JP2012153213A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャットオフ処理を行う場合に、制御回路がデッドロック状態に陥ることを回避できる電子制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置1において、レギュレータ4に与えられる電源立上げ許可信号PowONをマイコン3にも与え、マイコン3は、通常動作モードからスリープモードに移行するための条件が成立したと判断すると、システムシャットオフ信号をローレベルにして、電源立上げ許可信号PowONをインアクティブにして、電圧低下検出信号によりリセットされてスリープモードに移行するまで待機する状態となる。通信バス線CANH,CANLを介して接続されている他の装置がバス上に信号を出力して通信を開始すると電源立上げ許可信号PowONはアクティブとなるので、レギュレータ4はマイコン3に対する電源の供給を再開し、マイコン3は、電源立上げ許可信号PowONがアクティブに変化したことを認識して待機中の状態を脱し、通常動作モードに移行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御対象機器を制御する制御回路と、この制御回路に供給する電源を生成する電源回路とを備えてなる電子制御装置に関する。
特許文献1には、車載通信を行うマイクロコンピュータ(マイコン,制御回路)と、そのマイコンに電源を供給する電源ICとを備えた自動車用制御装置が開示されている。特許文献1では、図5のフローチャートに示すように、通常の制御状態(ステップS1)から、例えばイグニッションスイッチがオフするなどしてスリープ条件が成立すると(ステップS2:YES)、以下のようにしてシステムをシャットオフする(マイコンに対する電源供給を遮断する)ための処理が行われる。
車載LANとして例えばCANを採用する場合には、通信バス上にドミナント信号が送出されて通信が開始された際にマイコンがウェイクアップするよう準備を行った後(再CAN-Wake-Up許可,ステップS3)シャットオフ処理に移行する(ステップS4)。そして、電源ICがマイコンに供給する電源VOMを遮断することで電源電圧が低下し、マイコンにリセット(ロウアクティブ)がかかると(ステップS5:YES)、マイコンが動作を停止するスリープ状態に移行する(ステップS6)。
特許第4032955号公報
しかしながら、特許文献1のシャットオフシーケンスでは、マイコンは、電源ICに対してシャットオフの指示を行った後に、ステップS5で無限ループを繰り返しながらリセットがかかるのを待機している。この状態で、図6に示すように車載通信のバス上に何れかのマスタが通信バス上にドミナント信号を送出すると((c)参照)、システムはウェイクアップシーケンスを開始し、電源ICが供給する電源電圧は再度上昇に転ずるが((a)参照)、マイコンが無限ループを実行しつつリセット待ちしている状態から変化せず((d)参照)、デッドロック状態に陥ることになる。
例えば、トランスミッションを制御するためのECU(Electronic Control Unit)については、例えば車両のドアが開いた場合やドライバが運転席に着座した場合に、その時点のトランスミッションのポジションをインストルメントパネルに表示する、という仕様が定められる場合がある。すると、イグニッションがOFFになった後、運転者が車外に出ようとする際にドアが開くと通信バス上に信号が送出されるので、上記のようにデッドロック状態が発生するおそれがある。このような問題を解決するには、例えば図7に示すように、マイコンがステップS5でリセット待ちをしている間(NO)は、通信バス上にドミナント信号が送出されたか(CAN Rx=H)否かを監視する(ステップS7)ことが想定される。
しかしながら、CAN対応の通信ドライバICがドミナント信号を検出するための閾値(例えば2V程度)と、マイコンが通信ドライバICの出力信号であるRx信号を認識するハイレベル閾値(例えば3.5V程度)とは設定電圧が異なる。そのため、それぞれの検出タイミングにずれが生じて、ウェイクアップシーケンスが正常に進行しないおそれがある。加えて、上記の各判定はマイコンに供給される電源電圧が変動する期間に行われるので、検出タイミングにずれがより大きくなり双方の判定・認識が不一致となる可能性が高い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シャットオフ処理を行う場合に、制御回路がデッドロック状態に陥ることを回避できる電子制御装置を提供することにある。
請求項1記載の電子制御装置によれば、電源回路に与えられる電源供給開始信号が制御回路にも与えられている。制御回路は、通常動作モードからスリープモードに移行するための条件が成立したと判断すると、電源回路に与える制御信号をインアクティブにする。これにより、電源供給開始信号はインアクティブとなる。それから、電圧低下検出信号によりリセットされてスリープモードに移行するまで待機する状態となる。
この状態から、通信バスを介して接続されている他の装置がバス上に信号を出力して通信を開始すると、それを受けて電源供給開始信号はアクティブとなるので、電源回路は制御回路に対する電源の供給を再開する。すると、制御回路は、電源供給開始信号がアクティブに変化したことを認識して待機中の状態を脱し、通常動作モードに移行する。したがって従来とは異なり、電源の供給が停止されて電源電圧が低下を開始した後に通信が開始された結果、電源電圧が再度上昇に転じた場合に、制御回路は自身にリセットがかけられることを待機したままデッドロック状態に陥ることを回避できる。
請求項2記載の電子制御装置によれば、外部より与えられる制御回路のウェイクアップ信号がアクティブになると、電源回路は制御回路に対して電源の供給を開始し、信号出力阻止手段が判定回路による通信開始信号の出力を阻止する。すなわち、上記のケースでは、ウェイクアップ信号がアクティブになれば制御回路が動作を開始するので、判定回路からの不要な信号出力を阻止できる。
請求項3記載の電子制御装置によれば、車両のイグニッションスイッチの信号がONになると、電源回路は制御回路に対して電源の供給を開始し、信号出力阻止手段が判定回路による通信開始信号の出力を阻止する。すなわち、上記のケースでは、イグニッションスイッチの信号がONになれば制御回路が動作を開始するので、請求項2と同様に判定回路からの不要な信号出力を阻止できる。
請求項4記載の電子制御装置によれば、通信ドライバ,判定回路,ラッチ回路及び電源回路を同一の半導体基板上に構成するので、半導体基板間(チップ間)の接続端子数を減らすことができる。また、通信開始信号を、電源回路に対して遅延なく出力することができ、制御の連携を迅速に行うことができる。
第1実施例であり、電子制御装置の構成を示す機能ブロック図 マイコンの処理内容を示すフローチャート 信号IG−SWがOFFを示した場合のタイミングチャート 第2実施例を示す図1相当図 従来技術を示す図2相当図(その1) 図3相当図 図2相当図(その2)
(第1実施例)
以下、第1実施例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は、電子制御装置の構成を示す機能ブロック図であり、例えば車両に搭載されるECU(Electronic Control Unit)として構成されている。電子制御装置1は、電源IC2と、マイクロコンピュータ(マイコン,制御回路)3とを備えている。電源IC2にはレギュレータ(電源回路)4が搭載されており、レギュレータ4には、車両のバッテリ電源BATT(例えば12V)が与えられている。そして、レギュレータ4は、電源BATTを降圧してマイコン3に供給する電源VOM(例えば5V)を生成する。
また、電源IC2には例えばCANに対応した通信ドライバ(及びレシーバ)5が搭載されている。通信ドライバ5には、通信バス線であるCANH,CANLが接続されており、通信ドライバ5は、これらの、通信バス線を介して他のノードより送信された差動信号を受信すると、受信データRxをマイコン3に送信する。また、マイコン3が送信データTxを通信ドライバ5に出力すると、通信ドライバ5は、送信データTxに応じて通信バス線CANH,CANLに差動信号(ドミナント,レセッシブ)を出力する。
また、通信バス線CANH,CANLには、通信起動検出回路(判定回路)6が接続されている。この通信起動検出回路6は、通信バス線CANH,CANLにドミナント信号が出力されたことを検出すると、通信開始信号をラッチ回路7,ORゲート8を介すことで電源立上げ許可信号(電源供給開始信号)PowON(ハイアクティブ)としてレギュレータ4に出力する。また、電源立上げ許可信号PowONは、マイコン3にも入力されている。すなわち、電源IC2のチップ(半導体基板)上には、レギュレータ4,通信ドライバ5,通信起動検出回路6,ラッチ回路7が搭載されている。
ラッチ回路7は、例えば通信開始信号の立ち上がりエッジで出力信号をハイレベルに遷移させてその状態を保持する。3入力のORゲート8には、その他、車両のイグニッションスイッチの信号IG−SWと、マイコン3が出力するシステムシャットオフ信号(ローアクティブ,制御信号)が与えられている。また、信号IG−SWと、システムシャットオフ信号とはORゲート9の入力端子に与えられ、これらのOR信号がラッチ回路7のクリア信号として与えられている。そして、信号IG−SWは、マイコン3の入力端子にも与えられている。
レギュレータ4は、ORゲート8を介して与えられる信号がハイレベルの場合に動作して、マイコン3に電源VOMを供給し、上記信号がローレベルになると動作を停止して電源VOMの電圧を0Vにする。レギュレータ4の出力端子(電源VOMの供給線)には、低電圧検出回路(電圧低下検出回路)10が接続されており、低電圧検出回路10は、電源VOMの電圧が所定の閾値(例えば4.5V)を下回ると、電圧低下検出信号をリセット信号発生回路11に出力する。
リセット信号発生回路11は、上記電圧低下検出信号を受けてマイコン3にリセット信号(ロウアクティブ)を出力する。そして、イグニッションスイッチ信号IG−SW,システムシャットオフ信号は、ORゲート12の入力端子にそれぞれ与えられており、これらのOR信号が通信起動検出回路6の出力許可信号として与えられている。通信起動検出回路6は、ORゲート12を介して与えられる信号がローレベルの場合に、通信開始信号をラッチ回路7に出力する。
また、電源IC2には、ウォッチドッグタイマ13が搭載されており、ウォッチドッグタイマ13は、マイコン3からのクリア信号が与えられない期間が所定の期間を超えるとオーバーフローして、オーバーフロー信号をリセット信号発生回路11に出力し、マイコン3をリセットさせる。
次に、本実施例の作用について図2及び図3も参照して説明する。図2は、図7相当図であり、ステップS3は削除され、ステップS7に替えて「電源立上げ許可信号=H?」の判断ステップS11が配置されている。すなわち、マイコン3は、ステップS5においてリセットがかからない間は(NO)、ステップS11において電源立上げ許可信号PowONがアクティブになったか否かをモニタしており、電源立上げ許可信号PowONがアクティブなると(YES)ステップS1に移行する。また、電源立上げ許可信号PowONがアクティブでなければ(NO)、ステップS5においてリセットがかかるのを待つ。
例えば信号IG−SWがOFF(ローレベル)を示すことで、ステップS2においてスリープ条件が成立すると(YES)、マイコン3はシステムシャットオフ信号のレベルをハイ(H)からロー(L)に変化させ(ステップS4)、リセット待ち状態に移行する(ステップS5)。この時、ORゲート12の出力信号はローレベルとなるので、通信開始によるマイコン3の起動は許可される。尚、マイコン3がリセット待ち状態にある間、マイコン3はウォッチドッグタイマ13のクリア信号を出力し続けているので、ウォッチドッグタイマ13がオーバーフローすることはない。
図3は、図6相当図である。マイコン3がステップS4においてシステムシャットオフ信号のレベルをローにすると、電源立上げ許可信号PowONがインアクティブとなり(b)、レギュレータ4より供給される電源VOMのレベルが低下し始める(a)。そして、低電圧検出回路10が電圧低下検出信号を出力することで、リセット信号発生回路11がマイコン3にリセット信号を出力する前に通信バス上にDATA1が出力されると(c)、それを受けて通信起動許可信号が出力され、電源立上げ許可信号PowONがアクティブとなる(b)。
すると、レギュレータ4が動作を再開して電源VOMのレベルは再度上昇に転じる(a)。マイコン3は、電源立上げ許可信号PowONがアクティブになったことで、ステップS11で「YES」と判断して通常制御動作に移行するので(b)、DATA1を受信することができる。したがって従来とは異なり、リセット待ちのデッドロック状態に陥ることはない。
以上のように本実施例によれば、電子制御装置1において、レギュレータ4に与えられる電源立上げ許可信号PowONをマイコン3にも与え、マイコン3は、通常動作モードからスリープモードに移行するための条件が成立したと判断すると、システムシャットオフ信号をローレベルにして、電源立上げ許可信号PowONをインアクティブにする。それから、電圧低下検出信号によりリセットされてスリープモードに移行するまで待機する状態となる。
そして、通信バス線CANH,CANLを介して接続されている他の装置がバス上に信号を出力して通信を開始すると、それを受けて電源立上げ許可信号PowONはアクティブとなるので、レギュレータ4はマイコン3に対する電源の供給を再開する。すると、マイコン3は、電源立上げ許可信号PowONがアクティブに変化したことを認識して待機中の状態を脱し、通常動作モードに移行する。したがって従来とは異なり、電源の供給が停止されて電源電圧が低下を開始した後に通信が開始された結果、電源VOMが再度上昇に転じた場合に、マイコン3は自身にリセットがかけられることを待機したままデッドロック状態に陥ることを回避できる。
また、電源IC2に、レギュレータ4,通信ドライバ5,通信起動検出回路6,ラッチ回路7を搭載してこれらを同一のチップ(半導体基板)上に構成するので、チップ間の接続端子数を減らすことができる。また、通信開始信号を、レギュレータ4に対して遅延なく出力することができ、制御の連携を迅速に行うことができる。
(第2実施例)
図4は第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例の電子制御装置21は、電源IC22の構成が第1実施例の電源IC2とは相違している。電子制御装置21に対しては、外部のECUより出力されるマイコン3のウェイクアップ信号;Wake信号(ハイアクティブ)が与えられており、そのWake信号は、信号IG−SWと共にORゲート23を介して各ORゲート8,9,12に与えられる。尚、Wake信号を出力する外部のECUは、前述したように、例えば電子制御装置21がトランスミッション用のECUである場合には、着座ECUやドアECU等である。
また、通信起動検出回路(判定回路)24についてはより実態的に示しており、通信バス線CANH,CANLの差動信号を検出する差動増幅回路25と、その差動増幅回路25の出力信号をラッチ回路7に出力するANDゲート26(信号出力阻止手段)とで構成されている。すなわち、通信バス線CANH,CANLにドミナント信号が出力されると、バス間の電位差に応じて差動増幅回路25はハイレベルの信号を出力する。そして、ANDゲート26の他方の入力端子(負論理)には、ORゲート12の出力端子が接続されている。
次に、第2実施例の作用について説明する。外部よりWake信号が出力されると、信号IG−SWがONを示した場合と同様に、ORゲート23及び8を介してレギュレータ4が起動し、電源VOMの電圧が上昇してマイコン3に供給され、マイコン3が起動(ウェイクアップ)する。
この時、ORゲート23が出力するハイレベル信号は、ORゲート9及び12にも与えられてラッチ回路7がクリアされ、ANDゲート26の負論理側の入力端子がハイレベルになる。したがって、この期間に通信起動検出回路24の差動増幅回路25が、通信バス線CANH,CANLにドミナント信号が出力されたことを検知しても、ラッチ回路7に対する通信開始信号の出力は、ANDゲート26により阻止される。尚、以上の動作については、信号IG−SWがハイレベルに変化した場合も全く同様になる。
以上のように第2実施例によれば、電子制御装置21は、外部より与えられるマイコン3のウェイクアップ信号Wakeがアクティブになるか、又は車両のイグニッションスイッチの信号IG−SWがONを示すと、レギュレータ4はマイコン3に対する電源VOMの供給を開始し、ANDゲート26が通信起動検出回路24による通信開始信号の出力を阻止する。すなわち、上記のケースでは、ウェイクアップ信号Wakeがアクティブになるか、又は信号IG−SWがONを示すことでマイコン3が動作を開始するので、通信起動検出回路24からの不要な信号出力を阻止できる。
本発明は上記、又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変型又は拡張が可能である。
電源IC2とマイコン3とを、それぞれ異なるチップ上に構成する必要はなく、全てを同一のチップ上に構成しても良い。
第2実施例において、外部から電子制御装置21に与える信号は、ウェイクアップ信号Wake,イグニッションスイッチ信号IG−SWの何れか一方だけでも良い。
ウォッチドッグタイマ13がオーバーフローすることでマイコン3をリセットする場合、第2実施例のように、通信開始信号の出力を阻止しても良い。
ウォッチドッグタイマ13は、必要に応じて設ければ良い。
車載通信はCANに限ることなく、LINやFlexRay(登録商標)等であっても良い。また、必ずしも車載機器を制御対象とするものに限らないので、車載通信に限る必要もない。
図面中、1は電子制御装置、2は電源IC、3はマイクロコンピュータ(制御回路)、4はレギュレータ(電源回路)、5は通信ドライバ、6は通信起動検出回路(判定回路)、7はラッチ回路、10は低電圧検出回路(電圧低下検出回路)、21は電子制御装置、22は電源IC、24は通信起動検出回路(判定回路)、26はANDゲート(信号出力阻止手段)を示す。

Claims (4)

  1. 制御対象機器を制御する制御回路と、
    この制御回路が通信バスを介して通信を行うための通信ドライバと、
    前記通信バスを介して通信が開始されたことを判定する判定回路と、
    この判定回路により出力される通信開始信号をラッチするラッチ回路と、
    前記制御回路に供給する電源を生成し、前記制御回路により出力される制御信号がアクティブになるか、又は前記ラッチ回路を介して与えられる通信開始信号がアクティブになると、電源供給開始信号がアクティブとなることで前記電源の供給を開始する電源回路と、
    前記電源の電圧低下を検出する電圧低下検出回路とを備え、
    前記制御回路は、前記電源供給開始信号が与えられており、通常動作モードからスリープモードに移行するための条件が成立したと判断すると、前記電源回路に与える制御信号をインアクティブにした後、前記電圧低下検出回路により出力される電圧低下検出信号によってリセットされて前記スリープモードに移行するまで待機する状態となり、前記待機中において前記電源供給開始信号がアクティブに変化したことを認識すると、前記通常動作モードに移行することを特徴とする電子制御装置。
  2. 外部より前記制御回路のウェイクアップ信号が与えられ、
    前記ウェイクアップ信号がアクティブになると、前記電源回路は、前記制御回路に対して電源の供給を開始し、
    前記ウェイクアップ信号がアクティブになると、前記判定回路による通信開始信号の出力を阻止する信号出力阻止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 車両に搭載され、イグニッションスイッチのON,OFFを示す信号が与えられ、
    前記イグニッションスイッチの信号がONになると、前記電源回路は、前記制御回路に対して電源の供給を開始し、
    前記イグニッションスイッチ信号がONになると、前記判定回路による通信開始信号の出力を阻止する信号出力阻止手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電子制御装置。
  4. 前記通信ドライバ,前記判定回路,前記ラッチ回路及び前記電源回路を、同一の半導体基板上に構成したことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の電子制御装置。
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