JP2012137741A - 厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物及び厚膜レジストパターンの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
で表されるカチオン部と、下記一般式(a2):
で表されるアニオン部と、を含む厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物である。
本発明に係る厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物(以下、単に「ホトレジスト組成物」という。)は、電磁波又は粒子線を含む放射線照射により酸を発生する酸発生剤(A)と、酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する樹脂(B)と、を少なくとも含有するものである。このホトレジスト組成物は、回路基板、及び回路基板に実装するCSP(チップサイズパッケージ)等の電子部品の製造において、バンプやメタルポスト等の接続端子、あるいは配線パターン等の形成に好適に用いられる。以下、本発明に係るホトレジスト組成物に含有される各成分について詳述する。
電磁波又は粒子線を含む放射線照射により酸を発生する酸発生剤(A)、例えば光酸発生剤であり、光により直接又は間接的に酸を発生する。酸発生剤(A)は、以下に示すカチオン部とアニオン部とを含む。
酸発生剤(A)に含まれるカチオン部は、下記一般式(a1)で表される。
酸発生剤(A)に含まれるアニオン部は、下記一般式(a2)で表される。
酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する樹脂(B)としては、特に限定されず、酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する任意の樹脂を用いることができる。その中でも、ノボラック樹脂(B1)、ポリヒドロキシスチレン樹脂(B2)、及びアクリル樹脂(B3)からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含有することが好ましい。
ノボラック樹脂(B1)としては、下記一般式(b1)で表される構成単位を含む樹脂を使用することができる。
ポリヒドロキシスチレン樹脂(B2)としては、下記一般式(b4)で表される構成単位を含む樹脂を使用することができる。
アクリル樹脂(B3)としては、下記一般式(b5)〜(b7)で表される構成単位を含む樹脂を使用することができる。
本発明に係るホトレジスト組成物は、クラック耐性を向上させるため、さらにアルカリ可溶性樹脂(C)を含有することが好ましい。ここで、アルカリ可溶性樹脂とは、樹脂濃度20質量%の樹脂溶液(溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)により、膜厚1μmの樹脂膜を基板上に形成し、2.38質量%のTMAH水溶液に1分間浸漬した際、0.01μm以上溶解するものをいう。アルカリ可溶性樹脂(C)としては、ノボラック樹脂(C1)、ポリヒドロキシスチレン樹脂(C2)、及びアクリル樹脂(C3)からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂であることが好ましい。
ノボラック樹脂(C1)は、例えばフェノール性水酸基を有する芳香族化合物(以下、単に「フェノール類」という。)とアルデヒド類とを酸触媒下で付加縮合させることにより得られる。
上記アルデヒド類としては、例えば、ホルムアルデヒド、フルフラール、ベンズアルデヒド、ニトロベンズアルデヒド、アセトアルデヒド等が挙げられる。
付加縮合反応時の触媒は、特に限定されるものではないが、例えば酸触媒では、塩酸、硝酸、硫酸、蟻酸、シュウ酸、酢酸等が使用される。
ポリヒドロキシスチレン樹脂(C2)を構成するヒドロキシスチレン系化合物としては、p−ヒドロキシスチレン、α−メチルヒドロキシスチレン、α−エチルヒドロキシスチレン等が挙げられる。
さらに、ポリヒドロキシスチレン樹脂(C2)は、スチレン樹脂との共重合体とすることが好ましい。このようなスチレン樹脂を構成するスチレン系化合物としては、スチレン、クロロスチレン、クロロメチルスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等が挙げられる。
アクリル樹脂(C3)としては、エーテル結合を有する重合性化合物から誘導された構成単位、及びカルボキシル基を有する重合性化合物から誘導された構成単位を含むことが好ましい。
本発明に係るホトレジスト組成物は、レジストパターン形状、引き置き安定性等の向上のため、さらに酸拡散制御剤(D)を含有することが好ましい。酸拡散制御剤(D)としては、含窒素化合物(D1)が好ましく、さらに必要に応じて、有機カルボン酸、又はリンのオキソ酸若しくはその誘導体(D2)を含有させることができる。
含窒素化合物(D1)としては、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリベンジルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、n−ヘキシルアミン、n−ヘプチルアミン、n−オクチルアミン、n−ノニルアミン、エチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、プロピオンアミド、ベンズアミド、ピロリドン、N−メチルピロリドン、メチルウレア、1,1−ジメチルウレア、1,3−ジメチルウレア、1,1,3,3,−テトラメチルウレア、1,3−ジフェニルウレア、イミダゾール、ベンズイミダゾール、4−メチルイミダゾール、8−オキシキノリン、アクリジン、プリン、ピロリジン、ピペリジン、2,4,6−トリ(2−ピリジル)−S−トリアジン、モルホリン、4−メチルモルホリン、ピペラジン、1,4−ジメチルピペラジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等を挙げることができる。これらの中でも、特にトリエタノールアミンのようなアルカノールアミンが好ましい。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
有機カルボン酸、又はリンのオキソ酸若しくはその誘導体(D2)のうち、有機カルボン酸としては、具体的には、マロン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸等が好適であり、特にサリチル酸が好ましい。
本発明に係るホトレジスト組成物は、粘度調整のため、有機溶剤(S)を含有することが好ましい。有機溶剤の具体例としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、2−ヘプタノン等のケトン類;エチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノアセテートのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル、モノフェニルエーテル等の多価アルコール類及びその誘導体;ジオキサン等の環式エーテル類;蟻酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ピルビン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート等のエステル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明に係るホトレジスト組成物は、可塑性を向上させるため、さらにポリビニル樹脂を含有していてもよい。ポリビニル樹脂の具体例としては、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリヒドロキシスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル安息香酸、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルフェノール、及びこれらの共重合体等が挙げられる。ポリビニル樹脂は、ガラス転移点の低さの点から、好ましくはポリビニルメチルエーテルである。
本発明に係るホトレジスト組成物の調製は、上記各成分を通常の方法で混合、撹拌するだけでよく、必要に応じ、ディゾルバー、ホモジナイザー、3本ロールミル等の分散機を用いて分散、混合してもよい。また、混合した後で、さらにメッシュ、メンブランフィルタ等を用いて濾過してもよい。
本発明に係る厚膜レジストパターンの製造方法は、支持体上に本発明に係るホトレジスト組成物からなる膜厚5μm以上の厚膜ホトレジスト層を積層する積層工程と、この厚膜ホトレジスト層に、電磁波又は粒子線を含む放射線を照射する露光工程と、露光後の厚膜ホトレジスト層を現像して厚膜レジストパターンを得る現像工程と、を含むものである。
また、プリベーク条件は、本発明に係るホトレジスト組成物の組成や厚膜ホトレジスト層の膜厚等によっても異なるが、通常は70〜150℃、好ましくは80〜140℃で、2〜60分間程度である。
厚膜ホトレジスト層の膜厚は、5μm以上、好ましくは30〜80μmの範囲である。
酸発生剤(A)としては、上記一般式(a1)で表されるカチオン部を下記表1のとおりとし、上記一般式(a2)で表されるアニオン部を[B(C6F5)4]−とした化合物(PAG−1〜10)を準備した。
・酸発生剤(A)
PAG−1〜10のいずれか・・・表1記載の配合量(PAG−1が2質量部であり、PAG−2〜10についてはその等モル量とした。)
・樹脂(B)
下記式(z1)で表されるアクリル樹脂(質量平均分子量40000、分散度1.8)・・・50質量部
・アルカリ可溶性樹脂(C)
m−クレゾールとp−クレゾールとをホルムアルデヒド及び酸触媒の存在下で付加縮合して得たノボラック樹脂・・・37質量部
ポリヒドロキシスチレン樹脂(VP−2500:日本曹達社製)・・・10質量部
・増感剤
1,5−ジヒドロキシナフタレン・・・1質量部
酸発生剤(A)として、下記式で表される化合物(PAG−11)を等モルで用いた(2.05質量部)ほかは、実施例1〜10と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
酸発生剤(A)として、下記式で表される化合物(PAG−12)を等モルで用いた(3.37質量部)ほかは、実施例1〜10と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
酸発生剤(A)として、下記式で表される化合物(PAG−13)を等モルで用いた(3.30質量部)ほかは、実施例1〜10と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
樹脂(B)としてのアクリル樹脂を38.8質量部とし、アルカリ可溶性樹脂(C)としてのノボラック樹脂を48.5質量部、ポリヒドロキシスチレン樹脂を9.7質量部とし、すなわち、これらの樹脂の合計に占めるアクリル樹脂の割合を40質量%、ノボラック樹脂の割合を50質量%、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合を10質量%とし、酸発生剤(A)として、下記式で表される化合物(PAG−14)を2.00質量部用いたほかは、実施例1と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
酸発生剤(A)として、下記式で表される化合物(PAG−15)を2.00質量部用いたほかは、比較例4と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
[感度の評価]
上記実施例1〜10、比較例1〜5で調製したホトレジスト組成物を、スピンコーターを用いて8インチの銅基板上に塗布し、膜厚50μmの厚膜ホトレジスト層を得た。そして、この厚膜ホトレジスト層を140℃で5分間プリベークした。プリベーク後、所定ホールパターンのマスクと露光装置Prisma GHI(Ultratech社製)を用いて、露光量を段階的に変化させながらghi線でパターン露光した。次いで、基板をホットプレート上に載置して80℃で3分間の露光後加熱(PEB)を行った。その後、2.38%テトラメチルアンモニウム水酸化物(TMAH)水溶液を厚膜ホトレジスト層に滴下して、23℃で60秒間放置し、これを3回繰り返して現像した。その後、流水洗浄し、窒素ブローして60μmのコンタクトホールパターンを有する厚膜レジストパターンを得た。
そして、パターン残渣が認められなくなる露光量、すなわち厚膜レジストパターンを形成するのに必要な最低露光量を求め、感度の指標とした。結果を下記表2に示す。
マスク寸法を変更し、露光量を上記最低露光量×1.2としたほかは、上記[感度の評価]と同様にして厚膜レジストパターンを得た。そして、解像可能なホール径の最小値を求め、解像性の指標とした。結果を下記表2に示す。
露光量を上記最低露光量×1.2としたほかは、上記[感度の評価]と同様にして厚膜レジストパターンを得た。そして、厚膜レジストパターンの頂部のホール径から底部のホール径を減じた値をフッティング長として測定し、矩形性の指標とした。結果を下記表2に示す。
露光量を上記最低露光量×1.2としたほかは、上記[感度の評価]と同様にして厚膜レジストパターンを得た。そして、(頂部のホール径+中央部のホール径+底部のホール径)/3の値を当該厚膜レジストパターンのホール径とし、マスク寸法に対する割合(%)を求め、寸法制御性の指標とした。結果を下記表2に示す。
一方、カチオン部及びアニオン部のいずれも上記一般式(a1)、(a2)に包含されない酸発生剤を用いた比較例1では、解像性、寸法制御性、矩形性のいずれも実施例1〜10よりも劣っていた。また、アニオン部が上記一般式(a2)に包含される酸発生剤を用いた比較例2,3では、解像性、寸法制御性が良好であったものの、矩形性が劣っていた。また、カチオン部及びアニオン部のいずれも上記一般式(a1)、(a2)に包含されない酸発生剤を用いた比較例4、及びアニオン部が上記一般式(a2)に包含される酸発生剤を用いた比較例5では、解像性、矩形性が良好であったものの、寸法制御性が劣っていた。
樹脂(B)としてのアクリル樹脂を48.5質量部とし、アルカリ可溶性樹脂(C)としてのノボラック樹脂を38.8質量部、ポリヒドロキシスチレン樹脂を19.7質量部としたほかは、すなわち、これらの樹脂の合計に占めるアクリル樹脂の割合を50質量%、ノボラック樹脂の割合を40質量%、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合を10質量%としたほかは、実施例1と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
樹脂(B)としてのアクリル樹脂を29.1質量部とし、アルカリ可溶性樹脂(C)としてのノボラック樹脂を48.5質量部、ポリヒドロキシスチレン樹脂を19.4質量部としたほかは、すなわち、これらの樹脂の合計に占めるアクリル樹脂の割合を30質量%、ノボラック樹脂の割合を50質量%、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合を20質量%としたほかは、実施例1と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
樹脂(B)としてのアクリル樹脂を14.55質量部とし、アルカリ可溶性樹脂(C)としてのノボラック樹脂を48.5質量部、ポリヒドロキシスチレン樹脂を33.95質量部としたほかは、すなわち、これらの樹脂の合計に占めるアクリル樹脂の割合を15質量%、ノボラック樹脂の割合を50質量%、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合を35質量%としたほかは、実施例1と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
樹脂(B)としてのアクリル樹脂を29.1質量部とし、アルカリ可溶性樹脂(C)としてのノボラック樹脂を58.2質量部、ポリヒドロキシスチレン樹脂を9.7質量部としたほかは、すなわち、これらの樹脂の合計に占めるアクリル樹脂の割合を30質量%、ノボラック樹脂の割合を60質量%、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合を10質量%としたほかは、実施例1と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
樹脂(B)としてのアクリル樹脂を38.8質量部とし、アルカリ可溶性樹脂(C)としてのノボラック樹脂を58.2質量部、ポリヒドロキシスチレン樹脂を0質量部としたほかは、すなわち、これらの樹脂の合計に占めるアクリル樹脂の割合を40質量%、ノボラック樹脂の割合を60質量%、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合を0質量%としたほかは、実施例1と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
酸発生剤(A)として上記のPAG−12を用いたほかは、実施例14と同様にしてホトレジスト組成物を調製した。
[矩形性の評価]
上記実施例11〜15、比較例6で調製したホトレジスト組成物を、スピンコーターを用いて8インチの銅基板上に塗布し、膜厚50μmの厚膜ホトレジスト層を得た。そして、この厚膜ホトレジスト層を140℃で5分間プリベークした。プリベーク後、所定ホールパターンのマスクと露光装置Prisma GHI(Ultratech社製)を用いて、露光量を1000mJ/cm2として、ghi線でパターン露光した。次いで、基板をホットプレート上に載置して80℃で3分間の露光後加熱(PEB)を行った。その後、2.38%テトラメチルアンモニウム水酸化物(TMAH)水溶液を厚膜ホトレジスト層に滴下して、23℃で60秒間放置し、これを3回繰り返して現像した。その後、流水洗浄し、窒素ブローして60μmのコンタクトホールパターンを有する厚膜レジストパターンを得た。
そして、厚膜レジストパターンの頂部のホール径から底部のホール径を減じた値をフッティング長として測定し、矩形性の指標とした。結果を下記表3に示す。
一方、アニオン部が上記一般式(a2)に包含される酸発生剤を用いた比較例6では、アクリル樹脂、ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン樹脂の割合が実施例14と同じであるにも関わらず、実施例14よりも矩形性が大きく劣っていた。
Claims (8)
- 支持体上に厚膜ホトレジスト層を形成するために用いられる厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物であって、
電磁波又は粒子線を含む放射線照射により酸を発生する酸発生剤(A)と、酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する樹脂(B)と、を含有し、
前記酸発生剤(A)が、下記一般式(a1):
で表されるカチオン部と、
下記一般式(a2):
で表されるアニオン部と、を含む厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。 - 前記アルコキシ基の炭素数が1〜5である請求項1記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。
- 前記2価の連結基が、−R8a−又は−X−R8a−(ただし、R8aは2価の炭化水素基を表し、Xはヘテロ原子を表す。)で表される請求項1又は2記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。
- 前記樹脂(B)が、ノボラック樹脂(B1)、ポリヒドロキシスチレン樹脂(B2)、及びアクリル樹脂(B1)からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含有する請求項1から3のいずれか1項記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。
- さらに、アルカリ可溶性樹脂(C)を含有する請求項1から4のいずれか1項記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。
- 前記アルカリ可溶性樹脂(C)が、ノボラック樹脂(C1)、ポリヒドロキシスチレン樹脂(C2)、及びアクリル樹脂(C3)からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含有する請求項5記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。
- 前記樹脂(B)がアクリル樹脂(B3)であり、前記アルカリ可溶性樹脂(C)がノボラック樹脂(C1)及びポリヒドロキシスチレン樹脂(C2)である請求項5記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物。
- 支持体上に、請求項1から7のいずれか1項記載の厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物からなる膜厚5μm以上の厚膜ホトレジスト層を積層する積層工程と、
前記厚膜ホトレジスト層に、電磁波又は粒子線を含む放射線を照射する露光工程と、
露光後の前記厚膜ホトレジスト層を現像して厚膜レジストパターンを得る現像工程と、
を含む厚膜レジストパターンの製造方法。
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