JP2012133397A - 投射型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、像面での各色光の偏光状態を、偏光変換手段により実質的に同等とすることで、像面への入射角度が大きな映像光を水平面上に投射しても、色ムラの発生しない投射型映像表示装置を提供できる。
【解決手段】 光源ユニットと、色分離手段を含む照明光学系と、複数の映像表示素子と、色合成手段としてのクロスプリズムと、像面への入射角度の最大値が55度以上である投射光学系を有する投射型映像表示装置において、投射型映像表示装置を縦置き設置して映像を水平面に表示可能な構造体を備え、前記クロスプリズムと投射光学系の間、若しくは、投射光学系の中に、偏光変換手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶を用いた映像表示素子を使用して、スクリーン上に映像を投影する投射装置を提供する技術に関するものである。
色合成手段として用いるクロスプリズムにおいて、その処理の過程にて、P偏光とS偏光での反射率(透過率)の違いによる色ムラが発生することがあり、その対策について、特許文献1、特許文献2に開示されている。また、投射光学系について、像面への入射角度に関しての記載が特許文献3に開示されている。
特開2005−321544号公報 特開2004−133112号公報 特開2006−292901号広報
色合成手段としてのクロスプリズムへは、透過光をP偏光で入射し、反射光をS偏光で入射させて色合成を行うことができる。先ずこの理由について、図11と図12を用いて説明する。図11は、空気中から透明な媒質へある角度でP偏光、S偏光それぞれの光が入射させた場合での、反射率を表した図である。空気中での入射角αと、媒質中(屈折率N)での屈折角βを用いて、P偏光の反射率およびS偏光の反射率は、数1で定まる。
(数1)
S={sin(α−β)/sin(α+β)}2
P={tan(α−β)/tan(α+β)}2
S偏光はP偏光に比べて反射率が大きく、媒質の屈折率を1.5とした図11の計算結果では、P偏光は入射角度が約55度で反射率がほぼ0%となっている。このP偏光の反射率が0%となる角度がブリュースター角と呼ばれるものである。このブリュースター角について、自然光に対して、平板を所定の角度で配置することで、S偏光のみを反射させ、P偏光を全て透過することができる。尚、入射角度α=0度の場合は、偏光による差は無く、反射率={(N−1)・(N+1)}2=4%となる。
次に、図12を用いて、投射系ミラーとしての自由曲面ミラーを有する投射光学系と、クロスプリズムの配置の関係について説明する。なお、自由曲面ミラーを有する投射光学系の例は、特許文献3において開示されている。図12で、映像表示素子2Rを出射する赤色光と、映像表示素子2Gを出射する緑色光と、映像表示素子2Bを出射する青色光は、ダイクロイック膜を十字状に内包するクロスプリズム3によって色合成される。色合成された赤色光・緑色光・青色光は、屈折系レンズ11で屈折作用を、そして、投射系ミラー12としての自由曲面ミラーで反射作用を受けで、像面30に投射される。
ここで、3色の色光を合成するクロスプリズム3においては、1色に対しては透過作用を、残りの2色に対しては反射作用を持つ。従って、図11の結果を図12の映像表示素子2R・2G・2Bの配置に適用すると、赤色をS偏光、緑色をP偏光、青色をS偏光として色合成することが望ましいことがわかる。
このクロスプリズム3においては、十字状のダイクロイック面の法線がXZ平面内に存在するのに対して、投射系ミラー12と像面30の法線はYZ平面内に存在する。従って、クロスプリズム3でS偏光であった赤色光・青色光は投射系ミラー12と像面30ではP偏光となり、逆に、クロスプリズム3でP偏光であった緑色光は投射系ミラー12と像面30ではS偏光となる。
特許文献1では、透過型スクリーン固有の偏光特性(フレネルレンズ)と、入射光の偏光状態の組合せで色ムラが発生することを指摘し、位相差が5000nmの位相板を配置することで擬似的に無偏光状態とし、色ムラを改善する方法が開示されている。
特許文献2の図1と図2では、プロンプター(観察装置)に用いた45度配置のハーフミラーでの反射率の差が波長550nmで約17%(=S偏光約22%−P偏光約5%)あり、色ムラが発生することを指摘し、波長板を配置することで、色ムラを改善すると開示している。また、特許文献2の図4と図5では、投射光学系に自由曲面ミラーを用いた場合でも、1面あたりの反射率の差が約2%(=S偏光反射率約99.5%−P偏光反射率約97.5%)ではあるが、反射面が計6面では色ムラが生じると記載し、同様に、波長板を配置することで色ムラを改善できると開示している。ここで、計6面での反射率の差を具体的に計算してみると、0.9956−0.9756=0.111、即ち11%の差で色ムラが生じたことになる。
一方で、投射距離を短くした超広角な投射光学系として、像面に対して斜めから投射する斜投射方式の投射光学系が、例えば、特許文献3において開示されている。特許文献3の図11の光線図での入射角度の最大値が約56度と読み取れる。この値は、像面の矩形状の表示領域の上端の入射角度になるので、像面の矩形状の表示領域の対角部での入射角度はそれより大きく約60度の値となる。
上記で説明した斜投射方式の場合、像面中央ですでに入射角度が56度を越えており、像面でのP偏光とS偏光の反射率(透過率)の差は、従来の投射型映像表示装置よりも大きくなる。図13のように、テーブル40上に水平に配置した投射型映像表示装置20で、壁面50などの垂直面へ映像を投射する場合は、入射角度の大きい映像光の正反射光(L3)は天井60に向かって反射するので、観察者がその反射光を観察することはない。像面に対して略正対した観察者が見る映像光は(L1とL2)、壁面50で乱反射した光となので、赤色・緑色・青色ともほぼ無偏光状態の映像光を観察することになるので、各色での反射率の差はなくなり、色ムラを観察することはない。
しかしながら、図14のように、テーブル40上に垂直に配置した投射型映像表示装置20で、テーブル40の表面へ映像を投射する場合は、入射角度の大きい映像光の正反射光(L3)を観察者が見ることが可能であり、像面30でS偏光である緑色の反射率が大きくなり、緑色の色ムラが生じた映像光が観察される。
本発明は、上記の事情に鑑み、テーブル等の水平面に映像を投射した場合でも、色ムラの目立たない投射型映像表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、光源ユニットと、色分離手段を含む照明光学系と、複数の映像表示素子と、色合成手段としてのクロスプリズムと、像面への入射角度55度以上である投射光学系を有する投射型映像表示装置において、投射型映像表示装置を縦置き設置して映像を水平面に表示可能な構造体を備え、前記クロスプリズムと投射光学系の間、若しくは、投射光学系の中に、偏光変換手段を設ける。
上記構成とすることで、像面でのP偏光とS偏光による反射率の差による色ムラの発生を抑えることができるので、テーブル等の水平面に映像を投射できる投射型映像表示装置を提供できる。
本発明によれば、従来よりも特性改善を図った投射型映像表示装置を提供できるものとなる。
本実施例の投射型映像表示装置の投射光学系の基本構成図の一例。 水平面への映像表示での本発明の実施例の全体構成図。 偏光変換手段の作用の説明図。 像面での入射角度の説明図。 非透明媒質での反射率の偏光特性の説明図。 反射ミラーでの入射角度の説明図。 曲率半径の異なる光学モデル図。 反射光束の拡散性の違いを表す図。 入射面とP偏光・S偏光の関係図。 照明光学系の構成図。 透明媒質での反射率の偏光特性の説明図。 従来技術での偏光状態の説明図。 垂直面への映像表示での色ムラの説明図。 水平面への映像表示での色ムラの説明図。
以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例についてテーブル等の水平面への映像の投射を行った投射光学系における、投射系ミラー12への入射角度及び、像面30への入射角度の計算結果を図4と図5に示す。図4と図5では、像面30における矩形状の映像範囲を9分割したそれぞれの中央位置に到達する主光線の入射角度を示している。
図5の投射系ミラー12での9分割した代表点での入射角度は、23度から46度の値となり、光路に対して45度の角度で配置した従来の光路折り曲げミラーでの入射角度と大差が無いことがわかった。一方、図4の像面30での9分割した代表点での入射角度は、39度から66度と、45度より大きな値であることがわかった。像面30全体では、像面の対角位置(図4で66度に近い隅)での入射角度が70度弱の値となった。
そこで、最初に、非透明な媒質での反射率について、P偏光とS偏光での入射角度の違いによる反射率特性の確認のために計算を実施した。非透明な媒質の複素屈折率n+kiを用いて、P偏光の反射率およびS偏光の反射率は、数3による補助数aとbを用いて数2で定まる。
(数2)
S={(a−cosΦ)2+b2}/{(a+cosΦ)2+b2}
P=RS・{(a−sinΦtanΦ)2+b2}/{(a+sinΦtanΦ)2+b2}
(数3)
2={√((n2−k2−sin2Φ)2+4(nk)2)}/2+(n2−k2−sin2Φ)2
2={√((n2−k2−sin2Φ)2+4(nk)2)}/2−(n2−k2−sin2Φ)2
例えば、アルミニウムの複素屈折率の値0.65+5i(共立出版の基礎物性図表)を用いて計算した結果を、図6に示す。
入射角度45度の場合は、S偏光とP偏光での反射率の差は6%しかないが、入射角度55%では差が10%となり、さらに、入射角度が70度の場合では反射率の差は18%と、特許文献2での反射率の差を超えており、従って、像面でのP偏光とS偏光の反射率の差だけでも色ムラが発生することがわかった。
図6は、アルミニウムでの反射率であるが、先に説明している図11の透明な媒質での反射率についても、入射角度70度ではP偏光とS偏光の反射率の差は26%もあり、媒質等の違いで値が変わっても、70度と大きな入射角度では、大きな反射率の差が生じることが分かる。
次に、図1から図3を用いて、本発明の実施例の具体的な構成、及び、作用について説明する。
先ず、図1と図2と図3(1)は、本発明の実施例1の要部について説明するものである。
図1は、後述する照明光学系を省略し、映像表示素子2から像面30までの偏光状態を説明する基本構成図である。各色用の映像表示素子2R・2G・2Bを透過した映像光は、クロスプリズム3で色合成された後で、屈折系レンズ11と投射系ミラー12からなる投射光学系1によって、像面30に拡大投射される。図1(1)がXZ断面図、図1(2)がYZ断面図である。
上述したように、G色光用の映像表示素子2Gを透過したG色光は、色合成手段としてのクロスプリズム3を透過するので、G色光はクロスプリズム3に対してP偏光とすることが望ましい。R色光用の映像表示素子2Rを透過したR色光と、B色光用の映像表示素子2Bを透過したB色光は、クロスプリズム3で反射するので、クロスプリズム3に対してR色光とB色光はS偏光とすることが望ましい。尚、クロスプリズム3に対するP偏光は、投射系ミラー12と像面30にとってはS偏光となり、クロスプリズム3に対するS偏光は、投射系ミラー12と像面30にとってはP偏光となる。
この構成において、クロスプリズム3の出射面に偏光変換手段4としての1/4波長板を配置することで、P偏光のG色光、S偏光のR色光・B色光を、それぞれ、円偏光とし像面30に投射することができる。
図2は、この投射型映像表示装置20を構造体21を介して垂直に縦置きとして、テーブル等の水平面を像面30として投射した基本構成図である。なお、構造体21は、投射型映像表示装置20と一体構造でも、別部品を取り付ける構造で良い。L1は乱反射光となるので各色光の偏光状態による色ムラはそもそも発生しない。L2は乱反射光に加え、正反射光の成分も存在するが、入射角度が小さいので、仮に、各色光の偏光状態が異なっても色ムラは発生しない。最後に、L3は正反射光の成分が多いので、各色光で偏光状態が異なると像面30での反射率の差で色ムラが発生するが、クロスプリズム3の出射面に偏光変換手段4としての1/4波長板を配置したことにより、各色光をそれぞれ円偏光化しており、R色光・G色光・B色光の入射角度による反射率の差がほとんどなく、L3の反射光についても色ムラが発生しない。
次に、各色光の偏光変換作用について、図3(1)を用いて詳細に説明する。図3(1)は、クロスプリズム3を出射した第1の直線偏光と直交する第2の直線偏光(P偏光光とS偏光光)のそれぞれの偏光軸に対して、斜め45度方向に偏光軸を有する1/4波長板を配置することで、第1の直線偏光と第2の直線偏光を円偏光に変換している。第1の直線偏光から変換された円偏光と、第2の直線偏光から変換された円偏光は、厳密には、回転方向がそれぞれ異なる円偏光となるが、像面30での各色光の反射率は等しい。
なお、上記の映像表示素子2R・2G・2Bを照明する照明光学系について、図10を用いて説明する。図10で、光源ユニット101は発光部である管球101aと反射面としてのリフレクタ101bからなる。楕円形状のリフレクタ101bの第1焦点位置に配置した管球101aから出射した光束は、リフレクタ101bの第2焦点位置に集光するように反射する。光束サイズが小さくなった集光光束は、平行化作用を有する凹レンズ102により平行光束に変換される。なお、リフレクタ101bを放物面形状とした場合は、平行化作用としての凹レンズ102は不要となる。
凹レンズ102を出射した平行光束は、第1マルチレンズアレイ103aの各セルレンズにより部分光束に分割されて、第1マルチレンズに対応した第2マルチレンズアレイ103bの各セルレンズ上に集光する。集光した各部分光束は、直線偏光化手段104で一旦、振動方向が直交する2つに直線偏光に分離され、一方の直線偏光の振動方向を他方の振動方向に合わせることで、振動方向が一方向の直線偏光に変換される。直線偏光化手段104を出射した各部分光束は、重畳レンズ105により各色用の映像表示素子2R・2G・2Bに重畳して照射される。なお、重畳レンズ105と映像表示素子2R・2G・2Bの間の光路には、光路を折り曲げるための反射ミラー106a・106b・106c・106dと、色分離光学手段としてのダイクロイックミラー107a・107b、そして、各映像表示素子2R・2G・2Bの手前には、投射光束の主光線を平行化するコリメータレンズ108R・108G・108Bが配置される。光路長の異なる赤色の光路には、重畳した光束を赤色用の映像表示素子2Rの位置に写像するためのリレーレンズ109・110を配置している。
次に、図1と図2と図3(2)を用いて、本発明の実施例2について説明する。実施例1との違いは、偏光変換手段4として、1/4波長板の代わりに1/2波長板をクロスプリズム3に出射面に配置したことである。
図2の光線図において、実施例1では、偏光変換手段4を透過した各色光は円偏光となっていたが、実施例2では、各色光は、振動方向が45度と−45度の2種類の直線偏光となっている点が異なる。
即ち、像面30の法線と、入射光線を含む平面で定義される入射面に対して、45度傾いた振動方向の直線偏光は、P偏光とS偏光のベクトル成分に2分される。同様に、−45度傾いた振動方向の直線偏光についても、S偏光とP偏光のベクトル成分に2分される。従って、結果的に各色光の偏光状態が同等となる。
次に、各色光の偏光変換作用について、図3(2)を用いて詳細に説明する。図3(2)は、クロスプリズム3を出射した第1の直線偏光と直交する第2の直線偏光(P偏光光とS偏光光)に対して、第1の直線偏光に対して斜め67.5度方向に偏光軸を有する1/2波長板を配置することで、第1の直線偏光は振動軸が135度回転した第11の直線偏光に変換される。この位置関係は、第2の直線偏光にとっては、22.5度方向に偏光軸を有する1/2波長板となるので、第2の直線偏光の振動軸が45度回転した第12の直線偏光に変換される。
光源ユニット101から各映像表示素子2R・2G・2Bまでの照明光学系の構成は、実施例1と同じなので、説明を省略する。
図7から図9を用いて、本発明の実施例3について説明する。
偏光状態がP偏光とS偏光で異なる各色光を像面30に投射した際に、偏光状態の違いによる反射率の差で色ムラが発生することを説明してきた。しかし、偏光状態に関しては、像面30の表面を細かい凹凸面とすることで、各色光の偏光状態を結果的に無偏光状態に変換することができる。
図7は、像面30の表面に凸レンズを2次元アレイ状に配置した光学モデルで、各凸レンズの曲率半径が小さい光学モデルと、曲率半径が大きい光学モデルをそれぞれ並べた斜視図である。
図8は図7の光学モデルに同じ大きさの平行光束を入射した場合での反射光束の広がりを表した図であるが、曲率半径の小さい光学モデルでは拡散性が大きく、曲率半径の大きい光学モデルでは拡散性が小さいことが分かる。
次に、無偏光化の具体的な作用について、図9を用いて説明する。凸レンズの光軸と平行な光束を入射させた場合、凸レンズの点Aに入射した光線にとっては、法線を含む入射面はYZ平面となる。一方、凸レンズの点Bに入射した光線にとっては、法線を含む入射面はXZ平面となる。この2つの入射面は互いに直交した位置関係にあるので、同じ平行光束が入射しても、点AでのP偏光は点BではS偏光、逆に、点AでのS偏光は点BでのP偏光となる。従って、像面30上にこのような凸レンズを微小な形状として多数配置することで、像面30に対して映像光が結果的に無偏光状態(乱反射)で反射することができる。
上述した本発明の実施例では、像面への入射角度が大きな投射型映像表示装置において、クロスプリズムを出射した各色光の偏光状態を、偏光変換手段により、結果的に同等とすることで、映像を水平面上に投射しても、色ムラの発生しない投射型映像表示装置を提供できる。
1…投射光学系、11…屈折系レンズ、12…投射系ミラー、2、2R、2G、2B…映像表示素子、3…クロスプリズム、4、4a、4b…偏光変換手段、20…投射型映像表示装置、21…構造体、30…像面、40…テーブル、50…壁面、60…天井、70…拡散面、101…光源ユニット、101a…管球、101b…リフレクタ、102…凹レンズ、103a、103b…マルチレンズアレイ、104…直線偏光化手段、105…重畳レンズ、106a、106b、106c、106d…反射ミラー、107a、107b…ダイクロイックミラー、108R、108G、108B…コリメータレンズ、109、110…リレーレンズ。

Claims (3)

  1. 光源と、
    色分離手段を含む照明光学系と、
    複数の映像表示素子と、
    色合成手段としてのクロスプリズムと、
    投射光学系と、を備える投射型映像表示装置において、
    前記投射光学系は、前記映像表示素子からの光を像面の方向へ反射する投射系ミラーを備えると共に、前記投射型映像表示装置を設置した平面上に映像を投射する時の、前記像面中央へ到達する主光線の当該像面中央への入射角度が、前記投射系ミラー中央へ到達する主光線の当該投射系ミラー中央への入射角度より大きくなるように構成され、更に、
    前記クロスプリズムと投射光学系の間、若しくは、投射光学系の中に、偏光変換手段を備える、投射型映像表示装置。
  2. 前記偏光変換手段は、1/4波長板である、請求項1記載の投射型映像表示装置。
  3. 前記像面の曲率半径が小さいほど、前記像面に入射する光束が反射した時の、当該光束の広がりが大きい、請求項1又は2記載の投射型映像表示装置。
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