JP2012155412A - 業務フローチャート検索装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】統制を共通化する作業を効率化し、また、共通化可能な統制の抽出漏れを抑制することを目的とする。
【解決手段】業務フローチャート検索装置100において、統制記憶部101は、統制ごとに、統制番号、統制名、統制内容、業務プロセス名を記憶する。業務フローチャート記憶部102は、業務フローごとに、業務プロセス名、業務フローチャートを記憶する。検索部105は、統制記憶部101を曖昧検索して、ユーザによって選択された統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容を抽出し、抽出した統制名や統制内容に対応する統制が示されている業務フローチャートを業務フローチャート記憶部102から取得する。業務フローチャート表示部103は、その業務フローチャートを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務フローチャート検索装置及びプログラムに関するものである。本発明は、特に、内部統制用業務フローチャートの統制指定による類似する統制を含む業務フローチャートの一括検索機能に関するものである。
従来、業務フローを構成する業務タスク及びフロー形状等の情報に基づいて、ビジネスプロセスを実行可能な形式で作成する技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、ユーザから入力された検索用の業務フローを基にアクション部品、属性、サブ属性等を抽出した検索用テーブルを作成し、当該検索用テーブルを基にデータベースを検索して類似度の高い順に業務フローを提示する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−310566号公報 特開2006−260333号公報
内部統制の文書化作業では、業務プロセス(例えば、収入伝票の入力)ごとに「業務フローチャート」を作成し、さらに、業務フローチャートから「リスクコントロールマトリックス」を作成する。業務フローチャートは、業務の流れに沿って、実施する「作業」、そこに存在する「リスク」、リスクを防止するための「統制」(コントロール)を、記号等を用いて記述したものである。リスクコントロールマトリックスは、リスクとそれを防止する統制(コントロール)とを表にしたものである。
文書化作業の後は、内部統制の整備状況を評価するために、「ウォークスルー作業」を行う。ウォークスルー作業は、業務フローチャートに記述された業務の流れに沿って、実際の帳票等を確認しながら、リスクコントロールマトリックスに記載されている統制が現場に導入されているか、統制に問題がないかを検証する作業である。内部統制の整備状況が不十分であると、後の監査作業において統制の是正が求められる機会が増えるため、ウォークスルー作業は十分に行っておく必要がある。
整備状況の評価作業では、さらに、統制の共通化(共有化)が可能かを評価する。共通化された統制(コモンコントロール)の数が増えれば、全体として統制の数が減るため、後の監査作業が効率化できる。共通化可能な統制の抽出漏れは、同じような統制に対する監査作業の増加を招くため、監査作業の効率化を損なうことになる。
従来の技術では、ユーザから業務フローが入力されると、その業務フローとの間で共通化可能な統制が存在するかどうかに関わらず、フロー全体として類似性が高い業務フローが優先的に抽出されてしまう。したがって、統制を共通化する作業に従来の技術を利用しても、作業の十分な効率化が図れないという課題があった。また、共通化可能な統制の抽出漏れを防止できないという課題もあった。ユーザが統制に関する情報を蓄積したデータベースを検索して共通化可能な統制を抽出するという方法も考えられるが、この方法では、上記のような課題を十分に解決することはできなかった。
本発明は、例えば、統制を共通化する作業を効率化し、また、共通化可能な統制の抽出漏れを抑制することを目的とする。
本発明の一の態様に係る業務フローチャート検索装置は、
業務上のリスクに対処するために実施される統制ごとに、統制を一意に識別する統制識別子と、統制の属性を示す統制情報とを予め記憶装置により記憶する統制記憶部と、
一連の業務からなる業務フローごとに、業務フローと業務フローに含まれる各業務で実施される統制とを示す業務フローチャートを予め記憶装置により記憶する業務フローチャート記憶部と、
前記統制記憶部に記憶されている統制識別子のうち、任意の統制識別子である第1統制識別子の選択を入力装置によりユーザから受け付ける統制選択部と、
前記統制記憶部を処理装置により検索して、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報を抽出し、抽出した統制情報に対応する統制が示されている業務フローチャートを前記業務フローチャート記憶部から取得する検索部と、
前記検索部により取得された業務フローチャートを出力装置により表示する業務フローチャート表示部とを備える。
前記統制記憶部は、さらに、是正が不要であると既に評価された統制については、統制の是正が不要であることを示す評価情報を記憶し、
前記検索部は、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の評価情報が前記統制記憶部に記憶されている場合、当該第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報のうち、評価情報が前記統制記憶部に記憶されていない統制の統制情報のみを抽出する。
前記検索部は、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の評価情報が前記統制記憶部に記憶されていない場合、当該第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報のうち、評価情報が前記統制記憶部に記憶されている統制の統制情報のみを抽出する。
前記業務フローチャート記憶部は、前記業務フローチャートとして、統制を統制識別子で示す業務フローチャートを記憶し、
前記統制選択部は、前記業務フローチャート記憶部に記憶されている任意の業務フローチャートである第1業務フローチャートに示されている統制識別子のうち、1つの統制識別子を前記第1統制識別子としてユーザに選択させ、さらに、前記業務フローチャート表示部で表示された任意の業務フローチャートである第2業務フローチャートに示されている統制識別子のうち、共通化の対象とする統制の統制識別子である第2統制識別子の選択を入力装置によりユーザから受け付け、
前記業務フローチャート検索装置は、さらに、前記業務フローチャート記憶部に記憶されている第1業務フローチャートに示されている第1統制識別子と、前記業務フローチャート記憶部に記憶されている第2業務フローチャートに示されている第2統制識別子とを、共通の統制識別子に変更する業務フローチャート更新部を備える。
前記業務フローチャート記憶部は、さらに、業務フローごとに、業務フローを一意に識別する業務フロー識別子を記憶し、
前記統制記憶部は、さらに、統制ごとに、統制が示されている業務フローチャートの業務フロー識別子を記憶し、
前記検索部は、抽出した統制情報に対応する統制の業務フロー識別子を前記統制記憶部から取得し、取得した業務フロー識別子に対応する業務フローの業務フローチャートを前記業務フローチャート記憶部から取得する。
本発明の一の態様に係るプログラムは、
業務上のリスクに対処するために実施される統制ごとに、統制を一意に識別する統制識別子と、統制の属性を示す統制情報とを予め記憶装置により記憶するとともに、一連の業務からなる業務フローごとに、業務フローと業務フローに含まれる各業務で実施される統制とを示す業務フローチャートを予め記憶装置により記憶するコンピュータを、
記憶装置に記憶されている統制識別子のうち、任意の統制識別子である第1統制識別子の選択を入力装置によりユーザから受け付ける統制選択部と、
記憶装置を処理装置により検索して、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報を抽出し、抽出した統制情報に対応する統制が示されている業務フローチャートを記憶装置から取得する検索部と、
前記検索部により取得された業務フローチャートを出力装置により表示する業務フローチャート表示部として機能させる。
本発明の一の態様では、業務フローチャート検索装置において、検索部が、統制記憶部を検索して、選択された統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報を抽出し、抽出した統制情報に対応する統制が示されている業務フローチャートを業務フローチャート記憶部から取得する。そして、業務フローチャート表示部が、その業務フローチャートを表示する。これにより、統制を共通化する作業を効率化し、また、共通化可能な統制の抽出漏れを抑制することが可能となる。
実施の形態1に係る業務フローチャート検索装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る業務フローチャートの一例。 実施の形態1に係る業務フローチャート検索装置のハードウェア構成の一例を示す図。 実施の形態1に係る業務フローチャート検索装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態2及び3に係る業務フローチャート検索装置の構成を示すブロック図。 実施の形態4に係る業務フローチャート検索装置の構成を示すブロック図。 実施の形態4に係る業務フローチャート検索装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る業務フローチャート検索装置100の構成を示すブロック図である。
業務フローチャート検索装置100は、内部統制の文書化作業や整備状況の評価作業において、業務フローチャートに記述された統制(コントロール)をユーザに選択させ、統制の属性(名称、内容)が曖昧一致する全ての業務フローチャートを表示する。これにより、類似する統制を含む業務フローチャート間で統制を共通化する作業を支援する。また、類似する統制を含む業務フローチャートの抽出漏れを防止する。
図1において、業務フローチャート検索装置100は、統制記憶部101、業務フローチャート記憶部102、業務フローチャート表示部103、統制選択部104、検索部105を備える。検索部105は、統制検索部151、業務フローチャート検索部152を有する。また、図示していないが、業務フローチャート検索装置100は、処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置等のハードウェアを備える。
ハードウェアは業務フローチャート検索装置100の各部によって利用される。例えば、処理装置は、検索部105等でデータや情報の演算、加工、読み取り、書き込み等を行うために利用される。記憶装置には、そのようなデータや情報を記憶する統制記憶部101、業務フローチャート記憶部102が実装される。入力装置は、統制選択部104等でデータや情報の入力(選択)を受け付けるために利用される。出力装置は、業務フローチャート表示部103等でデータや情報を出力(表示)するために利用される。
統制記憶部101は、統制ごとに、統制番号、統制名、統制内容、業務プロセス名を予め記憶装置により記憶する。統制番号は、統制を一意に識別する番号の数値データである。統制名は、統制の名称のテキストデータである。統制内容は、統制の内容(方法等)を記述したテキストデータである。業務プロセス名は、業務フロー(業務プロセス)を一意に識別する名称のテキストデータである。統制番号、統制名、統制内容は、1つの統制に対してそれぞれ1つのみ記憶されるが、業務プロセス名は、1つの統制に対して2つ以上記憶される場合がある。例えば、ある統制が3つの業務フローチャートに示されて(記述されて)いれば、統制記憶部101は、その統制に対して当該3つの業務フローチャートの業務プロセス名を記憶する。
業務フローチャート記憶部102は、業務フローごとに、業務プロセス名、業務フローチャートを予め記憶装置により記憶する。業務プロセス名は、前述した通り、業務フローを一意に識別する名称のテキストデータである。業務フローチャートは、一連の業務からなる業務フローを示すフローチャートである。業務フローチャートでは、業務フローに含まれる各業務で発生するリスク(業務上のリスク)や各リスクに対処するために実施される統制が示される。本実施の形態において、業務フローチャートでは、リスクがリスク番号(リスクを一意に識別する番号)で、統制が統制番号で示されるものとするが、リスクや統制が他の方法(例えば、名称)で示されても構わない。
例えば、図2は、収入伝票の入力の業務フローを示す業務フローチャートである。
図2において、S1〜S4は業務番号(業務を一意に識別する番号)、RA1,RA2,R1はリスク番号、CA1,CA2,C1,C2は統制番号である。
この業務フローでは、まず、「現場部門の担当者が収入伝票のデータを出納伝票システムに入力する」という業務S1が行われる。業務S1には、「権限のない者が不正なデータを入力する」というリスクRA1がある。業務S1では、リスクRA1に対処するために、「権限のチェックを現場部門のコンピュータで行う」という統制CA1が実施される。業務S1が行われると、出納伝票システムにより領収書及び収入伝票が印刷される。領収書は顧客に送付され、収入伝票は現場部門の上長に回付される。収入伝票には、「権限のある者が不正なデータを入力する(誤入力を含む)」というリスクR1がある。
次に、「現場部門の上長が収入伝票の内容を承認する」という業務S2が行われる。業務S2では、リスクR1に対処するために、「現場部門の上長が収入伝票の内容をチェックする」という統制C1が実施される。
次に、「経理部門の出納係が収入伝票の内容を承認する」という業務S3が行われる。業務S3でも、リスクR1に対処するために、「経理部門の出納係が収入伝票の内容をチェックする」という統制C2が実施される。
最後に、「経理部門の出納係が収入伝票を承認したことの記録を出納伝票システムに入力する」という業務S4が行われる。業務S4には、「権限のない者が不正なデータを入力する」というリスクRA2がある。業務S4では、リスクRA2に対処するために、「権限のチェックを経理部門のコンピュータで行う」という統制CA2が実施される。
この例では、業務フローチャート記憶部102が、業務プロセス名「収入伝票の入力」に対応付けて、図2に示した業務フローチャートを記憶する。そして、統制記憶部101が、統制番号CA1に対応付けて、統制CA1の統制名、「権限のチェックを現場部門のコンピュータで行う」という統制内容、業務プロセス名「収入伝票の入力」を記憶する。また、統制番号CA2に対応付けて、統制CA2の統制名、「権限のチェックを経理部門のコンピュータで行う」という統制内容、業務プロセス名「収入伝票の入力」を記憶する。統制番号C1,C2についても、統制名、統制内容、業務プロセス名を記憶する。
統制記憶部101、業務フローチャート記憶部102は、例えば、リレーショナルデータベースの1つ又は複数のテーブルとして実装することができる。具体的には、統制記憶部101として、例えば、統制番号を主キーとするテーブルを1つ又は複数構築し、テーブルの各カラムに統制番号、統制名、統制内容、業務プロセス名を格納する。また、業務フローチャート記憶部102として、例えば、業務プロセス名を主キーとするテーブルを1つ又は複数構築し、テーブルの各カラムに業務プロセス名、業務フローチャートを格納する。業務フローチャートとしては、フローチャートの構成を定義する各種データ(例えば、フローチャートの部品やその属性を詳細に定義したデータ)を格納するか、あるいは、フローチャートをそのまま記録したファイル又は当該ファイルへのリンク等を格納する。フローチャートをそのまま記録したファイルとは、例えば、様々な部門の担当者が任意のツールで作成したEXCELファイル、WORDファイル等、あるいは、これらのファイルをPDF化したもの(即ち、PDFファイル)である。
なお、本実施の形態において、統制番号は、統制識別子の一例であり、統制番号に代えて他の種類の識別子(例えば、統制の一意の属性)を用いてもよい。統制名、統制内容は、統制の属性を示す統制情報の一例であり、統制名、統制内容に代えて又はこれらに加えて他の属性(例えば、統制の実施者)を示す情報を用いてもよい。業務プロセス名は、業務フロー識別子の一例であり、業務プロセス名に代えて他の種類の識別子(例えば、業務フローを一意に識別する番号)を用いてもよい。
業務フローチャート表示部103、統制選択部104の動作については後述する。また、検索部105の統制検索部151、業務フローチャート検索部152の動作についても後述する。
図3は、業務フローチャート検索装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3において、業務フローチャート検索装置100は、コンピュータであり、LCD901(Liquid・Crystal・Display)、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ906といったハードウェアデバイスを備えている。これらのハードウェアデバイスはケーブルや信号線で接続されている。LCD901の代わりに、CRT(Cathode・Ray・Tube)、あるいは、その他の表示装置が用いられてもよい。マウス903の代わりに、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、ペンタブレット、あるいは、その他のポインティングデバイスが用いられてもよい。
業務フローチャート検索装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit)を備えている。CPU911は、処理装置の一例である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、LCD901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ906、HDD920(Hard・Disk・Drive)と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。HDD920の代わりに、フラッシュメモリ、光ディスク装置、メモリカードリーダライタ、あるいは、その他の記録媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、HDD920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905は、入力装置の一例である。また、通信ボード915、LCD901、プリンタ906は、出力装置の一例である。
通信ボード915は、LAN(Local・Area・Network)等に接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークといったWAN(Wide・Area・Network)、あるいは、インターネットに接続されていても構わない。LAN、WAN、インターネットは、ネットワークの一例である。
HDD920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(識別子)」、「〜フラグ」、「〜結果」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として含まれている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、RAM914やHDD920等の記録媒体に記憶される。RAM914やHDD920等の記録媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出、検索、参照、比較、演算、計算、制御、出力、印刷、表示といったCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出、検索、参照、比較、演算、計算、制御、出力、印刷、表示といったCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
本実施の形態の説明において用いるブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示す。データや信号は、RAM914等のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、HDD920の磁気ディスク、光ディスク、DVD(Digital・Versatile・Disc)、あるいは、その他の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912、信号線、ケーブル、あるいは、その他の伝送媒体により伝送される。
本実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、「〜部」として説明するものは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子、デバイス、基板、配線といったハードウェアのみで実現されていても構わない。あるいは、「〜部」として説明するものは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図4は、業務フローチャート検索装置100の動作(本実施の形態に係る業務フローチャート検索方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を示すフローチャートである。
ステップS101において、業務フローチャート表示部103は、業務フローチャート記憶部102に記憶されている任意の業務フローチャート(第1業務フローチャート)を出力装置(例えば、LCD901)により表示する。このとき、例えば、業務フローチャート表示部103は、業務フローチャート記憶部102に記憶されている業務プロセス名の一覧を出力装置により表示して、そのうちの1つの業務プロセス名(第1業務フロー識別子)を入力装置(例えば、キーボード902、マウス903)によりユーザに選択させる。ここでは、一例として、「収入伝票の入力」という業務プロセス名が選択されたとする。業務フローチャート表示部103は、業務フローチャート記憶部102から、ユーザによって選択された業務プロセス名「収入伝票の入力」に対応する業務フローチャートを取得し、取得した業務フローチャートを表示する。ここでは、一例として、業務フローチャート表示部103が図2に示した業務フローチャートを取得したとする。
例えば、前述したように、業務フローチャートがPDFファイルとして業務フローチャート記憶部102に記憶されているとすると、ステップS101において、業務フローチャート表示部103は、ユーザによって選択された業務プロセス名に対応する業務フローチャートのPDFファイルを業務フローチャート記憶部102から取得して表示する。このとき、業務フローチャート表示部103は、PDFファイルに含まれる統制番号やキーワード等を赤枠で囲む等の加工をしてPDFファイルを表示することが望ましい。これにより、後述するステップS102にてユーザが統制番号を選択しやすくなる。
ステップS102において、統制選択部104は、統制記憶部101に記憶されている統制番号のうち、任意の統制番号(第1統制識別子)の選択を入力装置によりユーザから受け付ける。このとき、例えば、統制選択部104は、ステップS101にて業務フローチャート表示部103で表示された業務フローチャートに示されている統制番号のうち、1つの統制番号(第1統制識別子)をユーザに選択させる。ここでは、一例として、統制CA1が選択されたとする。
例えば、前述したように、ステップS101にて業務フローチャートのPDFファイルが表示されたとすると、ステップS102において、統制選択部104は、表示中のPDFファイルとは別に入力フォームを表示し、この入力フォームを用いてユーザに統制番号を選択させる。この入力フォームは、例えばHTML(HyperText・Markup・Language)のフォーム(統制番号の一覧からなるセレクトボックス、あるいは、単なるテキスト入力欄等)として実装できる。
ステップS103において、検索部105の統制検索部151は、統制記憶部101を処理装置(例えば、CPU911)により曖昧検索して(例えば、テキストデータに含まれる文、単語等が一致する一致度を算出して比較する)、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する(例えば、予め定められ、又は、ユーザによって指定された閾値より一致度が高い)他の統制名や統制内容を全て抽出する。図示していないが、ここでは、一例として、業務プロセス名「請求書の発行」に対応する業務フローチャートがあり、業務フローチャート記憶部102が、業務プロセス名「請求書の発行」に対応付けて、その業務フローチャートを記憶しているとする。また、その業務フローチャートでは「権限を現場部門のコンピュータで確認する」という統制CA3が示されており、統制記憶部101が、統制番号CA3に対応付けて、統制CA3の統制名、「権限を現場部門のコンピュータで確認する」という統制内容、業務プロセス名「請求書の発行」を記憶しているとする。この場合、統制CA1の「権限のチェックを現場部門のコンピュータで行う」という統制内容は統制CA3の統制内容と類似するため、統制検索部151によって統制CA3の統制内容が抽出される。また、同じ業務フローチャート内の統制であるが、統制CA1の「権限のチェックを現場部門のコンピュータで行う」という統制内容は統制CA2の「権限のチェックを経理部門のコンピュータで行う」という統制内容とも類似するため、統制検索部151によって統制CA2の統制内容も抽出される。
ステップS104において、統制検索部151は、ステップS103にて抽出した統制名や統制内容に対応する統制の業務プロセス名を統制記憶部101から取得する。ここでは、一例として、統制CA3に対応付けられた業務プロセス名「請求書の発行」と、統制CA2に対応付けられた業務プロセス名「収入伝票の入力」が取得されることになる。
ステップS105において、検索部105の業務フローチャート検索部152は、ステップS104にて統制検索部151により取得された業務プロセス名に対応する業務フローの業務フローチャートを業務フローチャート記憶部102から取得する。ここでは、一例として、「請求書の発行」の業務フローチャートと、図2に示した「収入伝票の入力」の業務フローチャートとが取得されることになる。
なお、ステップS104は省略してもよい。この場合、ステップS105において、業務フローチャート検索部152は、ステップS103にて統制検索部151により抽出された統制名や統制内容に対応する統制番号を統制記憶部101から取得する。そして、業務フローチャート検索部152は、業務フローチャート記憶部102を処理装置により検索して、統制記憶部101から取得した統制番号を含む業務フローチャートを業務フローチャート記憶部102から取得する。このようにステップS104を省略する場合、業務フローチャート検索部152が業務フローチャート記憶部102を検索する処理が必要となるが、その代わりに、統制記憶部101が業務プロセス名を記憶する必要がなくなる。
ステップS106において、業務フローチャート表示部103は、ステップS105にて業務フローチャート検索部152により取得された業務フローチャートを出力装置により全て表示する。ここでは、一例として、「請求書の発行」の業務フローチャートと、図2に示した「収入伝票の入力」の業務フローチャートとが表示されることになる。このとき、業務フローチャート表示部103は、ステップS103にて統制検索部151により統制名や統制内容が抽出された統制の統制番号を強調表示(例えば、太字や目立つ色で表示、点滅表示)することが望ましい。また、業務フローチャート表示部103は、ユーザがマウス903のポインタを画面上の統制の上に重ねたり、その状態でユーザがマウス903のボタンをクリックしたりした場合等に、その統制の統制名や統制内容を表示することが望ましい。
このようにすることで、例えば、新たに表示した「請求書の発行」の業務フローチャートに含まれる統制CA3の統制内容が「収入伝票の入力」の業務フローチャートに含まれる統制CA1の統制内容と実質的に同じ内容であることをユーザに気付かせることができる。また、元から表示していた「収入伝票の入力」の業務フローチャートにおいて、統制CA2の統制内容が「権限のチェックをコンピュータで行う」という点で統制CA1の統制内容と共通することをユーザに気付かせることができる。したがって、統制CA1と共通化可能な統制を効率的に抽出でき、また、統制CA1と共通化可能な統制の抽出漏れを防止することができる。
例えば、前述したように、業務フローチャートがPDFファイルとして記憶されているとすると、ステップS106において、業務フローチャート表示部103は、業務フローチャート検索部152により取得された業務フローチャートのPDFファイルを表示する。このとき、業務フローチャート表示部103は、PDFファイルに含まれる統制番号やキーワード等を赤枠で囲む等の加工をしてPDFファイルを表示することが望ましい。これにより、ユーザが共通化可能な統制を探しやすくなる。
以上のように、本実施の形態によれば、複数の業務フローチャートに含まれる統制の共通化やIT化(人間が行っている複数の統制を、コンピュータを用いた1つの統制に共通化すること)の検討に必要な業務フローチャートを網羅的に検索することができるので、検索条件の入力誤りによる検索対象の漏れ、統制の一覧から選択する場合の選択ミスによる漏れがなくなり、内部統制に係る作業工数を削減することができる。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図5は、本実施の形態に係る業務フローチャート検索装置100の構成を示すブロック図である。
図5において、業務フローチャート検索装置100の構成は、図1に示した実施の形態1のものと同様である。
本実施の形態において、統制記憶部101は、統制ごとに、統制番号等のほか、統制評価を予め記憶装置により記憶する。統制評価は、統制の評価状況を示すデータである。統制の評価状況としては、例えば、「整備状況評価前」、「整備状況評価合格」、「運用テスト合格」、「監査合格」がある。「整備状況評価前」は、統制の整備状況の評価作業が行われる前の状態、あるいは、評価作業において、その統制の是正が必要であると判断され、(是正後の)再評価作業が行われる前の状態を意味する。「整備状況評価合格」は、統制の整備状況の評価作業において、その統制の是正が不要であると判断され、運用テスト(組織内部での試験的な監査作業)が行われる前の状態、あるいは、運用テストにおいて、その統制の是正が必要であると判断され、(是正後の)再テストが行われる前の状態を意味する。「運用テスト合格」は、統制の運用テストにおいて、その統制の是正が不要であると判断され、監査作業(組織外部の監査法人等による実際の監査作業)が行われる前の状態、あるいは、監査作業において、その統制の是正が必要であると判断され、(是正後の)再監査作業が行われる前の状態を意味する。「監査合格」は、統制の監査作業において、その統制の是正が不要であると判断された状態を意味する。
以下、図4を用いて、業務フローチャート検索装置100の動作(本実施の形態に係る業務フローチャート検索方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を説明する。
ステップS101及びS106において、業務フローチャート表示部103は、業務フローチャートを表示する際に、業務フローチャートに含まれる各統制番号を、対応する統制の統制評価に応じて異なる態様で表示する(例えば、統制の評価状況に応じて色分け表示したり、統制の評価状況を示す記号や文字を付記したりする)。これにより、例えば、ユーザは、評価状況が「監査合格」に近い統制を選択して、そのような統制と共通化可能な統制を優先的に探すことができる。評価状況が「監査合格」に近い統制ほど、問題がない統制であるため、そのような統制と他の統制を共通化すれば、結果的に、是正が必要となる統制の数を減らすことができる。
ステップS102〜S105については、実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態によれば、統制の評価状況を表示し、比較できるようにすることにより、統制の共通化やIT化の検討の効率が上がり、内部統制に係る作業工数を削減することができる。また、統制の評価状況に基づいて統制を選択し、類似する統制を曖昧検索により抽出することにより、例えば「監査合格」となっている統制と類似する統制を見つけやすくなるため、統制の共通化やIT化の検討の効率が上がり、内部統制に係る作業工数を削減することができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。
本実施の形態に係る業務フローチャート検索装置100の構成は、図5に示した実施の形態2のものと同様である。
以下、図4を用いて、業務フローチャート検索装置100の動作(本実施の形態に係る業務フローチャート検索方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を説明する。
ステップS101及びS102については、実施の形態1又は2と同様である。
ステップS103において、検索部105の統制検索部151は、統制記憶部101を曖昧検索する際に、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の統制評価が「監査合格」である場合、その統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容のうち、統制評価が「監査合格」でない(即ち、「整備状況評価前」、「整備状況評価合格」、「運用テスト合格」のいずれかである)統制の統制名や統制内容のみを抽出する。一方、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の統制評価が「監査合格」でない場合、その統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容のうち、統制評価が「監査合格」である統制の統制名や統制内容のみを抽出する。これにより、例えば、ユーザは、評価状況が「監査合格」となった統制と共通化可能な統制を探すことができる。評価状況が「監査合格」となった統制は、問題がない統制であるため、そのような統制と他の統制を共通化すれば、結果的に、是正が必要となる統制の数を減らすことができる。
統制記憶部101は、監査作業において是正が不要であると評価された統制については、「監査合格」を示す統制評価を記憶している。本実施の形態では、この「監査合格」を示す統制評価を、統制の是正が不要であることを示す評価情報として扱っている。評価情報は、ステップS103において抽出対象とする統制を決定する基準になる情報である。具体的には、上記のように、統制検索部151は、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の評価情報(即ち、「監査合格」を示す統制評価)が統制記憶部101に記憶されている場合、その統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容のうち、評価情報が統制記憶部101に記憶されていない統制の統制名や統制内容のみを抽出する。一方、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の評価情報が統制記憶部101に記憶されていない場合、その統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容のうち、評価情報が統制記憶部101に記憶されている統制の統制名や統制内容のみを抽出する。
なお、本実施の形態において、「監査合格」を示す統制評価は、評価情報の一例であり、「整備状況評価合格」を示す統制評価、あるいは、「運用テスト合格」を示す統制評価を評価情報として扱ってもよい。
例えば、「監査合格」を示す統制評価とともに「運用テスト合格」を示す統制評価も評価情報として扱うのであれば、ステップS103において、統制検索部151は、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の統制評価が「監査合格」又は「運用テスト合格」である場合(即ち、評価情報が統制記憶部101に記憶されている場合)、その統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容のうち、統制評価が「運用テスト合格」より前の(即ち、「整備状況評価前」又は「整備状況評価合格」である)統制の統制名や統制内容のみを抽出する。一方、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号に対応する統制の統制評価が「運用テスト合格」でも「監査合格」でもない場合(即ち、評価情報が統制記憶部101に記憶されていない場合)、その統制番号に対応する統制の統制名や統制内容と近似する他の統制名や統制内容のうち、統制評価が「運用テスト合格」又は「監査合格」である統制の統制名や統制内容のみを抽出する。これにより、例えば、ユーザは、評価状況が少なくとも「運用テスト合格」となった統制と共通化可能な統制を探すことができる。評価状況が「運用テスト合格」となった統制は、問題がない可能性が高い統制であるため、そのような統制と他の統制を共通化すれば、結果的に、是正が必要となる統制の数を減らすことができる。
実施の形態4.
本実施の形態について、主に実施の形態3との差異を説明する。
図6は、本実施の形態に係る業務フローチャート検索装置100の構成を示すブロック図である。
図6において、業務フローチャート検索装置100は、実施の形態1〜3と同様の構成要素のほか、業務フローチャート更新部106を備える。
図7は、業務フローチャート検索装置100の動作(本実施の形態に係る業務フローチャート検索方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を示すフローチャートである。
ステップS201は、図4に示したステップS106の後に実行される。ステップS201において、統制選択部104は、ステップS106にて業務フローチャート表示部103で表示された任意の業務フローチャート(第2業務フローチャート)に示されている統制番号のうち、共通化の対象とする統制の統制番号(第2統制識別子)の選択を入力装置によりユーザから受け付ける。ここでは、一例として、「請求書の発行」の業務フローチャートに含まれる統制CA3が選択されたとする。
ステップS202において、業務フローチャート更新部106は、コモンコントロール(共通化後の統制)の統制番号、統制名、統制内容の入力を入力装置によりユーザから受け付ける。ここでは、一例として、統制番号CA4、統制名、「権限のチェックを共通の認証システムで行う」という統制内容が入力されたとする。このとき、業務フローチャート更新部106は、入力された統制番号CA4に対応付けて、同じく入力された統制名、統制内容を統制記憶部101に記憶する。
ステップS203において、業務フローチャート更新部106は、ステップS101にて業務フローチャート表示部103で表示された業務フローチャートに示されており、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号と、ステップS106にて業務フローチャート表示部103で表示された業務フローチャートに示されており、ステップS201にて統制選択部104で選択された統制番号とを、ステップS202にて入力されたコモンコントロールの統制番号に変更する。ここでは、一例として、図2に示した「収入伝票の入力」の業務フローチャートに含まれる統制CA1と、「請求書の発行」の業務フローチャートに含まれる統制CA3とが、コモンコントロールCA4に変更される。このとき、業務フローチャート更新部106は、統制番号CA4に対応付けて、業務プロセス名「収入伝票の入力」及び「請求書の発行」を統制記憶部101に記憶する。また、業務フローチャート更新部106は、業務プロセス名「収入伝票の入力」と「請求書の発行」とのそれぞれに対応付けて業務フローチャート記憶部102に記憶されている業務フローチャートを更新する。さらに、業務フローチャート更新部106は、統制番号CA1,CA3に対応付けて統制記憶部101に記憶されている業務プロセス名「収入伝票の入力」及び「請求書の発行」を削除する。ここで、更新された業務フローチャート以外に統制CA1,CA3を含む業務フローチャートがなければ、業務フローチャート更新部106は、統制記憶部101に記憶されている、統制番号CA1,CA3に対応するデータ(例えば、レコード)自体を削除してもよい。
例えば、前述したように、業務フローチャートがPDFファイルとして業務フローチャート記憶部102に記憶されているとすると、ステップS203において、業務フローチャート更新部106は、共通化の対象となる統制番号を含む業務フローチャートのPDFファイルにおいて、それらの統制番号をコモンコントロールの統制番号に書き換えた上で当該PDFファイルを保存する。あるいは、例えば、前述したように、業務フローチャートがフローチャートの構成を定義する各種データとして業務フローチャート記憶部102に記憶されているとすると、ステップS203において、業務フローチャート更新部106は、共通化の対象となる統制番号を含む業務フローチャートの各種データのうち、それらの統制番号を示すデータの値を全てコモンコントロールの統制番号に書き換える。
本実施の形態によれば、統制を共通化する作業のさらなる効率化が図れる。
なお、ステップS203において、業務フローチャート更新部106は、ステップS101にて業務フローチャート表示部103で表示された業務フローチャートに示されており、ステップS102にて統制選択部104で選択された統制番号と、ステップS106にて業務フローチャート表示部103で表示された業務フローチャートに示されており、ステップS201にて統制選択部104で選択された統制番号とを、いずれか一方(例えば、ユーザに指定させてもよいし、統制評価で評価状況が「監査合格」に近い方を自動的に選択してもよい)の統制番号に変更(統一)してもよい。この場合、ステップS202は省略できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
100 業務フローチャート検索装置、101 統制記憶部、102 業務フローチャート記憶部、103 業務フローチャート表示部、104 統制選択部、105 検索部、106 業務フローチャート更新部、151 統制検索部、152 業務フローチャート検索部、901 LCD、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 HDD、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (6)

  1. 業務上のリスクに対処するために実施される統制ごとに、統制を一意に識別する統制識別子と、統制の属性を示す統制情報とを予め記憶装置により記憶する統制記憶部と、
    一連の業務からなる業務フローごとに、業務フローと業務フローに含まれる各業務で実施される統制とを示す業務フローチャートを予め記憶装置により記憶する業務フローチャート記憶部と、
    前記統制記憶部に記憶されている統制識別子のうち、任意の統制識別子である第1統制識別子の選択を入力装置によりユーザから受け付ける統制選択部と、
    前記統制記憶部を処理装置により検索して、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報を抽出し、抽出した統制情報に対応する統制が示されている業務フローチャートを前記業務フローチャート記憶部から取得する検索部と、
    前記検索部により取得された業務フローチャートを出力装置により表示する業務フローチャート表示部と
    を備えることを特徴とする業務フローチャート検索装置。
  2. 前記統制記憶部は、さらに、是正が不要であると既に評価された統制については、統制の是正が不要であることを示す評価情報を記憶し、
    前記検索部は、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の評価情報が前記統制記憶部に記憶されている場合、当該第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報のうち、評価情報が前記統制記憶部に記憶されていない統制の統制情報のみを抽出することを特徴とする請求項1の業務フローチャート検索装置。
  3. 前記検索部は、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の評価情報が前記統制記憶部に記憶されていない場合、当該第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報のうち、評価情報が前記統制記憶部に記憶されている統制の統制情報のみを抽出することを特徴とする請求項2の業務フローチャート検索装置。
  4. 前記業務フローチャート記憶部は、前記業務フローチャートとして、統制を統制識別子で示す業務フローチャートを記憶し、
    前記統制選択部は、前記業務フローチャート記憶部に記憶されている任意の業務フローチャートである第1業務フローチャートに示されている統制識別子のうち、1つの統制識別子を前記第1統制識別子としてユーザに選択させ、さらに、前記業務フローチャート表示部で表示された任意の業務フローチャートである第2業務フローチャートに示されている統制識別子のうち、共通化の対象とする統制の統制識別子である第2統制識別子の選択を入力装置によりユーザから受け付け、
    前記業務フローチャート検索装置は、さらに、前記業務フローチャート記憶部に記憶されている第1業務フローチャートに示されている第1統制識別子と、前記業務フローチャート記憶部に記憶されている第2業務フローチャートに示されている第2統制識別子とを、共通の統制識別子に変更する業務フローチャート更新部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかの業務フローチャート検索装置。
  5. 前記業務フローチャート記憶部は、さらに、業務フローごとに、業務フローを一意に識別する業務フロー識別子を記憶し、
    前記統制記憶部は、さらに、統制ごとに、統制が示されている業務フローチャートの業務フロー識別子を記憶し、
    前記検索部は、抽出した統制情報に対応する統制の業務フロー識別子を前記統制記憶部から取得し、取得した業務フロー識別子に対応する業務フローの業務フローチャートを前記業務フローチャート記憶部から取得することを特徴とする請求項1から4のいずれかの業務フローチャート検索装置。
  6. 業務上のリスクに対処するために実施される統制ごとに、統制を一意に識別する統制識別子と、統制の属性を示す統制情報とを予め記憶装置により記憶するとともに、一連の業務からなる業務フローごとに、業務フローと業務フローに含まれる各業務で実施される統制とを示す業務フローチャートを予め記憶装置により記憶するコンピュータを、
    記憶装置に記憶されている統制識別子のうち、任意の統制識別子である第1統制識別子の選択を入力装置によりユーザから受け付ける統制選択部と、
    記憶装置を処理装置により検索して、前記統制選択部で選択された第1統制識別子に対応する統制の統制情報と近似する他の統制情報を抽出し、抽出した統制情報に対応する統制が示されている業務フローチャートを記憶装置から取得する検索部と、
    前記検索部により取得された業務フローチャートを出力装置により表示する業務フローチャート表示部
    として機能させるためのプログラム。
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