JP2009138594A - 中空エンジンバルブ - Google Patents

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浩二 加藤
Keiso Takeda
啓壮 武田
Hiroyuki Hara
浩之 原
Mineo Fujino
峰男 藤野
Yasushi Asada
康史 浅田
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】中空部形状と厚みの設計が容易であり、かつ高品質な中空エンジンバルブとその製造方法を提供する。
【解決手段】バルブ傘部3とバルブ軸部2とを一体的に備え、エンジンバルブ1の外形と略同じ形状の中空部9を有する。中空部9の封止部はバルブ軸部2に設けられている。エンジンバルブ1の表層部21を脱炭し、メッキ層11で被覆する。それを適切な温度で加熱して内層部22のみを溶出させて中空化すると共に、メッキ層11を熱処理する。その後中空部9に冷媒10を封入した後、中空部9を封止して得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの燃焼室へ給排気するためのエンジンバルブに関し、特に、エンジンバルブの冷却効率を高めるため、内部に形成された中空部に冷媒が封入された中空エンジンバルブに関する。
エンジンバルブは、そのフェース面がエンジンの燃焼室に直接面しているので、燃焼室からの熱をまともに受ける。そのため、燃焼室からの熱によってエンジンバルブが破損したり早期劣化したりすることを回避するため、従来からエンジンバルブの内部を中空とし、当該中空部に冷媒を封入することで、冷却効率が高められている。この種の中空エンジンバルブとして、特許文献1及び特許文献2がある。特許文献1のエンジンバルブは、バルブ傘部とバルブ軸部とを一体連続して有し、その内部には軸端部からバルブ傘部に亘って直線状に穿設された中空部を有する。当該中空部には、ナトリウムが封入されている。特許文献2のエンジンバルブは、バルブ傘部と、該バルブ傘部から連続するバルブ軸部とを有し、中空部はエンジンバルブの外形と略同一形状に形成されている。ここでは、バルブ傘部のフェース面に形成された開口から中空部内へナフタレンを封入しており、フェース面の開口は別途用意された蓋部材を溶接することで封止されている。
また、自動車部品として使用される鋳鉄部品の軽量化を図るために、内部を中空化した鋳鉄部品に関する技術として特許文献3がある。特許文献3では、鋳造により所定形状に形成した鋳鉄部品を、その表層部を脱炭処理して高融点化し、表層部より融点が低い内層部に達する深さの流出孔を穿設したうえで、この流出孔が最下部に位置した状態で、表層部の融点よりも低く内層部の融点よりも高い温度で鋳鉄部品を加熱して、内層部を流出孔から溶出させることで、鋳鉄部品の外形と略同じ形状の中空部を形成している。
特開平5−141214号公報 特開2005−48635号公報 特開2005−219083号公報
特許文献1の中空エンジンバルブは、中空部が直線状に穿設されている。特許文献1には中空部の具体的穿設方法が記載されていないが、その形状等からドリルにより切削していることは明らかである。これでは、エンジンバルブの厚みを高精度に制御することは難しく、しかもバルブ傘部にいたっては外周部にまで中空部を形成できない。つまり、中空部をエンジンバルブの外形と略同じ形状に形成できない。これでは、冷媒がエンジンバルブの隅々にまで行き渡らず、冷却効果に課題が残る。
これに対し特許文献2では、一応中空部がエンジンバルブの外形と略同じ形状に形成されているので、上記課題は生じない。しかし、特許文献2にも中空部の具体的形成方法が開示されていないが、当該分野での一般常識から考えると、切削加工により形成していることが容易に推測される。したがって、やはりエンジンバルブの厚み制御に難があると共に、エンジンバルブの外形に的確に沿う形状に切削することは容易ではない。しかも、特許文献2ではバルブ傘部に開口を有し、別個用意された蓋部材を溶接することで開口を閉塞している。これでは、燃焼室の熱をまともに受け高い応力が作用するバルブ傘部に他部材との接合部を有するので、その接合性や機械的性能等の信頼性に劣る。
特許文献3では、鋳造した部材に融点の違いを利用した溶融により中空部を形成しているので、上記問題は生じない。しかし、ネジ付パイプを製造することに関して記載されているのみであり、エンジンバルブに関する具体的な方法や構成は記載されていない。これでは、単に特許文献3の技術をエンジンバルブに適用したとしても、例えば内層部流出孔の穿設位置など、当該エンジンバルブに特有の問題点などには対応できない。
そこで本発明は、中空部形状と厚みの設計が容易であり、かつ高品質な中空エンジンバルブとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の中空エンジンバルブは、バルブ傘部とバルブ軸部とを備え、内部に中空部を有する。前記中空部は、前記バルブ傘部とバルブ軸部とに亘って前記エンジンバルブの外形と略同じ形状に形成されている。中空部がエンジンバルブの外形と略同じ形状とは、中空部の基本的形状がエンジンバルブと同じであることを意味し、ある特性を向上させるために部分的に又は最終的に異なっている場合も含まれる。そのうえで、前記バルブ傘部と前記バルブ軸部とは一体形成された一部材であって、前記中空部を封止する封止部が前記バルブ軸部に設けられていることを特徴とする。すなわち、少なくとも他部材との接合部はバルブ傘部に存在しない。前記中空部は空気層とすることもできるが、冷媒を封入していることが好ましい。
前記バルブ傘部は、平坦なフェース面と該フェース面から前記バルブ軸部へ亘って先窄まり状の曲面とを有し、前記バルブ傘部の曲面の厚みは、前記バルブ軸部の厚みより大きくすることが好ましい。なお、前記曲面の厚みは、前記中空部が前記エンジンバルブの外形と略同じ形状に形成されていること前提としながら、前記バルブ軸部の厚みより大きくする。
また、前記中空部の内面には、軸方向に延びる凹凸を形成しておくことが好ましい。
また、本発明の中空エンジンバルブの製造方法は、バルブ傘部とバルブ軸部とを非中空状に一体鋳造する鋳造工程と、熱処理により表層部を内層部に比べて高融点化処理する高融点化工程と、前記バルブ軸部の一部において前記内層部を外面へ露出させる露出工程と、前記表層部の融点より低く前記内層部の融点より高い温度で熱処理することにより、前記内層部を前記露出部から溶出させて中空部を形成する中空部形成工程と、前記中空部を封止する封止工程と、を有することを特徴とする。前記中空部形成工程と前記封止工程との間には、前記中空部に冷媒を封入する封入工程を有することが好ましい。
本発明の中空エンジンバルブは、鋳造により得られる鋳鉄製である。バルブ傘部とバルブ軸部とが一体となって製造され、バルブ傘部を別部材で溶接するようなことはない。表層部を熱処理すると、当該表層部が脱炭されることで融点が上昇する。このとき、熱処理の影響が少なくともエンジンバルブの中心部にまで及ばないようにする。これにより、所定量の内層部は脱炭されることがなく融点に変化はないので、結果として融点の高い表層部とこれより融点の低い内層部とが形成されることになる。また、このときの熱はエンジンバルブの外面から均一に作用するので、高融点化された表層部はどの部分においても厚みは同じである。内層部を外面へ露出させる手段は特に限定されず、要は表層部の一部を除去して内層部が露出されればよい。例えば、内層部存在部分においてバルブ軸部を径方向に切断したり、内層部にまで至る孔を穿設したり、表層部の一部を切削したりすることができる。この露出部が、後の熱処理において溶融した内層部が溶出する部位(開口)となる。そして、表層部の融点より低く内層部の融点より高い温度で熱処理することで内層部のみが溶融し、当該溶融した内層部が露出部から溶出されると同時に、表層部がエンジンバルブの外壁として残る。このとき、上述のように表層部の厚みは全体に亘って均一なので、内層部が溶出することで形成された中空部の形状はエンジンバルブの外形が的確に転写された相似関係にある。中空部に冷媒を封入する場合は、内層部が溶出することで形成された開口から封入してもよいし、別途封入用の孔を穿設してもよい。
前記高融点化工程と前記中空部形成工程との間に、外表面をメッキ処理するメッキ処理工程を有することが好ましい。
部分的に高融点化された表層部の厚みを異ならせたい場合は、前記エンジンバルブの外表面の一部に脱炭防止剤を付与したうえで、高融点化処理することが好ましい。脱炭防止剤が付与された部位は脱炭が抑制されるので、高融点化された表層部が他の部位よりも薄肉になる。
前記鋳造工程では、外表面に軸方向の凹凸を有する形状に鋳造され、前記中空部形成工程の後、外表面を平面化する表面加工工程を有することが好ましい。
本発明の中空エンジンバルブは、中空部がエンジンバルブの外形と略同じ形状に形成されているので、全体的に効率よく熱交換できる。中空部が空気層であっても、エンジンバルブの熱負荷は低減される。バルブ傘部とバルブ軸部とが一体形成されていることで、高い応力の作用するバルブ傘部に他部材との接合部は存在せず、接合部からエンジンバルブが破損などの問題なく信頼性が向上する。機械的性能に不安が生じ得る封止部をバルブ軸部に設けていれば、燃焼室からの熱の影響を小さくできる。中空部に冷媒を封入していればエンジンバルブの冷却効果が向上する。
バルブ傘部の曲面は応力集中により破損や変形し易い。そこで、曲面の厚みをバルブ軸部より大きくしていれば、強度が向上し破損や変形を有効に防止できる。
凹凸が形成してあれば表面積が増えるので、エンジンバルブと中空部との熱交換性が向上すると共に、断面係数が大きくなり強度が高くなる。当該凹凸を軸方向延設していれば、エンジンバルブの軸運動に対して有効に強度を発揮できる。
また、本発明の中空エンジンバルブの製造方法によれば、エンジンバルブを鋳造により製造しているので安価であり、切削加工も不要である。高融点化処理した表層部の形状に合わせて中空にできるため、厚みが均一な中空エンジンバルブを複数部材の接合無しに製造できる。外形の転写性に優れるので、中空部形状の設計は鋳造時の形状を設計することで容易に行える。バルブ傘部の厚みを均一にできるので、バルブ傘部の細部に亘って中空部を形成できる。これにより、冷媒もバルブ傘部の隅々にまで行き渡らせることができる。熱処理時間を調整することで厚みを容易かつ確実に制御できる。
外表面をメッキ処理していれば、エンジンバルブの耐熱性や耐食性を向上できる。このメッキ処理を高融点化工程と中空部形成工程との間に行えば、形成されたメッキ層の元素を中空部形成工程の熱を有効利用して基材側へ拡散させることができ、基材の改質も可能となる。
脱炭防止剤を付与するだけで高融点化された表層部の厚みを部分的に異ならせることができるので、肉厚制御が容易であると共に、わざわざ厚みを異ならせるための機械加工も不要であり生産性も高い。
中空部の形状は、エンジンバルブの外形からの転写性に優れるので、外表面に軸方向の凹凸を有する形状に鋳造することで容易確実に中空部内に軸方向の凹凸を形成できる。その後バルブ軸部の外表面を平面化しておけば、エンジンバルブ本来の機能が阻害されることはない。
(実施例1)
以下、本発明の実施例につき適宜図面を参照しながら説明するが、これに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。エンジンバルブ1は、自動車のエンジンの燃焼室へ給排気するための吸気バルブや排気バルブとして使用される鋳造部材であって、図1に示すごとく円柱形のバルブ軸部2と、そのバルブ軸部2の一端に一体連続するバルブ傘部3と、バルブ軸部2の他端側の軸端部4とを備える。符号5は、図示していないバルブコッタを介してバルブリフタへ係合される、コッタ溝である。バルブ傘部3は、エンジン燃焼室に直接臨む平坦なフェース面6と、該フェース面6からバルブ軸部2へ亘って先窄まり状の曲面7とを有し、エンジンバルブ1はポペットバルブと呼ばれる茸状を呈している。エンジンバルブ1の内部には、バルブ軸部2のフェース面6とバルブ傘部3の軸端部4とに亘る中空部9が形成されており、当該中空部9内に冷媒10が封入されている。詳細は後述するが、中空部9を形成する際に形成された開口を封止する封止部は、バルブ軸部2の軸端部4にある。中空部9は、エンジンバルブ1の外形と相似関係にある略同一形状に形成されている。エンジンバルブ1の厚みは、バルブ傘部3の曲面7を除いて全体的に均一となっている。バルブ傘部3の曲面7部分は、その他の部分よりも厚みが大きい。また、エンジンバルブ1の外表面には、耐熱性や耐食性等に優れる被覆層11を有する。
エンジンバルブ1は、炭素を2.14〜6.67%程度含む鋳鉄部品である。一般的に、従来のエンジンバルブは鉄鋼材料の鍛造により成形されていたが、鋳造可能な鋳鉄とすれば安価である。その鋳鉄としては、例えば球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)、強靭鋳鉄、ねずみ鋳鉄,白鋳鉄,まだら鋳鉄などの普通鋳鉄、黒心可鍛鋳鉄(FCMB),白心可鍛鋳鉄(FCMW),パーライト可鍛鋳鉄(FCMP)などの可鍛鋳鉄、高クロム鋳鉄,高ケイ素鋳鉄,二レジストなどの他Ni,Moなどを高配合した合金鋳鉄などが挙げられる。中でも、機械的強度や靭性に優れる球状黒鉛鋳鉄が好ましい。
中空部9に封入する冷媒10としては、エンジンバルブ1が使用される環境にて液状となり得る低融点のものであれば特に限定されず、代表的には金属ナトリウムやナフタレンなどが挙げられる。冷媒10が封入されていることで、エンジンバルブ1の熱交換率が向上すると共に、冷媒10の気化熱によって冷却効率も向上する。
被覆層11としては、メッキ処理により形成されたメッキ層、熱処理によりメッキ層が拡散した拡散層、表面処理により形成された表面処理層などが含まれる。これらはエンジンバルブ1の耐熱性や耐食性を向上するためのものであって、1種のみを形成してもよいし、2種以上を複合して形成してもよい。メッキ層としては、代表的にはニッケルメッキ層やクロムメッキ層が挙げられる。中でもクロムメッキ層が好ましく、ニッケルメッキ層とクロムメッキ層とを積層することがより好ましい。拡散層は、エンジンバルブ1の外表面にメッキ層を形成した後に熱処理することで、メッキ層中の元素がエンジンバルブ1の基材中に拡散することで形成される層である。したがって、クロムメッキ層を形成しておけば、これがエンジンバルブ1の基材中へ拡散することで、エンジンバルブ1の外表面にはステンレス化した拡散層が形成され、耐食性が向上する。ニッケルメッキ層も形成されている場合は、オーステナイト系ステンレス組成にできる。表面処理としては、代表的には窒化処理が挙げられる。好ましくは、拡散層を形成した後に表面処理する。
次に、図2を参照しながらエンジンバルブ1の製造方法について説明する。図2は、エンジンバルブ1の各製造工程を示す工程図である。エンジンバルブ1の製造方法の概略は、鋳鉄製エンジンバルブ1の表面を脱炭(高融点化)し、その後ニッケルメッキ24やクロムメッキ25を施す。それを適当な温度で加熱すると、内層部22のみが溶け出して中空化されると共に、表面にステンレス化されたNi−Cr層11が形成される。その後必要な機械加工を施し、中空部9に冷媒10を封入した後に開口を封止して得られる。安価な鋳鉄製中空エンジンバルブである点、エンジンバルブ1(基材)の外形が中空部9に的確に転写される点、及び必要部の肉厚が自由に制御可能な点が大きな特徴である。以下、各工程について詳しく説明する。
エンジンバルブ1の製造工程としては、バルブ軸部2とバルブ傘部3とを非中空状に一体鋳造する鋳造工程(図2(A))と、熱処理により表層部21を内層部22に比べて高融点化処理する高融点化工程(図2(B))と、外表面をメッキ処理するメッキ処理工程(図2(C))と、バルブ軸部2の一部において内層部22を外面へ露出させる露出工程と、表層部21の融点より低く内層部22の融点より高い温度で熱処理する中空部形成工程(図2(D))と、中空部9に冷媒10を封入する封入工程(図2(E))と、中空部を封止する封止工程(図2(F))とを有する。
[鋳造工程]
適当な組成に調整された金属溶湯を鋳型に鋳込む周知の鋳造により、図2(A)に示すごとくバルブ軸部2とバルブ傘部3とを一体的に有する鋳鉄製のエンジンバルブ原体20を作製する。このとき、黒鉛の球状化を阻害する酸素を除く脱酸剤や、黒鉛の球状化を促進するマグネシウム、ケイ素、カルシウム、アルミニウム、セリウムなどの非鉄金属を適量加えてグラファイトを球状化させた球状黒鉛鋳鉄とすることが好ましい。なお、本実施例1では、鋳造工程で得られるエンジンバルブ原体20にコッタ溝5は形成されていない。
[高融点化工程]
この工程は、エンジンバルブ原体20を電気式加熱炉などで熱処理することにより、エンジンバルブ原体20の表層部21を脱炭処理する工程である。その条件としては、熱処理により炭素が良好に拡散する温度以上とする。具体的には、850℃以上であり、好ましくは900℃以上、より好ましくは1000℃以上である。炭素は比較的拡散し易い元素であり、熱処理によって拡散することで酸素と反応して基材中から脱炭され、拡散変態によりフェライト量が増加していくと共に、マルテンサイト組織が熱的に安定なオーステナイト組織へ変態することで耐熱性も向上する。熱処理の上限は、表層部の融点以下である。鋳鉄の炭素含有量は約2%以上あり、そのときの融点は約1153℃なので、熱処理温度の上限は1150℃程度、好ましくは1100℃程度とする。基材が脱炭されるにつれて融点が上昇し、炭素含有量が約1%では融点が1350℃となり、炭素含有量が約0.5%では融点が1450℃に達する。熱処理雰囲気は、プロパンガスを変性したガス雰囲気とすればよい。脱炭ガス組成はCO/(CO+CO2)×100=75%となる。
脱炭されることで形成される高融点の表層部21の厚みは、熱処理の時間経過に伴い増加する。例えば熱処理温度が1060℃の場合。脱炭処理を12時間行えば表層部21の厚みは1.9mmとなる。同様に、24時間では2.3mm、36時間では2.8mm、60時間では4.3mmに達する。このように熱処理時間を適宜調整することで、表層部21の厚み、延いてはエンジンバルブ1の厚みを容易に制御できる。エンジンバルブ1の強度と軽量化を考慮すると、表層部21(エンジンバルブ1)の厚みは0.5〜4.0mm程度とすればよい。この範囲よりも厚みが小さいと、求められるエンジンバルブ1の強度を確保できない。一方、この範囲よりも厚みが大きいと、エンジンバルブ1の重量が増す。好ましくは0.8〜3.0mm程度、より好ましくは1.0〜2.5mm程度である。脱炭されなかった内層部22は、結果的に表層部21よりも低融点となる。なお、エンジンバルブ原体20は、その外表面全体が均等に脱炭されるので、表層部21の厚みはどの部分でも基本的に均一である。
部分的に表層部21の厚みを異ならせたい場合は、エンジンバルブ原体20の外表面の一部に、周知の脱炭防止剤を付与したうえで高融点化処理すればよい。脱炭防止剤を付与した部位では脱炭効果が抑制されるので、高融点化された表層部21の厚みは、脱炭防止剤を付与していない部位よりも薄くなる。ここで、バルブ傘部3の曲面7は、応力集中によって負荷が大きい。そこで、バルブ傘部3の曲面7のみは厚肉にすることが好ましい。そこで、高融点化工程において、バルブ軸部2の外表面と、バルブ傘部3のフェース面6に脱炭防止剤を付与した上で脱炭処理する。これにより、図1や図2に良く示されるように、バルブ傘部3の曲面7が他の部位よりも厚肉になる。バルブ傘部3の曲面7の厚みは、その他の部位の厚みに対して1.2〜3.0倍程度とすればよい。程度曲面7の厚みがこの範囲より小さいと、厚みを異ならせたことによる効果が小さい。一方、曲面7の厚みがこの範囲より大きいと、エンジンバルブ1の重量が増す。好ましくは1.5〜2.5倍程度、より好ましくは1.8〜2.3倍である。
脱炭処理後は、徐冷する。このとき、オーステナイト変態点である727℃付近まではガス雰囲気中で徐冷し、その後は放冷すればよい。ガス雰囲気中で徐冷する温度の下限は、オーステナイト変態点+10℃程度、好ましくはオーステナイト変態点+20℃程度である。
[メッキ処理工程]
この工程は、エンジンバルブ原体20の外表面にメッキ層を形成する工程である。本実施例1では、図2(C)に示すごとくエンジンバルブ原体20の外表面全体にニッケルメッキ層24を形成し、当該ニッケルメッキ層24の外面全体にクロムメッキ層25を形成している。メッキ層は、エンジンバルブ1の耐食性などを向上するために形成される層であり、耐食性を向上させるにはクロムメッキ層25のみでも構わない。しかし、クロムメッキ層25は、通常多数のマイクロクラックが存在しかつ脆いため、これのみでは過酷な環境に晒されるエンジンバルブ1の品質向上には課題が残る。具体的には、クロムメッキ層25を形成しただけの状態で熱処理すると、クロムメッキ層25のマイクロクラックを通って基材中の鉄が表面にまで拡散移動し、耐食性の向上効果が良好に得られない部分が生じるおそれがある。そこで、ニッケルメッキ層24をクロムメッキ層25の下地として形成しておけば、基材中の鉄が表面にまで拡散することがないので、有意にエンジンバルブ1の耐食性を向上できる。
このメッキ層24・25は、後述の中空部形成工程における熱処理により拡散し、拡散層11となる。したがって、メッキ層24・25の膜厚を設計することで、拡散層11の組成も設計することができる。例えば、クロム含有量の多い拡散層11としたい場合には、ニッケルメッキ層24の厚みよりもクロムメッキ層25の厚みを大きくすればよい。一般的な18Cr−8Niのステンレス組成としたい場合は、ニッケルメッキ層24の厚みとクロムメッキ層25の厚みを8:18にすればよい。
[露出工程]
エンジンバルブ原体20にメッキ層24・25を形成したら、後述の中空部形成工程において内層部22を溶出させるための溶出口27と、封入工程において冷媒10を中空部9内へ封入するための貫通孔30とを確保するため、内層部22の一部を外面に露出させる。本実施例1では、図2(D)に示すごとく、内層部22存在部分においてバルブ軸部2の軸端部4を径方向に切断することで内層部22を外面へ露出させた。当該露出部分が、後の溶出口27となる。また、バルブ傘部3のフェース面6にも内層部22に至る孔を穿設することで、内層部22を外面へ露出させた。この孔が、後の貫通孔30となる。
[中空部形成工程]
次いで、再度エンジンバルブ原体20を熱処理する。ここでの熱処理は、バルブ軸部2の軸端部4に形成した内層部22の露出部が下方にある状態で、表層部21の融点より低く内層部22の融点より高い温度で熱処理する。すると、図2(D)に示すごとく内層部22のみが溶融し、軸端部4において内層部22が外部へ露出した部分が溶出口27となってエンジンバルブ原体20外へ溶出すると共に、フェース面6に貫通孔30が形成される。内層部22の溶出に伴い貫通孔30も同時に形成されることで、当該貫通孔30が空気孔としても機能し、内層部22が円滑に溶出し易くなる。最後に、溶融せずに残った表層部21が、エンジンバルブ1の外壁となる。このとき、高融点化工程の脱炭処理により曲面7を除く表層部21は均一な厚みであり、曲面7自体も外面から均等な厚みを有する。したがって、内層部22が溶出して形成された中空部9の形状は、エンジンバルブ原体20の外形が的確に転写されているので、必然的にエンジンバルブ1の外形と略同一形状の中空部9が形成される。また、中空部形成工程の熱処理温度により、ニッケルメッキ層24とクロムメッキ層25が拡散した拡散層11が形成される。拡散層11には表層部21中の鉄も拡散してくるのでステンレス組成となり、耐食性などが向上する。
中空部形成工程における熱処理は、原則として内層部22を溶出させるための工程なので、その雰囲気は表層部21に悪影響を与えない雰囲気であれば特に限定されない。しかし、同時にメッキ層24・25の熱処理も兼ねていることから、アルゴンガス雰囲気、窒素ガス−水素ガス雰囲気、若しくは水素ガス雰囲気で行う。中でも、拡散層11の厚みが増し易い水素ガス雰囲気や、窒素化処理も兼ねられる窒素ガス−水素ガス雰囲気が好ましい。この拡散層11が被覆層となる。
[封入工程]
中空部9を形成できたら、図2(E)に示すごとく、内層部22の溶出口27に、コッタ溝5を有する封止部材29を溶接することで溶出口27を塞ぐ。封止部材29は、溶接可能な素材であれば特に限定されず、鋳鉄でもよいし鋼材でもよい。このように、エンジンバルブ1の軸端部4に、ある程度の厚みを有する封止部材29を溶接していることで、軸端部4の厚みが確保される。軸端部4は、図外のカム機構によって昇降されるバルブリフタからの荷重が直接作用する部位であるが、当該軸端部4が有意な厚みを有することで強度が増し、カム側からの荷重に対して破損や変形が有効に防止される。そして、溶出口27を塞いだ後に、貫通孔30から冷媒10を中空部9内に封入する。冷媒10は、その気化熱によってエンジンバルブ1の冷却効率を向上させるものなので、冷媒10を中空部9内へ封入したとき、一定の蒸発空間を確保しておく必要がある。具体的な冷媒10の封入量は、中空部9の容積に対して30〜80vol%、好ましくは40〜70vol%、より好ましくは45〜60vol%である。冷媒10の封入量が中空部9の容積に対して30vol%未満では、冷媒10による熱交換率向上効果が得られ難い。一方、冷媒10の封入量が中空部9の容積に対して80vol%を超えると、冷媒10の蒸発量が減少して冷却効率が得られ難い。
[封止工程]
最後に、図2(F)に示すごとく中空部9の貫通孔30を溶接により塞ぐことで、中空部9を密閉状に封止し、エンジンバルブ1が得られる。
(実施例2)
図3に本発明の実施例2を示す。図3は、実施例2におけるエンジンバルブ1の各製造工程を示す工程図である。本実施例2は実施例1の変形例であって、得られるエンジンバルブ1は実施例1と同じであって図1に示す構成となっているが、その製造工程の一部である鋳造工程、露出工程、封入工程、及び封止工程が実施例1と異なる。
具体的には、図3(A)に示す鋳造工程において、コッタ溝5を形成してある。露出工程において内層部22を外面へ露出する手段として、バルブ軸部2の軸端部4の端面のみに、内層部22に至る穿孔31を形成した。フェース面6には、露出部を形成していない。図3(D)に示す中空部形成工程では、溶融した内層部22が穿孔31から溶出される。次いで、図3(E)に示す封入工程では、エンジンバルブ1を上下反転させて、中空部9に至る貫通孔となった穿孔31から冷媒10を封入する。最後に、図3(F)に示す封止工程にて穿孔31を溶接封止することで、エンジンバルブ1が得られる。この方法によれば、中空部9に至る開口を1箇所のみに形成するだけでよく、封入工程にてエンジンバルブ1を上下反転させることで、穿孔31を内層部22の溶出口と冷媒10の封入口とに兼用できるので、効率的である。また、開口が1つのみなので封止処理も1回で済むと共に、封止部材が不要となるので、部品点数も削減できる。しかも、フェース面6には加工部位が存在しないので、フェース面6の性能が高い。その他は実施例1と同様なので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
(実施例3)
図4に本発明の実施例3を示す。図4は、実施例3におけるエンジンバルブ1の製造工程の一部を示す概略工程図である。実施例3のエンジンバルブ1は、中空部9の形状が実施例1や実施例2と異なる。具体的には、中空部9の内面には、軸方向に延びるリブ状の凹凸36が、全周に亘って多数形成されている。これにより、中空部9の表面積が増大することで熱交換率が向上すると共に、断面係数も大きくなるので強度も高くなる。このリブ状の凹凸36は、エンジンバルブ1の外形の良好な転写性を有効利用して簡単かつ高精度に形成できる。
実施例3のエンジンバルブ1の製造方法について説明する。まず、図4(A)に示すごとく、鋳造工程において外面に軸方向に延びるリブ状の凹凸35を有するエンジンバルブ原体20を鋳造する。次いで、図4(B)に示すごとく実施例1と同様に高融点化工程において表層部21を脱炭処理する。このとき、表層部21は、外表面からの厚みが均一なので、表層部21と内層部22との界面も、エンジンバルブ原体20の外形と同じように凹凸形状となっている。そして、実施例1と同様の露出工程を経てから、図4(C)に示すごとく実施例1と同様に中空部形成工程において内層部22を溶出させて中空部9を形成する。すると、均一な厚みでエンジンバルブ原体20の外形と同じ形状の表層部21がエンジンバルブ1の外壁として残ることで、中空部9は必然的にエンジンバルブ原体20の外形が的確に転写された凹凸36を有する形状に形成される。次いで、実施例1や実施例2ではなかった表面加工工程にて、図4(D)に示すごとくエンジンバルブ1の外表面を切削又は研削することで平面化する。その後は、実施例1と同様に封入工程、封止工程が行われる。
(その他の変形例)
上記各実施例では、曲面7とその他の部分との厚みを異ならせていたが、必ずしもその必要はなく、エンジンバルブ1の全体が均一な厚みとなっていてもよいし、フェース面6も曲面7と共にバルブ軸部2より肉厚にしておくことも好ましい。また、実施例2のような形態では、軸端部4の厚みも曲面7と同様に他の部分より肉厚にしておくとよい。上述のように、軸端部4はバルブリフタからの荷重が直接作用する部位であり、軸端部4を他の部分より肉厚にしておくことで、カム側からの荷重に対する破損や変形を防止できる。メッキ層11も、必ずしも必要ではない。メッキ処理工程は、中空部形成工程の前でなく中空部形成工程の後に行い、別途熱処理しても構わない。また実施例1において、貫通溝30は、中空部形成工程後に穿設することもできる。
エンジンバルブの一部破断正面図である。 実施例1におけるエンジンバルブの各製造工程を示す工程図である。 実施例2におけるエンジンバルブの各製造工程を示す工程図である。 実施例3におけるエンジンバルブの製造工程の一部を示す概略工程図である。
符号の説明
1 エンジンバルブ
2 バルブ軸部
3 バルブ傘部
6 フェース面
7 曲面
9 中空部
10 冷媒
11 被覆層(拡散層)
20 エンジンバルブ原体
21 表層部
22 内層部
24 ニッケルメッキ層
25 クロムメッキ層
27 溶出口
29 封止部材
30 貫通孔
31 穿孔
36 凹凸

Claims (9)

  1. バルブ傘部と、バルブ軸部とを備え、内部に中空部を有する中空エンジンバルブであって、
    前記中空部は、前記バルブ傘部とバルブ軸部とに亘って前記エンジンバルブの外形と略同じ形状に形成されており、
    前記バルブ傘部と前記バルブ軸部とは一体形成された一部材であって、前記中空部を封止する封止部が前記バルブ軸部に設けられていることを特徴とする中空エンジンバルブ。
  2. 前記中空部に冷媒が封入されている請求項1に記載の中空エンジンバルブ。
  3. 前記バルブ傘部は、平坦なフェース面と、該フェース面から前記バルブ軸部へ亘って先窄まり状の曲面とを有し、
    前記バルブ傘部の曲面の厚みは、前記バルブ軸部の厚みより大きい請求項1または請求項2に記載の中空エンジンバルブ。
  4. 前記中空部の内面には、軸方向の凹凸が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の中空エンジンバルブ。
  5. バルブ傘部とバルブ軸部とを非中空状に一体鋳造する鋳造工程と、
    熱処理により表層部を内層部に比べて高融点化処理する高融点化工程と、
    前記バルブ軸部の一部において前記内層部を外面へ露出させる露出工程と、
    前記表層部の融点より低く前記内層部の融点より高い温度で熱処理することにより、前記内層部を前記露出部から溶出させて中空部を形成する中空部形成工程と、
    前記中空部を封止する封止工程と、を有することを特徴とする中空エンジンバルブの製造方法。
  6. 前記中空部形成工程と前記封止工程との間に、前記中空部に冷媒を封入する封入工程を有する請求項5に記載の中空エンジンバルブの製造方法。
  7. 前記高融点化工程と前記中空部形成工程との間に、外表面をメッキ処理するメッキ処理工程を有する請求項5または請求項6に記載の中空エンジンバルブの製造方法。
  8. 前記高融点化工程では、前記エンジンバルブの外表面の一部に脱炭防止剤を付与したうえで、高融点化処理する請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の中空エンジンバルブの製造方法。
  9. 前記鋳造工程では、外表面に軸方向の凹凸を有する形状に鋳造され、
    前記中空部形成工程の後、外表面を平面化する表面加工工程を有する請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の中空エンジンバルブの製造方法。
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