JP2012160873A - 画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】読み取った原稿の画像から白紙のページを容易に削除することのできる画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、原稿の両面の画像を読み取る画像読取部1と、画像読取部1にて読み取った画像から白紙を検出する白紙検知部43と、画像読取部1にて読み取った他の画像との関係に基づいて、白紙検知部43にて検出した白紙を削除する白紙除去部45とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関し、より特定的には、原稿の両面の画像を読み取る画像読取手段を備えた画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなどがある。
近年、画像形成装置は、画像読取装置を備えるスキャナ、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはデジタル複合機などとして、オフィスや家庭などに急速に普及している。画像読取装置の中には、複数の原稿を一枚ずつ画像読取部に供給する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)と、原稿の表面および裏面の画像を読み取る画像読取部(イメージセンサ)とを含むものがある。この画像読取装置によれば、複数枚からなる原稿を順に自動で画像読取部へ供給し、原稿の表面および裏面の原稿を同時に読み取ることができる。
上記のような画像読取装置において、一方の面が白紙である原稿が含まれている場合、白紙が出力されないようにするために、原稿の読取後などに、操作パネルのモード設定などにより白紙を削除する操作(ページ編集設定)をユーザから受け付けていた。
ここで、下記特許文献1には、読み取った原稿の画像から白紙を削除する技術が開示されている。下記特許文献1のコピー機は、原稿の表面および裏面のそれぞれの画像データについて、白紙であるか否かを示す白紙判定データを画像処理部から出力し、その白紙判定データに基づいて、白紙でない面の画像データがメモリから出力されるようにしている。
特開2010−41541号公報
画像読取装置にて片面原稿の両面を読み取って、画像形成装置にて印刷する場合、原稿の中に、タイトルページや章の始まりなど、表面として印刷したい画像のページが含まれているときがある。このようなとき、特許文献1の技術では白紙でない画像データが全て削除さるので、編集される画像のデータにおいて、表面として印刷したい画像のページが裏面となるおそれがあった。
また、画像形成装置によっては、表面として印刷したい画像のページが正しく表面になるように、読み取った画像のデータに対して表面指定や白紙挿入指定などを行うことが可能である。具体的には、画像形成装置のページ編集設定モードにおいて、操作パネルなどから具体的なページ番号などをユーザが指定することにより、このような指定を行うことができる。しかしこの作業は、ユーザ自身が原稿の順番を確認しながら行う必要があり、非常に煩雑である。たとえば、ユーザがページ番号指定を間違えると、希望する印刷物を生成することができず、指定するページの数が多いと設定作業に時間を要する。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その一の目的は、読み取った原稿の画像から白紙のページを容易に削除することのできる画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、読み取った原稿の画像から白紙のページを適切に削除することのできる画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像読取装置は、原稿の両面の画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段にて読み取った画像から白紙を検出する白紙検出手段と、画像読取手段にて読み取った他の画像との関係に基づいて、白紙検出手段にて検出した白紙を削除する白紙除去手段とを備える。
上記画像読取装置において好ましくは、画像読取手段にて読み取った画像を記憶装置に記憶させる画像記憶手段をさらに備え、白紙除去手段は、画像記憶手段にて記憶された画像から白紙を削除する。
上記画像読取装置において好ましくは、白紙除去手段は、画像読取手段にて連続して読み取った2枚の原稿において、先の原稿の裏面および後の原稿の表面がいずれも白紙である場合に、先の原稿の裏面および後の原稿の表面の白紙を画像記憶手段にて記憶された画像から削除する。
上記画像読取装置において好ましくは、白紙除去手段は、後の原稿の裏面の画像が、先の原稿の表面の画像が表面の画像となる記録材における裏面の画像となるように、画像記憶手段にて記憶された画像を変更する。
上記画像読取装置において好ましくは、白紙除去手段は、画像読取手段にて連続して読み取った2枚の原稿において、先の原稿の裏面が白紙ではない場合、または後の原稿の表面が白紙ではない場合、先の原稿および後の原稿の画像を画像記憶手段にて記憶された画像から削除しない。
上記画像読取装置において好ましくは、画像読取手段は、原稿の両面の画像を同時に読み取る。
本発明の他の局面に従う画像形成装置は、上述の画像読取装置と、画像読取手段にて読み取った画像であって、白紙画像除去手段にて白紙を削除した後の画像を形成する画像形成手段とを備える。
上記画像形成装置において好ましくは、記録材の両面に画像を形成する場合に、画像形成手段は、記録材の裏面に形成する画像を180度回転する処理である天地補正処理を行わずに画像を形成する。
上記画像形成装置において好ましくは、画像読取手段にて読み取った原稿の特定の面に画像が形成されている場合に、画像形成手段にて記録紙の両面に画像を形成するようにモードに切り替えるモード切替手段をさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従う画像読取装置の制御方法は、原稿の両面の画像を読み取る画像読取ステップと、画像読取ステップにて読み取った画像から白紙を検出する白紙検出ステップと、画像読取ステップにて読み取った他の画像との関係に基づいて、白紙検出ステップにて検出した白紙を削除する白紙除去ステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従う画像読取装置の制御プログラムは、原稿の両面の画像を読み取る画像読取ステップと、画像読取ステップにて読み取った画像から白紙を検出する白紙検出ステップと、画像読取ステップにて読み取った他の画像との関係に基づいて、白紙検出ステップにて検出した白紙を削除する白紙除去ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、読み取った画像のデータを容易に編集することのできる画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することができる。また本発明によれば、読み取った原稿の画像から白紙のページを適切に削除することのできる画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置の概観を示す図である。 自動原稿送り装置を含む画像読取部の構成を示す図である。 図1の画像形成装置に含まれる制御部の構成を示すブロック図である。 画像読取部により読み取った原稿の画像であって、HDDに記憶された原稿の画像を模式的に示す図である。 白紙検知部によって白紙を検知した後の、白紙除去制御のアルゴリズムを模式的に示す図である。 画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第1の例を示す図である。 図6のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。 白紙除去部によって白紙が削除された後の第1の例のデータを模式的に示す図である。 画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第2の例を示す図である。 図9のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。 白紙除去部によって白紙が削除された後の第2の例のデータを模式的に示す図である。 画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第3の例を示す図である。 図12のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。 白紙除去部によって白紙が削除された後の第3の例のデータを模式的に示す図である。 画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第4の例を示す図である。 図15のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。 白紙除去部によって白紙が削除された後の第4の例のデータを模式的に示す図である。 原稿の印刷指示をユーザから受け付けた場合における、画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図18のステップS9のサブルーチンを示す図である。 本発明の一実施の形態における画像読取装置が接続されたPCの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面に基づいて説明する。
本願明細書において「白紙」とは、読み取るべき画像が含まれていないことを意味する。「片面原稿」とは、一方の面が白紙である原稿を意味する。「両面原稿」とは、両面に画像が形成されている原稿(両面とも白紙でない原稿)を意味する。
[画像形成装置の構成]
始めに、本発明の一実施の形態における画像読取装置が画像形成装置に搭載された構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置の概観を示す図である。
図1を参照して、画像形成装置はたとえばMFPであり、自動原稿送り装置を含む画像読取部1(画像読取装置の一例、スキャナ)と、画像処理部3と、画像形成部5と、給紙部7と、排紙部9とを備えている。
画像形成装置が複写機として使用される場合やスキャナとして使用される場合などには、画像読取部1で原稿が両面同時読み取りされる。画像処理部3は、画像読取部1で読み取った画像データなどを処理する。画像形成部5は、給紙部7から送られてきた紙に、画像処理部3で処理された画像データに基づいて画像を形成する。画像が形成された用紙は排紙部9から排出トレイ10へ排出される。
図2は、自動原稿送り装置を含む画像読取部の構成を示す図である。
自動原稿送り装置を含む画像読取部1は大きくは、原稿搬送装置11と、読取ユニット13とで構成される。
原稿搬送装置11は、給紙トレイ101と、給紙ローラー105と、分離ローラー107と、搬送ローラー109と、読取前ローラー111と、読取後ローラー113と、第二読取位置115と、CIS117と、反転ローラー119と、排紙ローラー121と、排出トレイ123とを含んでいる。
読取ユニット13は、第一読取位置131と、プラテンガラス133と、露光装置135と、ミラー137、139、および141と、レンズ143と、CCD145とを含んでいる。
原稿搬送装置11の給紙トレイ101には原稿100が積載される。以降、給紙トレイ101上に配置された状態の原稿100における上向きの面を「表面」と記し、原稿100における下向きの面を「裏面」と記すことがある(なお、これとは逆に、原稿100における上向きの面を「裏面」とし、原稿100における下向きの面を「表面」としてもよい)。給紙トレイ101に積載された原稿100は、給紙ローラー105で給紙され、分離ローラー107で他の原稿から分離される。分離ローラー107を通過した原稿100は、搬送ローラー109および読取前ローラー111で、搬送経路R1を経て第一読取位置131へ搬送される。読取ユニット13は、第一読取位置131を通過する原稿100の表面を露光装置135で露光し、プラテンガラス133、ミラー137、139、141、およびレンズ143を通して、CCD145からRGBデータとして画像データを生成する。第一読取位置131を通過した原稿100は第二読取位置115へ搬送され、そこで原稿100の裏面はCIS117により読み取られ、画像データが生成される。原稿100は、第二読取位置115を通過後、反転ローラー119、排紙ローラー121よって搬送され、排出トレイ123へ排出される。このように画像を読み取ることにより、ワンパスで(一回の通紙で)原稿100の両面の画像を同時に読み取ることができる。
ここで、第一読取位置131においては、原稿100は搬送ガイド部材によって、プラテンガラス133と非接触で搬送されるよう案内される。また、読取後ローラー113の回転速度を読取前ローラー111の回転速度よりも若干速くすることで、原稿100が引っ張られるようになる。それにより、原稿100のたるみによるプラテンガラス133と原稿100との接触を防止する。読取位置のプラテンガラス133上に紙粉や粘着物などの異物があると、それらは読み取り位置に留まるため、原稿100の搬送方向に色筋ノイズとして現れる。異物は主に原稿100とプラテンガラス133との接触によってプラテンガラス133上に供給される。上記のように、原稿100をプラテンガラス133に接触させないことによって、これらの異物の供給を防いでいる。
また、図示しないが、原稿搬送装置11の給紙トレイ101には、給紙時の傾きを防止するためのガイド部材が設けられている。そのガイド部材に連結された位置検出センサと給紙トレイ101の搬送方向に設けられた複数の原稿検出部材との組み合わせにより、給紙トレイ101上の原稿のサイズが判別可能となっている。
なお、原稿搬送装置11では、CIS117を使用せずに、表面を読み取り後の原稿を、反転ローラー119によって反転(スイッチバック)して、搬送経路R2を経て再び第一読取位置131を通過させてもよい。この場合には、CCD145で原稿の裏面も読み取ることが可能になる。この場合原稿100は、第一読取位置131で裏面の画像を読み取られた後、反転ローラー119、排紙ローラー121よって搬送され、排出トレイ123へ排出される。
図3は、図1の画像形成装置に含まれる制御部の構成を示すブロック図である。
制御部15は、画像読取部1と、画像処理部3と、画像形成部5と、CPU(中央演算処理装置)17と、画像記憶部21と、画像出力部23と、ファクシミリ制御部25と、ネットワーク接続部27と、ROM29と、RAM31と、不揮発メモリ33およびHDD(Hard Disk Drive)35と、表示部37と、パネル操作部39と、後処理部41と、白紙検知部43と、白紙除去部45と、両面プリント切替部47と、原稿センサ49とを備えている。
画像読取部1は原稿の画像を読み取り、画像処理部3は画像データに対して処理を行なう。画像形成部5は画像処理部3にて処理された画像データに基づいて用紙などに画像を形成し、CPU17はシステム全体を制御する。画像記憶部21は画像読取部1にて読み取った画像データなどをHDD35に記憶させ、画像出力部23は画像データの印刷処理を制御する。ファクシミリ制御部25は通信回線を通して画像データを送信し、ネットワーク接続部27は画像形成装置と通信回線および他機器との接続を制御する。ROM29は書き換え不可能な読み出しのみのデータを保存し、RAM31はデータを一時的に記憶する。不揮発メモリ33およびHDD35は、各種データを保存し、データの書き換えが可能である。表示部37は画像形成装置の情報を表示し、パネル操作部39は画像形成装置に処理命令を与えることが可能である。特にパネル操作部39は、ファイル生成モードやコピーモードなどを開始するためのスタートボタンを含んでいる。後処理部41は読み取った原稿および/または画像形成した用紙に対して後処理を施し、白紙検知部43は、画像読取部1にて読み取った画像から白紙を検出する。白紙除去部45は、画像読取部1にて読み取った他の画像との関係に基づいて、画像読取部1にて読み取った画像から白紙を削除する。両面プリント切替部47は、画像読取部1にて読み取った原稿の特定の面(たとえば裏面)に画像が形成されている場合に、画像形成部5にて記録紙の両面に画像を形成するようにモードを切り替える。原稿センサ49は給紙トレイ101上の原稿の有無を検知する。
CPU17を中心に、各モジュールが通信および制御信号に基づいて制御される。CPU17は、画像読取部1、画像処理部3、画像形成部5、画像記憶部21、画像出力部23、ファクシミリ制御部25、ネットワーク接続部27、ROM29、RAM31、不揮発メモリ33、HDD35、表示部37、パネル操作部39、後処理部41、白紙検知部43、白紙除去部45、両面プリント切替部47、および原稿センサ49の各々と、通信または信号の送受信を実施することで、制御部15全体を制御する。
画像読取部1で読み取られた画像データは、RAM31上に確保されたファイルメモリエリアに一時的に格納される。そして、画像処理部3にて読み取った画像のファイルが生成され、生成されたファイルはHDD35に保存される。
画像形成装置を用いて、片面原稿を含む複数の原稿を読み込んで、読み込んだ画像に基づいて両面プリントを行う場合、ユーザは、画像が形成されている面を所望の向きにして(記録材の表面に形成したい原稿の画像は表向きにし、記録材の裏面に形成したい原稿の画像は裏向きにして)、給紙トレイ101に複数の原稿100をセットし、パネル操作部39を通じて印刷指示を行う。画像形成装置は、ユーザからの指示を受け付けると、画像読取部1を通じて複数の原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を順次電子化し、電子化したデータを記憶装置に記憶する。そして、読み取った他の画像との関係に基づいて、記憶装置に記憶したデータから白紙を削除する。白紙を削除して最終的に得られたデータは、ユーザからの指示に応じて、画像形成部5を用いて記録材に画像形成される。
[白紙除去制御のアルゴリズム]
続いて、本実施の形態の画像形成装置が実行する白紙除去(削除)制御のアルゴリズムについて説明する。
図4は、画像読取部により読み取った原稿の画像のデータを模式的に示す図である。
なお、以降の図4〜図17では、画像読取部1で読み取った順(図8、図11、図14および図17では出力画像として確定した順)に各原稿の画像が左から右へ並べられている。また、これらの図において画像の上部または下部に付された「表」または「裏」という文字は、その画像が表面の画像であるか裏面の画像であるかを示している。さらに図4〜図17において、画像の上部または下部に付された「#1」、「#2」、・・・、または「#n」という文字は、画像番号を示している(以降、nは任意の自然数である)。図4に示す画像における線FLおよび線BLは、それぞれ原稿の表面および裏面の画像の下部の辺を示しており、線FUおよび線BUは、それぞれ原稿の表面および裏面の画像の上部の辺を示している。
図4を参照して、画像形成装置は、画像読取部1によって原稿の表面および裏面の画像を読み取ると、画像記憶部21によってそれらの画像のデータを原稿の読み取り順にHDD35に記憶させる。図4では、1枚目の原稿(画像番号#1の原稿)の表面には「A」の文字の画像が形成されており、2枚目の原稿(画像番号#2の原稿)の裏面には「B」の文字の画像が形成されており、3枚目の原稿(画像番号#3の原稿)の表面には「C」の文字の画像が形成されており、4枚目の原稿(画像番号#4の原稿)の裏面には「D」の文字の画像が形成されている。1枚目の原稿の裏面、2枚目の原稿の表面、3枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、およびn枚目の原稿の両面は、白紙となっている。
画像形成装置は、原稿の表面および裏面の画像を読み取ると、それらの画像から白紙を白紙検知部43によって検出(検知)し、読み取った画像のデータにその検出結果を付加してHDD35に記憶させる。なお画像形成装置は、読み取った画像のデータをHDD35に記憶させた後で、HDD35に記憶させたデータから白紙を検出し、検出結果を付加してデータを更新してもよい。
図5は、白紙検知部によって白紙を検知した後の、白紙除去制御のアルゴリズムを模式的に示す図である。図5においては、1枚目からn枚目までの原稿のうち画像読取部1にて連続して読み取った2枚の原稿における表面および裏面の画像が示されている。2枚の原稿のうち先の原稿はk番目の原稿(画像番号#kの原稿、kは1以上(n−1)以下の任意の自然数)として示されており、後の原稿は(k+1)番目の原稿(画像番号#(k+1)の原稿)として示されている。
なお、以降の図5〜図17において、白紙には「白」の文字が記されており、白紙のうち画像形成装置によって削除されるものには「削除」の文字が付されている。
図5を参照して、原稿が全て片面原稿である場合、連続して読み取った2枚の原稿の画像の組合せは、図5(A)〜図5(D)の4つのパターンに分けられる。図5(A)のパターンでは、先の原稿の表面には「A」の文字の画像が形成されており、後の原稿の裏面には「B」の文字の画像が形成されている。先の原稿の裏面および後の原稿の表面は、白紙となっている。図5(B)のパターンでは、先の原稿の表面には「A」の文字の画像が形成されており、後の原稿の表面には「B」の文字の画像が形成されている。先の原稿の裏面および後の原稿の裏面は、白紙となっている。図5(C)のパターンでは、先の原稿の裏面には「A」の文字の画像が形成されており、後の原稿の裏面には「B」の文字の画像が形成されている。先の原稿の表面および後の原稿の表面は、白紙となっている。図5(D)のパターンでは、先の原稿の裏面には「A」の文字の画像が形成されており、後の原稿の表面には「B」の文字の画像が形成されている。先の原稿の表面および後の原稿の裏面は、白紙となっている。
図5(A)〜(D)の4つのパターンのうち白紙除去部45が実際に白紙を削除するのは、図5(A)のパターンの場合のみである。すなわち白紙除去部45は、先の原稿の表面および後の原稿の裏面にいずれも画像が形成されており、かつ先の原稿の裏面および後の原稿の表面がいずれも白紙である場合、先の原稿の裏面および後の原稿の表面の白紙を削除するように、HDD35に記憶されている画像ファイルを更新する(HDD35に記憶させた画像を変更する)。白紙除去部45は白紙を削除した後、後の原稿の裏面の画像(「B」の文字の画像)が、先の原稿の表面の画像に対する裏面の画像となるように、HDD35に記憶されている画像ファイルを更新する。つまり白紙除去部45は、1枚の原稿の表面および裏面の画像として、先の原稿の表面の画像と後の原稿の裏面の画像との組合せを確定する。
なお、1枚の原稿の表面および裏面の両方が白紙である場合、白紙除去部45はその原稿の表面および裏面の白紙を削除してもよい。図5(B)、図5(C)、および図5(D)のパターンの場合、白紙除去部45はこれらのパターンの白紙を削除せず、これらのパターンの白紙はHDD35に記憶されたデータに残される。
[白紙除去制御の具体例]
続いて、白紙除去制御の具体例について説明する。なお、以降の説明においては、画像読取部1にて読み取った原稿の画像に基づく印刷の指示をユーザから受け付けた場合の、白紙除去制御の具体例について説明する。
図6は、画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第1の例を示す図である。なお第1の例は、読み取った原稿の画像における全ての白紙を除去する場合の例である。
図6を参照して、このデータにおいては、1枚目の原稿(画像番号#1の原稿)の表面、2枚目の原稿(画像番号#2の原稿)の裏面、3枚目の原稿(画像番号#3の原稿)の表面、4枚目の原稿(画像番号#4の原稿)の裏面、5枚目の原稿(画像番号#5の原稿)の表面、および6枚目の原稿(画像番号#6の原稿)の裏面には画像が形成されている。1枚目の原稿の裏面、2枚目の原稿の表面、3枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、5枚目の原稿の裏面、および6枚目の原稿の表面は、白紙となっている。
図7は、図6のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。
図7を参照して、1枚目の原稿の画像と2枚目の原稿の画像との組合せは、図5(A)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、1枚目の原稿の裏面および2枚目の原稿の表面の白紙を削除する。同様に、3枚目の原稿の画像と4枚目の原稿の画像との組合せ、および5枚目の原稿の画像と6枚目の原稿の画像との組合せの各々は、図5(A)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、3枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、5枚目の原稿の裏面、および6枚目の原稿の表面の各々の白紙を削除する。
図8は、白紙除去部によって白紙が削除された後の第1の例のデータを模式的に示す図である。
図8を参照して、白紙除去部45は白紙を削除した後、1枚目の原稿の表面の画像と2枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#1の画像の組合せとしてHDD35に再記憶させる(HDD35に記憶されている画像番号#1の画像の組合せをこの組合せに変更(更新)する)。同様に、白紙除去部45は、3枚目の原稿の表面の画像と4枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#2の画像の組合せとしてHDD35に再記憶させる。白紙除去部45は、5枚目の原稿の表面の画像と6枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#3の画像の組合せとして確定し、HDD35に再記憶させる。
ここで、HDD35に再記憶された画像番号#1の画像の組合せは、以後削除や変更が行われることが無い。このため、HDD35に再記憶された画像番号#1の画像の組合せは、HDD35に再記憶された直後に読み出されて、画像形成部5にて記録材の表面および裏面に印刷されるようにしてもよい。同様に、HDD35に再記憶された画像番号#2および#3の画像の組合せも、HDD35に再記憶された直後に、順に読み出されて画像形成部5にて記録材に印刷されるようにしてもよい。この場合には、全ての原稿の画像の再記憶を待たずに画像形成を開始することができる。
図9は、画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第2の例を示す図である。なお第2の例は、読み取った原稿の画像が、除去しない白紙を含む場合の例である。
図9を参照して、このデータにおいては、1枚目〜3枚目の原稿(画像番号#1〜#3の原稿)の表面、4枚目の原稿(画像番号#4の原稿)の裏面、5枚目の原稿(画像番号#5の原稿)の表面、および6枚目の原稿(画像番号#6の原稿)の裏面には画像が形成されている。1枚目〜3枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、5枚目の原稿の裏面、および6枚目の原稿の表面は、白紙となっている。
図10は、図9のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。
図10を参照して、1枚目の原稿の画像と2枚目の原稿の画像との組合せは、図5(B)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、1枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。また、1枚目の原稿の画像と2枚目の原稿の画像との組合せ、および2枚目の原稿の画像と3枚目の原稿の画像との組合せは、いずれも図5(B)に示すパターンとなっている。つまり、2枚目の原稿とその前後の原稿との組合せは、いずれも図5(A)に示すパターンとはなっていない。このため白紙除去部45は、2枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。一方、3枚目の原稿の画像と4枚目の原稿の画像との組合せ、および5枚目の原稿の画像と6枚目の原稿の画像との組合せの各々は、図5(A)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、3枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、5枚目の原稿の裏面、および6枚目の原稿の表面の各々の白紙を削除する。
図11は、白紙除去部によって白紙が削除された後の第2の例のデータを模式的に示す図である。
図11を参照して、白紙除去部45は、1枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像との組合せをそのまま確定し、2枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像との組合せをそのまま確定する。この場合、HDD35に記憶されている画像番号#1および#2の画像の組合せは変更しない。また、白紙除去部45は白紙を削除した後、3枚目の原稿の表面の画像と4枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#3の組合せとしてHDD35に再記憶される。また、白紙除去部45は白紙を削除した後、5枚目の原稿の表面の画像と6枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#4の組合せとしてHDD35に再記憶させる。
図12は、画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第3の例を示す図である。なお第3の例は、読み取った原稿の画像が、除去すべきか否かが判断できない白紙を含む場合の例である。
図12を参照して、このデータにおいては、1枚目および2枚目の原稿(画像番号#1および#2の原稿)の裏面、3枚目の原稿(画像番号#3の原稿)の表面、4枚目の原稿(画像番号#4の原稿)の裏面、5枚目の原稿(画像番号#5の原稿)の裏面、および6枚目の原稿(画像番号#6の原稿)の表面には画像が形成されている。1枚目および2枚目の原稿の表面、3枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、5枚目の原稿の表面、および6枚目の原稿の裏面は、白紙となっている。
図13は、図12のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。
図13を参照して、1枚目の原稿の画像と2枚目の原稿の画像との組合せは、図5(C)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、1枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。また、2枚目の原稿とその前後の原稿との組合せは、いずれも図5(A)に示すパターンとはなっていないため、白紙除去部45は、2枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。一方、3枚目の原稿の画像と4枚目の原稿の画像との組合せは、図5(A)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、3枚目の原稿の裏面および4枚目の原稿の表面の各々の白紙を削除する。5枚目の原稿の画像と6枚目の原稿の画像との組合せは、図5(A)に示すパターンとなっていないため、白紙除去部45は、5枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。6枚目の原稿の裏面の白紙については、除去すべきか否かが判断できない。次に読み込まれる7枚目の原稿の状態により、6枚目の原稿の裏面の白紙を削除するか否かが決まるからである。つまり、7枚目の原稿の表面が白紙であり、裏面に画像が形成されている場合には、6枚目の原稿の画像と7枚目の原稿の画像との組合せは、図5(A)に示すパターンとなるため、白紙除去部45は、6枚目の原稿の裏面の白紙を削除する。7枚目の原稿がこれ以外のものである場合、または7枚目の原稿が無い場合には、6枚目の原稿の画像と7枚目の原稿の画像との組合せは、図5(A)に示すパターンとはならないため、白紙除去部45は、6枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。
図14は、白紙除去部によって白紙が削除された後の第3の例のデータを模式的に示す図である。
図14を参照して、白紙除去部45は、1枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像との組合せをそのまま確定し、2枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像との組合せをそのまま確定する。この場合、HDD35に記憶されている画像番号#1および#2の画像の組合せは変更しない。また白紙除去部45は、白紙を削除した後、3枚目の原稿の表面の画像と4枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#3の組合せとしてHDD35に再記憶させる。また、白紙除去部45は、5枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#4の組合せとしてHDD35に再記憶させる。6枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像については、白紙を除去すべきか否かが判断できないので、白紙除去部45は、7枚目の原稿が読み込まれるまでたとえば一定時間の間待機する。
図15は、画像読取部により読み取った原稿の画像のデータの第4の例を示す図である。なお第4の例は、読み取った原稿が、表面および裏面のいずれも白紙ではない原稿(両面原稿)を含む場合の例である。
図15を参照して、このデータにおいては、1枚目および2枚目の原稿(画像番号#1および#2の原稿)の表面、3枚目の原稿(画像番号#3の原稿)の表面および裏面、4枚目の原稿(画像番号#4の原稿)の裏面、5枚目の原稿(画像番号#5の原稿)の表面、および6枚目の原稿(画像番号#6の原稿)の裏面には画像が形成されている。1枚目および2枚目の原稿の裏面、4枚目の原稿の表面、5枚目の原稿の裏面、および6枚目の原稿の表面は、白紙となっている。
図16は、図15のデータにおいて、白紙除去部によって削除される白紙を模式的に示す図である。
図16を参照して、1枚目の原稿の画像と2枚目の原稿の画像との組合せは、図5(B)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、1枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。また、2枚目の原稿とその前後の原稿との組合せは、いずれも図5(A)に示すパターンとはなっていないため、白紙除去部45は、2枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。3枚目の原稿のような両面原稿については、白紙除去部45は白紙の除去を行わない。4枚目の原稿の画像と5枚目の原稿の画像との組合せは、図5(D)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、4枚目の原稿の裏面の白紙を削除しない。5枚目の原稿の画像と6枚目の原稿の画像との組合せは、図5(A)に示すパターンとなっているため、白紙除去部45は、5枚目の原稿の裏面および6枚目の原稿の表面の各々の白紙を削除する。
図17は、白紙除去部によって白紙が削除された後の第4の例のデータを模式的に示す図である。
図17を参照して、白紙除去部45は、1枚目〜4枚目の原稿の表面の画像と裏面の画像との組合せをそのまま確定する。この場合、HDD35に記憶されている画像番号#1〜#4の画像の組合せは変更しない。また白紙除去部45は、白紙を削除した後、5枚目の原稿の表面の画像と6枚目の原稿の裏面の画像との組合せを確定し、この組合せを画像番号#5の組合せとしてHDD35に再記憶させる。
[画像形成装置の動作を示すフローチャート]
続いて、原稿を読み取ってその画像を印刷する指示(原稿の印刷指示)をユーザから受け付けた場合における、画像形成装置の動作を示すフローチャートについて説明する。
図18は、原稿の印刷指示をユーザから受け付けた場合における、画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
図18を参照して、CPU17は、印刷モードの設定および印刷指示を、パネル操作部39を通じてユーザから受け付ける(S1)。印刷モードは、たとえば片面印刷モード、両面印刷モード、および自動判別モードの中から選択可能であってもよい。次にCPU17は、原稿センサ49を用いて給紙トレイ101上の原稿を検知し、給紙トレイ101上に原稿があるか否かを判別する(S2)。ステップS2において、給紙トレイ101上に原稿があると判別した場合(S2でYES)、CPU17は、給紙トレイ101上から画像読取部1内へ原稿を1枚搬送し、画像読取部1を用いてその原稿の表面および裏面の画像を読み取る(S3)。続いてCPU17は、画像読取部1にて読み取った画像から白紙検知部43を用いて白紙を検出し、読み取った画像のデータに検出結果を付加する(S4)。次にCPU17は、ステップS1にて設定された印刷モードが自動であったか否かを判別し(S5)、自動であった場合(S5でYES)、画像読取部1にて読み取った原稿の裏面に読み取るべき画像が含まれているか否かを判別する(S6)。
ステップS6において、原稿の裏面に読み取るべき画像が含まれていると判別した場合(S6でYES)、原稿の裏面は白紙ではないので、CPU17は、両面プリント切替部47を用いて印刷モードを両面モードに切り替え(S7)、読み取った原稿の表面および裏面の画像のデータを、画像記憶部21を用いてHDD35に記憶させる(S8)。続いてCPU17は、HDD35に記憶させた画像の白紙除去制御を行う(S9)。ステップS9の詳細については図19を用いて後述する。ステップS9の白紙除去制御後に、CPU17は出力可能な画像のデータをHDD35から読み出し、画像形成部5を用いてその画像を記録材に画像形成し(S10)、ステップS2の処理へ進む。
ステップS2において、給紙トレイ101上に原稿が無いと判別した場合(S2でNO)、原稿を全て読み込んだ状態にある。この場合CPU17は、HDD35に残っている画像のデータ(HDD35に記憶されている画像であって、未だ画像形成されていない画像のデータ)をHDD35から順に読み出し、読み出した画像のデータに基づいてその画像を記録材に画像形成し(S11)、処理を終了する。
ステップS5において、ステップS1にて設定された印刷モードが片面印刷モードまたは両面印刷モードであったと判別した場合(S5でNO)、設定された印刷モードで画像形成が行われる。この場合CPU17は、ステップS8の処理へ進む。
ステップS6において、原稿の裏面に読み取るべき画像が含まれていないと判別した場合(ステップS6でNO)、原稿の裏面は白紙であり、両面印刷に切り替える必要はない。この場合CPU17は、ステップS8の処理へ進む。
図19は、図18のステップS9のサブルーチンを示す図である。
図19を参照して、ステップS9において白紙除去制御を行う場合、CPU17は、画像読取部1にて最初に読み込んだ原稿の画像の組合せ(セット)の画像番号kを1とし(S21)、画像番号(k+1)の原稿の画像の組合せがあるか(次の原稿を画像読取部1にて読み込んだか)否かを判別する(S23)。
ステップS23において、画像番号(k+1)の画像の組合せがあると判別した場合(S23でYES)、CPU17は、画像番号kの画像の組合せについて、表面に画像が形成されており、かつ裏面が白紙であるか否かを判別する(S25)。一方、ステップS23において、画像番号(k+1)の画像の組合せが無いと判別した場合(S23でNO)、画像番号kの画像の組合せに対して白紙の除去を行う必要はない。この場合、CPU17はリターンする。
ステップS25において、表面に画像が形成されており、かつ裏面が白紙であると判別した場合(S25でYES)、CPU71は、画像番号(k+1)の画像の組合せについて、表面が白紙であり、かつ表面に画像が形成されているか否かを判別する(S27)。
ステップS27において、表面が白紙であり、かつ裏面に画像が形成されていると判別した場合(S27でYES)、画像番号kの画像の組合せと画像番号(k+1)の画像の組合せとは、図5(A)のパターンに該当する状態にある。この場合CPU71は、画像番号kの裏面の白紙と、画像番号(k+1)の表面の白紙とを削除し(S29)、画像番号(k+1)の裏面の画像が、画像番号kの表面の画像に対する裏面の画像となるように、画像番号(k+1)の裏面の画像を移動する(S31)。
次にCPU17は、画像番号kの表面の画像と画像番号(k+1)の画像とを、画像番号kの新たな画像の組合せとして確定し(S33)、確定した画像番号よりも後の画像番号から1を引くことにより、確定した画像番号よりも後の画像の組合せに対して画像番号を再付与する(画像を詰める)(S35)。
続いてCPU17は、現在の画像番号kの値に1を加え(S37)、画像番号kの画像の組合せがあるか否かを判別する(S39)。ステップS39において、画像番号kの画像の組合せがあると判別した場合(S39でYES)、CPU17はステップS23の処理へ進み、引き続き白紙の除去制御を行う。一方、ステップS39において、画像番号kの画像の組合せが無いと判別した場合(S39でNO)、CPU17はリターンする。
ステップS25において、表面が白紙である、または裏面に画像が形成されていると判別した場合(S25でNO)、またはステップS27において、表面に画像が形成されている、または裏面が白紙であると判別した場合(S27でNO)、画像番号kの画像の組合せと画像番号(k+1)の画像の組合せとは、図5(B)〜図5(D)のいずれかのパターンに該当する状態にある。この場合CPU17は、画像番号kの画像の組合せを確定し(S41)、ステップS37の処理へ進む。
ここで、ステップS29〜S35の処理を図6を用いて具体的に説明する。たとえばCPU71が、図6の画像番号#1の裏面の白紙と、図6の画像番号#2の表面の白紙とを削除し、図6の画像番号#1の表面の画像(「A」)と、図6の画像番号#2の裏面の画像(「B」)とを、図8の#1の新たな画像の組合せとして確定する。この場合、ステップS35においては、図6の画像番号#3〜#6の画像の組合せに対して、それぞれ画像番号#2〜#5を再付与する。
なお、画像形成装置が、両面印刷の指示の応用設定として、記録材の裏面に形成する画像を180度回転する処理である天地補正(上下反転)機能を有している場合において、上述の白紙除去制御を含む両面印刷モードでの印刷を行うときは、ユーザが天地補正機能を選択できないように、画像形成装置は禁則処理を行ってもよい。また画像形成装置は、天地補正機能がユーザによって選択されている場合には、パネル操作部39を通じて印刷開始ボタンが押された時に、その選択を解除するようにしてもよい。このように天地補正を行わずに画像を形成することにより、ユーザによる給紙トレイ上の原稿の並べ方によって印刷される画像の向きが決まる。その結果、画像形成装置内部での画像操作を利用しなくても、給紙トレイ上の原稿の向きが記録材に形成する画像の向きに忠実に再現され、ユーザの希望する画像形成を実現することができる。
[実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、原稿の両面の画像を読み取り、読み取った画像から白紙を検出した場合に、他の画像との関係に基づいてその白紙を削除するので、読み取った原稿の画像から白紙のページを容易にかつ適切に削除することができる。
また、原稿(印刷物)の開き方向や原稿のセット方向(SEF(Short Edge First)置き/LEF(Long Edge First)置き)などによる裏面の天地方向を考慮する必要がなくなり、ユーザは希望する出力結果を容易に得ることができる。ユーザは、原稿(印刷原稿)を読みこみ、両面印刷を実施する際、ユーザが希望する両面印刷(出力結果)と同じようになるように、片面原稿を含む複数の原稿を給紙トレイ(原稿台)に並べて載置することにより、煩わしい表裏画像の順序の確認や、パネル操作部での難しいページ編集設定をすることなく、所望の片面両面混在の出力物を容易に得ることができる。すなわちユーザは、記録材の表面に印刷したい画像は表向きにし、記録材の裏面に印刷したい原稿は裏向きにし、さらには記録材の裏面に印刷した画像の天地方向も合わせるように、給紙トレイ上に(ADFに)原稿を載置するだけで、ユーザは希望する出力結果を得ることができる。
[その他]
上述の実施の形態においては、裏面に画像が形成されている場合に両面印刷モードに切り替えて白紙除去制御を行う場合に付いて説明したが、ステップS1において両面印刷以外の印刷モードを受け付けた場合には、ステップS5の判別を省略し、白紙除去制御を行わなくてもよい。
上述の実施の形態においては、原稿の画像の読み取りと平行して白紙を除去する場合に付いて示したが、全ての原稿の画像を読み取ってから白紙を除去してもよい。
画像読取部は、上述の実施の形態において示したような原稿の両面の画像を同時に(つまり、スイッチバックせずに一回の通紙で)読み取り可能な構成であることが好ましい。この構成の場合には、原稿の両面の画像を読み取り、裏面に画像が形成されている場合に両面印刷モードに切り替えて白紙除去制御を行うことが可能であるためである。一方で画像読取部は、原稿の表面の画像を読み取ってからスイッチバックして原稿の裏面の画像を読み取る循環型の構成であってもよい。
上述の実施の形態においては、連続して読み取った2枚の原稿における表面および裏面の画像が図5(A)のパターンの場合に白紙を削除する場合に付いて示したが、本発明では少なくとも他の画像との関係に基づいて白紙が削除されれば良く、他の基準により白紙が削除されてもよい。
上述の実施の形態においては、画像読取装置がMFPに搭載されている場合について示したが、画像読取装置は、たとえばファクシミリ装置、複写機などの画像形成装置や、スキャナ装置などに搭載することができる。さらに、画像読取装置が接続されたPC(Personal Computer)において、図18および図19に示すフローチャートの各処理が実行されていてもよい。図20は、本発明の一実施の形態における画像読取装置が接続されたPCの構成を示すブロック図である。
図20を参照して、PC500は、画像読取部1と接続されており、CPU501と、ROM503と、HDD505と、RAM507とを含んでいる。
CPU501は、種々の制御プログラムを実行する。特にCPU501は、図18および図19に示すフローチャートの各処理を実行することにより、画像読取部1で読み取った原稿の画像のデータを生成する。またCPU501は、所定の処理を行なうことにより、ROM503とRAM507へのデータの読み込みや、ROM503とRAM507へのデータの書き込みを行なう。
ROM503は、たとえばフラッシュROMである。ROM503には、PC500の動作を行なうための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM503は、書換え不可能なものであってもよい。
HDD505は、画像読取部1で読み取った原稿の画像や、画像読取部1で読み取った原稿の画像から生成したファイルを記憶する。
RAM507は、CPU501のメインメモリである。RAM507は、CPU501が各種プログラムを実行するときに必要なデータを記憶している。特にRAM507は、図18および図19に示すフローチャートの各処理を実行するためのプログラムを記憶している。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、本実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピュータにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像読取部
3 画像処理部
5 画像形成部
7 給紙部
9 排紙部
10,123 排紙トレイ
11 原稿搬送装置
13 読取ユニット
15 制御部
17,501 CPU
21 画像記憶部
23 画像出力部
25 ファクシミリ制御部
27 ネットワーク接続部
29,503 ROM
31,507 RAM
33 不揮発メモリ
35,505 HDD
37 表示部
39 パネル操作部
41 後処理部
43 白紙検知部
45 白紙除去部
47 両面プリント切替部
49 原稿センサ
100 原稿
101 給紙トレイ
105 給紙ローラー
107 分離ローラー
109 搬送ローラー
111 読取前ローラー
113 読取後ローラー
115 第二読取位置
117 CIS
119 反転ローラー
121 排紙ローラー
131 第一読取位置
133 プラテンガラス
135 露光装置
137,139,141 ミラー
143 レンズ
145 CCD
500 PC
BL 裏面の上部の辺を示す線
BU 裏面の下部の辺を示す線
FL 表面の上部の辺を示す線
FU 表面の上部の辺を示す線
R1,R2 搬送経路

Claims (11)

  1. 原稿の両面の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段にて読み取った画像から白紙を検出する白紙検出手段と、
    前記画像読取手段にて読み取った他の画像との関係に基づいて、前記白紙検出手段にて検出した白紙を削除する白紙除去手段とを備えた、画像読取装置。
  2. 前記画像読取手段にて読み取った画像を記憶装置に記憶させる画像記憶手段をさらに備え、
    前記白紙除去手段は、前記画像記憶手段にて記憶された画像から白紙を削除する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記白紙除去手段は、前記画像読取手段にて連続して読み取った2枚の原稿において、先の原稿の裏面および後の原稿の表面がいずれも白紙である場合に、前記先の原稿の裏面および前記後の原稿の表面の白紙を前記画像記憶手段にて記憶された画像から削除する、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記白紙除去手段は、前記後の原稿の裏面の画像が、前記先の原稿の表面の画像が表面の画像となる記録材における裏面の画像となるように、前記画像記憶手段にて記憶された画像を変更する、請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記白紙除去手段は、前記画像読取手段にて連続して読み取った2枚の原稿において、先の原稿の裏面が白紙ではない場合、または後の原稿の表面が白紙ではない場合、前記先の原稿および前記後の原稿の画像を前記画像記憶手段にて記憶された画像から削除しない、請求項2〜5のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記画像読取手段は、前記原稿の両面の画像を同時に読み取る、請求項1〜5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記画像読取手段にて読み取った画像であって、前記白紙画像除去手段にて白紙を削除した後の画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置。
  8. 記録材の両面に画像を形成する場合に、前記画像形成手段は、前記記録材の裏面に形成する画像を180度回転する処理である天地補正処理を行わずに画像を形成する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像読取手段にて読み取った原稿の特定の面に画像が形成されている場合に、前記画像形成手段にて記録紙の両面に画像を形成するようにモードに切り替えるモード切替手段をさらに備える、請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 原稿の両面の画像を読み取る画像読取ステップと、
    前記画像読取ステップにて読み取った画像から白紙を検出する白紙検出ステップと、
    前記画像読取ステップにて読み取った他の画像との関係に基づいて、前記白紙検出ステップにて検出した白紙を削除する白紙除去ステップとを備えた、画像読取装置の制御方法。
  11. 原稿の両面の画像を読み取る画像読取ステップと、
    前記画像読取ステップにて読み取った画像から白紙を検出する白紙検出ステップと、
    前記画像読取ステップにて読み取った他の画像との関係に基づいて、前記白紙検出ステップにて検出した白紙を削除する白紙除去ステップとをコンピュータに実行させる、画像読取装置の制御プログラム。
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