JP2012148530A - 押出成形装置及び押出成形方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性ゴム組成物を押出すための押出機と、クロスヘッドダイ310とを有し、該クロスヘッドダイ310は、電気的に互いに絶縁された内側ダイ312および外側ダイ315を有しており、該内側ダイの外周面401と該外側ダイの内周面402とで構成されている、該押出機から押し出される該導電性ゴム組成物を円筒状に形成する環状流路317を有しており、該内側ダイ312は、該環状流路317の中心軸と同じ向きに該導電性基体が装着される貫通孔314を有しており、該環状流路317は、その出口が該貫通孔314に面しており、さらに該内側ダイの外周面401および該外側ダイの内周面402の間に導電性ゴム組成物を介して電圧を印加するための手段を有している。
【選択図】図4
Description
導電性ゴム組成物を押出すための押出機と、クロスヘッドダイと、導電性基体を該クロスヘッドダイに供給する手段とを有し、
該クロスヘッドダイは、電気的に互いに絶縁された内側ダイおよび外側ダイを有しており、該内側ダイの外周面と該外側ダイの内周面とで構成されている、該押出機から押し出される該導電性ゴム組成物を円筒状に形成する環状流路を有しており、該内側ダイは、該環状流路の中心軸と同じ向きに該導電性基体が装着される貫通孔を有しており、該環状流路は、その出口が該貫通孔に面しており、さらに該内側ダイの外周面および該外側ダイの内周面の間に導電性ゴム組成物を介して電圧を印加するための手段を有している導電性ゴムローラの製造装置が提供される。
また、314は、クロスヘッドダイ310と同軸に形成されてなる、導電性基体202の通路となる貫通孔である。貫通孔314には、クロスヘッドダイ310の後端(図4(a)の上側)から、導電性基体202の供給手段としての送りロール321によって導電性基体202が連続的に供給されてくる。そして、クロスヘッドダイ310の先端(図4(a)の下側)から、導電性ゴム組成物によって周面が被覆された導電性基体202が押し出されてくる。
本発明の帯電部材に用いられる導電性基体は、導電性を有し、その上に設けられる導電性弾性体層等を支持する機能を有するものである。材質としては、例えば、鉄、銅、ステンレス、アルミニウム、ニッケル等の金属やその合金を挙げることができる。
本発明で使用される導電性ゴム組成物の原料としては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、エピクロルヒドリンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッソゴム、を含むゴムを挙げることができる。
本発明の装置を用いて製造される導電性ゴムローラを適用できる電子写真装置の1例の概略構成を図1に示す。電子写真装置は、感光体、感光体を帯電する帯電装置、露光を行う潜像形成装置、トナー像に現像する現像装置、転写材に転写する転写装置、感光体上の転写トナーを回収するクリーニング装置、トナー像を定着する定着装置等から構成されている。感光体101は、導電性基体上に感光層を有する回転ドラム型である。感光体は矢示の方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。
ここで、現像装置にて転写残トナーを回収する現像同時クリーニング方式を採用することにより、クリーニング装置を省くことも可能である。
感光体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置等を一体化し、電子写真装置に着脱可能に設計された図7に示すようなプロセスカートリッジを用いることもできる。
すなわち、帯電ローラ102が被帯電体である感光体101と少なくとも一体化され、電子写真装置本体に着脱自在に構成されているプロセスカートリッジであり、該帯電ローラが上記の導電性ゴムローラである。
また、電子写真装置は、少なくとも、プロセスカートリッジ、露光装置及び現像装置を有し、該プロセスカートリッジが上記のプロセスカートリッジである。
直径6mm、長さ252.5mmのステンレス製棒に、カーボンブラックを4%含有させた熱硬化性接着剤を塗布し、乾燥したものを導電性基体202として準備した。
導電性ローラの周方向における電気抵抗値のむらを以下に示す方法で算出した。すなわち、図6に示すように導電性ローラ1である導電性ゴムローラ201の両端を、図示しない軸受けにより感光体と同じ曲率の金属製円柱601に、平行になるように当接させる。この状態で、モータ(不図示)により金属製円柱601を回転させ、当接した導電性ローラ1を従動回転させながら安定化電源603から直流電圧−200Vを印加し、この時に基準抵抗602に流れる電流を電流計604で測定した。電流計604で計測した電流値の最大値と最小値から、その比(最大値÷最小値)を求めて電気抵抗値の周方向におけるむらとした。荷重は各4.9Nとし、金属製円柱は直径φ30mm、金属製円柱の回転は周速45mm/secとした。
導電性ローラ1の電気抵抗値の周方向におけるむらは1.85であった。
図1に示す構成を有する電子写真装置として、ヒューレット・パッカード社製カラーレーザージェットプリンター(HP Color LaserJet 4700dn)を記録メディアの出力スピード200mm/sec(A4縦出力)に改造して用いた。画像の解像度は、600dpi、1次帯電の出力は直流電圧−1100Vである。
ランク1;スジ画像の発生はなし。
ランク2;軽微なスジ状の画像が認められる。
ランク3;一部にスジ状の画像が帯電ローラのピッチで確認できるが、実用上問題の無い画質である。
ランク4;スジ状の画像が目立ち、画質の低下が認められる。
画像評価の結果は、ランク1であり、スジ画像の発生はなかった。
導電性ゴム組成物2を用いて、図4(b)に示すように、導電性基体を経由して内側ダイの外周面へ電圧を印加する構造のクロスヘッドダイ2を有する押出成形装置を用いて、導電性ゴムローラを製作した。クロスヘッドダイ2の環状流路は、押出機側内径aがφ50mm、外径Aがφ120mm、口金側内径bがφ50mm、外径Bがφ120mm、長さが100mmである。
導電性ゴム組成物1を用いて、図4(c)に示す内側ダイの先端に円柱状マンドレルを該環状流路の中心軸状に前記中心軸と同じ向きに具備するクロスヘッドダイ3を有する押出成形装置を用いて、導電性ゴムローラを製作した。
導電性ゴム組成物3を用いて、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ4を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物4を用いて、表10に示す製造条件で実施例3と同様にして導電性ローラ5を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物3を用いて、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ6を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物5を用いて、表10に示す製造条件で実施例3と同様にして導電性ローラ7を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物6を用いて、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ8を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物6を用いて、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ9を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物7を用いて、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ10を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物8を用いて、表10に示す製造条件で実施例2と同様にして導電性ローラ11を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物7を用いて、表10に示す製造条件で実施例3と同様にして導電性ローラ12を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物9を用いて、交流を重畳して電圧を印加した。重畳した交流電圧の振幅は1800Vで、周波数は700Hzとした。それ以外は表10に示す製造条件で実施例3と同様にして導電性ローラ13を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物9を用いて、環状流路に電圧を印加せずに、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ14を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物9を用いて、環状流路に電圧を印加せずに、表10に示す製造条件で実施例1と同様にして導電性ローラ15を得た。評価結果を表10に示す。
導電性ゴム組成物8を用いて、環状流路に電圧を印加せずに、表10に示す製造条件で実施例3と同様にして導電性ローラ16を得た。評価結果を表10に示す。
202‥‥導電性基体
203‥‥導電性ゴム円筒体
204‥‥ウエルドライン
300‥‥押出機
301‥‥シリンダ
302‥‥スクリュー
303‥‥メッシュ
304‥‥アダプター
310‥‥クロスヘッドダイ
311‥‥導入口
312‥‥内側ダイ
314‥‥貫通孔
315‥‥外側ダイ
317‥‥環状流路
318‥‥口金
319‥‥マンドレル
312‥‥送りローラ
401‥‥内側ダイ外周面
402‥‥外側ダイ内周面
403‥‥電源
Claims (4)
- 導電性基体と、該導電性基体を被覆している導電性ゴムとを有する導電性ゴムローラの製造装置であって、
導電性ゴム組成物を押出すための押出機と、クロスヘッドダイと、導電性基体を該クロスヘッドダイに供給する手段とを有し、
該クロスヘッドダイは、電気的に互いに絶縁された内側ダイおよび外側ダイを有しており、該内側ダイの外周面と該外側ダイの内周面とで構成されている、該押出機から押し出される該導電性ゴム組成物を円筒状に形成する環状流路を有しており、該内側ダイは、該環状流路の中心軸と同じ向きに該導電性基体が装着される貫通孔を有しており、該環状流路は、その出口が該貫通孔に面しており、さらに該内側ダイの外周面および該外側ダイの内周面の間に導電性ゴム組成物を介して電圧を印加するための手段を有していることを特徴とする製造装置。 - 導電性ゴムチューブの製造装置であって、導電性ゴム組成物を押出すための押出機と、クロスヘッドダイとを有し、該クロスヘッドダイは、電気的に互いに絶縁された内側ダイおよび外側ダイを有しており、該内側ダイの外周面と該外側ダイの内周面とで構成されている、該押出機から押し出される該導電性ゴム組成物を円筒状に形成する環状流路を有しており、該内側ダイの外周面および該外側ダイの内周面の間に導電性ゴム組成物を介して電圧を印加するための手段を有していることを特徴とする製造装置。
- 請求項1に記載の製造装置を用いた、導電性基体と該導電性基体を被覆している導電性弾性体とを有する導電性ゴムローラの製造方法であって、
(1)前記クロスヘッドダイの貫通孔に導電性基体を供給する工程と、
(2)前記押出機から前記クロスヘッドダイに、導電性ゴム組成物を供給し、該貫通孔に供給された該導電性基体の周面を、前記環状流路によって円筒状に形成された該導電性ゴム組成物で被覆する工程とを有し、
該工程(2)は、前記環状流路において、該内側ダイの外周面および該外側ダイの内周面の間に導電性ゴム組成物を介して電圧を印加する工程を含むことを特徴とする導電性ゴムローラの製造方法。 - 請求項2に記載の製造装置を用いた、導電性ゴムチューブの製造方法であって、
前記押出機から前記クロスヘッドダイに、導電性ゴム組成物を供給し、前記環状流路によって円筒状に形成する工程を有し、
該工程は、前記環状流路において、該内側ダイの外周面および該外側ダイの内周面の間に導電性ゴム組成物を介して電圧を印加する工程を含むことを特徴とする導電性ゴムチューブの製造方法。
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JP2011010532A JP2012148530A (ja) | 2011-01-21 | 2011-01-21 | 押出成形装置及び押出成形方法 |
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JP2020006619A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム被覆ヘッド及びゴム被覆コードの製造装置 |
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2011
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