JP2012140875A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプシャフトとフレーム部材との間をメカニカルシールにより高い液密性でシールすると共に、インペラとインペラケーシングとの軸線方向に沿ったクリアランス調整を簡単に行う。
【解決手段】遠心ポンプ10では、インペラ30、ポンプシャフト12、フレーム部材14、軸受18A、20B及びメカニカルシール56が軸線方向に沿って一体となり移動可能となるように連結されると共に、フレーム部材14がインペラケーシング42に軸線方向に沿ってスライド可能となるように連結されている。これにより、フレーム部材14を軸線方向に沿ってインペラケーシング42に対して適宜スライドさせれば、インペラ30をインペラケーシングに対して軸線方向に沿って移動させ、インペラ30とインペラケーシング42との間のクリアランスCLを調整できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インペラに接続されたポンプシャフトと、このポンプシャフトを収納したフレーム部材との間がメカニカルシールによりシールされたポンプ装置に関する。
遠心ポンプ等のポンプ装置では、運転時にインペラ等により昇圧された被送液がポンプの外部に漏れることを防止するために、ポンプシャフト及びポンプシャフトを収納したフレーム部材との間にはグランドパッキンやメカニカルシールからなる軸封装置が配置されている。このような軸封装置の構造は、例えば、特許文献1に記載されている。
ポンプ装置では、運転に伴ってインペラ又はインペラケーシングのフロントケーシングに磨耗が発生する。インペラ又はインペラケーシングのフロントケーシングに磨耗が発生すると、ポンプシャフトの軸線方向に沿ったインペラとフロントケーシングとのクリアランスが適正値よりも大きくなり、ポンプ性能が低下する。このため、このような場合には、ポンプ性能を復帰させるために、インペラとフロントケーシングとのクリアランスを調整する必要がある。
そして、ポンプ装置では、軸封装置としてグランドパッキンが使用されている場合、インペラ又はフロントケーシングの磨耗により性能が低下したときには、フレーム部材とポンプシャフトとの間に介装された軸受部材と共にシャフトを、インペラケーシングに対して軸線方向に沿ってスライドさせることで、インペラとフロントケーシングのクリアランスを調整し、ポンプ性能の復帰が可能である。しかし、軸封装置としてグランドパッキンを使用した場合、グランドパッキンによりシールされた軸封部からは一定の液漏れを許容する必要があった。
図2には、軸封装置としてグランドパッキンが使用された従来の遠心ポンプの構成が示されている。この遠心ポンプ100には、ポンプシャフト102及び、このポンプシャフト102を収納する円筒状のポンプフレーム104が設けられており、ポンプフレーム104とポンプシャフト102の間に軸受106A及び軸受108Bがそれぞれ介装されている。また遠心ポンプ100は、インペラ124を収納するインペラケーシング126を備えている。インペラケーシング126は、出液口111が形成されたケーシング本体110及び、吸液口113が形成されたフロントケーシング112を備えている。フロントケーシング112は、ケーシング本体110の先端部に開口した取付口115にケーシングパッキン117を介して接続されている。またケーシング本体110には、複数個のグランドパッキン116をポンプシャフト102との間に保持する円筒状のホルダ部114が一体的に形成されている。
上記のように構成された遠心ポンプ100では、インペラ124又はフロントケーシング112の磨耗によりポンプ性能が低下した時には、連結ボルト118A及び調整ボルト120をそれぞれ緩め、ポンプフレーム104と軸受カバー105との間に介装された調整シム122を抜き取った後に、軸受106A、軸受108Bと共にポンプシャフト102を軸線方向(矢印S方向)へスライドさせ、インペラ124とフロントケーシング112との軸線方向のクリアランスCLを調整することにより、ポンプ性能の復帰が可能である。また遠心ポンプ100では、押し部材127をホルダ部114に連結した連結ボルト128Bの捻じ込み量を調整することにより、複数個のグランドパッキン116の軸線方向の圧縮量、すなわちグランドパッキン116のポンプシャフト102及びポンプフレーム104の圧接力が単独で調整可能になっている。
一方、ポンプ装置では、軸封部のシール性能を高めるために、軸封装置としてメカニカルシールを使用した場合、インペラ又はフロントケーシングの磨耗によりポンプ性能が低下した時には、軸受部材と共にポンプシャフトを、インペラケーシングに対してスライドさせて、インペラとフロントケーシングとのクリアランスを調整しようとすると、メカニカルシールの固定環と回転環の軸線方向に沿った隙間(摺動隙間)が広がってしまう。このため、クリアランス調整量が大きくなると、メカニカルシールによるシール性能の低下を招くという問題があった。このため、軸封装置としてメカニカルシールが使用されたポンプ装置では、インペラとフロントケーシングとのクリアランスを調整する場合には、ポンプ装置の接液部であるインペラケーシングを含む部分を分解してクリアランス調整が行われていた。
図3には、軸封装置としてメカニカルシールが使用された従来の遠心ポンプの構成が示されている。この遠心ポンプ130が図2に示される遠心ポンプ100と異なる点は、軸封装置としてグランドパッキン116の代わりにホルダ部114とポンプシャフト102との間にメカニカルシール132が配置されている点であり、他の部分については遠心ポンプ100と基本的に同じ構成を有している。このため、遠心ポンプ130において、遠心ポンプ100と構成が同じ部分には同一符号を付して説明を省略する。メカニカルシール132は、スリーブ134を介してポンプシャフト102の外周側に固定された回転環136と、セットボルト138によりホルダ部114の内周側に固定された固定環140とを備えている。またメカニカルシール132には、回転環136と固定環140との間にシールリング142が介装されると共に、固定環140を回転環136側へ付勢する付勢部材144が設けられている。
上記のように構成された遠心ポンプ130でも、遠心ポンプ100と同様に、連結ボルト118A及び調整ボルト120をそれぞれ緩め、ポンプフレーム104と軸受カバー105との間から調整シム122を抜き取った後に、軸受106A、108Bと共にポンプシャフト102を軸線方向へスライドさせ、インペラ124とフロントケーシング112との軸線方向のクリアランスCLを調整することも可能である。
しかし、遠心ポンプ130では、クリアランス調整量が大きい場合には、固定環140と回転環136の軸線方向に沿った隙間(摺動隙間)が固定環140に対して許容される可動量よりも広がって、シール性能の低下を招くおそれがある。このため、遠心ポンプ130では、インペラ124とフロントケーシング112とのクリアランス調整を行う場合には、通常、フロントケーシング112をケーシング本体110から取り外し、ケーシングパッキン117を抜き取った後に、インペラ124とフロントケーシング112とのクリアランス調整を行っていた。
特公昭42−20945号広報
本発明の目的は、上記事実を考慮し、ポンプシャフトとフレーム部材との間をメカニカルシールにより高い液密性でシールできると共に、インペラとインペラケーシングとの軸線方向に沿ったクリアランス調整を簡単に行えるメンテナンス性に優れ液漏れが少ないポンプ装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係るポンプ装置は、インペラと、該インペラに接続されるポンプシャフトと、該ポンプシャフトを収納する筒状のフレーム部材と、前記ポンプシャフトと前記フレーム部材との間に介装された軸受部材と、前記ポンプシャフトと前記フレーム部材との間をシールするメカニカルシールと、前記インペラを収納するインペラケーシングと、を有し、前記インペラ、前記ポンプシャフト、前記フレーム部材、前記軸受部材及び前記メカニカルシールを、前記ポンプシャフトの軸線方向に沿って一体となって移動可能となるように連結すると共に、前記フレーム部材を前記インペラケーシングに前記軸線方向に沿ってスライド可能となるように連結し、前記インペラと前記インペラケーシングとの前記軸線方向に沿ったクリアランスを調整可能としたことを特徴とする。
上記請求項1に係るポンプ装置では、インペラ、ポンプシャフト、フレーム部材、軸受部材及びメカニカルシールが軸線方向に沿って一体となって移動可能となるように連結されると共に、前記フレーム部材がインペラケーシングに軸線方向に沿ってスライド可能となるように連結されている。これにより、フレーム部材をインペラケーシングに対して軸線方向へ適宜スライドさせれば、インペラをインペラケーシングに対して軸線方向に沿って移動させ、インペラとインペラケーシングとの軸線方向のクリアランスを調整できる。このとき、メカニカルシールもフレーム部材及びインペラと一体となって前記軸線方向へ移動し、メカニカルシールにおける軸線方向に沿った隙間(摺動隙間)が変化しないので、インペラとインペラケーシングとの間のクリアランス調整を行っても、メカニカルシールによるポンプシャフトとフレーム部材との間のシール性が低下しない。
この結果、請求項1に係るポンプ装置によれば、ポンプシャフトとフレーム部材との間をメカニカルシールにより高い液密性でシールできると共に、インペラとインペラケーシングとの軸線方向に沿ったクリアランス調整を簡単に行えるので、メンテナンス性に優れ液漏れが少ないポンプ装置を提供するができる。
また本発明の請求項2に係るポンプ装置は、請求項1記載のポンプ装置において、前記メカニカルシールは、前記ポンプシャフトと一体となって回転する回転環と、前記ポンプシャフトの回転方向に沿って前記フレーム部材に固定されると共に、前記回転環に圧接する固定環と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明のポンプ装置によれば、ポンプシャフトとフレーム部材との間をメカニカルシールにより高い液密性でシールできると共に、インペラとインペラケーシングとの軸線方向に沿ったクリアランス調整を簡単に行えるので、メンテナンス性に優れたポンプ装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る遠心ポンプの構成を示す軸線方向に沿った断面図である。 軸封装置としてグランドパッキンが使用された従来の遠心ポンプの構成を示す軸線方向に沿った断面図である。 軸封装置としてメカニカルシールが使用された従来の遠心ポンプの構成を示す軸線方向に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る遠心ポンプについて図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る遠心ポンプの構成が示されている。この遠心ポンプ10には、その中心部にポンプシャフト12が設けられると共に、このポンプシャフト12を収納するフレーム部材14が設けられている。フレーム部材14は円筒状の軸受シリンダ16を備えており、この軸受シリンダ16内には、ポンプシャフト12の軸線方向中間部が収納されている。軸受シリンダ16とポンプシャフト12との間には軸受18A及び軸受20Aが介装されている。これにより、ポンプシャフト12は、軸受シリンダ16により回転可能に支持される。
フレーム部材14には、軸受シリンダ16の先端側(図1では左側)の端面を閉止する軸受カバー22Aが設けられると共に、軸受シリンダ16の基端側(図1では右側)の端面を閉止する軸受カバー24Bが設けられている。軸受カバー22Aは連結ボルト23Aにより軸受シリンダ16に固定されており、軸受カバー24Bは連結ボルト25Bにより軸受シリンダ16に固定されている。ポンプシャフト12は軸受カバー22A、24Bをそれぞれ貫通しており、その先端側及び基端側をそれぞれ軸受カバー22A、24Bから突出させている。また軸受シリンダ16には、その基端側に外周側へ延出するブラケット部26が一体的に形成されている。
フレーム部材14には、軸受カバー22Aの軸線方向外側にリング状の固定環ピース28が設けられている。固定環ピース28は、軸受カバー22Aの先端側の端面に連結ボルト29Cにより軸受カバー22Aに固定されている。ポンプシャフト12は固定環ピース28を貫通しており、その先端部を固定環ピース28から突出させている。ポンプシャフト12の先端部には、インペラ30が同軸的に固定されている。このインペラ30には、略円板状のベース部32が形成されると共に、このベース部32から軸線方向外側へ延出する複数枚の羽根部34が一体的に形成されている。
ここで、ポンプシャフト12の先端部には雄ねじ部36が形成されており、この雄ねじ部36がインペラ30の基端側の端面中央部に開口したねじ穴38に捩じ込まれることにより、ポンプシャフト12とインペラ30とは同軸的に連結固定されている。またポンプシャフト12には、雄ねじ部36と基端側の部分との間に段差部40が形成されている。
遠心ポンプ10は、インペラ30を収納するインペラケーシング42を備えている。インペラケーシング42は、出液口45が成されたケーシング本体44及び、吸液口47が形成されたフロントケーシング46を備えている。フロントケーシング46は、ケーシング本体44の先端側に開口した取付口49にケーシングパッキン51を介して固定されている。またケーシング本体44には、その背板部48に基端側へ突出する円筒状のホルダ部50が一体的に形成されている。ポンプシャフト12は、ホルダ部50内を通ってフレーム部材14からインペラケーシング42内へ突出している。また背板部48には、ホルダ部50の外周側に軸線方向に沿って基端側へ延出するブラケット部52が一体的に形成されている。
ホルダ部50は固定環ピース28の内周側に挿入されており、固定環ピース28に対して軸線方向(矢印S方向)へ相対的にスライド可能とされている。またホルダ部50の外周面にはOリング等のシール部材54が配置されており、このシール部材54は、ホルダ部50と固定環ピース28との間をシールしている。
遠心ポンプ10には、固定環ピース28とポンプシャフト12との間をシールするメカニカルシール56が設けられている。このメカニカルシール56は、固定環ピース28の内周側に配置された固定環58及び、ホルダ部50の内周側に配置された回転環60を備えている。ここで、ポンプシャフト12には、段差部40の外周側に連結リング62が嵌挿されており、この連結リング62を介して、回転環60はポンプシャフト12の外周側に固定されている。また固定環58は略円筒状に形成されており、固定環ピース28の内周側に軸線方向に沿ってスライド可能に挿入されている。
固定環58には、その先端部に外周側へ延出する鍔部64が一体的に形成されており、この鍔部64は固定環58の基端側への移動を制限し、固定環58が固定環ピース28から脱落することを阻止している。またメカニカルシール56は、固定環58の鍔部64と固定環ピース28との間に介装されるコイルスプリング等の付勢部材66を備えており、この付勢部材66は、固定環58を常に回転環60側へ付勢している。
遠心ポンプ10は、軸線方向に沿ってケーシング本体44のブラケット部52と軸受シリンダ16のブラケット部26との間に配置されるサイドフレーム68を備えている。サイドフレーム68には、ブラケット部52側の端部にフランジ部72が形成されると共に、ブラケット部26側の端部にもフランジ部70が形成されている。遠心ポンプ10では、連結ボルト74Dによりブラケット部52とフランジ部72とが締結固定されると共に、連結ボルト76Eを介してブラケット部26とフランジ部70とが連結されている。
連結ボルト76Eの軸部78には、3個のナット82、83、84が捻じ込まれている。ここで、ナット82は、連結ボルト76Eの頭部80との間にフランジ部70を挟持している。またナット83及びナット84はブラケット部26を挟持している。
次に、上記のように構成された遠心ポンプ10の動作及び作用を説明する。遠心ポンプ10は、少なくともインペラケーシング42が被送液中に浸漬された状態で使用される。遠心ポンプ10では、電動モータ(図示省略)からの回転力によりポンプシャフト12及びインペラ30が一体となって回転すると、インペラ30が発生する旋回流の作用により吸液口47からインペラケーシング42内に被送液が吸入されると共に、インペラケーシング42内の被送液が加圧状態になって出液口45から排出される。このとき、メカニカルシール56は、ポンプシャフト12と固定環ピース28との間を高いシール性でシールし、インペラケーシング42内の被送液がポンプシャフト12と固定環ピース28との間から外部へ漏れることを防止している。これにより、遠心ポンプ10の性能低下が効果的に防止される。
また、遠心ポンプ10により揚水する被送液中には、微細な土砂等の異物が浮遊していることが多い。このため、遠心ポンプ10では、運転時間の増加に伴って、被送液中の異物との接触によりフロントケーシング46及びインペラ30の磨耗が進行し、インペラ30の羽根部34とフロントケーシング46の内面とのクリアランスCLが広がる。このようなクリアランスCLの増加もポンプ性能を低下させることから、遠心ポンプ10では、性能低下を防止するために、クリアランスCLを定期的に調整する必要がある。
遠心ポンプ10では、クリアランスCLを調整する際には、連結ボルト76Eの軸部78に捩じ込まれたナット83を捻込み方向へ回転させて頭部80側へ移動させた後、ナット84を捻込み方向へ回転させて頭部80側へ移動させる。これにより、ナット84からの押圧力がブラケット部26を介して軸受シリンダ16に伝達され、この押圧力により軸受シリンダ16がインペラケーシング42側へスライドする。
このとき、軸受シリンダ16を含むフレーム部材14全体がインペラケーシング42側へスライドする。またポンプシャフト12及びインペラ30は、フレーム部材14と一体となって軸線方向へ移動するように連結されていることから、軸受シリンダ16をクリアランスCLの調整量と等しいだけフロントケーシング46側へ移動させると、インペラ30も前記調整量だけフロントケーシング46側へ移動し、クリアランスCLを適正値に調整できる。このクリアランスCLの調整後、ナット33を回転させてブラケット部26に圧接させることにより、軸受シリンダ16と共にインペラ30がインペラケーシング42に対して固定される。
以上説明した本実施形態に係る遠心ポンプ10では、インペラ30、ポンプシャフト12、フレーム部材14、軸受18A、20B及びメカニカルシール56が軸線方向に沿って一体となり移動可あ能となるように連結されると共に、フレーム部材14がインペラケーシング42に軸線方向に沿ってスライド可能となるように連結されている。これにより、フレーム部材14を軸線方向に沿ってインペラケーシング42に対して適宜スライドさせれば、インペラ30をインペラケーシングに対して軸線方向に沿って移動させ、インペラ30とインペラケーシング42との間のクリアランスCLを調整できる。このとき、メカニカルシール56も、フレーム部材14及びインペラ30と一体となって軸線方向へ移動し、メカニカルシール56における軸線方向に沿った隙間(摺動隙間)が変化しないので、インペラ30とインペラケーシング42との間のクリアランス調整を行っても、メカニカルシール56によるポンプシャフト12とフレーム部材14との間のシール性が低下しない。
この結果、本実施形態に係る遠心ポンプ10によれば、ポンプシャフト12とフレーム部材14との間をメカニカルシール56により高い液密性でシールできると共に、インペラ30とインペラケーシング42との間のクリアランス調整を簡単に行えるので、メンテナンス性に優れ液漏れが少ない遠心ポンプ10を提供するができる。
また、本実施形態に係る遠心ポンプ10では、メカニカルシール56がポンプシャフト12と一体となって回転する回転環60と、ポンプシャフト12の回転方向に沿ってフレーム部材14に固定されると共に、固定環ピース28により軸線方向に沿ってスライド可能に保持された固定環58と、この固定環58を付勢して回転環60に圧接させる付勢部材66とを有することから、グランドパッキンを用いた場合と比較し、ポンプシャフト12とフレーム部材14との間からポンプ外部へ漏れる被送液を極めて少ないものにできる。
10 遠心ポンプ
12 ポンプシャフト
14 フレーム部材
16 軸受シリンダ
18A、20A 軸受
22A、24B 軸受カバー
23A、25B 連結ボルト
26 ブラケット部
28 固定環ピース
29C 連結ボルト
30 インペラ
32 ベース部
34 羽根部
36 ねじ部
38 ねじ穴
40 段差部
42 インペラケーシング
44 ケーシング本体
45 出液口
46 フロントケーシング
47 吸液口
48 背板部
49 取付口
50 ホルダ部
51 ケーシングパッキン
52 ブラケット部
54 シール部材
56 メカニカルシール
58 固定環
60 回転環
62 連結リング
64 鍔部
66 付勢部材
68 サイドフレーム
70 フランジ部
72 フランジ部
74D 連結ボルト
76E 連結ボルト
78 軸部
80 頭部
82、83、84 ナット
CL クリアランス

Claims (2)

  1. インペラと、該インペラに接続されるポンプシャフトと、該ポンプシャフトを収納する筒状のフレーム部材と、前記ポンプシャフトと前記フレーム部材との間に介装された軸受部材と、前記ポンプシャフトと前記フレーム部材との間をシールするメカニカルシールと、前記インペラを収納するインペラケーシングと、を有し、
    前記インペラ、前記ポンプシャフト、前記フレーム部材、前記軸受部材及び前記メカニカルシールを、前記ポンプシャフトの軸線方向に沿って一体となって移動可能となるように連結すると共に、
    前記フレーム部材を前記インペラケーシングに前記軸線方向に沿ってスライド可能なるように連結し、前記インペラと前記インペラケーシングとの前記軸線方向に沿ったクリアランスを調整可能としたことを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記メカニカルシールは、前記ポンプシャフトと一体となって回転する回転環と、前記ポンプシャフトの回転方向に沿って前記フレーム部材に固定されると共に、前記回転環に圧接する固定環と、を有することを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。
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