JP2012164465A - 接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークに設けられた被接続部を接続部に対して擦らずに接続及び接続解除すると共に、被接続部と接続部との接続及び接続解除を電動アクチュエータを用いないで実現する。
【解決手段】接続装置10は、
ワーク28を保持し、往復移動するトレー14と、トレー14と一体に往復移動するステージ16と、ステージ16に設けられ、ワーク28に設けられたACブレード32と接続する接続形態と、ACブレード32から離間された非接続形態とに切り換わる導電部96と、ステージ16がトレー14と反対側の折返し位置に移動した場合に導電部96を接続形態とさせ、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動した場合に導電部96を非接続形態とさせる連動機構50とを備えている。
【選択図】図1

Description

本願の開示する技術は、接続装置に関する。
従来、プラグに設けられた栓刃と接続されるレセプタクル部を備えた第1のアダプタ半体と、第1のアダプタ半体に設けられた端子ピンと接続されるピン受孔を有する第2のアダプタ半体とを備えたアダプタが知られている。また、第1のアダプタ半体に磁極板が設けられると共に、磁極板と対向して第2のアダプタ半体に磁極片が設けられ、この磁極板と磁極片とによって第1のアダプタ半体と第2のアダプタ半体とを結合させるアダプタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−134918号公報
しかしながら、この技術では、栓刃をレセプタクル部に対して接続及び接続解除するときには、栓刃がレセプタクル部に擦られる。また、このような被接続部を接続部に対して接続及び接続解除する技術においては、電動アクチュエータを用いないことが望まれる場合がある。
そこで、本願の開示技術は、ワークに設けられた被接続部を接続部に対して擦らずに接続及び接続解除できると共に、被接続部と接続部との接続及び接続解除を電動アクチュエータを用いないで実現できる接続装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の開示する接続装置では、ワークと共に第一の位置と第二の位置との間を往復移動する移動体と、前記移動体に設けられ、前記ワークに設けられた被接続部と接続する接続形態と、前記被接続部から離間された非接続形態とに切り換わる接続部と、前記移動体が前記第一の位置に移動したことに伴って前記接続部を前記接続形態とさせ、前記移動体が前記第二の位置に移動したことに伴って前記接続部を前記非接続形態とさせる機械的連動機構とを有する。
本願の開示する接続装置によれば、移動体に設けられた接続部が接続形態と被接続形態とに切り換わるときには、移動体が第一移動体に対して相対変位しない。従って、ワークに設けられた被接続部と接続部とを擦らずに接続及び接続解除できる。しかも、接続部の接続形態と被接続形態との切換に機械的連動機構を用いている。従って、被接続部と接続部との接続及び接続解除を電動アクチュエータを用いないで実現できる。
接続装置の一実施例を示す側面図である。 接続装置の一実施例を示す平面図である。 接続装置の要部を示す図であってステージがトレーと反対側の折返し位置に移動している状態を示す側断面図である。 図3に示されるステージがトレー側の折返し位置に移動した状態を示す側断面図である。 接続装置の要部を示す図であって一対の導電部が膨張した状態を示す平面図である。 図5に示される導電部が収縮した状態を示す平面図である。 接続装置において導電部がACブレードに対して離間した状態から接続されるまでの動作を説明する側面図である。 図7に示される動作を説明する平面図である。 図7に示される動作を説明する要部拡大平面図である。 接続装置において導電部がACブレードに対して接続された状態から離間するまでの動作を説明する側面図である。 図10に示される動作を説明する平面図である。 図10に示される動作を説明する要部拡大平面図である。 接続機構の第一変形例を示す図であって一対の導電部が膨張してACブレードと接続された状態を示す平面図である。 図13に示される一対の導電部が収縮してACブレードから離間した状態を示す平面図である。 接続機構の第二変形例を示す図であって一対の接続部がACブレードと接続された状態を示す平面図である。 図15に示される一対の接続部がACブレードから離間した状態を示す平面図である。
以下に、本願の開示する接続装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に説明する各図のうち、図1、図2、図7〜図9、図10〜図12、図7、図8は、接続装置を模式的に示す図であり、図3、図4、図5、図6は、接続装置の構成を具体的に示す図である。
図1に示されるように、接続装置10は、支持部材12と、トレー14と、移動体の一例であるステージ16とを備えている。支持部材12は、長尺状に形成されている。この支持部材12には、平面状の支持面18が形成されている。また、この支持部材12には、支持面18に対して突出する台座部20が支持面18と支持部材12の長手方向に並んで設けられている。
トレー14は、支持面18に支持されている。このトレー14は、支持面18の一端側(矢印A1側)の一方の折返し位置と、支持面18の他端側(矢印A2側)の他方の折返し位置との間を支持部材12の長手方向に沿って往復移動する。このトレー14は、支持面18に沿って延びる本体部22と、トレー14の往復移動方向における本体部22の両側に形成された一対の壁部24,26とを有している。そして、このトレー14は、本体部22及び一対の壁部24,26によってワーク28を保持する。
ワーク28は、例えば、情報端末装置であり、電子回路等を内部に収容する本体部30と、この本体部30から突出する被接続部の一例であるACブレード32とを有している。このワーク28は、図2に示されるように、ACブレード32を一対備えている。
一対のACブレード32は、上述の本体部30の内部に収容された電子回路等と電気的に接続されている。各ACブレード32の表面には、例えば、スズメッキ等の処理が施されている。ワーク28は、図1に示されるように、ACブレード32をステージ16側に向けた状態でトレー14に保持される。
ステージ16は、台座部20の突出端に形成された台座面34に支持されている。このステージ16は、トレー14の往復移動方向にトレー14と並んで配置されており、トレー14の往復移動方向に往復移動する。このステージ16の往復移動範囲Aの一部は、トレー14の往復移動範囲Bの一部とオーバーラップしている。なお、ステージ16におけるトレー14と反対側(矢印B1側)の折返し位置は、第一の位置の一例である。また、ステージ16におけるトレー14側(矢印B2側)の折返し位置は、第二の位置の一例である。
このステージ16には、台座面34と摺接する摺接面36を有する切換部38と、この切換部38からトレー14側に突出する被当接部の一例である突出部40とが設けられている。切換部38は、ステージ16の往復移動に伴って台座部20に対して往復移動する。突出部40は、当接部の一例である一方の壁部24とトレー14及びステージ16の往復移動方向に対向している。
この突出部40は、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動した状態でトレー14が往復移動範囲の中間位置に移動した場合(図7の中図を参照)に、壁部24と当接されるように、その突出長さが設定されている。また、壁部24が突出部40と当接することにより、トレー14は、往復移動範囲における中間位置からステージ16側の折返し位置に移動する間、ステージ16と一体に移動する。
また、台座面34には、支柱42が形成されている。この支柱42は、切換部38よりもトレー14側に位置されている。この支柱42には、突起状の係止部44が形成されており、この係止部44には、弾性部材の一例であるスプリング46の一端が係止されている。また、切換部38には、係止部44と同様の係止部48が形成されており、この係止部48には、スプリング46の他端が係止されている。スプリング46は、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動した場合に自然状態となる。
また、この接続装置10は、機械的連動機構の一例である連動機構50と、給電部52と、ロック機構54とを備えている。
連動機構50は、シリンジ56と、台座部20と、切換部38とを有している。シリンジ56は、シリンダ58とプランジャ60とを有している。シリンダ58は、トレー14の往復移動方向を軸方向として配置されており、支持部材12に図示しないブラケット等を介して固定されている。このシリンダ58は、トレー14がステージ16側の他方の折返し位置に向かって移動する側(矢印A2側)に底部62を有している。
プランジャ60は、シリンダ58内に設けられている。このプランジャ60は、本体部22から一対の壁部24,26と反対側に延びる腕部64に連結棒66を介して固定されている。また、シリンダ58における底部62とプランジャ60との間には、シリンダ室68が形成されている。
台座部20は、第一接続孔70と第二接続孔72とを有している。この第一接続孔70及び第二接続孔72は、それぞれ台座部20の高さ方向に沿って延びている。第二接続孔72は、第一接続孔70とステージ16の往復移動方向に並んでおり、第一接続孔70よりもトレー14側に位置されている。
第一接続孔70の一端は、台座部20に設けられた連結部74の内部空間と、この連結部74に連結された排気管76の内部通路とを介してシリンダ室68に連通されている。また、接続管76の中間部には、チェック弁78が設けられている。このチェック弁78は、シリンダ室68から第一接続孔70に向かう方向を順方向として配置されている。さらに、接続管76には、チェック弁78と並列に絞り弁80が設けられている。
また、この接続管76におけるチェック弁78よりもシリンダ室68側には、排気管82の一端が接続されている。この排気管82の内部通路の他端は、大気に開放されている。この排気管82の中間部には、チェック弁84が設けられている。このチェック弁84は、排気管82における大気開放側から接続管76との接続側に向かう方向を順方向として配置されている。
第二接続孔72の一端は、台座部20に設けられた連結部86の内部空間と、この連結部86に連結された排気管88の内部通路とを介して大気に開放されている。また、第一接続孔70及び第二接続孔72の他端は、台座面34に開口されている。
切換部38は、被接続孔90を有している。この被接続孔90の一端は、摺接面36に開口されている。この被接続孔90における摺接面36に開口された一端の位置と、第一接続孔70及び第二接続孔72における台座面34に開口された他端の位置とは、次のように設定されている。すなわち、図3に示されるように、ステージ16がトレー14と反対側(矢印B1側)の折返し位置に移動した場合には、被接続孔90の一端が第一接続孔70の他端と連通される。一方、図4に示されるように、ステージ16がトレー14側(矢印B2側)の折返し位置に移動した場合には、被接続孔90の一端が第二接続孔72の他端と連通される。
また、図3に示されるように、摺接面36におけるトレー14と反対側の端部から被接続孔90の中心までの長さL1は、第一接続孔70及び第二接続孔72の中心間の長さL2よりも長く設定されている。そして、これにより、図4に示されるように、ステージ16がトレー14と反対側の折返し位置よりもトレー14側の折返し位置側(矢印B2側)に位置している間は、第一接続孔70の他端が摺接面36によって閉止される。なお、この被接続孔90、第一接続孔70、及び、第二接続孔72は、後述する一対の接続機構92に対応して、一対ずつ形成されている。
給電部52は、図5,図6に示されるように、一対の接続機構92を有している。この一対の接続機構92は、本体部94と、一対の導電部96とをそれぞれ有している。本体部94は、ステージ16に固定されており、トレー14側に延びる一対の腕部98を有している。この一対の腕部98の間には、上述のACブレード32(図1,図2参照)が挿入される。
一対の導電部96は、接続部の一例であり、導電性を有するゴム製の袋体でそれぞれ形成されている。この一対の導電部96は、一対の腕部98における互いに向かい合う面に固定されている。そして、図2に示されるように、一方の一対の導電部96は、配線100を介して電源102の一方の出力端子に接続されており、他方の一対の導電部96は、配線104を介して電源102の他方の出力端子に接続されている。
また、図1に示されるように、導電部96の内部の空間部106は、接続管108及び連結部110の内部通路等を介して被接続孔90の他端と連通されている。そして、一対の導電部96は、被接続孔90を通じて空間部106に空気が供給された場合には、接続形態の一例として、互いに接近する側に膨張する(図5参照)。また、この一対の導電部96は、空間部106から空気が排出された場合には、非接続形態の一例として、互いに離間する側に収縮する(図6参照)。なお、図5では、一対の導電部96の間にACブレード32が挿入されていない状態で一対の導電部96が膨張された状態が示されている。
この一対の導電部96における膨張状態及び収縮状態での互いの間の隙間と、上述のACブレード32の幅との関係は、次のように設定されている。すなわち、一対の導電部96が膨張形態とされた状態では、一対の導電部96の間の隙間がACブレード32の幅よりも小さくなる。一方、一対の導電部96が収縮形態とされた状態では、一対の導電部96の間の隙間がACブレード32の幅よりも大きくなる。
また、導電部96とACブレード32との位置は、トレー14及びステージ16の移動に伴って次のように変化するように設定されている。すなわち、ステージ16が両側の折返し位置の間をトレー14と一体に往復移動する間、導電部96は、ACブレード32とトレー14及びステージ16の往復移動方向にオーバーラップする(例えば、図7の中図及び下図を参照)。この場合、各導電部96は、少なくとも一部がACブレード32の少なくとも一部とオーバーラップする。
一方、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動し、トレー14がステージ16と反対側の折返し位置に移動した場合(例えば、図7の上図を参照)は、導電部96がACブレード32からトレー14及びステージ16の往復移動方向に離間する。なお、このとき、腕部98もACブレード32からトレー14及びステージ16の往復移動方向に離間する。
ロック機構54は、特にその構造を詳しく説明しないが、トレー14がステージ16側の折り返し位置に移動した場合に、このトレー14を保持する機能を有している。
次に、接続装置10の動作と併せて、この接続装置10を用いてワーク28に給電する方法について説明する。
先ず、図7,図8の上図に示されるように、トレー14をステージ16と反対側(矢印A1側)の折り返し位置に移動させる。そして、トレー14にワーク28を保持させる。このとき、ACブレード32をステージ16側に向ける。
また、このように、トレー14をステージ16と反対側の折り返し位置に位置させている状態では、壁部24が突出部40からトレー14及びステージ16の往復移動方向に離間する。従って、ステージ16に対してトレー14から押圧力が作用しないので、ステージ16は、スプリング46によって位置が規制され、トレー14側(矢印B2側)の折返し位置に位置される。
また、このとき、第一接続孔70の他端は、摺接面36によって閉止される。一方、このときには、導電部96の内部の空間部106が、被接続孔90、第二接続孔72等を介して大気に開放される。そして、これにより、図9の上図に示されるように、導電部96が収縮状態となる。また、このときには、導電部96及びこれを支持する腕部98とACブレード32とがトレー14及びステージ16の往復移動方向に離間する。
続いて、図7,図8の中図に示されるように、操作者が手でトレー14をステージ16側に押し、トレー14が往復移動範囲における中間位置に移動すると、壁部24が突出部40に当接する。
なお、このとき、ステージ16は、トレー14側の折返し位置に位置されたままであるので、第一接続孔70の他端は、摺接面36によって閉止された状態に保たれる。また、導電部96の内部の空間部106も、被接続孔90、第二接続孔72等を介して大気に開放された状態に保たれ、これにより、導電部96が収縮状態に保たれる。一方、図9の中図に示されるように、ACブレード32は、一対の導電部96の間に挿入される。
また、このように、トレー14がステージ16と反対側の折り返し位置から中間位置に移動すると、このトレー14と一体にプランジャ60が移動し、シリンダ58における底部62とプランジャ60との間のシリンダ室68が圧縮される。
続いて、図7,図8の下図に示されるように、スプリング46の弾性力に抗して、操作者が手でトレー14をステージ16側にさらに押すと、トレー14と一体にステージ16が移動する。そして、トレー14がステージ16側(矢印A2側)の折り返し位置に位置すると、このトレー14がロック機構54により保持される。
また、このように、トレー14が中間位置からステージ16側の折り返し位置に移動するまでは、このトレー14と一体にプランジャ60がさらに移動し、シリンダ室68がさらに圧縮される。
そして、ステージ16がトレー14と反対側(矢印B1側)の折り返し位置に位置すると、被接続孔90が第一接続孔70と連通され、導電部96の内部の空間部106が、被接続孔90、第一接続孔70等を介してシリンダ室68と連通される。そして、シリンダ室68から圧縮された空気が導電部96の内部の空間部106に供給され、導電部96が膨張される。また、このようにして導電部96が膨張すると、導電部96がACブレード32と接続される。つまり、ACブレード32が両側から一対の導電部96によって挟持された状態となる。そして、このACブレード32に導電部96から電力が供給される。
一方、ACブレード32と一対の導電部96との接続を解除して、ワーク28をトレー14から取り去るには、上記と逆の操作をする。すなわち、図10,図11の上図に示されるロック機構54を解除し、操作者が手でトレー14をステージ16と反対側(矢印A1側)に引いて移動させる。また、このときには、スプリング46の引張力により、ステージ16がトレー14側に付勢され、ステージ16がトレー14と一体に移動する。
そして、図10,図11の中図に示されるように、トレー14が往復移動範囲における中間位置に移動すると、ステージ16は、トレー14側(矢印B2側)の折返し位置に移動する。このときには、第一接続孔70の他端が、摺接面36によって閉止された状態となる。また、被接続孔90が第二接続孔72と連通され、導電部96の内部の空間部106が、被接続孔90、第二接続孔72等を介して大気に開放される。そして、導電部96の内部の空間部106から被接続孔90、第二接続孔72等を介して大気中に空気が排出され、導電部96が収縮する。そして、これにより、一対の導電部96がACブレード32から両側に離間し、一対の導電部96とACブレード32との接続が解除される。
続いて、操作者が手でトレー14をステージ16と反対側にさらに移動させ、トレー14が元の位置であるステージ16と反対側(矢印A1側)の折返し位置に移動すると、接続装置10が初期状態に戻る。このときには、導電部96及びこれを支持する腕部98とACブレード32とがトレー14及びステージ16の往復移動方向に離間する。そして、ワーク28が操作者によって取り去られることで、一連の作業が終了する。
なお、第一接続孔70の他端が摺接面36によって閉止された状態で、プランジャ60がトレー14と一体に底部62と反対側へ移動すると、第一接続孔70から排気管76の内部通路までの間において圧縮されていた空気がシリンダ室68に戻る。また、排気管82及びチェック弁84を通じて不足分の空気が大気よりシリンダ室68に供給される。
次に、接続装置10の作用及び効果について説明する。
この接続装置10によれば、一対の導電部96が膨張してACブレード32と接続される場合、及び、一対の導電部96が収縮してACブレード32と接続解除される場合のいずれの場合においても、ステージ16がトレー14に対して相対変位しない。従って、ACブレード32と導電部96とを擦らずに接続及び接続解除できる。しかも、導電部96の膨張及び収縮の切換に機械的な連動機構50を用いている。従って、ACブレード32と導電部96との接続及び接続解除を電動アクチュエータを用いないで実現できる。
また、作業者が手でトレー14を押したり引いたりするだけで、ACブレード32と導電部96との接続及び接続解除を行うことができるので、作業者の動作回数を少なくすることができる。
また、トレー14の往復移動範囲は、ステージ16の往復移動範囲よりも長く設定されている。これにより、プランジャ60のストロークを長く確保することができ、シリンダ58を小径化することができる。
また、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動し、トレー14がステージ16と反対側の折返し位置に移動した場合は、導電部96及びこれを支持する腕部98がACブレード32からトレー14及びステージ16の往復移動方向に離間する。従って、ワーク28をトレー14及びステージ16の往復移動方向と直交する方向に移動させて、このワーク28をトレー14にセットしたりトレー14から取り去ったりするときに、ACブレード32が導電部96や腕部98と干渉することを抑制できる。
また、ステージ16は、壁部24が突出部40と当接することにより、トレー14と一体に一方の折返し位置へ移動すると共に、スプリング46の弾性力により、トレー14と一体に他方の折返し位置へ移動する。従って、トレー14及びステージ16に磁石及び磁性体を使用していないので、例えば、ワーク28が磁力の影響を受けやすい装置である場合でも、ワーク28に磁力の影響が及ぶことを回避することができる。
また、導電部96は、袋状に形成されているので、給電部52の構造を簡素化することができる。
また、一対の導電部96は、それぞれ膨張した場合に、ACブレード32を挟持する。従って、一対の導電部96をACブレード32に安定して接続することができる。
次に、接続装置10の変形例について説明する。
図13,図14に示される変形例において、接続機構92は、上述の一対の導電部96の代わりに、一対の接続部120を有している。
一対の接続部120は、袋体122と導電材124をそれぞれ有している。袋体122は、非導電性のゴムで形成されており、上述の袋体122と同様に、被接続孔90(図1参照)と連通する空間部126を内部に有している。導電材124は、シート状又はプレート状に形成されている。この導電材124は、袋体122に固定されており、相手側の導電材124と対向している。この一対の導電材124は、配線を介して電源(いずれも不図示)の出力端子に接続されている。
そして、図7の下図に示されるように、ステージ16がトレー14と反対側の折返し位置に移動すると、シリンジ56のシリンダ室68(図1参照)から図13に示される空間部126に空気が供給される。これにより、一対の袋体122が互いに接近する側に膨張し、ACブレード32が一対の導電材124に挟持される。そして、この一対の導電材124からACブレード32に電力が供給される。
一方、図10の下図に示されるように、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動すると、図14に示される空間部126が大気に開放され、この空間部126から空気が排出される。そして、一対の袋体122が収縮し、一対の導電材124がACブレード32から両側に離間される。
図15,図16に示される変形例において、接続機構92は、上述の一対の導電部96の代わりに、一対の接続部130と、スプリング132とを有している。
一対の接続部130は、腕部134と、シリンジ136と、導電材138とをそれぞれ有している。腕部134は、本体部94に支持されると共に、この本体部94に対してスライドし、相手側の腕部134と接離する。シリンジ136は、シリンダ140とプランジャ142とを有している。
シリンダ140は、腕部134の往復移動方向を軸方向として配置されており、本体部94に図示しないブラケット等を介して固定されている。このシリンダ140は、腕部134が相手側の腕部134から遠ざかる方向に移動する側に底部144を有している。
プランジャ142は、シリンダ140内に設けられている。このプランジャ142は、腕部134に形成された固定部146に連結棒148を介して固定されている。また、シリンダ140におけるプランジャ142と底部144との間のシリンダ室150は、空間部の一例であり、接続管152の内部通路を介して被接続孔90(図1参照)と連通されている。
スプリング132は、一対の腕部134の間に設けられており、その両端部は、一対の腕部134にそれぞれ固定されている。このスプリング132は、一対の腕部134が本体部94の両端部に移動した状態にあるときに自然状態となる。
一対の導電材138は、一対の腕部134における互いに向かい合う面に固定されている。この一対の導電材138は、配線を介して電源(いずれも不図示)の出力端子に接続されている。
そして、図7の下図に示されるように、ステージ16がトレー14と反対側の折返し位置に移動すると、シリンジ56のシリンダ室68(図1参照)から図15に示されるように、シリンダ室150に空気が供給される。これにより、一対の腕部134がスプリング132の弾性力に抗してプランジャ142と一体に移動し互いに接近する。そして、ACブレード32が一対の導電材138に挟持され、この一対の導電材138からACブレード32に電力が供給される。
一方、図10の下図に示されるように、ステージ16がトレー14側の折返し位置に移動すると、図16に示されるシリンダ室150が大気に開放され、このシリンダ室150から空気が排出される。これにより、一対の腕部134がスプリング132による弾性力により互いに離間する側に移動され、一対の導電材138がACブレード32から両側に離間される。
このように、接続機構92は、上述のシリンジ56のシリンダ室68から供給された空気によってACブレード32と接続される機構であれば、どのような構造でも良い。
また、接続装置10は、ACブレード32に接続される装置とされていたが、ACブレード32の他に、例えばアースや信号端子等のその他の被接続部と接続される装置とされていても良い。また、上述の導電部96、導電材124,138は、接続装置10の用途に応じて電源以外に接続されても良い。
また、連動機構50は、シリンジ56と、被接続孔90が形成された台座部20と、第一接続孔70及び第二接続孔72が形成された切換部38とを有していた。しかしながら、連動機構50は、これらと同様の機能を有すれば、例えばリンク機構等のその他の機械的機構であっても良い。
また、ワーク28が磁力の影響を受けないものである場合には、トレー14及びステージ16に磁石及び磁性体がそれぞれ設けられ、トレー14が中間位置とトレー14側の折返し位置との間を往復移動する間、磁石及び磁性体が結合することにより、ステージ16がトレー14と一体に往復移動しても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施例について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 接続装置
12 支持部材
14 トレー
16 ステージ(移動体の一例)
20 台座部
24 壁部(当接部の一例)
28 ワーク
32 ACブレード(被接続部の一例)
38 切換部
40 突出部(被当接部の一例)
46 スプリング(弾性部材の一例)
50 連動機構(機械的連動機構の一例)
56 シリンジ
58 シリンダ
60 プランジャ
62 底部
68 シリンダ室
70 第一接続孔
72 第二接続孔
90 被接続孔
96 導電部(接続部の一例)
106 空間部
120 接続部
126 空間部
130 接続部
150 シリンダ室(空間部の一例)

Claims (6)

  1. ワークと共に第一の位置と第二の位置との間を往復移動する移動体と、
    前記移動体に設けられ、前記ワークに設けられた被接続部と接続する接続形態と、前記被接続部から離間された非接続形態とに切り換わる接続部と、
    前記移動体が前記第一の位置に移動したことに伴って前記接続部を前記接続形態とさせ、前記移動体が前記第二の位置に移動したことに伴って前記接続部を前記非接続形態とさせる機械的連動機構と、
    を備えた接続装置。
  2. 前記移動体は、前記ワークが往復移動範囲における中間位置と一方の折返し位置との間を往復移動する間、前記ワークと離間され、前記ワークが往復移動範囲における他方の折返し位置と前記中間位置との間を往復移動する間、前記ワークと共に前記第一の位置と前記第二の位置との間を往復移動し、
    前記機械的連動機構は、
    前記第一移動体を支持する支持部材に固定されると共に、前記ワークの往復移動方向を軸方向として配置され、且つ、前記ワークが前記他方の折返し位置に向かって移動する側に底部を有するシリンダと、前記シリンダ内に設けられると共に前記第一移動体に固定されたプランジャと、を有するシリンジと、
    一端が前記シリンダにおける前記底部と前記プランジャとの間のシリンダ室に連通された第一接続孔と、一端が大気に開放された第二接続孔とを有し、前記支持部材に設けられた台座部と、
    前記移動体に設けられて前記台座部に対して往復移動すると共に、前記移動体が前記第一の位置に移動した場合に一端が前記第一接続孔の他端と連通され前記移動体が前記第二の位置に移動した場合に一端が前記第二接続孔の他端と連通される被接続孔を有し、且つ、前記移動体が前記第一の位置よりも前記第二の位置側に位置している間、前記第一接続孔の他端を閉止する切換部と、
    を有し、
    前記接続部は、前記被接続孔の他端と連通された空間部を有し、前記空間部に空気が供給された場合に前記接続形態とされ、前記空間部から空気が排出された場合に前記非接続形態とされる、
    請求項1に記載の接続装置。
  3. 前記接続部は、前記移動体が前記ワークと共に往復移動する間、少なくとも一部が前記被接続部の少なくとも一部と前記往復移動方向にオーバーラップし、前記移動体が前記第二の位置に移動し前記ワークが前記一方の折返し位置に移動した場合は、前記被接続部から前記往復移動方向に離間する、
    請求項2に記載の接続装置。
  4. 前記ワーク及び前記移動体には、前記往復移動方向に対向すると共に、前記ワークが前記中間位置と前記他方の折返し位置との間を往復移動する間、互いに当接される当接部及び被当接部が形成され、
    前記移動体が前記第二の位置よりも前記第一の位置側に位置している間、前記移動体を前記第二の位置側へ付勢する弾性部材を備えた、
    請求項2又は請求項3に記載の接続装置。
  5. 前記接続部は、前記空間部を内部に有する袋体を有している、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の接続装置。
  6. 前記接続部を一対備え、
    前記一対の接続部は、それぞれ前記接続形態とされた場合に前記被接続部を挟持する、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の接続装置。
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