JP2012175660A - 通話機器におけるカメラユニット取付構造 - Google Patents
通話機器におけるカメラユニット取付構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】カメラのレンズ部23をカメラホルダー24に保持させるとともに、カメラホルダー24の周面を球状面24aとして形成する一方、前ケース2の開口部31を筒状に形成し、その内周面を球状面24aが密着可能な球状に形成した。また、カメラホルダー24に支持されたカメラを前ケース2の後面に軸支させるに際して、軸27、27を回転軸方向となる左右方向から上下に傾斜するような姿勢でカメラホルダー24を開口部31内に嵌め込んだ後、前後方向を中心としてカメラホルダー24、ひいてはカメラユニット21を回転させることにより、軸27、27を支持爪32、32に軸支させるように構成した。
【選択図】図3
Description
そこで、結露を防止するためにカメラの周面と開口縁との間の密着度を高めようとすると、カメラの周面と開口縁との間に十分な隙間がないが故に、従来の取付構造ではカメラユニットを取り付けられないという問題が生じることになる。
この構成によれば、カメラのレンズ部を前方へ露出した状態で保持する保持部を備えたカメラホルダーを設け、カメラホルダーの周面を球状面とする一方、前ケースに、カメラホルダーを後方から嵌入可能な筒状の開口部を設けるとともに、開口部の内面の少なくとも前方側を、カメラホルダーを嵌入させた際に球状面が当接可能な球面状に形成している。そのため、カメラホルダーの周面と前ケースの開口部との間に隙間が生じない状態で、カメラユニットを取り付けることができる。したがって、従来の如く外気が本体ケース内に進入しにくいため、レンズ部や本体ケース内での結露の発生を効果的に防止することができる。
また、カメラホルダーを、軸部と軸支部とが異なる位相となる姿勢で開口部内へ嵌入した後、前後方向を軸として所定の方向へ回転させ、軸部を軸支部へ夫々軸支させることによりカメラユニットを取り付けるように構成している。したがって、上記の如くカメラホルダーの周面と前ケースの開口部とを密着させているにも拘わらず、簡易にカメラユニットを取り付けることができる。
この構成によれば、本体ケースの後面を構成する後ケースに、カメラユニットの前ケースへの取付状態においてカメラユニットの後部を左右から挟み込む規制手段を設けているため、チルト角度を調整する際、カメラユニットを左右方向へガタつかせたりすることなくスムーズに回動させることができる。
集合玄関機1は、前側に配置される前ケース2(図2に示す)と、後側に配置される後ケース3(図2に示す)とで構成される本体ケースを有しており、この本体ケースの前面上部にはカメラカバー4が貼着されているとともに、該カメラカバー4内に、通話のためのマイク5やスピーカ6、本体ケースの前方を撮影するためのカメラ部7、操作案内文等を表示するモニタ8等が設けられている。また、本体ケースの前面下部には、来訪者が居住者を呼び出す際に操作する複数の操作ボタン9、9・・、及び帰宅した居住者が解錠時に使用するキースイッチ10が設けられている。そして、このような集合玄関機1は、集合住宅の玄関の壁面等に設置されており、来訪者によって操作ボタン9、9・・が操作されると、対応する住戸の住戸端末(図示せず)を呼び出すとともに、カメラ部7を構成するカメラユニット21を作動させて来訪者を撮影する。その後、住戸端末において応答操作がなされると、住戸端末との間で通話可能となる。尚、11は、前ケース2の前面に取り付けられる化粧カバーである。
図2は、カメラユニット21部分における集合玄関機1の分解状態を後方から示した斜視説明図であり、図3は、図2中のカメラユニット21部分を拡大して示した説明図である。図4は、後ケース3のカメラユニット21取付構造に係る箇所を前方から拡大して示した説明図である。図5及び図6は、集合玄関機1のカメラユニット21位置での上下方向における断面を示した説明図であり、図5ではカメラユニット21を正面に向けている一方、図6ではチルト角度の調整操作によりカメラユニット21を下方へ向けている。
まず、レンズ部23を保持部26内に位置させてカメラの前方にカメラホルダー24を取り付けるとともに、カメラの後方にチルトレバー25を取り付けてカメラユニット21を組み立てる。尚、カメラホルダー24とカメラとの固定やチルトレバー25と回路基板22との固定に関しては、図示しないネジ等を用いて行えばよい。
次に、カメラホルダー24を、軸27、27が回動軸方向となる左右方向から若干上下へ傾斜する方向となる姿勢(すなわち、後方から見た際に軸27、27と支持爪32、32との位相が異なる姿勢)とし、前ケース2の後方から開口部31内へ嵌入させて軸27、27を案内段部31a、31a内へ位置させる。そして、前後方向を軸としてカメラユニット21を後方から見て時計回りに回転させると、各係止突起28が夫々係止段部31bに係止されるとともに、各軸27が支持爪32を撓ませがら鉤状部内へ進入して支持爪32に軸支される。その後、後ケース3を前ケース2へと組み付ければ、操作スリット42からレバー突起29が後方へ突出した状態で、カメラユニット21が左右方向を軸として上下方向へ回動可能に取り付けられる。したがって、図6等に示す如く、レバー突起29を上下方向へ操作すれば軸27、27を中心としてカメラユニット21が上下方向へ回動し、カメラのチルト角度を調整することができる。
また、カメラユニット21の左右方向へのガタつきを防止するための規制手段についても、上記実施形態では板状の規制リブ44を採用しているが、該規制リブに代えて、案内部41における凹状面の側面から内方へ突起を形成し、チルトレバー25の側面の平面状部25b、25bに当接させるような構成を採用しても何ら問題はなく、適宜設計変更すればよい。
加えて、集合玄関機1のカメラユニット取付構造について説明しているが、本発明のカメラユニット取付構造は、集合住宅以外の住戸で玄関に設置されるインターホン機器である玄関子機や住戸内に設置されるインターホン機器の居室親機、電話機器等の他の通話機器に対しても良好に適用することができる。
Claims (2)
- 通話機器の本体ケース内に、前記通話機器の前方を撮像するカメラを有するカメラユニットを、チルト角度を調整可能に取り付けるための通話機器におけるカメラユニット取付構造であって、
前記カメラのレンズ部を前方へ露出した状態で保持する保持部を備えたカメラホルダーを設け、前記カメラホルダーの周面を球状面とするとともに、前記カメラホルダーの周面から一対の軸部を夫々外側へ突設する一方、
前記本体ケースの前面を構成する前ケースに、前記カメラホルダーを後方から嵌入可能な筒状の開口部を設けるとともに、前記開口部の内面の少なくとも前方側を、前記カメラホルダーを嵌入させた際に前記球状面が当接可能な球面状に形成し、
さらに、前記前ケースの後面で前記開口部の中心を挟んだ左右位置に、所定の方向へ開放された一対の鉤状の軸支部を回転対称形状に後方へ突設しており、
前記カメラホルダーを、前記軸部と前記軸支部とが異なる位相となる姿勢で前記開口部内へ嵌入した後、前後方向を軸として所定の方向へ回転させ、前記軸部を前記軸支部へ夫々軸支させることにより、前記カメラユニットを前記本体ケース内に取付可能としたことを特徴とする通話機器におけるカメラユニット取付構造。 - 前記本体ケースの後面を構成する後ケースに、前記カメラユニットの前記前ケースへの取付状態において前記カメラユニットの後部を左右から挟み込む規制手段を設け、チルト角度を調整する際に前記カメラユニットの左右方向へのガタつきを防止可能としたことを特徴とする請求項1に記載の通話機器におけるカメラユニット取付構造。
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JP2011038726A JP5641973B2 (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 通話機器におけるカメラユニット取付構造 |
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JP2016189572A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | アイホン株式会社 | インターホン機器 |
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