JP2012136881A - 木造建築物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長い支間となる1階の支持柱7a,7b間に木材からなるトラスを架け渡すものとし、1階の天井より上方で2階の床を支持する第1の横架材8と、複数の2階部分の柱17と、2階部分の柱17間に架け渡された第2の横架材18と、2階の柱間に設けられた斜材16とをトラス構造とし、2階に作用する荷重を支持する。トラスの支間中央部には柱間に斜材が設けられず空間が形成され、この空間を2階の廊下として活用する。また、斜材が設けられる部分は居室間の隔壁とする。3階部分の柱27、斜材26及び3階の天井より上方に配置される第3の横架材28も、一連のトラス構造に含むこともできる。
【選択図】図3
Description
この建築物は、複数の柱と梁とを組み合わせて箱状に形成された壁体間に、横架体が架設されたものである。また、横架体は、木材からなる複数の柱と梁とを組み合わせ、この柱と梁との接合部と、この接合部の対角にある柱と梁との接合部とを、ターンバックル付き鉄筋ブレースで連結してトラス構造としている。これにより、2つの壁体間の長い支間に作用する荷重を支持するようになっている。
図1は本願発明の一実施形態である木造建築物の1階の一部を示す平面図、図2は図1に示す部分の上層階を示す平面図、図3は図1及び図2中に示すA―A線における断面図である。
この木造建築物は、柱の間隔が長い広い空間を備えた下層階としての1階と、この1階の広い空間上に上層階である2階と、第2の上層階である3階とがある3階建てとなっており、高齢者施設として用いられるものである。この建築物の平面形状はほぼ長方形となっており、南面に玄関(図示しない)が設けられ、奥行き方向(南北方向)が短く(約13m)、東西に長く(約47m)建てられている。
手洗い室3とパントリー4との隔壁部分には柱を立設し、上層階の荷重を支持するものとなっているが、これより東側の部分では北側の外壁5に沿った位置と南側の外壁6に沿った位置とに支持柱7a,7bを立設し、これらの間の長い支間に南北方向へ架け渡した構造部材10によって上層階の荷重を支持するものとなっている。
上記食堂2の上部となる2階部分は、廊下11とその両側に設けられた6つの居室となっている。また、3階は2階とほぼ同じ間取りで廊下と複数の居室とが設けられている。
上記トラスは、図3に示すように食堂2の北側と南側との外壁に沿って立設された支持柱7a,7bで支持され、これらの間に架け渡されている。そして、構造部材10としてこのトラスが架け渡される平面上の位置は、2階及び3階では居室12と居室12との隔壁12aが設けられる位置となっている。
なお、食堂の東側の外壁2a、手洗室3及びパントリー4の隔壁3a,4aが設けられた位置では、1階部分に立設された複数の柱で横架材が支持され、この上に2階部分の柱を立設するとともに、1階部分及び2階部分の柱間に筋交い又は面材を固定して水平力に抵抗する通常の軸組構造が採用されている。
なお、上記斜材16,26には主に圧縮力が作用するように支間中央部側から端部がわにかけて下方へ傾斜して配置され、いわゆるハウトラスを構成するものとなっている。
このように、支間中央部の2階部分に立設された2本の柱17a,17b間及び3階部分に立設された2本の柱27a,27b間には斜材が配置されず、これらの間が開放されている。これにより、トラスの中央部の開放された空間を2階の廊下11及び3階の廊下21として活用されている。また、廊下11,21の両側の斜材16,26が設けられた部分は隣り合った居室12の隔壁12aとすることができる。
図5は、横架材と柱と斜材とが接合される格点における接合構造を示すものであり、2階の床の下側に配置される第1の横架材8とこの上に立設される2階部分の柱17と2階部分の斜材16との接合部を例として示すものである。
図5に示すように、第1の横架材8の2階部分の柱17及び斜材16と接合される位置には第1のスクリュー部材31及び第2のスクリュー部材32が鉛直方向にねじ込まれている。第1のスクリュー部材31及び第2のスクリュー部材32は、第1の横架材8の軸線方向に所定の間隔を開けてねじ込まれ、それぞれは第1の横架材8の幅方向に2本が配置されている。また、柱17には、下端から鉛直方向に第3のスクリュー部材33がねじ込まれており、この第3のスクリュー部材33も2本が平行に配置されるとともに、この第3のスクリュー部材33の軸線の位置が上記第1のスクリュー部材31の軸線位置とほぼ一致するものとなっている。さらに、斜材16にも端面から軸線方向に第4のスクリュー部材34がねじ込まれている。
一方、柱当接部35bに形成された孔にもラグスクリュー41が挿通され、2階部分の柱17の側面にねじ込んで固定されている。
なお、上記ボルト孔の近傍では斜材接合板42bに切り欠き42cが設けられており、この切り欠きが設けられた部分からボルト43をボルト孔に挿通し、締め付けることができるものとなっている。
木材を軸線方向に接続する構造には、例えば図4及び図6に示す構造を採用することができる。
これらの鋼プレート59を取り付けることにより、接続部分に作用するせん断力に対して補強することができる。なお、ボルト54、55と接続金具53とによって充分な強度を有する場合には、上記鋼プレート59は不要となる。
なお、本実施の形態では、1つの横架材の接続に4個の接続金具を使用し、接続する木材の双方の端面からは4本ずつのスクリュー部材をねじ込む構造としたが、これらの数は4個に限定されるものではないし、適宜に他の構造を採用して設計することもできる。また、接続する位置は、本実施の形態ではトラスの支間の中央部としたが、これ以外の位置とすることもでき、複数の接続部を設けても良い。
例えば、本実施の形態の木造建築物は3階建ての高齢者施設であるが、2階建てであってもよく高齢者施設に限定されるものでもない。また、木造建築物の間取りや大きさも本実施の形態に限定されるものではなく、上層階に架設されたトラスの間及びトラスの斜材のない空間を上層階の空間として活用できるとともに、トラスで長い支間に作用する荷重を支持できる構成であれば、他の形態のトラスを採用することもできる。部材の接合部の構造も、接合される各部材の少なくとも軸力とせん断力が互いに伝達される構造であれば、他の構造を採用することもできる。
31:第1のスクリュー部材、 32:第2のスクリュー部材、 33:第3のスクリュー部材、 34:第4のスクリュー部材、 35:斜材接合金具、 35a:水平板部、 35b:柱当接部、 35c:鉛直板部、 36:柱接合金具、 37,38,39:ボルト、 40,41:ラグスクリュー、 42:斜材受け金具、 42a:斜材受け板、 42b:斜材接合板、 42c:斜材接合板の切り欠き、 43:ボルト、 44:ラグスクリュー、 45:ボルト、
51,52:スクリュー部材、 53:接続金具、 54:ボルト、 55:頭なしボルト、 56,57,58:ナット、 59:鋼プレート、 60:ビス、 80a,80b:横架材を構成する木材
Claims (5)
- 下層階に、上層階を支持する支持柱の間隔が大きい空間を有し、
前記下層階の天井より上方で前記上層階の床より下方において前記支持柱間に架け渡された木製の第1の横架材と、該第1の横架材上に立設された複数の木製の柱と、前記上層階の天井より上方で前記柱間に架け渡された木製の第2の横架材と、前記柱間の前記第1の横架材と前記第2の横架材との間に設けられた木製の斜材と、がトラス構造として前記空間上の前記上層階に作用する荷重を支持するものであることを特徴とする木造建築物。 - 前記トラス構造の支間の中央付近に設けられた2つの前記柱間は、前記斜材を設けずに2つの前記柱と前記第1の横架材と前記第2の横架材とで囲まれた内側が開放されて、前記上層階の廊下となっており、
前記廊下の両側には仕切壁で仕切られた複数の居室が設けられ、前記第1の横架材上に立設された前記柱と前記斜材とは、前記居室間の仕切壁内に設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の木造建築物。 - 前記トラスの支間の中央付近における前記柱の間隔が端部付近の柱の間隔よりも広くなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木造建築物。
- 前記上層階の上に第2の上層階が構築され、
前記第2の横架材上に立設された複数の木製の上部柱と、前記第2の上層階の天井より上方で前記上部柱間に架け渡された木製の第3の横架材と、前記上部柱間の前記第2の横架材と前記第3の横架材との間に設けられた木製の斜材とが、前記第1の横架材と、前記第2の横架材と、前記第1の横架材と前記第2の横架材との間に設けられた柱及び斜材とともに、一連のトラス構造として前記上層階及び前記第2の上層階に作用する荷重を支持するものであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の木造建築物。 - 前記第1の横架材と前記第2の横架材、又は前記第1の横架材、前記第2の横架材及び第3の横架材は、複数の木材を前記支持柱間の1箇所又は複数の箇所で、端面を対向させて接続したものであり、
該接続部分は、端面間の間隔を増大又は縮小するように調整可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の木造建築物。
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