JP2012146730A - 太陽電池用リード線及びそれを用いた太陽電池 - Google Patents
太陽電池用リード線及びそれを用いた太陽電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012146730A JP2012146730A JP2011001956A JP2011001956A JP2012146730A JP 2012146730 A JP2012146730 A JP 2012146730A JP 2011001956 A JP2011001956 A JP 2011001956A JP 2011001956 A JP2011001956 A JP 2011001956A JP 2012146730 A JP2012146730 A JP 2012146730A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- solar cell
- lead wire
- less
- crystal grain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/546—Polycrystalline silicon PV cells
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】導体の表面の一部又は全部にめっきが被覆された太陽電池用リード線において、導体の結晶粒径を6μm以上20μm以下にすると共に導体の引張試験における0.2%耐力を90MPa以下にし、且つ、導体の表面の酸化膜の厚さを2nm以下にしたものである。
【選択図】図1
Description
一実施の形態の太陽電池用導体(以下、導体と言う)は、太陽電池セル(シリコン結晶ウェハ)のシリコンセル面へのはんだ接続が容易となるように、軟質材の導体の外形形状が断面平角状とされている。
導体は、太陽電池の発電ロスを軽減する観点から、体積抵抗率が比較的小さい導体材料、例えば、体積抵抗率が50μΩ・mm以下の材料を用いることが好ましい。
一般に熱膨張率の異なる異種金属を高温で接続した場合には、温度変化に熱膨張率、ヤング率を積算した値が反りを発生させる力となる。しかし、太陽電池のように接続する両部材の剛性が著しく異なり、また、はんだ接続温度も200℃以上と高温のものでは、断面積が小さい導体の方が降伏してしまい、前述の熱膨張率、ヤング率による力がそのまま反り発生力とはならない。
また、前述の0.2%耐力は導体の結晶粒径との相関が大きいことが知られており、一方で粒界が少ないほど、即ち結晶粒径が大きいほど変形抵抗は小さい。他方で粒径が大きくなりすぎると材料の疲労特性は低下し、脆い材料となる。従って、結晶粒径及び導体の0.2%耐力は一定条件範囲に入っている必要がある。ここでの結晶粒径とは、実施例の欄において後述するが、導体の結晶粒径を平均化したものである。
更に、導体の表面の酸化膜が厚くなると、導体に対するはんだの濡れ性が低下して導体露出箇所が生じ、導体露出箇所が多く発生することでこれを起点とする疲労破壊が発生するため、導体の表面の酸化膜厚を薄くする必要がある。ここで導体露出箇所とは、はんだめっき被膜が全くなされずに導体材料であるCuなどが露出している部分のみならず、他の部材に比べて10μm以上窪んでいる部分を含む。
前述したことから、導体の0.2%耐力は30MPa以上90MPa以下で、また、導体の結晶粒径としては6μm以上20μm以下の条件が好ましい。更に、導体の表面の酸化膜厚は2nm以下であることが望ましい。この範囲であれば、従来方式よりも大幅にシリコンセルの反りを低減でき、尚かつ結晶粒径粗大化による脆性及び導体露出箇所を起点とする疲労破壊を防止できるため、クラックや長期信頼性の低下を防止することができる。
導体の加工法としては圧延加工、スリット加工のいずれも適用可能である。丸線から圧延して平角化する方式は長尺で均一なものが製造できる。スリット方式では種々の幅の材料に対応できるメリットがある。
本発明の一実施の形態における太陽電池用リード線は、導体の表面全体に、はんだめっき膜を施したものである。はんだめっきは、環境面から、好ましくは鉛フリー品とし、導体の表面の外周の一部又は全部について実施する。
以上説明したように、本実施の形態の太陽電池用リード線は、太陽電池セルとはんだ接続しても、従来方式よりも太陽電池セルの反りが少なく、結晶粒粗大化による脆化を防止でき、且つ電気的特性にも優れる。
幅2.0mm、厚さ0.15mmであり、表面の酸化膜厚が2nm以下のCu材料(OFC:無酸素Cu、TPC:タフピッチCu)を平角線状に圧延成形して導体とし、これを25℃、湿度50RH%以下の低温保管した後(2日)、熱処理条件を1010℃/30秒、1000℃/62秒、1000℃/60秒、・・・450℃/5秒、及び450℃/4秒、500℃/30秒と変えて不活性雰囲気(窒素ガス)にて熱処理した。熱処理後の導体をめっき前処理槽(pH2.5)に浸漬した後に、その導体の周囲をSn−3%Ag−0.5%Cu系の鉛フリーはんだで溶融はんだめっき槽に浸漬することで被覆してはんだめっき膜を設け、はんだ被覆Cu平角線を形成し、そのときのCuの結晶粒径、Cu及びはんだ被覆Cuの0.2%耐力を調べた。その結果を図1に示す。
σ=F/S
Claims (5)
- 導体の表面の一部又は全部にめっきが被覆された太陽電池用リード線において、前記導体の結晶粒径を6μm以上20μm以下にすると共に前記導体の引張試験における0.2%耐力を90MPa以下にし、且つ、前記導体の表面の酸化膜の厚さを2nm以下にしたことを特徴とする太陽電池用リード線。
- 隣接する複数の太陽電池セルの一方の太陽電池セルの表面側電極と他方の太陽電池セルの裏面側電極とを接合するために使用される請求項1に記載の太陽電池用リード線。
- 前記導体の露出箇所が、めっきを被覆した箇所400cm2あたり30箇所以下である請求項1又は2に記載の太陽電池用リード線。
- 隣接する複数の太陽電池セルの一方の太陽電池セルの表面側電極と他方の太陽電池セルの裏面側電極とを接合するために、導体の表面の一部又は全部にめっきが被覆された太陽電池用リード線を備えた太陽電池であって、
前記太陽電池用リード線は、前記導体の結晶粒径が6μm以上20μm以下にされると共に前記導体の引張試験における0.2%耐力を90MPa以下にされ、且つ、前記導体の表面の酸化膜の厚さが2nm以下にされたことを特徴とする太陽電池。 - 前記導体の露出箇所が、めっきを被覆した箇所400cm2あたり30箇所以下である請求項4に記載の太陽電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001956A JP2012146730A (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | 太陽電池用リード線及びそれを用いた太陽電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001956A JP2012146730A (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | 太陽電池用リード線及びそれを用いた太陽電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012146730A true JP2012146730A (ja) | 2012-08-02 |
Family
ID=46790034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011001956A Pending JP2012146730A (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | 太陽電池用リード線及びそれを用いた太陽電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012146730A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0294658A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-05 | Hitachi Metals Ltd | Icリード用部材 |
JP2010141050A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Hitachi Cable Ltd | 太陽電池用リード線およびその製造方法 |
-
2011
- 2011-01-07 JP JP2011001956A patent/JP2012146730A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0294658A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-05 | Hitachi Metals Ltd | Icリード用部材 |
JP2010141050A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Hitachi Cable Ltd | 太陽電池用リード線およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5491682B2 (ja) | 太陽電池用平角導体及びその製造方法並びに太陽電池用リード線 | |
JP5692450B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP4780008B2 (ja) | 太陽電池用めっき線及びその製造方法 | |
JP4932974B2 (ja) | 金属テープ材料、及び太陽電池集電用インターコネクター | |
JP2008182171A (ja) | 太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池 | |
JP2008098607A (ja) | 太陽電池用接続リード線及びその製造方法並びに太陽電池 | |
JP6065646B2 (ja) | テープ状導電材料、太陽電池用インターコネクター及び太陽電池モジュール | |
CN100550432C (zh) | 太阳能电池用电极线材的制造方法 | |
JP5073386B2 (ja) | 太陽電池用電極線材、その基材および基材の製造方法 | |
JP2008140787A (ja) | 太陽電池用はんだめっき線およびその製造方法 | |
JP2010141050A (ja) | 太陽電池用リード線およびその製造方法 | |
JP4622375B2 (ja) | 太陽電池用平角導体及び太陽電池用リード線 | |
JP5038765B2 (ja) | 太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法 | |
JP5446188B2 (ja) | 半導体線実装用のインターコネクター及び太陽電池用インターコネクター | |
JP2008182170A (ja) | 太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池 | |
JP4656100B2 (ja) | 太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法 | |
JP2008098315A (ja) | 太陽電池用はんだめっき線およびその製造方法 | |
JPWO2015147213A1 (ja) | 導電体及び太陽電池用インターコネクター | |
JP5565519B1 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP2012146730A (ja) | 太陽電池用リード線及びそれを用いた太陽電池 | |
JP4617884B2 (ja) | 接続用リード線およびその製造方法 | |
JP5569642B2 (ja) | 太陽電池用平角導体とその製造方法及び太陽電池用リード線並びに太陽電池モジュール | |
JP2016169414A (ja) | 太陽電池配線用金属線及び太陽電池モジュール | |
JP5477921B2 (ja) | 太陽電池用電極線材及びその基材 | |
JP2012164848A (ja) | 太陽電池用リード線 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130322 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130624 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20131105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140430 |