JP2012146180A - 住宅評価システム - Google Patents

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Abstract

【課題】必要性能を満たす壁の仕様を容易に決定することができる住宅評価システムを提供することを目的とする。
【解決手段】要望を入力することにより、DB38に記憶された情報と入力された情報とに基づいて壁の仕様決定演算を行う。具体的には、使用部位毎の必要剛性DB40及び使用部位毎の必要遮音性DB42から、入力された設置場所や使用用途に対応する部位の必要剛性及び必要遮音性をそれぞれ読み出し、パラメータ毎の剛性DB44及びパラメータ毎の遮音性DB46を読み出す。そして、必要剛性及び必要遮音性を満たすように、パラメータ毎の剛性DB44及びパラメータ毎の遮音性DB46から、各種パラメータの選択肢の組み合わせを求めることにより壁の仕様を決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、住宅評価システムにかかり、特に、壁の剛性や遮音性等の性能を考慮して要望に応じた壁の仕様を決定する住宅評価システムに関する。
特許文献1に記載の技術では、顧客の意見に基づいたライフスタイルデータが入力される入力手段と、ライフスタイルデータに基づいて顧客のライフスタイルに関するコンセプトを抽出するコンセプト抽出手段と、取り扱う住宅設備建材が個々のコンセプトに応じて分類されて記憶する記憶手段と、コンセプト抽出手段によって抽出されたコンセプトをもつ住宅設備建材を記憶手段から抽出する住宅設備建材抽出手段と、を備えた住宅設備建材提案システムが提案されている。
特開2007−58577号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、顧客の要望に応じた住宅設備建材を抽出することが提案されているものの、住宅の剛性や遮音性なので性能については全く考慮されていないため、改善の余地がある。
また、住宅の壁などの性能(例えば、剛性や遮音性等)を評価する際には、それぞれ仕様に応じた実棟による実験等を行って剛性や遮音性などの性能を評価する必要があるため、建物の性能を容易に評価することができず、必要性能を満たす壁の仕様を決定することが簡単ではなかった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、必要性能を満たす壁の仕様を容易に決定することができる住宅評価システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、壁の使用部位を含む情報を入力するための入力手段と、使用部位毎に必要な壁の性能を予め定めた必要性能データベース、及び使用部位の壁の要素毎の個別性能を予め定めた個別性能データベースを記憶する記憶手段と、前記入力手段の入力結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記必要性能データベースから前記入力手段によって入力された情報に対応する部位の必要性能を読み出して、当該必要性能を満たす前記個別性能の要素を前記個別性能データベースから求めることにより壁の仕様を決定する決定手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、入力手段によって壁の使用部位を含む情報が入力される。また、記憶手段には、使用部位毎に必要な壁の性能を予め定めた必要性能データベース、及び使用部位の壁の要素毎の個別性能を予め定めた個別性能データベースが記憶される。
そして、決定手段では、入力手段の入力結果に基づいて、記憶手段に記憶された必要性能データベースから入力手段によって入力された情報に対応する部位の必要性能が読み出され、当該必要性能を満たす個別性能の要素を個別性能データベースから求めることにより壁の仕様が決定される。例えば、決定手段は、請求項4に記載の発明のように、壁を構成する要素の組み合わせの中から、必要性能データベースから読み出した必要性能を満たす要素の組み合わせを選択することによって壁の仕様を決定する。
すなわち、壁の使用部位を含む情報を入力するだけで、必要性能を満たす壁の仕様を決定することができるので、壁の仕様決定を容易に行うことができる。
なお、決定手段は、請求項2に記載の発明のように、必要性能データベースから読み出した必要性能を、入力手段から入力された壁に関する顧客の要望に応じて補正する補正手段を含み、補正手段によって補正された必要性能を満たす個別性能の要素を個別性能データベースから求めることにより壁の仕様を決定するようにしてもよい。すなわち、顧客の要望に応じて必要性能を補正して、補正した必要性能を満たすように壁の仕様を決定するので、顧客の要望に応じて仕様を決定することが可能となる。
また、建物の種類(例えば、ユニットや鉄軸等)によって、剛性が異なるため、必要性能も異なる。そこで、記憶手段は、請求項3に記載の発明のように、必要性能データベース及び個別性能データベースを建物の種類毎に記憶するようにしてもよい。
また、要素としては、請求項5に記載の発明のように、面材、枠組、天井または床との固定度、面材と枠組の接合方法、および枠組の構成方法の少なくとも1つを適用することができる。
さらに、決定手段は、請求項6に記載の発明のように、個別性能が低い要素の組み合わせから性能を順次求めて、求めた性能が前記必要性能データベースから読み出した必要性能を満たしたところで、壁の仕様を決定するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、壁の使用部位を含む情報を入力するだけで、必要性能を満たす壁の仕様を容易に決定することができる、という効果がある。
本発明の実施の形態に係わる住宅評価システムの概略構成を示すブロック図である。 (A)は使用部位毎の必要剛性DBの一例を示す図であり、(B)は使用部位毎の必要遮音性DBの一例を示す図である。 パラメータ毎の剛性DBの一例を示す図である。 パラメータ毎の遮音性DBの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる住宅評価システムで行われる処理の概略を説明するための図である。 パラメータ毎の剛性DB及びパラメータ毎の遮音性DBから、面材として、せっこうボードの選択肢が選択され、枠組として木材の杉が選択され、天井と床との固定度としてステープルが選択され、面材と枠組の接合方法としてビスが選択され、枠組の構成方法として格子型が選択され、遮音シート1が選択された例を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる住宅評価システムにおいて住宅評価プログラムを実行した場合の処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる住宅評価システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わる住宅評価システム10は、壁の性能(剛性及び遮音性を含む性能)を評価して、顧客の要望に応じた壁の仕様を決定する処理を行う。
図1に示すように、住宅評価システム10は、パーソナルコンピュータ12を含んで構成されている。パーソナルコンピュータ12は、CPU14、ROM16、RAM18及び入出力ポート20を備え、これらがアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス22を介して接続されている。
入出力ポート20には、各種の入出力機器として、ディスプレイ24、マウス26、キーボード28、ハードディスク(HDD)30、及び各種ディスク34からの情報の読み出しを行うディスクドライブ32等が各々接続されている。
また、入出力ポート20には、ネットワーク36が接続されており、ネットワーク36に接続されたデータベース(DB)38等との情報の授受が可能とされている。なお、DB38は、サーバ装置を介して接続される構成としてもよい。
DB38は、壁の性能を評価するための情報として、使用部位毎の必要剛性DB、パラメータ毎の剛性DB、使用部位毎の必要遮音性DB、及びパラメータ毎の遮音性DB等が記憶されている。なお、DB38に記憶された各DBの詳細な内容については後述する。また、本実施の形態では、ネットワーク36に接続されたDB38に壁を評価するための情報を記憶するものとして説明するが、パーソナルコンピュータ12のHDD30にDB38に記憶される各DBの情報を記憶するようにしてもよい。
また、パーソナルコンピュータ12のHDD30には、住宅評価プログラムがインストールされている。住宅評価プログラムは、キーボード28やマウス26等によって入力された顧客の要望と、DB38に記憶された情報とに基づいて、壁の性能を評価して、顧客の要望に応じた壁の仕様を決定する処理を行う。
なお、住宅評価プログラムをパーソナルコンピュータ12にインストールするには、幾つかの方法があるが、例えば、住宅評価プログラムをセットアッププログラムと共に各種ディスク34に記録しておき、ディスク34をパーソナルコンピュータ12のディスクドライブ32にセットし、CPU14に対してセットアッププログラムの実行を指示すれば、ディスク34から住宅評価プログラムが順に読み出され、HDD30に書き込まれることによりインストールが行われる。また、住宅評価プログラムが、公衆電話回線やネットワーク(例えば、LAN、インターネット、及び無線通信ネットワーク等)36を介してパーソナルコンピュータ12と接続される他の情報処理機器の記憶装置に記憶され、パーソナルコンピュータ12が情報処理機器と通信することで、情報処理機器からパーソナルコンピュータ12へ住宅評価プログラムが伝送されてHDD30にインストールされる構成を採用してもよいし、ネットワーク36に接続された情報処理機器に記憶された住宅評価プログラムをパーソナルコンピュータ12で実行可能な構成を採用するようにしてもよい。
ここで、DB38の詳細について説明する。上述したように、DB38に記憶された、使用部位毎の必要剛性DB、パラメータ毎の剛性DB、使用部位毎の必要遮音性DB、及びパラメータ毎の遮音性DBについて説明する。図2(A)は使用部位毎の必要剛性DBの一例を示し、図2(B)は使用部位毎の必要遮音性DBの一例を示し、図3はパラメータ毎の剛性DBの一例を示し、図4はパラメータ毎の遮音性DBの一例を示す。
図2(A)に示すように、使用部位毎の必要剛性DB40は、使用部位毎の壁に必要な剛性を定めたデータベースであり、実験等によって予め測定した結果に基づいて、所定の基準を満たす剛性をその部位の必要剛性として定めたものをデータベースとして記憶している。すなわち、使用部位毎の必要剛性DB40から使用部位毎に必要な壁の剛性を得ることができる。
また、図2(B)に示すように、使用部位毎の必要遮音性DB42は、使用部位毎の壁に必要な遮音性を定めたデータベースであり、実験等によって予め測定した結果に基づいて、所定の基準を満たす遮音性をその部位の必要遮音性として定めたものをデータベースとして記憶している。すなわち、使用部位毎の必要遮音性DB42から使用部位毎に必要な壁の遮音性を得ることができる。
また、図3に示すように、パラメータ毎の剛性DB44は、壁を構成する要素(パラメータ)毎の剛性を定めたデータベースであり、実験等によって各要素の選択肢毎の剛性を測定してデータベースとして記憶している。すなわち、パラメータ毎の剛性DB44から壁を構成する各パラメータの選択肢毎の剛性を得ることができる。
さらに、図4に示すように、パラメータ毎の遮音性DB46は、壁の遮音性に関する要素(パラメータ)毎の遮音性を定めたデータベースであり、実験等によって各パラメータの選択肢毎の遮音性を測定した結果をデータベース化して記憶されている。すなわち、パラメータ毎の遮音性DB46から各パラメータの選択肢毎の壁の遮音性を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態に係わる住宅評価システム10にインストールされた住宅評価プログラムを実行することで行われる処理(壁の性能を評価して顧客の要望に応じた壁の仕様を決定する処理)について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係わる住宅評価システム10で行われる処理の概略を説明するための図である。
まず、顧客との面談等を通して、壁の設置に関する顧客の要望を聞いて、キーボード28やマウス26等を介して要望を入力する。入力する内容としては、使用用途や、デザイン、設置場所などの要望を入力する。入力する方法としては、予め定めた入力画面を介して入力する等により行うことが可能とされている。
住宅評価システム10では、DB38に記憶された各DBの情報と入力された情報に基づいて、CPU14が壁の仕様決定演算を行う。
仕様決定演算としては、具体的には、使用部位毎の必要剛性DB40から、入力された設置場所や使用用途に対応する部位の必要剛性が読み出されると共に、パラメータ毎の剛性DB44が読み出される。そして、必要剛性を担保できるように、パラメータ毎の剛性DB44から各種パラメータの選択肢を組み合わせて、総和等を算出して必要剛性以上となるパラメータを決定する。
また、遮音性を考慮する場合には、使用部位毎の必要剛性DB40及び使用部位毎の必要遮音性DB42から、入力された設置場所や使用用途に対応する部位の必要剛性及び必要遮音性がそれぞれ読み出され、パラメータ毎の剛性DB44及びパラメータ毎の遮音性DB46が読み出される。そして、必要剛性及び必要遮音性を担保できるように、パラメータ毎の剛性DB44及びパラメータ毎の遮音性DB46から、各種パラメータの選択肢を組み合わせ、剛性の総和等を求めて必要剛性以上となる選択肢を決定すると共に、各選択肢の遮音性の平均値等を求めて必要遮音性以上となる選択肢を決定する。すなわち、図6に示すパラメータ毎の剛性及び遮音性の中から、選択肢の組み合わせの中から、必要剛性及び必要遮音性を担保する各パラメータの組み合わせを算出する。なお、図6では、面材として、せっこうボードの選択肢が選択され、枠組として木材の杉が選択され、天井と床との固定度としてステープルが選択され、面材と枠組の接合方法としてビスが選択され、枠組の構成方法として格子型が選択され、遮音シート1が選択された例を示す。
また、パラメータ毎の剛性や遮音性の中から、必要剛性や必要遮音性を満たすパラメータの組み合わせを算出する際に、要望に応じて係数を設定して使用部位毎の必要剛性DB40や必要遮音性DB42の各値に対して係数を乗じた上で、必要剛性や必要遮音性を満たすパラメータの組み合わせを算出するようにしてもよい。例えば、子供が壁を破損する心配があるので剛性を上げたいなどの要望がある場合には、使用部位毎の必要剛性DB40から抽出した必要剛性に対して予め定めた割増係数(例えば、1以上の係数)を乗じてから、必要剛性を満たすパラメータの組み合わせを算出したり、隣の部屋に音が響かないようにしたいなどの要望の場合には、使用部位毎の必要遮音性DB42から抽出した必要遮音性に対して予め定めた割増係数を乗じてから、必要遮音性を満たすパラメータの組み合わせを算出したりする。なお、割増係数としては、例えば、要望として、留意点が「特になし」の場合を1とし、「コスト面を考慮したい」やなどの場合を0.5〜0.9とし、「さらに頑丈にしたい」や「さらに遮音したい」等の場合を1.0〜1.5としたりすることができる。これによって、要望に応じたパラメータの組み合わせを算出することができる。
このように仕様決定演算を行うことによって、壁の性能を考慮して顧客の要望に応じて容易に壁の仕様を決定することが可能となる。
また、決定した仕様で製作して設置した後に、リフォームや用途変更等により変更を行う場合にも、変更要望を入力することにより、上記と同様に、壁の仕様を決定することができる。変更要望の入力方法については、予め定めた変更要望を入力するための画面を設けて、当該画面を介して入力する等により可能である。
図7は、本発明の実施の形態に係わる住宅評価システム10において住宅評価プログラムを実行した場合の処理の流れを示す図である。
住宅評価プログラムの実行が指示されるとステップ100では、予め定めた初期画面が表示されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、仕様変更を行うか否かがCPU14によって判定される。該判定は、新築等によって仕様を決定するか、或いはリフォームなどのように仕様を変更するのかを判定し、キーボードやマウス26等の操作によって初期画面に対する操作が行われて、仕様決定が指示された場合には判定が肯定されてステップ116、仕様変更が指示された場合には判定が否定されてステップ104へ移行する。
ステップ104では、予め定めた要望入力画面が表示されてステップ106へ移行する。要望入力画面としては、例えば、住戸の壁毎の要望(デザインや留意点など)を入力する画面が表示される。
ステップ106では、要望の入力が終了したか否かCPU14によって判定される。すなわち、要望入力画面に対して要望の入力が終了したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ108へ移行する。
ステップ108では、使用部位毎の必要性能(必要剛性や必要遮音性)が読み出されてステップ110へ移行する。すなわち、使用部位毎の必要剛性DB40や使用部位毎の必要遮音性DB42が読み出され、入力された要望に対応する使用部位(入力された設置場所や使用用途等に対応する使用部位)の必要剛性や必要遮音性が読み出される。
ステップ110では、必要性能を補正するか否かがCPU14によって判定される。該判定は、留意移転が要望として入力されて、必要性能を変更する要望(例えば、剛性を上げたり、遮音性を上げたり等の要望)があるか否かを判定し、該判定が肯定された場合には、ステップ112へ移行し、否定された場合にはステップ114へ移行する。
ステップ112では、要望に応じて必要性能(必要剛性や必要遮音性)が補正されてステップ114へ移行する。例えば、留意点が要望として入力されている場合には、読み出した必要剛性や必要遮音性に対して留意点に対応する割増係数を乗じる等の処理を行う。
ステップ114では、必要性能以上のパラメータの選択肢が算出されてステップ128へ移行する。例えば、パラメータ毎の剛性DB44から各種パラメータの選択肢を組み合わせて、必要剛性以上となるパラメータが決定される。さらに具体的には、パラメータ毎の剛性が小さい選択肢から順に組み合わせて壁の剛性を算出(例えば、パラメータ毎の剛性の総和を算出)して、必要剛性を満たすものを抽出することにより壁の仕様を決定することができる。なお、遮音性を考慮する場合には、パラメータ毎の選択肢を組み合わせて、遮音性を算出(例えば、組み合わせた選択肢の遮音性の平均値等を算出)して、必要遮音性を満たすものを抽出する。
一方、仕様変更と判断されてステップ116へ移行すると、現在の壁の仕様が読み出されてディスプレイ24に表示されてステップ118へ移行する。現在の仕様は、例えば、ステップ114の処理が終了した時点で邸宅を識別する情報と共に、DB38に予め記憶しておき、邸宅を識別する情報に対応する仕様を読み出す。
ステップ118では、変更要望の入力が終了したか否かがCPU14によって判定される。すなわち、読み出された仕様に対する変更要望が入力されたか否かをし、該判定が肯定されるまで待機してステップ120へ移行する。
ステップ120では、変更対象部位の必要性能(必要剛性や必要遮音性)が読み出されてステップ122へ移行する。すなわち、使用部位毎の必要剛性DB40や使用部位毎の必要遮音性DB42が読み出され、入力された変更要望に対応する変更対象部位の必要剛性や必要遮音性が読み出される。
ステップ122では、ステップ110と同様に、必要性能を補正するか否かがCPU14によって判定される。該判定は、留意点が要望として入力されて、必要性能を変更する要望(例えば、剛性を上げたり、遮音性を上げたり等の要望)があるか否かを判定し、該判定が肯定された場合には、ステップ124へ移行し、否定された場合にはステップ126へ移行する。
ステップ124では、要望に応じて必要性能(必要剛性や必要遮音性)が補正されてステップ126へ移行する。例えば、留意点が要望として入力されている場合には、読み出した必要剛性や必要遮音性に対して留意点に対応する割増係数を乗じる等の処理を行う。
ステップ126では、変更対象部位において必要性能以上のパラメータの選択肢が算出されてステップ128へ移行する。例えば、パラメータ毎の剛性DB44から各種パラメータの選択肢を組み合わせて、必要剛性以上となるパラメータが決定される。さらに具体的には、ステップ110と同様に、パラメータ毎の剛性が小さいものから順に組み合わせて壁の剛性を算出(例えば、パラメータ毎の剛性の総和を算出)して、必要剛性を満たすものを抽出することにより壁の仕様を決定することができる。なお、遮音性を考慮する場合には、パラメータ毎の選択肢を組み合わせて、遮音性を算出(例えば、組み合わせた選択肢の遮音性の平均値等を算出)して、必要遮音性を満たすものを抽出する。
そして、ステップ128では、算出したパラメータの選択肢がディスプレイ24に表示されて一連の処理を終了する。すなわち、必要な性能を満たすように壁の各パラメータの選択肢の組み合わせが設定されて表示されるので、壁の性能を考慮して顧客の要望に応じて仕様を容易に決定することができる。
ここで、一例としては、顧客の要望が、リビング設置の間仕切り壁に対して子供による破損等を考慮し、通常より高い剛性を担保したい場合について説明する。
この場合には、ステップ104の要望入力画面で上記要望を入力することにより、ステップ108では、リビングの間仕切り壁に対応する必要剛性を使用部位毎の必要剛性DB40から読み出す。また、ステップ114において、要望に対応する割増係数を乗じることにより読み出した必要剛性を補正する。この例の場合には、読み出した必要剛性に対して、例えば、予め定めた1以上の割増係数(一例として1.0〜1.5の範囲の値等)を乗じることにより必要な剛性値の値を高い値に補正する。
そして、ステップ110では、パラメータ毎の剛性DB44から各パラメータの選択肢を選択して剛性の総和等を求めることで壁の剛性を算出し、必要剛性を満たす選択肢の組み合わせを求める。例えば、剛性の小さい選択肢を順に選択して壁の剛性を算出していき、必要剛性以上となる選択肢になったところでその組み合わせを必要剛性以上のパラメータの選択肢として決定する。そして、ステップ120では、求めた結果をディスプレイ24に表示する。このように各パラメータの選択肢を選択することにより、必要な剛性を満たす壁の仕様を容易に決定することができる。
また、顧客の要望が、子供部屋の間仕切り壁に対して隣室への音漏れ等を考慮し、通常より高い遮音性を担保したい場合について説明する。
この場合には、ステップ104の要望入力画面で上記要望を入力することにより、ステップ108では、子供部屋の間仕切り壁に対応する必要剛性を使用部位毎の必要剛性DB40から読み出すと共に、子供部屋の間仕切りに対応する必要遮音性を使用部位毎の必要遮音性DB42から読み出す。また、ステップ114において、要望に対応する割増係数を乗じることにより読み出した必要剛性や必要遮音性を補正する。この例の場合には、読み出した必要遮音性に対して、例えば、予め定めた1以上の割増係数(一例として1.0〜1.5の範囲の値等)を乗じることにより、必要な遮音性の値を高い値に補正する。
そして、ステップ110では、パラメータ毎の剛性DB44から各パラメータの選択肢を選択して剛性の総和等を求めることで壁の剛性を算出すると共に、パラメータ毎の遮音性DB46から当該選択肢の遮音性の平均値等を求めることで壁の遮音性を算出し、必要剛性及び必要遮音性をそれぞれ満たす選択肢の組み合わせを求める。例えば、剛性の小さい選択肢を順に選択して壁の剛性及び遮音性を算出していき、必要剛性以上かつ必要遮音性以上となる選択肢になったところでその組み合わせを必要剛性及び必要遮音性以上のパラメータの選択肢として決定する。そして、ステップ120では、求めた結果をディスプレイ24に表示する。このように各パラメータの選択肢を選択することにより、必要な剛性を満たす壁の仕様を容易に決定することができる。
なお、上記の実施の形態では、使用部位毎の必要剛性DB40、使用部位毎の必要遮音性DB42、パラメータ毎の剛性DB44、パラメータ毎の遮音性DB46をDB38に記憶する点を説明したが、DB38に記憶する各データベースは、建物の種類(例えば、ユニットや鉄軸等)によって剛性や遮音性等の性能が異なるため、建物の種類毎に記憶するようにして、読み出す際に対応する種類のものを読み出すようにしてもよい。
10 住宅評価システム
12 パーソナルコンピュータ
14 CPU
26 マウス
28 キーボード
30 HDD
38 データベース(DB)
40 使用部位毎の必要剛性DB
42 使用部位毎の必要遮音性DB
44 パラメータ毎の剛性DB
46 パラメータ毎の遮音性DB

Claims (6)

  1. 壁の使用部位を含む情報を入力するための入力手段と、
    使用部位毎に必要な壁の性能を予め定めた必要性能データベース、及び使用部位の壁の要素毎の個別性能を予め定めた個別性能データベースを記憶する記憶手段と、
    前記入力手段の入力結果に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記必要性能データベースから前記入力手段によって入力された情報に対応する部位の必要性能を読み出して、当該必要性能を満たす前記個別性能の要素を前記個別性能データベースから求めることにより壁の仕様を決定する決定手段と、
    を備えた住宅評価システム。
  2. 前記決定手段が、前記必要性能データベースから読み出した必要性能を、前記入力手段から入力された壁に関する顧客の要望に応じて補正する補正手段を含み、前記補正手段によって補正された必要性能を満たす前記個別性能の要素を前記個別性能データベースから求めることにより壁の仕様を決定する請求項1に記載の住宅評価システム。
  3. 前記記憶手段は、前記必要性能データベース及び前記個別性能データベースを建物の種類毎に記憶する請求項1又は請求項2に記載の住宅評価システム。
  4. 前記決定手段は、壁を構成する要素の組み合わせの中から、前記必要性能データベースから読み出した必要性能を満たす前記要素の組み合わせを選択することによって壁の仕様を決定する請求項1〜3の何れか1項に記載の住宅評価システム。
  5. 前記要素は、面材、枠組、天井または床との固定度、面材と枠組の接合方法、および枠組の構成方法の少なくとも1つを含む請求項1〜4の何れか1項に記載の住宅評価システム。
  6. 前記決定手段は、個別性能が低い要素の組み合わせから性能を順次求めて、求めた性能が前記必要性能データベースから読み出した必要性能を満たしたところで、壁の仕様を決定する請求項4に記載の住宅評価システム。
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