JP2012143740A - 水滴除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器の検査前に容器の底部付近に付着した水滴を効率良くかつ確実に除去することができる新規な水滴除去装置を提供する。
【解決手段】 壜容器を検査する工程に至る手前の上流側に設置され、壜容器を立設した状態で載置して搬送させる搬送路を構成する搬送コンベア(11)と、搬送コンベアの一方の側面に沿って設けられ、一定の間隔を空けて壜容器を送るスクリュー搬送機(12)と、搬送コンベアの他方の側面に沿って設けられ、スクリュー搬送機に対向配置される固定ガイド部(13)と、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列された複数のエアーブロー装置(90)と、を有し、複数のエアーブロー装置は、それぞれ、固定ガイド部の下から覗く壜容器の下部に向けてエアーブローするためのエアーノズル(91)と、エアーブローするタイミングを切り替えるための切り替え装置(95)とを備え、搬送される壜容器に対して、順次タイミングを見計らって間欠的にエアーブローすることができるように構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、容器の水滴除去装置に係り、特に、壜容器を検査する工程に至る手前の上流側で、壜容器の壜底に近い胴下部に付着した水滴を効率良くかつ確実に除去することを可能にした水滴除去装置に関する。
例えば壜ビール等の製造ラインにおいては、コンベヤ等により搬送される壜容器に対して、撮像手法やセンサー等を用い、検査の目的に応じた種々の容器検査が行なわれている。容器検査の中には、検査部位を容器の底部近傍に集約した検査、すなわち、容器の底部の欠けの有無を検査する底欠け検査や、容器の底部のいわゆる底ビリ(壜底肉厚部近傍のクラック)の有無を検査する底ビリ検査などがある。底ビリの発生した壜容器は、薄肉の胴部でのビリとは異なり、すぐには壜割れを起こさない。すなわち、底ビリ発生壜容器は、ある程度の時間が経過した後、時間遅れで壜割れ等の現象が生じることがあるので、特に、検査精度を上げ、確実に取り除く必要がある。
しかしながら、容器の水洗浄工程を経て、容器の底部付近に水滴が付着した状態で、底ビリ検査を行なうと、底ビリが発生していないにもかかわらず、良品を底ビリ発生の不良品として、排出する、いわゆる誤った無駄な排出(ムダバネ)を行なうことになる。従って、検査前の状態では、容器の底部付近に付着した水滴は完全に取り除くことが要求される。
特開平6−91241号公報 特開2007−261595号公報 特開2008−69396号公報
しかしながら、容器に付着した水は、吹き飛ばして除去させようと単に圧空を吹き付けるだけでは、容器表面をすべるようにして逃げて移動することが多く、製造ライン中において搬送される容器から完全に除去することは極めて困難であると言える。
このような実状のもとに本発明は創案されたものであり、その目的は、製造ラインにおいて、容器の検査前に容器の底部付近に付着した水滴を効率良くかつ確実に除去することができる新規な水滴除去装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、壜容器を検査する工程に至る手前の上流側に設置される水滴除去装置であって、該水滴除去装置は、壜容器を立設した状態で載置して搬送させる搬送路を構成する搬送コンベアと、前記搬送コンベアの一方の側面に沿って設けられ、一定の間隔を空けて壜容器を送るスクリュー搬送機と、前記搬送コンベアの他方の側面に沿って設けられ、前記スクリュー搬送機に対向配置される固定ガイド部と、前記搬送コンベアの他方の側面に沿って配列された複数のエアーブロー装置と、を有し、前記複数のエアーブロー装置は、それぞれ、固定ガイド部の下から覗く壜容器の下部に向けてエアーブローするためのエアーノズルと、エアーブローするタイミングを切り替えるための切り替え装置とを備え、搬送される壜容器に対して、順次タイミングを見計らって間欠的にエアーブローすることができるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記エアーブロー装置からのエアー噴射は、パルス状に出されるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記固定ガイド部は、搬送路に沿って形成されたガイド板を有し、当該ガイド板の下面と、搬送路との間には、壜容器の下部が露出する隙間が形成されており、当該搬送路の隙間に向けて、エアーブローすることができるように搬送コンベアの他方の側面に沿って複数のエアーブロー装置が配列されるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記エアーブロー装置は、前記固定ガイド部の機能を損なわないようにエアーノズルの先端が、前記ガイド板の内側面よりも搬送路側に突出しないように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記スクリュー搬送機と前記固定ガイド部によって挟持されつつ搬送される壜容器は、自転しつつ搬送されるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、搬送路を搬送される壜容器の移動に沿って、搬送路に沿って一列に配置されたエアーブロー装置からリレー方式で順次エアーを吹き付けるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、搬送路を搬送される壜容器の搬送速度に同期させて、前記エアーブロー装置からのエアー噴射のタイミングが設定されるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記エアーノズルの先端(ノズルヘッド)は、円筒形状体の端部を均等割りしたスリットを備える形態を有しており、エアー噴出に際して周りの空気を巻き込み噴出空気の増加が図れる作用をしてなるように構成される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記エアーノズルの向きは、高さ方向は略水平、かつ、壜容器の搬送方向を基準として上流側に向けた30〜60度の角度範囲内とされる。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記エアーブロー装置からのエアー噴射は、搬送される壜容器の外周円の接線方向となるように設定される。
また、本発明の水滴除去装置の好ましい態様として、前記複数のエアーブロー装置は、3個または4個のエアーブロー装置で構成された組が、順次、複数組、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列されることによって構成されており、各組単位での噴射パターンが同じとされる。
本発明の水滴除去装置は、壜容器を検査する工程に至る手前の上流側に設置されており、壜容器を立設した状態で載置して搬送させる搬送路を構成する搬送コンベアと、搬送コンベアの一方の側面に沿って設けられ、一定の間隔を空けて壜容器を送るスクリュー搬送機と、搬送コンベアの他方の側面に沿って設けられ、スクリュー搬送機に対向配置される固定ガイド部と、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列された複数のエアーブロー装置と、を有し、複数のエアーブロー装置は、それぞれ、固定ガイド部の下から覗く壜容器の下部に向けてエアーブローするためのエアーノズルと、エアーブローするタイミングを切り替えるための切り替え装置とを備え、搬送される壜容器に対して、順次タイミングを見計らって間欠的にエアーブローすることができるように構成されているので、製造ライン中において、容器の検査前に容器の底部付近に付着した水滴を効率良くかつ確実に除去することが可能となるという極めて優れた効果が奏される。
図1は、本発明の水滴除去装置を含む容器検査装置を一部とする製造ラインの好適な一例を示す平面図である。 図2は、本発明の水滴除去装置の平面図である。 図3は、図2に示されるIII-III断面矢視図である。 図4は、水滴除去装置に用いられるエアーノズルのノズルヘッドの形態を模式的に示す側面図である。 図5は、間隔ピッチPbで搬送路を搬送される壜容器100に対して、4個のエアーブロー装置90で構成された1組を5組作り、これらの組を、順次、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列させた状態を示す平面図である。 図6は、図5に示されるエアーブロー装置90の配置において、(1)、(2)、(3)、および(4)で各々特定されているエアーブロー装置90からエアー噴射が行なわれるタイミングを示すチャートである。
以下、本発明の水滴除去装置を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の水滴除去装置を含む容器検査装置の一例(製造プロセスの一部)を示す平面図であり、図2は、本発明の水滴除去装置の平面図であり、図3は、図2に示されるIII-III断面矢視図であり、図4は、水滴除去装置に用いられるエアーノズルのノズルヘッドの形態を模式的に示す側面図である。
本発明の水滴除去装置について詳細に説明する前に、図1を参照しつつ、本発明の水滴除去装置を含む容器検査装置の全体概要について、簡単に説明しておく。
図1に示されるように、容器検査装置1は、容器の水洗浄工程を経た後のプロセスであって、例えば、上流側から水滴除去装置10、第1スターホイール式搬送装置(ホイール式搬送手段)20、第2スターホイール式搬送装置(ホイール式搬送手段)30、およびストレート式搬送装置(ストレート式搬送手段)40を順次備えている。図示していない容器の水洗浄工程を経た後の壜容器100は、矢印Aから水滴除去装置10に導入される。なお、前もって述べたように水滴除去装置10については、後に詳述する。
水滴除去装置10に接続される第1スターホイール式搬送装置20は、搬送ホイールとしてのスターホイール21をその中心軸の周りに回転させ(図では矢印Cの右回り)、水滴除去装置10により水滴除去された壜容器100をスターホイール21の外周に等間隔で設けられた複数の湾曲したポケット21aに取り込んで搬送させる。図1に示される実施形態では、第1スターホイール式搬送装置20にて搬送されている壜容器100をその中心軸の回りに自転させるためのスピン装置60が設けられている。
スピン装置60は回動ベルト61を備え、この回動ベルト61はスターホイール21の周方向に沿って搬送される壜容器100に押し当てられるように配置されており、矢印S1方向(右回り)に回動されている。なお、符号50は、搬送される壜容器100がスターホイール21のポケット21aから飛び出さないように湾曲状に配置された第1ガイドである。第1スターホイール式搬送装置20の周辺には、自転する壜容器100に対して、例えば、底欠けの状態の有無を確認するための底欠け検査装置80、底ビリの有無を検査する底ビリ検査装置81等が設けられる。
このような第1スターホイール式搬送装置20を経て、壜容器100は、第2スターホイール式搬送装置30に受け渡される。第2スターホイール式搬送装置30は、搬送ホイールとしてのスターホイール31をその中心軸の周りに回転させ(図では矢印Dの左回り)、壜容器100をスターホイール31の外周に等間隔で設けられた複数の湾曲したポケット31aに取り込んで搬送させる。図1に示される実施形態では、壜容器100の自転を停止させるためのスピン停止装置70が設けられている。スピン停止装置70は回動ベルト71を備え、この回動ベルト71はスターホイール31の周方向に沿って搬送される壜容器100に押し当てられるように配置されており、壜容器100の自転を停止させることが可能なようにS2方向(左回り)に回動される。なお、符号51は、搬送される壜容器100がスターホイール31のポケット31aから飛び出さないように配置された湾曲状の第2ガイドである。
第2スターホイール式搬送装置30から搬出された壜容器100は、1対のガイド52を介してストレート式搬送装置(ストレート式搬送手段)40に搬入される。ストレート式搬送装置40は、壜容器100を搬送させるために搬送路を挟んで対向する一対の搬送ベルト41,41を備えており、図示しないベルト駆動装置によって、これらの搬送ベルトは図示のごとくL方向およびR方向に回動される。その結果、搬送路に立設された壜容器100は、搬送ベルト41,41によって挟持された状態で直進方向に(矢印E方向)搬送される。ストレート式搬送装置40においては、例えば、遠心力が掛からないので、入り味量が正しいか否かの検査をする入り味検査装置85、壜底部から撮像が可能な底ビリの有無を検査する底ビリ検査装置84、底欠け検査装置82等が設けられる。
(本発明の水滴除去装置の説明)
本発明の水滴除去装置10は、容器の水洗浄工程を経た後、図1に示されるように、容器を検査する工程に至る手前の上流側に設置される。
本発明の水滴除去装置10は、図2および図3に示されるように壜容器100を立設した状態で載置して搬送させる搬送路を構成する搬送コンベア11と、この搬送コンベア11の一方の側面11aに沿って設けられ、搬送方向に一定の間隔を空けて壜容器100を送るスクリュー搬送機12と、搬送コンベア11の他方の側面11bに沿って設けられ、スクリュー搬送機12に対向配置される固定ガイド部13と、搬送コンベア11の他方の側面11bに沿って配列された複数のエアーブロー装置90と、を有して構成される。
複数のエアーブロー装置90は、それぞれ、固定ガイド部13の下から覗く壜容器100の下部に向けてエアーブローするためのエアーノズル91と、エアーブローするタイミングを切り替えるための切り替え装置の一例である電磁弁95とを個別に備え、搬送される壜容器100に対して、順次タイミングを見計らって間欠的にエアーブローすることができるように構成されている。電磁弁95には図示していない圧空源が接続されている。
すなわち、固定ガイド部13は、搬送路に沿って形成されたガイド板14を有しており、ガイド板14は、図示していない固定部材によって固定され、ガイド板14の下面14aと、搬送路との間には、壜容器100の下部が露出する隙間Pが形成されている。そして、この搬送路の隙間Pに向けて、エアーノズル91からのエアーブローがすることができるように搬送コンベア11の他方の側面に沿って複数のエアーブロー装置90が配列されている。なお、本実施の形態では、エアーノズル91と電磁弁95とはフレキシブルチューブ94で連結されている。
本発明の水滴除去装置10は、容器の底部の欠けの有無を検査する底欠け検査や、容器の底部のいわゆる底ビリ(壜底肉厚部近傍のクラック)の有無を検査する底ビリ検査の精度を高めるために、検査前の状態で、容器の底部付近に付着した水滴を完全に取り除くことを目的としているからである。
なお、固定ガイド部13の機能を損なわないようにエアーノズル91の先端は、ガイド板14の内側面よりも搬送路側に突出しないように形成される。
図2に示されるようにスクリュー搬送機12と固定ガイド部13によって挟持されつつ搬送される壜容器100は、自転しつつ搬送されるように構成される。壜容器100が自転することによって、壜容器100の円周方向に亘って万遍なく、エアーノズル91からのエアーブローによる水滴の吹き飛ばし効果が増加する。
特に、図2に示されるごとく搬送路を搬送される壜容器100に対して、搬送路に沿って一列に配置されたエアーブロー装置90からリレー方式で順次エアーを吹き付けるように操作することが望ましい。具体的には、各電磁弁95をいかなるタイミングでオンーオフするかを定めて各電磁弁95を制御装置を介して制御すればよい。
また、エアーノズル91の先端を構成するノズルヘッド92は、図4に示されるように円筒形状体の端部が均等割りされたスリット92aを備える形態を有することが望ましい。エアー噴出(図4の矢印α)に際して周りの空気を巻き込み(図4の矢印β)噴出空気の増加が図れ、エアーノズル91からのエアーブローによる水滴の吹き飛ばし効果が増加するからである。
エアーノズル91の向きは、例えば、高さ方向は略水平、かつ、壜容器の搬送方向を基準として上流側に向けた30〜60度、好ましくは40〜50度、さらに好ましくは42〜47度の角度範囲内とすることとが望ましい。また、図3に示されるようにエアーノズルの向きを調整できるようにエアーノズル基部99を中心として水平方向に回動できるように構成することが望ましい。
また、エアーノズル91によるエアーブローは、間欠的に噴出するパルスジェットとされる。つまり、所定のタイミングを見計らって、搬送される壜容器100の底部付近に間欠的に複数のエアーブロー装置90からエアーブローされる。
特に、ロータリーエンコーダーなどを用いて搬送される壜容器の位置を計測・確認しつつ、かつ搬送路を搬送される壜容器100の搬送速度に同期させて、前記エアーブロー装置90からのエアー噴射のタイミングを設定するようにすることが好ましい。そして、前記エアーブロー装置90からのエアー噴射は、搬送される壜容器100の外周円の接線方向となるように設定されることが望ましい(特に、上流側に向けた接線方向)。また、複数のエアーブロー装置90は、3個または4個のエアーブロー装置90で構成された組をつくり、これらの組が、順次、複数組、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列されることによって構成され、各組単位での噴射パターンが同じとされることが好ましい。
このような具体的な複数のエアーブロー装置90の配置構成およびエアーブロー制御について、図5および図6を参照しつつ説明する。
図5は、間隔ピッチPbで搬送路を搬送される壜容器100に対して、4個のエアーブロー装置90で構成された1組を5組作り、これらの組を、順次、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列させた状態を示す平面図である。
図5において、1−(1)〜1−(4)で1組が構成され、同様に、2−(1)〜2−(4)で1組が構成され、3−(1)〜3−(4)で1組が構成され、4−(1)〜4−(4)で1組が構成され、5−(1)〜5−(4)で1組が構成される。これらの符号は、配置されたエアーブロー装置90とその位置を示している。全てのエアーブロー装置90のエアーノズルの向きは、高さ方向は略水平、かつ、壜容器の搬送方向を基準として上流側に向けた45度とされている。
この実施形態では、4個のエアーブロー装置90で1つの組を形成しているが、4個に限定されることなく他の個数、すなわち、3個で構成するようにしてもよい。また、組数も5組に限定されることなく、例えば、それ以上の6組〜10組等にすることもでき、特に7組や8組にすることが好ましい。
図6は、図5に示されるエアーブロー装置90の配置において、(1)、(2)、(3)、および(4)で各々特定されているエアーブロー装置90からエアー噴射が行なわれるタイミングを示すチャートである。なお、図5に示される本実施形態においては、2−(1)〜2−(4)、3−(1)〜3−(4)、4−(1)〜4−(4)、5−(1)〜5−(4)の1組4個の各エアーブロー装置90から出されるパルス状のエアー噴射のタイミングも1−(1)〜1−(4)と同様に構成している。すなわち、(1)で特定されているエアーブロー装置90は全て同じタイミングで同じ動作を行ない、(2)で特定されているエアーブロー装置90は全て同じタイミングで同じ動作を行ない、(3)で特定されているエアーブロー装置90は全て同じタイミングで同じ動作を行ない、(4)で特定されているエアーブロー装置90は全て同じタイミングで同じ動作を行なう。
図6に示されるように、最初のStep1において、(1)および(4)で特定されているエアーブロー装置90から、パルス状のエアー噴射が行なわれる。この状態が図5において点線の矢印として示されている。図5の状態からも分かるように、エアーブロー装置90からのエアー噴射は、搬送される壜容器100の外周円の接線方向となるようにエアーブロー装置90を配置してかつ噴射タイミングを設定することが好ましい。例えば、壜容器100のピッチPbに対して、エアーブロー装置90をPb/4となるように配置することが望ましい。
次のStep2において、t1秒後に(2)で特定されているエアーブロー装置90から、搬送される壜容器100の外周円の接線方向となるようにパルス状のエアー噴射が行なわれる。例えば、t1秒の間に壜容器100が3つのエアーブロー装置90の間隔分だけ移動すればよい。
次のStep3において、t1秒後に(3)で特定されているエアーブロー装置90から、搬送される壜容器100の外周円の接線方向となるようにパルス状のエアー噴射が行なわれる。例えば、t1秒の間に壜容器100が3つのエアーブロー装置90の間隔分だけ移動すればよい。
次のStep4において、t1秒後に元のStep1の状態に戻り、一連のパルス状のエアー噴射のサイクルが繰り返される。
各組のエアーブロー装置90の噴射パターンは、全ての組で同じパターンとすることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、下流側に位置する2−(1)〜2−(4)の組と、中央部から上流側に位置する3−(1)〜3−(4)、4−(1)〜4−(4)、5−(1)〜5−(4)の各組の噴射パターンを変えるようにしてもよい。ただし、いかように変えようとも、できるだけ搬送される壜容器100の外周円の接線方向となるようにパルス状のエアー噴射が行なわれるようにすることが望ましい。
また、エアーブロー装置90の噴射パターンは上記の図6に示されるような好適例に限定されることなく、本発明の効果が発現できる範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記と同様に4個のエアーブロー装置90で1つの組を形成し(例えば、1−(1)、1−(2)、1−(3)、1−(4)で構成)、(1)および(2)を同時にエアー噴射し、次いで、(2)および(3)を同時にエアー噴射し、次いで(3)および(4)を同時にエアー噴射し、次いで(1)および(2)に戻るような一連のエアー噴射のサイクルとすることもできる。また、例えば、3個のエアーブロー装置90で1つの組を形成し(例えば、1−(1)、1−(2)、1−(3)で構成)、(1)および(2)を同時にエアー噴射し、次いで、(2)および(3)を同時にエアー噴射し、次いで(1)および(2)に戻るような一連のエアー噴射のサイクルとすることもできる。
また、図示はしていないが、壜容器100を介してエアーブロー装置90の反対側の位置、すなわち、エアーブローされる壜容器100の後ろに、念のため周り込む可能性のある水滴を吸引して吸い取るための真空引き装置を配置して設けるようにしてもよい。
以上、詳述してきたように、本発明の水滴除去装置は、壜容器を検査する工程に至る手前の上流側に設置されており、壜容器を立設した状態で載置して搬送させる搬送路を構成する搬送コンベアと、搬送コンベアの一方の側面に沿って設けられ、一定の間隔を空けて壜容器を送るスクリュー搬送機と、搬送コンベアの他方の側面に沿って設けられ、スクリュー搬送機に対向配置される固定ガイド部と、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列された複数のエアーブロー装置と、を有し、複数のエアーブロー装置は、それぞれ、固定ガイド部の下から覗く壜容器の下部に向けてエアーブローするためのエアーノズルと、エアーブローするタイミングを切り替えるための切り替え装置とを備え、搬送される壜容器に対して、順次タイミングを見計らって間欠的にエアーブローすることができるように構成されているので、製造ライン中において、容器の検査前に容器の底部付近に付着した水滴を効率良くかつ確実に除去することができるという極めて優れた効果が奏される。
10…水滴除去装置
11…搬送コンベア
12…スクリュー搬送機
13…固定ガイド部
90…エアーブロー装置
91…エアーノズル
95…切り替え装置(電磁弁)
100…壜容器

Claims (11)

  1. 壜容器を検査する工程に至る手前の上流側に設置される水滴除去装置であって、
    該水滴除去装置は、
    壜容器を立設した状態で載置して搬送させる搬送路を構成する搬送コンベアと、
    前記搬送コンベアの一方の側面に沿って設けられ、一定の間隔を空けて壜容器を送るスクリュー搬送機と、
    前記搬送コンベアの他方の側面に沿って設けられ、前記スクリュー搬送機に対向配置される固定ガイド部と、
    前記搬送コンベアの他方の側面に沿って配列された複数のエアーブロー装置と、を有し、
    前記複数のエアーブロー装置は、それぞれ、固定ガイド部の下から覗く壜容器の下部に向けてエアーブローするためのエアーノズルと、エアーブローするタイミングを切り替えるための切り替え装置とを備え、搬送される壜容器に対して、順次タイミングを見計らって間欠的にエアーブローすることができるように構成されてなることを特徴とする水滴除去装置。
  2. 前記エアーブロー装置からのエアー噴射は、パルス状に出される請求項1に記載の水滴除去装置。
  3. 前記固定ガイド部は、搬送路に沿って形成されたガイド板を有し、当該ガイド板の下面と、搬送路との間には、壜容器の下部が露出する隙間が形成されており、当該搬送路の隙間に向けて、エアーブローすることができるように搬送コンベアの他方の側面に沿って複数のエアーブロー装置が配列されている請求項1または請求項2に記載の水滴除去装置。
  4. 前記エアーブロー装置は、前記固定ガイド部の機能を損なわないようにエアーノズルの先端が、前記ガイド板の内側面よりも搬送路側に突出しないように形成される請求項3に記載の水滴除去装置。
  5. 前記スクリュー搬送機と前記固定ガイド部によって挟持されつつ搬送される壜容器は、自転しつつ搬送されるように構成される請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の水滴除去装置。
  6. 搬送路を搬送される壜容器の移動に沿って、搬送路に沿って一列に配置されたエアーブロー装置からリレー方式で順次エアーを吹き付ける請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の水滴除去装置。
  7. 搬送路を搬送される壜容器の搬送速度に同期させて、前記エアーブロー装置からのエアー噴射のタイミングが設定される請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の水滴除去装置。
  8. 前記エアーノズルの先端(ノズルヘッド)は、円筒形状体の端部を均等割りしたスリットを備える形態を有しており、エアー噴出に際して周りの空気を巻き込み噴出空気の増加が図れる作用をしてなる請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の水滴除去装置。
  9. 前記エアーノズルの向きは、高さ方向は略水平、かつ、壜容器の搬送方向を基準として上流側に向けた30〜60度の角度範囲内とされる請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の水滴除去装置。
  10. 前記エアーブロー装置からのエアー噴射は、搬送される壜容器の外周円の接線方向となるように設定される請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の水滴除去装置。
  11. 前記複数のエアーブロー装置は、3個または4個のエアーブロー装置で構成された組が、順次、複数組、搬送コンベアの他方の側面に沿って配列されることによって構成されており、各組単位での噴射パターンが同じとされる請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の水滴除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016117007A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 キリンテクノシステム株式会社 異物除去装置
CN108906820A (zh) * 2018-07-06 2018-11-30 金再欣 一种药物口服液生产工艺过程中用的洗瓶设备
CN109959250A (zh) * 2019-03-03 2019-07-02 佛山市博敏工业设备有限公司 一种高效吹干系统

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