JP2012151063A - コネクタ及び端子整列部材 - Google Patents

コネクタ及び端子整列部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2012151063A
JP2012151063A JP2011010650A JP2011010650A JP2012151063A JP 2012151063 A JP2012151063 A JP 2012151063A JP 2011010650 A JP2011010650 A JP 2011010650A JP 2011010650 A JP2011010650 A JP 2011010650A JP 2012151063 A JP2012151063 A JP 2012151063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fit
positioning hole
terminal
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011010650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5531974B2 (ja
Inventor
Shigehito Kataoka
茂人 片岡
Hideto Nakamura
英人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2011010650A priority Critical patent/JP5531974B2/ja
Priority to US13/313,420 priority patent/US8485833B2/en
Priority to CN201210008771.6A priority patent/CN102610949B/zh
Priority to KR1020120004324A priority patent/KR101725569B1/ko
Publication of JP2012151063A publication Critical patent/JP2012151063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5531974B2 publication Critical patent/JP5531974B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/51Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/55Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
    • H01R12/58Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals terminals for insertion into holes
    • H01R12/585Terminals having a press fit or a compliant portion and a shank passing through a hole in the printed circuit board
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/111Resilient sockets co-operating with pins having a circular transverse section
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/24Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/16Fastening of connecting parts to base or case; Insulating connecting parts from base or case

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】プレスフィット端子の位置決めを行ないつつ基板側への装着を良好に行なうことができるようにする。
【解決手段】コネクタハウジング1から引き出された複数本のプレスフィット端子3の基板接続部4を端子整列部材11の位置決め孔12へ差し込んで、基板6のスルーホール7に対するアライメント調整を可能にする。端子整列部材11は樹脂製の薄肉シート材によって形成されている。各位置決め孔12はプレスフィット端子3の案内部9を差し込んで位置決めをする大きさに形成されている。位置決め孔12には一対のスリット13が径方向外方へ向けて切り込まれ、位置決め孔12を圧入部8が通過するときには両スリット13が押し広げられることで位置決め孔12が拡張するため、圧入部8を円滑に通過させてスルーホール7と電気的な接続を可能にする。
【選択図】図7

Description

本発明はコネクタおよび端子整列部材に関するものである。
従来より、プレスフィット端子を用いた基板用コネクタが知られている。その一例として下記特許文献1のものを挙げることができる。よく知られるように、プレスフィット端子の基板接続部側には圧入部が張り出し形成されており、この圧入部を基板の各スルーホールへ圧入させることで、半田付けすることなくコネクタと基板との電気的な接続を可能にする。また、この従来技術においては、各プレスフィット端子の基板接続側には、アライメント調整のための端子整列部材が装着されている。端子整列部材には各プレスフィット端子に対応して複数の位置決め孔が開口し、圧入部より先端側の部位を差し込んで、各プレスフィット端子の位置決めを行なうようにしていた。
特開2005−294210号公報
ところで、各プレスフィット端子の圧入部は対応するスルーホールへ圧入される前に、位置決め孔を押し広げながら通過しなければならない。しかし、上記した端子整列部材は合成樹脂製の平板材(1mm程度の板厚)によって形成されているから、位置決め孔の拡張動作には大きな抵抗がかかり、また、このことに起因して、プレスフィット端子を変形させてしまったりしがちである。
上記の問題点を解決する方法として、端子整列部材を薄い樹脂シートによって形成することが考えられる。つまり、薄い樹脂シートであれば圧入部によって位置決め孔を強制的に拡張させるようにしても、さほどに大きな抵抗を生じないと考えられるからである。しかし、単純にこの方法を採ると、圧入部が位置決め孔を通過するときに、位置決め孔の周縁部がスルーホール内に巻き込まれてしまう虞がある。そうなると、スルーホールの孔壁に形成された導電部と圧入部との間に端子整列部材が介在されてしまい、端子と基板との電気的な導通に支障を来たすことも懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、プレスフィット端子の位置決めを行ないつつ基板側への装着を良好に行なうことができるコネクタ及び端子整列部材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数のスルーホールを有する基板上に装着可能なコネクタハウジングと、一端側には前記コネクタハウジング内に収容され相手端子金具と接続可能な端子接続部が形成され、他端側は前記コネクタハウジングから突出し、先端には前記各スルーホールへ圧入される圧入部が張り出し形成された複数のプレスフィット端子と、このプレスフィット端子の前記圧入部が前記スルーホールへ圧入される前の状態で前記各プレスフィット端子における前記圧入部よりも先端側の部位を挿通させて前記各プレスフィット端子の前記圧入部側を一括して位置決め可能とする複数の位置決め孔を有した端子整列部材とを備えたコネクタであって、前記各位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の側縁と対向する位置には、径方向外方へ向けて裂け目形成部が設けられ、この裂け目形成部は前記位置決め孔を前記圧入部が通過することに伴って前記位置決め孔を拡張可能である構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記端子整列部材は樹脂製の薄肉シート材によって形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記裂け目形成部は、前記位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の両側縁と対向する位置から径方向外方へ向けて切り込まれた一対のスリットによって形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記裂け目形成部は、前記位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の両側縁と対向する位置から径方向外方へ向けて延出する薄肉の溝部によって形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記裂け目形成部は、前記位置決め孔の開口のうち前記圧入部の両側縁と対向する位置から径方向外方へ向けて所定ピッチ間隔で並列する複数の貫通孔よりなるミシン目によって形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明にかかる端子整列部材は、コネクタハウジングの外面から突出する複数本のプレスフィット端子の各端部に張り出し形成された圧入部を、基板に貫通して形成されたスルーホールへ圧入させる前に、前記プレスフィット端子における前記圧入部より先端側の部位を位置決めしておくための端子整列部材であって、前記各位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の側縁と対向する位置には、前記圧入部が前記各位置決め孔を通過するときに前記位置決め孔の開口縁からほぼ径方向外方へ延びるような裂け目を形成可能な裂け目形成部が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項6の発明>
圧入部が基板のスルーホールへ圧入される前の状態では、各プレスフィット端子は圧入部より先端側の部位が位置決め孔の孔壁によって取り囲まれ、このことによって各プレスフィット端子の圧入部側の端部が位置決めされた状態に保持される。この状態で、圧入部を基板のスルーホールへ圧入するべく、圧入部が位置決め孔を通過する。このとき、圧入部の側縁は位置決め孔の裂け目形成部に対応しており、圧入部の通過に伴って裂け目形成部は位置決め孔の開口縁から径方向外方へ向けて徐々に開口幅を拡げてゆく。これによって、位置決め孔全体は容易に拡張される。したがって、プレスフィット端子の基板への装着作業を容易に行なうことができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明では、端子整列部材が樹脂製の薄肉シート材によって形成されているため、端子整列部材を従来のような樹脂製の平板材で形成していた場合と比較して、裂け目形成部による位置決め孔の拡張変形を容易に行なうことができるとともに、スルーホール内へ端子整列部材の一部を巻き込むことがなく、基板側に対して良好な導通状況を確保することができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、裂け目形成部は位置決め孔の開口縁から切り込まれたスリットによって形成されるため、位置決め孔の拡張動作をより一層円滑に行なうことができる。
<請求項4及び請求項5の発明>
請求項4あるいは請求項5の発明によれば、裂け目形成部は端子整列部材に切り込みを入れるのではなく、薄肉の溝部を延出形成したり、あるいはミシン目を形成するようにしたため、位置決め孔が不用意に拡張しない。したがって、プレスフィット端子に対する位置決めを確実に行なうことができる。
実施形態1のコネクタを示す平面図 同じく背面図 端子整列部材を示す平面図 端子整列部材による位置決め状態を示す断面図 位置決め孔を拡張しつつスルーホールへ挿入される途上の状態を示す断面図 端子がスルーホールへ正規に装着された状態を示す断面図 図4に対応した状態を示す平断面図 図5に対応した状態を示す平断面図 圧入部がスルーホールに正規に挿入された状態を示す平断面図 実施形態2の位置決め孔を示す平面図 図10のA−A線断面図 実施形態3の位置決め孔を示す平面図 図12のB−B線断面図
<実施形態1>
図1に示されているプリント基板用のコネクタCは、大きさの異なる二つのコネクタハウジング1を装着用のベース部2に並列させた構成である。両コネクタハウジング1は前方へ開口する角筒状のフード部1Aを有し、図示しない雌コネクタハウジングが嵌合可能である。両コネクタハウジング1には複数本のプレスフィット端子3が装着されている。
各プレスフィット端子3は、角ピン状の導電金属材によって形成されている。各プレスフィット端子3はコネクタハウジング1の奥壁1Bに対し後方から圧入状態で貫通されることによりコネクタハウジング1への装着がなされている。その結果、各プレスフィット端子3の一端側はフード部1A内に並列した状態で突出して端子接続部18が形成され、雌雄コネクタハウジング1の嵌合に伴って雌端子金具と電気的に接続可能となっている。
各プレスフィット端子3の他端側(基板接続側)はコネクタハウジング1の奥壁1Bから後方へ水平に突出し、その後、長さ方向の途中で下方へほぼ直角に屈曲している。但し、図示のコネクタにおいて、各プレスフィット端子3は高さ方向に三段、幅方向に複数本が所定のピッチ間隔をもって並列し、かつ各段のものは幅方向への位相を揃えた状態で配列されている。また、各プレスフィット端子3の基板接続側は、最下段のものが最もコネクタハウジング1に近い位置で下方へ屈曲し、最上段のものが最も遠い位置で下方へ屈曲するようにしてある。
各プレスフィット端子3の基板接続側の端部は基板接続部4となっていて、その上部には一対の押圧肩部5が張り出している。両押圧肩部5は基板接続部4を基板6に形成された各スルーホール7へ押し込む際に、押し込み治具にて押圧力を作用させることができるようにしている。なお、図示はしないが各スルーホール7の孔壁には導電部が形成されている。
基板接続部4は、スルーホール7に接続される圧入部8と先端に形成された案内部9とから構成されている。圧入部8は長さ方向の中央部が最も幅寸法が大きく、ここから長さ方向の両方向へ遠ざかるにつれ徐々に幅寸法が小さくなるように形成され、中央部には窓孔10が貫通している。窓孔10についても、長さ方向の中央部が最も開口幅が大きく、両端に行くにつれ徐々には幅狭となるように形成されている。また、圧入部8の最大幅寸法部である、長さ方向中央部における幅寸法(W1)はスルーホール7の孔径(W2)より僅かに大きめの幅寸法をもって形成されている。これにより、圧入部8がスルーホール7内に位置したときには、内側へ弾性変形しスルーホール7の孔壁に対し所定の接触圧でもって接触することができる。圧入部8の断面形状(軸線方向と直交する方向の断面形状)は、図8等に示されるように、略長円形状をなしており、長軸側に位置する両側縁8Aは円弧面をなすように形成されている。
案内部9はスルーホール7の孔径より充分に小さい幅寸法に形成されている。また、案内部9の断面形状(軸線方向と直交する方向の断面形状)は図7等に示されるように、略正方形状であり、四隅は弧状に形成されている。
端子整列部材11は両コネクタハウジング1に対し別個に設けられ、それぞれから引き出された各プレスフィット端子3の基板接続部4側に対する位置決めを行なう役割を果たす。
各端子整列部材11は適度な強度を有する樹脂シート(例えばPET製であり、0.1mm程度の厚みを有している。)によって略長方形状に形成されている。端子整列部材11には複数の位置決め孔12が貫通するとともに、これらは各プレスフィット端子3の基板接続部4の配列に対応して、短辺方向に3列、長辺方向に複数個が一定ピッチ間隔で配されている。また、各位置決め孔12は円形状に形成されるとともに、各位置決め孔12は基板6の各スルーホール7に対し同軸で位置するように配置されている。
自然状態における各位置決め孔12の孔径は、図7に示すように、少なくともプレスフィット端子3の案内部9の対角線の寸法より小さい設定としてあり、案内部9が各位置決め孔12に差し込まれた状態では、案内部9の各コーナ部が位置決め孔12の開口縁に引っ掛かった状態となる。かくして、各プレスフィット端子3の案内部9が位置決め孔12に差し込まれた状態では、各プレスフィット端子3は位置決めがなされ、また端子整列部材11は案内部9が位置決め孔12の孔縁に引っ掛かることで、各プレスフィット端子3に対し脱落することなく保持されるようになっている。
また、自然状態における位置決め孔12の孔径(W3)は圧入部8の最大幅寸法(W1:W1>W3)より小さい寸法設定となっている。但し、図示では、圧入部8の板厚方向に関する寸法は位置決め孔12の孔径より僅かに小さい設定となっている(大きい設定としてもよい)。
さらに、位置決め孔12の開口縁には位置決め孔12を拡張変形させるための裂け目形成部が設けられている。本実施形態1の裂け目形成部は一対のスリット13によって構成されている。両スリット13は位置決め孔12の開口縁のうち各プレスフィット端子3のうち圧入部8の両側縁8Aと対向する位置において、開口縁から直径方向外方へ向けて延出している。両スリット13は端子整列部材11を肉厚方向に貫通して形成され、自然状態では長さ方向へ一定の溝幅をもって形成されている。なお、端子整列部材11の単体時における両スリット13の先端同士の間の距離(W4)は、圧入部8の最大幅寸法(W1)より大きく設定されている。かくして、位置決め孔12は圧入部8が通過する過程で平面方向への拡張動作が可能となり、圧入部8の通過を容易に許容することができる。
上記のように構成された本実施形態によれば、基板6への装着がなされる前に各プレスフィット端子3の基板接続部4側に対する位置決め作業がなされる。その場合には、各プレスフィット端子3の基板接続部4と位置決め孔12とを適合させ、軽く押し込むことで案内部9を位置決め孔12内へ差し込む(図4及び図7参照)。この差込みの過程で、各プレスフィット端子3のアライメントが調整され、差し込み後は、図7に示すように、案内部9の各コーナ部が位置決め孔12の開口縁に引っ掛かった状態(若干食い込んだ状態)で接することで、端子整列部材11は各プレスフィット端子3に対して抜け落ちることのない状態で保持される。
基板6への装着作業では、基板6の上方にコネクタを位置させる。このとき、各プレスフィット端子3は端子整列部材11によって位置決めされているため、案内部9の先端を対応する全スルーホール7に対し軸芯が揃った状態で位置させることができる。各基板接続部4をスルーホール7へ押し込むと、端子整列部材11はまず基板6に密着する。さらに押し込みが進行すると、基板接続部4は対応するスルーホール7内へ徐々に差し込まれて行く。これと同時に、圧入部8が位置決め孔12内を移動するが、圧入部8が位置決め孔12を通過する間、位置決め孔12は両スリット13の溝幅を基部側から先端側へ向けて徐々に拡げてゆき、かくして位置決め孔12は全体が拡張変形する。このことによって、圧入部8は位置決め孔12を円滑に通過することができる。そして、圧入部8が各スルーホール7に対し正規深さまで挿入されると、圧入部8の両側縁8Aのうち最大寸法部がスルーホール7に所定の接触圧をもって接触する(図9の状態)。その結果、各プレスフィット端子3とスルーホール7とが電気的に接続された状態となる。
ところで、本実施形態によれば圧入部8が位置決め孔12を通過するとき、位置決め孔12から切り込んだスリット13の作用によって位置決め孔12は容易に拡張変形するため、通過抵抗が小さく、無理なくプレスフィット端子3の押し込みができることから、プレスフィット端子3を変形させてしまう事態を回避することができる。また、圧入部8の両側縁8Aはスリット13を溝幅方向へ押し広げつつ通過するため、圧入部8の両側縁8Aが位置決め孔12の開口縁付近の肉をスルーホール7内へ巻き込んで、圧入部8の両側縁8Aとスルーホール7の孔壁との間に端子整列部材11の一部を噛み込ませてしまうような事態も有効に回避される。したがって、各プレスフィット端子3とスルーホール7との電気的接続状態を良好なものとすることができる。
<実施形態2>
図10及び図11は本発明の実施形態2を示している。実施形態1では裂け目形成部を端子整列部材11の肉厚方向に貫通するスリット13によって構成したが、実施形態2に係る端子整列部材11Aではプレスフィット端子3の差し込み方向で対向する面に形成した非貫通の切り込み溝14(溝部)によって構成している。
すなわち、切り込み溝14は位置決め孔12の開口縁のうちプレスフィット端子3の圧入部8の両側縁8Aに対向する位置に一対が配されていて、位置決め孔12の開口縁から直径方向外方へ向けて延びている。両切り込み溝は図11に示すように、基板6と対向する側の面に僅かな肉厚が残るようにして切り込まれており、この薄肉部は圧入部8の両側縁8Aの通過に伴って容易に破断される程度の強度が設定されているに過ぎない。
なお、位置決め孔12Aの孔径及び両切り込み溝14の長さ寸法は、実施形態1のスリット13とほぼ同じ設定であり、他の構成も実施形態1と同様である。
このように構成された実施形態2においては、位置決め孔12Aの開口縁は全周に亘って切れ目無く連続しているため、プレスフィット端子3を位置決めしている状態で位置決め孔12が不用意に拡張してしまうことがないため、高い位置決め機能を発揮することができる。他の作用効果は実施形態1と同様である。
<実施形態3>
図12及び図13は本発明の実施形態3に係る端子整列部材11Bを示している。本実施形態の裂け目形成部はいわゆるミシン目16によって構成されている。すなわち、位置決め孔12Bの開口縁のうちプレスフィット端子3の圧入部8の両側縁8Aに対向する位置からはそれぞれ直径方向外方へ向けて複数の貫通孔17が等ピッチ間隔で並列して、一対のミシン目16が形成されている。
このように構成された実施形態3によって、位置決め孔12Bを圧入部8が通過する過程で、貫通孔16間の肉が容易に破断される。かくして、各貫通孔16同士が連通する結果、位置決め孔12Bの開口縁には実施形態1と同様のスリットが構成されるため、位置決め孔12Bの容易な拡張動作に寄与する。
他の構成は実施形態1または実施形態2と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では位置決め孔12はプレスフィット端子3の案内部9に対し四隅部分のみがラップする寸法関係にあったが、案内部9の全周がラップする寸法関係としてもよい。
(2)実施形態1におけるプレスフィット端子3の圧入部8は貫通する窓孔10を有する形式であったが、圧入部8はスルーホール7に対し所定の接圧をもって接触するような弾性変形が可能な形式であればよく、例えば窓孔10を持たない形式のものであってもよい。
1…コネクタハウジング
3…プレスフィット端子
4…基板接続部
6…基板
7…スルーホール
8…圧入部
9…案内部
11,11A,11B…端子整列部材
12,12A,12B…位置決め孔
13…スリット(裂け目形成部)
14…切り込み溝(裂け目形成部)
16…ミシン目(裂け目形成部)
18…端子接続部

Claims (6)

  1. 複数のスルーホールを有する基板上に装着可能なコネクタハウジングと、
    一端側には前記コネクタハウジング内に収容され相手端子金具と接続可能な端子接続部が形成され、他端側は前記コネクタハウジングから突出し、先端には前記各スルーホールへ圧入される圧入部が張り出し形成された複数のプレスフィット端子と、
    このプレスフィット端子の前記圧入部が前記スルーホールへ圧入される前の状態で前記各プレスフィット端子における前記圧入部よりも先端側の部位を挿通させて前記各プレスフィット端子の前記圧入部側を一括して位置決め可能とする複数の位置決め孔を有した端子整列部材とを備えたコネクタであって、
    前記各位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の側縁と対向する位置には、径方向外方へ向けて裂け目形成部が設けられ、この裂け目形成部は前記位置決め孔を前記圧入部が通過することに伴って前記位置決め孔を拡張可能であることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子整列部材は樹脂製の薄肉シート材によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記裂け目形成部は、前記位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の両側縁と対向する位置から径方向外方へ向けて切り込まれた一対のスリットによって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記裂け目形成部は、前記位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の両側縁と対向する位置から径方向外方へ向けて延出する薄肉の溝部によって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  5. 前記裂け目形成部は、前記位置決め孔の開口のうち前記圧入部の両側縁と対向する位置から径方向外方へ向けて所定ピッチ間隔で並列する複数の貫通孔よりなるミシン目によって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  6. コネクタハウジングの外面から突出する複数本のプレスフィット端子の各端部に張り出し形成された圧入部を、基板に貫通して形成されたスルーホールへ圧入させる前に、前記プレスフィット端子における前記圧入部より先端側の部位を位置決めしておくための端子整列部材であって、
    前記各位置決め孔の開口縁のうち前記圧入部の側縁と対向する位置には、前記圧入部が前記各位置決め孔を通過するときに前記位置決め孔の開口縁からほぼ径方向外方へ延びるような裂け目を形成可能な裂け目形成部が設けられていることを特徴とする端子整列部材。
JP2011010650A 2011-01-21 2011-01-21 コネクタ及び端子整列部材 Expired - Fee Related JP5531974B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011010650A JP5531974B2 (ja) 2011-01-21 2011-01-21 コネクタ及び端子整列部材
US13/313,420 US8485833B2 (en) 2011-01-21 2011-12-07 Connector and terminal arrangement member
CN201210008771.6A CN102610949B (zh) 2011-01-21 2012-01-12 连接器和端子布置构件
KR1020120004324A KR101725569B1 (ko) 2011-01-21 2012-01-13 커넥터 및 단자 배치 부재

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011010650A JP5531974B2 (ja) 2011-01-21 2011-01-21 コネクタ及び端子整列部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012151063A true JP2012151063A (ja) 2012-08-09
JP5531974B2 JP5531974B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=46528181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011010650A Expired - Fee Related JP5531974B2 (ja) 2011-01-21 2011-01-21 コネクタ及び端子整列部材

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8485833B2 (ja)
JP (1) JP5531974B2 (ja)
KR (1) KR101725569B1 (ja)
CN (1) CN102610949B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014049328A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Yazaki Corp コネクタ
JPWO2014132803A1 (ja) * 2013-02-26 2017-02-02 三菱電機株式会社 電力用半導体装置
US9640454B2 (en) 2013-06-05 2017-05-02 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
US9979105B2 (en) 2015-05-15 2018-05-22 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5420809B1 (ja) * 2013-06-04 2014-02-19 株式会社岡崎製作所 Miケーブルの端部構造及びその製造方法
US9681571B2 (en) * 2014-02-21 2017-06-13 Wells Manufacturing, L.P. Electrical connection box and apparatus
JP2018516442A (ja) * 2015-06-03 2018-06-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 低プロファイル電気コネクタ
JP6380244B2 (ja) * 2015-06-15 2018-08-29 三菱電機株式会社 半導体装置、電力変換装置
US10931064B2 (en) * 2019-04-15 2021-02-23 Te Connectivity Corporation Electrical connector having conformal pin organizer
JP2022068976A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 住友電装株式会社 コネクタ構造
CN113687538B (zh) * 2021-08-16 2024-01-05 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示装置
CN113436936A (zh) * 2021-08-29 2021-09-24 江西韬瑞自动化设备有限公司 一种防止接触不良的继电器安装结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194287U (ja) * 1983-06-10 1984-12-24 株式会社村田製作所 コネクタ−
JPH034468A (ja) * 1989-05-31 1991-01-10 Murata Mfg Co Ltd コネクタ端子用リテーナ
JPH07282919A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Hitachi Ltd エンジン制御装置の部品実装方法
JP2005294210A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタとプリント基板との組付け構造および組付け方法
JP2009117053A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Toyota Motor Corp 端子整列板および端子整列板付き実装部品

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537435Y2 (ja) * 1988-01-27 1993-09-21
US5037334A (en) * 1990-11-30 1991-08-06 Amp Corporated Connector with equal lateral force contact spacer plate
JPH0574524A (ja) * 1991-04-02 1993-03-26 Canon Inc 回路基板用コネクタ及びこれを用いた基板と装置
JP3145452B2 (ja) * 1991-12-27 2001-03-12 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 接触子固定手段を備えたコネクタ
US5522730A (en) * 1993-07-01 1996-06-04 The Whitaker Corporation Electrical pin field
US5931686A (en) * 1995-04-28 1999-08-03 The Whitaker Corporation Backplane connector and method of assembly thereof to a backplane
JP3312088B2 (ja) * 1995-07-25 2002-08-05 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 タインプレート及びタインプレート付きコネクタ
TW502885U (en) * 2001-03-02 2002-09-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
US6494724B1 (en) * 2001-10-02 2002-12-17 Molex Incorporated Electrical connector with terminal tail aligning device
JP2004350377A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 回路体および該回路体を収容した自動車用電気接続箱
JP2005302614A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタとプリント基板との組付け構造および組付け方法
JP5124934B2 (ja) 2005-02-04 2013-01-23 ソニー株式会社 固体撮像素子及びその製造方法、撮像装置
JP4121538B1 (ja) * 2007-03-12 2008-07-23 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 アライメントプレートおよび電気コネクタ
EP2186167A2 (de) * 2007-07-31 2010-05-19 Phoenix Contact GmbH & Co. KG Anschlussblock
CN201112784Y (zh) * 2007-08-03 2008-09-10 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
US7690946B2 (en) * 2008-07-29 2010-04-06 Tyco Electronics Corporation Contact organizer for an electrical connector

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194287U (ja) * 1983-06-10 1984-12-24 株式会社村田製作所 コネクタ−
JPH034468A (ja) * 1989-05-31 1991-01-10 Murata Mfg Co Ltd コネクタ端子用リテーナ
JPH07282919A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Hitachi Ltd エンジン制御装置の部品実装方法
JP2005294210A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタとプリント基板との組付け構造および組付け方法
JP2009117053A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Toyota Motor Corp 端子整列板および端子整列板付き実装部品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014049328A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Yazaki Corp コネクタ
JPWO2014132803A1 (ja) * 2013-02-26 2017-02-02 三菱電機株式会社 電力用半導体装置
US9640453B2 (en) 2013-02-26 2017-05-02 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
US9887142B2 (en) 2013-02-26 2018-02-06 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
US9640454B2 (en) 2013-06-05 2017-05-02 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
US9979105B2 (en) 2015-05-15 2018-05-22 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
KR101725569B1 (ko) 2017-04-10
US8485833B2 (en) 2013-07-16
KR20120085194A (ko) 2012-07-31
JP5531974B2 (ja) 2014-06-25
CN102610949B (zh) 2015-11-11
CN102610949A (zh) 2012-07-25
US20120190242A1 (en) 2012-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5531974B2 (ja) コネクタ及び端子整列部材
US7621784B2 (en) Socket contact
JP5737361B2 (ja) コネクタ端子
WO2014087977A1 (ja) 雌端子
JP2004355999A (ja) 回路基板用端子
US10153568B2 (en) Press-fit terminal and manufacturing method for same
WO2016084571A1 (ja) 接続端子
US20180123267A1 (en) Press-fit terminal
JP2005353567A (ja) プレスフィット端子およびそれを用いた回路基板モジュール
JP5094604B2 (ja) インナーターミナル
JP5656117B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2005235410A (ja) 基板接続用端子
CN102195152B (zh) 基板用的端子
US20200021047A1 (en) Press-fit terminal and substrate assembly
JP2019102220A (ja) コネクタ及びコネクタの製造方法
JP5344992B2 (ja) 回路基板用コネクタの内部端子
JP2015088400A (ja) 電線と電子機器との接続構造、及び、接続に用いるクリップ
US9531092B2 (en) Terminal and connection structure using terminal
JP6681655B2 (ja) 同軸コネクタ
JP2008171627A (ja) 雌型端子金具
KR20050050581A (ko) 억지 끼워맞춤용 컨택트 및 이것을 이용한 억지 끼워맞춤커넥터
JP2015185243A (ja) 音叉端子
JP2008041384A (ja) 圧着コンタクトとその圧入方法
JP2014013650A (ja) コネクタ端子
JP2018092852A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5531974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees