JP2012171787A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかご内の非常呼びボタンが押された場合に、乗りかご内の乗客の有無を乗りかごの外部から確認する。
【解決手段】実施形態によれば、動作時に乗りかご内の乗客の有無を検出するセンサと、乗りかご内からの非常呼びの操作を受け付ける非常呼びボタンと、非常呼びボタンが操作された場合に、通話装置に呼び出し信号を出力する呼び出し信号出力部と、非常呼びボタンが操作された場合にセンサを起動するセンサ起動処理部と、通話装置が応答するまでの当該センサの動作時間を計測する動作時間計測部と、通話装置が応答するまでにおいて、起動したセンサによる検出結果をもとに、乗りかご内の乗客がいることの検出時間を計測する検出時間計測部と、動作時間計測部により計測した時間と検出時間計測部により計測した時間との関係をもとに、乗りかご内に乗客が乗車しているか否かを判別する判別手段と、判別結果を通話装置に併設される報知装置に報知する報知手段とをもつ。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、乗りかご内の非常呼びボタンの操作により外部の通話装置が応答するエレベータに関する。
従来、エレベータの乗りかご内に乗客が閉じ込められた等の非常時に、乗客が乗りかごの外部、例えばエレベータ設置建物内の管理室との連絡をとるために乗りかご内の非常呼びボタンを押すと、乗りかご内のインターホンと乗りかご外部のインターホン親機との間の通話が可能になり、現在の状況を外部に連絡することができる。
特開平7−21482号公報 特開平6−219660号公報 実開平7−36295号公報
乗りかご内の非常呼びボタンが押された場合、インターホンの応答先の管理人などは、インターホンによる音声通話のみでは、乗客が乗りかごの中に居るかどうかを正確に確認することができない場合がある。
具体的には、乗りかご内の非常呼びボタンは、非常時でないにも関わらず悪戯で押される可能性があり、この場合、乗りかご内の非常呼びボタンが押されても、乗りかご内から乗客は立ち去っている。この場合、非常呼びボタンが押されることにより乗りかご内のインターホンと管理室のインターホン親機との間の通話回線が確立されて、管理人がインターホン親機により乗りかご内への呼びかけを行なっても返事がない事になる。
乗りかごからの返事がない場合、前述したように非常呼びボタンが悪戯で押された可能性があるが、乗りかご内の乗客が急病人であったり言葉が不自由な乗客であったりする結果、乗りかご内からの返事がない可能性もある。よって、乗りかご内からの返事がない場合であっても、管理人は、その都度現場に出向いて乗りかご内を確認する必要があった。
本発明が解決しようとする課題は、乗りかご内の非常呼びボタンが押された場合に、乗りかご内の乗客の有無を乗りかごの外部から確認することが可能になるエレベータを提供することにある。
実施形態によれば、動作時に乗りかご内の乗客の有無を検出するセンサと、前記乗りかごの外の通話装置を呼び出すための、前記乗りかご内からの非常呼びの操作を受け付ける非常呼びボタンと、前記非常呼びボタンが操作された場合に、前記通話装置に呼び出し信号を出力する呼び出し信号出力部と、前記非常呼びボタンが操作された場合に前記センサを起動するセンサ起動処理部と、前記呼び出し信号により前記通話装置が応答するまでの当該センサの動作時間を計測する動作時間計測部と、前記呼び出し信号により前記通話装置が応答するまでにおいて、前記起動したセンサによる検出結果をもとに、前記乗りかご内の乗客がいることの検出時間を計測する検出時間計測部と、前記動作時間計測部により計測した時間と前記検出時間計測部により計測した時間との関係をもとに、前記乗りかご内に乗客が乗車しているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果を前記通話装置に併設される報知装置に報知する報知手段とをもつ。
実施形態におけるエレベータの構成の概要を示すブロック図。 実施形態におけるエレベータのセンサ制御装置の機能構成例を示すブロック図。 実施形態におけるエレベータのインターホン制御装置の機能構成例を示すブロック図。 実施形態におけるエレベータの乗りかご内の乗客有無の判別処理の手順の一例を示すフローチャート。 実施形態におけるエレベータの管理室の表示装置による表示内容の一例を示す図。 実施形態におけるエレベータの管理室の表示装置による表示内容の一例を示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態におけるエレベータシステムの構成の概要を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態におけるエレベータシステムは、センサ1、センサ制御装置2、表示装置3、非常呼びボタン4、インターホン制御装置5、インターホン親機6、インターホン9を有する。
センサ1、センサ制御装置2、非常呼びボタン4、インターホン制御装置5、インターホン9は乗りかご7内に設けられ、表示装置3とインターホン親機6とは併設され、これら表示装置3およびインターホン親機6は管理室8に設けられる。管理室8は、乗りかごの外部であれば、エレベータ設置建物外の遠隔監視センタなどであってもよい。
乗りかご7内のセンサ1はセンサ制御装置2に接続される。センサ制御装置2は、信号線を介して表示装置3に接続される。
インターホン制御装置5は、センサ制御装置2、非常呼びボタン4およびインターホン9に接続される。また、インターホン制御装置5は、通話回線を介して管理室8のインターホン親機6と接続される。
センサ1は、例えば赤外線センサであり、乗りかご7内に乗客がいる場合、これを検出する。本実施形態では、センサ1は、乗りかご7内に乗客がいる事を検出している間は、この検出していることを示す乗客検出信号を連続して出力し、乗りかご7内に乗客がいる事を検出しなくなった場合、乗客検出信号の出力を停止する。
非常呼びボタン4は、図示しないかご内操作盤に取り付けられ、この非常呼びボタンが操作された場合には、インターホン制御装置5が管理室8のインターホン親機6に呼び出し信号を出力し、管理人等がインターホン親機6の呼び出しに気付いて当該インターホン親機6の応答用のボタンを操作するなどして、このインターホン親機6が応答した場合には、乗りかご7内のインターホン9とインターホン親機6との間の通話回線が確立され、乗りかご7内の乗客と管理人等との通話が可能になる。
本実施形態では、センサ1は、非常呼びボタン4が操作された場合に起動し、インターホン親機6が応答するまでの間、乗りかご7内に乗客がいるかどうかを検出し続ける。
センサ制御装置2は、センサ1が起動してからインターホン親機6が応答するまでの時間と、センサ1が起動してからインターホン親機6が応答するまでにセンサ1が乗客を検出した時間とを比較し、センサ1が起動してからインターホン親機6が応答するまでの時間に対して、センサ1が乗客を検出した時間の割合が所定の基準の割合以上であれば、乗りかご7内に乗客がいると判別し、この判別結果を表示装置3に表示させる。
また、乗りかご7内の乗客が、悪戯で非常呼びボタン4を押して、乗りかご7内から立ち去った場合には、センサ1が起動してからインターホン親機6が応答するまでの時間に対して、センサ1が乗客を検出した時間の割合が前述した所定の基準の割合未満となる。この場合、センサ制御装置2は、乗りかご7内に乗客がいないと判別し、この判別結果を表示装置3に表示させる。
図2は、実施形態におけるエレベータシステムのセンサ制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
乗りかご7内のセンサ制御装置2は、例えば乗りかご7の天井部分に設置され、非常呼び信号入力部21、センサ起動処理部22、センサ停止処理部23、乗客検出信号入力部24、センサ動作時間計測部25、乗客検出時間計測部26、応答通知信号入力部27、比較処理部28、乗客有無判別部29、乗客有無報知処理部30、記憶装置31を有する。
記憶装置31は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、非常呼び信号入力部21、センサ起動処理部22、センサ停止処理部23、乗客検出信号入力部24、センサ動作時間計測部25、乗客検出時間計測部26、応答通知信号入力部27、比較処理部28、乗客有無判別部29、乗客有無報知処理部30による処理動作のためのプログラムを記憶するほか、センサ動作時間記憶部32、乗客検出時間記憶部33を有する。
非常呼び信号入力部21は、非常呼びボタン4が押された事を示す非常呼び信号をインターホン制御装置5から入力する。
センサ起動処理部22は、非常呼び信号入力部21が非常呼び信号を入力した際にセンサ1を起動させる。
センサ停止処理部23は、インターホン親機6が応答した事を示す、後述する応答通知信号を応答通知信号入力部27が入力した場合にセンサ1を停止させる。
乗客検出信号入力部24は、起動したセンサ1が乗りかご7内に乗客がいる事を検出した場合に出力される乗客検出信号を入力する。
センサ動作時間計測部25は、センサ1が起動してから停止するまでのセンサ動作時間を計測し、この計測結果を記憶装置31のセンサ動作時間記憶部32に記憶する。
乗客検出時間計測部26は、センサ1が起動してから停止するまでの間に乗客検出信号入力部24が乗客検出信号を入力した時間を計測することで、センサ1が動作していた時間における乗りかご内7に乗客がいた時間である乗客検出時間を計測し、この計測結果を記憶装置31の乗客検出時間記憶部33に記憶する。
比較処理部28は、センサ1の停止後に、センサ動作時間計測部25により計測した時間と乗客検出時間計測部26が計測した時間とを比較する。
乗客有無判別部29は、比較処理部28による比較結果をもとに、センサ動作時間計測部25により計測した時間に対する乗客検出時間計測部26が計測した時間の割合が所定の基準の割合以上であれば、乗りかご7内に乗客がいると判別し、センサ動作時間計測部25により計測した時間に対する乗客検出時間計測部26が計測した時間の割合が前述した所定の基準の割合未満であれば、乗りかご7内に乗客がいないと判別する。
乗客有無報知処理部30は、乗客有無判別部29による判別結果にしたがったメッセージを生成して、表示装置3に表示させる。
図3は、実施形態におけるエレベータのインターホン制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
乗りかご7内のインターホン制御装置5は、例えば乗りかご7のかご操作盤内に設置され、非常呼び検出部51、非常呼び信号出力部52、応答通知信号出力部53、通話処理部54、記憶装置55を有する。
記憶装置55は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、非常呼び検出部51、非常呼び信号出力部52、応答通知信号出力部53、通話処理部54、呼出信号出力部56、応答検出部57による処理動作のためのプログラムを記憶する。
通話処理部54は、呼出信号出力部56、応答検出部57を有し、インターホン9とインターホン親機6との間の通話処理を行なう。
非常呼び検出部51は、非常呼びボタン4が操作された場合にこれを検出する。非常呼び信号出力部52は、非常呼びボタン4が操作された事を非常呼び検出部51が検出した場合に、非常呼びボタン4が押された事を示す非常呼び信号をセンサ制御装置2に出力する。
呼出信号出力部56は、非常呼びボタン4が操作された事を非常呼び検出部51が検出した場合に、インターホン親機6に、通話回線を確立するための呼び出し信号を出力する。
応答検出部57は、呼び出し信号の出力によりインターホン親機6が応答して通話回線が確立された場合に、これを検出する。
応答通知信号出力部53は、応答検出部57がインターホン親機6の応答を検出した場合には、これを示す応答通知信号をセンサ制御装置2に出力する。
次に、以上説明した構成のエレベータシステムにおける、非常呼びボタン4が押された場合における乗りかご7内の乗客の有無を判別するための動作について説明する。図4は、実施形態におけるエレベータの乗りかご内の乗客有無の判別処理の手順の一例を示すフローチャートである。
初期状態として、センサ1は停止しているとする。乗りかご7内の乗客が非常呼びボタン4を押すと(ステップS1のYES)、インターホン制御装置5の非常呼び検出部51は、非常呼びボタン4が押された事を検出する。すると、呼出信号出力部56は、インターホン親機6に呼び出し信号を出力し(ステップS2)。
そして、非常呼び信号出力部52は、非常呼び信号をセンサ制御装置2に出力する(ステップS3)。
センサ制御装置2の非常呼び信号入力部21が非常呼び信号出力部52からの非常呼び信号を入力すると、センサ起動処理部22は、センサ1を起動させる(ステップS4)。
すると、センサ動作時間計測部25は、センサ動作時間の計測を開始する(ステップS5)。
センサ1を起動後、センサ1が乗りかご7内に乗客がいることを検出して乗客検出信号を出力して、この乗客検出信号を乗客検出信号入力部24が入力すると、乗客検出時間計測部26は、乗客検出時間の計測を開始する。
この乗客検出時間の計測開始後に、乗りかご1内から乗客がいなくなり、センサ1が乗りかご7内に乗客がいることを検出しなくなることで乗客検出信号を出力が停止して、乗客検出信号入力部24が乗客検出信号を入力しなくなると、乗客検出時間計測部26は、乗客検出時間の計測を終了し、この終了までに計測した乗客検出時間を記憶装置31の乗客検出時間記憶部33に記憶する。
また、この計測終了後に乗りかご1内に乗客が再度乗車して、センサ1が乗りかご7内に乗客がいることを検出して乗客検出信号を出力して、この乗客検出信号を乗客検出信号入力部24が入力すると、乗客検出時間計測部26は、乗客検出時間の計測を再度開始する。
センサ動作時間の計測の開始後、前述した呼び出し信号により、インターホン親機6が応答して(ステップS6のYES)、インターホン9とインターホン親機6との通話回線が確立すると(ステップS7)、インターホン制御装置5の応答検出部57がインターホン親機6の応答を検出し、応答通知信号出力部53は、応答通知信号をセンサ制御装置2に出力する(ステップS8)。これにより、通話処理部54を介して、インターホン9とインターホン親機6との間の通話が可能になる。
センサ制御装置2の応答通知信号入力部27が応答通知信号出力部53からの応答通知信号を入力すると、センサ停止処理部23は、センサ1を停止させる(ステップS9)。乗客検出時間計測部26は、乗客検出時間の計測中である場合、センサ1の停止とともに乗客検出時間の計測を終了し、この終了までに計測した乗客検出時間を記憶装置31の乗客検出時間記憶部33に記憶する。
そして、センサ動作時間計測部25は、センサ1の停止とともにセンサ動作時間の計測を終了し、この終了までに計測したセンサ動作時間を記憶装置31のセンサ動作時間記憶部32に記憶する(ステップS10)。
そして、比較処理部28は、記憶装置31のセンサ動作時間記憶部32に記憶される、センサ動作時間の計測結果を読み出し、記憶装置31の乗客検出時間記憶部33に記憶される、乗客検出時間の計測結果を読み出す。
ここで、比較処理部28は、センサ1の動作中に、乗客が乗りかご7内の降車及び再度の乗車を行なったことで、乗客検出時間記憶部33に乗客検出時間の計測結果が複数記憶されている場合には、これらの計測結果の時間を合算したものを乗客検出時間の計測結果として読み出す。
比較処理部28は、この読み出したセンサ動作時間と乗客検出時間とを比較する(ステップS11)。
乗客有無判別部29は、比較処理部28による比較結果をもとに、センサ動作時間に対する乗客検出時間の割合が所定の基準の割合以上であれば(ステップS12のYES)、乗りかご7内に乗客がいると判別する。この場合、乗客有無報知処理部30は、乗りかご7内で非常呼びがなされ、この乗りかご7内に乗客がいる旨およびエレベータの設置建物の情報および号機情報を示すメッセージを生成して出力し、表示装置3に表示させる(ステップS13)。
一方、乗客有無判別部29は、センサ動作時間に対する乗客検出時間の割合が前述した所定の基準の割合未満であれば(ステップS12のNO)、乗りかご7内に乗客がいない可能性が高いと判別する。この場合、乗客有無報知処理部30は、乗りかご7内で非常呼びがなされたが、この乗りかご7内に乗客がいない可能性が高い旨、およびエレベータの設置建物の情報および号機情報を示すメッセージを生成して出力し、表示装置3に表示させる(ステップS14)。
図5および図6は、実施形態におけるエレベータの管理室の表示装置による表示内容の一例を示す図である。
図5は、表示装置3における、乗りかご7内で非常呼びがなされ、この乗りかご7内に乗客がいる旨を示すメッセージの表示画面である。図6は、表示装置3における、乗りかご7内で非常呼びがなされたが、この乗りかご7内に乗客がいない可能性が高い旨を示すメッセージの表示画面である。
以上のように、実施形態におけるエレベータシステムでは、非常呼びボタンが操作された場合にセンサを起動し、呼び出し信号によりインターホン親機が応答するまでのセンサの動作時間を計測し、応答するまでにおいて、起動したセンサによる検出結果をもとに、乗りかご内の乗客の検出時間を計測し、これら計測した時間との関係をもとに、乗りかご内に乗客が乗車しているか否かを判別して、この判別結果を乗りかご外の表示装置に表示する。
よって、非常呼びボタンが押された乗りかご内に乗客がいるか否かを乗りかご外の管理人が把握することができる。よって、管理人は、悪戯により非常呼びボタンが押されたか、非常時に非常呼びボタンが押されたかを容易に把握することができる。このため、乗りかご外の管理人は、非常呼びボタンが押されたが乗りかご内に乗客がいないとの判別結果が表示装置に表示された場合には、管理人は、悪戯により非常呼びがなされたとみなして、現場に向かう必要がないといった判断を行なうことができ、別途発生する可能性のある非常時に備えることができる。
また、本実施形態では、悪戯でなく、非常時に乗客が非常呼びボタンを操作した場合で、乗りかご内の乗客が急病人であったり言葉が不自由な乗客であったりする結果、インターホンによる通話が行なえない場合でも、乗りかご内に乗客がいるとの判別結果を乗りかご外に報知するので、乗りかご外の管理人は、非常呼びがなされたが、インターホンによる乗りかご側への呼びかけに応じないといった場合でも、乗りかご内に乗客がいるとの判別結果の報知を確認することで、悪戯ではなく乗りかご内に乗客がいるとして、現場に向かう必要があるといった判断を行なうことができる。
また、本実施形態では、乗りかご内で非常呼びがなされた際に、乗りかご内の乗客の有無の判別結果を乗りかご外に報知するので、乗りかご内に監視カメラを取り付けるなどして管理人が乗りかご内の様子を確認せずとも、乗りかご内の乗客の有無を判断でき、管理対象のエレベータが多数にわたる場合に、非常呼びがなされた際に、管理人等による乗りかご内の乗客の有無の判断にかかる負担を大幅に減少させることができる。
また、本実施形態では、乗りかご内で非常呼びがなされた際に、乗りかご内の乗客の有無の判別結果を乗りかご外の表示装置に表示させると説明したが、これに限らず、例えば、乗りかご内で非常呼びがなされた際の乗りかご内の乗客の有無の判別結果を示す音声メッセージを乗りかご外の音声出力装置により出力する構成であってもよい。
また、本実施形態では、非常呼びボタンが操作されると、通常のエレベータと同様に乗りかご内のインターホンとインターホン親機へ呼び出し信号が出力され、インターホン親機の応答により乗りかご内のインターホンとインターホン親機との間の通話が可能になるので、乗りかご内で非常呼びがなされた際に乗りかご内の乗客の有無の判別するために、乗りかご内のインターホンとインターホン親機との間の通話を抑制したりすることはない。
この実施形態によれば、乗りかご内の非常呼びボタンが押された場合に、乗りかご内の乗客の有無を乗りかごの外部から確認することが可能になるエレベータを提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…センサ、2…センサ制御装置、3…表示装置、4…非常呼びボタン、5…インターホン制御装置、6…インターホン親機、7…乗りかご、8…管理室、9…インターホン、21…非常呼び信号入力部、22…センサ起動処理部、23…センサ停止処理部、24…乗客検出信号入力部、25…センサ動作時間計測部、26…乗客検出時間計測部、27…応答通知信号入力部、28…比較処理部、29…乗客有無判別部、30…乗客有無報知処理部、31,55…記憶装置、32…センサ動作時間記憶部、33…乗客検出時間記憶部、51…非常呼び検出部、52…非常呼び信号出力部、53…応答通知信号出力部、54…通話処理部、56…記憶装置、56…呼出信号出力部、57…応答検出部。

Claims (3)

  1. 動作時に乗りかご内の乗客の有無を検出するセンサと、
    前記乗りかごの外の通話装置を呼び出すための、前記乗りかご内からの非常呼びの操作を受け付ける非常呼びボタンと、
    前記非常呼びボタンが操作された場合に、前記通話装置に呼び出し信号を出力する呼び出し信号出力部と、
    前記非常呼びボタンが操作された場合に前記センサを起動するセンサ起動処理部と、
    前記呼び出し信号により前記通話装置が応答するまでの当該センサの動作時間を計測する動作時間計測部と、
    前記呼び出し信号により前記通話装置が応答するまでにおいて、前記起動したセンサによる検出結果をもとに、前記乗りかご内の乗客がいること検出時間を計測する検出時間計測部と、
    前記動作時間計測部により計測した時間と前記検出時間計測部により計測した時間との関係をもとに、前記乗りかご内に乗客が乗車しているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果を前記通話装置に併設される報知装置に報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記判別手段は、
    前記動作時間計測部により計測した時間に対する、前記検出時間計測部により計測した時間の割合が、前記乗りかご内に乗客が乗車している事を示す所定の基準以上の割合である場合に、前記乗りかご内に乗客が乗車していると判別し、
    前記動作時間計測部により計測した時間に対する、前記検出時間計測部により計測した時間の割合が、前記乗りかご内に乗客が乗車している事を示す所定の基準未満の割合である場合に、前記乗りかご内に乗客が乗車していないと判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記通話装置および前記報知装置は、エレベータの管理室に設置されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145749A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Tokyo Electric Power Co Inc:The 被曝線量低減対策を講じた昇降機
JP2015229571A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 東芝エレベータ株式会社 エレベータの警報システム

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