JP2012136978A - 金属ナトリウム供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属Naを含有するエンジンバルブを効率良く多量に製造することができる金属Na供給装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る金属Na供給装置10Aは、エンジンバルブ11の内部に金属Na12を供給する金属Na供給装置であって、金属Na12を貯蔵する金属Na貯蔵タンク13と、エンジンバルブ11の一部を収容するエンジンバルブ収容部14と、エンジンバルブ11内に金属Na12を供給する金属Na供給管15と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用などのエンジンに適用される金属ナトリウム(金属Na)含有エンジンバルブを製造するための金属Na供給装置に関する。
自動車用エンジンの高出力化と高性能化を図るためには、エンジンを高圧過給し多くの燃料を燃焼させる必要がある。エンジンの高出力化を図った場合、エンジンバルブのうち吸気弁は吸入行程時バルブ周りを流れる吸入ガスで冷却されるので問題はないが、排気弁は排ガスによって連続的に加熱されるため、エンジンバルブの焼付が問題となる。
従来では、金属Naを封入したエンジンバルブが用いられている。エンジンバルブは、中空化することで、軽量化を図り、運動エネルギーロス低減による低燃費化及び着座音低減による低騒音化を図ることができる。また、封入される金属Naは、比重および融点は低く、熱伝導率は大きいので、熱輸送量を大きくし、バルブ温度を低くするため、高熱伝達率化を図り、燃焼ガスの高温化に対応できる。よって、金属Naを封入したエンジンバルブでは、金属Naが高温で液化し、それがエンジンバルブ内で対流を起こし、エンジンバルブ内の熱流を促進するため、エンジンバルブの各部温度を平均化する。これにより、エンジンバルブの焼付などエンジンバルブを使用することで生じる問題を解決し、エンジンバルブの冷却の効率化、高性能化を図り、エンジン性能を向上させる(例えば、特許文献1参照)。
金属Naを含有するエンジンバルブは、大気中で棒状の金属Naをエンジンバルブの中空内に挿入した後、熱溶融し、充填して製造されている。こうした金属Naを含有するエンジンバルブは、高級車をはじめ中級車や航空機用などに普及しつつある。特に、近年、自動車用エンジンは、法的規制(例えばCAFE規制など)を受けて、更に高効率化、低燃費化、軽量化、低騒音化が加速されており、エンジンバルブに対しても高温化、軽量化の要求が高まり、金属Naを含有するエンジンバルブの使用が増加している傾向にある。
特開平06−49549号公報
しかしながら、従来から行われている金属Naを含有するエンジンバルブの製造方法では、十分な量産化ができないため、金属Naを含有するエンジンバルブの更なる需要の増大に対して対応できない、という問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、金属Naを含有するエンジンバルブを効率良く多量に製造することができる金属Na供給装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の金属ナトリウム供給装置は、エンジンバルブの内部に金属ナトリウムを供給する金属ナトリウム供給装置であって、金属ナトリウムを貯蔵する金属ナトリウム貯蔵タンクと、前記エンジンバルブの一部を収容するエンジンバルブ収容部と、前記エンジンバルブ内に前記金属ナトリウムを供給する金属ナトリウム供給管と、を有することを特徴とするである。
本発明の好ましい態様として、前記金属ナトリウム供給管に設けられ、金属ナトリウムを定量貯蔵する金属ナトリウム定量タンクを有することが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記エンジンバルブ収容部に設けられ、前記エンジンバルブ収容部内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を少なくとも1つ以上有することが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記金属ナトリウム供給管内の前記金属ナトリウムを前記金属ナトリウム貯蔵タンクに供給する金属ナトリウム循環通路と、前記エンジンバルブを前記エンジンバルブ収容部内に挿脱可能とするためのエンジンバルブ移動手段と、を有することが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記金属ナトリウムの表面に予めチタンを付着させるか、前記金属ナトリウムを灯油の中に予め浸漬されておくことが好ましい。
本発明によれば、金属Naを含有するエンジンバルブを効率良く多量に製造することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施例1に係る金属ナトリウム供給装置の構成を示す図である。 図2は、エンジンバルブの構成を示す図である。 図3は、エンジンバルブの他の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施例1に係る金属Na供給装置を用いてエンジンバルブ内に金属Naを供給する工程を示す図である。 図5は、エンジンバルブのバルブ軸先端部を接合する状態を示す図である。 図6は、本発明の実施例2に係る金属ナトリウム供給装置の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施例2に係る金属Na供給装置を用いてエンジンバルブ内に金属Naを供給する工程を示す図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施例により本発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施例で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
本発明の実施例1に係る金属ナトリウム供給装置について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る金属ナトリウム供給装置の構成を示す図であり、図2は、エンジンバルブの構成を示す図である。図1に示すように、本実施例に係る金属Na供給装置10Aは、エンジンバルブ11の内部に金属Na12を供給するものであり、金属Na貯蔵タンク13と、エンジンバルブ収容部14と、金属Na供給管15と、金属Na定量タンク16と、を有するものである。
エンジンバルブ11は、図2に示すように、バルブかさ部21とバルブ軸部22とバルブ軸先端部23とを有し、バルブかさ部21とバルブ軸部22とを中空とするものである。金属Na12は液体の金属Naであり、金属Na12はエンジンバルブ11のバルブかさ部21、バルブ軸部22の内部に充填される。本実施例では、エンジンバルブ11はバルブかさ部21とバルブ軸部22とを中空としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バルブ軸先端部23も中空としてもよい。また、本実施例では、エンジンバルブ11は、図2に示すように、バルブかさ部21の内部の中空部分を広くしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図3に示すように、バルブかさ部21の中空部分が狭いものでもよい。
金属Na貯蔵タンク13は、金属Naを貯蔵するためのタンクである。エンジンバルブ収容部14はエンジンバルブ11の少なくとも一部を収容するものである。
金属Na供給管15は、金属Na貯蔵タンク13の端面に設けられ、エンジンバルブ11内に金属Na12を供給するための管である。金属Na供給管15は、金属Na定量タンク16の前後に金属Na12の通過を制御するための調節弁V11、V12が設けられている。
金属Na定量タンク16は、金属Na供給管15に設けられ、金属Na貯蔵タンク13から定量の金属Na12を貯蔵する。金属Na定量タンク16で所定量の金属Na12を貯蔵しておくことで、エンジンバルブ11に所定量の金属Na12を供給することができる。金属Na定量タンク16の大きさは、特に限定されるものではなく、エンジンバルブ11の大きさに応じて適宜調整することができる。
金属Na供給装置10Aは、エンジンバルブ収容部14内に不活性ガス25を供給する不活性ガス供給手段26を有する。不活性ガス供給手段26は、不活性ガス供給ラインL11、L12を有する。不活性ガス供給ラインL11は、不活性ガス貯蔵タンク27からエンジンバルブ収容部14内に不活性ガス25を供給するラインである。不活性ガス供給ラインL11における不活性ガス25の供給量は、調節弁V21により調整される。不活性ガス供給手段26は、不活性ガス貯蔵タンク27から不活性ガス供給ラインL11を介してエンジンバルブ収容部14内に不活性ガス25を供給することで、エンジンバルブ収容部14内の空気を追い出し、不活性ガス雰囲気を形成することができる。金属Naは液体状態の場合、大気に触れると、発火してしまう危険がある。そこで、エンジンバルブ収容部14内を不活性ガス雰囲気とすることで、金属Na12が空気と接触することを抑制することができるため、金属Na12が発火するのを防ぐことができる。
不活性ガス供給ラインL12は、不活性ガス供給ラインL11から分岐してエンジンバルブ収容部14内に収容されるエンジンバルブ11に不活性ガス25を供給するラインである。不活性ガス供給ラインL12のガス吐出孔28は、不活性ガス供給ラインL11のガス吐出孔29より出口側に設けられている。不活性ガス供給ラインL12におけるエンジンバルブ11内への不活性ガス25の供給量は、調節弁V22により調整される。不活性ガス供給手段26は、エンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11が収容された際、不活性ガス供給ラインL12を介してエンジンバルブ11内に不活性ガス25を供給することができる。
エンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11が収容された際、不活性ガス供給ラインL12を介してエンジンバルブ11内に不活性ガス25を供給することで、エンジンバルブ11内の金属Na12が空気と触れるのを抑制することができ、金属Naが発火するのを防ぐことができる。
本実施例に係る金属Na供給装置10Aを用いてエンジンバルブ11内に金属Na12を供給する方法について説明する。図4は、本実施例に係る金属Na供給装置10Aを用いてエンジンバルブ11内に金属Na12を供給する方法を示す図である。図4に示すように、金属Na貯蔵タンク13に金属Na12を貯留しつつ、エンジンバルブ11を準備し、調節弁V21を開放してエンジンバルブ収容部14内に不活性ガス25を供給する(準備工程:ステップS11)。
次に、金属Na供給装置10Aのエンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11を挿入する(エンジンバルブ挿入工程:ステップS12)。この時、調節弁V22を開放してエンジンバルブ11内に不活性ガス25を供給する。
次に、調節弁V11を開放して金属Na貯蔵タンク13から金属Na供給管15を通って金属Na定量タンク16で定量の金属Na12を貯留する(金属Na定量分取工程:ステップS13)。
次に、調節弁V11を閉鎖して調節弁V12を開放してエンジンバルブ11内に定量の金属Na12を供給する(金属Na注入工程:ステップS14)。
その後、調節弁V12、V22を閉鎖してエンジンバルブ11をエンジンバルブ収容部14から取り出す(エンジンバルブ取出し工程:ステップS15)。
その後、図5に示すように、エンジンバルブ11にバルブ軸先端部23を接合し、内部の金属Na12が密閉されたエンジンバルブ11を得る。
本実施例では、エンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11を挿入(エンジンバルブ挿入工程:ステップS12)してから、金属Na定量タンク16に定量の金属Na12を貯留する(金属Na定量分取工程:ステップS13)ようにしているが、本実施例はこれに限定されるものではなく、金属Na定量タンク16に定量の金属Na12を貯留して(エンジンバルブ挿入工程:ステップS13)からエンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11を挿入する(エンジンバルブ挿入工程:ステップS12)ようにしてもよい。
よって、本実施例に係る金属Na供給装置10Aを用いれば、エンジンバルブ11内に定量の金属Na12をバッチ式で安定して供給することができる。このため、多数のエンジンバルブ11に対して短時間でエンジンバルブ11の内部に定量の金属Na12を安定して効率良く充填することができる。
したがって、金属Naを含有するエンジンバルブの量産化が可能となり、金属Naを含有するエンジンバルブの更なる需要の増大に対して十分な供給を図ることができる。
本実施例においては、金属Na12を、直接、エンジンバルブ11のバルブかさ部21およびバルブ軸部22に供給するようにしているが、本実施例は、これに限定されるものではなく、金属Na貯蔵タンク13から金属Na定量タンク16に定量の金属Na12を供給する前に、金属Na12の表面に予めチタン(Ti)を付着させておくようにしてもよい。金属Na12の表面に予めTiを付着させ、金属Na12の表面をTiで被覆することで、金属Na12の表面が大気中の空気と反応して発火するのを防ぐことができる。
本実施例においては、金属Na供給装置10Aは、不活性ガス供給ラインL12を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、エンジンバルブ収容部14内の不活性ガス雰囲気を保てる場合には、不活性ガス供給ラインL12を設けなくてもよい。
本発明の実施例2に係る金属Na供給装置について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施例2に係る金属ナトリウム供給装置の構成を示す図である。なお、本実施例で用いられる金属Na供給装置は、図1に示す本発明の実施例1に係る金属Na供給装置の構成と同様であるため、実施例1と同様の部材については、同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図6に示すように、本実施例に係る金属Na供給装置10Bは、図1に示す本発明の実施例1に係る金属Na供給装置10Aに、金属Na循環通路31と、エアーダンパー(エンジンバルブ移動手段)32とを設けたものである。また、金属Na供給管15は、金属Na定量タンク16の前後に金属Na12の通過を制御するための三方弁V31、V32を有している。
金属Na循環通路31は、金属Na供給管15と金属Na貯蔵タンク13とを連結する管である。金属Na循環通路31は、金属Na供給管15内の金属Na12を金属Na貯蔵タンク13に供給する。
エアーダンパー32は、エンジンバルブ収容部14の鉛直方向の下側に設けられ、エンジンバルブ11をエンジンバルブ収容部14内に挿脱可能とするためのエンジンバルブ11の移動手段である。エアーダンパー32は、不活性ガス供給ラインL12から分岐した不活性ガス供給ラインL22と連結している。不活性ガス供給ラインL22には、三方弁V33が設けられている。三方弁V33の開閉によりエアーダンパー32への不活性ガス25の供給量を調整することで、エアーダンパー32の伸縮を調整することができる。
三方弁V31は、不活性ガス供給ラインL12から分岐した不活性ガス供給ラインL21と連結している。不活性ガス供給ラインL21には、調節弁V41が設けられ、三方弁V31への不活性ガス25の供給量が調整される。三方弁V31を介して不活性ガス25を金属Na供給管15および金属Na定量タンク16に供給することで、金属Na供給管15および金属Na定量タンク16内の金属Na12をエンジンバルブ11内に供給することができる。
三方弁V32は、不活性ガス供給ラインL22から分岐した不活性ガス供給ラインL21と連結している。これにより、金属Na供給管15内の金属Na12を金属Na貯蔵タンク13に循環させることができる。
金属Na貯蔵タンク13は、不活性ガス供給ラインL11から分岐した不活性ガス供給ラインL23と連結されており、不活性ガス供給ラインL23を介して不活性ガス25が金属Na貯蔵タンク13内に供給され、不活性ガス排出ラインL24を介して排出される。
不活性ガス供給ラインL23には調節弁V42が設けられ、金属Na貯蔵タンク13内に供給される不活性ガス25のガス量を調整する。また、不活性ガス排出ラインL24には調節弁V43が設けられ、金属Na貯蔵タンク13内から排出される不活性ガス25のガス量を調整する。
本実施例に係る金属Na供給装置10Bを用いてエンジンバルブ11内に金属Na12を供給する方法について説明する。図7は、本実施例に係る金属Na供給装置10Bを用いてエンジンバルブ11内に金属Na12を供給する方法を示す図である。図7に示すように、金属Na供給装置10Bのエアーダンパー32にエンジンバルブ11を設置し、調節弁V21を開放してエンジンバルブ収容部14内に不活性ガス25に供給し、エンジンバルブ収容部14内を不活性ガス雰囲気とする(準備工程:ステップS21)。
次に、調節弁V21、V42を開放すると共に、三方弁V31を金属Na供給管15内が通過可能に開放し、三方弁V32を金属Na供給管15と金属Na循環通路31とが通過可能に開放する。これにより、金属Na貯蔵タンク13から金属Na供給管15を通って金属Na定量タンク16で定量の金属Na12を貯留する(金属Na定量分取工程:ステップS22)。具体他的には、金属Na供給管15の三方弁V31と三方弁V32との間の空間と、金属Na定量タンク16内とに金属Na12を供給する。
次に、調節弁V42を閉鎖し、三方弁V31の金属Na供給管15内の通過を閉鎖し、三方弁V32の金属Na供給管15と金属Na循環通路31との間を閉鎖すると共に、調節弁V22、V43を開放し、三方弁V33を不活性ガス供給ラインL22とエアーダンパー32とが通過可能に開放する。これにより、エアーダンパー32内に不活性ガス25を供給してエアーダンパー32を膨張させ、エンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11を挿入すると共に、エンジンバルブ収容部14内に不活性ガス25を供給し、エンジンバルブ収容部14内を不活性ガス雰囲気とする(エンジンバルブ挿入工程:ステップS23)。これにより、エンジンバルブ11に供給される金属Na12が発火するのを防ぐようにする。
次に、調節弁V41、V42を開放して、調節弁V43を閉鎖する。また、三方弁V31を不活性ガス供給ラインL21と金属Na供給管15とが通過可能に開放し、三方弁V32を金属Na供給管15が通過可能に開放する。これにより、エンジンバルブ11内に定量の金属Na12を供給する(金属Na注入工程:ステップS24)。具体的には、金属Na供給管15の三方弁V31と三方弁V32との間の空間と金属Na定量タンク16内にある金属Na12がエンジンバルブ11内に供給される。
その後、調節弁V22、V41を閉鎖し、三方弁V31の不活性ガス供給ラインL21と金属Na供給管15とを閉鎖し、三方弁V32の金属Na供給管15を閉鎖し、三方弁V33の不活性ガス供給ラインL22とエアーダンパー32との間を閉鎖し、外部に不活性ガス25を排出する。これにより、エンジンバルブ11内への金属Na12の供給を安全に停止しつつ、エアーダンパー32を圧縮してエンジンバルブ収容部14内からエンジンバルブ11を取り出す。その後、エアーダンパー32からエンジンバルブ11を取り出して、エアーダンパー32に別のエンジンバルブ11を設置する(エンジンバルブ交換工程:ステップS25)。
図5に示すように、エアーダンパー32から取り出したエンジンバルブ11にバルブ軸先端部23を接合し、内部の金属Na12が密閉されたエンジンバルブ11を得る。
本実施例に係る金属Na供給装置10Bを用いてエンジンバルブ11内に金属Na12を供給する際の各調節弁V21、V22、V41〜V43、および三方弁V31〜V33の開閉については、下記表1に示す。
Figure 2012136978
本実施例では、金属Na定量タンク16に定量の金属Na12を分取(金属Na定量分取工程:ステップS22)してから、エンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11を挿入する(エンジンバルブ挿入工程:ステップS23)ようにしているが、本実施例はこれに限定されるものではなく、エンジンバルブ収容部14内にエンジンバルブ11を挿入して(エンジンバルブ挿入工程:ステップS23)から、金属Na定量タンク16に定量の金属Na12を分取(金属Na定量分取工程:ステップS22)するようにしてもよい。
よって、本実施例に係る金属Na供給装置10Bを用いれば、エンジンバルブ収容部14内へのエンジンバルブ11の挿入と、エンジンバルブ11内への定量の金属Na12の供給と、エンジンバルブ収容部14外へのエンジンバルブ11の取り出しとを連続して行うことができるため、エンジンバルブ11内に定量の金属Na12を連続式で安定して供給することができる。このため、多数のエンジンバルブ11に対して短時間でエンジンバルブ11の内部に定量の金属Na12を安定して効率良く充填することができる。
したがって、金属Naを含有するエンジンバルブの量産化が可能となるため、金属Naを含有するエンジンバルブの更なる需要の増大に対して十分な対応を図ることができる。
以上のように、上記各実施例においては、車両用のエンジンに用いられるエンジンバルブに金属Naを充填する場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、航空機用など他の輸送機器用のエンジンに用いられるエンジンバルブについても同様に適用することができる。
10A、10B 金属Na供給装置
11 エンジンバルブ
12 金属ナトリウム(金属Na)
13 金属Na貯蔵タンク
14 エンジンバルブ収容部
15 金属Na供給管
16 金属Na定量タンク
21 バルブかさ部
22 バルブ軸部
23 バルブ軸先端部
25 不活性ガス
26 不活性ガス供給手段
27 不活性ガス貯蔵タンク
28、29 ガス吐出孔
31 金属Na循環通路
32 エアーダンパー
L11〜L14 不活性ガス供給ライン
V11、V12、V21、V22、V41〜V43 調節弁
V31〜V33 三方弁

Claims (5)

  1. エンジンバルブの内部に金属ナトリウムを供給する金属ナトリウム供給装置であって、
    金属ナトリウムを貯蔵する金属ナトリウム貯蔵タンクと、
    前記エンジンバルブの一部を収容するエンジンバルブ収容部と、
    前記エンジンバルブ内に前記金属ナトリウムを供給する金属ナトリウム供給管と、
    を有することを特徴とする金属ナトリウム供給装置。
  2. 請求項1において、
    前記金属ナトリウム供給管に設けられ、金属ナトリウムを定量貯蔵する金属ナトリウム定量タンクを有することを特徴とする金属ナトリウム供給装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記エンジンバルブ収容部に設けられ、前記エンジンバルブ収容部内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を少なくとも1つ以上有することを特徴とする金属ナトリウム供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つにおいて、
    前記金属ナトリウム供給管内の前記金属ナトリウムを前記金属ナトリウム貯蔵タンクに供給する金属ナトリウム循環通路と、
    前記エンジンバルブを前記エンジンバルブ収容部内に挿脱可能とするためのエンジンバルブ移動手段と、
    を有することを特徴とする金属ナトリウム供給装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つにおいて、
    前記金属ナトリウムの表面に予めチタンを付着させるか、前記金属ナトリウムを灯油の中に予め浸漬されておくことを特徴とする金属ナトリウム供給装置。
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