JP2012156079A - 液晶モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】導光板がLEDの熱で膨張したときLEDにも液晶パネルにも接触する恐れがない液晶モジュールを提供する。
【解決手段】リアフレーム1の四周にモールドフレーム3を設け、リアフレーム1の上に重ねた導光板2の短辺に沿って複数のLED10aを配設し、導光板2の上側に配置した液晶パネル5の四辺をモールドフレーム3のパネル支持部3aで支持させた液晶モジュールにおいて、リアフレーム1に導光板2の位置決め部を設けると共に、導光板2が熱膨張したときに導光板2の相対向する長辺の少なくとも三箇所を押えて導光板2を波状に撓ませる少なくとも三つの押えリブ13を、モールドフレーム3のパネル支持部3aの下面に設ける。導光板2の熱膨張時に位置決め部で導光板2を位置決めしてLED10aとの接触を防止し、押えリブ13で導光板2を波状に撓ませて液晶パネル5との接触を防止する。
【選択図】図2
【解決手段】リアフレーム1の四周にモールドフレーム3を設け、リアフレーム1の上に重ねた導光板2の短辺に沿って複数のLED10aを配設し、導光板2の上側に配置した液晶パネル5の四辺をモールドフレーム3のパネル支持部3aで支持させた液晶モジュールにおいて、リアフレーム1に導光板2の位置決め部を設けると共に、導光板2が熱膨張したときに導光板2の相対向する長辺の少なくとも三箇所を押えて導光板2を波状に撓ませる少なくとも三つの押えリブ13を、モールドフレーム3のパネル支持部3aの下面に設ける。導光板2の熱膨張時に位置決め部で導光板2を位置決めしてLED10aとの接触を防止し、押えリブ13で導光板2を波状に撓ませて液晶パネル5との接触を防止する。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶テレビなどに組み込まれるサイドエッジライト型の液晶モジュールに関し、更に詳しくは、導光板がLEDの熱で膨張してもLEDや液晶パネルに接触しないように改良した液晶モジュールに関する。
液晶テレビなどに組み込まれる従来のサイドエッジライト型の液晶モジュールとして、リアフレームの四周にモールドフレームを設け、リアフレームの上に重ねた導光板の相対向する短辺に沿って複数のLEDを配設し、導光板の上側に隙間をあけて配置した液晶パネルの四辺をモールドフレームのパネル支持部で支持させ、液晶パネルの四辺とモールドフレームをベゼルで囲んだものがある。
このような液晶モジュールは、導光板とLEDとの間隔が小さいほど、LEDから導光板への入射光量が多くなって輝度が向上するものであるが、導光板とLEDが接近し過ぎると、LEDの発熱で膨張した導光板がLEDに接触してLEDを破壊する恐れがあるため、導光板とLEDとの間隔を、導光板の熱膨張寸法よりも大きくとり、導光板が熱膨張してもLEDに接触しないように設計している。
けれども、導光板とLEDの間隔を大きくとると輝度が低下するため、LEDの個数を増加したり、導光板と液晶パネルとの間に必要枚数以上の光学シートを設けたりすることによって、必要な輝度を確保している。
けれども、導光板とLEDの間隔を大きくとると輝度が低下するため、LEDの個数を増加したり、導光板と液晶パネルとの間に必要枚数以上の光学シートを設けたりすることによって、必要な輝度を確保している。
一方、導光板とLEDの間隔を一定に保つ先行例として、導光板に第一及び第二の延在部を設けて該延在部を下ケースに保持させたバックライトユニット(特許文献1)や、LEDのプリント基板を貼付ける両面テープに導光板の延在部を貼付けて上パネルに保持させたバックライトユニット(特許文献2)や、LEDと導光板との間隔を所定に維持するための凸部などの位置決め部をケースに設けた液晶表示装置(特許文献3)などが知られている。
上記特許文献1〜3に開示された手段を従来の液晶モジュールに採用して導光板とLEDとの間隔を一定に保つ場合は、導光板が熱膨張によりLEDに接触してLEDを破壊する恐れが解消されることになる。
しかしながら、上記のように導光板とLEDとの間隔を一定に保つだけでは、熱膨張した導光板がその長辺方向に沿って凸状に撓み、導光板の上方に配置された液晶パネルに接触する(光学シートが導光板と液晶パネルの間に存在する場合は光学シートを介して接触する)という重大な問題が生じる。かと言って、導光板と液晶パネルとの間隔を拡張して上記の問題を解決することは、昨今の液晶モジュールの薄型化の要請に反することになり、到底、採用することができない。
しかしながら、上記のように導光板とLEDとの間隔を一定に保つだけでは、熱膨張した導光板がその長辺方向に沿って凸状に撓み、導光板の上方に配置された液晶パネルに接触する(光学シートが導光板と液晶パネルの間に存在する場合は光学シートを介して接触する)という重大な問題が生じる。かと言って、導光板と液晶パネルとの間隔を拡張して上記の問題を解決することは、昨今の液晶モジュールの薄型化の要請に反することになり、到底、採用することができない。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、導光板がLEDの熱で膨張したときLEDにも液晶パネルにも接触する恐れがない液晶モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る液晶モジュールは、リアフレームの四周にモールドフレームを設け、リアフレームの上に重ねた導光板の相対向する短辺に沿って複数のLEDを配設し、導光板の上側に隙間をあけて配置した液晶パネルの四辺をモールドフレームのパネル支持部で支持させた液晶モジュールにおいて、リアフレームに導光板の位置決め部を設けると共に、導光板が熱膨張したときに導光板の相対向する長辺の少なくとも三箇所を押えて導光板を波状に撓ませる少なくとも三つの押えリブを、モールドフレームのパネル支持部の下面に設けたことを特徴とするものである。
本発明の液晶モジュールにおいては、導光板の相対向する長辺の両端二箇所と中間二箇所を押える押えリブを、液晶パネルの相対向する長辺を支持するパネル支持部の下面に四つずつ設けることが好ましい。
そして、導光板の位置決め部は、リアフレームの四隅付近で切り起こされ、導光板の四隅付近に形成された被係合部に係合して導光板を長辺方向及び短辺方向に移動しないように位置決めする切起し片であることが好ましい。
そして、導光板の位置決め部は、リアフレームの四隅付近で切り起こされ、導光板の四隅付近に形成された被係合部に係合して導光板を長辺方向及び短辺方向に移動しないように位置決めする切起し片であることが好ましい。
本発明の液晶フレームは、リアフレームに設けた導光板の位置決め部によって導光板が位置決めされるため、導光板がLEDの熱で膨張したとき、導光板がLEDに接触してLEDを破壊する恐れはなくなる。また、導光板がLEDの熱で膨張したとき、モールドフレームのパネル支持部の下面に設けた少なくとも三つの押えリブによって、導光板の相対向する長辺の少なくとも三箇所が押えられて導光板が波状に撓み、従来のように凸状に撓む場合に比べて、導光板の波の高さが大幅に減少するため、導光板が液晶パネルに接触する恐れもなくなる。
波状に撓んだ導光板の波の高さは、押えリブの数が増えて波状の導光板の波長が短くなるほど低くなり、導光板と液晶パネルとのクリアランスを大きく確保できるようになるが、押えリブの数が多くなり過ぎると、導光板が波状に撓みにくくなり、導光板の位置決め部や押えリブに作用する力が大きくなり過ぎるので、前記のように、導光板の相対向する長辺の両端二箇所と中間二箇所を押える押えリブを、液晶パネルの相対向する長辺を支持するパネル支持部の下面に四つずつ設けることによって、波状の導光板の山の数が三つになるようにすることが好ましい。
また、導光板の位置決め部が、リアフレームの四隅付近で切り起こされ、導光板の四隅付近に形成された被係合部に係合して導光板を長辺方向及び短辺方向に移動しないように位置決めする切起し片であると、導光板がLEDの熱で長辺方向に伸張して導光板の短辺沿いに配設されたLEDに接触するのを確実に防止できると共に、導光板が短辺方向に伸張して位置ズレするのも同時に防止できる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る液晶モジュールの代表的な実施形態を詳細に説明する。
この実施形態の液晶モジュールは、薄型大画面の液晶テレビなどに組み込まれるサイドエッジライト型の液晶モジュールであって、図2〜図4に示すように、長方形の平面形状を有する板金製のリアフレーム1の上には、長方形の平面形状を有する透明な合成樹脂製の導光板2が重ねられている。そして、このリアフレーム1と導光板2の四周には、長方形の枠状に組まれた合成樹脂製のモールドフレーム3が設けられている。
導光板2の上には、光拡散シートなどの光学シート4が重ねられており、更にその上方には、液晶パネル5が間隔をあけて配置されている。そして、この液晶パネル5の四辺は、緩衝材6を介して、モールドフレーム3の上端のパネル支持部3aで支持されており、この液晶パネル5の四辺とモールドフレーム3は、図1〜図3に示すように、長方形の枠状に組まれた金属製のベゼル7によって囲繞被覆されている。
液晶パネル5の一方の長辺(上下いずれかの長辺)には、図3に示すように、COF(チップオンフィルム)8aを介してX−基板9aが接続されており、このX−基板9aはモールドフレーム3の外側面に取付けられている。また、液晶パネル5の一方の短辺(左右いずれかの短辺)には、図2に示すように、COF8bを介してY−基板9bが接続されており、このY−基板9bもモールドフレーム3の外側面に取付けられている。
図2,図4,図5に示すように、リアフレーム1の左右の短辺に形成された立上り壁1a,1aの内面には、LEDバー10,10(多数のLED10aを一定の相互間隔をあけて一列に並べて帯状基板に実装したもの)が取付けられており、各LED10aが導光板2の左右短辺の端面に沿って所定の隙間をあけて配列されている。従って、各LED10aから出た光は、殆どロスすることなく導光板2の左右の端面から入射し、導光板2の表面(前面)から出射して面発光し、光学シート4を通って液晶パネル5を背後から均一に照射するようになっている。尚、この導光板2の裏面には白色の反射塗膜が形成されており、裏面から光が出射しないようになっている。
図4〜図6に示すように、リアフレーム1の四隅付近には、導光板2の位置決め部として、偏平なL形の平面形状を有する切起し片11が形成されており、これに対応して、導光板2の四隅付近には、鉤形に切り欠かれた被係合部12が形成されている。従って、LED10aの熱で導光板2が熱膨張すると、導光板2の四隅付近の各被係合部12にリアフレーム1の四隅付近の各切起し片11が係合して、導光板2が長辺方向にも短辺方向にも移動しないように位置決めされるようになっている。
尚、導光板2の位置決め部は上記の切起し片11に限定されるものではなく、また、被係合部も上記の鉤形に切り欠いた被係合部12に限定されるものではない。要するに、位置決め部と被係合部は、導光板2を長辺方向にも短辺方向にも移動しないように確実に位置決めできるものであればよい。
図1〜図3に示すように、長方形の枠状に組まれたモールドフレーム3の長辺方向のフレーム枠部3A,3Aのそれぞれのパネル支持部3aの下面には、導光板2が熱膨張したときに、導光板2の相対向する長辺の両端二箇所と中間二箇所を押えて導光板2を図2(b)の如く波状に撓ませる押えリブ13が四つずつ設けられている。この押えリブ13は、導光板2の長辺の少なくとも三箇所を押えられるように、モールドフレーム3の長辺方向のフレーム枠部3A,3Aのそれぞれのパネル支持部3aの下面に少なくとも三つずつ形成されていればよい。
波状に撓む導光板2の波(山)の高さは、押えリブ13の数が増えて波状の導光板2の波長が短くなるほど低くなるので、導光板2と液晶パネル5とのクリアランスを大きく確保できるようになるが、押えリブ13の数が多くなり過ぎると、導光板2が波状に撓みにくくなり、導光板2の位置決めを行う前記切起し部11部や被係合部12、或いは押えリブ13に大きい力が作用するので、この実施形態のように、導光板2の相対向する長辺の両端二箇所と中間二箇所を押える押えリブ13を、モールドフレーム3の長辺方向のフレーム枠部3Aのパネル支持部3aの下面に四つずつ設けることによって、波状の導光板2の山の数が三つになるようにすることが好ましい。
以上のような構成の液晶モジュールは、導光板2がLEDの熱で膨張したときに、リアフレーム1の四隅付近に設けられた各切起し片11が導光板2の四隅付近に形成された各被係合部12に係合し、導光板2が長辺方向にも短辺方向にも移動しないように位置決めされるため、導光板2がLED10aに接触してLED10aを破壊する恐れはない。しかも、導光板2がLED10aの熱で膨張すると、モールドフレーム3の長辺方向のフレーム枠部3A,3Aのパネル支持部3a,3aの下面に少なくとも三つずつ(本実施形態では四つずつ)設けられた押えリブ13によって、導光板2の相対向する長辺の少なくとも三箇所(本実施形態では四箇所)が押えられて導光板2が波状に撓み、従来のように導光板が凸状に撓む場合に比べて、導光板2の波(山)の高さが大幅に減少するため、導光板2が液晶パネル5に直接(本実施形態では光学シート4を介して間接的に)接触するのを充分防止することができる。
1 リアフレーム
2 導光板
3 モールドフレーム
3A モールドフレームの長辺方向のフレーム枠部
3a モールドフレームのパネル支持部
4 光学シート
5 液晶パネル
7 ベゼル
10 LEDバー
10a LED
11 切起し部(位置決め部)
12 被係合部
13 押えリブ
2 導光板
3 モールドフレーム
3A モールドフレームの長辺方向のフレーム枠部
3a モールドフレームのパネル支持部
4 光学シート
5 液晶パネル
7 ベゼル
10 LEDバー
10a LED
11 切起し部(位置決め部)
12 被係合部
13 押えリブ
上記課題を解決するため、本発明に係る液晶モジュールは、リアフレームの四周にモールドフレームを設け、リアフレームの上に重ねた導光板の短辺に沿って複数のLEDを配設し、導光板の上側に隙間をあけて配置した液晶パネルの四辺をモールドフレームのパネル支持部で支持させた液晶モジュールにおいて、リアフレームに導光板の位置決め部を設けると共に、導光板が熱膨張したときに導光板の相対向する長辺の少なくとも三箇所を押えて導光板を波状に撓ませる少なくとも三つの押えリブを、モールドフレームのパネル支持部の下面に設けたことを特徴とするものである。
Claims (3)
- リアフレームの四周にモールドフレームを設け、リアフレームの上に重ねた導光板の相対向する短辺に沿って複数のLEDを配設し、導光板の上側に隙間をあけて配置した液晶パネルの四辺をモールドフレームのパネル支持部で支持させた液晶モジュールにおいて、
リアフレームに導光板の位置決め部を設けると共に、導光板が熱膨張したときに導光板の相対向する長辺の少なくとも三箇所を押えて導光板を波状に撓ませる少なくとも三つの押えリブを、モールドフレームのパネル支持部の下面に設けたことを特徴とする液晶モジュール。 - 導光板の相対向する長辺の両端二箇所と中間二箇所を押える押えリブを、液晶パネルの相対向する長辺を支持するパネル支持部の下面に四つずつ設けたことを特徴とする請求項1に記載の液晶モジュール。
- 導光板の位置決め部が、リアフレームの四隅付近で切り起こされ、導光板の四隅付近に形成された被係合部に係合して導光板を長辺方向及び短辺方向に移動しないように位置決めする切起し片であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶モジュール。
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JP2014123106A (ja) * | 2012-12-24 | 2014-07-03 | Lg Display Co Ltd | 液晶表示装置 |
CN104914609A (zh) * | 2015-05-12 | 2015-09-16 | 友达光电股份有限公司 | 具不同曲率设计的显示装置 |
US20150373864A1 (en) * | 2014-06-19 | 2015-12-24 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus and method of manufacturing same |
-
2011
- 2011-01-28 JP JP2011015958A patent/JP2012156079A/ja active Pending
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US20150373864A1 (en) * | 2014-06-19 | 2015-12-24 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus and method of manufacturing same |
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