JP2012158130A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自己封止弁40を有するプリンターPRTであって、自己封止弁40は、インクカートリッジCTR側と連通するインク流入孔47が形成された第1インク収容室41と、インクジェットヘッドH側と連通するインク流出孔49が形成されると共に上記圧力に応じて変位し、容積を変化させるダイヤフラム部48を有する第2インク収容室42と、第1インク収容室41と第2インク収容室42とを連通させる連通孔43と、第2インク収容室42においてダイヤフラム部48の変位方向に延びる軸周りに回転可能な回転子51と、ダイヤフラム部48の変位運動を、回転子51の回転運動に変換するラチェット機構60と、を有するという構成を採用する。
【選択図】図4
Description
特許文献1のプリンターにおいては、液体噴射ヘッドへのインクの供給圧を調整する自己封止弁の圧力室内の気泡を排出するために、自己封止弁の受圧部をカムによって外力を与えて変位させる機構を備えている。
また、特許文献2のプロペラを回転させてインクを攪拌する機構においても同様に、別途、モーター等の駆動源を設けなければならず、複雑な機構を必要とする。
また、上記モーター等の駆動源を設置するためのスペースが必要となり、構成の大型化に繋がるという問題がある。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体収容部の圧力によって変位するダイヤフラム部の変位運動を、ラチェット機構によって回転子の回転運動に変換することで、別途駆動源を要することなく、液体収容部における液体の沈降成分を攪拌させることができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体噴射ヘッドから液体を強制的に吸引するクリーニング時において、ダイヤフラム部の変位運動を回転子の回転運動に変換させる。これにより、液体噴射ヘッドから液体を噴射する通常時においては、回転子の回転運動をさせずに、当該運動に伴う圧力調整機能への影響を回避させることができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、回転子の回転運動に伴って、掬部により液体収容部の底部に溜まった液体の沈降成分を掬い上げて攪拌させることができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、掬部の近接による液体流出孔の閉塞や液体流出孔への液体の流れの阻害を防止できる。また、液体噴射ヘッドから液体を噴射する通常時においては、掬部に掬い上げられた液体の沈降成分を液体流出孔から液体噴射ヘッドへと供給されないようにすることができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、ラチェット機構により、液体収容部の圧力変化に応動するダイヤフラム部の変位運動のうちの往路運動、復路運動のいずれにおいても、回転子の回転運動を一方側の回転方向に規制することができる。
図1に示すプリンターPRTは、紙、プラスチックシートなどのシート状の記録媒体Mを搬送しつつ印刷処理を行う装置である。プリンターPRTは、筐体PBと、記録媒体Mにインクを噴射するインクジェット機構IJと、当該インクジェット機構IJにインクを供給するインク供給機構ISと、記録媒体Mを搬送する搬送機構CVと、インクジェット機構IJの保全動作を行うメンテナンス機構MNと、これら各機構を制御する制御装置CONTとを備えている。
インク供給機構ISは、インクカートリッジCTRとインクジェットヘッドHとの間を結ぶインク流路(液体流路)20を有する。インク流路20の一端部には、インク供給針21が設けられている。インク供給針21は、インクカートリッジCTR内に挿入され、インクカートリッジCTR内部とインク流路20とを連通させる。
図5は、本発明の実施形態におけるラチェット機構60を示す分解斜視図である。図6は、本発明の実施形態におけるラチェット機構60の展開図である。
なお、開閉弁軸筒62の変位方向他方側(図6において紙面右側)の端部には、開閉弁44が開状態となったときにインクが第1インク収容室41から流出する開口部65が形成されている(図4参照)。
なお、回転子軸筒66の変位方向一方側の端部には、開閉弁44が開状態となったときにインクが第2インク収容室42へ放射状に流出する開口部69が形成されている(図4参照)。
第2の係合部72は、ダイヤフラム部48の変位方向他方側(図6において紙面右側)の変位運動を、回転子51の回転方向一方側(本実施形態では例えば反時計回り)の回転運動に変換する第2の傾斜面74を有する。
なお、図3に示すように、インク流出孔49は、第2インク収容室42の底部よりも上方に設けられている。この構成によれば、インクジェットヘッドHからインクを噴射する通常時においては、第2インク収容室42の底部に溜まった沈降成分Sをインク流出孔49からインクジェットヘッドH側へと供給されないようにすることができる。
ラチェット機構60は、クリーニング時の吸引装置SCの吸引によりダイヤフラム部48の変位量が所定値以上に達したときの変位運動を、回転子51の回転運動に変換する構成となっている。なお、当該所定値は、距離K(図6参照)により設定される。
第2の傾斜面74は、周方向に沿って設けられ、変位方向に対して傾いて設けられている。このため、回転子軸筒66の第2の係合突起70は、変位方向他方側(紙面右側)へ向かうにつれて、周方向一方側(紙面上側)に移動する。
図8(a)から図8(b)へと、回転子軸筒66の第2の係合突起70が、周方向一方側(紙面上側)に移動すると、回転子51が、回転軸O周りの回転方向一方側(本実施形態では例えば反時計回り)に所定角度回転する。
回転子軸筒66の第2の係合突起70が、連通孔43の係合突起71の先端を超えると、第2の係合部72の係合状態が解除されて非係合状態となり、代わりに第1の係合部68が係合状態となる(図6参照)。
図8(b)から図6へと、回転子軸筒66の係合突起67が、周方向一方側(紙面上側)に移動すると、回転子51が、回転軸O周りの回転方向一方側(本実施形態では例えば反時計回り)に所定角度回転する。
本実施形態のラチェット機構60によれば、第2インク収容室42の圧力変化に応動するダイヤフラム部48の変位運動のうちの往路運動、復路運動のいずれにおいても、回転子51の回転運動を回転方向一方側の回転運動に規制することができる。
以上のように、クリーニング時の負圧によるダイヤフラム部48の収縮に応動して回転子51を回転させることにより、第2インク収容室42の底部に溜まった沈降成分Sを攪拌させることができる。また、沈降成分Sを攪拌することで、従来のクリーニングのように第2インク収容室42内の全てのインクを廃液しなくても、沈降成分Sを効果的に除去することができる。したがって、従来よりもクリーニング時のインクの廃液量を少なくすることが可能となる。
したがって、本実施形態では、複雑な機構を用いることなく自己封止弁40におけるインクの沈降成分Sを攪拌することができるプリンターPRTが得られる。
Claims (5)
- 液体貯溜部と液体噴射ヘッドとの間を結ぶ液体流路に設けられ、液体を溜めて圧力を調整する圧力調整部を有する液体噴射装置であって、
前記圧力調整部は、
前記液体貯溜部側と連通する液体流入孔が形成された液体流入部と、
前記液体噴射ヘッド側と連通する液体流出孔が形成されると共に圧力に応じて変位し、容積を変化させるダイヤフラム部を有する液体収容部と、
前記液体流入部と前記液体収容部とを連通させる連通孔と、
前記液体収容部において前記ダイヤフラム部の変位方向に延びる軸周りに回転可能な回転子と、
前記ダイヤフラム部の変位運動を、前記回転子の回転運動に変換するラチェット機構と、
を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 前記液体噴射ヘッドから液体を吸引する吸引装置を備えており、
前記ラチェット機構は、前記吸引装置の吸引により前記ダイヤフラム部の変位量が所定値以上に達したときの前記変位運動を、前記回転運動に変換することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記回転子は、前記回転運動に伴って前記液体収容部の底部を掬う掬部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液体噴射装置。
- 前記液体流出孔は、前記回転運動に伴う前記掬部の移動経路外に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
- 前記ラチェット機構は、
前記ダイヤフラム部の前記変位方向の一方側の変位運動を、前記回転子の回転方向の一方側の回転運動に変換する第1の傾斜面を有する第1の係合部と、
前記ダイヤフラム部の前記変位方向の他方側の変位運動を、前記回転子の回転方向の一方側の回転運動に変換する第2の傾斜面を有する第2の係合部と、
を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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JP2011020424A JP5578098B2 (ja) | 2011-02-02 | 2011-02-02 | 液体噴射装置 |
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Family
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---|---|---|---|---|
JP2021030619A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 武藤工業株式会社 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置に用いられるダンパー内のインク攪拌制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010188590A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Seiko Epson Corp | 液体供給装置及び液体噴射装置 |
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- 2011-02-02 JP JP2011020424A patent/JP5578098B2/ja active Active
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JP7312647B2 (ja) | 2019-08-27 | 2023-07-21 | 武藤工業株式会社 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置に用いられるダンパー内のインク攪拌制御方法 |
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JP5578098B2 (ja) | 2014-08-27 |
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