JP2012176044A - 信号処理装置および磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

信号処理装置および磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コヒーレントノイズを低減することを提供する。
【解決手段】信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力されている期間Pでは、FIFOメモリ55にデジタル信号SDを蓄積するだけにしておき、検波処理を行わない。一方、信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力されない期間Qでは、検波回路53が、期間PにおいてFIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号SDを読み出し、検波をする。あるいは、アナログ信号SAの中心周波数Fcとは異なる検波速度で検波を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、検波を行う信号処理装置および磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置では、受信系に混入するノイズを除去することは極めて重要である。受信系に混入するノイズを除去する技術として、例えば、特許文献1の技術が知られている。
特開平10-127603号公報
また、受信系に混入するノイズを除去する技術として、デジタルフィルタを使用する技術が考えられる。
図9は、受信系に混入するノイズをデジタルフィルタを用いて除去するための信号処理装置の一例を示す図である。
信号処理装置100は、AD(Analog Digital)コンバータ51と、デジタル回路52とを有している。
受信系では、受信コイルが、被検体からの磁気共鳴信号を受信し、アナログ信号SAに変換する。アナログ信号SAは、中心周波数Fcを中心とした高周波数成分(Fc−ΔF〜Fc+ΔF)の信号を含むアナログ信号である。Fcは、例えば数十MHzの周波数であり、ΔFは、例えば数百kHzの周波数である。ADコンバータ51は、アナログ信号SAをサンプリング周波数Fでサンプリングし、デジタル信号SDに変換する。
検波回路53は、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(Direct Digital Synthesizer)53aおよび乗算器53bを有している。ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aは、周波数Fcの正弦波を出力する。乗算器53bは、ADコンバータ51から出力されたデジタル信号SDに、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aからの周波数Fcの正弦波を掛け合わせて、デジタル信号SD1を出力する。デジタル信号SDの高周波数成分Fc−ΔF〜Fc+ΔFを検波することによって、低周波数成分−ΔF〜+ΔFと、高周波数成分2Fc−ΔF〜2Fc+ΔFが得られる。検波回路53から出力されたデジタル信号SD1は、デジタルフィルタ54に入力される。
デジタルフィルタ54はローパスフィルタである。したがって、デジタル信号SD1の低周波数成分−ΔF〜+ΔFは通過するが、高周波数成分2Fc−ΔF〜2Fc+ΔFは除去されるので、デジタルフィルタ54は、低周波数成分−ΔF〜+ΔFを含むデジタル信号SD2を出力する。
ただし、ADコンバータ51には、僅かながら、本質的にDCオフセットが存在しているので、ADコンバータ51から出力されたデジタル信号SDは、周波数成分Fc−ΔF〜Fc+ΔFの他に、DCオフセットの成分も含んでいる(図10参照)。
図10は、DCオフセットの成分を考慮したときの信号処理の様子を示す図である。
デジタル信号SDは、周波数成分Fc−ΔF〜Fc+ΔFの他に、DCオフセットの成分も含んでいるので、検波回路53が、デジタル信号SDに周波数Fcの正弦波を掛け合わせると、デジタル信号SDのDCオフセット成分は、高周波数成分Fcに変換される。したがって、検波回路53から出力されるデジタル信号SD1には、DCオフセットによる高周波数成分Fcも含まれる。しかし、検波回路53の後段には、デジタルフィルタ54が備えられているので、DCオフセットによる高周波数成分Fcは除去される。したがって、デジタルフィルタ54によって、デジタル信号SD1から、低周波数成分−ΔF〜+ΔFを取り出すことができる。
しかし、デジタル回路52はノイズを出し易く、周波数Fcで動作する部分が存在すると、周波数Fcのノイズとなる可能性がある(図11参照)。
図11は、高周波数Fcのノイズが出たときの様子を示す図である。
デジタル回路52の検波回路53は、周波数Fcで動作する部分であるので、周波数Fcのノイズを出す可能性がある。ノイズNは、放射、電源への混入、その他の信号線への混入などによって、放散する。この結果、ノイズNが、ADコンバータ51の入力に達してしまうことが起り得る。ノイズNがADコンバータ51に入力されると、ノイズNもデジタル信号に変換される。したがって、ADコンバータ51から出力されるデジタル信号SDには、アナログ信号SAによる周波数成分Fc−ΔF〜Fc+ΔF、DCオフセット成分の他に、ノイズNによる周波数成分Fcが含まれる。ノイズNの周波数成分Fcは、検波回路53によって、DC成分に変換されるので、デジタル信号SD1には、ノイズNによるDC成分も含まれることになる。デジタルフィルタ54は、ローパスフィルタであるので、ノイズNによるDC成分を除去することができない。この結果、アナログ信号SAの中心周波数Fcに同期したコヒーレントノイズが発生する。このコヒーレントノイズは、画像の中心に明瞭なドットして現れるため、コヒーレントノイズはできるだけ低減することが望まれている。
本発明の第1の態様は、所定の周波数の成分を含むアナログ信号をサンプリングし、デジタル信号に変換するADコンバータと、
前記デジタル信号を蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、前記ADコンバータに前記アナログ信号が入力されていないときに検波する検波回路と、を有する信号処理装置である。
本発明の第2の態様は、所定の周波数の成分を含むアナログ信号をサンプリングし、デジタル信号に変換するADコンバータと、
前記デジタル信号を蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、前記所定の周波数とは異なる周波数の信号を用いて検波する検波回路と、を有する信号処理装置である。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の信号処理装置を有する磁気共鳴イメージング装置である。
前記蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、前記ADコンバータに前記アナログ信号が入力されていないときに検波することによって、検波動作により発生するノイズがアナログ信号に混入することを防止できるので、コヒーレントノイズを低減することができる。
また、蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、所定の周波数とは異なる周波数の信号を用いて検波することによって、検波によりノイズが発生しても、発生したノイズの周波数は、アナログ信号の周波数とは異なるので、コヒーレントノイズを低減することができる。
第1の形態における信号処理装置100Aを示す図である。 信号処理装置100Aの動作の説明図である。 第2の形態の信号処理装置100Bを示す図である。 第3の形態の信号処理装置100Cを示す図である。 信号処理装置100Cにアナログ信号SAが入力される期間と、アナログ信号SAが入力されない期間とを示す図である。 時点t0〜t1おける信号処理装置100Cの動作と、時点t1〜t2おける信号処理装置100Cの動作の説明図である。 磁気共鳴イメージング装置1の概略図である。 MRI装置1の動作の説明図である。 受信系に混入するノイズをデジタルフィルタを用いて除去するための信号処理装置の一例を示す図である。 DCオフセットの成分を考慮したときの信号処理の様子を示す図である。 高周波数Fcのノイズが出たときの様子を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の形態
図1は、第1の形態における信号処理装置100Aを示す図である。
信号処理装置100Aは、AD(Analog Digital)コンバータ51と、デジタル回路52Aとを有している。ADコンバータ51は、図9に示すADコンバータ51と同一構造であるが、デジタル回路52Aは、図9に示すデジタル回路52とは異なる構造になっている。デジタル回路52Aは、図9に示すデジタル回路52と比較して、検波回路53の前段に、FIFO(First In First Out)メモリ55を有している点が異なっている。
FIFOメモリ55は、ADコンバータ51から出力されたデジタル信号SDを蓄積しておくメモリである。
検波回路53は、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号SDを、ADコンバータ51のサンプリング周波数Fと同じ周波数の検波速度Fで読み出し、検波する回路である。検波回路53の乗算器53bは、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aが生成した周波数Fcの正弦波と、FIFOメモリ55から検波速度Fで読み出されたデジタル信号SDとを掛け合わせて、低周波数成分−ΔF〜+ΔFのデジタル信号SD1を出力する。デジタル信号SD1は、デジタルフィルタ54でフィルタ処理され、デジタル信号SD2として出力される。
第1の形態では、デジタル回路52AにFIFOメモリ55を備えることによって、信号処理装置100Aから出力されるデジタル信号SD2の品質を向上させることができる。以下に、この理由について、信号処理装置100Aの動作とともに説明する。
図2は、信号処理装置100Aの動作の説明図である。
図2(a)は、信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力される期間と、アナログ信号SAが入力されない期間とを示す図である。
期間Pは、信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力される期間を表しており、期間Qは、信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力されない期間を表している。第1の形態では、期間PおよびQは、交互に現れるとする。以下に、期間Pにおける信号処理装置100Aの動作と、期間Qにおける信号処理装置100Aの動作について、順に説明する。
図2(b)は、期間Pにおける信号処理装置100Aの動作を示す図である。
信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力される期間Pでは、ADコンバータ51はサンプリングを行い、デジタル信号SDを出力する。出力されたデジタル信号SDは、FIFOメモリ55に蓄積される。しかし、検波回路53は、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号の検波処理は行わない。したがって、期間Pでは、ノイズN(図11参照)は発生しないので、アナログ信号SAにノイズNが混入することはない。尚、期間Pでは、検波回路53による検波処理は行われないので、ADコンバータ51が出力したデジタル信号SDは、FIFOメモリ55に蓄積されたままの状態である。
そして、期間Pが終了すると、信号処理装置100Aにアナログ信号SAが入力されない期間Qに移行する(図2(c)参照)。
図2(c)は、期間Qにおける信号処理装置100Aの動作を示す図である。
期間Qでは、検波回路53が、期間PにおいてFIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号SDを読み出し、検波をする。検波により得られたデジタル信号SD1は、デジタルフィルタ54でフィルタ処理が施され、デジタル信号SD2として出力される。期間Qでは、検波処理が行われるので、ノイズN(図11参照)が発生する。ただし、期間Qでは、信号処理装置100Aにはアナログ信号SAは入力されないので、ノイズNがアナログ信号SAに混入することがない。このため、アナログ信号SAの中心周波数Fcに同期したコヒーレントノイズを防止することができ、信号処理装置100Aから出力されるデジタル信号SD2の品質を向上させることができる。
尚、第1の形態では、検波回路53が、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号を読み出しているが、検波回路53とは別の回路が、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号を検波回路53に出力するように制御してもよい。
(2)第2の形態
第1の形態では、中心周波数Fcのアナログ信号SAをADコンバータ51でデジタル信号SDに変換する例について説明したが、第2の形態では、アナログ信号SAの中心周波数Fcを中間周波数Fifに変換してからADコンバータ51でデジタル信号SDに変換する例について説明する。
図3は、第2の形態の信号処理装置100Bを示す図である。
第2の形態の信号処理装置100Bについては、第1の形態の信号処理装置100Aとの相違点を主に説明する。第2の形態の信号処理装置100Bは、第1の形態の信号処理装置100Aと比較すると、以下の点(1)および(2)が異なっている。
(1)第2の形態の信号処理装置100Bは、ADコンバータ51の前段に周波数変換回路30を備えている。
(2)第1の形態では、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aは、周波数Fcの正弦波を出力するが(図1参照)、第2の形態では、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aは、周波数Fifの正弦波を出力する。
周波数変換回路30は、周波数Floのアナログ信号LOを用いて、周波数成分Fc−ΔF〜Fc+ΔFのアナログ信号SAを、周波数成分Fif−ΔF〜Fif+ΔFのアナログ信号SA′に変換する回路である。尚、Flo、Fc、およびFifの間には、以下の関係が成り立つ。
Fif=|Fc−Flo| ・・・(1)
ADコンバータ51の前段に周波数変換回路30を備えることによって、ADコンバータ51には、周波数成分Fif−ΔF〜Fif+ΔFを含むアナログ信号SA′が入力される。したがって、ADコンバータ51が出力するデジタル信号SDには、周波数成分Fif−ΔF〜Fif+ΔFと、DCオフセット成分とが含まれることになる。ADコンバータ51が出力するデジタル信号SDは、FIFOメモリ55に蓄積される。検波回路53は、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号SDを読み出し、検波を行う。検波回路53のダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aは、周波数Fifの正弦波を出力するので、FIFOメモリ55から出力されたデジタル信号SDの周波数成分Fif−ΔF〜Fif+ΔFの成分は、周波数成分−ΔF〜+ΔFに変換される。したがって、検波回路53は、周波数成分−ΔF〜+ΔFを含むデジタル信号SD1を出力する。デジタル信号SD1は、デジタルフィルタ54でノイズが除去され、デジタル信号SD2として出力される。
図3に示すように、ADコンバータ51の性能に応じて、ADコンバータ51の全段に、アナログ信号SAの中心周波数Fcを中間周波数Fifに変換する周波数変換回路30を備えてもよい。例えば、Fc=63.86[MHz]の場合、Flo=80[MHz]に設定することによって、Fif=16.14[MHz]に変換することができる。
第2の形態でも、第1の形態と同様に、期間P(図2(a)参照)では、検波回路53の検波処理を行わず、期間Qにおいて、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号SDを読み出し、検波が行われる。したがって、ノイズNがアナログ信号SA′に混入することがないので、アナログ信号SA′の中心周波数Fifに同期したコヒーレントノイズを防止することができ、信号処理装置100Bから出力されるデジタル信号SD2の品質を向上させることができる。
(3)第3の形態
第1および第2の形態では、FIFOメモリ55にデジタル信号SDを蓄積する動作を期間Pに行い、検波回路53による検波処理を期間Qに行っているが、第3の形態では、FIFOメモリ55にデジタル信号SDを蓄積する動作と検波回路53による検波処理との両方を、期間Pに行う方法について説明する。
図4は、第3の形態の信号処理装置100Cを示す図である。
第3の形態の信号処理装置100Cについては、第1の形態の信号処理装置100Aとの相違点を主に説明する。第3の形態の信号処理装置100Cは、第1の形態の信号処理装置100Aと比較すると、以下の点(1)が異なっている。
(1)第3の形態の信号処理装置100Cでは、検波回路53は、ADコンバータ51のサンプリング周波数Fsのk倍の検波速度Fd=k・Fsで、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号を読み出し、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aから周波数k・Fcの正弦波を出力して、検波を行う。ここで、kは、1を除く正の値である。
以下に、第3の形態の信号処理装置100Cの動作について、説明する。尚、以下の説明では、説明の便宜上、k=2の場合について説明する。
図5および図6は、信号処理装置100Cの動作の説明図である。
図5(a)は、信号処理装置100Cにアナログ信号SAが入力される期間と、アナログ信号SAが入力されない期間とを示す図である。
期間Pは、信号処理装置100Cにアナログ信号SAが入力される期間を表しており、期間Qは、信号処理装置100Cにアナログ信号SAが入力されない期間を表している。第3の形態でも、第1の形態と同様に、期間PおよびQは、交互に現れるとする。
図5(b)は、期間Pにおいて、FIFOメモリ55に蓄積されているデジタル信号のデータ量xの時間変化を概略的に示す図である。
尚、図5(b)について、図6を参照しながら、説明する。
図6(a)は、図5(b)の時点t0〜t1おける信号処理装置100Cの動作の説明図である。
第3の形態では、時点t0において、FIFOメモリ55に蓄積されているデータ量xは、x=0であるとする。そして、時点t0に、信号処理装置100Cへのアナログ信号SAの入力が開始されたとする。信号処理装置100Cへのアナログ信号SAの入力が開始されると、ADコンバータ51は、アナログ信号SAのサンプリングを開始し、デジタル信号SDをFIFOメモリ55に出力する。したがって、時間とともに、FIFOメモリ55に蓄積されるデジタル信号のデータ量は増えていく。
一方、検波回路53は、FIFOメモリ55にデジタル信号が蓄積されても、すぐに検波処理を開始するわけではなく、FIFOメモリ55に一定量のデジタル信号が蓄積されるまで待ってから、検波処理を開始する。第3の形態では、検波回路53は、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号のデータ量xが、x=x1に到達したら、検波処理を開始するとする。図5(b)を参照すると、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号のデータ量xが、x=x1に到達するのは、時点t0から時間Tが経過した時点t1である。したがって、時点t0〜t1の間は、FIFOメモリ55に蓄えられるデジタル信号SDのデータ量xは、時間とともに増加するが、時点t1になるまでは、検波回路53は、検波処理を行わない。尚、図6(a)では、時点t0〜t1の間にFIFOメモリ55に蓄えられたデジタル信号を、符号「SDa」で示してある。デジタル信号SDaのデータ量は、「x1」である。
検波回路53は、時点t1になったら、FIFOメモリ55からデジタル信号を読み出し、検波処理を開始する(図6(b)参照)。
図6(b)は、時点t1〜t2おける信号処理装置100Cの動作の説明図である。
検波回路53による検波処理の開始時点t1以降も、ADコンバータ51は、サンプリング周波数Fsでアナログ信号をサンプリングしているので、時点t1〜t2の間もFIFOメモリ55には、新たなデジタル信号が蓄積される。図6(b)では、時点t1〜t2の間にFIFOメモリ55に蓄積された新たなデジタル信号を、符号「SDb」で示してある。尚、時点t1〜t2の間に、時間Tが経過しているので、FIFOメモリ55に新たに蓄積されたデジタル信号SDbのデータ量は、時間t0〜t1の間に蓄えられたデジタル信号SDaと同様に、x=x1となる。
一方、第3の形態では、検波回路53は、ADコンバータ51のサンプリング周波数Fsの2倍の周波数の検波速度2・Fsで、FIFOメモリ55からデジタル信号を読み出し、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aから周波数2・Fcの正弦波を出力して、検波を行う。したがって、検波回路53は、時点t1〜t2の間に、先に蓄えられたデジタル信号SDa(データ量x1)の検波処理だけでなく、新たに蓄えられたデジタル信号SDb(データ量x1)の検波処理を行うことができる。つまり、時間2T(時点t0〜t2)の間に、FIFOメモリ55に蓄積されるデジタル信号は、(SDa+SDb)であるが、このデジタル信号(SDa+SDb)を、時間2Tの半分の時間Tで検波することができる。このため、FIFOメモリ55に蓄積されたデータは、時点t2において、ちょうど空(から)になる。図6(b)では、検波回路53によって検波処理された後のデジタル信号を、符号「SDa′」および「SDb′」で示してある。検波処理後のデジタル信号SDa′およびSDb′は、デジタルフィルタ54でフィルタ処理され、デジタル信号SD2として出力される。
以下同様に、FIFOメモリ55に一定量x1のデジタル信号SDaが蓄積される時間Tだけ待ってから、サンプリング周波数Fsの2倍の周波数の検波速度2・Fsで検波する動作を、繰り返し実行する。このようにして、アナログ信号SAを処理することによって、時間2Tの間に、FIFOメモリ55に蓄積されるデジタル信号(SDa+SDb)を、時間2Tの半分の時間Tで検波することができる。
尚、時点t1〜t2では、検波回路53が検波処理を行っているので、ノイズNが発生する。しかし、第3の形態では、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ53aは、2・Fcの周波数の正弦波を出力するので、発生するノイズNの周波数は、Fcではなく、2・Fcとなる。したがって、ノイズNの周波数2・Fcは、アナログ信号SAの中心周波数Fcとは異なる値になるので、ノイズNがアナログ信号SAに混入しても、デジタルフィルタ54で除去することができる。このため、コヒーレントノイズになることはなく、信号処理装置100Cから出力されるデジタル信号SD2の品質を向上させることができる。
上記の説明では、k=2について説明したが、k=1以外の正の数であれば、k=2に限定されることはない。例えば、k=2、4などの整数に限らず、k=1.5や、k=0.5などでもよい。だだし、k=0.5など、k<1の場合、検波回路53の検波速度は、FIFOメモリ55にデジタル信号が蓄積される速度よりも小さくなるので、検波回路53が検波処理を開始しても、FIFOメモリ55に蓄積されているデジタル信号は、時間とともに増加する。したがって、k<1の場合は、時間とともに増加するデジタル信号SDを確実に蓄積することができるように、十分な容量を持ったFIFOメモリ55を用意する必要がある。一方、k>1の場合、検波回路53の検波速度は、FIFOメモリ55にデジタル信号が蓄積される速度よりも大きくなるので、検波回路53が検波処理を開始した後は、FIFOメモリ55に蓄積されているデジタル信号は、時間とともに減少する。したがって、k>1の場合は、k<1の場合と比較すると、FIFOメモリ55の容量を小さくすることができるという利点がある。
尚、必要に応じて、ADコンバータ51の前段に、周波数変換回路(図3参照)を備えてもよい。
上記の第1〜第3の形態の信号処理装置は、アナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号に対して検波を行う必要がある装置に適用することができる。以下に、第1〜第3の形態の信号処理装置のうち、第1の形態の信号処理装置100A(図1参照)を磁気共鳴イメージング装置に適用した例について説明する。
図7は、図1に示す信号処理装置100Aを磁気共鳴イメージング装置に適用した例を示す図である。
図7は、磁気共鳴イメージング装置1の概略図である。
磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ。MRI:Magnetic Resonance Imaging)1は、磁場発生装置2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
磁場発生装置2は、被検体12が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、送信コイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場B0を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加する。また、送信コイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
テーブル3はクレードル31を有している。クレードル31はボア21に移動できるように構成されている。クレードル31によって、被検体12はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体12の頭部に取り付けられている。受信コイル4は、頭部からの磁気共鳴信号を受信し、アナログ信号SAを出力する。
MRI装置1は、更に、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、中央処理装置9、操作部10、および表示部11を有している。
シーケンサ5は、中央処理装置9の制御を受けて、スキャンを実行するための情報を送信器6および勾配磁場電源7に送る。
送信器6は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、RFコイル24を駆動する駆動信号を出力する。
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、勾配コイル23を駆動する駆動信号を出力する。
受信器8は、受信コイル5で受信された磁気共鳴信号を信号処理する。受信器8は、図1に示す信号処理装置100Aによって構成されている。受信器8で処理された信号は、中央処理装置9に伝送される。
中央処理装置9は、シーケンサ5および表示部11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取った信号に基づいて画像を再構成するなど、MRI装置1の各種の動作を実現するように、MRI装置1の各部の動作を制御する。中央処理装置9は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。
操作部10は、オペレータ14の操作に応じて、種々の命令を中央処理装置9に入力する。表示部11は種々の情報を表示する。
MRI装置1は、上記のように構成されている。次に、MRI装置1の動作について説明する。
図8は、MRI装置1の動作の説明図である。
図8(a)は、受信コイル4が被検体12の磁気共鳴信号を受信している期間と、受信コイル4が被検体12の磁気共鳴信号を受信していない期間とを示す図である。
期間Pは、受信コイル4が被検体12の磁気共鳴信号を受信している期間を表しており、期間Qは、受信コイル4が被検体12の磁気共鳴信号を受信していない期間を表している。受信コイル4が被検体12の磁気共鳴信号を受信している間、受信コイル4は、被検体12からの磁気共鳴信号をアナログ信号SAに変換し、受信器8に出力する。したがって、期間Pは、受信器8にアナログ信号SAが入力される期間である。一方、期間Qは、受信コイル4が被検体12の磁気共鳴信号を受信しないので、受信器8にアナログ信号SAが入力されない期間である。以下に、期間Pにおける受信器8の動作と、期間Qにおける受信器8の動作について、順に説明する。
図8(b)は、期間Pにおける受信器8の動作を示す図である。
期間Pでは、受信コイル4は、中心周波数Fcを中心とした高周波数帯域の磁気共鳴信号を受信する。受信コイル4は、周波数成分Fc−ΔF〜Fc+ΔFのアナログ信号SAを受信器8に出力する。
ADコンバータ51はサンプリングを行い、デジタル信号SDを出力する。出力されたデジタル信号SDは、FIFOメモリ55に蓄積される。しかし、検波回路53は、FIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号の検波処理は行わない。したがって、期間Pでは、ノイズN(図11参照)は発生しないので、アナログ信号SAにノイズNが混入することはない。尚、期間Pでは、検波回路53による検波処理は行われないので、ADコンバータ51が出力したデジタル信号SDは、FIFOメモリ55に蓄積されたままの状態である。
そして、受信コイル4の受信が完了すると、受信コイル4の受信が行われない期間Qに移行する(図8(c)参照)。
図8(c)は、期間Qにおける受信器8の動作を示す図である。
期間Qでは、検波回路53が、期間PにおいてFIFOメモリ55に蓄積されたデジタル信号SDを読み出し、検波をする。検波により得られたデジタル信号SD1は、デジタルフィルタ54でフィルタ処理が施され、デジタル信号SD2として出力される。期間Qでは、検波処理が行われるので、ノイズN(図11参照)が発生する。ただし、期間Qでは、受信コイル4は被検体12からの磁気共鳴信号を受信していないので、受信器8にはアナログ信号SAは入力されない。したがって、ノイズNがアナログ信号SAに混入することがないので、コヒーレントノイズを低減することができ、高品質な画像を得ることができる。
尚、図7では、第1の実施の信号処理装置100A(図1参照)を磁気共鳴イメージング装置に適用した例について説明したが、第2又は第3の形態の信号処理装置を磁気共鳴イメージング装置に適用してもよい。
100A、100B、100C 信号処理装置
51 ADコンバータ
52A デジタル回路
53 検波回路
54 デジタルフィルタ
55 FIFOメモリ

Claims (7)

  1. 所定の周波数の成分を含むアナログ信号をサンプリングし、デジタル信号に変換するADコンバータと、
    前記デジタル信号を蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、前記ADコンバータに前記アナログ信号が入力されていないときに検波する検波回路と、
    を有する信号処理装置。
  2. 所定の周波数の成分を含むアナログ信号をサンプリングし、デジタル信号に変換するADコンバータと、
    前記デジタル信号を蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、前記所定の周波数とは異なる周波数の信号を用いて検波する検波回路と、
    を有する信号処理装置。
  3. 前記検波回路は、
    前記蓄積部に蓄積されたデジタル信号を、前記ADコンバータのサンプリング周波数とは異なる検波速度で検波する、請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記検波回路の検波速度は、前記ADコンバータのサンプリング周波数よりも大きい、請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 前記ADコンバータの前段に、アナログ信号の周波数を変換する周波数変換回路を備え、
    前記ADコンバータは、前記周波数変換回路で周波数が変換された前記アナログ信号を、デジタル信号に変換する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の信号処理装置。
  6. 前記検波回路の後段に、前記検波回路から出力されたデジタル信号に含まれるノイズを除去するためのデジタルフィルタを有する、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の信号処理装置。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の信号処理装置を有する磁気共鳴イメージング装置。
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