JP2011002663A - 立体表示装置 - Google Patents

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秀弥 中鉢
Mitsunori Ueda
充紀 植田
Ryota Kotake
良太 小竹
Tadashi Morimoto
忠司 森本
Masayoshi Morita
真義 森田
Yoshihisa Sato
能久 佐藤
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Abstract

【課題】
水平方向の視野角の広い立体表示装置を提供する。
【解決手段】
偏光板28は、液晶パネルユニット24の第1の空間変調領域P1で立体画像信号をもとに空間変調された立体画像光をp偏光し、第2の空間変調領域P2,第3の空間変調領域P3でそれぞれ平面画像信号をもとに空間変調された平面画像光をs偏光する。プロジェクタ6内でp偏光された光(p偏光L1)及びs偏光された光(s偏光L2,L3)は、スクリーン10の投射される。スクリーン10の第1の偏光ビームスプリッタ11、第2の偏光ビームスプリッタ12は、立体画像用のp偏光L1を透過すると共に、平面画像用のs偏光L2,L3をそれぞれ水平方向に屈折する。立体画像を観察可能な領域A1を立体画像表示装置1の正面に確保しつつこの領域A1の左右の外側に平面画像を観察可能な領域A2,A3を確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体画像を表示するための投射装置を複数備えた立体表示装置に関する。
立体画像を表示する立体表示装置は、水平方向に配列された複数の投射装置と、投射装置からの光線を垂直方向に拡散し水平方向にほとんど拡散しない拡散板を備えるスクリーンとを備えている。このスクリーンにより光を垂直拡散することで、観察者の左右の眼に異なる画像を入射させ、観察者に対して立体画像を表示している。観察者は、スクリーンの正面からスクリーンの全面に亘って立体画像を観ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−187745号公報(段落[0015]、図2)
しかしながら、上記特許文献の技術では、観察者がスクリーンの正面から徐々に水平方向に偏った位置に移動して行くと、画像が2重に観えたり、スクリーンの水平方向の他側の端から画像が消えて行き、ついには画像が観えなくなったりする。つまり、立体画像を表示するために、スクリーンは、上述したように入射光を水平方向にほとんど拡散させないため、結果的に、スクリーンの水平方向の視野角が制限される、という問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、水平方向の視野角の広い立体表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る立体表示装置は、空間光変調素子と、偏光部と、屈折部とを有する。
空間光変調素子は、水平方向で中央領域とこの中央領域の両側の2つの端部領域とに全体が区分され、上記中央領域で入射光を立体画像信号により空間変調し、上記2つの端部領域で入射光を平面画像信号により空間変調する。
偏光部は、上記空間光変調素子の上記中央領域で空間変調された立体画像光を偏光面が互いに直交する2種類の直線偏光のいずれか一方の直線偏光に変換し、上記空間光変調素子の上記2つの端部領域でそれぞれ空間変調された平面画像光を他方の直線偏光に変換する。
屈折部は、上記偏光部を通過した上記2つの平面画像光をそれぞれ水平方向に屈折する。
本発明では、空間光変調素子は、空間光変調素子の中央領域と2つの端部領域とで異なる空間変調をする。偏光部は、空間光変調素子の中央領域で空間変調された立体画像光と、空間光変調素子の2つの端部領域でそれぞれ空間変調された平面画像光とを互いに偏光面が直交する2種類の直線偏光に変換する。この結果、一方の直線偏光による立体画像を立体表示装置の正面に表示することができると共に、他方の直線偏光を屈折部でそれぞれ水平方向に屈折し平面画像を立体表示装置の水平方向両外側に表示することができる。従って、水平方向の視野角の広い立体表示装置を得ることができる。
上記一方の直線偏光はp偏光であり、上記他方の直線偏光はs偏光であるようにしてもよい。
これにより、偏光部に入射する立体画像光をp偏光し、偏光部に入射する平面画像光をs偏光することができる。
上記屈折部の透過光を垂直方向に拡散する垂直拡散スクリーンをさらに具備するようにしてもよい。
これにより、屈折部の透過光を垂直拡散スクリーンにより垂直方向に拡散し、立体画像を表示することができる。
上記空間光変調素子に光を入射する光源と、上記偏光部を通過した画像光を投射する投射レンズ群とをさらに具備し、少なくとも上記光源、上記空間光変調素子、上記偏光部及び上記投射レンズ群でプロジェクタが構成され、上記プロジェクタが水平方向に複数配置されているようにしてもよい。
これにより、水平方向に複数配置されたプロジェクタを用いて立体画像及び平面画像を表示することができる。
上記一方の直線偏光はs偏光であり、上記他方の直線偏光はp偏光であり、上記屈折部は、上記偏光部を通過した上記画像光の直線偏光の向きを90度回転させる波長板と、上記波長板より上記s偏光とされた上記平面画像光を水平方向に屈折する偏光ビームスプリッタとを具備するようにしてもよい。
これにより、波長板により、偏光部を通過した上記画像光の直線偏光の向きを90度回転させ、偏光ビームスプリッタにより、波長板よりs偏光とされた平面画像光を水平方向に屈折する。従って、平面画像を立体表示装置の水平方向外側に表示することができる。
本発明によれば、水平方向の視野角の広い立体表示装置を得ることができる。

本発明の一実施形態に係る立体画像表示装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す立体画像表示装置の平面図である。 図1に示す立体画像表示装置のプロジェクタの構成を示す断面図である。 液晶パネルユニットの液晶パネルをプロジェクタの光軸方向における光の進行方向から示す図である。 図3に示すプロジェクタに備えられた偏光板の平面図である。 図2に示す立体画像表示装置の垂直拡散スクリーンの拡散特性を示す図である。 図2に示すプロジェクタからの出射光の光路を説明するための図である。 図2に示すプロジェクタからの出射光の光路をより詳細に説明する図である。 変形例1の立体画像表示装置の構成を示す平面図である。 変形例2の立体画像表示装置の構成とプロジェクタから出射される光の光路を示す図である。 変形例2のプロジェクタ内に配置された偏光板の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施の形態>
[立体画像表示装置の構成]
図1は本発明の一実施形態に係る立体画像表示装置を示す斜視図、図2は図1に示す立体画像表示装置の平面図である。
立体画像表示装置1は、光線再生法を用いて立体画像及び平面画像の表示を行う装置である。立体画像表示装置1は、ベース2と、ベース2の上に設けられた基板保持部3と、プロジェクタベース4と、スクリーン枠5と、複数のプロジェクタ6と、基板7と、側面部8、スクリーン10と、図示しない冷却ファンなどで構成される。
複数のプロジェクタ6は、プロジェクタベース4に水平方向(図1及び図2のY方向)に複数配設されている。基板7は、基板保持部3に保持され、複数のプロジェクタ6を駆動及び制御する回路などが実装されている。側面部8は、複数のプロジェクタ6から投射された光が立体画像表示装置1の外部に漏れることを防止する。側面部8の内面側には反射ミラーが設けられている。プロジェクタ6から側面部8の方向へ向けて出射された光は、反射ミラーで反射されスクリーン10へ向かわせることで、スクリーン10に到達する光の量を増大させるようにしている。スクリーン10は、外縁部でスクリーン枠5に保持されている。スクリーン10は、各プロジェクタ6から投射される各画像光をそれぞれ、特に垂直方向(Z方向)に広角に拡散して、水平方向(Y方向)に連続的な視点の画像を投影する。
光線再生法では、画像を撮像するときに、水平方向に互いに異なる位置に配置された複数のカメラにより共通の被写体を撮像することによって、互いに視差のあるカメラ数分の画像が得られる。各々のカメラによって撮像された画像は、水平方向でのカメラの位置に応じて選ばれる変換マトリックスに従って投影画像への変換が行われる。このようにして得られたカメラ毎の投影画像を合成して1つの立体画像が得られる。本実施の形態では、その複数のカメラによって撮像された個々の画像の投影画像が複数のプロジェクタ6からスクリーン10に向けて投射され、スクリーン10でそれぞれ垂直方向に長い縦ラインの画像が水平方向に連続したものとして投影される。
[プロジェクタ6について]
各プロジェクタ6は、それぞれの投射光の出射面がほぼ一平面(YZ平面)に並ぶように水平方向(図1及び図2のY方向)及び垂直方向(Z方向)に複数個ずつ配列されている。また、それぞれのプロジェクタ6のスクリーン10に対する、光軸方向(X方向)の距離はそれぞれ同一とされている。各プロジェクタ6は、画像信号生成部15から供給された立体画像信号または平面画像信号に基づき立体画像光または平面画像光を生成してスクリーン10に投射する。
次に、プロジェクタ6の構成を説明する。
図3は図1に示す立体画像表示装置1のプロジェクタ6の構成を示す断面図、図4は液晶パネルユニットの液晶パネルをプロジェクタの光軸方向における光の進行方向から示す図、図5は図3に示すプロジェクタ6に備えられた偏光板の平面図である。

プロジェクタ6は、光源21、ライトパイプ22、ライトホルダ23、空間光変調素子としての液晶パネルユニット24、液晶カバー25、液晶ホルダ26、固定ネジ27、偏光板28、投射レンズ群29、レンズホルダ30、ガイドピン31等を備える。

光源21は、プロジェクタ6の主要光源であり、例えば、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプなどである。ライトパイプ22は、光源21からの入射光を平行光に変換する。ライトホルダ23は、ライトパイプ22を収容及び固定する。ライトパイプ22からの平行光の光路上には液晶パネルユニット24が配置されている。液晶パネルユニット24は液晶パネルとこの液晶パネルの外縁部を保持する外枠部とで構成される。そして、液晶パネルユニット24は、上記の光路上で液晶パネルの面の向きが光軸方向に直交する向きとなるように配置されている。また、液晶パネルユニット24は、その外枠部で、液晶カバー25と液晶ホルダ26とによって挟持されたかたちで保持されている。ライトホルダ23、液晶カバー25及び液晶ホルダ26は、たとえば、接着剤、ネジ等によって連結されている。液晶パネルユニット24の液晶パネルには、略矩形状の形状を有する透過型のものが使用される。液晶パネルユニット24は、入射した平行光を、画像信号生成部15から供給された画像信号に基づき空間変調し偏光板28へ向け出射する。
ここで、液晶パネルユニット24の液晶パネルと画像信号生成部15から供給される立体画像信号および平面画像信号との関係を説明する。図4はこの関係を説明するための図であり、液晶パネルユニット24の液晶パネルをプロジェクタ6の光軸方向(X方向)における光の進行方向から示す図である。ここで、P1は画像信号生成部15からの立体画像信号をもとに空間変調が行われる第1の空間変調領域、P2およびP3は画像信号生成部15からの平面画像信号をもとに空間変調が行われる第2の空間変調領域および第3の空間変調領域をそれぞれ示している。ここで、第1の空間変調領域P1は液晶パネルの全体領域を水平方向に分割した3つの領域のうちの中間の領域に割り当てられ、第2の空間変調領域P2は光の進行方向から見て第1の空間変調領域P1の右側に割り当てられている。そして、第3の空間変調領域P3は、光の進行方向から見て第1の空間変調領域P1の左側に割り当てられている。
偏光板28は、液晶パネルユニット24からの透過光の光路上に配置され、液晶パネルユニット24からの透過光をp偏光およびs偏光に変える。図5は偏光板28の構成をプロジェクタ6の光軸方向(X方向)における光の進行方向から示した図である。同図に示すように、偏光板28には、液晶パネルユニット24の液晶パネルの第1の空間変調領域P1に対応するp偏光領域a1と、同液晶パネルの第2の空間変調領域P2に対応する第1のs偏光領域a2と、同液晶パネルの第3の空間変調領域P3に対応する第2のs偏光領域a3とが設けられている。すなわち、p偏光領域a1は、液晶パネルの第1の空間変調領域P1を透過して入射してきた立体画像光をp偏光に変える。第1のs偏光領域a2は液晶パネルの第2の空間変調領域P2を透過して入射してきた平面画像光をs偏光に変える。第2のs偏光領域a3は液晶パネルの第3の空間変調領域P3を透過して入射してきた平面画像光をs偏光に変える。
投射レンズ群29は、偏光板28を通過した画像光をスクリーン10への投射光とするための所定の光学操作を行う。
[スクリーン10について]
図2に示したように、スクリーン10は、第1の偏光ビームスプリッタ11、第2の偏光ビームスプリッタ12及び垂直拡散スクリーン(微小拡散フィルム)13などで構成される。これらはプロジェクタ6の光軸方向(X方向)から見て互いに重なるように配置されている。
第1の偏光ビームスプリッタ11は、偏光板28から入射してきたp偏光を屈折させることなく透過させ、第1のs偏光領域a2を通過してプロジェクタ6から出射された第1のs偏光をY軸方向の一方の側に屈折させながら透過させる光学特性を有する。第2の偏光ビームスプリッタ12は、偏光板28から入射してきたp偏光を屈折させることなく透過させ、第2のs偏光領域a3を通過してプロジェクタ6から出射された第2のs偏光をY軸方向の他方の側に屈折させながら透過させる光学特性を有する。プロジェクタ6の光軸方向(X方向)での第1の偏光ビームスプリッタ11及び第2の偏光ビームスプリッタ12の配置順は特に制約はない。
垂直拡散スクリーン13は、入射光を水平方向及び垂直方向に異なる所定の拡散角で拡散するものであり、特に垂直方向に広角に拡散させる特性を有する。垂直拡散スクリーン13は、第1の偏光ビームスプリッタ11及び第2の偏光ビームスプリッタ12より観察者側にある必要がある。また、第1の偏光ビームスプリッタ11と第2の偏光ビームスプリッタ12とはプロジェクタ6の光軸方向(X方向)で互いに重なり合うように接触して配置されてもよいし、互いに距離を置いて配置されてもかまわない。
図6は、この垂直拡散スクリーン13の拡散特性を示す図である。
同図に示すように、垂直拡散スクリーン13には、水平方向(Y方向)の拡散角に比較して垂直方向(Z方向)の拡散角が大きなものが用いられている。より具体的には、例えば、水平方向(Y方向)の拡散角は光軸に対して±0.5度程度、垂直方向(Z方向)の拡散角は、光軸に対して±30度程度である。
[動作の説明]
次に、本実施形態の立体画像表示装置の作用を説明する。
図7はプロジェクタ6から出射される光の光路について説明する図である。なお、図7では、説明を分かり易くするために1個のプロジェクタ6の光路を代表して説明する。
プロジェクタ6から出射された立体画像用のp偏光L1は、スクリーン10の第1の偏光ビームスプリッタ11及び第2の偏光ビームスプリッタ12をそのまま透過し、垂直拡散スクリーン13により特に垂直方向に広角に拡散される。
一方、プロジェクタ6から出射された平面画像用のs偏光L2,L3のうち、第1のs偏光領域a2を通過してプロジェクタ6から出射された第1のs偏光L2は、第1の偏光ビームスプリッタ11にてY軸方向に屈折される。ここで、第1の偏光ビームスプリッタ11での屈折とは、第1のs偏光L2の入射角に対して屈折角が大きく関係が成立するものを言う。一方、第2のs偏光領域a3を通過してプロジェクタ6から出射された第2のs偏光L3は、第1の偏光ビームスプリッタ11をそのまま素通りし第2の偏光ビームスプリッタ12にてY軸方向に屈折される。ここで、第2の偏光ビームスプリッタ12での屈折とは、第2のs偏光L3の入射角に対して屈折角が大きく関係が成立するものを言う。
以上説明したp偏光L1およびs偏光L2,L3のスクリーン10での作用は、側面部8の内面側に配置された反射ミラーにより反射してスクリーン10に到達した光についても同様である。
図8は複数のプロジェクタ6からの出射光の光路を示す図である。なお、図8は、分かり易すくするため、水平方向に配列された複数のプロジェクタ6のうち一つおきのプロジェクタからの出射光のみを示している。
同図に示すように、それぞれのプロジェクタ6から出射されスクリーン10に入射した立体画像用のp偏光L1は、立体画像表示装置1のほぼ正面の領域A1において観察者から立体画像として見える。また、それぞれのプロジェクタ6から出射されスクリーン10に入射した平面画像用の第1のs偏光L2は、立体画像表示装置1のほぼ正面の領域よりも図中左側の外の領域A2において、観察者から平面画像として見える。同様に、それぞれのプロジェクタ6から出射されスクリーン10に入射した平面画像用の第2のs偏光L3は、立体画像表示装置1のほぼ正面の領域よりも図中右側の外の領域A3において、観察者から平面画像として見える。
このように本実施形態によれば、立体画像を観察可能な領域A1を立体画像表示装置1のほぼ正面に確保できるとともに、この立体画像を観察可能な領域A1の左右の外側に、平面画像を観察可能な領域A2,A3を確保することができる。これにより、スクリーン10に表示される画像の視野角を飛躍的に拡大することができる。ここで、平面画像を観察可能な領域A2,A3を広げることの利点としては次のようなものが考えられる。この立体画像表示装置1を街頭での広告用表示装置として用いた場合、スクリーンの画像に対して、より多くの人達からの注目を集めることが重要である。そのためには、スクリーンの視野角を広げることが有効であり、しかもその場合の画像は平面画像で十分用が足る。したがって、本実施形態によれば、特に広告用立体表示装置として有用性に優れた立体画像表示装置を提供することができる。
<変形例1>
次に、第1の実施形態の変形例1を説明する。
図9は本変形例1の立体画像表示装置の構成を示す平面図である。
上記第1の実施形態では、第1のs偏光をY軸方向の一方の側に屈折させながら透過させる第1の偏光ビームスプリッタ11と、第2のs偏光をY軸方向の他方の側に屈折させながら透過させる第2の偏光ビームスプリッタ12とを組み合わせたスクリーン10を採用した。これに対して変形例1では、第1の偏光ビームスプリッタ11と第2の偏光ビームスプリッタ12のそれぞれの光学特性を有する第3の偏光ビームスプリッタ40をスクリーン10に採用したものである。第3の偏光ビームスプリッタ40の出射側には、第1の実施形態と同様に垂直拡散スクリーン(微小拡散フィルム)13が配置される。この構成によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
<変形例2>
次に、上記の第1の実施形態の変形例2を説明する。
図10は本変形例2の立体画像表示装置の構成とプロジェクタ6から出射される光の光路を示す図である。図11は本変形例2のプロジェクタ6内に配置された偏光板28Aの構成を示す図である。
図11に示すように、本変形例2においてプロジェクタ6内に配置された偏光板28Aには、液晶パネルユニット24の液晶パネルの第1の空間変調領域P1に対応するs偏光領域b1と、同液晶パネルの第2の空間変調領域P2に対応する第1のp偏光領域b2と、同液晶パネルの第3の空間変調領域P3に対応する第2のp偏光領域b3とが設けられている。すなわち、本変形例2で用いられている偏光板28Aは、第1の実施形態で用いられた偏光板28(図5)に対してpとsとの関係をそれぞれ逆にしたものである。また、スクリーン10において、画像光の最も入射側には1/2波長板50が追加されている。
すなわち、本変形例2の立体画像表示装置201において、プロジェクタ6から立体画像用のs偏光L1aが出射されると同時に、平面画像用の第1のs偏光L2aおよび平面画像用の第2のs偏光L3aが出射される。
プロジェクタ6から出射された立体画像用のs偏光L1aはスクリーン10の1/2波長板50でp偏光L1に変えられた後、第1の偏光ビームスプリッタ11及び第2の偏光ビームスプリッタ12をそのまま透過し、垂直拡散スクリーン13により特に垂直方向に広角に拡散される。
一方、プロジェクタ6から出射された平面画像用の第1のp偏光L2aと第2のp偏光L3aはそれぞれ1/2波長板50で第1のs偏光L2および第2のs偏光L3に変えられた後、第1の偏光ビームスプリッタ11及び第2の偏光ビームスプリッタ12に入射する。以降の作用は、第1の実施形態と同様である。すなわち、第1のs偏光L2は、第1の偏光ビームスプリッタ11にてY軸方向に屈折され、第2のs偏光L3は、第1の偏光ビームスプリッタ11をそのまま素通りし第2の偏光ビームスプリッタ12にてY軸方向に屈折される。この構成によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
[その他の変形例]
上記実施形態では、スクリーン10において、プロジェクタ6側から出射される光の進行方向に第1の偏光ビームスプリッタ11、第2の偏光ビームスプリッタ12の順にこれらを配置した。本発明は、これに限定されず、第2の偏光ビームスプリッタ12、第1の偏光ビームスプリッタ11の順にこれらを配置してもよい。
偏光板28及び偏光板28Aについて、それぞれ領域a1,a2,a3,b1,b2,b3のY軸方向の長さは適宜選定することが可能である。立体画像の観察が可能な領域(図8のA1)をより広くとりたい場合には、水平方向で中間に位置する領域a2の水平方向のサイズをより大きくとればよく、逆に、平面画像の観察が可能な領域(図8のA2,A3)をより広くとりたい場合には、水平方向で両端に位置する領域a2,a3,b2,b3の水平方向のサイズをより大きくとればよい。
上記各実施形態では、垂直方向(Z軸方向)にもプロジェクタを複数の配設した場合を示したが、水平方向に一列に複数のプロジェクタを配設したものであってもよい。
1,201 立体画像表示装置
6 プロジェクタ
10 スクリーン
11 第1の偏光ビームスプリッタ
12 第2の偏光ビームスプリッタ
13 垂直拡散スクリーン
15 画像信号生成部
21 光源
24 液晶パネルユニット
28,28A 偏光板(偏光部)
29 投射レンズ群
40 第3の偏光ビームスプリッタ
50 1/2波長板
a1 p偏光領域(中央領域)
a2,a3 s偏光領域(端部領域)
b1 s偏光領域(中央領域)
b2,b3 p偏光領域(端部領域)

Claims (5)

  1. 水平方向で中央領域とこの中央領域の両側の2つの端部領域とに全体が区分され、前記中央領域で入射光を立体画像信号により空間変調し、前記2つの端部領域で入射光を平面画像信号により空間変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子の前記中央領域で空間変調された立体画像光を偏光面が互いに直交する2種類の直線偏光のいずれか一方の直線偏光に変換し、前記空間光変調素子の前記2つの端部領域でそれぞれ空間変調された平面画像光を他方の直線偏光に変換する偏光部と、
    前記偏光部を通過した前記2つの平面画像光をそれぞれ水平方向に屈折する屈折部と
    を具備する立体表示装置。
  2. 請求項1に記載の立体表示装置であって、
    前記一方の直線偏光はp偏光であり、前記他方の直線偏光はs偏光である
    立体表示装置。
  3. 請求項2に記載の立体表示装置であって、
    前記屈折部の透過光を垂直方向に拡散する垂直拡散スクリーン
    をさらに具備する立体表示装置。
  4. 請求項3に記載の立体表示装置であって、
    前記空間光変調素子に光を入射する光源と、
    前記偏光部を通過した画像光を投射する投射レンズ群とをさらに具備し、
    少なくとも前記光源、前記空間光変調素子、前記偏光部及び前記投射レンズ群でプロジェクタが構成され、前記プロジェクタが水平方向に複数配置されている
    立体表示装置
  5. 請求項1に記載の立体表示装置であって、
    前記一方の直線偏光はs偏光であり、前記他方の直線偏光はp偏光であり、
    前記屈折部は、
    前記偏光部を通過した前記画像光の直線偏光の向きを90度回転させる波長板と、
    前記波長板より前記s偏光とされた前記平面画像光を水平方向に屈折する偏光ビームスプリッタとを具備する
    立体表示装置。
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