JP2012161025A - ケーブル診断装置及びケーブル診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】当初から抱えている有線ネットワークの故障を検知することができるとともに、複数の箇所で発生している故障を検知することができるケーブル診断装置及びケーブル診断方法を得ることを目的とする。
【解決手段】TDR計測部11により測定された差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの値を3値に変換する3値変換部13を設け、故障状況判別部15が、インピーダンステーブル格納部14により格納されているインピーダンステーブルを参照して、3値変換部13により変換された3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別する。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば、通信端末がケーブルに多点接続されている有線ネットワークの故障を診断するケーブル診断装置及びケーブル診断方法に関するものである。
通信端末がケーブルに多点接続されている有線ネットワークでは、ケーブルの状態が伝送品質に影響する。例えば、ケーブルの簡単な異常例としては、ショート(短絡)や断線(開放)がある。
反射パルスを用いて、ケーブルを診断する方法が、以下の特許文献1や特許文献2に開示されている。
即ち、特許文献1には、正常時におけるパルスの反射時間との差を確認することで、ケーブルの断線状態を判断する方法が開示されている。この方法は、TDR(Time Domain Relectometry)法と呼ばれている。
ただし、特許文献1の場合には、人手による介在が必要であり、人為的な測定誤差を生じることがある。
また、特許文献2には、故障モードと仮想の故障位置を自動的に変更しながら、演算された反射波形と実測された反射波形とを自動的に比較し、一定条件の下で、反射波形が一致するときの故障モードと仮想の故障位置を表示することで、人手を介入することなく、故障位置を推定する方法が開示されている。
特許文献1,2では、ケーブルを診断する際に、正常時の状態と比較することを特徴としており、診断対象が初めから故障を抱えている場合を想定していない。また、複数の箇所で発生している故障は検知することができない。
特開平01−176959号公報(第2頁、第1図) 特開平02−234521号公報(第6頁、第1図)
従来のケーブル診断装置は以上のように構成されているので、診断対象である有線ネットワークが初めから故障を抱えている場合、当該故障を検出することができない課題があった。また、複数の箇所で発生している故障を検知することができない課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、当初から抱えている有線ネットワークの故障を検知することができるとともに、複数の箇所で発生している故障を検知することができるケーブル診断装置及びケーブル診断方法を得ることを目的とする。
この発明に係るケーブル診断装置は、差動信号線とシールド線からなるケーブルを用いて構成されている有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及び上記差動信号線を構成する2本の信号線に対するシングルエンドモードインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、インピーダンス測定手段により測定されたインピーダンスの値を3値に変換する3値変換手段と、有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及びシングルエンドモードインピーダンスの3値の組み合わせと有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を記録している対応関係記録手段とを設け、故障状況判別手段が、対応関係記録手段に記録されている対応関係を参照して、3値変換手段により変換された3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別するようにしたものである。
この発明によれば、差動信号線とシールド線からなるケーブルを用いて構成されている有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及び上記差動信号線を構成する2本の信号線に対するシングルエンドモードインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、インピーダンス測定手段により測定されたインピーダンスの値を3値に変換する3値変換手段と、有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及びシングルエンドモードインピーダンスの3値の組み合わせと有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を記録している対応関係記録手段とを設け、故障状況判別手段が、対応関係記録手段に記録されている対応関係を参照して、3値変換手段により変換された3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別するように構成したので、当初から抱えている有線ネットワークの故障を検知することができるとともに、複数の箇所で発生している故障を検知することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるケーブル診断装置により診断される有線ネットワークを示す構成図である。 図1の有線ネットワークが簡単化されたπ型差動伝送路を示すモデリング図である。 この発明の実施の形態1によるケーブル診断装置を示す構成図である。 インピーダンステーブルに記録されている4つのインピーダンスの組み合わせと有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を示す説明図である。 4つのインピーダンスの組み合わせと故障数との対応関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるケーブル診断装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるケーブル診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるケーブル診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるケーブル診断装置により診断される有線ネットワークを示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるケーブル診断装置により診断される有線ネットワークを示す構成図である。
図1において、ケーブル診断装置1は通信端末6,7,8がケーブル2に多点接続されている有線ネットワークの故障を診断するTDR計測器である。
ケーブル2は、信号線3a及び信号線3bからなる差動信号線と、1本のシールド線4とから構成されており、その差動信号線の終端には、例えば、抵抗値RtΩの終端抵抗5が接続されている。
通信端末6,7,8はケーブル2に多点接続されて、各種の情報を送受信する端末である。
図1の有線ネットワークを簡単にモデリングすると、図2に示すように、2つの電源101,102と、5つのパーツ103〜107と、それらのパーツ103〜107を繋ぐ線路100とからなるπ型差動伝送路と見なすことができる。
図2において、電源101はプラス電圧のステップ波を出力する電源であり、101aは電源101の内部抵抗である。
電源102はマイナス電圧のステップ波を出力する電源であり、102aは電源102の内部抵抗である。
電源101の内部抵抗101aは、伝送線路パーツ103、終端抵抗パーツ107及び伝送線路パーツ104を介して、電源102の内部抵抗102aと繋がっている。
また、伝送線路パーツ103及び終端抵抗パーツ107はグラウンド接続パーツ105と繋がっており、伝送線路パーツ104及び終端抵抗パーツ107はグラウンド接続パーツ106と繋がっている。
さらに、電源101,102及びグラウンド接続パーツ105,106は、線路100によってグラウンドと接続されている。
なお、正常状態では、伝送線路パーツ103,104は短絡状態(抵抗値が0Ω)、グラウンド接続パーツ105,106は開放状態(抵抗値が∞Ω)であり、終端抵抗パーツ107は抵抗値がRtΩであり、差動モードインピーダンスZdiffを測定するときは、電源101aからはプラス電圧のステップ波を出力し、内部抵抗101a、線路パーツ100、伝送線路パーツ103及び線路パーツ100を通り、終端抵抗パーツ107まで到達する。一方、電源102aからはマイナス電圧のステップ波を出力し、内部抵抗102a、線路パーツ100、伝送線路パーツ104及び線路パーツ100を通り、終端抵抗パーツ107まで到達する。
図3はこの発明の実施の形態1によるケーブル診断装置を示す構成図である。
図3において、TDR計測部11は図1の有線ネットワークの差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、信号線3aに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3a及び信号線3bに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3bを測定する測定機器である。なお、TDR計測部11はインピーダンス測定手段を構成している。
ケーブル診断部12は3値変換部13、インピーダンステーブル格納部14及び故障状況判別部15から構成されており、有線ネットワークの故障を診断する。
3値変換部13は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、TDR計測部11により測定された差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの値を3値(0値、∞値、N値(0,∞以外の正の値))に変換する処理を実施する。なお、3値変換部13は3値変換手段を構成している。
インピーダンステーブル格納部14は例えばRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成されており、差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの3値の組み合わせと、有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を記録しているインピーダンステーブルを格納している。なお、インピーダンステーブル格納部14は対応関係記録手段を構成している。
故障状況判別部15は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、インピーダンステーブル格納部14により格納されているインピーダンステーブルを参照して、3値変換部13により変換された3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況(故障の発生箇所、故障種別)を判別する処理を実施する。なお、故障状況判別部15は故障状況判別手段を構成している。
図4はインピーダンステーブルに記録されている4つのインピーダンスの組み合わせと有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を示す説明図である。
図4において、インピーダンスの欄の0,∞,Nはインピーダンスを表す3値であり、Nは0,∞以外の正の値を表している。
パーツ103〜107の欄の“0”は故障ではない短絡状態、“∞”は故障ではない開放状態を示し、“開放”は断線故障、“短絡”は短絡故障を示している。
4つのインピーダンスが3値を取る場合、3の4乗(=81)通りのインピーダンスの組み合わせがあるが、これらの組み合わせの中で、実際に取りうるパターンは11通りであるため、図4には、11通りのインピーダンスの組み合わせが記録されている。
ここで注意したいのは、例えば、4つのインピーダンスの全てが∞値の場合、図4の例では、伝送線路パーツ103だけが故障(開放)である旨を表しているが、これに断定できるわけではなく、例えば、終端抵抗パーツ107が開放である可能性がある。
図4より、No.1のインピーダンスパターンである場合、考えられるネットワークの故障状況は3通りであり、No.38のインピーダンスパターンである場合、考えられるネットワークの故障状況は1通りのみである。
また、No.39のインピーダンスパターンである場合、考えられるネットワークの故障状況は8通りであり、途中を省略して、図4の最終行であるNo.81のインピーダンスパターンである場合、考えられるネットワークの故障状況は21通りである。
これらの考えられるネットワークの故障状況を足し合わせると、全部で48通りになる。
また、パーツ103〜107のうち、終端抵抗パーツ107は、通常(RtΩ)の状態、短絡状態及び開放状態の3状態があり、伝送線路パーツ103,104及びグラウンド接続パーツ105,106は、短絡状態と開放状態の2状態があるため、図5に示すように、3×2×2×2×2=48通りのネットワークの故障状況が考えられる。
しかし、これらのうち、4つのインピーダンスが取りうるパターンは、前述の通り、11種類であるため、ネットワークの故障状況も代表的な11個を図4に列挙している。
次に動作について説明する。
図6はこの発明の実施の形態1によるケーブル診断装置の処理内容を示すフローチャートである。
TDR計測部11は、有線ネットワークの差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、信号線3aに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3a及び信号線3bに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3bを測定する(ステップST1)。
なお、差動モードインピーダンスZdiff及び信号線3a,3bに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bを測定する際には、図2に示すように、電源101,102が設置されるが、コモンモードインピーダンスZcommを測定する際には、電源102の代わりに、電源101と同じく、プラス電圧のステップ波を出力する電源が設置される。
3値変換部13は、TDR計測部11が差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bを測定すると、その差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの値を3値(0値、∞値、N値(0,∞以外の正の値))に変換する(ステップST2)。
例えば、インピーダンスの値が、0に近い正の閾値Thより小さければ、そのインピーダンスの値を0値に変換する。
インピーダンスの値が、TDR計測部11で測定可能な最大値であれば、そのインピーダンスの値を∞値に変換する。
インピーダンスの値が、0に近い正の閾値Th以上であって、TDR計測部11で測定可能な最大値より小さければ、そのインピーダンスの値をN値に変換する。
故障状況判別部15は、3値変換部13が差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの値を3値に変換すると、インピーダンステーブル格納部14により格納されているインピーダンステーブルを参照して、それらのインピーダンスの3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況(故障の発生箇所、故障種別)を判別する(ステップST3)。
即ち、故障状況判別部15は、インピーダンステーブルに記録されている11種類のインピーダンスの組み合わせの中で、3値変換部13により変換された3値の組み合わせに対応する組み合わせを探索して、その組み合わせに対応する故障状況を特定する。
例えば、コモンモードインピーダンスZcommが“N”、差動モードインピーダンスZdiffが“N”、シングルエンドモードインピーダンスZ3aが“0”、シングルエンドモードインピーダンスZ3bが“N”であれば、グラウンド接続パーツ105が短絡の故障であると判別する。
また、コモンモードインピーダンスZcommが“∞”、差動モードインピーダンスZdiffが“∞”、シングルエンドモードインピーダンスZ3aが“0”、シングルエンドモードインピーダンスZ3bが“∞”であれば、伝送線路パーツ104が断線故障(開放)であると同時に、グラウンド接続パーツ105が短絡故障であると判別する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、有線ネットワークの差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、信号線3aに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3a及び信号線3bに対するシングルエンドモードインピーダンスZ3bを測定するTDR計測部11と、TDR計測部11により測定された差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの値を3値に変換する3値変換部13と、差動モードインピーダンスZdiff、コモンモードインピーダンスZcomm、シングルエンドモードインピーダンスZ3a,Z3bの3値の組み合わせと有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係が記録されているインピーダンステーブルを格納しているインピーダンステーブル格納部14とを設け、故障状況判別部15が、インピーダンステーブル格納部14により格納されているインピーダンステーブルを参照して、3値変換部13により変換された3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別するように構成したので、当初から抱えている有線ネットワークの故障を検知することができるとともに、複数の箇所で発生している故障を検知することができる効果を奏する。なお、人手による介在が不要であるため、人為的な測定誤差を生じることもない。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2によるケーブル診断装置を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
故障情報記録部16は例えばRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成されており、故障状況判別部15により判別された故障の発生箇所と故障種別を示す故障情報を記録する。なお、故障情報記録部16は故障情報記録手段を構成している。
上記実施の形態1では、故障状況判別部15が、インピーダンステーブル格納部14により格納されているインピーダンステーブルを参照して、3値変換部13により変換された3値から有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別するものを示したが、故障状況判別部15により判別された故障の発生箇所と故障種別を示す故障情報を故障情報記録部16に記録するようにしてもよい。
故障状況判別部15により判別された故障の発生箇所と故障種別を示す故障情報を故障情報記録部16に記録することにより、例えば、有線ネットワークにおいて、複数回故障が発生した場合に、故障情報記録部16に記録されている故障情報を参照することで、有線ネットワークにおける故障の発生頻度などを把握することが可能になる。
図7には図示していないが、故障情報記録部16に記録されている故障情報を参照して、有線ネットワークにおける故障の発生頻度を特定する発生頻度特定部を実装するようにしてもよい。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3によるケーブル診断装置を示す構成図であり、図において、図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
故障報知部17は故障状況判別部15の判別結果が、有線ネットワークのいずれかの箇所で故障が発生している旨を示していれば(故障情報記録部16に記録された最新の故障情報が、有線ネットワークのいずれかの箇所で故障が発生している旨を示している場合を含む)、故障が発生している旨を報知する処理を実施する。なお、故障報知部17は故障報知手段を構成している。
上記実施の形態2では、故障状況判別部15により判別された故障の発生箇所と故障種別を示す故障情報を故障情報記録部16に記録するものを示したが、故障状況判別部15の判別結果が、有線ネットワークのいずれかの箇所で故障が発生している旨を示していれば、故障報知部17が、故障が発生している旨を報知するようにしてもよい。
具体的には、故障報知部17は、故障状況判別部15の判別結果が、有線ネットワークのいずれかの箇所で故障が発生している旨を示していれば、例えば、アラームの鳴動や照明の点灯を行うことで、故障が発生している旨を観測者に知らせるようにする。
これにより、観測者は、有線ネットワークにおいて、故障が発生している旨を知ることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、ケーブル診断装置1がケーブル2に接続されているものを示したが、図9に示すように、ケーブル診断装置1が、ケーブル2に接続されている通信端末6内に組み込まれており、その通信端末6がケーブル診断装置1における故障状況判別部15の判別結果を他の通信端末7,8や別の装置などに送信するようにしてもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ケーブル診断装置、2 ケーブル、3a,3b 信号線、4 シールド線、5 終端抵抗、6,7,8 通信端末、11 TDR計測部(インピーダンス測定手段)、12 ケーブル診断部、13 3値変換部(3値変換手段)、14 インピーダンステーブル格納部(対応関係記録手段)、15 故障状況判別部(故障状況判別手段)、16 故障情報記録部(故障情報記録手段)、17 故障報知部(故障報知手段)、100 線路、101,102 電源、101a,102a 内部抵抗、103,104 伝送線路パーツ、105,106 グラウンド接続パーツ、107 終端抵抗パーツ。

Claims (6)

  1. 差動信号線とシールド線からなるケーブルを用いて構成されている有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及び上記差動信号線を構成する2本の信号線に対するシングルエンドモードインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、上記インピーダンス測定手段により測定されたインピーダンスの値を3値に変換する3値変換手段と、上記有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及びシングルエンドモードインピーダンスの3値の組み合わせと上記有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を記録している対応関係記録手段と、上記対応関係記録手段に記録されている対応関係を参照して、上記3値変換手段により変換された3値から上記有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別する故障状況判別手段とを備えたケーブル診断装置。
  2. 故障状況判別手段は、有線ネットワークにおける各箇所の故障状況として、故障の発生箇所と故障種別を判別することを特徴とする請求項1記載のケーブル診断装置。
  3. 故障状況判別手段により判別された故障の発生箇所と故障種別を示す故障情報を記録する故障情報記録手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のケーブル診断装置。
  4. 故障状況判別手段の判別結果が、有線ネットワークのいずれかの箇所で故障が発生している旨を示していれば、故障が発生している旨を報知する故障報知手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のケーブル診断装置。
  5. インピーダンス測定手段、3値変換手段及び故障状況判別手段が、ケーブルに接続されている通信端末内に組み込まれており、上記通信端末が上記故障状況判別手段の判別結果を送信することを特徴とする請求項1記載のケーブル診断装置。
  6. インピーダンス測定手段が、差動信号線とシールド線からなるケーブルを用いて構成されている有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及び上記差動信号線を構成する2本の信号線に対するシングルエンドモードインピーダンスを測定するインピーダンス測定処理ステップと、3値変換手段が、上記インピーダンス測定処理ステップで測定されたインピーダンスの値を3値に変換する3値変換処理ステップと、故障状況判別手段が、上記有線ネットワークの差動モードインピーダンス、コモンモードインピーダンス及びシングルエンドモードインピーダンスの3値の組み合わせと上記有線ネットワークにおける各箇所の故障状況との対応関係を記録しているテーブルを参照して、上記3値変換処理ステップで変換された3値から上記有線ネットワークにおける各箇所の故障状況を判別する故障状況判別処理ステップとを備えたケーブル診断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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