JP2012166396A - 画像形成システム、画像形成装置、及びその制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置での印刷を直ちに実行出来なくなった場合に、他の画像形成装置での該印刷の実行を可能とすると共に印刷物による情報漏えいを防止すること。
【解決手段】 第1の画像形成装置は、第1の画像形成装置の記憶部に記憶されている印刷ジョブのうち、入力されたユーザ認証情報に従って認証されたユーザの印刷ジョブを印刷し、印刷が失敗した場合に、該記憶部に記憶された該印刷ジョブに、印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する。そして、第2の画像形成装置は、入力されたユーザ認証情報に従って認証されたユーザの印刷ジョブであって、該記憶部に記憶されている失敗情報が設定された印刷ジョブを取得して印刷することを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】 第1の画像形成装置は、第1の画像形成装置の記憶部に記憶されている印刷ジョブのうち、入力されたユーザ認証情報に従って認証されたユーザの印刷ジョブを印刷し、印刷が失敗した場合に、該記憶部に記憶された該印刷ジョブに、印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する。そして、第2の画像形成装置は、入力されたユーザ認証情報に従って認証されたユーザの印刷ジョブであって、該記憶部に記憶されている失敗情報が設定された印刷ジョブを取得して印刷することを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成システム、画像形成装置、及びその制御方法、プログラムに関し、特に、画像形成装置での印刷を直ちに実行出来なくなった場合に、他の画像形成装置での印刷の実行を可能にする技術に関するものである。
従来、パソコンからプリンタに対して印刷指示がなされると、プリンタは当該印刷指示に応じて印刷処理を行っている。
このようなシステムにおいて、印刷処理を行うプリンタにトラブルが発生し、印刷処理が不可能となった場合は、印刷処理を直ちに続行することは困難である。
このようなシステムにおいて、印刷処理を行うプリンタにトラブルが発生し、印刷処理が不可能となった場合は、印刷処理を直ちに続行することは困難である。
そこで、特許文献1には、これを解決するため、プリンタのトラブルにより印刷処理が不可能となった場合、他のプリンタにより印刷処理を続行することを提案している。
また、近年、プリンタの記憶装置にパソコンからの印刷ジョブを記憶し、プリンタでユーザ認証がなされると、ユーザの指示に従って、当該認証されたユーザの印刷ジョブをプリンタの記憶装置から取得して印刷を行う仕組みが用いられている。
しかしながら、特許文献1で提案されている仕組みは、プリンタが、印刷途中でエラーを検出すると、代行出力が可能な他のプリンタを探索し、当該他のプリンタに代行出力を依頼し、当該他のプリンタが残りの印刷を行うだけであるため、以下に示す課題が発生し得る。
1.ユーザは、どこの他のプリンタから代行印刷がなされるのかを把握することが困難である。
2.ユーザが、代行印刷したい他のプリンタを選択することが出来ない。
1.ユーザは、どこの他のプリンタから代行印刷がなされるのかを把握することが困難である。
2.ユーザが、代行印刷したい他のプリンタを選択することが出来ない。
3.仮に、ユーザが、代行印刷したい他のプリンタを選択出来るようにしたとしても、その他のプリンタが他の処理を行っている場合は、直ぐに、代行印刷を行うことが出来ない可能性がある。
4.ユーザは、代行印刷が行われるときに、代行印刷が行われる場所(他のプリンタの場所)に居ないため、代行印刷された印刷物が他のユーザに見られてしまう恐れがある等、情報が漏えいする可能がある。
5.ユーザは、代行印刷が行われるときに、代行印刷がなされる場所に居ないため、代行印刷が行われていることを忘れてしまい、印刷物がそのまま放置され、情報が漏えいする可能性がある。
そこで、本発明は、第1の画像形成装置が、第1の画像形成装置の記憶部に記憶されている印刷ジョブのうち、入力されたユーザ認証情報に従って認証されたユーザの印刷ジョブを印刷し、印刷が失敗した場合に、該記憶部に記憶された該印刷ジョブに、印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定し、第2の画像形成装置が、入力されたユーザ認証情報に従って認証されたユーザの印刷ジョブであって、該記憶部に記憶されている失敗情報が設定された印刷ジョブを取得して印刷することにより、画像形成装置での印刷を直ちに実行出来なくなった場合に、他の画像形成装置での該印刷の実行を可能とすると共に印刷物による情報漏えいを防止することを目的とする。
本発明は、印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段を備えた第1の画像形成装置と、前記印刷ジョブを印刷する第2の画像形成装置とを含む画像形成システムであって、前記第1の画像形成装置は、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備え、前記第2の画像形成装置は、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段を備えた第1の画像形成装置と、前記印刷ジョブを印刷する第2の画像形成装置とを含む画像形成システムの制御方法であって、前記第1の画像形成装置の第1入力手段が、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力工程と、前記第1の画像形成装置の第1認証手段が、前記第1入力工程で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証工程と、前記第1の画像形成装置の第1印刷手段が、前記第1認証工程により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷工程と、前記第1の画像形成装置の設定手段が、前記印刷工程による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定工程と、前記第2の画像形成装置の第2入力手段が、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力工程と、前記第2の画像形成装置の第2認証手段が、前記第2入力工程で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証工程と、前記第2の画像形成装置の取得手段が、前記第2認証工程により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証工程により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得工程と、前記第2の画像形成装置の第2印刷手段が、前記取得工程で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段を備えた第1の画像形成装置と、前記印刷ジョブを印刷する第2の画像形成装置とを含む画像形成システムで実行可能なプログラムであって、前記第1の画像形成装置を、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段として機能させ、前記第2の画像形成装置を、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明は、印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段と、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備えた第1の画像形成装置と通信可能な第2の画像形成装置であって、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段と、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備えた第1の画像形成装置と通信可能な第2の画像形成装置の制御方法であって、前記第2の画像形成装置の第2入力手段が、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力工程と、前記第2の画像形成装置の第2認証手段が、前記第2入力工程で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証工程と、前記第2の画像形成装置の取得手段が、前記第2認証工程により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証工程により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得工程と、前記第2の画像形成装置の第2印刷手段が、前記取得工程で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段と、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備えた第1の画像形成装置と通信可能な第2の画像形成装置で読み取り実行可能なプログラムであって、前記第2の画像形成装置を、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段として機能させることを特徴とする。
本発明は、画像形成装置での印刷を直ちに実行出来なくなった場合に、他の画像形成装置での該印刷の実行を可能とすると共に印刷物による情報漏えいを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
図1は、本実施形態における情報処理システム(画像形成システム)のシステム構成を概略的に示す図である。
なお、図1に示す各種端末の構成は一例であり、目的や用途に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
図1は、本実施形態における情報処理システム(画像形成システム)のシステム構成を概略的に示す図である。
なお、図1に示す各種端末の構成は一例であり、目的や用途に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
複合機100、複合機101、複合機102、PC103、認証サーバ104は、それぞれ、ネットワーク(LAN)105を介して相互に通信可能に接続されている。
PC103、認証サーバ104は、いわゆるコンピュータである。また、複合機100、複合機101、複合機102は、少なくともプリンタの機能を備えた複合機である。なお、複合機100、複合機101、複合機102は、本発明の画像形成装置の適用例である。
以下、図2を用いて、図1に示したPC103、認証サーバ104のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示したPC103、認証サーバ104のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
以下、図2を用いて、図1に示したPC103、認証サーバ104のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示したPC103、認証サーバ104のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PC(情報処理装置)の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)やマウス等のポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)やマウス等のポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。
206はビデオコントローラで、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。ディスプレイ装置210は必要に応じて管理者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク105を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。
また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、上記プログラムの実行時に用いられるファイル及び各種テーブル等も、外部メモリ211に格納されている。
さらに、上記プログラムの実行時に用いられるファイル及び各種テーブル等も、外部メモリ211に格納されている。
次に、図3を用いて、本発明の画像形成装置としての複合機100、複合機101、複合機102を制御するコントローラユニットのハードウェア構成について説明する。
図3は、図1に示した複合機100、複合機101、複合機102のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、図1に示した複合機100、複合機101、複合機102のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク105)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。
302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。
304は外部記憶装置(ハードディスクドライブ(HDD))で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。
304は外部記憶装置(ハードディスクドライブ(HDD))で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(UI)308とのインタフェース部であり、操作部308に表示する画像データを操作部308に対して出力する。
また、操作部I/F307は、操作部308から本システム使用者が入力した情報をCPU301に伝える役割をする。
また、操作部I/F307は、操作部308から本システム使用者が入力した情報をCPU301に伝える役割をする。
なお、操作部308はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク105(LAN)に接続し、データの入出力を行う。
306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク105(LAN)に接続し、データの入出力を行う。
306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部である。本実施形態においては認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ319が、この外部I/F部318に接続されている。
そして、CPU301は、この外部I/F部318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分である。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分である。
プリンタ部312のプリント方式は、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。
なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。
なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。
また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319(後述するカードリーダ319に対応)は、CPU301からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))内に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F部318を介してCPU301へ通知する。
以上のような構成によって、複合機は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをLAN(ネットワーク105)上に送信したり、LAN(ネットワーク105)から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
図4は、PC103から送信された印刷ジョブを複合機(100、101、102)のメモリ(HDD304)に記憶(登録)する処理を示すフローチャートである。
図4に示すステップS401、ステップS402の処理は、PC103のCPU201が、外部メモリ211等のメモリに格納されたプログラムをRAM202にロードして実行することにより実現される。
また、図4に示すステップS403、ステップS404、ステップS405の処理は、複合機(100、101、102)のCPU301が、HDD304等のメモリに格納されたプログラムをRAM302にロードして実行することにより実現される。
ここでは、例として、複合機100のCPU301が、ステップS403、ステップS404、ステップS405の処理を実行するものとして説明する。
ここでは、例として、複合機100のCPU301が、ステップS403、ステップS404、ステップS405の処理を実行するものとして説明する。
PC103は、文書データを作成するアプリケーションを起動し、ユーザによる、当該アプリケーションで作成された文書データの印刷指示を受け付けると、印刷を行う複合機の選択を受け付けるための画面(不図示)を表示する。そして、ユーザにより、当該画面を介して、印刷を行う複合機100が選択され、当該画面の印刷ボタンが押下されると、PC103は、選択された複合機100のプリンタドライバを用いて、該文書データの印刷ジョブを生成し(ステップS401)、生成された印刷ジョブを、選択された複合機100に送信する(ステップS402)。
複合機100は、印刷ジョブをPC103から受信すると(ステップS403)、当該印刷ジョブを外部メモリ211に記憶する。また、複合機100は、当該印刷ジョブを解析することで得られる印刷指示を行ったユーザ名、印刷ジョブ名を、外部メモリ211に記憶されている印刷ジョブテーブルに登録する(ステップS404)。また、複合機100は、印刷ジョブテーブルに登録したユーザ名、印刷ジョブ名と紐付けて、未だ印刷が実行されていないことを示す未印刷フラグ(0)を設定し登録する(ステップS405)。
図8は、印刷ジョブテーブルの一例を示す図である。
図8は、印刷ジョブテーブルの一例を示す図である。
801は、複合機100のHDD304に記憶されている印刷ジョブテーブルの一例であり、802は、複合機101のHDD304に記憶されている印刷ジョブテーブルの一例である。
ここでは、PC103で印刷を行う複合機として複合機100が選択された場合について、説明している。そのため、ここでは、例えば、図8の801に示す通り、ユーザ名が「A」で、印刷ジョブ名が「印刷ジョブ6」がステップS404で登録され、ステップS405で印刷フラグに未印刷フラグである「0」が設定される。
ここで、ユーザ名は、印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報の適用例である。図8では、印刷ジョブ名を記憶していることを示しているが、この印刷ジョブ名、ユーザ名、印刷フラグに、当該印刷ジョブ名の印刷ジョブも関連付けられて記憶されている(印刷ジョブ記憶手段)。
図5は、複合機(100、101、102)の印刷処理を示すフローチャートである。
図5は、複合機(100、101、102)の印刷処理を示すフローチャートである。
図5に示すステップS501からステップS519の処理は、複合機のCPU301が、HDD304等のメモリに格納されたプログラムをRAM302にロードして実行することにより実現される。
ここでは、例として、複合機100のCPU301が、ステップS501からステップS519の処理を実行するものとして説明する。
ここでは、例として、複合機100のCPU301が、ステップS501からステップS519の処理を実行するものとして説明する。
複合機100は、ユーザが所有しているICカードがカードリーダ319にかざされると、ICカードに記録されているカードIDを読み取り、当該カードID(ユーザの認証情報)の入力を受け付ける(ステップS501)。
そして、複合機100は、入力を受け付けたカードIDを、認証サーバ104に送信して、ユーザの認証要求を行う(ステップS502)。
そして、複合機100は、入力を受け付けたカードIDを、認証サーバ104に送信して、ユーザの認証要求を行う(ステップS502)。
認証サーバ104は、複合機100から、カードIDを受信すると、認証サーバ104の外部メモリ211に記憶されている認証テーブル(図9)に、当該受信したカードIDが登録されているか否かを判定することにより、当該ユーザの認証処理を行う。ここで、認証テーブル(図9)に、当該受信したカードIDが登録されていると判定された場合は認証され、登録されていないと判定された場合は認証されない。
そして、認証サーバ104は、認証処理の結果(認証されたか否かの情報)を複合機100に送信する。ここで、認証された場合は、認証処理を行ったカードIDに対応して認証テーブル(図9)に記憶されているユーザ名も、複合機100に送信する。
複合機100は、認証サーバ104から、認証処理の結果(及びユーザ名)を受信すると、当該認証処理の結果が、認証された旨の情報か、認証されなかった旨の情報かを判定することにより、該ユーザが認証されたか否かを判定する(ステップS503)。当該認証処理の結果が、認証された旨の情報であると判定された場合は、該ユーザが認証されたと判定し(ステップS503:YES)、処理をステップS504に移行する。一方、当該認証処理の結果が、認証されなかった旨の情報であると判定された場合は、該ユーザが認証されなかったと判定し(ステップS503:NO)、処理をステップS501に戻す。
次に、複合機100は、ステップS503で認証サーバ104から受信したユーザ名をキーに、HDD304に記憶された印刷ジョブテーブル(図8の801)を検索して、該ユーザ名を含むレコードを特定する(ステップS504)。すなわち、ICカードをかざしたユーザが印刷指示した印刷ジョブを特定する。
ステップS504では、印刷ジョブテーブル(図8の801)の中から、ステップS503で認証サーバ104から受信したユーザ名で、かつ、印刷フラグが「0(零)」のレコードを検索して特定する。
そして、複合機100は、ネットワーク105に接続されている他の複合機(101、102など)に対して、ステップS503で認証サーバ104から受信したユーザ名をエラージョブの検索要求として送信する(ステップS505)。
ここで、図6は、複合機(100、101、102)に記憶されているエラージョブのエラージョブ名を、エラージョブの検索要求の受信に応答して送信する処理を示すフローチャートである。
図6に示すステップS601、ステップS602の処理は、他の複合機のCPU301が、HDD304等のメモリに格納されたプログラムをRAM302にロードして実行することにより実現される。
ここでは、例として、他の複合機として複合機101のCPU301が、ステップS601、ステップS602の処理を実行するものとして説明する。
ここでは、例として、他の複合機として複合機101のCPU301が、ステップS601、ステップS602の処理を実行するものとして説明する。
他の複合機101は、ステップS505で複合機100から、エラージョブの検索要求として送信されたユーザ名を受信すると(ステップS601)、当該ユーザ名、及び、印刷がトラブル(エラー)により印刷が完了しなかったことを示す印刷エラーフラグである「1」をキーに、該他の複合機のHDD304に記憶されている印刷ジョブテーブルを検索する。
そして、検索処理により、他の複合機101は、HDD304に記憶されている印刷ジョブテーブルの中から、ステップS601で受信したユーザ名、及び印刷フラグとして印刷エラーフラグ「1」が登録されているレコードを特定する。
そして、他の複合機101は、特定されたレコードに含まれているエラージョブ名(印刷ジョブ名)を、エラージョブの検索要求を送信した複合機100に、送信する(ステップS602)。
図5の説明に戻る。
図5の説明に戻る。
複合機100は、他の複合機101から、エラージョブ名(印刷ジョブ名)を取得すると(ステップS506)(失敗印刷ジョブ名取得手段)、ステップS504で検索されたレコードの印刷ジョブ名と、ステップS506で受信した印刷ジョブ名とを、それぞれ識別可能に、印刷ジョブリストとして複合機100の表示部に表示する(ステップS507)。
図10は、複合機の表示部に表示される印刷ジョブリストの表示画面の一例を示す図である。
図10は、複合機の表示部に表示される印刷ジョブリストの表示画面の一例を示す図である。
複合機100は、ステップS507で表示されている印刷ジョブリストの印刷ジョブ名がユーザによる選択され、印刷開始ボタン1001がユーザにより押下されると(ステップS508:YES)(受付手段)、処理をステップS510に移行し、印刷開始ボタン1001がユーザにより押下されなければ、処理をステップS507に戻す。
そして、複合機100は、ユーザにより選択された印刷ジョブ名がエラージョブか否かを判定し、ユーザにより選択された印刷ジョブ名がエラージョブであると判定された場合は(ステップS509:YES)、処理をステップS510に移行する。一方、ユーザにより選択された印刷ジョブ名がエラージョブではないと判定された場合は(ステップS509:NO)、処理をステップS512に移行する。
ステップS509での判定は、ステップS504で検索された印刷ジョブ名であるか、ステップS506で受信した印刷ジョブ名であるかを判定することにより、ユーザにより選択された印刷ジョブ名がエラージョブか否かを判定する。
複合機100は、ユーザにより選択された印刷ジョブ名の印刷ジョブ(エラージョブ)の取得要求として該印刷ジョブ名を他の複合機101に送信する(ステップS510)。
図7は、他の複合機(100、101、102)に記憶されているエラージョブを、エラージョブの取得要求の受信に応答して送信する処理を示すフローチャートである。
図7に示すステップS701、ステップS702、ステップS703の処理は、他の複合機のCPU301が、HDD304等のメモリに格納されたプログラムをRAM302にロードして実行することにより実現される。
ここでは、例として、他の複合機として複合機101のCPU301が、ステップS701、ステップS702、ステップS703の処理を実行するものとして説明する。
他の複合機101は、複合機100から、印刷ジョブ(エラージョブ)の取得要求(印刷ジョブ名)を受信する(ステップS701)。
他の複合機101は、複合機100から、印刷ジョブ(エラージョブ)の取得要求(印刷ジョブ名)を受信する(ステップS701)。
そして、他の複合機101は、受信した印刷ジョブ名に対応する、HDD304に記憶されている印刷ジョブ(エラージョブ)を取得して、複合機100に送信する(ステップS702)。
そして、他の複合機101は、HDD304に記憶されている印刷ジョブテーブルの中から、複合機100に送信した印刷ジョブのレコードを削除して(ステップS703)、処理を終了する。
図5の説明に戻る。
複合機100は、他の複合機101から、印刷ジョブ(エラージョブ)を受信する(ステップS511)。
図5の説明に戻る。
複合機100は、他の複合機101から、印刷ジョブ(エラージョブ)を受信する(ステップS511)。
そして、複合機100は、ステップS511で受信した印刷ジョブをHDD304に記憶する。また、複合機100は、当該印刷ジョブを解析することで得られる印刷指示を行ったユーザ名、印刷ジョブ名を、HDD304に記憶されている印刷ジョブテーブルに登録する(ステップS512)。また、複合機100は、印刷ジョブテーブルに登録したユーザ名、印刷ジョブ名と紐付けて、印刷がトラブル(エラー)により印刷が完了しなかったことを示す印刷エラーフラグ(1)を設定し登録する(ステップS513)。そして、処理をステップS515に移行する。
複合機100は、ステップS509で、印刷指示された印刷ジョブがエラージョブではないと判定された場合は(NO)、HDD304に記憶されている印刷ジョブの中から、当該印刷指示された印刷ジョブ名の印刷ジョブを取得して(ステップS514)、処理をステップS515に移行する。
複合機100は、ステップSステップS511で受信した印刷ジョブ、又は、ステップS514で取得した印刷ジョブの印刷開始指示をプリンタ部312に行う(ステップS515)。そして、プリンタ部は、印刷開始指示された印刷ジョブの印刷を開始する。
複合機100は、印刷に係るエラーを検出したか否かを判定し(ステップS516)、エラーを検出したと判定した場合は(YES)、自身のHDD304に記憶されている印刷ジョブテーブル内の現在印刷を行っている印刷ジョブのレコードの印刷フラグを「1」に設定し(ステップS517)、処理をステップS518に移行する。一方、複合機100、エラーを検出していないと判定された場合は(NO)、処理をステップS518に移行する。
複合機100は、ステップS518において、印刷指示がなされた印刷ジョブのすべての印刷が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合は、当該印刷ジョブのレコードの印刷フラグを「2」に設定し(ステップS519)、処理を終了する。ここで、印刷フラグ「2」は、印刷か完了したこと(印刷済み)を示すフラグである。
また、複合機100は、ステップ518において、印刷指示がなされた印刷ジョブのすべての印刷が完了していないと判定された場合は(NO)、処理をステップS516に移行する。
上述した複合機100、101、102が実行可能な処理(図4、図5、図6、図7)の例について簡単に説明する。
上述した複合機100、101、102が実行可能な処理(図4、図5、図6、図7)の例について簡単に説明する。
例えば、ユーザ「A」が操作するPC103が複合機100に印刷ジョブを送信して印刷要求を行うと(ステップS402)、複合機100は、印刷ジョブテーブル801に印刷ジョブ名、ユーザ名、印刷フラグが格納される(ステップS404、S405)。また、ここでは、印刷ジョブ名に紐付けて印刷ジョブが記憶される。
図8に示す印刷ジョブテーブルの印刷ジョブ名には、その印刷ジョブ名に紐付けて印刷ジョブが記憶される。
801は、複合機100の記憶部に記憶されており、802は、複合機101の記憶部に記憶されている。
図8に示す印刷ジョブテーブルの印刷ジョブ名には、その印刷ジョブ名に紐付けて印刷ジョブが記憶される。
801は、複合機100の記憶部に記憶されており、802は、複合機101の記憶部に記憶されている。
そして、ユーザは、複合機100に行き、ユーザのICカード(記録媒体)をかざすと、複合機100は、ICカードに記憶されたカードIDに従って、ユーザの認証を行う(ステップS501、S502、S503)。
複合機100は、ユーザの認証が成功すると、複合機100の記憶部に記憶されている印刷ジョブテーブル801を検索して、当該ユーザの印刷ジョブ名を取得し、そのリストを表示する(ステップS504、S507)。
そして、複合機100は、印刷開始ボタン1001が押下されると、選択された印刷ジョブ名の印刷ジョブを取得して、プリンタ部312に印刷開始指示を行い、印刷処理を開始する(ステップS515)。
そして、複合機100は、プリンタ部312から通知により印刷エラーを検出すると、印刷ジョブテーブル801の当該印刷ジョブの印刷フラグを「1」に設定して、印刷処理を終了する。
801の例では、印刷ジョブ4、5が印刷エラーになって、印刷が完了していないことを示している。
次に、ユーザ「A」は、複合機101に行き、複合機101のカードリーダ319にICカードをかざす。
すると、複合機101は、ICカードに記憶されたカードIDに従って、ユーザの認証を行う(ステップS501、S502、S503)。
801の例では、印刷ジョブ4、5が印刷エラーになって、印刷が完了していないことを示している。
次に、ユーザ「A」は、複合機101に行き、複合機101のカードリーダ319にICカードをかざす。
すると、複合機101は、ICカードに記憶されたカードIDに従って、ユーザの認証を行う(ステップS501、S502、S503)。
複合機101は、ユーザの認証が成功すると、複合機100の記憶部に記憶されている印刷ジョブテーブル801を検索して、当該ユーザの印刷ジョブ名を取得する(ステップS504)。
また、複合機101は、印刷フラグが「1」になっている、当該ユーザの印刷ジョブがないかを、ネットワークに接続されている他の複合機(例えば、複合機100)に対して問い合わせを行い、複合機100から印刷フラグが「1」の印刷ジョブ4、5を取得する(ステップS506)。そして、ステップS506、ステップS504で取得した印刷ジョブ名のリストを表示(図10)する(S507)。
そして、複合機101は、表示された印刷ジョブのリストの中から、ユーザにより印刷したい印刷ジョブを選択され印刷開始ボタン1001が押下されると、選択された印刷ジョブ名の印刷ジョブを複合機100から取得して、プリンタ部312に印刷開始指示を行い、印刷処理を開始する(ステップS515)。
802では、ユーザ「A」が複合機101に印刷指示した印刷ジョブのうち、印刷が実行されていない印刷ジョブ(未実行ジョブ)は印刷ジョブ7であることを示している。
すなわち、複合機101は、S507では、複合機100で印刷エラーの印刷ジョブ4、5(エラージョブ)と、複合機101で未印刷の印刷ジョブ7が表示される(図10)。
複合機101は、ユーザが印刷指示した印刷ジョブがエラージョブの場合(ステップS509:YES)、複合機100から選択された印刷ジョブを取得して、印刷を行う(プルプリントを行う)(ステップS511、S515)。
一方、複合機101は、ユーザが印刷指示した印刷ジョブが未実行ジョブ(印刷フラグが0)の場合(ステップS509:YES)、複合機101の記憶部から、選択された印刷ジョブを取得して印刷を行う(ステップS514、S515)。
以上、本実施の形態によれば、画像形成装置での印刷を直ちに実行出来なくなった場合に、他の画像形成装置での該印刷の実行を可能とすると共に印刷物による情報漏えいを防止することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、装置で読み取り実行可能なプログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
100 複合機 101 複合機 102 複合機 103 PC 104 認証サーバ 105 ネットワーク
Claims (7)
- 印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段を備えた第1の画像形成装置と、前記印刷ジョブを印刷する第2の画像形成装置とを含む画像形成システムであって、
前記第1の画像形成装置は、
ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、
前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、
前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、
前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、
を備え、
前記第2の画像形成装置は、
ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、
前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、
前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記第1印刷ジョブ記憶手段は、更に、印刷ジョブと関連付けて当該印刷ジョブ名を記憶し、
前記第2の画像形成装置は、
前記第2認証手段により前記ユーザが認証された場合に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブの印刷ジョブ名を前記第1の画像形成装置から取得する失敗印刷ジョブ名取得手段と、
前記失敗印刷ジョブ名取得手段で取得した印刷ジョブ名を表示部に表示する表示手段と、
前記表示手段で表示された印刷ジョブ名の中からユーザによる選択を受け付ける受付手段と、
を更に備え、
前記取得手段は、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブ名の印刷ジョブを前記第1の画像形成装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段を備えた第1の画像形成装置と、前記印刷ジョブを印刷する第2の画像形成装置とを含む画像形成システムの制御方法であって、
前記第1の画像形成装置の第1入力手段が、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力工程と、
前記第1の画像形成装置の第1認証手段が、前記第1入力工程で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証工程と、
前記第1の画像形成装置の第1印刷手段が、前記第1認証工程により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷工程と、
前記第1の画像形成装置の設定手段が、前記印刷工程による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定工程と、
前記第2の画像形成装置の第2入力手段が、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力工程と、
前記第2の画像形成装置の第2認証手段が、前記第2入力工程で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証工程と、
前記第2の画像形成装置の取得手段が、前記第2認証工程により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証工程により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得工程と、
前記第2の画像形成装置の第2印刷手段が、前記取得工程で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段を備えた第1の画像形成装置と、前記印刷ジョブを印刷する第2の画像形成装置とを含む画像形成システムで実行可能なプログラムであって、
前記第1の画像形成装置を、
ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、
前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、
前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、
前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段として機能させ、
前記第2の画像形成装置を、
ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、
前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、
前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段として機能させることを特徴とするプログラム。 - 印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段と、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備えた第1の画像形成装置と通信可能な第2の画像形成装置であって、
ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、
前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、
前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段と、
を備えることを特徴とする第2の画像形成装置。 - 印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段と、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備えた第1の画像形成装置と通信可能な第2の画像形成装置の制御方法であって、
前記第2の画像形成装置の第2入力手段が、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力工程と、
前記第2の画像形成装置の第2認証手段が、前記第2入力工程で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証工程と、
前記第2の画像形成装置の取得手段が、前記第2認証工程により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証工程により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得工程と、
前記第2の画像形成装置の第2印刷手段が、前記取得工程で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 印刷ジョブと、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザを示すユーザ情報とを関連付けて記憶する第1印刷ジョブ記憶手段と、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第1認証手段と、前記第1認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報に関連付けて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された印刷ジョブを印刷する第1印刷手段と、前記印刷手段による印刷ジョブの印刷が失敗した場合に、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶された該印刷ジョブに関連付けて、当該印刷ジョブの印刷が失敗したことを示す失敗情報を設定する設定手段と、を備えた第1の画像形成装置と通信可能な第2の画像形成装置で読み取り実行可能なプログラムであって、
前記第2の画像形成装置を、
ユーザを認証するためのユーザ認証情報を入力する第2入力手段と、
前記第2入力手段で入力されたユーザ認証情報に従ってユーザの認証を行う第2認証手段と、
前記第2認証手段により前記ユーザが認証された後に、前記第2認証手段により認証されたユーザを示すユーザ情報と失敗情報とが関連付けられて、前記第1印刷ジョブ記憶手段に記憶されている印刷ジョブを、前記第1の画像形成装置から取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した印刷ジョブを印刷する第2印刷手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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