に示す被嵌合部29が図1に示すブロック2の嵌合部22に嵌め込まれてブロック3がブロック2の上に置かれた場合には、ブロック2のブロック3からの高さとブロック3のブロック2からの高さが同じになる。
図1及び図2のA図乃至C図において、台座1のブロック受部9とブロック2;3における嵌合部22;25の外形が同じ直径の円柱状であり、ブロック2;3における被嵌合部28;29がブロック受部9と嵌合部22;25とに嵌め合わされる平面視円形な窪みになっているので、ブロック2;3を台座1の上に置く場合におけるブロック受部9と被嵌合部28;29との嵌め合いが容易であるばかりでなく、ブロック2;3を互いに積み上げる場合における嵌合部22;25と被嵌合部28;29との嵌め合いが容易である。つまり、ブロック2;3を台座1の上に積み上げる操作とブロック2;3を互いに積み上げる操作とが容易である。
図3を参照し、実施の形態に係る立体ゲーム器を用いた勝負を競う競技について説明する。図3のA図では、9個の台座1からなる平面的な1個の連結台座31を例示する。図3のA図に示す連結台座31は、9個の図1に示した台座1が平面的に3行3列の格子状となるように互いに連結された造形である。
そして、2人の競技者のうちの一方の競技者が先攻となって図1に示すブロック2を使用し、2人の競技者のうちの他方の競技者が後攻となって図2に示すブロック3を使用する競技を例として説明すると、先攻の競技者が1個のブロック2を図3のA図に示す中央における台座1の上に置く。その場合、1個のブロック2の図2のB図に示す被嵌合部28が図3のA図に示す中央における台座1のブロック受部9に上方から被せられるように嵌め合わされる。
その後、後攻の競技者が1個のブロック3を上記図3のA図に示す中央における台座1の上に置かれたブロック2の上に置くか又は上記中央の台座1以外の周辺における1個の台座1の上に置く。その場合、1個のブロック3の図2のC図に示す被嵌合部29が上記図3のA図に示す中央における台座1の上に置かれたブロック2の図2のB図に示す嵌合部22に上方から被せられるように嵌め合わされるか又は図3のA図に示す周辺における1個の台座1のブロック受部9に上方から被せられるように嵌め合わされる。
このように、先攻の競技者と後攻の競技者とがブロック2;3を1個ずつ交互に台座1の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック2の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック3の上に積み上げて行き、同種類のブロック2又は同種類のブロック3が連結台座31に対して一列に3個並ぶことにより、その並べられた方のブロックを使用した競技者が勝者になる。つまり、先攻の競技者と後攻の競技者とがブロック2;3を1個ずつ交互に台座1の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック2の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック3の上に積み上げて行き、同種類のブロック2又は同種類のブロック3が連結台座31に対して平面上に横又は斜めに又は上下方向に斜めに又は垂直上に一列に競技ルールとして競技を行なう競技者により予め決められた個数並ぶことにより、その並べられた方のブロックを使用した競技者が勝者になるという立体ゲームを行なうことができる
例えば、9個の台座1からなる平面的な1個の連結台座31を使用する競技の場合には、先攻の競技者がブロック2を中央の台座1の上に置くことにより、競技が始まります。その後、後攻の競技者と先攻の競技者とがブロック2とブロック3とを1個ずつ交互に台座1の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック2の上に積み上げるか又は台座1に積み上げられたブロック3の上に積み上げて行き、3個のブロック2又は3個のブロック3というように3個の同種類のブロックが平面上に一列に並ぶように揃うか又は上下方向の斜めに一列に並ぶように揃うか又は垂直上に一列に並ぶように揃うことで勝負が決まるので、競技者は平面的なマルバツゲームよりも多くの戦略を立てることができる。
例えば、図3のB図は3個のブロック2が連結台座31に対し平面上に横又は斜めに一列に並べられた状態を示し、図4のA図は3個のブロック2が連結台座31に対し上下方向に斜めに一列に並べられた状態を示し、図4のB図は3個のブロック2が連結台座31に対し垂直上に一列に並べられた状態を示す。このように3個のブロック2が一列に並べられた場合はブロック2を使用した競技者の勝ちになる。図3のB図と図4のA図及び図4のB図において、3個のブロック2に代替し、3個のブロック3が一列に並べられた場合はブロック3を使用した競技者の勝ちになる。又、図3のB図では、3個のブロック2又は3個のブロック3が横又は斜めに一列に並ぶ並び方は全部で8通りある。又、図4のA図では、3個のブロック2又は3個のブロック3が横又は斜めに一列に並ぶ並び方は全部で8通りある。又、図4のA図では、ブロック2を図示した以外に、3個のブロック2又は3個のブロック3が横又は斜めに一列に並ぶ並び方は全部で9通りある。
又、実施の形態に係る立体ゲーム器のよる勝負に対しする得点の決め方について説明する。図3のB図に示すように3個のブロック2が連結台座31に対し平面上に横又は斜めに一列に並べられた場合には得点として1ポイントをブロック2の使用者たる競技者に与え、図4のA図に示すように3個のブロック2が連結台座31に対し上下方向に斜めに一列に並べられた場合には得点として2ポイントをブロック2の使用者たる競技者に与え、図4のA図に示すように3個のブロック2が連結台座31に対し垂直上に一列に並べられた場合には得点として3ポイントをブロック2の使用者たる競技者に与えるように、勝負に対しする得点をブロック2の並び方により決めることも可能である。図3のB図と図4のA図及び図4のB図において、3個のブロック2に代替し、3個のブロック3が一列に並べられた場合も勝負に対する得点をブロック3の並び方により決めてもよい。
9個の台座1からなる平面的な1個の連結台座31の造形は、図3のA図に示す外に、例えば、図5のA図乃至F図に示すような種々の造形が考えられる。この図5のA図乃至F図に示すような造形の連結台座31の場合の競技ルールとしては、例えば、後攻の競技者が連結台座31の造形を図5のA図乃至F図の何れかの形に作り、先攻の競技者が1個のブロック2を上記作られた造形の連結台座31のうちの1個の台座1の上に置くことで競技が始まるようにすることもできる。尚、ブロック2;3を一列に並べる個数は、3個に限定されるものではく、競技ルールとして競技を行なう競技者により予め決められた個数であればよく、又、2個又は4個以上であってもよい。
又、図示は省略するが、連結台座31を構成する台座1の個数は9個に限定されるものでなく、単数でも2個乃至8個でも10個以上でもよい。又、連結台座31の造形としては、複数個の台座1を横に一列に並べてもよい。又、台座1を使用することなく、先攻の競技者と後攻の競技者とがブロック2及びブロック3を1個ずつ交互に垂直上に一列に倒れるまで積み上げて行き、倒れる直前の1個のブロック2又はブロック3を使用した競技者が勝者になるという競技も可能である。
ブロック2;3は、同じ大きさで同じ形に構成して色彩の違い又は図1示す嵌合部22;25の上面部に設けられる円形孔23と十字形孔26というような孔の形の違いにより種類が異なるように構成してもよい。又、連結部5;6と被連結部7;8とは、平面視鳩尾状に限定されるのではく、複数個の台座1を平面状に連結した場合に、土台4の上面部10に平行な方向に離れないように連結された態様を維持する構造であればよい。複数個の台座1を平面状に連結する場合において、一方の台座1の連結部5;6の一方と他方の台座1の被連結部7;8の一方とが上下方向で嵌め合わされる嵌め合い構造に限定されるものではなく、一方の台座1の連結部5;6の一方と他方の台座1の被連結部7;8の一方とが土台4の上面部10に平行な方向で嵌め合わされる嵌め合い構造でもよい。又、連結部5;6が凸部で被連結部7;8が凹部に限定されるものではなく、連結部5;6が凹部で被連結部7;8が凸部であるか、又は、永久磁石による磁力を利用した連結構造でもよい。又、ブロック受部9及び嵌合部22;25の外形は、円柱状よりもブロック2;3を積み上げる操作は低下するが、角柱状でもよい。又、土台4の側面部を土台4の中心を中心として1周する方向に90度ずつ離れて、連結部5の隣に被連結部7が設けられ、被連結部7の隣に連結部6が設けられ、連結部6に隣に被連結部8が設けられ、被連結部8の隣に連結部5が設けられるといように、連結部5;6と被連結部7;8とが1個ずつ交互に設けられた構成でもよい。又、ブロックの種類としては、2種類のブロック2;3に限定されるものではなく、3種類以上であってもよい。又、土台21;24は、Y字形状又はI字形状又は三角形状又は四角形形状又は楕円形状でもよい。
1は台座、2;3はブロック、4は土台、5;6は連結部、7;8は被連結部、9はブロック受部、10は上面部、11乃至18は側面部、19は肉取部、20は欠番、21は土台、22は嵌合部、23は円形孔、24は土台、25は嵌合部、26は十字形孔、27は肉取部、28は被嵌合部、29は被嵌合部、30は欠番、31は連結台座。

Claims (3)

  1. 台座の上に複数種類のブロックを立体的に並べて、勝負を競う立体ゲーム器であって、台座が板状の土台と土台の側面に設けられて複数個の土台どうしを平面的に連結する連結部と土台の側面に上記連結部と別に設けられて複数個の土台どうしを平面的に連結する被連結部と土台の上面部に設けられたブロック受部とを備え、複数種類のブロックが板状の土台と土台の上面部に設けられた嵌合部と土台の底面部に設けられて上記嵌合部又は上記ブロック受部に嵌め合わされる被嵌合部とを備えたことを特徴とする立体ゲーム器。
  2. 複数種類のブロックが2種類であり、1種類のブロックの土台が円盤形状であり、もう1種類のブロックの土台が十字形状であることを特徴とする請求項1記載の立体ゲーム器。
  3. 連結部及び被連結部が平面視鳩尾状であることを特徴とする請求項1記載の立体ゲーム器。
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