JP2012175175A - 画像記憶装置、カメラおよび撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチカメラ収録のための画像記憶装置、カメラおよび撮影システムを提供する。
【解決手段】第1カメラが出力する第1動画像データd1または前記第1カメラとは異なる第2カメラが出力する第2動画像データd2を記憶する記憶手段190と、前記第1カメラおよび/または前記第2カメラの撮影状態の変化を検出する撮影状態検出手段160と、前記記憶手段190が前記第1動画像データd1または前記第2動画像データd2を記憶している際に、前記撮影状態検出手段160の検出結果に応じて、前記記憶手段190に記憶させる前記第1動画像データd1と前記第2動画像データd2とを切り換える切り換え手段180とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像記憶装置、カメラおよび撮影システムに関する。
コンサートや演劇等の動画収録において、複数台のカメラにより撮影された動画像を場面に応じて切り換えて収録するマルチカメラ収録がある。マルチカメラ収録は、映像表現上、非常に効果が高い収録の手法である。
しかしながら、マルチカメラ収録を行うためには、複数台のカメラにて動画像を取得する必要があり、複数台のカメラを操作する複数の撮影者が必要なためコストが嵩んでいた。また、複数の撮影者が取得した動画像データを、一旦確認して、その後に編集しなければならず、編集作業に時間が掛かり、この点でもコストが嵩んでいた。
このマルチカメラ収録における問題を解決するための従来技術として、特許文献1に、複数台のカメラを接続して構成された撮影システムが開示されている。特許文献1の撮影システムでは、1人のオペレータが、操作部を操作することで、複数台のカメラの制御を行い、それと同時に記憶する動画像データの選択を行っている。
しかしながら、特許文献1の撮影システムでは、上記のように、オペレータが、複数のカメラを制御して撮影を行いながら、それと同時に複数のカメラから出力される動画像データの中から記憶する動画像データの1つを選択する編集作業を行わなければならず、撮影システムの操作が複雑である。そのため、オペレータは、撮影および編集のいずれの作業にも集中することができず、高品質なマルチカメラ収録を行うことができなかった。
また、特許文献2には、複数のカメラと複数のマイクとを接続して構成されたマルチカメラ映像システムが開示されている。特許文献2のマルチカメラ映像システムでは、複数のマイクから取得された音声データに基づき、出力する動画像データの自動選択(オートセレクション)を行っている。
しかしながら、特許文献2の映像システムでは、複数のマイクからの音声データ出力に基づき、出力する動画像データを自動的に選択しているのみなので、出力された動画像データには、動画像に対する撮影者の意思が反映されない。この点で、特許文献2の撮影システムでは、撮影者の意思が反映された高品質なマルチカメラ収録を行うことができなかった。
特開2001−36813 特表2004−516723
本発明の目的は、マルチカメラ収録のための画像記憶装置、カメラおよび撮影システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の画像記憶装置(150)は、
第1カメラが出力する第1動画像データ(d1)または前記第1カメラとは異なる第2カメラが出力する第2動画像データ(d2)を記憶する記憶手段(190)と、
前記第1カメラおよび/または前記第2カメラの撮影状態の変化を検出する撮影状態検出手段(160)と、
前記記憶手段(190)が前記第1動画像データ(d1)または前記第2動画像データ(d2)を記憶している際に、前記撮影状態検出手段(160)の検出結果に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換える切り換え手段(180)とを有する。
本発明では、上記のように、切り換え手段(180)は、第1カメラおよび/または第2カメラの撮影状態が、撮影者の意図する所定の状態になったときに、記憶手段(190)に記憶させる第1動画像データ(d1)と第2動画像データ(d2)とを切り換えている。すなわち、本発明では、切り換え手段(180)が、撮影者の意図を判断して、記憶手段(190)に記憶させる動画像データを選択している。したがって、本発明によれば、撮影者は、記憶手段(190)に記憶させる動画像データの編集作業に気を取られることなく、カメラの操作に集中しながら、高品質のマルチカメラ収録を行うことができる。
前記撮影状態検出手段(160)は、被写体人物の顔の大きさを検出する顔サイズ検出手段(162)を有し、前記切り換え手段(180)は、前記被写体人物の顔の大きさに応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えてもよい。
撮影状態検出手段(160)が、被写体人物の顔の大きさを検出する顔サイズ検出手段(162)を有するので、切り換え手段(180)は、被写体人物の顔の大きさが撮影者の意図する所定の大きさになったときに、記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えることができる。
前記撮影状態検出手段(160)は、被写体人物の顔を識別する被写体人物検出手段(164)を有し、前記切り換え手段(180)は、前記被写体人物の顔の識別結果に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えてもよい。
撮影状態検出手段(160)が、被写体人物の顔を識別する被写体人物検出手段(164)を有するので、切り換え手段(180)は、被写体人物の顔が撮影者の意図する所定の人物の顔になったときに、記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えることができる。
前記撮影状態検出手段(160)は、前記光学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段(166)を有し、前記切り換え手段(180)は、前記焦点距離に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えてもよい。
撮影状態検出手段(160)が、光学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段(166)を有するので、切り換え手段(180)は、光学系の焦点距離が撮影者の意図する所定の焦点距離になったときに、記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えることができる。
前記撮影状態検出手段(160)は、前記光学系のズーミング速度を検出するズーミング速度検出手段(168)を有し、前記切り換え手段(180)は、前記ズーミング速度に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えてもよい。
撮影状態検出手段(160)が、光学系のズーミング速度を検出するズーミング速度検出手段(168)を有するので、切り換え手段(180)は、ズーミング速度が撮影者の意図する所定のズーミング速度になったときに、記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えることができる。
前記撮影状態検出手段(160)は、前記光学系のピント送り速度を検出するピント送り速度検出手段(170)を有し、前記切り換え手段(180)は、前記ピント送り速度に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えてもよい。
撮影状態検出手段(160)が、光学系のピント送り速度を検出するピント送り速度検出手段(170)を有するので、切り換え手段(180)は、ピント送り速度が撮影者の意図する所定のピント送り速度になったときに、記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えることができる。
前記撮影状態検出手段(160)は、被写体人物の顔の大きさの変化速度を検出する顔サイズ変化速度検出手段(172)を有し、前記切り換え手段(180)は、前記被写体人物の顔の大きさの変化速度に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えてもよい。
撮影状態検出手段(160)が、被写体人物の顔の大きさの変化速度を検出する顔サイズ変化速度検出手段(172)を有するので、切り換え手段(180)は、被写体人物の顔の大きさの変化速度が撮影者の意図する所定の被写体人物の顔の大きさの変化速度になったときに、記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換えることができる。
本発明に係るカメラは、上記の画像装置を含んでもよい。
本発明に係るカメラは、通信手段を含んでもよい。
本発明に係る撮影システムは、光学系を介して被写体の像を撮像し動画像データを出力する撮像手段をそれぞれ有する第1カメラ(100)および第2カメラ(200)と、前記第1カメラ(100)と前記第2カメラ(200)とを通信可能に接続する通信手段(120)と、前記第1カメラ(100)が出力する第1動画像データ(d1)または前記第2カメラ(200)が出力する第2動画像データ(d2)を記憶する記憶手段(190)と、前記第1カメラ(100)および/または前記第2カメラ(200)の撮影状態の変化を検出する撮影状態検出手段(160)と、前記記憶手段(190)が前記第1動画像データ(d1)または前記第2動画像データ(d2)を記憶している際に、前記撮影状態検出手段(160)の検出結果に応じて、前記記憶手段(190)に記憶させる前記第1動画像データ(d1)と前記第2動画像データ(d2)とを切り換える切り換え手段(180)とを有する。
本発明の撮影システムは、上記の画像記憶装置と同様に、撮影状態検出手段(160)が、第1カメラおよび/または第2カメラの撮影状態の変化を検出し、切り換え手段(180)が、第1動画像データ(d1)または第2動画像データ(d2)を記憶している際に、撮影状態検出手段(160)の検出結果に応じて、記憶手段(190)に記憶させる第1動画像データ(d1)と第2動画像データ(d2)とを切り換えている。したがって、本発明の撮影システムは、撮影者の意図を反映させた高品質のマルチカメラ収録を行うことができる。
前記記憶手段(190)と前記撮影状態検出手段(160)と前記切り換え手段(180)とを前記第1カメラ(100)または前記第2カメラ(200)が有してもよい。
第1カメラ(100)または第2カメラ(200)が、前記記憶手段(190)と前記撮影状態検出手段(160)と前記切り換え手段(180)とを有するので、第1カメラ(100)または第2カメラ(200)のいずれか一方が一般的なカメラであっても、本発明の撮影システムを構成することができる。
第1カメラ(100)および第2カメラ(200)と通信可能な処理装置(400)が、前記記憶手段(190)と前記撮影状態検出手段(160)と前記切り換え手段(180)とを有してもよい。
処理装置(400)が、前記記憶手段(190)と前記撮影状態検出手段(160)と前記切り換え手段(180)とを有するので、第1カメラ(100)および第2カメラ(200)のいずれか一方又は双方が一般的なカメラであっても、本発明の撮影システムを構成することができる。
なお、上述の説明では、本発明をわかりやすく説明するために、実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮影システムの概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るカメラの概略構成図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る撮影システムの一部を示す概略構成図である。 図4は、本発明の撮影システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の撮影システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施形態に係るタイミング図である。 図7は、本発明の撮影システムの動作の一例を示すフローチャートである。
第1実施形態
本発明の第1実施形態に係る撮影システム1は、図1に示すように、メインカメラ100とサブカメラ200とを有する。撮影者500は、撮影システム1を利用して撮影を行い、メインカメラ100とサブカメラ200とによるマルチカメラ収録を行う。
メインカメラ100は、三脚で固定され、広角の撮影を行っており、被写体人物600を含む広い範囲を撮影している。サブカメラ200は、撮影者500により操作され、望遠の撮影を行っており、被写体人物600に注目してメインカメラ100よりも狭い範囲を撮影している。メインカメラ100とサブカメラ200とは通信可能に接続されている。
本実施形態のメインカメラ100およびサブカメラ200について、図2を用いて説明する。本実施形態では、メインカメラ100の構成とサブカメラ200の構成が同じなので、以下では説明の便宜のために、メインカメラ100の構成を説明する。
メインカメラ100は、撮像素子106を含み画像を取得する撮像部と、マイク110を含み音声を取得する音声検出部と、通信インターフェース120を含み外部機器とのデータ入出力を行う通信部と、記憶メディア118および記憶手段190を含み取得した画像データおよび音声データを記憶する記憶部と、これらを制御するCPU114とを有する。
撮像素子106は、撮像素子106の受光面に形成された光学像を画像信号に変換する。撮像素子106は、CCD,CMOS等の固体撮像素子や撮像管等である。
撮像素子106の前方(被写体側)には、ズームレンズ102と絞り兼用シャッタ104とが備えられており、被写体光を撮像素子106に導く。ズームレンズ102は、撮影者500の操作又はカメラ100の自動制御等により、焦点距離が変化する。ズームレンズ102の焦点距離が変化すると、メインカメラ100が撮影する範囲(画角)が変化する。絞り兼用シャッタ104は、露光を調節する絞りとシャッタ幕とを兼用にした露光制御部であり、ズームレンズ102を通過した被写体光の光量を調節して撮像素子106に導く。
撮像素子106に導かれた光は、撮像素子106の受光面で光学像を形成し、撮像素子106は、受光面にある光学像を画像信号に変換する。画像処理手段108は、CPU114の制御に基づき、撮像素子106からの画像信号や、記録メディア116および記憶手段190などに記憶された画像データに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
マイク110は、メインカメラ100の外部音声を検出し、音声信号に変換する。マイク110は、ダイナミックマイクやコンデンサマイク等である。音声処理手段112は、CPU114の制御に基づき、マイク110からの音声信号に対してノイズ処理等を行う。
記録メディア116は、記録メディアインターフェース118を介して、メインカメラ100に着脱可能に取り付けられ、メインカメラ100の撮像部からの画像信号や音声検出部からの音声信号等のデータを記憶する。記録メディア116は、メモリカードやハードディスク等の不揮発性メモリである。
通信インターフェース120は、メインカメラ100を装置等に通信可能に接続する。本実施形態では、通信インターフェース120は、メインカメラ100をサブカメラ200に接続している。通信インターフェース120は、USBやIEEE1394等の有線方式またはIrDAやBluetooth等の無線方式である。
メイン−サブ判断手段122は、撮影システム1に接続してあるカメラ自身がメイン画像を取得するメインカメラ100として接続してあるのか、それともサブ画像を取得するサブカメラ200として接続してあるのかを判断する。カメラ自体は、いずれのカメラ100または200にも成り得る。
記憶手段190は、メインカメラ100の撮像部からの画像信号や音声検出部からの音声信号等を記憶する他に、切り換え手段180が切り換えた画像信号および音声信号を記憶する。切り換え手段180は、撮影状態検出手段160の検出結果に応じて、画像信号および音声信号を切り換える。
図1に示す本発明の一実施形態に係る撮影システム1では、上記のメインカメラ100とサブカメラ200とが通信可能に接続されている。本実施形態に係る撮影システム1では、メインカメラ100とサブカメラ200とが相互に関連して、図3に示すマルチカメラ収録部150を構成する。すなわち、本実施形態の撮影システム1のマルチカメラ収録部150は、メインカメラ100の切り換え手段180と(以下本実施形態において単に切り換え手段180という)、メインカメラ100の記憶手段190(以下本実施形態において単に記憶手段190という)と、サブカメラ200の撮影状態検出手段160(以下本実施形態において単に撮影状態検出手段160という)とを有して構成される。
切り換え手段180には、メインカメラ100の撮像部からのメイン画像d1と、サブカメラ200の撮像部からのサブ画像d2とが入力されている。切り換え手段180は、撮影状態検出手段160の検出結果に基づき、メイン画像d1またはサブ画像d2のいずれかを記憶手段190に記憶させる。
本実施形態の撮影状態検出手段160は、顔サイズ検出手段162を有する。顔サイズ検出手段162は、サブカメラ200が取得したサブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが、撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にあることを検出する。ここで、被写体人物600の顔の大きさとは、画面の大きさに対する被写体人物600の顔の大きさ、すなわち、画面を占める撮影者の顔の面積の割合をいう。撮影者500が意図する所定の顔の大きさの範囲は、予め撮影者500により設定されており、サブカメラ200の記録メディア116または記憶手段190に記憶されている。
次に、図4のフローチャートに基づき、本実施形態のサブカメラ200の動作について説明する。サブカメラ200は、上記のように、撮影者500により操作されており、被写体人物600に注目してメインカメラ100よりも狭い範囲を撮影している。サブカメラ200の撮影状態は、撮影者500が被写体人物600に注目して行うズーム操作等の撮影操作によって変化する。
サブカメラ200は、ステップS102にて撮影を開始する。次に、ステップS104にて、サブカメラ200の撮影状態を検出し、ステップS106にて、その検出結果に基づき、サブカメラ200の撮影状態が、撮影者500の意図する所定の状態にあるか否かを判断する。すなわち、図3に示す撮影状態検出手段160の顔サイズ検出手段162が、サブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にあるか否かを検出する。
顔サイズ検出手段162が、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にないと判断した場合は、ステップS116で撮影を終了するか否かを判断し、撮影を終了しない場合は、ステップS104に戻る。
ステップS106で、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にあると判断した場合は、ステップS108にてStart信号を送信する。すなわち、図3に示す顔サイズ検出手段162が、サブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にあると判断した場合は、撮影状態検出手段160は、Start信号を切り換え手段180に送信する。
また、本実施形態においては、撮影状態検出手段160は、図1および図2に示すサブカメラ200の通信インターフェース120にもStart信号を送信する。通信インターフェース120は、撮影状態検出手段160からのStart信号を受信した場合に、メインカメラ100へのサブ画像d2の送信を開始する。本実施形態では、サブカメラ200の通信インターフェース120は、撮影状態検出手段160からのStart信号を入力したときのみにサブ画像d2をメインカメラ100に送信するので、撮影システム1のデータ通信量を少なくすることができる。
次にステップS110にて、サブカメラ200の撮影状態を検出し、ステップS112にて、その検出結果に基づき、サブカメラ200の撮影状態が、撮影者500の意図する所定の状態にあるか否かを判断する。すなわち、図3に示す撮影状態検出手段160の顔サイズ検出手段162は、サブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にあるか否かを検出する。
ステップS112で、サブカメラ200の撮影状態が、撮影者500の意図する所定の状態にあると判断した場合はステップS110に戻る。
ステップS112で、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にないと判断した場合は、ステップS114にてStop信号を送信する。すなわち、図3に示す顔サイズ検出手段162が、サブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にないと判断した場合は、撮影状態検出手段160は、Stop信号を切り換え手段180に送信する。
また、本実施形態においては、撮影状態検出手段160は、図2に示すサブカメラ200の通信インターフェース120にもEnd信号を送信する。通信インターフェース120は、撮影状態検出手段160からのEnd信号を受信した時に、メインカメラ100へのサブ画像d2の送信を止める。本実施形態では、通信インターフェース120は、撮影状態検出手段160からのStart信号を受信してからEnd信号を受信するまでの間のみにサブ画像d2をメインカメラ100に送信するので、撮影システム1のデータ通信量を少なくすることができる。
ステップS116では、撮影を終了するか否かを判断し、撮影を終了しない場合は、ステップS104に戻る。
次に、図5のフローチャートに基づき、本実施形態のメインカメラ100の動作を説明する。メインカメラ100は、上記のように、三脚で固定されており、被写体人物600を含む広い範囲を撮影する。メインカメラ100は、ステップS202にて撮影を開始し、ステップS204にてメインカメラ100が取得したメイン画像d1を記憶する。すなわち、図3に示す切り換え手段180は、メイン画像d1を記憶手段190に記憶させる。
次に、メインカメラ100は、ステップS206にて、サブカメラ200からのStart信号を受信したか否かを判断する。Start信号は、上記のように、図3に示す撮影状態検出手段160が、サブカメラ200で撮影したサブ画像d2の被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲にある時に、切り換え手段180に送信する信号である。
ステップS206にてStart信号を受信しない場合は、ステップS204に戻る。
ステップS206にてStart信号を受信した場合は、ステップS208に進み、記憶手段190にサブカメラ200が取得したサブ画像d2が記憶される。すなわち、サブカメラ200で撮影したサブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲に入った場合は、記憶手段190にサブカメラ200が取得したサブ画像d2が記憶される。つまり、図3に示す切り換え手段180は、撮影状態検出手段160からの被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲になった旨の検出結果を受信した場合は、メイン画像d1からサブ画像d2に切り換えて、記憶手段190に記憶させる。
このステップS206〜S208のメイン画像d1からサブ画像d2への切り換えについて、図6を用いて説明する。図6は、本発明に関するタイミング図であり、時間軸に沿ってフレーム単位毎に、メイン画像d1とサブ画像d2とが並んでいる。また、メイン画像d1とサブ画像d2との間に、記憶手段190に記憶された記憶画像が時間軸に沿って並べられている。なお、本実施形態では、メインカメラ100にて取得されたメイン音声が記憶手段190に記憶されている。
フレームFR1およびFR2では、サブカメラ200にて撮影された被写体人物600の顔の大きさが撮影者の意図する所定の範囲にないので、記憶手段190にメイン画像d1が記憶される。
フレームF3では、サブカメラ200にて撮影された被写体人物600の顔の大きさが撮影者の意図する所定の範囲に入ったので、記憶手段190にサブ画像d2が記憶される。
図5に戻り、次に、ステップS210にて、Stop信号を受信したか否かを判断する。Stop信号は、上記のように、図3に示す撮影状態検出手段160が、サブカメラ200で撮影したサブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲になくなった場合に、切り換え手段180に送信する信号である。
ステップS210にてStop信号を受信しない場合は、ステップS208に戻る。
ステップS210にてStop信号を受信した場合は、ステップS212に進み、記憶手段190にメインカメラ100が取得したメイン画像d1が記憶される。すなわち、サブカメラ200で撮影したサブ画像d2に関して、被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲になくなった場合は、記憶手段190にメイン画像d1が記憶される。つまり、図3に示す切り換え手段180は、撮影状態検出手段160からの被写体人物600の顔の大きさが撮影者500の意図する所定の大きさの範囲になくなった旨の検出結果を受けて、サブ画像d2からメイン画像d1に切り換えて、記憶手段190に記憶させる。
このステップS208〜S212のサブ画像d2からメイン画像d1への切り換えについて、図6を用いて説明する。
フレームFR3およびFR4では、サブカメラ200にて撮影された被写体人物600の顔の大きさが撮影者の意図する所定の範囲にあるので、記憶手段190にサブ画像d2が記憶される。
フレームF5では、サブカメラ200にて撮影された被写体人物600の顔の大きさが所定の範囲になくなったので、記憶手段190にメイン画像d1が記憶される。
上記のように、本実施形態によれば、撮影者500は、サブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、サブカメラ200での撮影終了と同時に、撮影システム1によるマルチカメラ収録物を得ることができる。すなわち、図3に示す記憶手段190には、メインカメラ100とサブカメラ200とから構成される撮影システム1によるマルチカメラ収録物が記憶される。この記憶手段190に記憶されたマルチカメラ収録物には、サブ画像d2に関して被写体人物600の顔の大きさが撮影者の意図する所定の範囲にないときには、メイン画像d1が記憶され、サブ画像d2に関して被写体人物600の顔の大きさが撮影者の意図する所定の範囲にあるときには、サブ画像d2が記憶される。
なお、上記の実施形態において、本実施形態の撮影システム1のマルチカメラ収録部150は、サブカメラ200の撮影状態検出手段160と、メインカメラ100の切り換え手段180と、メインカメラ100の記憶手段190とを有して構成されたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、メインカメラ100が撮影状態検出手段160を有し、サブカメラ200が切り換え手段180と記憶手段190とを有していてもよく、これらは適宜配置される。
第2実施形態
本発明の第2実施形態では、図3に示す撮影状態検出手段160は、被写体人物検出手段164を有する。すなわち、前述した第1実施形態の撮影状態検出手段160が顔サイズ検出手段162を有するのに対して、本実施形態の撮影状態検出手段160は被写体人物検出手段164を有する。下記の説明において、上記の第1実施形態と重複する部分の説明を省略する。
本実施形態では、撮影状態検出手段160の被写体人物検出手段164は、サブカメラ200が取得したサブ画像d2に関して、画角内に、撮影者500の意図する所定の被写体600の顔があることを検出する。撮影者500が意図する所定の人物の顔は、予め撮影者500により選択されており、サブカメラ200の記録メディア116または記憶手段190に記憶されている。
したがって、撮影者500は、本実施形態の撮影システム1のサブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、サブ画像d2の画角内に、撮影者500の意図する所定の被写体600の顔があるときに画像が切り替わるマルチカメラ収録物を得ることができる。すなわち、被写体人物検出手段164を有する撮影システム1によるマルチカメラ収録物には、サブ画像d2に関して、画角内に撮影者の意図する所定の人物の顔がないときには、メイン画像d1が記憶され、サブ画像d2に関して、画角内に撮影者の意図する所定の人物の顔があるときには、サブ画像d2が記憶される。
第3実施形態
本発明の第3実施形態では、図3に示す撮影状態検出手段160は、焦点距離検出手段166を有する。すなわち、前述した第1実施形態の撮影状態検出手段160が顔サイズ検出手段162を有するのに対して、本実施形態の撮影状態検出手段160は焦点距離検出手段166を有する。下記の説明において、上記の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
本実施形態では、撮影状態検出手段160の焦点距離検出手段166は、サブカメラ200のズームレンズ102の焦点距離が、撮影者500の意図する所定の焦点距離の範囲にあることを検出する。撮影者500が意図するズームレンズ102の焦点距離の範囲は、予め撮影者500により設定されており、サブカメラ200の記録メディア116または記憶手段190に記憶されている。
したがって、撮影者500は、本実施形態の撮影システム1のサブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、ズームレンズ102の焦点距離が、撮影者500の意図する所定の焦点距離の範囲にあるときに画像が切り替わるマルチカメラ収録物を得ることができる。すなわち、焦点距離検出手段166を有する撮影システム1によるマルチカメラ収録物には、サブカメラ200のズームレンズ102の焦点距離が撮影者の意図する焦点距離の範囲にないときには、メイン画像d1が記憶され、サブカメラ200のズームレンズ102の焦点距離が撮影者の意図する焦点距離の範囲にあるときには、サブ画像d2が記憶される。
第4実施形態
本発明の第4実施形態では、図3に示す撮影状態検出手段160は、ズーミング速度検出手段168を有する。すなわち、前述した第1実施形態の撮影状態検出手段160が顔サイズ検出手段162を有するのに対して、本実施形態の撮影状態検出手段160はズーミング速度検出手段168を有する。下記の説明において、上記の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
本実施形態の撮影状態検出手段160のズーミング速度検出手段168は、サブカメラ200のズーミング速度が、撮影者500の意図する所定のズーミング速度の範囲にあることを検出する。撮影者500が意図するズーミング速度の範囲は、予め撮影者500により設定されており、サブカメラ200の記録メディア116または記憶手段190に記憶される。
ズーミング速度には、撮影者の意図が濃く反映される。なぜなら、ズーミング速度によって映像の印象が大きく変化する。たとえば、撮影者は、コンサートでの撮影において、スローテンポの曲が演奏されているときは、その曲に合わせてゆっくりと撮影範囲(画角)を変化させながら撮影を行うことが多い。このように、撮影者は、ズーミング速度を調整することにより、撮影環境の雰囲気を表現することができる。
図7のフローチャートに基づき、ズーミング速度検出手段168でのズーミング速度の検出方法の一例を説明する。ステップS302にて、ある時点の焦点距離L1を記憶する。その後、ステップS304にてnフレーム経過するのを待って、ステップS306にて焦点距離L1を記憶してからnフレーム経過した後の焦点距離L2を記憶する。その後、ステップS206にてズーミング速度vを算出する。ズーミング速度vは、以下のように算出される。
ズーミング速度v(mm/フレーム)=(L1(mm)―L2(mm))/n(フレーム)
したがって、撮影者500は、本実施形態の撮影システム1のサブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、ズーミング速度が撮影者500の意図する所定のズーミング速度の範囲にあるときに画像が切り替わるマルチカメラ収録物を得ることができる。すなわち、ズーミング速度検出手段168を有する撮影システム1によるマルチカメラ収録物には、サブカメラ200のズーミング速度が、撮影者500の意図する所定のズーミング速度の範囲にないときには、メイン画像d1が記憶され、サブカメラ200のズーミング速度が、撮影者500の意図する所定のズーミング速度の範囲にあるときには、サブ画像d2が記憶される。
第5実施形態
本発明の第5実施形態では、図3に示す撮影状態検出手段160は、ピント送り速度検出手段170を有する。すなわち、前述した第4実施形態の撮影状態検出手段160がズーミング速度検出手段168を有するのに対して、本実施形態の撮影状態検出手段160はピント送り速度検出手段170を有する。下記の説明において、上記の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
本実施形態の撮影状態検出手段160のピント送り速度検出手段170は、サブカメラ200のピント送り速度が、撮影者500の意図する所定のピント送り速度の範囲にあることを検出する。撮影者500が意図するピント送り速度の範囲は、予め撮影者500により設定されており、サブカメラ200の記録メディア116または記憶手段190に記憶されている。
したがって、撮影者500は、本実施形態の撮影システム1のサブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、ピント送り速度が撮影者500の意図する所定のピント送り速度の範囲にあるときに画像が切り替わるマルチカメラ収録物を得ることができる。ピント送り速度検出手段170を有する撮影システム1によるマルチカメラ収録物には、サブカメラ200のピント送り速度が、撮影者500の意図する所定のピント送り速度の範囲にないときには、メイン画像d1が記憶され、サブカメラ200のピント送り速度が、撮影者500の意図する所定のピント送り速度の範囲にあるときには、サブ画像d2が記憶される。ズーミング速度と同様に、ピント送り速度には撮影者の意図が濃く反映されている。
第6実施形態
本発明の第6実施形態では、図3に示す撮影状態検出手段160は、顔サイズ変化速度検出手段172を有する。すなわち、前述した第4実施形態の撮影状態検出手段160がズーミング速度検出手段168を有するのに対して、本実施形態の撮影状態検出手段160は顔サイズ変化速度検出手段172を有する。下記の説明において、上記の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
本実施形態の撮影状態検出手段160の顔サイズ変化速度検出手段172は、サブカメラ200により取得されたサブ画像d2の被写体の顔サイズの変化速度が、撮影者500の意図する所定の顔サイズ変化速度の範囲にあることを検出する。撮影者500が意図する顔サイズ変化速度の範囲は、予め撮影者500により設定されており、サブカメラ200の記録メディア116または記憶手段190に記憶されている。
したがって、撮影者500は、本実施形態の撮影システム1のサブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、顔サイズ変化速度が撮影者500の意図する所定の顔サイズ変化速度の範囲にあるときに画像が切り替わるマルチカメラ収録物を得ることができる。すなわち、ピント送り速度検出手段170を有する撮影システム1によるマルチカメラ収録物には、サブ画像d2の顔サイズ変化速度が、撮影者500の意図する所定の顔サイズ変化速度の範囲にないときには、メイン画像d1が記憶され、サブ画像d2の顔サイズ変化速度が、撮影者500の意図する所定の顔サイズ変化速度の範囲にあるときには、サブ画像d2が記憶される。ズーミング速度およびピント送り速度と同様に、顔サイズ変化速度には撮影者の意図が濃く反映される。
第7実施形態
本発明の第7実施形態では、上記の第1実施形態と比較して、図1に示すメインカメラ100が、図2に示すメイン−サブ判断手段122と撮影状態検出手段160と切り換え手段180と記憶手段190とを有さない一般的なカメラである。すなわち、本実施形態の撮影システム1は、一般的なカメラから成るメインカメラ100と、図1および2に示すサブカメラ200とで構成される。下記の説明において、上記の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
メインカメラ100で撮影されたメイン画像d1は、図2に示すサブカメラ200の通信インターフェース120を介して、サブカメラ200のマルチカメラ収録部150に入力される。
本実施形態では、図1および2に示すサブカメラ200に、一般的なカメラから成るメインカメラ100を接続するだけで、図1に示す撮影システム1を構成することができる。そのため、撮影者500は、サブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、サブカメラ200での撮影終了と同時に、メインカメラ100とサブカメラ200とで構成される撮影システム1によるマルチカメラ収録物を得ることができる。
上記の実施形態では、図3に示すマルチカメラ収録部150の撮影状態検出手段160は、顔サイズ検出手段162、被写体人物検出手段164、焦点距離検出手段166、ズーミング速度検出手段168、ピント送り速度検出手段170、顔サイズ変化速度検出手段172のいずれかの検出手段を有して構成されたが、本発明では、これに限定されない。マルチカメラ収録部150の撮影状態検出手段160は、上記の検出手段162〜172のうちの複数の検出手段を有してもよい。この場合は、撮影者の意図をより濃く反映したマルチカメラ撮影が可能となる。たとえば、撮影状態検出手段160が、顔サイズ検出手段162と被写体人物検出手段164とを有して構成された場合は、撮影者が意図する特定の被写体の顔の大きさが、撮影者が意図する所定の大きさの範囲にあるときに画像を切り換えることができる。
また、上記の実施形態では、通信インターフェース120を介して、画像の送受信を行うのみであったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図1に示すサブカメラ200は、図2に示す通信インターフェース120を介してメインカメラ100の撮影状態を取得してもよい。具体的には、図3に示す撮影状態検出手段160に、メインカメラ100の撮影状態とサブカメラ200の撮影状態とが入力され、撮影状態検出手段160は、メインカメラ100の撮影状態とサブカメラ200の撮影状態とから、撮影システム1の撮影状態を検出する。このような構成の撮影システムによると、撮影者の意図をより濃く反映したマルチカメラ撮影が可能となる。たとえば、撮影状態検出手段160が、顔サイズ検出手段162を有して構成された場合、切り換え手段180は、記憶手段190に、メイン画像d1とサブ画像d2のうち撮影者が意図する顔の大きさにより近い方の画像に切り換えて記憶させることができる。
また、サブカメラ200は、通信インターフェース120を介してメインカメラ100をオートコントロールしてもよい。サブカメラ200による通信インターフェース120を介したメインカメラ100のオートコントロールは、サブカメラ200の撮影者500による撮影操作に連動したメインカメラ100のオートコントロールである。したがって、撮影者500は、サブカメラ200での撮影に集中しながら、メインカメラ100も制御し、高品質のマルチカメラ収録物を得ることができる。
第8実施形態
本発明の第8実施形態では、図2に示すメイン−サブ判断手段122と撮影状態検出手段160と切り換え手段180と記憶手段190とを有さない一般的なカメラにより、メインカメラ100およびサブカメラ200が構成してあり、これらは、図1に示す処理装置400に通信可能に接続されている。すなわち、本実施形態の撮影システム1は、一般的なカメラから成るメインカメラ100およびサブカメラ200と、本実施形態の処理装置400とで構成される。下記の説明において、上記の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
本実施形態の処理装置400は、図3に示すマルチカメラ収録部150を有する。すなわち、図1に示す処理装置400は、図3に示す撮影状態検出手段160と切り換え手段180と記憶手段190とを含むマルチカメラ収録部150を有する。
本実施形態では、図1に示す処理装置400に、一般的なカメラから成る2台のカメラを接続するだけで、撮影システム1を構成することができる。そのため、撮影者500は、サブカメラ200を利用して撮影を行うだけで、サブカメラ200での撮影終了と同時に、メインカメラ100とサブカメラ200とで構成される撮影システム1によるマルチカメラ収録物を得ることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されない。
上記の実施形態では、メインカメラ100とサブカメラ200の2台のカメラにより撮影システム1が構成されているが、本発明はこれに限定されない。図1に示すように、メインカメラ100とサブカメラ200に加えて、更に第3カメラ300を含んで撮影システム1を構成してもよい。図3に示すように、第3カメラ300により取得された第3画像d3は、メイン画像d1およびサブ画像d2と同様に、マルチカメラ収録部150に入力される。マルチカメラ収録部150の切り換え手段180は、撮影状態検出手段160の検出結果に基づき、記憶手段190に、メイン画像d1、サブ画像d2、第3画像d3のいずれかを切り換えて記憶させることができる。なお、図1に示す第3カメラ300は、三脚等に固定して使用する固定カメラであってもよいし、撮影者500とは異なる他の撮影者が操作するカメラであってもよい。
また、上記の実施形態では、メインカメラ100が三脚等に固定して使用する固定カメラで、サブカメラ200が撮影者500が操作するカメラであったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、メインカメラ100およびサブカメラ200は、固定カメラであってもよいし、撮影者が操作するカメラであってもよい。また、メインカメラ100が撮影者500が操作するカメラで、サブカメラ200が三脚等に固定して使用する固定カメラであってもよい。
上記の実施形態では、撮影システムの撮影状態に応じて、複数のカメラで取得された画像のみを切り換えたが、本発明はこれに限定されず、複数のカメラで取得された音声を切り換えてもよい。
100・・・第1カメラ
120・・・通信インターフェース
150・・・マルチカメラ収録部
160・・・撮影状態検出手段
180・・・切り換え手段
190・・・記憶手段
200・・・第2カメラ
400・・・処理装置

Claims (12)

  1. 第1カメラが出力する第1動画像データまたは前記第1カメラとは異なる第2カメラが出力する第2動画像データを記憶する記憶手段と、
    前記第1カメラおよび/または前記第2カメラの撮影状態の変化を検出する撮影状態検出手段と、
    前記記憶手段が前記第1動画像データまたは前記第2動画像データを記憶している際に、前記撮影状態検出手段の検出結果に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換える切り換え手段とを有することを特徴とする画像記憶装置。
  2. 前記撮影状態検出手段は、被写体人物の顔の大きさを検出する顔サイズ検出手段を有し、
    前記切り換え手段は、前記被写体人物の顔の大きさに応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像記憶装置。
  3. 前記撮影状態検出手段は、被写体人物の顔を識別する被写体人物検出手段を有し、
    前記切り換え手段は、前記被写体人物の顔の識別結果に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像記憶装置。
  4. 前記撮影状態検出手段は、前記光学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段を有し、
    前記切り換え手段は、前記焦点距離に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像記憶装置。
  5. 前記撮影状態検出手段は、前記光学系のズーミング速度を検出するズーミング速度検出手段を有し、
    前記切り換え手段は、前記ズーミング速度に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像記憶装置。
  6. 前記撮影状態検出手段は、前記光学系のピント送り速度を検出するピント送り速度検出手段を有し、
    前記切り換え手段は、前記ピント送り速度に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像記憶装置。
  7. 前記撮影状態検出手段は、被写体人物の顔の大きさの変化速度を検出する顔サイズ変化速度検出手段を有し、
    前記切り換え手段は、前記被写体人物の顔の大きさの変化速度に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像記憶装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の画像記憶装置を有するカメラ。
  9. 通信手段を更に有する請求項8に記載のカメラ。
  10. 光学系を介して被写体の像を撮像し動画像データを出力する撮像手段をそれぞれ有する第1カメラおよび第2カメラと、
    前記第1カメラと前記第2カメラとを通信可能に接続する通信手段と、
    前記第1カメラが出力する第1動画像データまたは前記第2カメラが出力する第2動画像データを記憶する記憶手段と、
    前記第1カメラおよび/または前記第2カメラの撮影状態の変化を検出する撮影状態検出手段と、
    前記記憶手段が前記第1動画像データまたは前記第2動画像データを記憶している際に、前記撮影状態検出手段の検出結果に応じて、前記記憶手段に記憶させる前記第1動画像データと前記第2動画像データとを切り換える切り換え手段とを有することを特徴とする撮影システム。
  11. 前記記憶手段と前記撮影状態検出手段と前記切り換え手段とを前記第1カメラまたは前記第2カメラが有することを特徴とする請求項10に記載の撮影システム。
  12. 前記第1カメラおよび前記第2カメラと通信可能な処理装置が、前記記憶手段と前記撮影状態検出手段と前記切り換え手段とを有する請求項10に記載の撮影システム。
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