JP2012133912A - 電磁操作機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁操作機構における可動子の保持力の製品毎のバラツキを小さくし、前記保持力の安定性、製品信頼性の維持を図る。
【解決手段】電磁コイル19への通電時にヨーク20の端面に可動子12が吸引されて回動軸11が回動し開閉器1の可動接点1bが開閉器1の固定接点1aに当接する電磁操作機構であって、可動子12がヨーク20に吸引されている状態において可動子12の自由端の回動軸11側とヨーク20の端面の回動軸11側との間に回動軸側の磁束の磁路を遮るギャップg2012が形成されている電磁操作機構。
【選択図】図7

Description

この発明は、電磁接触器等の開閉器の開閉に使用される電磁操作機構に関するものである。
電磁接触器等の開閉器の開閉に使用される電磁操作機構は、電磁マグネットの付勢時に吸引される可動子の枢動によって電磁接触器等の投入が行われ、投入後は、可動子は電磁マグネットに吸引状態に保持される。(特開平8−316028号公報参照)
特開平8−316028号公報(図9及びその説明)
電磁マグネットの付勢時に吸引される可動子の枢動によって電磁接触器等の投入が行われ、投入後は、可動子は電磁マグネットに吸引状態に保持される電磁操作機構においては、例えば、可動子の製造過程で可動子の吸引側の面に高さ0.1mm程度の微小な突起ができることがあり、しかもその場所は特定の場所ではないため、微小突起の場所によって可動子と電磁マグネットとの間の間隙状態が製品毎に異なる。可動子と電磁マグネットとの間の間隙状態が製品毎に異なれば、可動子の電磁マグネットへの保持力も製品毎に異なることになり、特に製品の小型化を図る場合、前記保持力の製品毎のバラツキが大きくなるので、高さ0.1mm程度の微小な突起と言えども前記保持力の製品毎のバラツキを小さくする対策を講じる方が前記保持力の安定性、製品信頼性の維持の観点で好ましい。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、電磁操作機構における可動子の保持力の製品毎のバラツキを小さくし、前記保持力の安定性、製品信頼性の維持を図ることを目的とするものである。
この発明に係る電磁操作機構は、鉄心、この鉄心に巻回され通電されると磁束を発生する電磁コイル、この電磁コイルを取り囲むヨーク、回動時に開閉器の可動接点を駆動する回動軸、及び一端が前記回動軸に取り付けられ自由端が前記鉄心及び前記ヨークとで前記磁束の通路を形成する磁性の可動子を備え、前記電磁コイルへの通電時に前記ヨークの端面に前記可動子が吸引されて前記回動軸が回動し前記可動接点が前記開閉器の固定接点に当接する電磁操作機構であって、前記可動子が前記ヨーク吸引されている状態において前記可動子の自由端の前記回動軸側と前記ヨークの端面の前記回動軸側との間に前記回動軸側の前記磁束の磁路を遮るギャップが形成されているものである。
この発明による電磁操作機構は、鉄心、この鉄心に巻回され通電されると磁束を発生する電磁コイル、この電磁コイルを取り囲むヨーク、回動時に開閉器の可動接点を駆動する回動軸、及び一端が前記回動軸に取り付けられ自由端が前記鉄心及び前記ヨークとで前記磁束の通路を形成する磁性の可動子を備え、前記電磁コイルへの通電時に前記ヨークの端面に前記可動子が吸引されて前記回動軸が回動し前記可動接点が前記開閉器の固定接点に当接する電磁操作機構であって、前記可動子が前記ヨーク吸引されている状態において前記可動子の自由端の前記回動軸側と前記ヨークの端面の前記回動軸側との間に前記回動軸側の前記磁束の磁路を遮るギャップが形成されているので、電磁操作機構における可動子の保持力の製品毎のバラツキを小さくし、前記保持力の安定性、製品信頼性の維持を図ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1を示す図で、電磁接触器の一例を示す正面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の矢印II−IIから見た側面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の矢印III−IIIから見た要部の部分側面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1の電磁マグネット部を示す部分図であり、(a)は斜視図、(b)はその軸受支持部の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、電磁操作機構の一例の詳細構造を可動子吸引前の状態で示す斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図5に例示の電磁操作機構を可動子吸引前の状態で示す側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図5に例示の電磁操作機構を可動子吸引後の保持状態で示す側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、可動子の製造過程で可動子の吸引側の面に高さ0.1mm程度の微小な突起ができた場合の可動子の吸引時の状態を例示する側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、可動子のモーメントについての説明図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、電磁操作機構を可動子吸引後の保持状態で示す側面図である。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図9により説明する。
先ず、図1及び図2により電磁接触子器の全体構成を説明する。固定接点1aと可動接点1bとが内蔵された真空バルブ1が、絶縁フレーム2の内側に3相分収容されている。固定接点1aは固定ロッド1cに接続され、固定ロッド1cは真空バルブ1の容器の外部に導出されて固定側端子3に接続されると共に絶縁フレーム2に固定されている。
一方、可動接点1bは接点の接離方向に移動可能な可動ロッド1dに接続されている。可動ロッド1dは外部に導出されて可撓導体4を介して可動側端子5と接続されると共に、可動ロッド1dと同軸上にある絶縁ロッド6の一方と連結されている。絶縁ロッド6の他方には、両接点間に接触圧力を与える接圧ばね7が装着されている。
上記の、真空バルブ1,絶縁フレーム2,固定側端子3,可撓導体4,可動側端子5,絶縁ロッド6,接圧ばね7までの部分で主回路部8(図1参照)を構成する。この主回路部8は、絶縁フレーム2を介してベース9にボルト締めされて固定されている。
なお、ベース9の材料は金属板とし、例えば、鋼板をプレス加工して形成したものである。
また、主回路部8の各構成部品の形状は、一例を示しており、図の形状に限定するものではない。
絶縁ロッド6の先端側は接圧ばね7を介して開閉レバー10の一端に連結されている。開閉レバー10の他端は回動軸11に固着されており、回動軸11の軸心を支点に回動することで、接圧ばね7を介し絶縁ロッド6及びそれに連結された可動ロッド1dを、両接点1a,1bの接離方向に往復動させるようになっている。
更に、回動軸11には、開閉レバー10と連動して回動する可動子12が固着されている。そして、可動子12を電磁力によって吸引し、回動軸11を接点が投入される方向に回動させるための電磁マグネット13が、可動子12に対向してベース9に配設されている。この電磁マグネット13の詳細と回動軸11の支持部の構成については後述する。
また、ベース9には、可動子12の吸引方向とは反対方向の動きを規制するために、断面L字状をしたストッパ14が設けられている。
回動軸11には、前記の絶縁ロッド6を駆動する開閉レバー10とは別に、接点開放用のレバー15(図1参照)が設けられており、そのレバー15に対向して開放ばね16が設けられている。この部分の詳細を図3により説明する。図3は図1のIII−IIIから見た断面である。
レバー15の一端が回動軸11にボルト等によって固着されており、他端側が開放ばね16によって、可動子12の吸引方向とは反対方向に付勢されるように、開放ばね16が配置されている。開放ばね16のレバー15側とは反対側は、ベース9に支持固定されている。レバー15が開放ばね16に押圧されて回動軸11が回動しても、先に説明したストッパ14の作用により所定の角度以上は回動しない。
上記の、開閉レバー10,回動軸11,可動子12,電磁マグネット13,ストッパ14,レバー15,開放ばね16の部分で、接点を駆動する駆動機構部17(図1参照)を構成している。この駆動機構部17は、絶縁フレーム2を介すことなく、直接、ベース9側に固定されている。
なお、駆動機構部17の各構成部品の形状は、図に限定するものではない。例えば、レバー15は可動子12と兼用したものでも良い。
次に、電磁マグネット13と、回動軸11の組み付け構造の詳細について、図2の断面図及び図4の斜視図により説明する。
図2の断面図に示すように、電磁マグネット13の中心部には鉄心18があり、この鉄心18に電磁コイル19が巻回されている。電磁コイル19の3方を取り囲むようにヨーク20が配設されており、ヨーク20と鉄心18とは、ボルトによって一体に固着さている。ヨーク20の下部側には取付足20aが設けられており、ボルト締め等によってベース9に固定される。
溝形をしたヨーク20開口部側の上部に、回動軸11を支持するための軸受支持部20bが設けられており、軸受支持部20bには円形の軸受取付穴20cが形成されている。図4(b)は(a)の軸受支持部20b近傍の断面図であり、図に示すように、軸受取付穴20cに軸受21が挿入され、その軸受21に断面が四角形の回動軸11が挿入されて回動可能に支持されている。
電磁マグネット13に対向させて、回動軸11に可動子12が取り付けられており、電磁マグネット13を作動させて可動子12を吸引したときは、可動子12の面がヨーク20の開口部側の面にほぼ隙間無く当接するようになっている。
回動軸11の上面側の取付穴11aには、先に説明した開閉レバー10がボルト締め等により固着される。また、側面側の取付穴11bには先に説明したレバー15が取り付けられる。
なお、回動軸11の両軸受21の間のほぼ全長に亘って可動子12の取付部とすることで、回動軸11が軸方向にずれないように位置決めしている。
また、回動軸11の断面形状を四角形としているのは、可動子12や開閉レバー10,レバー15が固定しやすいためであるが、必ずしも4角形に限定するものではない。
以上のように構成された電磁接触器の動作について説明する。
真空バルブ1の接点が開成しているときは、電磁マグネット13のヨーク20と可動子12とは図3のような状態にある。電磁接触器に投入指令が出されると、電磁コイル19が励磁され、鉄心18とヨーク20と可動子12とを周回する磁束が発生し、電磁マグネット13に吸引力が発生する。この吸引力により、可動子12は、ヨーク20に引き付けられ、回動軸11を支点に図3において時計回りに回動する。それに連動して、開閉レバー10が接圧ばね7を介して絶縁ロッド6と可動ロッド1dを押し上げ、真空バルブ1の可動接点1bが固定接点1aに当接する。更に接圧ばね7が圧縮されて図2のような状態になり投入が完了する。両接点1a,1bは接圧ばね7の接圧力によって接点に必要な接触圧が付加されている。電磁コイル19に電流を流し続けることで投入状態が保持される。投入状態を保持するために、電磁マグネット13の吸引力は、接圧ばね7の接圧力と開放ばね16の開放力の合計を上回るように設計されている。
電磁コイル19の電流を遮断して励磁が解かれると、電磁マグネット13の吸引力が消失し、接圧ばね7の力と、開放ばね16がレバー15を押圧する力とによって、回動軸11が図2で反時計方向に回動し、開閉レバー10が押し下げられ、可動接点1bが固定接点1aから離れて遮断状態となる。
このとき、図3に示すように、可動子12はストッパ14に当接してそれ以上回動しないようになっている。
次に、本実施の形態の特徴部である、図4のような構成を採用した電磁マグネット13と回動軸11の作用について説明する。
一般的に、電磁マグネットの吸引力は、電磁マグネットを構成するヨーク(又は鉄心)と可動子との接触部に隙間が発生すると大幅に減少する。したがって、隙間が最少となるように可動子と電磁マグネットとを組み合わせる必要がある。隙間の大きさは、ヨークと可動鉄片の間の、組立上の機械的な繋がりにおける介在部品の各公差の積み上げによって決まる。
次に、本実施の形態の特徴部である、図4のような構成を採用した電磁マグネット13と回動軸11の作用について説明する。
一般的に、電磁マグネットの吸引力は、電磁マグネットを構成するヨーク(又は鉄心)と可動子との接触部に隙間が発生すると大幅に減少する。したがって、隙間が最少となるように可動子と電磁マグネットとを組み合わせる必要がある。隙間の大きさは、ヨークと可動鉄片の間の、組立上の機械的な繋がりにおける介在部品の各公差の積み上げによって決まる。
このため、組立時に可動子12とヨーク20(又は鉄心18)との隙間のばらつきが減少し、微調整などの調整作業を必要とせず調整が簡単となり、精度良く可動子12を組み付けることが可能となる。したがって、隙間を最小限に減少できるので、結果として、電磁マグネット13の小形化を図ることができる。
また、途中に介在部品が少ないので、経年劣化や摩耗等によって隙間寸法が変化するのが抑制され、品質の安定した電磁接触器を提供できる。
更に、電磁マグネット13部と、軸受21,回動軸11,開閉レバー10,レバー15,開放ばね16からなる駆動機構部17が、主回路部8側の絶縁フレーム2を介することなく、独立して直接、ベース9に固定されているので、主回路部8と駆動機構部17とを別個に組み立てることができ、各ユニット内で調整が可能となり、組立が容易となる。
以上のように、実施の形態1の電磁接触器によれば、真空バルブ,絶縁フレーム,絶縁ロッドを有する主回路部と、開閉レバー,回動軸,可動子,電磁マグネットを有する駆動機構部と、主回路部及び駆動機構部を固定するベースとを備えた電磁接触器において、主回路部は絶縁フレームを介してベースに固定し、駆動機構部は絶縁フレームを介さずにベースに固定したので、駆動機構部の電磁マグネットを構成するヨークと可動子との間の、組立上における介在部品を少なくでき、また、寸法精度の出しにくい絶縁フレームが介在しないので精度良く組み立てることができ、ヨークと可動子間の隙間が減少する。したがって、コイルを大型化することなく、接点の投入に必要な電磁力が安定して得られる。
また、組立時には、主回路部と駆動機構部とを個別に組み立てることが可能となり、寸法調整、及び組立作業が容易になる。
また、駆動機構部の回動軸は、電磁マグネットを構成するヨークに設けられた軸受支持部に、軸受を介して回動可能に支持したので、ヨークと可動子とは、ヨーク−軸受−回動軸−可動子と4個の部品で組み合わされていることになり、途中の介在部品が少なくなって、上記の効果を十分に発揮することができる。
次に、図5〜図7により、本実施の形態における要部の詳細について説明する。図5は電磁操作機構の一例の詳細構造を可動子吸引前の状態で示す斜視図、図6は図5に例示の電磁操作機構を可動子吸引前の状態で示す側面図、図7は図5に例示の電磁操作機構を可動子吸引後の保持状態で示す側面図である。
図5〜図7は、鉄心18(図2参照)、この鉄心18に巻回され通電されると磁束を発生する電磁コイル19、この電磁コイル19を取り囲むヨーク20、回動時に開閉器1の可動接点1b(図2参照)を駆動する回動軸11、及び一端が前記回動軸11に取り付けられ自由端が前記鉄心18及び前記ヨーク20とで前記磁束の通路を形成する磁性の可動子12を備え、前記電磁コイル19への通電時に前記ヨーク20の端面に前記可動子12が吸引されて前記回動軸11が回動し前記可動接点1bが前記開閉器の固定接点1a(図2参照)に当接する電磁操作機構であって、前記可動子12が前記ヨーク20吸引されている状態において前記可動子12の自由端の前記回動軸11側と前記ヨーク20の端面の前記回動軸11側との間に前記回動軸11側の前記磁束の磁路を遮るギャップg2012が形成されている電磁操作機構を示す図である。
また、図5〜図7は、前記ギャップg2012が前記ヨーク20の端面の前記回動軸11側に設けられた段部20dにより形成されている構造、前記ヨーク20に一体に設けられた互いに離間した一対の軸受支持部20b,20bに跨って前記回動軸11が前記一対の軸受支持部20b,20bに回動可能に枢着され、前記段部20dが前記軸受支持部20b,20bの起点20cから形成されている構造、及び前記可動子12が前記電磁マグネット13に吸着されている状態において、前記可動子12の前記回動軸11側端面と前記軸受支持部20b,20bとの間と、前記段部20dと前記可動子12の自由端の前記回動軸11側との間とに跨ってL字状に前記ギャップg2012Lが形成されている構造をそれぞれ示す図である。
前記可動子12は、前記回動軸11にねじ等により着脱可能に取り付けられた狭幅部12aを一端に有し、前記電磁マグネット13に吸引される広幅部12bを、前記回動軸11を支点とした自由端に有している。前記狭幅部12aと前記広幅部12bとの間には肩面12cが形成されている。従って、前記可動子12は、その平面形状が略T字形である。
前記軸受支持部20b,20bは、前記ヨーク20の前記可動子12側の角部に位置しており、その可動子12側の起部20cを含んで前記ヨーク20の前記段部20dが窪み状に、前記ヨーク20における前記可動子12との対向面に設けられている。
前記軸受支持部20b,20bと前記可動子12の狭幅部12aとの間には磁路が形成されないように所定の空間が形成されている。前記軸受支持部20b,20bと前記可動子12の前記肩面12cとの間には磁路を遮るギャップが形成されており、このギャップg20b12cと、前記ヨーク20nお前記段部20dの底面s20dと前記可動子12の被吸引側の面との間のギャップg2012とは連続しており、これらギャップg20b12c,g2012とで、前記可動子12が前記電磁マグネット13に吸着されている状態において、前記可動子12の前記回動軸11側端面と前記軸受支持部20b,20bとの間と、前記段部20dと前記可動子12の自由端12bの前記回動軸11側との間とに跨ったL字状に前記ギャップg2012Lが形成される。
前記ヨーク20における前記可動子12側において前記段部20dが形成されていない部分は、前記段部20dに対し台地状をなし、前記電磁コイル19の通電時に前記可動子12の自由端を吸引する吸引部20eである。この台地状の吸引部20eと前記段部20dとの間には、前記ギャップg2012における前記回同軸11側と反対側の端を区画する区画面20fが形成されている。前記電磁コイル19の通電時には、前記可動子12の自由端12bが前記吸引部20eに吸引され、前記可動子12の自由端12bにおける被吸引面s12は前記吸引部20eの吸引面s20eに吸着される。
図7に例示してあるように、前記電磁コイル19の通電時に、前記可動子12の自由端12bが前記吸引部20eに吸引され、前記可動子12の自由端12bにおける被吸引面s12は前記吸引部20eの吸引面s20eに吸着されている状態において、前記ヨーク20nお前記段部20dの底面s20dと前記可動子12の被吸引側の面s12との間のギャップg2012の側面形状は短冊状をなしており、この短冊状のギャップg2012における前記区画面20fと前記可動子12の肩面12cとの間の長さを“L”と定義し、前記ギャップg2012における前記段部20dの底面s20dと前記可動子12の被吸引側の面s12との間の高さを“H”と定義する。
ここで、図8に例示するように、前記可動子12の製造過程において、前記可動子12の被吸引面s12側に高さ0.1mm程度の突起12dができる場合があり、このような突起12dができる位置は一定ではなく製造される可動子毎にまちまちである。
本実施の形態1における前述のようなギャプg2012が形成されていない場合においては、可動子12の被吸引面s12の前記回動軸11寄りに突起12dができれば、前記電磁コイル19の通電時に、前記可動子12の自由端12bが前記吸引部20eに吸引されても、前記可動子12の自由端12bにおける前記被吸引面s12は前記吸引部20eの前記吸引面s20eに吸着されず、前記被吸引面s12と前記吸引面s20eとの間に不本意な大きな空隙ergが発生する。
この不本意に発生する空隙ergは、図8に例示するように、側面形状が3角形状の空隙となり、電磁マグネット13が発生する磁束は、前記可動子12における前記突起12dから前記回動軸11寄りに集中することになり、前記可動子12の自由端12bに作用する吸引力は低下し、電磁マグネット13により可動子12を磁気的に保持する保持力は小さくなる。
これに対し、本実施の形態では、前述のように前記電磁マグネット13による前記可動子12の吸引状態において前記可動子の自由端の前記回動軸側と前記ヨークの端面の前記回動軸側との間に前記回動軸側の前記磁束の磁路を遮るギャップg2012が形成されているので、可動子12の被吸引面s12の前記回動軸11寄りに突起12dができても、前記可動子12の自由端12bにおける前記被吸引面s12は前記吸引部20eの前記吸引面s20eに吸着され、前記被吸引面s12と前記吸引面s20eとの間に不本意な大きな空隙ergが発生することを防ぐことができ、電磁操作機構における可動子12の保持力の製品毎のバラツキを小さくし、前記保持力の安定性、製品信頼性の維持を図ることができる。前述の段部20dを、可動子12側に設けても同様である。
なお、前記定義した前記ギャップg2012の高さHは、前記製造過程で発生する突起の高さ0.1mm程度より大きくすればよく、例えば0.5〜1mm程度もあれば十分である。
また、前記定義した前記ギャップg2012の長さLは、可動子12に作用するモーメントを考慮して設定する必要があり、例えば、図9に例示のモーメント特性から略判明するように、前記ヨーク20の前記可動子12との対向面長Lw(前記回動軸11側から、前記可動子12の自由端12bにおける前記回動軸11と反対側の末端側の方向への長さ)に対する20〜80%の範囲内に設定するのが好ましい。
実施の形態2.
前述の実施の形態1に加え、図10に例示のように、電磁マグネット13における鉄心18にその可動子12側に永久磁石18pを、電磁マグネット13が発生する磁束の方向と永久磁石18pが発生する磁束の方向とが同一方向となるように配設すれば、前記保持力が大きくなり、電磁操作機構における可動子12の保持力の製品毎のバラツキを更に小さくし、前記保持力の安定性、製品信頼性の向上を図ることができる。観点を変えれば、永久磁石18pの磁力分だけ前記電磁マグネット13の発生磁力を小さくできるので、電磁マグネット13を小型化できる。
なお、図1〜図10の各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
1 開閉器、
1a 固定接点、
1b 可動接点、
11 回動軸、
12 可動子、
12b 可動子の自由端、
19 電磁コイル、
20 ヨーク、
20b 軸受支持部、
20c 軸受支持部の起点、
20d 段部、
g2012 ギャップ、
g2012L L字状ギャップ。

Claims (4)

  1. 鉄心、この鉄心に巻回され通電されると磁束を発生する電磁コイル、この電磁コイルを取り囲むヨーク、回動時に開閉器の可動接点を駆動する回動軸、及び一端が前記回動軸に取り付けられ自由端が前記鉄心及び前記ヨークとで前記磁束の通路を形成する磁性の可動子を備え、前記電磁コイルへの通電時に前記ヨークの端面に前記可動子が吸引されて前記回動軸が回動し前記可動接点が前記開閉器の固定接点に当接する電磁操作機構であって、前記可動子が前記ヨーク吸引されている状態において前記可動子の自由端の前記回動軸側と前記ヨークの端面の前記回動軸側との間に前記回動軸側の前記磁束の磁路を遮るギャップが形成されている電磁操作機構。
  2. 請求項1に記載の電磁操作機構において、前記ギャップが前記ヨークの前記可動子側の端面の前記回動軸側に設けられた段部により形成されていることを特徴とする電磁操作機構。
  3. 請求項2に記載の電磁操作機構において、前記ヨークに一体に設けられた互いに離間した一対の軸受支持部に跨って前記回動軸が前記一対の軸受支持部に回動可能に枢着され、前記段部が前記軸受支持部の起点から形成されていることを特徴とする電磁操作機構。
  4. 請求項3に記載の電磁操作機構において、前記可動子の前記回動軸側端面と前記軸受支持部との間と、前記段部と前記可動子の自由端の前記回動軸側との間とに跨ってL字状に前記ギャップが形成されていることを特徴とする電磁操作機構。
JP2010282925A 2010-12-20 2010-12-20 電磁操作機構 Active JP5602610B2 (ja)

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