JP2012135908A - 綴じるための帯状体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる切り込み102に挿入される帯状体10であって、複数の帯状体10は、連結部52を介して並列されて連結帯状体50を形成され、各帯状体10は、前記切り込み102に挿入する方向を有し、前記挿入する方向は、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
【選択図】図1
Description
金属製の針を使用するため、食品関連の製販者、パン屋等では使用できない。また、書類廃棄時にシュレッダに入れた場合、シュレッダの刃を痛めるおそれがある。さらに、針の先端で怪我をするおそれがある。また、焼却時に針が残ってしまう。
そこで、特許文献1のような紙テープや合成樹脂テープ等の粘着テープで用紙を綴じるタイプを提案されているが、このタイプは、次のような問題を有している。
単一のテープを連続して送るためには送る機構が複雑となる。
そこで、テープを従来のステープラーの針のように、複数の針が連続された構造として移送する構造とした方が、機構が複雑になることを回避することができる。
ところが、柔軟な紙等は切断が難しく、又、複数の合成樹脂テープを一体化した連続テープとすれば、各テープを切り離すことが難しくなる。
この発明の主たる目的は、従来の発明の問題点をなくし、帯状体が並列された連結帯状体を比較的容易に切り離して各帯状体として綴じることをできる、綴じるための帯状体を提供することである。
この発明の請求項2にかかる綴じるための帯状体においては、複数の帯状体は、帯状体の前記挿入する方向に沿う端縁の一部に形成された連結部を介して並列されて連結帯状体を形成され、前記連結部は、帯状体の分子配向と同じ方向にのびるように形成された、請求項1に記載の綴じるための帯状体である。
この発明の請求項3にかかる綴じるための帯状体においては、前記帯状体は、帯状体の前記挿入する方向に沿う端縁の一部を接着又は溶着して各帯状体を並列されて連結帯状体を形成されており、被綴じ体に綴じられる前に各帯状体を連結する連結部において切り離される、請求項1又は請求項2に記載の綴じるための帯状体である。
この発明の請求項4にかかる綴じるための帯状体においては、前記帯状体は、その分子配向が切り込みの中央を通り且つ切り込みと直交する左右軸に沿うように、折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体の一部は、被綴じ体の表面に載置される載置部と直交又は交差するように形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の綴じるための帯状体である。
この発明の請求項5にかかる綴じるための帯状体においては、前記連結帯状体から切り離された帯状体は、穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込みが適宜な間隔をあけて並列して形成され、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体の先端を含む一部が、帯状体の分子配向に沿い且つ帯状体の長手方向と交差する方向に折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体の一部が前記切り込みに差し込んで被綴じ体の表面より前記細長い切り込みを押し開いて裏面に突出され、前記切り込みに差し込まれた被綴じ体の表面より突出された帯状体の一部が、帯状体の分子配向に沿い且つ前記切り込みの延びる方向と交差する方向で被綴じ体の裏面に向けて折り曲げられ、前記裏面側に突き出た帯状体の一部が、被綴じ体の裏面に接し合わせられるように構成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の綴じるための帯状体である。
この発明の請求項6にかかる綴じるための帯状体においては、前記連結帯状体は、被綴じ体に綴じられる前であって連結部において切り離される前において、帯状体の分子配向と交差する方向に移動され、被綴じ体の切り込み位置に帯状体を位置することをできるように、移動できる構造を備えた、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の綴じるための帯状体である。
この発明の請求項2にかかる綴じるための帯状体によれば、複数の帯状体は、帯状体の前記挿入する方向に沿う端縁の一部に形成された連結部を介して並列されて連結帯状体を形成され、前記連結部は、帯状体の分子配向と同じ方向にのびるように形成されているので、連結帯状体を切り込みに挿入する位置まで送り、連結部において切り離して帯状体により用紙等の被綴じ体を綴じることをできる。
この発明の請求項3にかかる綴じるための帯状体によれば、前記帯状体は、帯状体の前記挿入する方向に沿う端縁の一部を接着又は溶着して各帯状体を並列されて連結帯状体を形成されており、被綴じ体に綴じられる前に各帯状体を連結する連結部において切り離されるように構成されているので、連結帯状体を切り込みに挿入する位置まで送り、連結部において切り離して帯状体により用紙等の被綴じ体を綴じることをできる。
この発明の請求項4にかかる綴じるための帯状体によれば、前記帯状体は、その分子配向が切り込みの中央を通り且つ切り込みと直交する左右軸に沿うように、折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体の一部は、被綴じ体の表面に載置される載置部と直交又は交差するように形成されているので、切り込みに比較的容易に差し込むことができる。
この発明の請求項5にかかる綴じるための帯状体によれば、前記連結帯状体から切り離された帯状体は、穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込みが適宜な間隔をあけて並列して形成され、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体の先端を含む一部が、帯状体の分子配向に沿い且つ帯状体の長手方向と交差する方向に折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体の一部が前記切り込みに差し込んで被綴じ体の表面より前記細長い切り込みを押し開いて裏面に突出され、前記切り込みに差し込まれた被綴じ体の表面より突出された帯状体の一部が、帯状体の分子配向に沿い且つ前記切り込みの延びる方向と交差する方向で被綴じ体の裏面に向けて折り曲げられ、前記裏面側に突き出た帯状体の一部が、被綴じ体の裏面に接し合わせられるように構成されているので、比較的容易に用紙等の被綴じ体を綴じることができる。
この発明の請求項6にかかる綴じるための帯状体によれば、前記連結帯状体は、被綴じ体に綴じられる前であって連結部において切り離される前において、帯状体の分子配向と交差する方向に移動され、被綴じ体の切り込み位置に帯状体を位置することをできるように、移動できる構造を備えているので、連結帯状体を切り込みに挿入する位置まで送り、連結部において切り離して帯状体により用紙等の被綴じ体を綴じることをできる。
図1ないし図4は、この発明に係る帯状体10によって、用紙等を積層した被綴じ体100を綴じる方法を示す図解図であり、図5は、連結帯状体50から切り離された単一の帯状体10によって被綴じ体100を綴じた状態を示す斜視図解図である。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる切り込みに挿入される帯状体10は、複数の帯状体10を連結部52を介して並列された連結帯状体50を形成されており、連結帯状体50を構成する各帯状体10及び連結部52は、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
この帯状体10は、合成樹脂テープ等の柔軟で形状保持性に優れたシートまたはフィルムからなり、全体が略平行四辺形状で、側面視略コ字形状である。その両端に尖鋭な差し込み端を形成されている。
帯状体10の手前側の長手端縁と向こう側の長手端縁の両長手端縁は、直線状であり、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
帯状体10の左右の両端は平行に形成されている。
左右の両端は、前記手前側の長手端縁と向こう側の長手端縁と斜交する。
連結帯状体50は、連結部52の左右端及び各帯状体10の左右の両端は、同列に揃えられている。
帯状体10は、ポリオレフィンシートをその元の長さの4〜10倍に伸ばすことによって製造され、それにより、テープの長手方向における分子鎖が配向され、この方向における強度及び剛性が元のシートに比べて約6〜10倍高いものとなる。帯状体10は、幅が、通常約1.5〜5.0mmで、厚さが0.2〜0.8mmである。
従って、帯状体10は、長さ方向で分子配向に沿って、わん曲、屈曲、折り曲げてなる、屈曲及び折り曲げ部が、帯状体10の分子配向と直交ないし斜交したとき、わん曲、屈曲、折り曲げた状態で形状保持性に優れている。
但し、横方向の引張により、帯状体10は裂け易いという脆性を有している。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込み102が適宜な間隔をあけて並列して形成され、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体10の先端を含む一部が、帯状体10の分子配向に沿い且つ帯状体10の長手方向と交差する方向に折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体10の一部が前記切り込み102に差し込まれて被綴じ体100の表面より前記細長い切り込み102を押し開いて裏面に突出され、前記切り込み102に差し込まれた被綴じ体100の表面より突出された帯状体10の一部である接し合わせ部16が、帯状体10の分子配向に沿い且つ前記切り込み102の延びる方向と交差する方向で被綴じ体100の裏面に向けて屈曲部14において折り曲げられ、前記裏面側に突き出た帯状体10の一部である接し合わせ部16が、被綴じ体100の裏面に接し合わせられている。
切り込み102は、帯状体10を略コ字状に折り曲げられて形成された、折り曲げ部12を構成する左右の折り曲げ部(第1の折り曲げ部12a及び第2の折り曲げ部12b)の幅に対応した間隔をあけて、2条形成される。すなわち、切り込み102は、第1の折り曲げ部12aを差し込まれる第1の切り込み102aと第2の折り曲げ部12bを差し込まれる第2の切り込み102bとを備える。
そして、切り込み102を構成する2条の第1の切り込み102aの前端と第2の切り込み102bの前端を結ぶ線と、第1の切り込み102aの後端と第2の切り込み102bの後端とを結ぶ線は、平行である。
前記帯状体10を用いた紙等を積層された被綴じ体100を綴じた構造は、その分子配向が切り込み102の中央を通り且つ切り込み102と直交する左右軸に沿ってのびるように、屈曲部14を構成する左右に分かれた第1の屈曲部14aと第2の屈曲部14bとにおいてわん曲又は屈曲された、帯状体10により被綴じ体100を綴じる構造を備える。
前記帯状体10を用いた紙等を積層された被綴じ体100を綴じた構造は、その分子配向が切り込み102の中央を通り且つ切り込み102と直交する左右軸に沿ってのびるように、接し合わせ部16を構成する左右に分かれた第1の接し合わせ部16aと第2の接し合わせ部16bとにおいて固定された、帯状体10により被綴じ体100を綴じる構造を備える。
接し合わせ部16を構成する第1の接し合わせ部16aと第2の接し合わせ部16bとは、切り込み102と直交する方向にのびるように、被綴じ体100の裏面に接し合わされた、帯状体10により綴じる構造を備える。
前記帯状体10の接し合わせ部16は、その分子配向が、切り込み102の中央を通り且つ切り込み102と直交する左右軸に沿ってのびるように屈曲部14において屈曲されて形成される。そして、第1の接し合わせ部16aと第2の接し合わせ部16bとは、対向する一対の第1の切り込み102aと第2の切り込み102bとの間の領域内に接し合わされて、帯状体10により綴じる構造を備える。
帯状体10の端部20を構成する第1の端部20aと第2の端部20bとは、帯状体10の前後の長手端縁と斜交する。
第1の端部20aと第2の端部20bとは平行に形成され、帯状体10全体としては、折り曲げ部12において折り曲げられる前には、略々平行四辺形の板状に形成されている。
第1の接し合わせ部16aと第2の接し合わせ部16bとを、第1の切り込み102aと第2の切り込み102bとの間の領域において向き合うようにして帯状体10の裏面に接し合わされたとき、第1の端部20aと第2の端部20bとは、略々平行に向き合う。
すなわち、第1の折り曲げ部12aと第1の屈曲部14aとの間の第1の差し込み部22aの長さは、積層された被綴じ体100の第1の切り込み102aの長さに対応し、第2の折り曲げ部12bと第2の屈曲部14bとの間の第2の差し込み部22bの長さは、積層された被綴じ体100の第2の切り込み102bの長さに対応している。
そして、各帯状体10及び並列された帯状体10間の連結部52は、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
前記帯状体10は、折り曲げられる帯状体10の一部を除く領域を構成する載置部18において、隣接する帯状体10を連結する連結部52を介して並列されている。連結部52は、直線状であり、被綴じ体100に綴じられる前に連結部52に沿って切り離され、手前側と向こう側の長手端縁を構成する。
前記帯状体10は、被綴じ体100に綴じられる前であって連結部52において切り離される前において、既に折り曲げられる帯状体10の一部が折り曲げられて、折り曲げ部12を形成している。
並列された帯状体10間の連結部52は、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されているので脆性を有しており、他の部分より薄肉の直線状凹条で形成されているので、比較的切り離し易い。
連結帯状体50を保持する保持手段250と、連結帯状体50を被綴じ体100の切り込み102の位置まで送るための移送手段252とを備える。
この発明の一実施の形態においては、移送手段252は、連結帯状体50の連結部52に直交する方向に連結帯状体50を送るように構成されている。
切り離す手段212は、連結部52に対応する長さを有する切断刃を有している。
前記帯状体10は、綴じられる前においては、複数の帯状体10を連結部52を介して並列された、連結帯状体50を構成している。
そして、各帯状体10及び各帯状体10間の連結部52は、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成され並列された帯状体10間の連結部52は、脆性を有しており、連結部52において切り離す手段212により、容易に切り離すことができる。
前記切り込み手段204は、被綴じ体100に、切り込み102を穿つと同時に被綴じ体100の一部を切り込み102に差し込むように構成されている。
切り込み手段204を構成する切断刃は、切り込み102に対応した形状、例えば直線状の切刃を備えたもので、被綴じ体100を切断するように構成される。
差し込み手段206は、帯状体10の載置部18を被綴じ体100の切り込み102に向けて差し込む押圧手段206aと、帯状体10の第1の折り曲げ部12a及び第2の折り曲げ部12bを被綴じ体100の切り込み102に案内する第1の案内手段206b及び第2の案内手段206cとを備える。
屈曲手段208は、第1の端部20a及び第2の端部20bを、第1の切り込み102aと第2の切り込み102bとの間の領域に向けて案内し、屈曲部14をわん曲又は屈曲させ及び接し合わせ部16を被綴じ体100の裏面と接し合わせる案内手段208aを備える。
接し合わせる手段210は、第1の接し合わせ部16a及び第2の接し合わせ部16bを、被綴じ体100の裏面の第1の切り込み102aと第2の切り込み102bとの間の領域に接し合わせ、接し合わせ部16を固定させる押圧手段206aを備える。
この発明にかかる連結帯状体50から切り離された単一の帯状体10により綴じる方法は、次の構成を備えている。
連結帯状体50を保持する位置から、連結帯状体50を被綴じ体100の切り込み102の位置まで送るための移送ステップを含む。
この発明の一実施の形態においては、移送ステップは、連結帯状体50の連結部52に直交する方向に連結帯状体50を送るように構成されている。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込み102を形成する、切り込みステップと、前記切り込み102に、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体10の先端を含む一部を、帯状体10の分子配向に沿い且つ帯状体10の長手方向と交差する方向に折り曲げる、折り曲げステップと、前記折り曲げられた帯状体10の一部である接し合わせ部16を前記切り込み102に差し込み、帯状体10の一部である接し合わせ部16を被綴じ体100の表面より前記細長い切り込み102を押し開いて突出させる、差し込みステップと、前記切り込み102に差し込まれて被綴じ体100の表面より突出された帯状体10の一部である接し合わせ部16が、帯状体10の分子配向に沿い且つ前記切り込み102の延びる方向と交差する方向で被綴じ体100の裏面に向けて折り曲げるわん曲又は屈曲させる、屈曲ステップと、前記裏面側に突き出た帯状体10の一部である接し合わせ部16を、被綴じ体100の裏面に接し合わせるステップとを含む。
切り込みに使用する切断刃は、切り込み102に対応した形状、例えば直線状の切刃を備えたもので、被綴じ体100を切断するように構成される。
差し込みステップは、帯状体10の載置部18を被綴じ体100の切り込み102に向けて差し込む押圧ステップと、帯状体10の第1の折り曲げ部12a及び第2の折り曲げ部12bを被綴じ体100の切り込み102に案内する第1の案内手段206b及び第2の案内手段206cにより行う。
屈曲ステップは、第1の端部20a及び第2の端部20bを、第1の切り込み102aと第2の切り込み102bとの間の領域に向けて案内し、屈曲部14及び接し合わせ部16を屈曲させる案内手段208aにより行う。
接し合わせるステップは、第1の接し合わせ部16a及び第2の接し合わせ部16bを、被綴じ体100の裏面の第1の切り込み102aと第2の切り込み102bとの間の領域に接し合わせ、接し合わせ部16を被綴じ体100の裏面に接し合わせて固定させる押圧ステップを備える。
すなわち、第1の折り曲げ部12aと第1の屈曲部14aとの間の第1の差し込み部22aの長さは、積層された被綴じ体100の第1の切り込み102aの長さに対応し、第2の折り曲げ部12bと第2の屈曲部14bとの間の第2の差し込み部22bの長さは、積層された被綴じ体100の第2の切り込み102bの長さに対応している。
図6は、この発明の一実施の形態である連結帯状体1050から切り離された単一の帯状体の斜視図解図である。
図6ないし図10は、この発明に係る連結帯状体1050から切り離された単一の帯状体1010によって、用紙等を積層した被綴じ体1100を綴じる方法を示す図解図である。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体1100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる切り込み1102に挿入される帯状体1010は、複数の帯状体1010を連結部1052を介して並列された連結帯状体1050を形成されており、連結帯状体1050を構成する各帯状体1010及び連結部1052は、帯状体1010の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
帯状体1010は、複数の帯状体1010を連結部1052を介して並列されており、各帯状体1010及び連結部1052は、帯状体1010の分子配向と同じ方向にのびるように形成された、連結帯状体1050により構成されている。
連結帯状体1050は、連結部1052の左右端及び各帯状体1010の左右の両端は、同列に揃えられている。
前記連結帯状体1050は、被綴じ体1100に綴じられる前に連結部1052において切り離される前において、前記各帯状体1010が、平板状にのびた構造で、複数の帯状体1010を連結部1052を介して並列され且つロール状に巻回されている。
帯状体1010の手前側の長手端縁と向こう側の長手端縁の両長手端縁は、直線状であり、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
帯状体10の左右の両端は平行に形成されている。
左右の両端は、前記手前側の長手端縁と向こう側の長手端縁と斜交する。
帯状体1010は、ポリオレフィンシートをその元の長さの4〜10倍に伸ばすことによって製造され、それにより、テープの長手方向における分子鎖が配向され、この方向における強度及び剛性が元のシートに比べて約6〜10倍高いものとなる。帯状体1010は、幅が、通常約1.5〜5.0mmで、厚さが0.2〜0.8mmである。
従って、帯状体1010は、長さ方向で分子配向に沿って、わん曲、屈曲、折り曲げてなる、屈曲及び折り曲げ部が、帯状体1010の分子配向と直交ないし斜交したとき、わん曲、屈曲、折り曲げた状態で形状保持性に優れている。
但し、横方向の引張により、帯状体1010は裂け易いという脆性を有している。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体1100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込み1102が適宜な間隔をあけて並列して形成され、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体1010の先端を含む一部が、帯状体1010の分子配向に沿い且つ帯状体1010の長手方向と交差する方向に折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体1010の一部が前記切り込み1102に差し込まれて被綴じ体1100の表面より前記細長い切り込み1102を押し開いて裏面に突出され、前記切り込み1102に差し込まれた被綴じ体1100の表面より突出された帯状体1010の一部である接し合わせ部1016が、帯状体1010の分子配向に沿い且つ前記切り込み1102の延びる方向と交差する方向で被綴じ体1100の裏面に向けて屈曲部1014において折り曲げられ、前記裏面側に突き出た帯状体1010の一部である接し合わせ部1016が、被綴じ体1100の裏面に接し合わせられている。
切り込み1102は、帯状体1010を略コ字状に折り曲げられて形成された、折り曲げ部1012を構成する左右の折り曲げ部(第1の折り曲げ部1012a及び第2の折り曲げ部1012b)の幅に対応した間隔をあけて、2条形成される。すなわち、切り込み1102は、第1の折り曲げ部1012aを差し込まれる第1の切り込み1102aと第2の折り曲げ部1012bを差し込まれる第2の切り込み1102bとを備える。
そして、切り込み1102を構成する2条の第1の切り込み1102aの前端と第2の切り込み1102bの前端を結ぶ線と、第1の切り込み1102aの後端と第2の切り込み1102bの後端とを結ぶ線は、平行である。
前記帯状体1010を用いた紙等を積層された被綴じ体1100を綴じた構造は、その分子配向が切り込み1102の中央を通り且つ切り込み1102と直交する左右軸に沿ってのびるように、屈曲部1014を構成する左右に分かれた第1の屈曲部1014aと第2の屈曲部1014bとにおいてわん曲又は屈曲された、帯状体1010により被綴じ体1100を綴じる構造を備える。
前記帯状体1010を用いた紙等を積層された被綴じ体1100を綴じた構造は、その分子配向が切り込み1102の中央を通り且つ切り込み1102と直交する左右軸に沿ってのびるように、接し合わせ部1016を構成する左右に分かれた第1の接し合わせ部1016aと第2の接し合わせ部1016bとにおいて固定された、帯状体1010により被綴じ体1100を綴じる構造を備える。
接し合わせ部1016を構成する第1の接し合わせ部1016aと第2の接し合わせ部1016bとは、切り込み1102と直交する方向にのびるように、被綴じ体1100の裏面に接し合わされた、帯状体1010により綴じる構造を備える。
前記帯状体1010の接し合わせ部1016は、その分子配向が、切り込み1102の中央を通り且つ切り込み1102と直交する左右軸に沿ってのびるように屈曲部1014において屈曲されて形成される。そして、第1の接し合わせ部1016aと第2の接し合わせ部1016bとは、対向する一対の第1の切り込み1102aと第2の切り込み1102bとの間の領域内に接し合わされて、帯状体1010により綴じる構造を備える。
帯状体1010の端部1020を構成する第1の端部1020aと第2の端部1020bとは、帯状体1010の前後の長手端縁と斜交する。
第1の端部1020aと第2の端部1020bとは平行に形成され、帯状体1010全体としては、折り曲げ部1012において折り曲げられる前には、略々平行四辺形の板状に形成されている。
第1の接し合わせ部1016aと第2の接し合わせ部1016bとを、第1の切り込み1102aと第2の切り込み1102bとの間の領域において向き合うようにして帯状体1010の裏面に接し合わされたとき、第1の端部1020aと第2の端部1020bとは、略々平行に向き合う。
すなわち、第1の折り曲げ部1012aと第1の屈曲部1014aとの間の第1の差し込み部1022aの長さは、積層された被綴じ体1100の第1の切り込み1102aの長さに対応し、第2の折り曲げ部1012bと第2の屈曲部1014bとの間の第2の差し込み部1022bの長さは、積層された被綴じ体1100の第2の切り込み1102bの長さに対応している。
そして、各帯状体1010及び並列された帯状体1010間の連結部1052は、帯状体1010の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
前記帯状体1010は、折り曲げられる帯状体1010の一部を除く領域を構成する載置部1018において、隣接する帯状体1010を連結する連結部1052を介して並列されている。連結部1052は、直線状であり、被綴じ体1100に綴じられる前に連結部1052に沿って切り離され、手前側と向こう側の長手端縁を構成する。
前記帯状体1010は、被綴じ体1100に綴じられる前であって連結部1052において切り離される前において、既に折り曲げられる帯状体1010の一部が折り曲げられて、折り曲げ部1012を形成している。
並列された帯状体1010間の連結部1052は、帯状体1010の分子配向と同じ方向にのびるように形成されているので脆性を有しており、他の部分より薄肉の直線状凹条で形成されているので、比較的容易に切り離し易い。
連結帯状体1050を保持する保持手段1250と、連結帯状体1050を被綴じ体1100の切り込み1102の位置まで送るための移送手段1252とを備える。
この発明の一実施の形態においては、移送手段1252は、連結帯状体1050の連結部1052に直交する方向に連結帯状体1050を送るように構成されている。
切り離す手段1212は、連結部1052に対応する長さを有する切断刃を有している。
前記帯状体1010は、綴じられる前においては、複数の帯状体1010を連結部1052を介して並列された、連結帯状体1050を構成しているが、各帯状体1010及び各帯状体1010間の連結部1052は、帯状体1010の分子配向と同じ方向にのびるように形成され並列された帯状体1010間の連結部1052は、脆性を有しており、連結部1052において切り離す手段1212により、容易に切り離すことができる。
切り込み手段1204を構成する切断刃は、切り込み1102に対応した形状、例えば直線状の切刃を備えたもので、被綴じ体1100を切断するように構成される。
差し込み手段1206は、帯状体1010の載置部1018を被綴じ体1100の切り込み1102に向けて差し込む押圧手段1206aと、帯状体1010の第1の折り曲げ部1012a及び第2の折り曲げ部1012bを被綴じ体1100の切り込み1102に案内する第1の案内手段1206b及び第2の案内手段1206cとを備える。
屈曲手段1208は、第1の端部1020a及び第2の端部1020bを、第1の切り込み1102aと第2の切り込み1102bとの間の領域に向けて案内し、屈曲部1014及び接し合わせ部1016を屈曲させる案内手段1208aを備える。
接し合わせる手段1210は、第1の接し合わせ部1016a及び第2の接し合わせ部1016bを、被綴じ体1100の裏面の第1の切り込み1102aと第2の切り込み1102bとの間の領域に接し合わせ、接し合わせ部1016を固定させる押圧手段1206aを備える。
連結帯状体1050を保持する位置から、連結帯状体1050を被綴じ体1100の切り込み1102の位置まで送るための移送ステップを含む。
この発明の一実施の形態においては、移送ステップは、連結帯状体1050の連結部1052に直交する方向に連結帯状体1050を送るように構成されている。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体1100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込み1102を形成する、切り込みステップと、前記切り込み1102に、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体1010の先端を含む一部を、帯状体1010の分子配向に沿い且つ帯状体1010の長手方向と交差する方向に折り曲げる、折り曲げステップと、前記折り曲げられた帯状体1010の一部である接し合わせ部1016を前記切り込み1102に差し込み、帯状体1010の一部である接し合わせ部1016を被綴じ体1100の表面より前記細長い切り込み1102を押し開いて突出させる、差し込みステップと、前記切り込み1102に差し込まれて被綴じ体1100の表面より突出された帯状体1010の一部である接し合わせ部1016が、帯状体1010の分子配向に沿い且つ前記切り込み1102の延びる方向と交差する方向で被綴じ体1100の裏面に向けて折り曲げるわん曲又は屈曲させる、屈曲ステップと、前記裏面側に突き出た帯状体1010の一部である接し合わせ部1016を、被綴じ体1100の裏面に接し合わせるステップとを含む。
前記折り曲げステップは、前記連結帯状体1050が、被綴じ体1100に綴じられる前に連結部1052において切り離される前において、第1の実施の形態のように折り曲げられる一部を折り曲げられているときと異なり、前記帯状体1010が、複数の帯状体1010を連結部1052を介して並列され且つロール状に巻回されているので、ロール状の連結帯状体1050を巻き戻し、帯状体1010を折り曲げ手段1202の位置まで送って、折り曲げ手段1202により、単一の帯状体1010を切り離す構成である。
すなわち、第1の折り曲げ部1012aと第1の屈曲部1014aとの間の第1の差し込み部1022aの長さは、積層された被綴じ体1100の第1の切り込み1102aの長さに対応し、第2の折り曲げ部1012bと第2の屈曲部1014bとの間の第2の差し込み部1022bの長さは、積層された被綴じ体1100の第2の切り込み1102bの長さに対応している。
図12ないし図17は、この発明に係る連結帯状体2050から切り離された単一の帯状体2010によって、用紙等を積層した被綴じ体2100を綴じる方法を示す図解図であり、図18は、帯状体2010によって被綴じ体2100を綴じた状態を示す斜視図解図である。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体2100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる切り込み2102に挿入される帯状体2010は、複数の帯状体2010を連結部2052を介して並列された連結帯状体2050を形成されており、連結帯状体2050を構成する各帯状体2010及び連結部2052は、帯状体2010の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
前記帯状体2010は、複数の帯状体2010を連結部2052を介して並列された連結帯状体2050であり、且つロール状に巻回されて又は平板状にのびているものである。
この帯状体2010は、合成樹脂テープ等の柔軟で形状保持性に優れたシートまたはフィルムからなり、全体が略台形状で、その両端に尖鋭な差し込み端を形成されている。
帯状体2010の手前側の長手端縁と向こう側の長手端縁の両長手端縁は、直線状であり、帯状体10の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
帯状体10の左右の両端は平行に形成されている。
左右の両端は、前記手前側の長手端縁と向こう側の長手端縁の長手端縁と斜交する。
連結帯状体2050は、連結部2052の左右端及び各帯状体2010の左右の両端は、同列に揃えられている。
帯状体2010は、ポリオレフィンシートをその元の長さの4〜10倍に伸ばすことによって製造され、それにより、テープの長手方向における分子鎖が配向され、この方向における強度及び剛性が元のシートに比べて約6〜10倍高いものとなる。帯状体2010は、幅が、通常約1.5〜5.0mmで、厚さが0.2〜0.8mmである。
従って、帯状体2010は、長さ方向で分子配向に沿って、わん曲、屈曲、折り曲げてなる、屈曲及び折り曲げ部が、帯状体2010の分子配向と直交ないし斜交したとき、わん曲、屈曲、折り曲げた状態で形状保持性に優れている。
但し、横方向の引張により、帯状体2010は裂け易いという脆性を有している。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体2100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込み2102が適宜な間隔をあけて並列して形成され、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体2010の先端を含む一部が、帯状体2010の分子配向に沿い且つ帯状体2010の長手方向と交差する方向に折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体2010の一部が前記切り込み2102に差し込まれて被綴じ体2100の表面より前記細長い切り込み2102を押し開いて裏面に突出され、前記切り込み2102に差し込まれた被綴じ体2100の表面より突出された帯状体2010の一部である接し合わせ部2016が、帯状体2010の分子配向に沿い且つ前記切り込み2102の延びる方向と交差する方向で被綴じ体2100の裏面に向けて屈曲部2014において折り曲げられ、前記裏面側に突き出た帯状体2010の一部である接し合わせ部2016が、被綴じ体2100の裏面に接し合わせられている。
切り込み2102は、帯状体2010を略コ字状に折り曲げられて形成された、折り曲げ部2012を構成する左右の折り曲げ部(第1の折り曲げ部2012a及び第2の折り曲げ部2012b)の幅に対応した間隔をあけて、2条形成される。すなわち、切り込み2102は、第1の折り曲げ部2012aを差し込まれる第1の切り込み2102aと第2の折り曲げ部2012bを差し込まれる第2の切り込み2102bとを備える。
そして、切り込み2102を構成する2条の第1の切り込み2102aの前端と第2の切り込み2102bの前端を結ぶ線と、第1の切り込み2102aの後端と第2の切り込み2102bの後端とを結ぶ線は、平行である。
前記帯状体2010を用いた紙等を積層された被綴じ体2100を綴じた構造は、その分子配向が切り込み2102の中央を通り且つ切り込み2102と直交する左右軸に沿ってのびるように、屈曲部2014を構成する左右に分かれた第1の屈曲部2014aと第2の屈曲部2014bとにおいてわん曲又は屈曲された、帯状体2010により被綴じ体2100を綴じる構造を備える。
前記帯状体2010を用いた紙等を積層された被綴じ体2100を綴じた構造は、その分子配向が切り込み2102の中央を通り且つ切り込み2102と直交する左右軸に沿ってのびるように、接し合わせ部2016を構成する左右に分かれた第1の接し合わせ部2016aと第2の接し合わせ部2016bとにおいて固定された、帯状体2010により被綴じ体2100を綴じる構造を備える。
接し合わせ部2016を構成する第1の接し合わせ部2016aと第2の接し合わせ部2016bとは、切り込み2102と直交する方向にのびるように、被綴じ体2100の裏面に接し合わされた、帯状体2010により綴じる構造を備える。
前記帯状体2010の接し合わせ部2016は、その分子配向が、切り込み2102の中央を通り且つ切り込み2102と直交する左右軸に沿ってのびるように屈曲部2014において屈曲されて形成される。そして、第1の接し合わせ部2016aと第2の接し合わせ部2016bとは、対向する一対の第1の切り込み2102aの外側と第2の切り込み2102bの外側との間の領域内に接し合わされて、帯状体2010により綴じる構造を備える。
帯状体2010の端部2020を構成する第1の端部2020aと第2の端部2020bとは、帯状体2010の前後の長手端縁と斜交する。
第1の端部2020aと第2の端部2020bとは、向こう側の長手端縁から手前側の長手端縁に至るに従って幅が広がるように形成され、帯状体2010全体としては、折り曲げ部2012において折り曲げられる前には、略々台形の板状に形成されている。
第1の接し合わせ部2016aと第2の接し合わせ部2016bとを、第1の切り込み2102aの外側の領域と第2の切り込み2102bとに向けて、反対方向に向くようにして帯状体2010の裏面に接し合わされたとき、第1の端部2020aと第2の端部2020bとは、同列に揃う。
すなわち、第1の折り曲げ部2012aと第1の屈曲部2014aとの間の第1の差し込み部2022aの長さは、積層された被綴じ体2100の第1の切り込み2102aの長さに対応し、第2の折り曲げ部2012bと第2の屈曲部2014bとの間の第2の差し込み部2022bの長さは、積層された被綴じ体2100の第2の切り込み2102bの長さに対応している。
そして、各帯状体2010及び並列された帯状体2010間の連結部2052は、帯状体2010の分子配向と同じ方向にのびるように形成されている。
前記帯状体2010は、折り曲げられる帯状体2010の一部を除く領域を構成する載置部2018において、隣接する帯状体2010を連結する連結部2052を介して並列されている。連結部2052は、直線状であり、被綴じ体2100に綴じられる前に連結部2052に沿って切り離され、手前側と向こう側の長手端縁を構成する。
前記帯状体2010は、被綴じ体2100に綴じられる前であって連結部2052において切り離される前において、既に折り曲げられる帯状体2010の一部が折り曲げられて、折り曲げ部2012を形成している。
並列された帯状体2010間の連結部2052は、帯状体2010の分子配向と同じ方向にのびるように形成されているので脆性を有しており、他の部分より薄肉の直線状凹条で形成されているので、比較的容易に切り離し易い。
連結帯状体2050を保持する保持手段2250と、連結帯状体2050を被綴じ体2100の切り込み2102の位置まで送るための移送手段2252とを備える。
この発明の一実施の形態においては、移送手段2252は、連結帯状体2050の連結部2052に直交する方向に連結帯状体2050を送るように構成されている。
切り離す手段2212は、連結部2052に対応する長さを有する切断刃を有している。
前記帯状体2010は、綴じられる前においては、複数の帯状体2010を連結部2052を介して並列された、連結帯状体2050を構成しているが、各帯状体2010及び各帯状体2010間の連結部2052は、帯状体2010の分子配向と同じ方向にのびるように形成され並列された帯状体2010間の連結部2052は、脆性を有しており、連結部2052において切り離す手段2212により、容易に切り離すことができる。
前記切り込み手段2204は、被綴じ体2100に、切り込み2102を穿つと同時に被綴じ体2100の一部を切り込み2102に差し込むように構成されている。
切り込み手段2204を構成する切断刃は、切り込み2102に対応した形状、例えば直線状の切刃を備えたもので、被綴じ体2100を切断するように構成される。
差し込み手段2206は、帯状体2010の載置部2018を被綴じ体2100の切り込み2102に向けて差し込む押圧手段2206aと、帯状体2010の第1の折り曲げ部2012a及び第2の折り曲げ部2012bを被綴じ体2100の切り込み2102に案内する第1の案内手段2206b及び第2の案内手段2206cとを備える。
屈曲手段2208は、第1の端部2020a及び第2の端部2020bを、第1の切り込み2102aと第2の切り込み2102bとの間の領域に向けて案内し、屈曲部2014及び接し合わせ部2016を屈曲させる案内手段2208aを備える。
接し合わせる手段2210は、第1の接し合わせ部2016a及び第2の接し合わせ部2016bを、被綴じ体2100の裏面の第1の切り込み2102aの外側と第2の切り込み2102bの外側との間の領域に接し合わせ、接し合わせ部2016を固定させる押圧手段2206aを備える。
連結帯状体2050を保持する位置から、連結帯状体2050を被綴じ体2100の切り込み2102の位置まで送るための移送ステップを含む。
この発明の一実施の形態においては、移送ステップは、連結帯状体2050の連結部2052に直交する方向に連結帯状体2050を送るように構成されている。
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体2100の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込み2102を形成する、切り込みステップと、前記切り込み2102に、延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体2010の先端を含む一部を、帯状体2010の分子配向に沿い且つ帯状体2010の長手方向と交差する方向に折り曲げる、折り曲げステップと、前記折り曲げられた帯状体2010の一部である接し合わせ部2016を前記切り込み2102に差し込み、帯状体2010の一部である接し合わせ部2016を被綴じ体2100の表面より前記細長い切り込み2102を押し開いて突出させる、差し込みステップと、前記切り込み2102に差し込まれて被綴じ体2100の表面より突出された帯状体2010の一部である接し合わせ部2016が、帯状体2010の分子配向に沿い且つ前記切り込み2102の延びる方向と交差する方向で被綴じ体2100の裏面に向けて折り曲げるわん曲又は屈曲させる、屈曲ステップと、前記裏面側に突き出た帯状体2010の一部である接し合わせ部2016を、被綴じ体2100の裏面に接し合わせるステップとを含む。
すなわち、第1の折り曲げ部2012aと第1の屈曲部2014aとの間の第1の差し込み部2022aの長さは、積層された被綴じ体2100の第1の切り込み2102aの長さに対応し、第2の折り曲げ部2012bと第2の屈曲部2014bとの間の第2の差し込み部2022bの長さは、積層された被綴じ体2100の第2の切り込み2102bの長さに対応している。
前記折り曲げステップは、前記連結帯状体2050が、被綴じ体2100に綴じられる前に連結部2052において切り離される前において、折り曲げられる一部を折り曲げられているときには、前記帯状体2010が、複数の帯状体2010を連結部2052を介して並列され且つロール状に巻回されて又は平板状にのびているときと、帯状体2010の折り曲げ方法を異にする。
例えば、切り込み102は、図19に示すように、(A)に示す直線状ではなく、(B)のように帯状体10の両端がL字形状に形成されたり、(C)のように帯状体10の両端がY字形状に形成されてもよい。
(B)のように、直線状部分と直交する切り込み102を、短い長さで一方向のみに形成されると、帯状体10の差し込みが容易となる。
また、(C)のように、直線状部分と交差する切り込み102を、短い長さで左右に分かれた2方向に形成されると、帯状体10の差し込みが容易となる。
そして、切り込み手段204を構成する第1の切り込み手段204aと第2の切り込み手段204bは、その内側に断面略コ字形の帯状体10を内側に嵌合させるように構成する。
第1の切り込み手段204a及び第2の切り込み手段204bの長さは、第1の接し合わせ部16a及び第2の接し合わせ部16bの長さよりやや長く構成され、第1の端部20a及び第2の端部20bが第1の切り込み手段204a及び第2の切り込み手段204bの端縁の刃先より内側(上方の差し込み手段206側)に位置するように、帯状体10は、第1の切り込み手段204a及び第2の切り込み手段204bの内側に嵌合される。
切り込み手段204により帯状体10に切り込み102を穿設するとき、第1の切り込み手段204a及び第2の切り込み手段204bの刃先で帯状体10に切り込み102を穿設した後、やや遅れて帯状体10の第1の端部20a及び第2の端部20bは、帯状体10の切り込み102に達し、続いて、差し込み手段206により押圧されて帯状体10の切り込み102に差し込まれるように構成されている。
切り離す手段212は、載置手段200の長さ方向に沿って載置手段200の下端に形成された切断刃を備えている。そして、切り離す手段212は、載置手段200を帯状体10の載置部18に載置するために、帯状体10の載置部18の表面に向けて下降移動するときに、切り離す手段212により連結帯状体50の連結部52を切断して帯状体10を切り、隣接する帯状体10より切り離すように構成されている。
図2図示連結帯状体50の連結部52,図7図示連結帯状体1050の連結部1052及び図13図示連結帯状体2050の連結部2052は、各帯状体10,帯状体1010及び帯状体2050の境界において直線状の筋で形成されているが、該直線状の筋は、凹条で構成され、薄肉状のために切断し易くなるように構成されている。
連結部3052は、切り離す直前で各帯状体3010を連結しているが、切り離すときには切断する長さが短いために切断し易くなるように構成されている。
連結部3052は、載置部3018に一又は複数箇所形成されてもよい。
あるいは、連結部3052は、載置部3018及び連結部3052に一又は複数箇所形成されてもよい。
直線状のスリットで分断されて部分的に連結部3052で帯状体3010を連結する連結帯状体3050を形成するために、直線状のスリットは、図25で示すような、切断刃3300のスリットを形成するための刃3302によって穿設されて形成され、そして、連結部3052は一部に連結部3052を形成するための刃3304により連結帯状体3050の厚みの半分程度穿設されて形成される。
連結部3052を形成するための刃3304は、スリットを形成するための刃3302より一段低く形成されており、連結帯状体3050の表面から切断刃3300により連結帯状体3050を形成するために切断刃3300により切断するとき、刃3304は連結帯状体3050の表面に達することなく、連結帯状体3050を部分的に切断するにとどまる。
而して、切断刃3300の刃3302で切断した部分は、連結帯状体3050の表面から表面に亘って切断されるが、切断刃3300の刃3304で切断した部分は、各帯状体3010を連結する連結部3052を形成する。
連結部3052を切断したときは、その他のスリットの領域と同様に平面状となり、帯状体3010の長手端縁を構成する。
又、連結帯状体50の連結部52,連結帯状体1050の連結部1052及び連結帯状体2050の連結部2052は、同様に、連結帯状体50,連結帯状体1050及び連結帯状体2050を構成する合成樹脂を融溶する温度に加熱された刃で一又は複数箇所形成されてもよい。
接着剤又は融溶で接着する箇所は、載置部18,載置部1018及び載置部2018と差し込み部22,差し込み部1022及び差し込み部2022のいずれか一方又は両方に形成してもよい。
12,1012,2012 折り曲げ部
12a,1012a,2012a 第1の折り曲げ部
12b,1012b,2012b 第2の折り曲げ部
14,1014,2014 屈曲部
14a,1014a,2014a 第1の屈曲部
14b,1014b,2014b 第2の屈曲部
16,1016,2016 接し合わせ部
16a,1016a,2016a 第1の接し合わせ部
16b,1016b,2016b 第2の接し合わせ部
18,1018,2018,3018 載置部
20,1020,2020 端部
20a,1020a,2020a 第1の端部
20b,1020b,2020b 第2の端部
22,1022,2022 差し込み部
22a,1022a,2022a 第1の差し込み部
22b,1022b,2022b 第2の差し込み部
50,1050,2050,3050 連結帯状体
52,1052,2052,3052 連結部
100,1100,2100 被綴じ体
102,1102,2102 切り込み
102a,1102a,2102a 第1の切り込み
102b,1102b,2102b 第2の切り込み
200,1200,2200 載置手段
202,1202,2202 折り曲げ手段
204,1204,2204 切り込み手段
206,1206,2206 差し込み手段
206a,1206a,2206a 押圧手段
206b,1206b,2206b 第1の案内手段
206c,1206c,2206c 第2の案内手段
208,1208,2208 屈曲手段
208a,1208a,2208a 案内手段
210,1210,2210 接し合わせる手段
212,1212,2212 切り離す手段
250,1250,2250 保持手段
252,1252,2252 移送手段
3300 切断刃
3302 刃
3304 刃
Claims (6)
- 穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体の端縁と直交および/または交差する方向に延びる切り込みに挿入される帯状体であって、
複数の帯状体は、連結部を介して並列されて連結帯状体を形成され、
各帯状体は、前記切り込みに挿入する方向を有し、
前記挿入する方向は、帯状体の分子配向と同じ方向にのびるように形成された、綴じるための帯状体。 - 複数の帯状体は、帯状体の前記挿入する方向に沿う端縁の一部に形成された連結部を介して並列されて連結帯状体を形成され、
前記連結部は、帯状体の分子配向と同じ方向にのびるように形成された、請求項1に記載の綴じるための帯状体。 - 前記帯状体は、帯状体の前記挿入する方向に沿う端縁の一部を接着又は溶着して各帯状体を並列されて連結帯状体を形成されており、被綴じ体に綴じられる前に各帯状体を連結する連結部において切り離される、請求項1又は請求項2に記載の綴じるための帯状体。
- 前記帯状体は、その分子配向が切り込みの中央を通り且つ切り込みと直交する左右軸に沿うように、折り曲げられ、
前記折り曲げられた帯状体の一部は、被綴じ体の表面に載置される載置部と直交又は交差するように形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の綴じるための帯状体。 - 前記連結帯状体から切り離された帯状体は、
穿孔可能な紙等が積層された被綴じ体の端縁と直交および/または交差する方向に延びる細長い切り込みが適宜な間隔をあけて並列して形成され、
延伸されて形状保持をすることができる薄い合成樹脂シートからなる帯状体の先端を含む一部が、帯状体の分子配向に沿い且つ帯状体の長手方向と交差する方向に折り曲げられ、前記折り曲げられた帯状体の一部が前記切り込みに差し込んで被綴じ体の表面より前記細長い切り込みを押し開いて裏面に突出され、
前記切り込みに差し込まれた被綴じ体の表面より突出された帯状体の一部が、帯状体の分子配向に沿い且つ前記切り込みの延びる方向と交差する方向で被綴じ体の裏面に向けて折り曲げられ、
前記裏面側に突き出た帯状体の一部が、被綴じ体の裏面に接し合わせられるように構成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の綴じるための帯状体。 - 前記連結帯状体は、被綴じ体に綴じられる前であって連結部において切り離される前において、帯状体の分子配向と交差する方向に移動され、被綴じ体の切り込み位置に帯状体を位置することをできるように、移動できる構造を備えた、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の綴じるための帯状体。
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