JP2012141957A - 情報処理装置及びその制御方法とプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法とプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 3次元加速度センサコンピュータ機器からプリンタへの印刷指示は、これまでのコンピュータによる印刷指示方法と変わらない。
【解決手段】 情報処理装置の傾きを検出する検出手段により検出された情報処理装置の傾きに応じて、複数ページからなる文書データの内の前記印刷対象となる文書データを決定し、印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信するように指示する指示手段による指示に応じて、その決定された印刷対象の文書データを印刷装置に送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置とその制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、画像形成装置には、画像形成装置の本体と一体となった入力表示パネル(以下、操作パネルが接続されているのが一般的であった。また、本体に着脱可能な操作部を備える印刷装置もある(例えば、特許文献1)。本体にリーダユニットやエンジンユニットを備える印刷装置では、操作パネルを本体から着脱可能にし、リーダユニットやエンジンユニットごとに操作指示を行うことも可能である。また近年、3次元加速度センサ等を備えた小型のコンピュータ機器では、そのセンサを使用して機器の傾きを検知することにより、そのコンピュータ機器の表示部に表示している文書や画像の向きを、その機器の傾きに応じて変化できるものもある。
特開2001−67201号公報
上述した操作パネルを着脱可能な画像形成装置では、操作者が操作パネルを本体から脱着させて携帯しながら各種設定を行うことができる。しかし、これはあくまでも操作パネルを本体から脱着して操作できるだけであり、更に操作パネルが携行可能であるという特性を活かして操作性を向上させたいという課題がある。
また3次元加速度センサを備えた小型コンピュータ機器では、そのセンサの出力を利用して表示方向を変更するだけであり、例えば、このようなコンピュータ機器からプリンタへの印刷指示は、これまでのコンピュータによる印刷指示方法と変わらない。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、傾きを検知可能な情報処理装置から印刷装置への印刷指示において、操作性をより高めるための技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
印刷装置に印刷ジョブを送信する情報処理装置であって、
文書データを表示する表示手段と、
前記情報処理装置の傾きを検出する検出手段と、
印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信するように指示する指示手段と、
前記検出手段により検出された前記情報処理装置の傾きに応じて、複数ページからなる文書データの内の前記印刷対象となる文書データを決定する決定手段と、
前記指示手段による指示に応じて、前記決定手段で決定された前記印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、傾きを検知可能な情報処理装置から、その傾きの検出値に応じて文書データの表示を更新し、かつ印刷する対象の文書データの範囲を指定できるため、ユーザにとって操作性をより高めることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の利用環境を示す概略図。 実施形態に係る画像形成装置本体、ホームポジション、操作パネルの制御構成を示すブロック図。 実施形態1に係る操作パネルの動作を説明するためのフローチャート。 操作パネルの姿勢と、その表示形態を説明する図。 操作パネルが縦方向の場合におけるページ切り替え時の表示形態を説明する図。 ボタン群の拡大図。 操作パネルが縦方向の場合における複数ページの表示例を説明する図。 操作パネルが本体に軽くぶつけられた時の3次元加速度センサの検出値の一例を示す図。 3次元加速度センサの検出値に従って操作パネルが実行する処理を説明するフローチャート。 操作パネルを傾ける方向を示すガイドを説明するための図。 操作パネルの前後方向の傾きを説明する図。 実施形態に係る操作パネルの左右方向の傾きを説明する図。 操作パネルの傾きに応じた表示の変更例を説明する図。 第2実施形態に係る転送データを選択する処理を説明するフローチャート。 第3実施形態に係る処理を説明するためのフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。尚、本実施形態では、情報処理装置の実施形態として操作パネルを例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の利用環境を示す概略図である。
この画像形成装置(印刷装置)は、いわゆるプリントオンデマンド(POD)機で、中綴じ製本、裁断、折加工などを行うことができる様々なオプションを組み合わせることで、多彩な印刷や製本等の要求に応えることができる。
図1では、画像形成装置は、画像形成装置本体10000に対して、用紙デッキ5000、バインダ6000、フィニッシャ7000を組み合わせた例を示している。本体10000は、LAN8000を介して、パーソナルコンピュータ(PC)9000と接続されている。パーソナルコンピュータ9000は、文書データの各ページの作成や編集を行い、製本、裁断、折加工などの設定を含む印刷ジョブを生成する。こうして生成された印刷ジョブは、LAN8000を介して、画像形成装置本体10000に送られて印刷される。尚、本実施形態では、文書データはテキストデータだけではなく、写真やグラフなどの画像データを含むデータを意味するものとする。
また図1では、本実施形態の特徴である着脱可能な操作パネル3000が、本体10000上に実装されたホームポジション2000に装着されている。この着脱可能な操作パネル3000は表示部3200(図2)を有し、本体10000から脱着された状態でも動作できるように電池3211(図2)を内蔵している。そして、ホームポジション2000に装着されているとき、ホームポジション2000から供給される電力により、その電池が充電されるように構成されている。
尚、用紙デッキ5000、バインダ6000、フィニッシャ7000等のオプションは、本発明に直接関係がないので、詳細な説明を割愛する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置本体10000、ホームポジション2000、操作パネル3000の制御構成を示すブロック図である。以下、本体10000、ホームポジション2000、操作パネル3000のそれぞれの構成について説明する。まず、本体10000について説明する。
図2に示すように、本体10000は、コントローラボード11000、プリントエンジン12000、スキャナ13000、ハードディスクドライブ(HDD)14000、電源モジュール15000を有している。そして、これら各部は、電源モジュール15000から供給される電力によって動作する。
コントローラボード11000は、CPU11001、フラッシュROM11002、RAM11003、ネットワークインタフェースカード(NIC)11004、メインチャネルコントローラ11005、サブチャネルコントローラ11006を有する。更に、ディスクコントローラ(DKC)11007、スキャナインタフェース(SIF)11008、プリンタインタフェース(PIF)11009を備えている。これらデバイス11001〜11009のそれぞれは、バス11100を介してCPU11001と接続されている。
CPU11001は、バス11100に接続される各デバイスを総括的に制御すると共に、フラッシュROM11002及びHDD14000に記憶された制御プログラムを実行するプロセッサである。RAM11003は、CPU11001の主メモリ、ワークエリアとして使用される。NIC11004は、LAN8000を介して、パーソナルコンピュータ9000や他の画像形成装置と双方向にデータのやり取りを行う。HDD14000は、DKC11007を介してアクセスされ、制御プログラムを格納するだけでなく、画像データの一時記憶場所としても使用される。
スキャナ13000は、読み取りセンサや原稿搬送機構等を備える(いずれも不図示)。読み取りセンサや原稿搬送機構等は、コントローラボード11000に実装されたSIF11008及びスキャナ13000に実装されたSIF13001を介して、CPU11001で実行されるソフトウェアに従って制御される。その結果、読み取りセンサによって原稿を読み取り、得られたデータをSIF13001及びSIF11008を介してコントローラボード11000に転送する。
またプリントエンジン12000は、電子写真方式の記録部や記録紙カセット、用紙搬送部等を備える(いずれも不図示)。コントローラボード11000からは、印刷ジョブに基づく印刷要求がPIF11009及びプリントエンジン12000に実装されたPIF12001を介して送られる。記録部や用紙搬送部等は、同様にPIF11009及びPIF12001を介して、CPU11001で実行されるプログラムに基づいて制御される。その結果、印刷要求に応じた画像を用紙上に形成する。
メインチャネルコントローラ11005及びサブチャネルコントローラ11006は、本体10000と、着脱可能な操作パネル3000とのやり取りを行う際に使用される。詳細は後述する。
次に、ホームポジション2000について説明する。
図2に示すように、ホームポジション2000は、主にメインボード2100とコネクタ2200とを備えている。メインボード2100は、主にIEEE802.11bモジュール2101、irDAモジュール2102、電源コントローラ2103を備えている。IEEE802.11bモジュール2101は、コントローラボード11000のメインチャネルコントローラ11005と接続され、コントローラボード11000からの要求に基づいて、操作パネル3000との無線通信を仲介する。また、irDAモジュール2102は、コントローラボード11000のサブチャネルコントローラ11006と接続され、コントローラボード11000からの要求に基づいて、操作パネル3000との赤外線通信を仲介する。電源コントローラ2103は、電源モジュール15000と接続されている。IEEE802.11bモジュール2101やirDAモジュール2102は、電源コントローラ2103を経由して電力の供給を受ける。また電源コントローラ2103は、コネクタ2200とも接続され、操作パネル3000のコネクタ3500が接触状態のとき、操作パネル3000にも電力を供給する。加えて、電源コントローラ2103は、電力の供給状態を監視し、ホームポジション2000に操作パネル3000が装着された状態にあるか否かを検出し、その検出結果をコントローラボード11000に伝達する。
次に、操作パネル3000について説明する。
着脱可能な操作パネル3000は、主にメインボード3100、表示部(LCD)3200、タッチパネル3300、ボタンデバイス3400、コネクタ3500を具備している。メインボード3100は、CPU3101、IEEE802.11bモジュール3102、irDAモジュール3103、電源コントローラ3104を有している。また更に、ディスプレイコントローラ(DISPC)3105、パネルコントローラ(PANELC)3106、フラッシュROM3107、RAM3108を有している。それぞれのモジュール3101〜3108は、コントローラボード11000と同様に、バス(不図示)によって接続されている。
CPU3101は、バスに接続される各デバイスを総括的に制御すると共に、フラッシュROM3107に記憶された制御プログラムを実行するプロセッサである。RAM3108は、CPU3101の主メモリ、ワークエリア、及び表示部3200に表示するビデオデータの格納エリアとして機能する。CPU3101は、3次元加速度センサ3111と3次元ジャイロセンサ3112を用いて操作パネル3000の姿勢及び動きを認識できる。3次元加速度センサ3111は、半導体のチップ内に可動部分があり、外から加わる加速度によって可動部分のフィンが移動し、非可動部分のフィンとの間隔が変化して静電容量が変化する。これにより、操作パネル3000に対して外から加わる加速度を検出することができる。また3次元ジャイロセンサ3112は、コリオリの力を利用した方式の半導体素子である。これら2つのセンサ3111,3113の出力を、重力の影響を考慮した上で信号処理することで、例えば操作パネル3000が立面状態か平面状態か、又縦置きか横置きか、更には前後、左右、上下方向の3次元的なその動きと位置を精度良く検出できる。
尚、3次元加速度センサ3111には他に、ピエゾ抵抗型や熱検知型等が知られているが、本発明はこれら公知の全ての方式を用いて実施できる。
またCPU3101は、GPSセンサ3113を用いて操作パネル3000の現在位置を認識することができる。GPSとは、Global Positioning Systemを利用した測位方法を示す。これら各種のセンサを用いて装置の方向及び姿勢を検知する技術は公知であり、本発明ではこれらの技術全てが操作パネル3000に搭載可能なため、更なる詳細な説明は省く。
ディスプレイコントローラ(DISPC)3105は、CPU3101の要求に応じて、RAM3108に展開されたビデオデータを表示部3200へ転送するとともに、表示部3200を制御して、そのビデオデータを表示する。パネルコントローラ(PANELC)3106は、CPU3101の要求に応じて、タッチパネル3300及びボタンデバイス3400を制御する。その制御によって、タッチパネル3300上の押下位置や、ボタンデバイス3400上の押下されたボタンに対応するキーコードなどがCPU3101に返送される。メモリコントローラ3114は、CPU3101の制御によって、外部メモリ用コネクタ3115を介してSDメモリなどの外部メモリ3116にアクセスし、その外部メモリ3116のデータを読み出すことができる。こうして読み出したデータを、DISPC3105を介して表示部3200に表示できる。また、CPU3101,IEEE802.11b3102を介して、本体10000との間でデータの送受信を行うこともできる。
電源コントローラ3104はコネクタ3500と接続され、ホームポジション2000のコネクタ2200とコネクタ3500とが接続状態のとき、本体10000の電源モジュール15000から電力の供給を受ける。これによって、電源コントローラ3104に接続された電池3211を充電しながら、且つ、操作パネル3000全体に電力を供給する。もし、電源モジュール15000から電力が供給されないときは、その電池3211からの電力を操作パネル3000全体に供給する。
IEEE802.11bモジュール3102は、CPU3101の制御に基づいて、ホームポジション2000上のIEEE802.11bモジュール2101との無線通信を確立し、操作パネル3000と本体10000との通信を仲介する。irDAモジュール3103は、CPU3101の制御に基づいて、ホームポジション2000上のirDAモジュール2102との赤外線通信を確立し、操作パネル3000と本体10000との通信を仲介する。
次に、本実施形態に係るメインチャネルとしての無線通信について説明する。
図2の説明で少し触れたように、本実施形態では、メインチャネルとしての無線通信は公知の技術であるIEEE802.11bの規格に準じて行われる。もう少し詳しく説明すると、本実施形態のシステムでは、本体10000がアクセスポイント(AP)、操作パネル3000が端末となるインフラストラクチャモードで無線通信が行われる。
以上のように、本実施形態のシステムは、本体10000と操作パネル3000とが無線通信可能なシステムである。
次に本実施形態に係る操作パネル3000の動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。この操作パネル3000は、「閲覧モード」(第1動作モード)と「転送モード」(第2動作モード)の2つのモードをもつ。「閲覧モード」は、操作パネル3000で文書データを閲覧するためのモードであり、「転送モード」は、文書データを操作パネル3000から本体10000に送信できるモードである。「閲覧モード」での操作パネル3000の動作と、「転送モード」での操作パネル3000の動作については後述する。
図3は、本実施形態に係る操作パネル3000の動作を説明するためのフローチャートである。この処理を実行するプログラムはフラッシュROM3107に記憶されており、CPU3101の制御の下に実行される。尚、この実施形態に係る操作パネル3000は、文書作成アプリケーションや閲覧ソフトなどのプログラムを実行して、操作パネル3000で文書データの作成や取得などを行うことができるものとする。なお、各ステップの処理の詳細は、図4以降の図を用いて後で説明する。
この処理は操作パネル3000の電源オンにより開始され、まずS301で、「閲覧モード」で起動する。次にS302に進み、操作パネル3000は、表示可能な文書データを操作者に選択させる、或いは既に選択されている文書データを表示部3200上に表示する。ここで表示される文書データは、文書作成ソフトで作成された文書データや、Webページ上の文書データで外部メモリ3116に記憶されており、操作パネル3000には閲覧ソフトによってそれらの文書データが表示される。このとき表示部3200に表示される文書データは、実際に文書データを印刷処理したときに出力したときの様相に似ていることが好ましい。
次にS303に進み、CPU3101は、操作パネル3000が具有するタッチパネル3300、ボタンデバイス3400、3次元加速度センサ3111と3次元ジャイロセンサ3112の出力を読み取る。ここで読み取られたセンサの値の一部はRAM3108に格納される。これはセンサが出力する一つの値だけではなく、その値の変位を利用するためである。次にS304に進み、操作パネル3000は、S303で読み取った値により、操作パネル3000のモードが「転送モード」に移行するか判定する。S304の処理についての詳細は後述する。「転送モード」に移行しないと判断するとS305に進み、操作パネル3000は、S303で読み取った各種センサの出力値に従って、表示部3200に表示されている文書データの表示を更新する。その後S303に進んで、前述の処理を繰り返す。
一方、S304で、操作パネル3000のモードが「転送モード」に変化すると判断した場合はS306に進み、操作パネル3000のモードを「転送モード」に切り替える。モードが「転送モード」になると、表示部3200に表示される内容やタッチパネル3300、ボタンデバイス3400、3次元加速度センサ3111と3次元ジャイロセンサ3112の読み取り値に対する操作パネル3000の挙動が変化する。尚、モードが切り替わる際には、RAM3108に格納されている各種センサの値はクリアされる。また「転送モード」に切り替わったときに表示されている画像は、印刷対象となるページ範囲の開始ページ、もしくは終了ページとなる。
次にS307に進み、S303と同様にして、CPU3101は、タッチパネル3300、ボタンデバイス3400、3次元加速度センサ3111と3次元ジャイロセンサ3112の出力を読み取る。ここで読み取られたセンサの値の一部はRAM3108に格納される。これはセンサが出力する単体の値だけではなく、その値の変位を利用するためである。次にS308に進み、操作パネル3000は、S307で読み取ったセンサの値により、文書データを本体10000に転送して印刷処理を開始させるか否かを判定する。S308の処理の詳細は後述する。S308で、印刷処理を開始させないと判断した場合はS309に進み、CPU3101はS307で読み取ったセンサの値に応じて表示部3200に表示されている文書データの表示を更新してS307に進み、前述の処理を繰り返す。尚、S309では、表示部3200に表示されている文書データのページが更新される。
一方、S308で、印刷処理を開始させると判断した場合は、そのときに表示部3200に表示されている画像が印刷対象となるページ範囲外のページとなる(即ち、表示中のページは印刷されない)。そしてS310で、操作パネル3000と本体10000との無線接続が確立されているかどうかを判定する。無線接続が確立されていない場合はS311に進んで、無線接続を確立してS312に進む。S312では、CPU3101は、印刷対象となるページが選択されたかを判定する。印刷対象となるページがある場合はS313に進み、CPU3101は、印刷するページ範囲が指定された印刷ジョブを生成し、本体10000に対して生成した印刷ジョブを送信してS301に進む。またS312で、本体10000に対して印刷ジョブを送信するか、もしくは印刷対象がないまま文書データの転送開始と判断された場合はS301に進み、操作パネル3000のモードを「閲覧モード」に戻す。
続いて上記説明した各ステップにおける処理の詳細を説明する。
<文書閲覧モード時の文書データの表示の更新方法>
S305における、「閲覧モード」の場合での文書データの表示の更新方法について説明する。
表示される文書データが初めて選択された場合、操作パネル3000は選択された文書データのラスタライズ処理を行い、操作パネル3000の姿勢に応じて、その文書データの1ページ目に相当する文書画像を表示部3200に表示する。
図4は、操作パネル3000の姿勢と、その表示形態を説明する図である。
400は、操作パネル3000が縦方向の場合の表示状態を示している。また410は、操作パネル3000が横方向の場合の表示状態を示している。401は表示している画像データを示し、402はレイアウト等や印刷設定を変更するための仮想的なボタン群を示している。
操作パネル3000の姿勢は、3次元ジャイロセンサ3112によって検出される。また、操作パネル3000を縦方向から横方向に、或いは横方向から縦方向に変更すると、図4の400,410で示すように表示形態が変更される。
また操作パネル3000は、タッチパネル3300への入力によって、表示部3200に表示されている文書データのページを切り替えることもできる。
図5は、操作パネル3000が縦方向の場合におけるページ切り替え時の表示形態を説明する図である。
500は、図4の400と同様に、操作パネル3000が縦方向の場合の表示状態を示している。ここで501に示すように、ユーザが指でタッチパネル3300を操作すると、操作パネル3000はそれに連動して、表示されているページ(「A」で示す)を画面左側に移動するように表示を更新する。尚、ここで501は、ユーザが画面を指で左方向にはじく様子を表している。そして、次のページ(「B」で示す)を画面の右側から左方向に移動するように表示を更新する。尚、本実施形態では、図5の501で示すように、左方向に指ではじくと次ページが表示され、逆に右方向に指ではじくと前ページを表示するようにしている。また先頭ページが表示されているときに右方向に指ではじく等、文書データの範囲外のページの表示指示が入力された場合は、その時に表示されているページの表示を維持する。520は、次ページ(「B」で示す)の表示が完了した状態を示している。
この他、操作パネル3000は、タッチパネル3300への種々の入力指示により、例えば、表示されている画像を拡大(画面上で2本の指を開く)したり、縮小(画面上で2本の指を閉じる)する等の表示方式の変更が可能である。
図6は、ボタン群402の拡大図である。
601は、1紙面上に文書データの1ページ分のデータを印刷するように指示するための仮想ボタンである。602は、1紙面上に文書データの2ページ分のデータを印刷する(2 in 1)ように指示するための仮想ボタンである。603は、1紙面上に文書データの4ページ分のデータを印刷する(4 in 1)ように指示するための仮想ボタンである。604は更に詳細な印刷設定(例えば、部数の指定等)を行うための設定画面を表示するためのボタンである。
これら仮想ボタン601及至603の入力に従い、表示部3200に表示される画面が変化する。例えばボタンが602が押下されると、図7(A)に示すように、一紙面上に2ページがレイアウトされて表示される。またボタン603が押下されると、図7(B)に示すように、1紙面上に4ページがレイアウトされて表示される。このように画面上のボタンを使用して、1画面に表示するページ数を指定することができる。
図7(A)、(B)は、操作パネル3000が縦方向の場合における複数ページの表示制御例を説明する図である。
尚、以下の説明では、文書の1ページが1紙面にレイアウトされている場合に加えて、文書データの複数ページが1紙面上にレイアウトされる場合でも、1つの紙面を1ページと表現する。即ち、1紙面上に文書データの2ページがレイアウトしている場合、1ページ目とは、文書データの1,2ページがレイアウトされている1枚目の紙面ページを示す。また2ページ目とは、文書データの3,4ページがレイアウトされている2枚目の紙面ページを示す。本実施形態では、本体10000で印刷された結果が、操作パネル3000に表示された様相と同じようになるように、操作パネル3000が印刷ジョブを生成する。
<「転送モード」への移行判定方法>
次にS304における、「閲覧モード」から「転送モード」への移行するかどうかの判定方法について説明する。
本実施形態では、本体10000の近傍で3次元加速度センサ3111による検出値が所定値以上になる動作を行うことにより、操作パネル3000のモードを「閲覧モード」から「転送モード」に移行している。例えば、本体10000の一部に操作パネル3000を軽くぶつける動作、或いは本体10000近傍で操作パネル3000を揺する動作等を行うことにより、操作パネル3000のモードを「転送モード」に移行している。この場合、3次元加速度センサ3111は衝突或いは振動を検出するのに使用される。
図8は、例えば操作パネル3000が本体10000に軽くぶつけられた時の、操作パネル3000が備える3次元加速度センサ3111の検出値の一例を示す図である。
これにより、操作パネル3000が何かにぶつかったということを検知できる。しかしながら3次元加速度センサ3111の検出値だけでは、ぶつかった対象が本体10000なのか、その他の本体以外のものなのかは判定できない。そこで本実施形態では、操作パネル3000が衝突を検知してからアドホックな無線接続対象があるか確認し、無線接続を行ってみて本体10000とネゴシエーションすることで本体10000と操作パネル3000がぶつかったか否かを判定する。
図9は、3次元加速度センサ3111の検出値に従って操作パネル3000が実行する処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはフラッシュROM3107に記憶されており、CPU3101の制御の下に実行される。
まずS901で、3次元加速度センサ3111の検出値に基づいて、操作パネル3000に対して、前述の衝突などによる衝撃或いは振動が加えられたかどうかを判定する。衝撃或いは振動が加えられたと判定したときはS902に進み、無線接続対象となる本体10000が、操作パネル3000の近傍にあるか否かを判定する。これはGPS3113が検知した位置と、本体10000の位置(予め登録されている)とを比較し、その間の距離が所定値以下かどうかにより判定できる。そして無線接続対象の本体100000が近傍に位置していると判定するとS903に進んで「転送モード」に移行する。
尚、このような方法以外にも、操作パネル3000が本体10000の近傍に位置しているか否かを判定する方法は様々ある。例えば、操作パネル3000が備えるirDA3103と本体10000のホームポジション2000が具備するirDA2102とを利用した近接無線通信により、操作パネル3000が本体10000の近傍にあるかどうかを判定してもよい。尚、近接無線通信を利用した判定を行う場合には、操作パネル3000と本体10000の間の距離は、近接無線通信が行える範囲に限られる。
<転送モード時の文書データの表示の更新方法>
次にS309における、「転送モード」での文書データの表示の更新方法について説明する。
本実施形態において、操作パネル3000が「転送モード」に移行すると、表示部3200に表示されている画像上に、操作パネル3000を傾ける方向を示すガイドがオーバーレイされる。
図10は、本実施形態に係る操作パネル3000を傾ける方向を示すガイドを説明するための図である。
1001は印刷対象となる文書データの画像を示す。1002〜1005はガイドを示す。ガイド1002と1003は、操作パネル3000と本体10000とが接続される辺を基準とする傾きを示すガイドである。
図11は、操作パネル3000の前後方向の傾きを説明する図である。
図11に示すとおり、操作パネル3000の表面方向に傾ける(立ち上げる)向きを「+」(プラス)、その反対向きに傾ける(倒す)向きを「−」(マイナス)と定義する。
一方、ガイド1004と1005は、図12(A)〜(C)に示すような操作パネル3000の左右方向の傾きを指示するガイドである。
図12(A)〜(C)は、実施形態に係る操作パネル3000の左右方向の傾きを説明する図である。
図12(A)は、本体10000に対する操作パネル3000の左右方向の傾きを説明する図で、「<」(左)は、操作パネル3000を左方向に傾けることを示し、「>」(右)は、操作パネル3000を右方向に傾けることを示す。これらの傾きは3次元ジャイロセンサ3112により検出される。図12(B)は、操作パネル3000を左方向に傾けて本体10000に対して横方向になった状態を示し、図12(C)は、操作パネル3000を右方向に傾けて本体10000に対して横方向になった状態を示している。
操作パネル3000は、上記のような方向に傾けられた場合、表示部3200に表示されている画像の表示を次のように更新する。
・図11の「+」(プラス)方向の傾きを検知した場合
操作パネル3000は、現在表示されている次のページを表示するように表示部3200に表示されている内容を更新する。
図13(A)〜(D)は、操作パネル3000の傾きに応じた表示の変更例を説明する図である。
図13(A)の1301及至1304は、図11の「+」(プラス)方向の傾きを検知した場合の表示形態の変化を示している。即ち、操作パネル3000は、1301で表示されているページが画面下方向に流れ出て、次のページが画面上方向から流れ入るように(ページ順で)描画を逐次更新する。この描画更新は、「+」(プラス)方向の傾きが続く限り、最終ページが画面下方向に流れ出るまで継続される。
・図11の「−」(マイナス)方向の傾きを検知した場合
操作パネル3000は、現在表示されているページの前ページを表示するように表示部3200に表示されている内容を更新する。図13(B)の1311及至1314は、図11の「−」(マイナス)方向の傾きを検知した場合の更新状況を示している。即ち、操作パネル3000は、1311で表示されているページが画面上方向に流れ出て、前のページが画面下方向から流れ入るように(ページ順の逆で)描画を逐次更新する。この描画更新は、「−」(マイナス)方向の傾きが続く限り、先頭ページが画面上方向に流れ出るまで継続する。
・図12の「>」(右)方向の傾きを検知した場合
操作パネル3000は、「転送モード」に切り替わったときに表示していたページと、それ以降の全てのページに相当する画像(図13(C)では「B」「C」「D」)を縮小して表示する。そして、それら縮小画像が傾けられた方向(ここでは右方向)の画面枠外に流れ出るように描画を逐次更新する。これは「転送モード」に切り替わったときに、表示されていたページ及び、それ以降の全てのページを印刷対象とすることを意味する。図13(C)の1321及至1324はこの状況を示している。
・図12の「<」(左)方向の傾きを検知した場合
操作パネル3000は、「転送モード」に切り替わったときに表示していたページと、それ以前の全てのページに相当する画像(図13(D)では「C」「B」「A」)を縮小して表示する。そして、それら縮小画像が傾けられた方向(ここでは左方向)の画面枠外に流れ出るように描画を逐次更新する。これは「転送モード」に切り替わったときに、表示されていたページ及び、それ以降の全てのページを印刷対象とすることを意味する。図13(D)の1331及至1334はこの状況を示している。
尚、図11に示す「+」(プラス)や「−」(マイナス)方向の傾きにより、表示部3200に表示されているページの切り替わりが完了した際は、一旦、描画の更新をストップする方が好ましい。これは操作者が切り替わったページを印刷対象に含めるか否かを判定しやすくするためである。
また、図11に示す「+」(プラス)や「−」(マイナス)方向の傾きを検知した場合、あるページが表示されている状態から次のページが表示されるまでの経過時間を、傾きの大きさ(度合い)に反比例させるように制御してもよい。即ち、傾きを大きくするほど、ページ表示の更新時間を短くする。このように制御することで、傾きを小さくすると次ページが表示されるまでの時間が長くなり、一方、傾きを大きくすることで次ページが表示されるまでの時間が短くなるので、操作者の利便性が向上する。
また図12に示す「>」(右)や「<」(左)方向の傾きを検知した場合、操作パネル3000は「転送モード」になったときに表示されているページ以前、もしくはそれ以降のページを全て印刷範囲とすると判定する。これにより操作者は、迅速に所望の印刷範囲を指定することができる。このため、操作者の利便性が向上する。
<文書転送開始判定方法>
次にS308における、文書データの印刷開始の判定方法について説明する。本実施形態では、操作パネル3000と本体10000とがある程度の距離が離れた場合、或いは上述した「転送モード」での文書データの表示の更新が終了した時点で文書データの転送を開始すると判断する。操作パネル3000と本体10000との距離は、上述したように、GPS3113により測定できる。しかし、3次元加速度センサ3111を使用しても測定できる。即ち、操作パネル3000を本体10000に軽く衝突させて「転送モード」に移行してから、それ以降の3次元加速度センサ3111の重力加速度方向の検出値を2回、時間で積分する。これにより、その衝突からの操作パネル3000の移動距離を計算できる。これを利用して操作パネル3000と本体10000の距離を測定可能である(重力加速度方向に操作パネル3000を本体10000にぶつける場合)。
また上述したように、「+」(プラス)や「−」(マイナス)方向の傾き(図11)を検知すると、それに従って表示部3200に表示されているページが切り替わる。この場合の文書データの印刷範囲は、操作パネル3000のモードが「転送モード」に切り替わった時に表示しているページから、文書データの転送開始と判定した時に表示しているページ未満までとなる。即ち、操作パネル3000のモードが「転送モード」に切り替わった時に表示しているページ番号をN、文書データの転送開始と判定した時に表示しているページをMとする。この場合、印刷指示する文書データの範囲はNから(M−1)ページまで(N<Mの場合)、或いは(M−1)からN(N>Mの場合)となる。N=Mの場合には、印刷対象のページがないと判断され、操作パネル3000から本体10000への印刷ジョブの転送は行われない。また、印刷ジョブの転送が完了して「閲覧モード」に切り替わった際には、操作パネル3000はMページを表示する。これにより操作者は、印刷していないページ(Mページ)から「閲覧モード」で操作できるので、利便性が向上する。
以上説明したように第1実施形態によれば、本体10000と無線通信可能で傾きセンサを有する操作パネル3000において、操作パネル3000の傾き、タッチパネル3300への入力指示等に応じて印刷範囲を指定できる。これにより操作性を高めることができる。
また、操作パネル3000は、3次元加速度センサ3111の検出結果に応じて印刷ジョブを送信する本体(印刷装置)10000を特定するので、操作者は操作パネル3000を、例えば印刷装置に軽くぶつけるだけで印刷対象の装置を指定できる。これにより操作性を高めることができる。
また操作パネル3000は「閲覧モード」と「転送モード」とを具備し、「転送モード」では、操作パネル3000を傾ける方向を示すガイドが表示され、その方向への傾きに応じてページの表示が更新される。これにより操作性を高めることができる。
また、操作パネル3000に表示される文書データは、例えば、2 in 1等のページ集約印刷レイアウトに対処でき、その表示を基に印刷ジョブで印刷を指示することができる。このため、ページ集約時のページ範囲の指定を、操作者に分かり易くできる。これにより操作性を高めることができる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、印刷する範囲に関わらず、操作パネル3000は、本体10000に文書データと印刷するページ範囲を指定した印刷ジョブを送信していた。これに対して第2実施形態では、文書データではなく、操作パネル3000でラスタライズを行った画像データを本体10000に転送する場合で説明する。
図14は、第2実施形態に係る転送データを選択する処理を説明するフローチャートである。尚、第2実施形態に係る、画像形成装置本体10000、操作パネル3000等の構成は前述の第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
印刷範囲が指定されると、S1401で、操作パネル3000は、指定された画像データのサイズの合計値と文書データのサイズとを比較する。このときの画像サイズの大きさとは、操作パネル3000で文書データをラスタライズした画像を圧縮した時のサイズである。もし画像サイズの合計値のほうが小さければS1402に進み、操作パネル3000は圧縮された画像データを本体10000に転送する。一方、もし画像サイズの合計値のほうが文書データのサイズよりも大きければS1403に進み、上記で説明した第1実施形態と同様に、文書データを本体10000に転送する。
これにより、操作パネル3000から本体10000に転送するデータのサイズ(容量)を削減することができるので、印刷処理を高速に行うことが可能になる。
<第3実施形態>
上記実施形態では、いずれも印刷する範囲の選択が完了してからデータの送信を行っていた。第3実施形態では、印刷する範囲の選択の完了前に文書データの送信を行う。尚、第3実施形態に係る、画像形成装置本体10000、操作パネル3000等の構成は前述の第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図15は、第3実施形態に係る処理を説明するためのフローチャートである。尚、図3のフローチャートと同じ処理を行う箇所については同じ符号としている。
第3実施形態では、S306で「転送モード」に切り替えた後、S310で操作パネル3000は、本体10000と無線接続中であるか否かを判定する。ここで無線接続中であると判定するとS1501に進むが、そうでないときはS311に進み無線接続を開始してS1501に進む。S1501では、無線通信で文書データを本体10000に転送する。ここで転送された文書データは、本体10000のHDD14000に格納される。そして文書データの転送完了を待たずにS307の処理を行う。その後、S312で、印刷対象のページがあるか否かを判定する。印刷対象のページがあるときはS1502に進み、CPU3101は、S1501で開始した文書データの送信完了を待つ。その後、S1503に進み、本体10000のHDD14000に格納されている文書データの場所と、S308で決定した文書データの印刷範囲を指定した印刷ジョブを本体10000に送信する。
以上説明したように第3実施形態によれば、S306で「転送モード」に切り替えた後、直ぐにS1501で印刷対象の文書データの送信を開始するため、文書データの送信と印刷範囲の指定を並行して行うことができるようになる。このため、印刷処理を高速に行うことが可能になる。
(その他の実施形態)
また、上述した実施形態では、操作パネル3000と本体10000とがある程度の距離が離れた場合、或いは「転送モード」での文書データの表示の更新が終了した時点で文書データの転送を開始する例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。例えば、操作パネル3000のCPU3101は、図13(A)に示すような表示の更新中に、操作パネル3000の画面が指で押さえられたことを検知したことに従って、文書データの転送を開始するようにしてもよい。例えば、図13(A)に示す例の場合、操作パネル3000が+の向きに傾けられたことに従って、CPU3101は、表示1301を表示1302に変え、表示1302を表示1303に変える。ここで、ユーザが操作パネル3000のタッチパネル3300を指で押した場合、CPU3101はタッチパネル3300が押されたことを検知し、表示の更新を停止する。そして、CPU3101は、S308からS310に処理を進め、それ以降の処理を実行すればよい。それによって、ユーザは、流れ出る画像を指で止めるという直感的な行為によって、印刷したくない画像が印刷されてしまうことを防止することができる。また別の方法として、CPU3101は、タッチパネル3300が押されたことを検知し、且つ、操作パネル3000と本体10000とがある程度の距離が離れた場合に、CPU3101は、S308からS310に処理を進める。そして、それ以降の処理を実行してもよい。或いは、タッチパネル3000が押されたことを検知し、且つ、「転送モード」での文書データの表示の更新が終了した時点で、CPU3101は、S308からS310に処理を進め、それ以降の処理を実行してもよい。
また、上述した第1実施形態では、操作パネル3000が、S307〜S309の処理で印刷範囲を決定した後、S308で印刷を開始すると判断されて初めてS313で印刷ジョブを本体10000に送信する例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。例えば、操作パネル3000は、S309の処理で文書の表示を更新しつつ、各ページごとに印刷ジョブを生成して本体10000に送信してもよい。例えば、図13(A)に示すように、操作パネル3000が+の向きに傾けられ、表示1301が、表示1302及び表示1303を介して表示1304に変わったことに従って、「A」と記載された画像を印刷するためのジョブを生成する。そして、その生成したジョブを本体10000に送信してもよい。図13(B)〜(D)に示す例でも同様である。このように、操作パネル3000のCPU3101は、操作パネル3000が傾けられた場合に、傾けられた向きに応じて表示中の画像データが流れ出るように表示を更新する。そして、操作パネル3000のCPU3101は、表示の更新によって画面外への流れ出しが完了したページの印刷ジョブを生成する。そして、その生成した印刷ジョブを本体10000に送信するようにする。それによって、表示の更新とともに、随時各ページの印刷を本体10000で実行することができる。なお、ページの更新途中で、操作パネル3000が反対の向きに傾けられた場合には表示を戻せばよい。例えば、操作パネル3000が+の向きに傾けられると、表示1301が、表示1302を介して表示1303に変わる。その後、操作パネル3000が−の向きに傾けられると、表示1303が表示1302を介して表示1301に変わる。その場合、「A」と記載された画像は操作パネル3000の画面からの流れ出しが完了していないので印刷されない。
なお、このように制御する場合にも、CPU3101は、タッチパネル3300が押されたことを検知した場合に表示の更新を停止するように制御してもよい。それによって、ユーザは、流れ出る画像を指で止めるという直感的な行為によって、印刷したくない画像が印刷されてしまうことを防止することができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 印刷装置に印刷ジョブを送信する情報処理装置であって、
    文書データを表示する表示手段と、
    前記情報処理装置の傾きを検出する検出手段と、
    印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信するように指示する指示手段と、
    前記検出手段により検出された前記情報処理装置の傾きに応じて、複数ページからなる文書データの内の前記印刷対象となる文書データを決定する決定手段と、
    前記指示手段による指示に応じて、前記決定手段で決定された前記印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記印刷装置と前記情報処理装置との衝突を検出する衝突検出手段を更に有し、
    前記指示手段は、前記衝突検出手段の検知に応じて、印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信するように指示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 情報処理装置に所定値以上の振動が加えられたことを検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により前記所定値以上の振動が加えられたことを検出すると、前記情報処理装置と前記印刷装置との距離が所定値以下かどうかを判定する判定手段とを更に有し、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記情報処理装置と前記印刷装置との距離が所定値以下と判定されると、前記印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信するように指示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、文書データを閲覧するための第1動作モードと、印刷対象となる文書データを指定するための第2動作モードとを有し、
    前記第1動作モードでは、前記情報処理装置の前後方向への傾きに応じて、前記文書データのページの前記表示手段への表示を、ページ順、或いはページ順とは逆の順に行い、
    前記決定手段は、前記第2動作モードにて、前記情報処理装置の左右方向への傾きに応じて、前記印刷対象となる文書データのページを、表示中のページの前のページとするか、或いは前記表示中のページの後のページとするかを決定して、前記表示手段に前記印刷対象となる文書データのページを表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 1枚の紙面に印刷される前記文書データのページ数を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記ページ数に応じて、前記表示手段に表示する文書データのページのレイアウトを変更する表示制御手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出手段により検出される前記情報処理装置の傾きの大きさに応じて、前記表示手段に表示する各ページの更新時間を切り替える手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 文書データを表示する表示部を有し、印刷装置に印刷ジョブを送信する情報処理装置を制御する制御方法であって、
    検出手段が、前記情報処理装置の傾きを検出する検出工程と、
    指示手段が、印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信するように指示する指示工程と、
    決定手段が、前記検出工程で検出された前記情報処理装置の傾きに応じて、複数ページからなる文書データの内の前記印刷対象となる文書データを決定する決定工程と、
    送信手段が、前記指示工程での指示に応じて、前記決定工程で決定された前記印刷対象の文書データを前記印刷装置に送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. コンピュータを請求項1に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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