JP2012145839A - 読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半画角:38度と広角で、諸収差も良好に補正され、高空間周波数領域で高いコントラストを有する小型で低コストの読取レンズを実現する。
【解決手段】原稿載置面上の原稿の縮小画像を、撮像素子の受光面上に結像させる読取レンズであって、物体側から像側に向かって順次、正・負・正・正・負のパワーの第1群〜第5群を配列してなり、第2群と第3群の間に絞りSを有し、第1群〜第5群は、何れも1枚のレンズで構成される5群5枚構成であり、第1群を構成する第1レンズL1は物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、第2群を構成する第2レンズL2は負レンズ、第3群を構成する第3レンズL3は正レンズ、第4群を構成する第4レンズL4は正レンズ、第5群を構成する第5レンズL5は両凹レンズであり、非球面を、少なくとも第5レンズに有し、適切に設定された条件を満足する。
【選択図】図2

Description

この発明は、読取レンズ、画像読取装置および画像形成装置に関する。
ファクシミリ装置やデジタル複写機等の画像形成装置に用いられる画像読取装置は、原稿の読取るべき画像情報を読取レンズで縮小し、CCDのような固体撮像素子上に結像させて画像情報を信号化する。また原稿の画像情報をカラーで読取るため、例えば赤、緑、青のフィルタを持った受光素子が1チップに3列に配列された所謂3ラインCCDを用い、その受光面上に原稿の縮小像を結像させて3原色に色分解し、カラー画像情報を信号化する光学系がある。
このような光学系に用いられる読取レンズは、一般に、像面において高空間周波数領域での高いコントラストが要求されると共に、開口効率が画角周辺部まで100%近くあることが要求される。
更に、カラー原稿を良好に読み取るためには、受光面上で赤、緑、青の各色の結像位置を光軸方向に合致させる必要があり、各色の色収差を極めて良好に補正しなければならない。また、光学系の小型化を実現するには「読取レンズの結像の共役長を短く」する必要があり広画角なレンズが求められる。
読取レンズは従来から種々のものが提案されている。
広画角のものとしては、特許文献1や2記載のものがある。
これら特許文献1、2記載の読取レンズは、5群5枚構成と構成枚数が比較的少なく、半画角:30度前後を達成しているが、共にアナモフィックレンズを使用しているため、加工が必ずしも容易でなく、アナモフィックレンズの製造コストが高くなって読取レンズが高価に成り易い。
また、軸対称非球面を用いた5群5枚構成レンズとしては特許文献3、4記載のもの等があるが、これら特許文献3、4記載のものは、半画角が21.5度程度と狭く、共役長が長く小型化の実現に困難性がある。
出願人も、5群5枚構成の読取レンズとして、負・正・負・正・正の構成のものを種々提案している(特許文献5〜8等)。
この発明は、5群5枚構成と構成枚数が比較的少なく、C線(656.27nm)からg線(435.83nm)の広い波長範囲で「軸上の色収差」が良好に補正され、半画角:38度と広角で、像面湾曲が良好に補正され、Fナンバ:4.2程度の大口径で、開口効率が周辺部まで100%に近く、かつ諸収差も良好に補正され、高空間周波数領域で高いコントラストを有する小型で低コストの読取レンズとこれを用いた画像読取装置・画像形成装置の実現を課題とする。
この発明の読取レンズは、図1に例示するように、原稿載置面(図1に示すコンタクトガラスの左側面)上の原稿の縮小画像を、撮像素子の受光面上に結像させる読取レンズであって、物体側(図1の左側)から像側に向かって順次、正のパワーを持つ第1群、負のパワーを持つ第2群、正のパワーを持つ第3群、正のパワーを持つ第4群、負のパワーを持つ第5群を配してなり、第2群と第3群の間に絞りを有し、第1群〜第5群は、何れも1枚のレンズで構成される5群5枚構成である。
第1群を構成する第1レンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
第2群を構成する第2レンズは、負レンズである。
第3群を構成する第3レンズは、正レンズである。
第4群を構成する第4レンズは、正レンズである。
第5群を構成する第5レンズは、両凹レンズである。
そして、非球面が、少なくとも第5レンズに採用される。
第1群(第1レンズ)のe線に対する焦点距離:f1、全系のe線に対する合成焦点距離:f、正レンズである第1、第3、第4レンズの材質のd線に対する屈折率の平均:n凸、n凹:負レンズである第2、第5レンズの材質のd線に対する屈折率の平均:n凹、上記正レンズの材質のd線に対するアッベ数の平均:ν凸、上記負レンズの材質のd線に対するアッベ数の平均:ν凹が、条件:
(1) 1.1 < f1/f < 3.8
(2) −0.035 < n凸−n凹 < −0.03
(3) 15.0 < ν凸−ν凹 < 15.3
を満足する。
請求項1記載の読取レンズは、第2レンズが「物体側に凸面を向けて配置された負メニスカスレンズまたは両凹レンズ」で、第3レンズが「物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズまたは両凸レンズ」、第4レンズが「物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズまたは両凸レンズ」であることが好ましい(請求項2)。
請求項1または2記載の読取レンズは、第5レンズがプラスチック製で「撮像素子であるラインセンサの主走査方向に長い短冊形状」であることが好ましい(請求項3)。
「主走査方向」はラインセンサにおいて微小な光電変換素子(受光素子)がライン状に配列する方向である。
この発明の画像読取装置は「原稿載置面上の原稿の縮小画像を、読取レンズによって撮像素子の受光面上に結像させて読取る画像読取装置」であって、照明系と、結像レンズと、ラインセンサと、を有する(請求項4)。
「照明系」は、原稿載置面上の原稿を照明する。
「結像レンズ」は、照明系で照明された原稿の反射光を縮小結像させる結像レンズであり、請求項1〜3の任意の1に記載の読取レンズが用いられる。
「ラインセンサ」は、読取レンズにより結像された縮小原稿像を光電変換する。
ラインセンサは、1ライン構成のものや3ライン構成のものをもちいることができる。
請求項4記載の画像読取装置は、読取レンズの結像光路内に色分解手段を有し、原稿情報をフルカラーで読み取る構成のものであることができる。
請求項4または5記載の画像読取装置における「照明系の光源」として、LEDを好適に用いることができる(請求項6)。
この発明の画像形成装置は、請求項4〜6の任意の1に記載の画像読取装置を具備した構成のものである(請求項7)。
説明を補足すると、請求項1における条件(1)は、全系のパワーに対する相対的な第1群のパワーを定めるもので、上限を超えると第1群のパワーが相対的に弱くなりすぎ、レンズ系全長が大きくなってコストアップを招来し易い。下限を超えると第1群のパワーが相対的に強くなり過ぎ、大きい「負の球面収差」が発生し易く、他の群での補正が困難になる。
条件(2)は、読取レンズを構成する正レンズ(第1、第3、第4レンズ)と、負レンズ(第2、第5レンズ)の材質の「屈折率の範囲」を定めるもので、上限を超えると、ペッツバール和が小さくなり、像面が正の側に倒れ像面湾曲が大きくなり易い。下限を超えると、ペッツバール和が大きくなり、像面が負の側に倒れ、非点隔差が大きくなる。
条件(2)の範囲外では「全画面にわたって良好な結像性能を得る」ことが出来ない。
条件(3)は「軸上の色収差」を良好に補正する条件である。上限を超えると軸上の色収差が補正過剰になり「主波長より短波長側で、軸上の色収差が正の側に大きく」なる。下限を超えると軸上の色収差が補正不足になり「主波長より短波長側で、軸上の色収差が負の側に大きく」なる。
後述する実施例に示すように、第1〜第5レンズの「正・負・正・正・負」のパワー配分において、上記条件(1)〜(3)を満足することにより、コンパクト化、低コスト化、性能の良好化を実現できる。
請求項2のように、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズのレンズ形状を定めることにより、読取レンズをコンパクトに保ちながら、緒収差をより良好に補正可能とすることが出来る。
請求項3のように、第5レンズをプラスチック製とし、主走査方向に長い短冊形状であるようにすることには、以下の如き意義がある。
読取レンズは「縮小倍率」で用いられるので、第5レンズの配置位置は「結像面近傍」になる。このため、第5レンズは、ラインセンサの長手方向のサイズと略同程度の長さが必要になる。このため、第5レンズを通常の「円形レンズ」として構成すると、第5レンズの外形が大きくなり、画像読取装置の大型化を招来したり、第5レンズのレンズコスト、ひいては読取レンズ・画像読取装置のコスト上昇を招来したりし易い。
請求項3のように、第5レンズを材料の安価なプラスチックで形成し、外形形状を「主走査方向に長い短冊形状」とし、画像読取装置の薄型化を実現し易くできる。
また、請求項6のように、「照明系の光源」としてLEDを用いることにより、画像読取装置における消費電力の低減が可能となる。
以上に説明したように、この発明によれば新規な読取レンズを提供できる。
この読取レンズは正・負・正・正・負の5枚構成で、後述する実施例に示すように、C線(656.27nm)からg線(435.83nm)までの広い波長範囲で「軸上の色収差」が良好に補正され、半画角:約38度の広画角で像面湾曲が良好に補正され、Fナンバ:4.2の大口径で、開口効率が周辺部まで100%に近く、緒収差も良好に補正され高空間周波数領域で高いコントラストを持つ良好な性能を実現できる。
この用は読取レンズを用いる画像読取装置は、コンパクトで画像読取りを良好に行なうことができ、かかる画像読取装置を用いる画像形成装置はコンパクト化が可能で、良好な画像形成が可能である。
請求項8の発明は、上記読取レンズを使用した画像読取装置を具備する事により、良好な読み取り画像品質を基に画像を形成するため、高画質な画像形成装置が低コストで得られるものである。
読取レンズのレンズ構成を説明するための図である。 実施例1のレンズ構成を示す図である。 実施例1に関する収差図である。 実施例2のレンズ構成を示す図である。 実施例2に関する収差図である。 実施例3のレンズ構成を示す図である。 実施例3に関する収差図である。 第5レンズの形状を説明するための図である。 画像読取装置の実施の1形態を説明するための図である。 画像形成装置の実施の1形態を説明するための図である。
以下、発明の実施の形態を説明する。
図2、図4、図6に、読取レンズの実施の形態を3例示す。これらの実施の形態は、具体的には後述の実施例1〜3の読取レンズに対応するものである。繁雑を避けるため、これらの図において、符号を共通化する。
図2、図4、図6において、符号CGは原稿を載置するコンタクトガラスを示し、符号Fは透明平行平板を示す。透明平行平板Fは、各種フィルタ、撮像素子のカバーガラス等をこれらに光学的に等価な1枚の透明平行平板として表したものである。
これらの図の左側が「読取レンズの物体側」即ち原稿側であり、右側が像側である。
読取レンズは第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5を、物体側からこの順序に配し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に絞りSを配してなる。
第1群を構成する第1レンズL1は物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
第2群を構成する第2レンズL2は負レンズであり、第3群を構成する第3レンズL3は正レンズ、第4群を構成する第4レンズL4は正レンズである。そして、第5群を構成する第5レンズL5は両凹レンズである。
図2に示す実施の形態(後述の実施例1に対応する。)では、第2レンズL2は「物体側に凸面を向けて配置された負メニスカスレンズ」、第3レンズL3は「両凸レンズ」、第4レンズL4は「物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズ」である。
図4に示す実施の形態(後述の実施例2に対応する。)では、第2レンズL2は「両凹レンズ、第3レンズL3は「両凸レンズ」、第4レンズL4は「物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズ」である。
図6に示す実施の形態(後述の実施例3に対応する。)では、第2レンズL2は「両凹レンズ、第3レンズL3は「物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズ」、第4レンズL4は「両凸レンズ」である。
次に、これら読取レンズを用いる画像読取装置の実施の1形態を、図8に示す。
図8において、読取られるべき画像を有する原稿2はコンタクトガラス1上の「原稿載置面」に平面的に定置される。
コンタクトガラス1の下部に描かれた画像読取ユニット7は箱状であって、内部に照明系3、読取レンズ5、ラインセンサ6が所定の位置関係で配置され、読取レンズ5の物体側の結像光路を構成する折り返しミラーM1〜M5が所定の位置関係で配置されている。
照明系3は、図面に直交する方向に長い管灯(キセノンランプ、ハロゲンランプ等)と、リフレクタで構成され、原稿2の「図面に直交する方向に長いスリット状部分」を照明する。
原稿2の照明された部分からの反射光は、折り返しミラーM1〜M5により順次反射され、読取レンズ5により、撮像素子としてのラインセンサ6の撮像面上に原稿画像の縮小像を結像する。読取りレンズ5としては、請求項1〜3に記載のもの、具体的には実施例1〜3の何れかのものを用いる。
画像読取ユニット7は、図示されない駆動手段により矢印方向(図の右方)へ走行させられ「破線で示す位置」まで等速的に変位して原稿全体の情報を読取る。
「撮像素子」であるラインセンサ6は「色分解手段として赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタを持った光電変換素子(6A、6B、6C)を「1チップに3列に配列」させた3ラインCCD」であり、原稿2の照明走査に伴い原稿画像を画像信号化する。
このようにして原稿2の読取りが実行され、原稿2のカラー画像は、赤・緑・青の3原色に色分解して読取られる。
この画像読取装置は「画像をフルカラーで読取る装置」であって、読取レンズ5の結像光路中に設けられた「色分解手段(前記3ラインCCDに設けられた赤・緑・青のフィルタ)」を有する。
「色分解」は、上記とは別に、読取レンズとラインセンサとの間に色分解プリズムやフィルタを選択的に挿入し、R(赤)、G(緑)、B(青)に色分解する方法や「R、G、Bの光源を順次点灯させ原稿を照明する方法(この場合には、ラインセンサは1列構成のものを用いることができる。)」で行なって行なっても良い。
また、結像光路中に色分解素子を配置せず、原稿情報を「モノクロ画像情報」として読取ることも可能である。なお、この実施の形態では5枚の折り返しミラーM1〜M5を用いる例を示したが、折り返しミラーの枚数は、これに限らず4枚以下でも良いし6枚以上でも良い。
また、照明系3の光源として「キセノンランプ、ハロゲンランプ等、長い管灯を用いているが、照明系の光源としてLED(図1の図面に直交する方向へ、複数のLEDを配列して用いる。)を用いることができる。LEDは消費電力が小さいので、省エネルギ的に優れている。なお、原稿をカラー画像として読取る場合は白色LEDを用いるが、モノクロ画像として読取る場合には「単色LED」を用いて良い。
なお、図8の実施の形態において、読取レンズ5に用いられる第5レンズL5は、図9に示すように外形形状を「主走査方向に長い短冊形状」としたものである。図9の左図は斜視図、右図は光軸方向から見た形状を示す図で、この図の左右方向が「主走査方向」である。
図10を参照して画像形成装置の実施の1形態を説明する。
画像形成装置は、装置上部に位置する画像読取装置200と、その下位に位置する「画像形成部」とを有する。画像読取装置200の部分は、第8図に即して説明したのと同様のものであり、各部には第1図と同じ符号を付してある。
画像読取装置200の3ラインのラインセンサ(撮像手段)6から出力される画像信号は画像処理部120に送られ、画像処理部120において処理されて「書込み用の信号(イエロー・マゼンタ・シアン・黒の各色を書込むための信号)」に変換される。
画像形成部は、「潜像担持体」として円筒状に形成された光導電性の感光体110を有し、その周囲に、帯電手段としての帯電ローラ111、リボルバ式の現像装置113、転写ベルト114、クリーニング装置115が配設されている。帯電手段としては帯電ローラ111に代えて「コロナチャージャ」を用いることもできる。
信号処理部120から書込み用の信号を受けて光走査により感光体110に書込みを行う光走査装置117は、帯電ローラ111と現像装置113との間において感光体110光走査を行うようになっている。
符号116は定着装置、符号118はカセット、符号119はレジストローラ対、符号122は給紙コロ、符号121はトレイ、符号Sは「記録媒体」としての転写紙を示している。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体110が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ111により均一帯電され、光走査装置117のレーザビームの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。
「画像の書込み」は、感光体110の回転に従い、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像の順に行われ、形成された静電潜像はリボルバ式の現像装置113の各現像ユニットY(イエロートナーによる現像を行う)、M(マゼンタトナーによる現像を行う)、C(シアントナーによる現像を行う)、K(黒トナーによる現像を行う)により順次反転現像されてポジ画像として可視化され、得られた各色トナー画像は、転写ベルト114上に、転写電圧印加ローラ114Aにより順次転写され、上記各色トナー画像が転写ベルト114上で重ね合わせられてカラー画像となる。
転写紙Sを収納したカセット118は、画像形成装置本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙コロ122により給紙され、給紙された転写紙Sはその先端部をレジストローラ対119に捕えられる。
レジストローラ対119は、転写ベルト114上の「トナーによるカラー画像」が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて転写紙Sを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Sは、転写部においてカラー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114Bの作用によりカラー画像を静電転写される。転写ローラ114Bは、転写時に転写紙Sをカラー画像に押圧させる。
カラー画像を転写された転写紙Sは定着装置116へ送られ、定着装置116においてカラー画像を定着され、図示されないガイド手段による搬送路を通り、図示されない排紙ローラ対によりトレイ121上に排出される。各色トナー画像が転写されるたびに、感光体110の表面はクリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
以下、読取レンズの具体的な実施例を3例挙げる。
各実施例における記号の意味は下記の通りである。
f : 全系のe線の合成焦点距離
FNo :Fナンバ
m :縮率
ω :半画角(度)
Y :物体高
ri(i=1〜11) :物体側から数えてi番目の面(絞りの面を含む)の曲率半径
di(i=1〜9) :物体側から数えてi番目の面間隔
nj(j=1〜5) :物体側から数えてj番目のレンズの材料の屈折率
vj(j=1〜5) :物体側から数えてj番目のレンズの材料のアッベ数
rc1 :コンタクトガラスの物体側の曲率半径
rc2 :コンタクトガラスの像側の曲率半径
rc3 :透明平行平板の物体側の曲率半径
rc4 :透明平行平板の像側の曲率半径
dc1 :コンタクトガラスの肉厚
dc3 :透明平行平板の肉厚
nc1 :透明平行平板の材質の屈折率
nc3 :コンタクトガラスの材質の屈折率
vc1 :コンタクトガラスの材質のアッベ数
vc3 :透明平行平板の材質のアッベ数
nd :d線に対する屈折率
ne :e線に対する屈折率
f1 :第1レンズのe線に対する焦点距離
n凸 :正の屈折力を有するレンズのndの平均
n凹 :負の屈折力を有するレンズのndの平均
ν凸 :正の屈折力を有するレンズのndの平均
ν凹 :負の屈折力を有するレンズのndの平均
これらの符号は、図1に示すとおりである。なお、図1においては屈折率:nを大文字「N」で示している。
非球面は、光軸から高さYにおける非球面の非球面頂点における接平面からの距離:X、光軸からの高さ:Y、近軸曲率半径:R、円錐定数:K、非球面係数:A4、A6、A8、A10を用いる以下の周知の式で表す。
X=(1/R)×Y/[1+√{(1−(1+K)×(Y/R))}]
+A4×Y+A6×Y+A8×Y+A10×Y10
「実施例1」
実施例1は図2に示すレンズ構成のものである。
f=19.305 、F=4.2 、m=0.11102 、Y=152.4 、ω=38.3゜
実施例1のデータを表1に示す。
Figure 2012145839
「非球面」
非球面のデータを表2に示す。
Figure 2012145839
なお、上記非球面の表記において、例えば「5.85626E-12」は「5.85626×10-12」を意味する。以下の他の実施例においても同様である。
実施例1に関する収差図を図3に示す。
収差図において、「e」はe線(546.07nm)、「g」はg線(436.83nm)、「c」はc線(656.27nm)、「F」はF線(486.13nm)を示す。また、球面収差の図で「破線は正弦条件」、非点収差の図で「実線はサジタル光線、点線はメリディオナル光線」を示す。他の実施例に関する収差図においても同様である。
「実施例2」
実施例2は図4に示すレンズ構成のものである。
f=19.275 、F=4.2 、m=0.11102 、Y=152.4 、ω=38.3゜
実施例2のデータを表3に示す。
Figure 2012145839
「非球面」
非球面のデータを表4に示す。
Figure 2012145839
図5に実施例2に関する収差図を示す。
「実施例3」
実施例3は図6に示すレンズ構成のものである。
f=19.456 、F=4.2 、m=0.11102 、Y=152.4 、ω=38.1゜
実施例3のデータを表5に示す。
Figure 2012145839
「非球面」
非球面のデータを表6に示す。
Figure 2012145839
図7に実施例3に関する収差図を示す。
「条件式のパラメータの値」
実施例1〜3における条件(1)〜(3)のパラメータの値を表7に示す。
Figure 2012145839
各実施例とも、C線(656.27nm)からg線(435.83nm)までの広い波長範囲で「軸上の色収差」が良好に補正され、半画角:約38度の広画角で像面湾曲が良好に補正され、Fナンバ:4.2の大口径で、開口効率が周辺部まで100%に近く、緒収差も良好に補正され高空間周波数領域で高いコントラストを持つ良好な性能を実現できている。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
S 絞り
特許3862446号公報 特開2002−244033号公報 特許3939908号公報 特許4496231号公報 特開平4−191809号公報 特開平4−191810号公報 特開平4−181909号公報 特開平4−184409号公報

Claims (7)

  1. 原稿載置面上の原稿の縮小画像を、撮像素子の受光面上に結像させる読取レンズであって、物体側から像側に向かって順次、正のパワーを持つ第1群、負のパワーを持つ第2群、正のパワーを持つ第3群、正のパワーを持つ第4群、負のパワーを持つ第5群を配してなり、第2群と第3群の間に絞りを有し、第1群〜第5群は、何れも1枚のレンズで構成される5群5枚構成であり、
    第1群を構成する第1レンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、
    第2群を構成する第2レンズは、負レンズ、
    第3群を構成する第3レンズは、正レンズ、
    第4群を構成する第4レンズは、正レンズ、
    第5群を構成する第5レンズは、両凹レンズであり、
    非球面を、少なくとも第5レンズに有し、
    第1群のe線に対する焦点距離:f1、全系のe線に対する合成焦点距離:f、正レンズである第1、第3、第4レンズの材質のd線に対する屈折率の平均:n凸、n凹:負レンズである第2、第5レンズの材質のd線に対する屈折率の平均:n凹、上記正レンズの材質のd線に対するアッベ数の平均:ν凸、上記負レンズの材質のd線に対するアッベ数の平均:ν凹が、条件:
    (1) 1.1 < f1/f < 3.8
    (2) −0.035 < n凸−n凹 < −0.03
    (3) 15.0 < ν凸−ν凹 < 15.3
    を満足することを特徴とする読取レンズ。
  2. 請求項1記載の読取レンズにおいて、
    第2レンズが、物体側に凸面を向けて配置された負メニスカスレンズまたは両凹レンズ、第3レンズが、物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズまたは両凸レンズ、第4レンズが、物体側に凸面を向けて配置された正メニスカスレンズまたは両凸レンズであることを特徴とする読取レンズ。
  3. 請求項1または2記載の読取レンズにおいて、
    第5レンズがプラスチック製で、撮像素子であるラインセンサの主走査方向に長い短冊形状であることを特徴とする読取レンズ。
  4. 原稿載置面上の原稿の縮小画像を、読取レンズによって撮像素子の受光面上に結像させて読取る画像読取装置であって、
    原稿載置面上の原稿を照明する照明系と、この照明系で照明された原稿の反射光を縮小結像させる結像レンズと、この結像レンズにより結像された縮小原稿像を光電変換するラインセンサとを有し、
    上記結像レンズとして、請求項1〜3の任意の1に記載の読取レンズを用いることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4記載の画像読取装置において、
    読取レンズの結像光路内に色分解手段を有し、原稿情報をフルカラーで読み取ることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項4または5記載の画像読取装置において、
    照明系の光源がLEDであることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項4〜6の任意の1に記載の画像読取装置を具備した画像形成装置。
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