JP2012138159A - ラッチ機構およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃に対する信頼性の高いラッチ機構およびディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスク装置のラッチ機構は、ラッチ部材50を備え、このラッチ部材は、ディスク装置に立設された枢軸51に回動自在に取り付けられる軸受部と、この軸受部から分離して設けられた本体52と、軸受部と本体とを連結するブリッジ部56と、を有している。ブリッジ部56は本体よりも低い剛性を有している。
【選択図】図4

Description

この発明の実施形態は、キャリッジのラッチ機構、およびラッチ機構を備えたディスク装置に関する。
一般に、ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、筺体内に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および回転するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持した回動自在なキャリッジ(アクチュエータ)、キャリッジを駆動するボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)、基板ユニット等を備えている。
このような磁気ディスク装置では、磁気ディスクが回転していない非動作状態の時に、ヘッドを保持しているキャリッジが回転してヘッドをディスク上に移動させない機能が必要になる。通常、キャリッジは回転中心と重心が一致し、並進衝撃が加わっても回転しない。しかし、回転衝撃が加わると、その慣性によりキャリッジが回転し、ヘッドをディスク上に移動させてしまう可能性がある。そこで、このような回転衝撃が作用した場合にでも、キャリッジの回転を阻止するラッチ機構を備えたものが提案されている。このラッチ機構は、非作動時、磁気ディスク装置に回転衝撃が作用すると、キャリッジと係合してその回動を規制し、キャリッジを退避位置に保持する。
このラッチ機構は、イナーシャラッチとシングルラッチの大きく2種に分類される。
イナーシャラッチは、この機構の動作起点となるイナーシャレバーと、キャリッジをラッチするラッチ(ラッチ部品)との2部品で構成されている。回転衝撃が加わった時に、イナーシャレバーが回動してラッチを押し回すことで、ラッチがキャリッジの爪に引っかかり、キャリッジの不用意なロード動作を防止する。
一方、シングルラッチは、前述のレバー機能を持たず、自らの慣性モーメントやキャリッジとの接触反発により動作する。このシングルラッチは、2部品のイナーシャラッチの動作を1部品で補う構造である。
特開2008−210431号公報 特開2007−035247号公報
ラッチ機構は、その基本機能上、ラッチ部品は必ずフリーな状態でいつでも可動出来るように構成される。その為に、外乱振動などがディスク装置に加えられると、外乱振動に合わせて、ラッチ部品自身が踊り出し、その結果、自らがディスク装置の外乱として働いてしまう可能性がある。その結果、ディスク装置の性能を低下させる要因となってしまっていた。
ラッチ機構は、ディスク装置側に設けられた枢軸にフリーな状態でラッチ部品が配置されて、また、自由にラッチ部品が回転できるよう、枢軸とラッチ部品との間に隙間が設けられている。枢軸が配置されているディスク装置の筐体が外部から振動の外乱を受けた時、ラッチ部品は、枢軸との隙間の間で踊る状態となる。ラッチ部品は、その機能を決めるパラメーターとして慣性モーメントがあり、この値をある程度大きく確保する必要があり、それは本体の重量増に繋がる。ディスク装置が外部振動を受けると、ラッチ部品が枢軸周りで踊る状態となり、ラッチ部品の重量が大きくなると、ラッチ部品が枢軸に衝突するとき筐体に衝撃エネルギーを伝達してしまう。この衝撃エネルギーが、ディスク装置にキャリッジに伝わり、ヘッドの位置決め外乱として悪影響を与える。
衝突エネルギー量を抑制するため、緩衝材の役目として柔らかい樹脂などを介在させることが考えられるが、近年の著しい記録容量増に伴い、トラックピッチが更に小さくなったため、上記のようなエネルギー緩衝能力では不十分となってきている。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、外乱入力による衝撃エネルギーを充分に低減し、衝撃に対する信頼性の高いラッチ機構およびこれを備えたディスク駆動装置を提供することにある。
実施形態によれば、ラッチ機構は、ディスク装置のアクチュエータをラッチするラッチ機構であって、ディスク装置に立設された枢軸に回動自在に取り付けられる軸受部と、この軸受部から分離して設けられた本体と、前記軸受部と本体とを連結するブリッジ部と、を有するラッチ部材を備え、前記ブリッジ部は前記本体よりも低い剛性を有している。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDD)を示す斜視図。 図2は、前記HDDの一部を拡大して示す平面図。 図3は、前記HDDのキャリッジおよびラッチ機構を示す分解斜視図。 図4は、前記キャリッジ機構のラッチアームを示す平面図。 図5は、図4の線A−Aに沿った前記ラッチアームの断面図。 図6は、図4の線B−Bに沿った前記ラッチアームの断面図。 図7は、前記キャリッジ機構のラッチアームを示す平面図。 図8は、図7の線C−Cに沿った前記ラッチアームの断面図。 図9は、図7の線D−Dに沿った前記ラッチアームの断面図。 図10は、第2の実施形態に係るHDDを示す平面図。 図11は、前記HDDのキャリッジおよびラッチ機構を示す分解斜視図。 図12は、前記HDDのラッチアームを示す平面図。 図13は、図12の線E−Eに沿ったラッチアームの断面図。
以下図面を参照しながら、実施形態に係るディスク装置について詳細に説明する。
図1は、ディスク装置として、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取外したHDDの内部構造を示し、図2はHDDのキャリッジおよびラッチ機構部分を示し、図3は、HDDのキャリッジおよびラッチ機構を示す分解斜視図である。
図1に示すように、HDDは筺体10を備えている。筺体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞した図示しないトップカバーと、を有している。基台として機能するベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁の周縁に沿って立設された側壁12bとを有している。
筺体10内には、ベース12の底壁12aに取り付けられた駆動部としてのスピンドルモータ18と、このスピンドルモータによって支持および回転される複数の磁気ディスク16とが配設されている。また、筺体10内には、磁気ディスク16に対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド17、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したキャリッジ(アクチュエータ)22、キャリッジを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した退避位置に保持するランプロード機構25、HDDに外部衝撃等が作用した際、キャリッジを退避位置に保持するラッチ機構27、およびプリアンプ等を有する基板ユニット21が配設されている。
ベース12の底壁12a外面には、図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。プリント回路基板は、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッド17の動作を制御する。ベース12には、筺体10内の塵、埃を除去する循環フィルタ48、および外部から筺体10内に吸込まれる外気から塵、埃等を捕獲する吸気フィルタ43が設けられている。
記録媒体である各磁気ディスク16は、例えば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。複数の磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクランプばね23によりクランプされ、ハブに固定されている。これにより、磁気ディスク16は、ベース12の底壁12aと平行に位置した状態に支持されている。そして、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18により所定の速度、例えば、5400rpmあるいは7200rpmの速度で矢印F方向に回転される。
側壁12bの内、ベース12の長手方向のほぼ半分の領域に位置した側壁12bは、磁気ディスク16の外周縁を囲んで位置している。側壁12bは底壁12aに対してほぼ垂直に起立した対向面12cを有し、この対向面12cは、磁気ディスク16の外周縁に沿って連続的に延びた円弧状に形成され、磁気ディスクの外周縁に僅かな隙間を置いて対向している。これにより、対向面12cを有した側壁12bは、磁気ディスク16に対してシュラウドを構成している。
図1ないし図3に示すように、キャリッジ22は、ベース12の底壁12a上に固定された軸受部26と、軸受部から延出する4本のアーム28と、を備えている。軸受部26は、ベース12の長手方向に沿って磁気ディスクの回転中心から離間して位置しているとともに、磁気ディスクの外周縁近傍に位置している。複数のアーム28は、磁気ディスク16の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部26から同一の方向へ延出している。キャリッジ22は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接、あるいは、かしめによりアーム28の先端に固定されている。なお、各サスペンション30は対応するアーム28と一体に形成されていてもよい。
サスペンション30の延出端に磁気ヘッド17が取り付けられている。磁気ヘッド17は、ほぼ矩形状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用のMR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション30の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。それぞれサスペンション30に取り付けられた複数の磁気ヘッド17は、2個ずつ互いに向かい合って位置し、各磁気ディスク16a、16bを両面側から挟むように配設されている。
一方、キャリッジ22は、軸受部26からアーム28と反対の方向へ延出する支持フレーム34を有し、この支持フレーム34により、VCM24の一部を構成するボイスコイル36が支持されている。駆動部として機能するVCM24は、ベース12の底壁12a上に配置された板状の下部ヨーク38a、下部ヨークと隙間を置いて対向し、ベース12の上面開口側に位置した板状の上部ヨーク38b、および下部ヨークおよび上部ヨークの内面にそれぞれ固定され、互いに隙間を置いて対向した板状の磁石40を有している。キャリッジ22に取り付けられたボイスコイル36は、2つの磁石40間に配置されている。
ボイスコイル36に通電することにより、キャリッジ22は、磁気ヘッド17が磁気ディスク16a、16bの外周側に外れて位置する退避位置と、磁気ヘッド17が磁気ディスク上に位置する情報処理位置との間を軸受部26の周りで回動される。すなわち、図2に示すように、キャリッジ22は、軸受部26の回りで矢印G方向(ロード方向)および矢印H方向(アンロード方向)に回動され、磁気ヘッド17は磁気ディスク16a、16bの所望のトラック上に移動および位置決めされる。これにより、磁気ヘッド17は、磁気ディスク16に対して情報の書き込みあるいは読み出しを行うことができる。キャリッジ22およびVCM24はヘッドアクチュエータを構成している。なお、HDDの動作中は、磁気ディスク16a、16bがスピンドルモータ18により高速回転され、各磁気ヘッド17は、磁気ディスク表面と磁気ヘッドとの間に生じる空気流により磁気ディスク表面から浮上した状態に維持される。
下部ヨーク38aと上部ヨーク38bとの間に、それぞれピン状の第1固定ストッパ44aおよび第2固定ストッパ44bが立設されている。第1固定ストッパ44aは、キャリッジ22が退避位置に回動した際にキャリッジの支持フレーム34が当たる位置に設けられ、キャリッジ22の退避位置方向、つまり、アンロード方向Hへの過度の移動を規制する。第2固定ストッパ44bは、キャリッジ22が磁気ディスク16a、16bの最内周側に回動した際に支持フレーム34が当たる位置に設けられ、キャリッジ22の情報処理位置方向、つまり、ロード方向Gへの過度の回動を規制する。第1および第2固定ストッパ44a、44bは、支持フレーム34に当たる際の衝撃を吸収するため、弾性を有している。例えば、第1および第2固定ストッパ44a、44bの表面が合成樹脂、ゴム等の弾性材によって被覆されている。
図2および図3に示すように、キャリッジ22の支持フレーム34には、外側に突出した係合爪45が一体に形成されている。この係合爪45は、ラッチ機構27の係合部を構成している。
図1および図2に示すように、ランプロード機構25は、ベース12の底壁12aに設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ42と、各サスペンション30の先端から延出したタブ46と、を備えている。ランプ42は、磁気ディスク16の回転方向Fに関して、軸受部26の下流側に位置している。キャリッジ22が回動し、磁気ヘッド17が磁気ディスク16の外側の退避位置まで回動する際、各タブ46は、ランプ42に形成されたランプ面と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド17をアンロードする。
基板ユニット21は、フレキシブルプリント回路基板により形成された本体21aを有し、この本体21aはベース12の底壁12aに固定されている。本体21a上にはヘッドアンプ等の電子部品が実装されている。基板ユニット21は本体21aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)21bを有している。メインFPC21bの延出端は、キャリッジ22の軸受部26近傍に接続され、更に、アーム28およびサスペンション30上に設けられた図示しないケーブルを介して磁気ヘッド17に電気的に接続されている。基板ユニット21の本体底面にはプリント回路基板と接続するための図示しないコネクタが実装されている。
図3は、ラッチ機構27を分解して示している。図1ないし図3に示すように、ラッチ機構27は、ベース12の底壁12a上に設けられ、HDDが衝撃等の外力を受けた際、退避位置に移動したキャリッジ22をラッチし、キャリッジ22が退避位置から情報処理位置へ移動することを防止する。
ラッチ機構27は、例えば、イナーシャラッチ機構として構成され、ラッチ部材として、ラッチアーム50およびイナーシャアーム60を備えている。これらラッチアーム50およびイナーシャアーム60は、ベース12の底壁12aに立設された第1枢軸51および第2枢軸61にそれぞれ回動自在に支持されている。
図3、図4、図5、図6に示すように、ラッチアーム50は、細長いアーム状に形成された本体52と、本体52のほぼ中心部に設けられた円筒形状の軸受部54と、を有している。ラッチアーム50は、軸受部54に第1枢軸51を挿通することにより、第1枢軸51の周りで回動自在に支持されている。本体52の一端部には、キャリッジ22の係合爪45と係合可能なラッチ爪53が形成されている。本体52には、第1係合ピン55aおよび第2係合ピン55bが突設され、第1枢軸51と平行に延びているとともに軸受部54の両側に位置している。
ラッチアーム50において、本体52と軸受部54とは互いに分離され、複数のブリッジ部56により繋がっている。各ブリッジ部56は、幅が狭く細長く形成され、また、厚さも薄く肉抜きされ、これにより、本体52よりも低い剛性を有している。より詳細に述べると、本体52において、軸受部54の周囲に環状のスリット57が形成され、このスリットにより、本体52と軸受部54とが互いに分離されている。複数、例えば、4本のブリッジ部56は、軸受部の中心に対して、すなわち、第1枢軸51に対して放射状に延び、スリット57を通って軸受部54と本体52とを連結している。4本のブリッジ部56は、軸受部54の円周方向について、互いに等間隔をおいて設けられている。本実施形態によれば、本体52、軸受部54およびブリッジ部56は、合成樹脂により一体に成形されている。
なお、軸受部54およびブリッジ部56を合成樹脂により一体に形成し、別体に形成された本体52とブリッジ部56とを連結するようにしてもよい。
このように、本体52から軸受部54にエネルギーを伝達する部分の肉を抜いてスリット57を入れ、細いブリッジ部56により本体52と軸受部54とを連結することにより、本体52に衝撃が加わった場合でも本来の形状を維持する剛性を保ちながら、質量による衝撃エネルギーの軸受部54および第1枢軸51への伝達量を大きく下げることができる。
図3、図7、図8、図9に示すように、イナーシャアーム60は、細長いアーム状に形成された本体62と、本体62のほぼ中心部に設けられた円筒形状の軸受部64と、を有している。イナーシャアーム60は、軸受部64に第2枢軸61を挿通することにより、第2枢軸61の周りで回動自在に支持されている。
本体62は、例えば、質量の大きな金属により形成された主要部62aと、合成樹脂により形成されているとともに主要部62aの中心部に埋め込まれた矩形状の中心部62bと、を有している。
中心部62bにおいて、本体62と軸受部64とは互いに分離され、複数のブリッジ部66により繋がっている。各ブリッジ部66は、幅が狭く細長く形成され、また、厚さも薄く肉抜きされ、これにより、本体62よりも低い剛性を有している。より詳細に述べると、中心部62bにおいて、軸受部64の周囲に環状のスリット67が形成され、このスリットにより、本体62と軸受部64とが互いに分離されている。複数、例えば、4本のブリッジ部66は、軸受部64の中心に対して、すなわち、第2枢軸61に対して放射状に延び、スリット67を通って軸受部64と中心部62bとを連結している。4本のブリッジ部66は、軸受部64の円周方向について、互いに等間隔をおいて設けられている。本実施形態によれば、本体62の中心部62b、軸受部64およびブリッジ部66は、合成樹脂により一体に成形されている。
このように、本体62から軸受部64にエネルギーを伝達する部分の肉を抜いてスリット67を入れ、細いブリッジ部66により本体62と軸受部64とを連結することにより、本体62に衝撃が加わった場合でも本来の形状を維持する剛性を保ちながら、質量による衝撃エネルギーの軸受部64および第2枢軸61への伝達量を大きく下げることができる。
図2および図3に示すように、イナーシャアーム60のアーム部分は、第2枢軸61と直交する方向に延びているとともに、ラッチアーム50の第1係合ピン55aと第2係合ピン55bとの間を通って延びている。そして、このアーム部分の側縁は、これらの第1係合ピン55aおよび第2係合ピン55bと係合している。
HDDの通常の動作状態において、ラッチ機構27のラッチアーム50は、解除位置に保持されている。解除位置において、ラッチアーム50のラッチ爪53は、キャリッジ22の係合爪45から離間し、キャリッジ22の回動動作を許容している。キャリッジ22が退避位置に移動した状態でHDDに外力が作用した場合、例えば、アクチュエータ22の軸受部26を中心として反時計回りの回転衝撃が作用した場合、イナーシャアーム60が第2枢軸61の回りで反時計方向に回動する。すると、イナーシャアーム60のアーム部分がラッチアーム50の第1係合ピン55aを押圧し、ラッチアームを第1枢軸51の周りで反時計方向に回動させる。これにより、ラッチアーム50はラッチ位置に移動し、ラッチ爪53がキャリッジ22の係合爪45と係合してキャリッジ22をラッチする。従って、キャリッジ22はラッチ爪53により回動動作が規制され、退避位置に保持される。
キャリッジ22が退避位置に移動した状態でHDDに外力が作用した場合、例えば、アクチュエータ22の軸受部26を中心として時計回りの回転衝撃が作用した場合、イナーシャアーム60が第2枢軸61の回りで時計方向に回動する。すると、イナーシャアーム60のアーム部がラッチアーム50の第2係合ピン55bを押圧し、ラッチアーム50を第1枢軸61の周りで反時計方向に回動させる。これにより、ラッチアーム50はラッチ位置に移動し、ラッチ爪53がキャリッジ22の係合爪45と係合してキャリッジ22をラッチする。従って、キャリッジ22はラッチアーム50により回動動作が規制され、退避位置に保持される。
以上のように構成されたラッチ機構およびこれを備えたHDDによれば、ラッチ部材は、ベースに設けられた枢軸を支える軸受部と、本体とを分離し、これらを繋ぐ骨組み(つなぎ形状)構造により、伝達部分での剛性を下げることができる。これにより、ラッチ部材は、衝撃が加わっても本来の形状を維持する剛性を保ちながら、質量による衝撃エネルギーの枢軸への伝達量を下げることができ、従来と同レベルの慣性モーメント(重量)を持つ機構部品であっても、HDDに与える外乱エネルギー量を少なく抑えることができる。従って、基本構成およびラッチ機能を維持しつつ、このラッチ機構があることによる、不要な外乱からヘッドの位置決め精度に影響を与えにくいラッチ機構およびHDDが得られる。
次に、第2の実施形態に係るHDDについて説明する。
図10および図11は、第2の実施形態に係るHDDのキャリッジおよびラッチ機構を示し、図12および図13はラッチ機構のラッチ部材を示している。
図10および図11に示すように、第2の実施形態によれば、HDDのラッチ機構27はシングルラッチとして構成され、HDDが衝撃等の外力を受けた際、退避位置に移動したキャリッジ22をラッチし、キャリッジ22が退避位置から情報処理位置へ移動することを防止する。
ラッチ機構27は、ラッチ部材として、ラッチアーム70を備えている。ラッチアーム70は、ベース12の底壁12aに立設された枢軸71に回動自在に支持されている。
図10ないし図13に示すように、ラッチアーム70は、細長いアーム状に形成された本体72と、本体72のほぼ中心部に設けられた円筒形状の軸受部74と、を有している。ラッチアーム70は、軸受部74に枢軸71を挿通することにより、枢軸71の周りで回動自在に支持されている。本体72の一端部には、キャリッジ22の係合爪45と係合可能なラッチ爪73が形成されている。本体72の他端部には、キャリッジ22の端部に当接する当接部79が形成されている。
ラッチアーム70において、本体72と軸受部74とは互いに分離され、複数のブリッジ部76により繋がっている。各ブリッジ部76は、幅が狭く細長く形成され、また、厚さも薄く肉抜きされ、これにより、本体72よりも低い剛性を有している。より詳細に述べると、本体72において、軸受部74の周囲に環状のスリット77が形成され、このスリットにより、本体72と軸受部74とが互いに分離されている。複数、例えば、4本のブリッジ部76は、軸受部の中心に対して、すなわち、枢軸71に対して放射状に延び、スリット77を通って軸受部74と本体72とを連結している。4本のブリッジ部76は、軸受部74の円周方向について、互いに等間隔をおいて設けられている。本実施形態によれば、本体72、軸受部74およびブリッジ部76は、合成樹脂により一体に成形されている。
なお、軸受部74およびブリッジ部76を合成樹脂により一体に形成し、別体に形成された本体72とブリッジ部76とを連結するようにしてもよい。HDDの他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態によれば、ラッチ部材の本体72から軸受部74にエネルギーを伝達する部分の肉を抜いてスリット77を入れ、細いブリッジ部76により本体72と軸受部74とを連結することにより、本体72に衝撃が加わった場合でも本来の形状を維持する剛性を保ちながら、質量による衝撃エネルギーの軸受部74および枢軸71への伝達量を大きく下げることができる。従って、基本構成およびラッチ機能を維持しつつ、不要な外乱からヘッドの位置決め精度に影響を与えにくいラッチ機構およびHDDが得られる。
以上詳述した第1および第2の実施形態によれば、外乱入力により衝撃エネルギーを充分に低減し、衝撃に対する信頼性の高いラッチ機構およびこれを備えたディスク駆動装置を提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、ラッチ部材の形状は、前述したアーム形状に限らず、種々変更可能である。ラッチ部材のブリッジ部の数は、4つに限らず、必要に応じて増減可能である。磁気ディスクの枚数は2枚に限らず、必要に応じて増減可能である。また、磁気ディスクの大きさは、3.5インチ、2.5インチ、1.8インチなど、いずれの大きさにも適用可能である。
10…筺体、12…ベース、12a…底壁、16a、16b…磁気ディスク、
17…磁気ヘッド、18…スピンドルモータ、22…キャリッジ、26…軸受部、
27…ラッチ機構、50…ラッチアーム、51…第1枢軸、61…第2枢軸、
71…枢軸、52、62、72…本体、54、64、74…軸受部、
56、66、76…ブリッジ部、57、67、77…スリット、62a…主要部、
62b…中心部

Claims (11)

  1. ディスク装置のアクチュエータをラッチするラッチ機構であって、
    ディスク装置に立設された枢軸に回動自在に取り付けられる軸受部と、この軸受部から分離して設けられた本体と、前記軸受部と本体とを連結するブリッジ部と、を有するラッチ部材を備え、
    前記ブリッジ部は前記本体よりも低い剛性を有しているラッチ機構。
  2. 前記ラッチ部材は、前記軸受部の周囲と前記本体との間に形成された環状のスリットと、前記軸受部に対して放射状に前記スリットを通って延び前記軸受部と前記本体とを連結する複数のブリッジ部と、を有する請求項1に記載のラッチ機構。
  3. 前記ブリッジ部は、主に合成樹脂で形成されている請求項1又は2に記載のラッチ機構。
  4. 前記軸受部および前記ブリッジ部は、合成樹脂により一体に成形されている請求項3に記載のラッチ機構。
  5. 前記本体、軸受部および前記ブリッジ部は、合成樹脂により一体に成形されている請求項3に記載のラッチ機構。
  6. 前記本体は、前記軸受部および前記ブリッジ部とともに合成樹脂により一体に成形された中心部分と、金属で形成されているとともに前記中心部分が埋め込まれた主要部と、を備えている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のラッチ機構。
  7. ディスク状の記録媒体、およびこれらの記録媒体を回転するモータが収納された筺体と、
    前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドを支持し、前記筺体内に回動可能に設けられたキャリッジと、
    前記キャリッジが退避位置にある状態で外力を受けた際、前記キャリッジをラッチし前記退避位置に保持するように構成されるラッチ機構と、を備え、
    前記ラッチ機構は、前記筺体に立設された枢軸に回動自在に取り付けられる軸受部と、この軸受部から分離して設けられた本体と、前記軸受部と本体とを連結するブリッジ部と、を有するラッチ部材を備え、前記ブリッジ部は前記本体よりも低い剛性を有しているディスク装置。
  8. 前記ラッチ部材は、前記軸受部の周囲と前記本体との間に形成された環状のスリットと、前記軸受部に対して放射状に前記スリットを通って延び前記軸受部と前記本体とを連結する複数のブリッジ部と、を有する請求項7に記載のディスク装置。
  9. 前記ブリッジ部は、主に合成樹脂で形成されている請求項7又は8に記載のラッチ機構。
  10. 前記本体、軸受部およびブリッジ部は、合成樹脂により一体に成形されている請求項9に記載のディスク装置。
  11. 前記本体は、前記軸受部およびブリッジ部とともに合成樹脂により一体に成形された中心部分と、金属で形成されているとともに前記中心部分が埋め込まれた主要部と、を備えている請求項7又は8に記載のディスク装置。
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