JP2012144223A - タイヤ空気圧監視システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このタイヤ空気圧監視システムでは、各車輪W1〜W4のタイヤの空気圧及び識別コードを含む無線信号を送信するセンサユニットU1〜U4と、登録情報を保持する監視装置1との間で無線通信が行われる。監視装置1は、無線信号に含まれる識別コードと登録情報に登録された識別コードとの照合を通じて無線信号に含まれる空気圧の情報が各車輪W1〜W4のいずれのタイヤの空気圧を示すものであるかを判断する。ここでは、センサユニットU1〜U4の緯度経度を検出するGPS23を設ける。そして、センサユニットU1〜U4の緯度経度に基づいてセンサユニットが各車輪のいずれに設けられているかを検出するとともに、センサユニットの設けられる車輪の位置に関連付けするかたちでセンサユニットU1〜U4の識別コードを登録情報に登録する。
【選択図】図1
Description
そこで通常は、例えば特許文献1に見られるように、専用の登録ツールを用いてセンサユニット及び監視装置に識別コードをそれぞれ登録するといった方法などが提案されている。この特許文献1に記載のタイヤ空気圧監視システムでは、図10に示すように、監視装置30及び各センサユニット31の双方に登録ツール32をそれぞれ接続するようにしている。そして、登録ツール32から監視装置30及び各センサユニット31に識別コードが順次送信されることで、監視装置30及び各センサユニット31に識別コードが登録される。
図4に示すように、本実施形態では、各車輪W1〜W4のセンサユニットU1〜U4からそれぞれ異なる距離d1〜d4だけ離間した位置を基準位置Pbに設定するようにしている(但し、d1<d2<d3<d4)。なお、先の図2に示されるように、例えば右前輪W1がその中心軸mを中心に回転するとき、センサユニットU1も中心軸mを中心に回転するため、基準位置PbからセンサユニットU1までの距離d1が微妙に変化する。すなわち、基準位置Pbから各センサユニットU1〜U4までの距離d1〜d4は各車輪W1〜W4の回転に伴って微妙に変化する。そこで、本実施形態では、距離d1〜d4の値を、基準位置Pbから各センサユニットU1〜U4までの距離の平均値に設定することとしている。
(b)「(d1+d2)/2<D≦(d2+d3)/2」なる関係を満たす場合。この場合、無線信号を送信したセンサユニットは左前輪W2に設けられていると判定する。
(d)「(d3+d4)/2<D」なる関係を満たす場合。この場合には、無線信号を送信したセンサユニットは左後輪W4に設けられていると判定する。
例えばいま、ユーザが、タイヤ交換に伴い、車両から車輪W1を外して、車両に車輪W5を装着したとする。なお、車輪W5には、固有の識別コードID5を有するセンサユニットU5が設けられているとする。この場合、センサユニットU5から、車輪W5の空気圧の情報、センサユニットU5の緯度経度(θ,φ)の情報、及び識別コードID5を含む無線信号が所定の周期をもって送信される。そして、車両の停車中にセンサユニットU5から送信された無線信号が上記受信部10を介して受信されると、その無線信号に含まれる緯度経度(θ,φ)と、基準位置(θb,φb)との間の距離d5が算出される。このとき、この距離d5は、上記(a)の関係式を満たすため、無線信号を送信したセンサユニットU5の設けられる車輪は右前輪W1であることが検出される。また、図7に示すように、その検出された右前輪W1に関連付けするかたちで、無線信号に含まれる識別コードID5が登録情報に登録される。
(1)センサユニットの緯度経度を検出するGPS23を設けることとした。そして、GPS23を通じて検出されるセンサユニットの緯度経度に基づきセンサユニットが各車輪のいずれに設けられているかを検出し、検出されたセンサユニットの設けられる車輪の位置に関連付けするかたちで同センサユニットの識別コードを登録情報に登録することとした。これにより、従来のように登録ツールを用いることなく、センサユニットの識別コードを自動的に登録することができるため、識別コードの登録を容易に行うことができるようになる。
・上記実施形態では、センサユニットの設けられる車輪の位置の検出を監視装置1で行うこととしたが、これに代えて、センサユニットU1〜U4で行っても良い。この場合には例えば図8及び図9のような構成を採用することが有効である。まず、図8に示すように、監視装置1には、無線信号を送信する送信部15を設ける。また、センサユニットU1〜U4には、監視装置1から送信される無線信号を受信する受信部25を設ける。そして、図9に示すように、監視制御部12は、車両が停車中である旨を検出したとき(ステップS10:YES)、GPS14を通じて基準位置Pbの緯度経度(θb,φb)を検出するとともに(ステップS11)、検出した緯度経度(θb,φb)を含む無線信号を生成してこれを送信部15から送信する(ステップS12)。一方、センサ制御部24は、監視装置1から送信された無線信号を受信すると(ステップS13)、まずは、GPS23を通じてセンサユニットの緯度経度(θ,φ)を検出する(ステップS14)。そして、無線信号に含まれる基準位置の緯度経度(θb,φb)、及びセンサユニットの緯度経度(θ,φ)の情報に基づいて、基準位置Pbからセンサユニットまでの距離Dを算出するとともに(ステップS15)、算出した距離Dから上記(a)〜(d)の判定に基づいてセンサユニットの設けられる車輪の位置を検出する(ステップS16)。さらに、センサ制御部24は、検出されたセンサユニットの設けられる車輪の位置、及び識別コードを含む無線信号を生成してこれを送信部21から送信する(ステップS17)。そして、監視制御部12は、センサユニットから送信された無線信号を受信すると(ステップS18)、同無線信号に含まれる車輪の位置の情報に関連付けするかたちで、同無線信号に含まれる識別コードを不揮発性メモリ12aに記憶する(ステップS19)。このような構成によっても、上記実施形態の効果と同等の効果を得ることが可能である。
次に、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記各車輪からそれぞれ異なる距離だけ離間した位置を基準位置とするとき、前記センサユニットの設けられる車輪の位置の検出が、前記基準位置から前記センサユニットの現在位置までの距離に基づき行われることを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。同構成によれば、基準位置からセンサユニットの現在位置までの距離を算出するだけで、センサユニットの設けられる車輪の位置を容易に検出することができるようになる。
Claims (3)
- 車両の各車輪にそれぞれ設けられてタイヤの空気圧を検出するとともに検出されたタイヤの空気圧の情報及び自身の識別コードを含む無線信号を送信するセンサユニットと、前記各車輪の位置及び前記識別コードの関係を示す登録情報を保持する監視装置との間で前記無線信号の授受を行い、同監視装置は、前記無線信号に含まれる識別コードと前記登録情報に登録された識別コードとの照合を通じて前記無線信号に含まれる空気圧の情報が前記各車輪のいずれのタイヤの空気圧を示すものであるかを判断するとともに、その判断結果、及び前記無線信号に含まれる空気圧の情報に基づき前記各車輪のタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記センサユニットの現在位置を検出する位置検出手段を備え、前記登録情報に前記識別コードを登録するにあたり、前記位置検出手段を通じて検出される前記センサユニットの現在位置に基づき同センサユニットが前記各車輪のいずれに設けられているかを検出するとともに、検出されたセンサユニットの設けられる車輪の位置に関連付けするかたちで同センサユニットの識別コードを前記登録情報に登録する
ことを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。 - 前記センサユニットの設けられる車輪の位置の検出が、前記車両の停車中に前記位置検出手段を通じて検出される前記センサユニットの現在位置に基づいて行われる
請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。 - 前記位置検出手段が、GPS衛星との無線通信を通じて前記センサユニットの現在位置を検出するGPSである
請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
Priority Applications (1)
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2011
- 2011-01-14 JP JP2011006219A patent/JP2012144223A/ja active Pending
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