JP3682572B2 - カメラ付きドアホン子器及びカメラ付きインターホンシステム - Google Patents

カメラ付きドアホン子器及びカメラ付きインターホンシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラの視野角調整が可能なカメラ付きドアホン子器及びカメラ付きインターホンシステムに関し、組立が容易で且つカメラの視野角の角度調整をスライド方式で極めて簡単に行える、カメラ付きドアホン子器、及び、そのようなカメラ付きドアホン子器が組み込まれた、カメラ付きインターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、一戸立て住宅や、集合住宅、テナントビル等には、防犯上の対策から、インターホンシステムが設置されている。
中でも、カメラ付きインターホンシステムは、入居者等が住戸内に居ながら、玄関先に設けられている来訪者の顔を、住戸内に設けられている住宅情報盤のモニターテレビで確認できるため、不審者を、住戸内に入れる危険が無いため、防犯上非常に優れている。
【0003】
ところで、カメラ付きインターホンシステムでは、住宅情報盤のモニターテレビに、玄関先に設けられている来訪者の顔を映し出すためには、玄関先に設置されるカメラ付きドアホン子器の取付高さや、カメラの視野角を適切に調整する必要があり、近時、カメラの視野角を調整できるようにしたカメラ付きドアホン子器が種々提案されている。
【0004】
図13は、そのような、従来のカメラ付きドアホン子器の外観を概略的に示す斜視図であり、また、図14は、図13に示す、カメラ付きドアホン子器の化粧パネルの一部を取り去った状態を概略的に示す平面図である。
従来のカメラ付きドアホン子器101は、化粧パネル102と、ドアホン子器101を動作させる電装品が収容された本体カバー部103とを備える。
【0005】
化粧パネル102には、呼出ボタン104や、マイク105や、スピーカ106や、カメラ窓107等が設けられており、カメラ窓107内には、カメラ(図示せず。)が設けられ、カメラ窓107には、カメラ(図示せず。)を保護する透明なカメラカバー108が設けられている。
このカメラ付きドアホン子器101を、玄関先に取り付ける際には、玄関先の取付壁面の所定の取付位置に、取付穴を形成し、本体カバー部103をこの取付穴内に収容し、化粧パネル102を取付壁面に、ビス等の固定手段を用いて取り付ける。
【0006】
次に、このカメラ付きドアホン子器101のカメラのレンズ角度調整装置(視野角調整装置)の構成について説明する。
図15は、図13に示す、カメラ付きドアホン子器のレンズ角度調整装置(視野角調整装置)を中心にして概略的に示す縦断面図であり、化粧パネル102を取り去った状態を示している。
【0007】
また、図16は、図13に示す、カメラ付きドアホン子器の視野角調整装置を中心にして概略的に示す横断面図である。
このカメラ付きドアホン子器101では、本体カバー部103は、表面側本体カバー部103aと、裏面側本体カバー部103bとにより構成されている。
本体カバー部103内には、レンズ角度調整装置(視野角調整装置)111が内蔵されている。
【0008】
レンズ角度調整装置(視野角調整装置)111は、カメラ112と、カメラ112を固定するカメラ固定台113と、台座部114とを備える。
台座部114は、裏面側本体カバー部103bに固定されており、カメラ固定台113を回転可能に取り付ける回転軸穴114hを有する。
カメラ固定台113は、台座部114に設けられた回転軸穴114hに回転可能に嵌り合う回転軸113aを備えており、回転軸113aが、回転軸穴114に嵌め合わせられることで、台座部114に、回転可能に取り付けられている。
【0009】
また、台座部114の上部114uとカメラ固定台113の上部113uとの間には、バネ115により連結されており、このバネ115の付勢力(弾性復元力)により、台座部114の上部114uとカメラ固定台113の上部113uとの間の間隔D1が、常時、長くなるようにされている。
また、カメラ固定台113は、下方延出部113dを有している。
【0010】
下方延出部113dの表面には、ナット部材116が設けられている
また、表面側本体カバー部103aの所定の位置には、ボルト挿通孔103hが形成されており、このボルト挿通孔103hには、ボルト117が挿通されている。そして、ボルト117は、ナット部材116に螺合されている。
次に、このカメラ付きドアホン子器101のカメラ112の視野角を調整する方法について説明する。
【0011】
図15に示されているカメラ112の視野角を下方に向けたい場合には、ボルト117のヘッドにドライバーを差し込んで、ナット部材116に対して、ボルト117を緩める方向に、ドライバーを回転させる。すると、この場合には、ボルト117とナット部材との間の間隔D2が長くなるので、バネ115がその付勢力(弾性復元力)により延びることで、カメラ112の視野角が下方に移動する。
【0012】
また、図15に示されているカメラ112の視野角を上方に向けたい場合には、ボルト117のヘッドにドライバーを差し込んで、ナット部材116に対して、ボルト117を締める方向に、ドライバーを回転させる。すると、この場合には、ボルト117とナット部材との間の間隔D2が短くなるので、バネ115が縮むことで、カメラ112の視野角が上方に移動する。
【0013】
尚、図16中、118で示す部材は、カメラ112を動作させる電装品が実装された回路基板を示している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このカメラ付きドアホン子器101では、カメラ112の視野角を調整する部材として、カメラ固定台113や、台座部114や、バネ115や、ナット部材116や、ボルト117等が必要であり、カメラ112の視野角を調整する部材の部品点数が多いという問題がある。
【0015】
また、バネ115の一端を、台座部114の上部114uとカメラ固定台113の上部113uとの間に橋渡しすように設けるためには、一々、台座部114の上部114uに設けられたバネ挿入孔に挿入した後、この一端が、バネ挿入孔から抜け落ちるのを防止するために折り曲げしたり、バネ115の他端を、カメラ固定台113の上部113uに設けられたバネ挿入孔に挿入した後、この他端が、バネ挿入孔から抜け落ちるのを防止するために折り曲げしたりしなければならない上に、バネ115の付勢力が加わったり、バネ115自体が変形しやすいこと等が原因したり、また、台座部114を裏面側本体カバー部103bに固定する必要がある等が原因して、カメラ付きドアホン子器101の組立作業が難しいという問題があった。
【0016】
また、このカメラ付きドアホン子器101では、組立作業において、裏面側本体カバー部103bに台座部114を固定する裏面側本体カバー部側の作業と、表面側本体カバー部のボルト挿通孔103hからのボルト117の挿通作業という表面側本体カバー部側の作業とを必要とし、カメラ付きドアホン子器101の組立作業が難しいという問題もあった。
【0017】
更には、部品点数が多いといったようなことや、組立作業が難しいという問題が原因して、製造コストが高くなるという問題があり、部品点数が少なく、組立作業も簡単な、低コストで製造可能な、カメラの角度調整機能付きの、カメラ付きドアホン子器の開発が望まれていた。
また、施工業者の立場からは、カメラ112の視野角を調整するためには、ドライバーが必要であり、且つ、ボルト117を回転させるという方法では、カメラ112の視野角の角度がどれだけ移動したかが、ボルト117の回転数によって特定されるため、視覚的に、カメラ112の視野角がどれだけ移動したかを特定し難いという問題があり、カメラ112の視野角を調整する際に、ドライバーを必要とせず、手指で簡単に調整でき、しかも、カメラ112の視野角がどれだけ移動したかを、施工業者が視覚的にはっきりと把握できる、スライド方式の調整つまみを有する、カメラの角度調整機能付きの、カメラ付きドアホン子器の開発が望まれていた。
【0018】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、カメラの角度調整装置を構成する部品点数が少なく、カメラ付きドアホン子器の組立作業が簡単で、施工業者が、カメラの視野角を調整する際に、ドライバーを必要とせず、手指のみで、カメラの視野角を調整することができるとともに、カメラの視野角がどれだけ移動したかを、施工業者が視覚的にはっきりと把握できる、スライド方式の調整つまみを有する、カメラの角度調整機能付きの、カメラ付きドアホン子器、及び、そのようなカメラ付きドアホン子器が組み込まれたカメラ付きインターホンシステムを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のカメラ付きドアホン子器は、カメラの視野角を変更可能にしたカメラ付きドアホン子器であって、カメラを取り付けたレンズホルダーが、本体カバー体に枢着されており、カメラの視野角を調整する、スライド式のレンズ角度調整レバーが、本体カバー体の側面に設けられており、レンズ角度調整レバーには、スライド方向に対して、斜めに形成された長孔が設けられており、その長孔内には、レンズホルダーの起立壁の表面に形成された環状の回転軸の一端面であって、且つ、前記回転軸の中心から外方に離れた偏心位置に突出するように設けられた角度調整軸が嵌入されており、レンズ角度調整レバーをスライドさせると、レンズホルダーが回転運動して、カメラの視野角を調整できるようになっている。
【0020】
このカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整レバーの操作レバー片をスライド移動させると、調整レバー本体部に斜め方向に設けられた長孔内に嵌め合わされている、レンズホルダーの回転軸の一端面に、回転軸の中心から外方に離れた位置に、突出するように設けられた角度調整軸が長孔内を移動することで、操作レバー片のスライド移動が、レンズホルダーの回転軸の回転運動に変換される。
【0021】
従って、施工業者等は、ドライバー等を使用することなく、レンズ角度調整レバーの操作レバー片を手指でもって、スライド移動させるという簡単な作業で、カメラの視野角の調整ができる。
請求項2に記載のカメラ付きドアホン子器は、カメラの視野角を変更可能にしたカメラ付きドアホン子器であって、カメラを駆動する電装品が実装された回路基板と、回路基板に固定され、カメラが取り付けられたレンズホルダーと、レンズホルダーの角度を調整するレンズ角度調整レバーと、少なくとも、カメラ、回路基板、レンズホルダー及びレンズ角度調整レバーを収容する本体カバー部と備え、本体カバー部は、その側面に回転軸穴を有し、且つ、回転軸穴の外方にスリット孔を備えて構成されており、レンズホルダーは、本体カバー部に設けられた回転軸穴に回転可能に嵌る環状に形成された回転軸と、前記環状に形成された回転軸の一端面であって、且つ、回転軸の中心から外方に離れた位置に、突出するように設けられた角度調整軸とを備え、レンズ角度調整レバーは、本体カバー部に設けられたスリット孔内に収容される調整レバー本体部と、調整レバー本体部の一側面から、概ね直角方向に突出するように設けられた台座部と、調整レバー本体部の一側面から、台座部とは逆方向に突出するように設けられた、操作レバー片と、調整レバー本体部に、台座部に対して、斜め方向に設けられた長孔とを備え、レンズ角度調整レバーは、台座部が、本体カバー部の一側面に設けられ、スリット孔に沿って形成されたスライド部上を摺動可能なように、本体カバー部に取り付けられ、且つ、調整レバー本体部に斜め方向に設けられた長孔内に、レンズホルダーの回転軸の一端面に設けられた角度調整軸が嵌入されている。
【0022】
このカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整レバーの操作レバー片をスライド移動させると、調整レバー本体部に斜め方向に設けられた長孔内に嵌め合わされている、レンズホルダーの回転軸の一端面に、回転軸の中心から外方に離れた位置に、突出するように設けられた角度調整軸が長孔内を移動することで、操作レバー片のスライド移動が、レンズホルダーの回転軸の回転運動に変換される。
【0023】
従って、施工業者等は、ドライバー等を使用することなく、レンズ角度調整レバーの操作レバー片を手指でもって、スライド移動させるという簡単な作業で、カメラの視野角の調整ができる。
また、施工業者等は、カメラの視野角の移動量を、ドライバー等の回転数ではなく、操作レバー片のスライド移動量という、視覚的に把握が容易な方法で知ることができるので、カメラの視野角の調整を視覚を通じて極めて簡単に行える。
【0024】
また、このカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整装置として、特有な部材は、レンズ角度調整レバーだけであるので、レンズ角度調整装置の部品点数を少なくすることができる。
更に、このカメラ付きドアホン子器のレンズ角度調整装置の構成部品中には、部材への取付けが困難なバネが含まれていないため、カメラ付きドアホン子器の組立作業を簡単に行うことができる。
【0025】
更に、このカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整装置の部品点数を少なくすることができ、しかも、組立作業を簡単に行うことができる結果、カメラ付きドアホン子器の製造コストを低く抑えることができる。
請求項3に記載のカメラ付きドアホン子器は、請求項1又は請求項2に記載のカメラ付きドアホン子器の、本体カバー部が、表面側本体カバー部であることを特徴とする。
【0026】
このカメラ付きドアホン子器では、内蔵する、カメラのレンズ角度調整装置の組立を、表面側本体カバー部のみの作業で行えるため、組立作業を極めて簡単に行える。
請求項4に記載のカメラ付きドアホン子器は、請求項3に記載のカメラ付きドアホン子器の、調整レバー本体部は、更に、その一側面から上方に突出するように設けられた嵌合突起を備え、記本体カバー部の上面に設けられているカメラ穴を覆うカメラカバーの、本体カバー部の一側面に設けられたスライド部に向き合う端部には、嵌合突起が嵌合可能な複数のギザギザ形状の、複数の嵌合凹部列が設けられ、複数の嵌合凹部列の任意の嵌合凹部に、前記嵌合突起が嵌合するようになっている。
【0027】
このカメラ付きドアホン子器では、施工業者等が、手指により、レンズ角度調整レバーの操作レバー片をスライド移動させ、操作レバー片から手指を離せば、カメラカバーの複数の嵌合凹部列のいずれか嵌合凹部に、レンズ角度調整レバーの嵌合突起が嵌合するため、カメラの視野角の調整後、カメラの視野角が勝手に変わるといったような事態が生じない。
【0028】
請求項5に記載のカメラ付きインターホンシステムは、請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付きドアホン子器を組み込んでいる。
このカメラ付きインターホンシステムでは、請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付きドアホン子器を組み込んでいるので、安価に製造でき、且つ、施工業者にとっては、ドアホン子器のカメラの角度調整を、レンズ角度調整レバーをスライド移動させるという簡単な作業で行える。
【0029】
このカメラ付きインターホンシステムは、以上のような優れた商品特性を有しているため、商品価値が極めて高い。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るカメラ付きドアホン子器の要部である、カメラのレンズ角度調整装置(視野角調整装置)の要部構成を概略的に示す分解斜視図である。
また、図2は、本発明に係るカメラ付きドアホン子器の外観を概略的に示す斜視図であり、また、図3は、図2に示す、カメラ付きドアホン子器を概略的に示す分解斜視図であり、化粧パネルを取り去った状態を概略的に示している。
【0031】
このカメラ付きドアホン子器1は、化粧パネル2と、ドアホン子器1を動作させる電装品が収容された本体カバー部3とを備える。
化粧パネル2には、呼出ボタン4や、マイク5や、スピーカ6や、カメラ窓7等が設けられており、カメラ窓7内には、カメラ(図示せず。)が設けられ、カメラ窓7には、カメラ(図示せず。)を保護する透明なカメラカバー8が設けられている。
【0032】
以上の構成は、従来のカメラ付きドアホン子器101と同様である。
しかしながら、このカメラ付きドアホン子器1では、カメラのレンズ角度調整装置(視野角調整装置)の構成が、従来のカメラ付きドアホン子器101の視野角調整装置の構成と著しく異なっているので、以下に、そのような構成及び視野角調整方法を詳しく説明する。
【0033】
図4は、カメラ付きドアホン子器1の化粧パネル2を取り除いた状態を概略的に示す斜視図であり、また、図5は、カメラ付きドアホン子器1の化粧パネル2を取り除いた状態を概略的に示す平面図である。
尚、図4では、カメラカバー8を想像線で示しており、また、図5は、カメラカバー8を取り除いた状態を示している。
【0034】
このカメラ付きドアホン子器1では、本体カバー部3は、表面側本体カバー部3aと、裏面側本体カバー部3bとにより構成されている。
本体カバー部3内には、レンズ角度調整装置(視野角調整装置)11が内蔵されている。
レンズ角度調整装置(視野角調整装置)11は、カメラ12と、カメラ12を駆動する電装品が実装された回路基板18と、回路基板18に固定され、カメラ12が取り付けられたレンズホルダー21と、レンズホルダー21の角度を調整するレンズ角度調整レバー31と、本体カバー部3、より特定的には、表面側本体カバー部3aと、カメラカバー8とを備える。
【0035】
尚、S3aで示す部材は、表面側本体カバー部3aの表面を示しており、この例では、表面S3aには、カメラ12用の開口部h1が設けられており、この表面S3aの裏面側に設けられている、レンズホルダー21上に固定された、カメラ(レンズ部)12が、開口部h1を通じて、外部側へ露呈するようになっている。尚、図5中、h2は、表面側本体カバー部3aの表面S3aに設けられた、開口部を示している。そして、この開口部h2の縁には、表面S3aから化粧パネル(図2に示す化粧パネル2)方向に起立したリブ壁W1が形成されている。
【0036】
また、h3は、表面側本体カバー部3aに設けられた、スリット孔を示しており、スリット孔h3内には、レンズ角度調整レバー31が挿入されており、レンズ角度調整レバー31は、このスリット孔h3に沿って、レンズ角度調整レバー31が摺動(スライド)できるようになっている。
また、h4は、表面側本体カバー部3aの表面S3aに設けられた、開口部を示している。そして、この開口部h2の周縁には、開口部h2を取り囲むように、表面S3aから化粧パネル(図2に示す化粧パネル2)方向に起立したリブ壁W2が形成されている。
【0037】
また、表面側本体カバー部3aの一側面(この例では、スリット孔h3より内側の位置に、表面S3a側から裏面側本体カバー部3b方向に向かう側面P1)には、レンズホルダー21の一端に設けられている起立壁W21aに形成されている回転軸(図6に示す回転軸21a)が回転可能に嵌め合わせ可能に設けられた回転軸穴(図示せず。)が設けられている。
【0038】
また、表面側本体カバー部3aの表面S3aには、リブ壁W2から延出され、表面S3aから裏面側本体カバー部3b方向に向かうように設けられた突起P2が一体成形されており、突起P1には、レンズホルダー21の他端に設けられている起立壁(図6に示す起立壁W21b)に設けられている回転軸21bが回転可能に且つ嵌め合わせ可能に設けられた回転軸穴(図示せず。)が設けられている。
【0039】
次に、レンズホルダー21の構成、レンズ角度調整レバー31の構成、及び、カメラカバー8の構成の各々について、説明する。
図6は、レンズ角度調整装置(視野角調整装置)11の構成を更に詳しく説明する、概略的な分解斜視図であり、表面側本体カバー部3a内から、回路基板18、及び、この回路基板18に固定されているレンズホルダー21を取り出し、また、表面側本体カバー部3aのスリット孔h3から、レンズ角度調整レバー31を取り出した状態を示している。
【0040】
レンズホルダー21は、底板部21cと、底板部21cの両端から、カメラカバー8方向に立設する一対の起立壁W21a、W21bを備える。
起立壁W21aの、底板部21c側に対向する表面には、回転軸21aが形成されている。また、起立壁W21bの、底板部21c側に対向する表面には、回転軸21bが形成されている。
【0041】
起立壁W21aの表面に設けられた回転軸21aには、図1に示すように、回転軸21aの一端面に、回転軸21aの中心から外方に離れた位置(いわゆる偏心位置)に、角度調整軸22が突出するように設けられている。レンズ角度調整レバー31は、図1に示すように、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)に設けられたスリット孔h3内に収容される調整レバー本体部32と、調整レバー本体部32の一側面から、概ね直角方向に突出するように設けられた台座部35、35と、調整レバー本体部32の一側面から、台座部35、35とは逆方向に突出するように設けられた、操作レバー片33と、調整レバー本体部32に、台座部35、35に対して、斜め方向に設けられた長孔h5とを備える。
【0042】
次に、カメラ付きドアホン子器1の組立工程を、レンズ角度調整装置(視野角調整装置)11を組み立てる組立工程を中心にして、例示的に説明する。
まず、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)と、カメラ12と、カメラ12を動作させる電装品が実装された回路基板18と、レンズホルダー21と、レンズ角度調整レバー31とを準備する。
【0043】
次に、カメラ12を、レンズホルダー21に取り付ける。
また、レンズホルダー21を回路基板18に取り付ける。
以上の工程では、カメラ12とレンズホルダー21との機械的な結合、レンズホルダー21と回路基板18との機械的な結合のみならず、カメラ12と回路基板18との電気的な接続もなされる。
【0044】
次に、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)に設けられている、スリット孔h3内に、レンズ角度調整レバー31の調整レバー本体部32を収容するとともに、レンズ角度調整レバー31に設けられている台座部35、35を、スリット孔h3に沿って形成されているスライド部(図示せず。)上に
載置する。これにより、レンズ角度調整レバー31は、スリット孔h3に沿って形成されているスライド部(図示せず。)に沿って、摺動(スライド)可能な状態になる(以上については、図1中、一点鎖線で示す、レンズ角度調整レバー31の本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)への取付状態を参照)。
【0045】
次に、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)の表面S3aの裏面側から、カメラ12と回路基板18とを固定した、レンズホルダー21を、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)の表面S3aに設けられた開口部h2から、レンズホルダー21の起立壁W21aを突出させ、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)の側面P1に形成されている、回転軸穴h6に、起立壁W21aの表面に形成されている回転軸21aを嵌め合わせる。且つ、この操作と同時に、回転軸21aの一端面に、回転軸21aの中心から外方の位置(偏心位置)に設けられている、角度調整軸22を、レンズ角度調整レバー31に設けられている長孔h5に嵌め合わせる(以上については、図1に2点鎖線で示す、レンズ角度調整レバー31及び本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)への、レンズホルダー21の取付状態を参照)。
【0046】
また、図5に示すように、レンズホルダー21の起立壁W21aに設けられている回転軸21bを、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)の表面S3aから、表側本体カバー部3a方向に向かうように設けられた突起P2に設けられている回転軸穴(図示せず。)に嵌め合わせる。
以上により、レンズ角度調整レバー31は、台座部35、35が、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)の一側面に設けられ、スリット孔h3に沿って形成されたスライド部(図示せず。)上を摺動(スライド)可能なように、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)に取り付けられる。
【0047】
且つ、レンズ角度調整レバー31の調整レバー本体部32に斜め方向に設けられた長孔h5内に、レンズホルダー21の回転軸21aの一端面に設けられた角度調整軸22が嵌入さる。
また、カメラ12が、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)の表面S3aに設けられた、カメラ12用の開口部h1内に収容される。
【0048】
次に、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)のカメラ窓7に、カメラカバー8を嵌め合わせる。
図7は、このカメラ付きドアホン子器1に用いられているカメラカバー8を概略的に示す図であり、図7(a)は、カメラカバー8の全体を概略的に示す斜視図を、また、図7(b)は、図7(a)中、Aで示す円で囲った部分を拡大して概略的に示す斜視図である。
【0049】
又、図8は、カメラカバー8と、レンズ角度調整レバー31との嵌合構造を概略的に説明する説明図である。
このカメラカバー8は、これらの図に示すように、本体カバー部3の一側面(裏面)に設けられたスライド孔h3に沿って設けられたスライド部(図示せず。)に向き合う端部には、長尺な突状体8aが設けられ、突状体8aの表面(下面)には、レンズ角度調整レバー31に設けられた嵌合突起34が嵌合可能な複数のギザギザ形状の、複数の嵌合凹部列nが設けられている。
【0050】
これにより、カメラカバー8を、本体カバー部3(より特定的には、表側本体カバー部3a)のカメラ窓7に嵌め合わせると、図8に示すように、複数の嵌合凹部列nの任意の嵌合凹部に、嵌合突起34が嵌合するようになる。
以上の作業が終了すれば、図3に示すように、本体カバー部3と、化粧パネル2とが組にされ、商品とされる。
【0051】
次に、このカメラ付きドアホン子器1を、玄関先に取り付ける取付作業について説明する。
このカメラ付きドアホン子器1を、玄関先に取り付ける取り付ける際には、玄関先の取付壁面の所定の取付位置に、取付穴を形成し、本体カバー部3をこの取付穴内に収容し、化粧パネル2を取付壁面に、ビス等の固定手段を用いて取り付ける。
【0052】
このカメラ付きドアホン子器1の取付壁面への取付作業自体は、従来のカメラ付きドアホン子器101の取付壁面への取付作業と何ら変わるところはない。
しかしながら、このカメラ付きドアホン子器1では、カメラのレンズ角度調整方法(視野角調整方法)が、従来のカメラ付きドアホン子器101の視野角調整方法と著しく異なっているので、以下に、そのような構成及び視野角調整方法を詳しく説明する。
【0053】
図9〜図10の各図は、カメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を調整する方法を概略的に説明する説明図である。
図9は、カメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角が概ね正面を向いている状態を示している。
カメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を調整する際には、まず、化粧パネル(図2に示す化粧パネル2)を取り外す。
【0054】
尚、カメラ付きドアホン子器1では、図9に示すように、カメラ12を固定するレンズホルダー21は、レンズ角度調整レバー31に設けられた嵌合突起34と、本体カバー部3の一側面(裏面)に設けられたギザギザ形状の、複数の嵌合凹部列nのいずれかの嵌合凹部との嵌合により、しっかりと固定されているので、勝手に、カメラの視野角が変わってしまうといったような事態は、一切生じない。
【0055】
このカメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を、図10に示すように、上方向に調整する場合には、施工業者は、レンズ角度調整レバー31の調整レバー本体部32を手指で抑えて、上方向にスライドさせる。
このカメラ付きドアホン子器1では、レンズ角度調整レバー31の操作レバー片33をスライドさせると、調整レバー本体部32に斜め方向に設けられた長孔h5内に嵌めあわされている、レンズホルダー21の回転軸21aの一端面に、回転軸21aの中心から外方に離れた位置に、突出するように設けられた角度調整軸22が長孔h5内を移動することで、操作レバー片33のスライド移動が、レンズホルダー21の回転軸21aの回転運動に変換される。
【0056】
これにより、レンズ角度調整レバー31の操作レバー片33を手指でもって、スライドを上方に移動させるという簡単な作業で、カメラ12の視野角を上方向に調整できる。
また、このカメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を、図11に示すように、下方向に調整する場合には、施工業者は、レンズ角度調整レバー31の調整レバー本体部32を手指で抑えて、下方向にスライドさせる。
【0057】
この場合にも、レンズ角度調整レバー31の操作レバー片33を下方にスライド移動させた場合と同様の原理で、操作レバー片33のスライド移動が、レンズホルダー21の回転軸21aの回転運動に変換される。
これにより、レンズ角度調整レバー31の操作レバー片33を手指でもって、スライドを下方に移動させるという簡単な作業で、カメラ12の視野角を下方向に調整できる。
【0058】
従って、施工業者等は、ドライバー等を使用することなく、レンズ角度調整レバー31の操作レバー片33を手指でもって、上方向又は下方向にスライド移動させるという簡単な作業で、カメラ12の視野角を上方向に調整できる。
また、このカメラ付きドアホン子器1は、レンズ角度調整装置の構成部品の部品点数が少なく、且つ、構成部品中に、部材への取付けが困難なバネが含まれていないため、カメラ付きドアホン子器の組立作業を簡単に行うことができる。
【0059】
これにより、このカメラ付きドアホン子器1は、組立作業を簡単に行うことができる結果、カメラ付きドアホン子器の製造コストを低く抑えることができる。
図12は、このカメラ付きドアホン子器1・・・を組み込んだ、カメラ付きインターホンシステムを概略的に示す全体構成図であり、この例では、集合住宅に、本発明に係るカメラ付きインターホンシステムを設置した例を示している。
【0060】
このカメラ付きインターホンシステム51は、住戸R・・・玄関先の各々には、ドアホン子器1・・・が設置され、各住戸R・・・内には、モニターテレビ付き住宅情報盤52・・・が設置され、共同玄関の玄関先には、カメラ付きロビーインタホン53が設置され、また、管理人室等には、警報監視盤54が設置され、これらが信号線で接続された構成になっている。
【0061】
これにより、警報監視盤54と住宅情報盤52・・・との間や、各住戸R・・・に設けられている、ドアホン子器1と住宅情報盤52との間や、ロビーインタホン53と、各住戸に設けられている住宅情報盤52・・・との間で通話や、各種の信号のやりとりができるようになっている。
また、この例では、インターホンシステム51では、共同玄関扉の電気錠55の施解錠の制御も可能にされている。
【0062】
即ち、住宅情報盤52・・・から、電気錠55を解錠する解錠信号を入力したり、ロビーインタホン53から正しい暗証番号を入力すると、電気錠55が所定時間解錠状態になり、来訪者や入居者等が、共同玄関扉から集合住宅の共同ロビー内へ入ることができるようにされている。尚、この電気錠55は、所定時間内に共同玄関扉の開閉があった場合には、所定時間内であっても、共同玄関扉が一度開き、再び閉められた時点で、解錠状態から施錠状態になるようにされている。
【0063】
尚、図12中、55で示す部材装置は、電気錠55の施解錠を制御する電気錠制御盤を、56で示す部材装置は、カメラ付きロビーインターホン53のカメラが撮像した映像等の信号処理を行う、映像制御盤を示している。
このようなインターホンシステムは、一般に、防犯上優れたものであるが、更に、このインターホンシステム51では、カメラ付きドアホン子器を組み込んでいるので、安価に製造でき、且つ、施工業者にとっては、ドアホン子器のカメラの角度調整を、レンズ角度調整レバーをスライド移動させるという簡単な作業で行えるという優れた商品特性を有しているため、他のインターホンシステムに比べ、商品価値が高い。
【0064】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項1又は請求項2に記載のカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整レバーの操作レバー片をスライド移動させると、調整レバー本体部に斜め方向に設けられた長孔内に嵌めあわされている、レンズホルダーの回転軸の一端面に、回転軸の中心から外方に離れた位置に、突出するように設けられた角度調整軸が長孔内を移動することで、操作レバー片をスライド移動が、レンズホルダーの回転軸の回転運動に変換される。
【0065】
従って、施工業者等は、ドライバー等を使用することなく、レンズ角度調整レバーの操作レバー片を手指でもって、スライド移動させるという簡単な作業で、カメラの視野角の調整ができる。
更に、請求項2に記載のカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整装置として、特有な部材は、レンズ角度調整レバーだけであるので、レンズ角度調整装置の部品点数を少なくすることができる。また、このカメラ付きドアホン子器のレンズ角度調整装置の構成部品中には、部材への取付けが困難なバネが含まれていないため、カメラ付きドアホン子器の組立作業を簡単に行うことができる。
【0066】
このように、このカメラ付きドアホン子器では、レンズ角度調整装置の部品点数を少なくすることができ、しかも、組立作業を簡単に行うことができる結果、カメラ付きドアホン子器の製造コストを低く抑えることができる。
請求項3に記載のカメラ付きドアホン子器では、内蔵する、カメラのレンズ角度調整装置の組立を、表面側本体カバー部のみの作業で行えるため、組立作業を極めて簡単に行える。
【0067】
請求項4に記載のカメラ付きドアホン子器では、施工業者等が、手指により、レンズ角度調整レバーの操作レバー片をスライド移動させ、操作レバー片から手指を離せば、カメラカバーの複数の嵌合凹部列のいずれか嵌合凹部に、レンズ角度調整レバーの嵌合突起が嵌合するため、カメラの視野角の調整後、カメラの視野角が勝手に変わるといったような事態が生じない。
【0068】
請求項5に記載のカメラ付きインターホンシステムでは、請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付きドアホン子器を組み込んでいるので、安価に製造でき、且つ、施工業者にとっては、ドアホン子器のカメラの角度調整を、レンズ角度調整レバーをスライド移動させるという簡単な作業で行える。
このカメラ付きインターホンシステムは、以上のような優れた商品特性を有しているため、商品価値が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ付きドアホン子器の要部である、カメラのレンズ角度調整装置の要部構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係るカメラ付きドアホン子器の外観を概略的に示す斜視図である。
【図3】図2に示す、カメラ付きドアホン子器を概略的に示す分解斜視図であり、化粧パネルを取り去った状態を概略的に示している。
【図4】図2に示す、カメラ付きドアホン子器の化粧パネルを取り除いた状態を概略的に示す斜視図である。
【図5】図2に示す、カメラ付きドアホン子器1の化粧パネル2を取り除いた状態を概略的に示す平面図である。
【図6】レンズ角度調整装置(視野角調整装置)の構成を更に詳しく説明する、概略的な分解斜視図であり、表面側本体カバー部内から、回路基板、及び、この回路基板に固定されているレンズホルダーを取り出し、また、表面側本体カバー部のスリット孔から、レンズ角度調整レバーを取り出した状態を示している。
【図7】本発明に係るカメラ付きドアホン子器に用いられているカメラカバーを概略的に示す図であり、図7(a)は、カメラカバーの全体を概略的に示す斜視図を、また、図7(b)は、図7(a)中、Aで示す円で囲った部分を拡大して概略的に示す斜視図である。
【図8】カメラカバーと、レンズ角度調整レバーとの嵌合構造を概略的に説明する説明図である。
【図9】カメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を調整する方法を概略的に説明する説明図である。
【図10】カメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を調整する方法を概略的に説明する説明図である。
【図11】カメラ付きドアホン子器1のカメラ12の視野角を調整する方法を概略的に説明する説明図である。
【図12】本発明に係るカメラ付きドアホン子器を組み込んだ、カメラ付きインターホンシステムを概略的に示す全体構成図である。
【図13】従来のカメラ付きドアホン子器の外観を概略的に示す斜視図である。
【図14】図13に示す、従来のカメラ付きドアホン子器の化粧パネルの一部を取り去った状態を概略的に示す平面図である。
【図15】図13に示す、従来のカメラ付きドアホン子器の視野角調整装置を中心にして概略的に示す縦断面図であり、化粧パネル102を取り去った状態を示している。
【図16】図13に示す、従来のカメラ付きドアホン子器の視野角調整装置を中心にして概略的に示す横断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ付きドアホン子器
2 化粧パネル
3 本体カバー部
3a 表面側本体カバー部
3b 裏面側本体カバー部
4 呼出ボタン
5 マイク
6 スピーカ
7 カメラ窓
8 カメラカバー
11 レンズ角度調整装置(視野角調整装置)
12 カメラ
18 回路基板
21 レンズホルダー
21a、21b 回転軸
22 角度調整軸
21c 底板部
W21a、W21b 起立壁
31 レンズ角度調整レバー
32 調整レバー本体部
33 操作レバー片
34 嵌合突起
35 台座部
h5 長孔
n 複数の嵌合凹部列

Claims (5)

  1. カメラの視野角を変更可能にしたカメラ付きドアホン子器であって、前記カメラを取り付けたレンズホルダーが、本体カバー体に枢着されており、
    前記カメラの視野角を調整する、スライド式のレンズ角度調整レバーが、前記本体カバー体の側面に設けられており、
    前記レンズ角度調整レバーには、スライド方向に対して、斜めに形成された長孔が設けられており、
    その長孔内には、レンズホルダーの起立壁の表面に形成された環状の回転軸の一端面であって、且つ、前記回転軸の中心から外方に離れた偏心位置に突出するように設けられた角度調整軸が嵌入されており、
    前記レンズ角度調整レバーをスライドさせると、このスライド運動が、レンズホルダーが回転運動して、前記カメラの視野角を調整できるようになっている、カメラ付きドアホン子器。
  2. カメラの視野角を変更可能にしたカメラ付きドアホン子器であって、
    前記カメラを駆動する電装品が実装された回路基板と、
    前記回路基板に固定され、前記カメラが取り付けられたレンズホルダーと、
    前記レンズホルダーの角度を調整するレンズ角度調整レバーと、
    少なくとも、前記カメラ、前記回路基板、前記レンズホルダー及び前記レンズ角度調整レバーを収容する本体カバー部と備え、
    前記本体カバー部は、その側面に回転軸穴を有し、且つ、前記回転軸穴の外方にスリット孔を備えて構成されており、
    前記レンズホルダーは、前記本体カバー部に設けられた回転軸穴に回転可能に嵌る環状に形成された回転軸と、
    前記環状に形成された回転軸の一端面であって、且つ、前記回転軸の中心から外方に離れた位置に、突出するように設けられた角度調整軸とを備え、
    前記レンズ角度調整レバーは、前記本体カバー部に設けられたスリット孔内に収容される調整レバー本体部と、
    前記調整レバー本体部の一側面から、概ね直角方向に突出するように設けられた台座部と、
    前記調整レバー本体部の一側面から、前記台座部とは逆方向に突出するように設けられた、操作レバー片と、
    前記調整レバー本体部に、前記台座部に対して、斜め方向に設けられた長孔とを備え、
    前記レンズ角度調整レバーは、前記台座部が、前記本体カバー部の一側面に設けられ、前記スリット孔に沿って形成されたスライド部上を摺動可能なように、前記本体カバー部に取り付けられ、且つ、前記調整レバー本体部に斜め方向に設けられた長孔内に、前記レンズホルダーの回転軸の一端面に設けられた角度調整軸が嵌入されている、カメラ付きドアホン子器。
  3. 前記本体カバー部が、表面側本体カバー部であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のカメラ付きドアホン子器。
  4. 前記調整レバー本体部は、更に、その一側面から上方に突出するように設けられた嵌合突起を備え、
    前記本体カバー部の上面に設けられているカメラ穴を覆うカメラカバーの、前記本体カバー部の一側面に設けられたスライド部に向き合う端部には、前記嵌合突起が嵌合可能な複数のギザギザ形状の、複数の嵌合凹部列が設けられ、複数の嵌合凹部列の任意の嵌合凹部に、前記嵌合突起が嵌合するようになっている、請求項3に記載のカメラ付きドアホン子器。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ付きドアホン子器を組み込んだ、カメラ付きインターホンシステム。
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