JP2012173500A - 首掛け表示具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で容器の首部に安定して支持することのできる首掛け表示具を提供する。
【解決手段】シート状に形成されたラベル基材10の長手方向における両端部のうち、一方に、ラベル基材10の幅方向において、外縁から中央に達する第1切り込み13aを設け、他方に、ラベル基材10の幅方向において、第1切り込み13aが設けられた外縁とは反対側の外縁から中央に達する第2切り込み13bを設ける。そして、ラベル基材10のうち、第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士を嵌め合わせて筒状にした部分を支持部とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器の首部に支持される首掛け表示具に関する。
従来、瓶等の容器に充填される清涼飲料や酒類等の商品に対して、広告宣伝や品質表示を行うための首掛け表示具が知られている。
具体的には、下記特許文献1に見られるように、基材となる紙製の表示板の一部に瓶への挿入孔を形成し、その挿入孔の内縁に沿って一連の歯型を造形した瓶掛け表示板が知られている。
また、下記特許文献2に見られるように、基材となるシート状物にコの字形状又は湾曲形状の切り込みを入れるとともに、切り込みの両端を結ぶ折り目を形成した首掛けラベルも知られている。
しかしながら、上記瓶掛け表示板や首掛けラベルは、瓶に支持するための構成として、平面的なシート状の基材に孔を形成したものを採用しているため、瓶掛け表示板や首掛けラベルを瓶に安定して支持することができないおそれがある。
こうした問題を解決すべく、下記特許文献3に見られるような瓶用表示具を採用することも考えられる。詳しくは、側板、表示板、蓋板、及び係止片が一体に形成された基材を複数回折り曲げることで、断面逆三角形状箱体の収納部を有する瓶用表示具が組み立てられる。
また、下記特許文献4に見られるような宣伝広告具を採用することも考えられる。詳しくは、天板と、その前後端にそれぞれ折線を介して連設された表板及び背板と、表板下端に折線を介して連設されて且つ背板に糊付片を介して連設された瓶首嵌入板と、表板の両側端からそれぞれ折線を介して連設され相互に係合できるようにした1対の抱込板とからなる基材を、上記瓶用表示具と同様に複数回折り曲げることで、広告宣伝具が組み立てられる。
実用新案登録第3027446号公報 特開2001−166691号公報 実用新案登録第2574769号公報 特開2000−98895号公報
しかしながら、上記特許文献3,4に記載された首掛け表示具では、容器の首部に対して表示具を安定して支持することはできるものの、構成が複雑であるため、表示具の組み立てに要する作業負荷が大きい。
特に、店頭の陳列商品に首掛け表示具を取り付ける場合、商品の売れ行きが良く、首掛け表示具を頻繁に取り付けなければならなかったり、陳列商品の数が多かったりする状況においては、首掛け表示具の組み立てに要する作業負荷が過大となることが懸念される。このように、首掛け表示具は、未だ改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な構成で容器の首部に安定して支持することのできる首掛け表示具を提供することにある。
上記課題を解決すべく、第1の発明の首掛け表示具は、容器の首部に支持される首掛け表示具であって、前記首部に沿って上下に延びる筒状の支持部と、該支持部の外周側に配置されて所定の表示を行う表示部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、容器の首部に沿って上下に延びる筒状の支持部を備えることで、例えば平面的なシート状の基材に孔が形成された部材によって首部に支持する場合と比較して、首掛け表示具が過度に傾斜した状態で首部に支持されることを回避することができる。すなわち、筒状をした簡易な構成の支持部によって、首掛け表示具を首部に安定して支持することができる。
第2の発明の首掛け表示具は、シート状に形成されたラベル基材の長手方向における両端部のうち、一方に、前記ラベル基材の幅方向において、一方の外縁から延びる第1切り込みが設けられ、他方に、前記ラベル基材の幅方向において、他方の外縁から延びる第2切り込みが設けられ、前記支持部は、前記ラベル基材のうち、前記第1切り込み及び前記第2切り込み同士を嵌め合わせて筒状にした部分からなることを特徴とする。
本発明では、ラベル基材に上記態様にて第1切り込み及び第2切り込みが設けられている。そして、これら切り込み同士を嵌め合わせると、ラベル基材のうち筒状にした部分からなる支持部が形成される。より具体的には、首掛け表示具の平面視において、ラベル基材の長手方向における両端部付近であって且つラベル基材が直線的に交差する直線部と、ラベル基材の長手方向において上記直線部から中央側に向かうに従って曲率が大きくなるように湾曲する湾曲部とからなる支持部が形成される。
こうした構成において、支持部に容器の首部が挿入される際、湾曲部の内径が容器の首部によって押し広げられる。このため、湾曲部が元の状態に戻ろうとして、湾曲部によって容器の首部が締め付けられる。これにより、首掛け表示具を容器の首部にいっそう安定させて支持することができる。
また、首掛け表示部の組み立て作業が、ラベル基材に設けられた第1切り込み及び第2切り込み同士を嵌め合わせるだけの作業となる。このため、首掛け表示具の組み立てに要する作業負荷を低減させることができる。
さらに、首掛け表示具を運搬したり保管したりする場合、首掛け表示具をシート状の平坦な部材として取り扱うことができるため、運搬時等において首掛け表示具が嵩張ることを回避することができる。
第3の発明の首掛け表示具は、前記ラベル基材は、略長方形状の帯部と、該帯部の長手方向における両端のそれぞれに該帯部と一体に形成された一対の分割表示部とからなり、前記第1切り込み及び前記第2切り込みはそれぞれ、前記一対の分割表示部のそれぞれと前記帯部との境界上に設けられていることを特徴とする。
本発明では、一対の分割表示部のそれぞれと帯部との境界上に、第1切り込み及び第2切り込みをそれぞれ設けている。そして、これら第1切り込み及び第2切り込み同士を嵌め合わせると、ラベル基材のうち筒状にした部分からなる支持部が形成される。より具体的には、首掛け表示具の平面視において、帯部の長手方向における両端部付近であって且つ帯部が直線的に交差する直線部と、帯部の長手方向において直線部から中央側に向かうに従って曲率が大きくなるように湾曲する湾曲部とからなる支持部が形成される。
また、第1切り込み及び第2切り込み同士を嵌め合わせることで、上記表示部は、首掛け表示具の平面視において、一対の分割表示部が支持部の外周側にV字状をなすように飛び出して配置される。
こうした構成によれば、直線部によって表示部を容器の中心軸線から容器の外周側に向かって離間させることと、首掛け表示具の平面視において、一対の分割表示部が支持部の外周側にV字状をなすように飛び出して配置されることとが相俟って、表示部に立体感を好適に持たせることができる。これにより、商品の広告宣伝効果を向上させることができ、ひいては首掛け表示具によって他の商品との差別化を好適に図ることができる。
組み立て前の首掛け表示具を示す平面図。 組み立て後の首掛け表示具を示す斜視図。 首掛け表示具を容器の首部に支持した状態を示す側面図及び平面図。 別例における組み立て前の首掛け表示具を示す平面図。 別例における組み立て前後の首掛け表示具を示す平面図。 別例における組み立て前後の首掛け表示具を示す平面図。 別例における組み立て後の首掛け表示具を示す平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。本実施形態では、首部を有する飲料用の容器に適用される宣伝広告用の首掛け表示具について具体化している。なお、図1は、組み立て前の首掛け表示具を示す平面図、図2は、組み立て後の首掛け表示具を示す斜視図、図3(a),(b)は、首掛け表示具を容器の首部に支持した状態を示す側面図、平面図である。但し、図3(b)では、説明の便宜上、厚み寸法を実際の厚み寸法よりも大きく表示している。
図1に示すように、首掛け表示具は、シート状に形成された可撓性を有するラベル基材10よりなるものである。好ましくは、ラベル基材10は、弾性を有する(復元性を有する)ものである。なお、ラベル基材10の材質としては、例えば、上質紙やコート紙等の紙素材や、ユポ(登録商標)等の合成紙、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂が挙げられる。また、本実施形態において、ラベル基材10の厚みとして、具体的には例えば0.1mm〜1mm程度のものを想定している。
ラベル基材10は、帯部11と、一対の分割表示部である第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bとが一体に形成されてなる部材である。詳しくは、帯部11は、ラベル基材10の長手方向に延びる長方形状をなし、後述する支持部を形成するものである。なお、帯部11の長手方向の長さは、例えば適用対象となる容器の首部の形状に応じて決定すればよい。
上記第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bのそれぞれは、帯部11の長手方向における両端(帯部11の両短辺)のそれぞれにこの帯部11と一体に形成されており、広告宣伝用の所定の表示を行うためのものである。また、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bのそれぞれは、ラベル基材10の幅方向における長さが帯部11の幅より長いものである。
より具体的には、第1分割表示部12aは、ラベル基材10の長手方向において、帯部11の長手方向の端辺(右短辺)を通る仮想線(図中、二点鎖線)から帯部11の外側に向かって延びるように形成される部分と、帯部11の幅方向の一方の外縁(長辺)から外側(上側)において、上記仮想線から帯部11の長手方向中央側に延びるように形成される部分(延設部12c)とからなる。
また、第2分割表示部12bは、ラベル基材10の長手方向において、帯部11の長手方向の端辺(左短辺)を通る仮想線(図中、二点鎖線)から帯部11の外側に向かって延びるように形成されている。
なお、本実施形態では、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bのそれぞれは、所定の形状(クリスマスツリーの形状)をラベル基材10の長手方向に2分割したもののそれぞれとされている。
ラベル基材10の長手方向における両端部のうち、一方(右側)には、ラベル基材10の幅方向において、一方の外縁(下端)から延びる線状の第1切り込み13aが設けられている。また、他方(左側)には、ラベル基材10の幅方向において、他方の外縁(第1切り込み13aが設けられた外縁とは反対側の外縁:上端)から延びる第2切り込み13bが設けられている。
具体的には、第1切り込み13aは、帯部11と第1分割表示部12aとの境界(帯部11の右短辺を通る上記仮想線)上に、帯部11の幅方向における下端から中央に達するように設けられている。また、第2切り込み13bは、帯部11と第2分割表示部12bとの境界(帯部11の左短辺を通る上記仮想線)上に、帯部11の幅方向における上端から中央に達するように設けられている。つまり、帯部11の幅方向において、第1切り込み13aの長さと第2切り込み13bの長さとを合わせたものが帯部11の幅(短辺の長さ)となっている。これは、第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士を嵌め合わせて首掛け表示具を組み立てた場合、帯部11の両端が幅方向にずれることで、首掛け表示具の見栄えが悪くなることを回避するためである。
なお、本実施形態では、第1切り込み13aが、ラベル基材10の幅方向において、帯部11を挟んで延設部12cの反対側に設けられている。これは、首掛け表示具を組み立てる際に、第1分割表示部12aの延設部12cと第2分割表示部12bとの干渉を回避するためである。これにより、第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士を嵌め合わせやすくすることができ、首掛け表示具を組み立てやすくすることができる。
次に、本実施形態にかかる首掛け表示具の組み立てについて説明する。
本実施形態では、ラベル基材10の両端部に設けられた第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士を嵌め合わせることで、図2に示すように、首掛け表示具14が組み立てられる。ここで、第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士の嵌め合いによって、ラベル基材10のうち帯部11が上下に延びる筒状の支持部15となる。
また、第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士を嵌め合わせることで、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bによってクリスマスツリーを表示する表示部(以下、3Dポップ表示部12)が形成される。
続いて、図3を用いて、首掛け表示具14を容器の首部に支持する構成について説明する。
まず、容器の形状について説明する。図3(a)に示すように、容器16は、首部16aと、首部16aよりも外径の大きい胴部16bとを有している。詳しくは、首部16aから胴部16bにかけて容器16の横断面積が徐々に大きくなっている。このような容器16の首部16aに首掛け表示具14の筒状の支持部15を挿入することで、上下に筒状に延びる支持部15によって首掛け表示具が首部16aに沿って支持される。
ここで、図3(b)を用いて支持部15の構成についてより詳しく説明する。
支持部15は、首掛け表示具14の平面視において、帯部11の長手方向における両端部付近であって且つ帯部11が直線的に交差する直線部15aと、帯部11の長手方向において、直線部15aから中央側に向かうに従って曲率が大きくなるように湾曲する湾曲部15bとからなる。なお、支持部15を容器の首部16aに挿入する前は、支持部15の内径が容器の首部16aの外径よりも小さくなるように支持部15が形成されている。
こうした構成において、容器の首部16aに支持部15が挿入されると、湾曲部15bが押し広げられる。このため、ラベル基材10の有する復元性によって湾曲部15bが元の状態に戻ろうとして、湾曲部15bによって容器の首部16aが締め付けられる。これにより、首掛け表示具14を安定して支持することができる。
ここで、同図に示すように、支持部15が直線部15aを有するため、支持部15のうちラベル基材10が交差する部分を、容器16の中心軸線から距離Aだけ容器16の外周側に向かって離間させることができる。すなわち、ラベル基材10が交差する部分に隣接した3Dポップ表示部12を、容器16の中心軸線から容器16の外周側に向かって距離Aだけ離間させることができる。これにより、3Dポップ表示部12に立体感を持たせることができる。
さらに、これと合わせて、同図に示すように、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12b同士が、支持部15の外周側にV字状をなすように(所定の角度Bをなして)飛び出して配置されることで、3Dポップ表示部12にいっそう立体感を持たせることができる。
なお、首掛け表示具14の平面視において、3Dポップ表示部12が容器16の外形からはみ出さないようになっている。これにより、首掛け表示具14が取り付けられた商品が陳列された場合に、首掛け表示具14が互いに隣り合う商品と干渉することを回避できる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
ラベル基材10の長手方向における両端部のうち、一方に、ラベル基材10の幅方向において下端から延びる線状の第1切り込み13aを設け、他方に、ラベル基材10の幅方向において上端から延びる第2切り込み13bを設けた。より具体的には、帯部11と第1分割表示部12aとの境界(帯部11の右短辺を通る上記仮想線、先の図1参照)上に、帯部11の幅方向における下端から中央に達するように第1切り込み13aを設け、帯部11と第2分割表示部12bとの境界(帯部11の左短辺を通る上記仮想線、先の図1参照)上に、帯部11の幅方向における上端から中央に達するように第2切り込み13bを設けた。
こうした構成において、ラベル基材10の第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士を嵌め合わせると、直線部15a及び湾曲部15bからなって且つ上下に延びる筒状の支持部15が形成される。この支持部15によれば、簡易な構成によって首掛け表示具14が容器の首部16aに安定して支持可能となる。したがって、例えば3Dポップ表示部12が重かったり、首掛け表示具14に販売促進用の景品が固定されたりする場合であっても、首掛け表示具14が過度に傾斜した状態で支持されることを回避できる。
また、首掛け表示具14の運搬時や保管時において、首掛け表示具14をシート状の平坦なラベル基材10として取り扱うことができるため、運搬時等において首掛け表示具14が嵩張ることを回避することができる。したがって、単位容積あたりに運搬可能な首掛け表示具14の数を増やすことができ、運搬効率を向上させることができる。
さらに、第1切り込み13a及び第2切り込み13b同士の嵌め合いによって、首掛け表示具14の平面視において、これら分割表示部12a,12b同士が支持部15の外周側にV字状をなすように飛び出して配置される構成とした。こうした構成と合わせて、支持部15の直線部15aによって3Dポップ表示部12を容器16の中心軸線から離間させる構成を採用することで、3Dポップ表示部12にいっそう立体感を持たせることができる。これにより、商品の視認性を高めたり、商品をアピールしたりする等、商品の広告宣伝効果をいっそう向上させることができる。したがって、首掛け表示具14によって他の商品との差別化を好適に図ることができる。
なお、帯部11の長手方向における両端辺を通る仮想線上のそれぞれに第1切り込み13a及び第2切り込み13bのそれぞれを設けることで、首掛け表示具14を組み立てた場合に第1分割表示部12a及び第2分割表示部12b同士が隙間なく隣接するようにした。これにより、3Dポップ表示部12の見栄えをよくすることができる。
また、第1分割表示部12aが延設部12cを有する構成とした。このため、3Dポップ表示部12に更なる立体感を持たせることができる。しかも、第1分割表示部12aのうち第1切り込み13aを通る仮想線上付近の部分によって第2分割表示部12bを支持することができるため、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12b同士をずれにくくすることもできる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bの形状としては、上記実施形態に例示した形状に限らない。例えば、図4(a)に示すように、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bのそれぞれが、ラベル基材10の幅方向と平行な軸線に対して対称な形状であってもよい。なお、図に示す例では、ラベル基材10の長手方向において、帯部11の長手方向両端を通る仮想線よりも帯部11の外側に向かって延びるように第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bのそれぞれが形成されている。すなわち、分割表示部に延設部が形成されていない。この場合、延設部12cと第2分割表示部12bとの干渉が問題とならないことから、第1切り込み13a及び第2切り込み13bを設ける位置の自由度が大きくなる。
(2)切り込みを設ける位置としては、一対の分割表示部12a,12bのそれぞれと帯部11との境界上に限らない。例えば、図4(b)に示すように、帯部11と一対の分割表示部12a,12bとの境界(帯部11の短辺を通る仮想線)上から帯部11の長手方向中央側にずれた位置に、第1切り込み17aや第2切り込み17bを設けてもよい。
なお、この場合、帯部11のうち、帯部11の長手方向において、第1切り込み17a,第2切り込み17bよりも第1分割表示部12a,第2分割表示部12b側を3Dポップ表示部の一部として使用することができる。
(3)上記実施形態では、広告宣伝表示用の表示部を分割する構成を採用したが、分割しない構成を採用してもよい。具体的には例えば、図5(a)に示すように、長方形状のラベル基材20の中央において、ラベル基材20の幅方向の外縁間を結ぶ一対の折り目線21(図中二点鎖線)を形成し、ラベル基材20のうち、これら一対の折り目線21で挟まれた領域を平面部22とする。そして、ラベル基材20の長手方向における両端部のうち、一方に、ラベル基材20の幅方向において、一方の外縁から中央に達する第1切り込み23aを設け、他方に、ラベル基材20の幅方向において、第1切り込み23aが設けられた外縁とは反対側の外縁から中央に達する第2切り込み23bを設ける。そして、平面部22には、所定の広告宣伝表示を行うための表示部材24を、固定手段を介して固定する。ここで固定手段としては例えば、接着剤や、接着テープ、ステープラの針(ステープル)が挙げられる。
こうした構成において、図5(b)に示すように、ラベル基材20を折り目線21で折り曲げた後、第1切り込み23a及び第2切り込み23b同士を嵌め合わせると、首掛け表示具14が組み立てられる。詳しくは、ラベル基材20のうち、第1切り込み23a及び第2切り込み23b同士を嵌め合わせて筒状にした部分が支持部25となる。そして、容器の首部16aに支持部25が挿入されると、支持部25が押し広げられる。このため、支持部25が元の状態に戻ろうとして、支持部25によって容器の首部16aが締め付けられ、首掛け表示具が容器の首部16aに安定して支持される。
ここで、支持部25が上記直線部15aを有さないことから、容器16の中心軸線から表示部材24を大きく離間させることができないものの、平面部22が容器16の側面に略平行な面となる。このため、この面に固定される表示部材24によって陳列商品に取り付けられた首掛け表示具14の視認性を向上させることができ、陳列商品の広告宣伝効果を向上させることはできる。
ちなみに、先の図5(a)において二点鎖線部(α,β)にて示すように、ラベル基材20の長手方向両端部のそれぞれにおいて、同方向に沿って所定間隔で第1切り込み23a及び第2切り込み23bのそれぞれを複数(図中、3つを例示)設けてもよい。こうした構成によれば、支持部25の長さを調節することができるため、首部16aの形状が相違する容器16に対して、1つの首掛け表示具14で対応することができる。なお、複数の切り込みを、ラベル基材20の長手方向両端部のうちいずれか一方のみに設けてもよい。
また、上記表示部材24に代えて、平面部22を所定の広告宣伝表示を行うための表示部として用いてもよい。
更に、図6(a)に示すように、平面部22をラベル基材20の長手方向における中央から端側にずらした位置としてもよい。この場合であっても、図6(b)に示すように、容器の首部16aに支持部25が挿入されると、支持部25によって首部16aが締め付けられることで、首掛け表示具が容器の首部16aに安定して支持される。
(4)上記実施形態では、運搬時等において首掛け表示具14が嵩張ることを回避すべく、首掛け表示具14を組み立て式のものとしたがこれに限らない。例えば、図7(a)に示すように、容器の首部16aに沿って上下に延びる筒状の支持部材26と、この支持部材26の外周側に上記固定手段によって固定され、所定の広告宣伝表示を行う表示部材27とからなる首掛け表示具14であってもよい。
ここで、表示部材27としては、例えば平面形状や立体形状のものを採用することができる。
また、支持部材26としては、例えば、帯状(長方形状)のシート材の長手方向の両端部同士を、固定手段によって固定して上下に伸びる筒形状にしたものを採用してもよい。この場合、首掛け表示具14を安定して支持することはできる。
さらに、支持部材26としては例えば、図7(b)に示すように、首掛け表示具14の平面視において、シート材の長手方向における両端部付近であって且つシート材が直線的に交差する直線部26aと、シート材の長手方向において直線部26aから中央側に向かうに従って曲率が大きくなるように湾曲する湾曲部26bとが形成されるものを採用してもよい。ここで表示部材27を、支持部材26のうちシート材の交差部分に固定手段によって固定すればよい。この場合、直線部26aによって表示部材27を容器16の中心軸線から離間させることができるため、表示部材27に立体感を持たせることはできる。
(5)上記実施形態において、切り込みとしては線状のものに限らず、例えば三角形状のものであってもよい。
(6)帯部11の幅方向における切り込みの長さとしては、上記実施形態に例示したものに限らない。例えば、切り込みの長さを、帯部11の幅方向において、外縁から中央に達しない長さとしたり、外延から中央を超える長さとしたりしてもよい。なお、この場合、第1切り込み13aの長さと第2切り込み13bの長さとの加算値を帯部11の幅(短辺の長さ)よりも長くしたり、短くしたりしてもよい。
(7)上記実施形態では、延設部12cを第1分割表示部12aのみに形成したがこれに限らない。第1分割表示部12aに加えて、第2分割表示部12bに形成してもよい。具体的には、ラベル基材10の幅方向において、帯部11を挟んで第2切り込み13bの反対側に延設部を形成すればよい。この場合、双方の延設部によって、第1分割表示部12a及び第2分割表示部12bのうち一方を他方によって支持することができ、これら分割表示部のずれを好適に回避することができる。
(8)上記実施形態では、首部を有する飲料用の容器に首掛け表示具14を適用したがこれに限らない。例えば、首部を有する容器ならば、その他の飲食用(調味料用)の容器や、飲食用以外の容器に適用してもよい。
10…ラベル基材、12…表示部としての3Dポップ表示部、12a…第1分割表示部、12b…第2分割表示部、13a…第1切り込み、13b…第2切り込み、14…首掛け表示具、15…支持部。

Claims (3)

  1. 容器の首部に支持される首掛け表示具であって、
    前記首部に沿って上下に延びる筒状の支持部と、
    該支持部の外周側に配置されて所定の表示を行う表示部と、
    を備えることを特徴とする首掛け表示具。
  2. シート状に形成されたラベル基材の長手方向における両端部のうち、一方に、前記ラベル基材の幅方向において、一方の外縁から延びる第1切り込みが設けられ、他方に、前記ラベル基材の幅方向において、他方の外縁から延びる第2切り込みが設けられ、
    前記支持部は、前記ラベル基材のうち、前記第1切り込み及び前記第2切り込み同士を嵌め合わせて筒状にした部分からなることを特徴とする請求項1記載の首掛け表示具。
  3. 前記ラベル基材は、略長方形状の帯部と、該帯部の長手方向における両端のそれぞれに該帯部と一体に形成された一対の分割表示部とからなり、
    前記第1切り込み及び前記第2切り込みはそれぞれ、前記一対の分割表示部のそれぞれと前記帯部との境界上に設けられていることを特徴とする請求項2記載の首掛け表示具。
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